【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第二十九幕


連続拉致強姦事件再び


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 二〇二十一年処暑中元。太陰太陽暦七月二十三日。
 (この二十四節気は平気法によるものです)
 二〇二十一年八月三十日。
 越後湯沢。如月鬼堂の居間である。
 熱海、長野、生駒の三店舗の店長と南七香が来ていた。
 緊急事態宣言の延長が行われる可能性に対しての会議である。
 杉下一行が朝早く動画ファイルを送って来ていた。
 また連続拉致強姦事件の犯人かそれを真似た模倣犯の海賊動画である。
 被害者は荒川をゴムボートで流されて来て三峰口付近の岩に引っ掛かって発見が遅れた。
 ゴムボートは漂流品を拾って修理したものである。犯人に繋がる手掛かりとはならない。
 被害者は菅井優華。二十五歳。外務省職員である。
 如月鬼堂らは会議と重なったが動画の内容を確認する。会議の方は暫く現状維持しか対策は無い。
 菅井優華は床に磔にされた状態である。
 大の字に寝かせられ床に埋め込まれたフックに手首、脚首、膝を固定されている。
 部屋の状況は以前の連続拉致強姦事件と変わらない。
 動画は強姦して輪姦すのが終わったところから撮影している。
 菅井優華は恐怖に表情を引き攣らせていた。
 「これからお前の感度を試す。俺逹が何者かは分かるな」
 男の声は抑揚がない。
 これまで犯人の声は消されて被害女性の声だけが残されていた。今回から抜海駅事件の犯人の真似をしてか白い字幕が流れている。
 「やめてーーーーーーーーーー。もう散々弄んだでしょう」
 菅井優華は悲痛な声で叫ぶ。
 「これからが本番だよ。女の性の極致を味あわせてやる」
 「やめてーーーーーーーーーー。そんなの要らないよーーーーーーーーーー」
 菅井優華は叫び拒絶する。
 それを無視して防護服にマスク、サングラスの男らは菅井優華の窒にローターを押し込む。
 最初は二つ入れる。
 「いやあーーーーーーーーー」
 二人の男が太股を押さえてスイッチが入る。
 「うーーーーーー。う、ううーーーーーーーーーーー」
 菅井優華にとっては強い責めである。声を抑える事はできない。
 男らはじっくり責めながら徐々に強化してゆく。
 「いやあーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あはあ、あーーーーーーーーーーーん」
 男らはローターをもう一つ押し込む。
 「あーーーーー。もう無理。いやあーーーーーーーーー」
 菅井優華は堪らず叫ぶ。
 一気に責めは強くなる。
 「あーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー」
 菅井優華の表情は一気に破裂した。
 更にもう一人加わってクリトリスを電マで刺激する。
 「あ、あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーん」
 既に菅井優華の股間は微妙に震撼している。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」
 菅井優華は堪えられず失禁してしまう。
 男らはサングラスとマスクの裏でほくそ笑む。
 ここで一度スイッチを切った。
 「あはあーーーーーー。あはあ、あーーーーーー。あはあ、あーーーーーー」
 暫く菅井優華の躰の震撼と荒い息遣いは修まらない。
 そのまま電マでクリトリスを責める。
 「あーーーーーあはあーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーー」
 菅井優華の表情はこれまで以上に軋み躰は震撼する。
 「あーーーーーあはあーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」
 菅井優華は更に強い逝き顔を晒した。
 ここでローターを全部抜き取る。
 窒の中は薄いゼリー状の液に塗れていた。
 男らはそこに更にローションを流す。
 こんどはドリルバイブである。
 「えーーーーーーーーー。いやだーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」
 菅井優華はドリルバイブを見て恐怖に悲鳴を上げる。恐ろしいものが自分に入って来るのである。
 だが菅井優華が抵抗しても容赦なく濡れきっている窒にドリルバイブは押し込まれてゆく。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 菅井優華の悲鳴を無視してスイッチが入る。
 「あーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーー」
 菅井優華は強烈に顔を振って搾り出すように声を上げた。
 「あがあーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがあーーーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 菅井優華は首を右に左に傾けて逝き声を搾り出し続ける。躰は強く突っ張り顔は薄紅色に染まっていた。
 男はさらにスイッチをスライドさせる。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大きく逝き声が轟いて股間は強く震撼していた。顔はさらに紅く染まる。
 「あがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 顔は強く軋む。次の瞬間首が倒れた。
 失神したのである。
 菅井優華は目を瞑って口を開いたまま固まっている。
 男らはこれでもまだ赦さない。
 菅井優華を電気ショックで起こす。
 「はあーーーーーーーーーーーーーーー」
 菅井優華は直ぐに意識を戻して恐怖に震える。
 「いやーーーーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーーーーー」
 菅井優華は恐怖に泣き叫んだ。
 次は浣腸器を用意している。
 「あーーーーーーーーーーーー。いやーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーー」
 冷たさに浣腸器のシリンダーは半透明に濁っていた。
 究極に腹が痛くなることは想定できる。
 二人が左右から菅井優華の太腿を押えて一人が浣腸器をアナルに刺し込む。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 容赦なく浣腸液は菅井優華の直腸に入ってゆく。
 「やめてーーーーーーーーーー。い、いたいよーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー」
 菅井優華は腹の痛みに藻掻き震え続けた。
 アナル栓を押し込んで暫く苦しむ姿を愉しむ。
 「う、うう、うぐううーーーーーーーーーー。ううぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 直腸を空にすれば良い。
 二本目のドリルバイブが用意されていた。こっちは細くアナル用である。
 菅井優華は排泄シーンが動画に公開されてしまうことは既に知っていた。
 ニュースではそこまで報じられないがSNSで拡散されて巷には噂が蔓延されている。
 「う、ううーーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーー」
 菅井優華は腹の痛みにもう堪えられない。普通の浣腸液ではない。きりきりに冷やした石鹸水である。
 男らは頃合を見て腰の下に透明なボウルを置いた。
 そのままアナル栓を抜く。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー」
 菅井優華にはどうする事もできない。
 痛みに堪えられず流れ出る便に羞恥の破局を噛み締めた。
 臭気が地下室に充満する。
 一番恥かしい女の部分は動画の中に確り公開されてしまった。最早絶望以外ない。
 ボウルの中には茶色い水に透けて大量の便が流れ出ていた。
 「あーーーーー。酷い。酷すぎる。ああはあん。ああ」
 菅井優華は天井を見上げて絶望に放心する。
 菅井優華はこの事態に至るに遊び歩いたわけではない。自宅に帰って寝ている間に拉致されたのである。
 目が覚めたら輪姦されていた。男の一物が自分に入った状態で目を覚ましてじわじわ夢ではないことを悟る。
 菅井優華は新長瀞の駅付近に新築した高級賃貸マンションに引っ越したばかりであった。
 この駅は最近開通した新線(現実には無い架空の新線です)の駅でようやく高崎迄全線開通したばかりである。
 特急は止まらない。まだ単線で時間に二本快速急行が来るだけの無人駅であった。
 少し離れて建売住宅の集まりが幾つか建っている。
 川沿いにはマンションが三棟点在していてその二つで拉致が行われた。
 男らは引越し業者に偽装して部屋に催涙ガスを流し込み菅井優華を拉致した。防犯カメラの位置などは事前に調べてあった。
 同じマンションから二人拉致した。さらに近くの別のマンションからもう一人を拉致した。
 マンションに侵入するのも拉致するのも裏サイトから募集した応募者である。
 前金二十五万。後金一人に付き二十五万を提示していた。
 合計百万の報酬である。
 所定の位置にトラックを運ぶまでが依頼内容となる。
 引き受けたのは以前にやった寺門一、玉川亮、東秀雄の三名である。
 完全に帽子、鬘、サングラス、大きなマスクで変装させている。
 菅井優華に男はクスコを挿入した。
 「あーーーーーーーーー。やめてーーーーーーー。どうしてそこまでーーーするのーーーーーーーーー」
 さらにアナルにも開口器を挿入する。
 内部を小型カメラでじっくり撮影する。
 「やめてーーーーーーーーーー。もうやめてーーーーーーーーーーーー」
 菅井優華はヒステリックに喚く。
 男らは全く動じない。
 電動歯ブラシの先にローターが付いた様なアイテムを取り出す。
 二本持っている。
 「何するのーーーーー。いやあーーーーーーー。もうやめてよーーーーーーーーーーーーーーー」
 菅井優華は半狂乱にさらに喚く。
 「これで両方の穴から責めてやる。気持ち良く成るぞ」
 男の抑揚のない声は菅井優華の怯えた神経を浮かすように逆撫でしてくる。
 「要らないよーーーーーーーーー。もうそんな事しないでーーーーー。もうやめてーーーーーーーーーーーー」
 菅井優華はどんなに躰が反応していても不本意極まりない。
 男はお構いなくアイテムの先端に付いた小さなローターをアナルの奥と娼婦の泣きどころの反対側に当てた。
 二つの穴の奥に直腸と窒の重なる部分を両側から責める。
 強い刺激が一気に菅井優華を襲う。
 「あーーーーー。あーーーーーーーーーー。あはあ、あーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーー」
 菅井優華は藻掻き抵抗するが無駄な抵抗である。
 「あーーーーーーーーーー。あはあ、あーーーーーー。あはあ、あーーーーーーーーーーー」
 直ぐに官能に引き寄せられ逝き顔を晒し続けた。
 「さあ。仕上げだ」
 二人が二本のドリルバイブを持つ。クスコとアナル開口器は抜いてしまう。
 「あーーーーー。もうそれはやめてーーーーーーー。」
 菅井優華は泣き悲鳴で訴えた。
 一人目が細い方のドリルバイブに大量のローションを塗る。
 「いやあーーーーーーーーーー。もういやあーーーーーーーーーー」
 男は容赦なくアナルに細いドリルバイブを差し込む。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 菅井優華はアナルに進入した異物に悲鳴を漏らす。
 アナルのドリルバイブは停止したままでもう一人が窒に太い方を突っ込む。
 「う、ううーーーーーーーー」
 菅井優華は強烈な責めの恐怖に慄く。顔を究極に引き攣らせていた。
 窒だけスイッチを入れる。これは振動とピストンだけではない。振動しながらピストンと回転運動をする。
 「ぐうお、おお、おーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーー。ぐうおーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーー」
 菅井優華は踏ん張るが堪えられず顔を破裂させて強く躰を捩って藻掻く。
 濃い美人顔である。それが究極の逝き顔に崩れている。
 暫くそれを愉しんでアナルのドリルバイブもスイッチを入れた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 菅井優華は一気に墜ちてしまう。
 今度は白目を剥いて固まってしまっていた。
 その姿を暫く動画に収める。
 暫く間を置いてもう一度電気ショクで起こす。
 「うおーーーー」
 菅井優華は恐怖に目を見張っていた。
 もう一度窒に差し込まれたドリルバイブのスイッチを入れる。
 「ううおーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーー。ぐうおーーーーーーーーーー」
 菅井優華はまったく抵抗できない。
 ドリルバイブに翻弄され逝き続ける。
 そして失禁と失神を繰り返した。
 また電気ショクで起こす。
 「そんなに逝くのが嫌か」
 男は静かな口調で聞く。
 「嫌だよーーーーーーーーーー」
 菅井優華はきっぱり答えを叫ぶ。
 「判った。逝かないようにしてやる」
 男の静かな口調は菅井優華を一気に恐怖に追いやる。
 「・・・・・・・・・」
 菅井優華は一瞬間頭が空白になった。
 「なに。何言っているの」
 菅井優華は恐怖に引き攣る。
 「これからお前のま○○こを焼いて感度を取り去るのだ」
 「何ですって!!」
 菅井優華は恐怖に叫ぶが成す術はない。
 医者の男が麻酔を掛ける。
 
 菅井優華が次に気が付いたのは病院のベッドの上である。
 それは八月三十日であった。拉致されて三日が過ぎている。
 菅井優華は警察の聴取に対して動画に映っている以外の何も犯人について答えられなかった。
 警察の聴取の後で医師から状況を説明され絶望の底に堕ちる。
 感度を失っただけではない。子宮も摘出されていた。
 動画がばら撒かれたことは間違いない。退院してももう登庁はできない。
 もう結婚も彼氏もできない。この先仕事に就くことさえできるかそれも分からない。
 省の誰もが動画を見ているかもしれない。
 誰が面会に来ても会いたくなかった。
 
 連続拉致強姦事件の犯人六人のアジトある。
 「今日は二人目だな」
 残る二人は地下室に眠らせたままであった。
 「こいつを乾式メタン発酵で処理するのだな」
 「そうだ。発酵残さとガスに成って何も残らない」
 この男は廃棄物処理業及び収集運搬業の社長である。
 その他は川口の会長、葬儀会社の社長、医者、運送会社の社長、そして印刷会社の社長の六人となる。
 まだ三時過ぎである。ガラス張りのテラスで生ビールを飲みながら肉を焼く。
 「三人目の処分はどうする」
 「どこかの無人駅に放置だ」
 「何処にする」
 「四国の事件が坪尻付近だったから黒潮鉄道と予土線の若井駅はどうだ」
 「良いかもな」
 「捨てに行く方を先にやらないか」
 「そうするか」
 話は纏まった。
 
 九月三日。
 越後湯沢。如月鬼堂の居間である。
 館山弁護士と本多椿が来て明日土曜日の対応を検討していた。
 重なる模倣犯の事件と連続拉致強姦事件の犯人が起こしたと思われる今回の事件に関してインターネットアダルト放送での発言内容の検討である。
 「確信や北海道警の来訪には触れないことです」
 館山弁護士は危険を避けることを第一に警告する。
 「確かに危険は避けます。でも面白くするには何処まで仮説の範囲で事実に近い論説にするかです」
 本多椿は番組の視聴率を強く考慮したい。既に人気MCと成っていたのである。
 「暴走した田中巡査長自殺したな」
 如月鬼堂は直前のニュースで知った。
 「確かに馬鹿よね」
 本多椿も呆れる。
 「今回は模倣犯と連続拉致強姦事件の犯人の違いらしきに絞るか」
 如月鬼堂はSM的観点からの解説に絞りたい。
 そんな矢先杉下一行から動画が転送されて来る。
 そして瀬里菜がテレビの報道に気付いた。
 被害者は若林優子二十七歳。四菱電業経理社員である。
 黒潮鉄道と予土線の若井駅に木製でかつ手製のキャリーバックに入れて放置されていた。
 六時台の運転士は誰も気付かない。発見したのは八時四分の予土線窪川行きの運転士であった。
 如月鬼堂らは動画を再生する。
 まったく同じ地下室らしき場所である。
 同じように床に埋め込まれたフックに両腕を広げて手首と二の腕を固定されている。
 だが脚はV字開脚にされていた。
 手首の近くに新たなフックが埋め込まれていてそれに左右脚首が固定されている。
 女の部分がアップになるとその部分の崩れ方から輪姦されたと判る。
 V字開脚にされた太股が横幅二センチくらいの書類を挟む黒いグリップで鋏み付けられた。
 太股の内側と外側合わせて四系統で三センチ置きくらいに鋏みつけてゆく。
 左右から二人が掛かっていた。
 剥き出しの銅線が這わされ銅線と一緒にグリップで皮膚を鋏んでいく。
 前に見た大庭信一郎のやり方である。
 如月鬼堂と館山弁護士は互いに厳しい表情で顔を見合せる。
 クリップを付ける二人の体は映らないように映す範囲を考慮していた。さらに動画に修正を加えている。
 電源は離れたところに有って別の男が操作していた。
 若林優子は意識を失ったか眠らされていたようである。
 「う、う、う、う、う。あーーーーーーーーーー。がああーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若林優子は電流を流されて意識を戻して驚き悲鳴を上げた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーー」
 若林優子は藻掻き暴れ悲鳴を絞り出す。
 トランスを操作している男は電流を切っては流すのを繰り返した。
 「う、う、おーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおーーーーーーーーーーーーーーー」
 若林優子の躰は小刻みに早く震撼する。
 既に口から僅かに泡を噴いていた。
 それでも電流を切ってはまた入れる。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー」
 若林優子の断末魔のような悲鳴と共に潮が噴き上げた。
 潮は不均衡に閉じ合わせた粘膜の間を割って小さな濁流のように流れ出している。
 直ぐに電流は切られた。
 「やめてーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー」
 若林優子はうわ言の様に叫び続ける。
 男らはクリップで鋏んみ付けている銅線を二人が二本ずつ持った。
 若林優子にもそれを引っぱられると判る。
 「あーーーーーーーーーー。いやーーーーーーーーーー」
 恐怖に金きり声で叫ぶ。
 男らは合図する。
 「うぐーーーーー。お、お、お、おーーーーーーーーーーーーーーー。うごおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若林優子は暴れる。さらに躰は強烈に震撼する。
 「うおーーーーーーーーーー。う、う、おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若林優子の震えはなかなか止まらない。
 「いったい何なの。何で、何で私がこんな目に遭うのよ」

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