【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第十六幕
陰湿拷問そして恨み逆恨みの連鎖
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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二〇二十年白露下元。太陰太陽暦八月十五日。
(この二十四節気は平気法によるものです)
十月一日。
越後湯沢のマンション最上階。如月鬼堂はビールを飲みながら執筆を続ける。
ワイドショーはアメリカ大統領選挙に集中していた。
どの局もバイデン氏が優勢の支持率を数字で公開する。それでも当選の行方は曖昧に報道していた。
珠洲は埼玉の事務所に向かった。瀬里菜は愛好会の事務処理に追われている。
「パパ。あの支持率の開きでもトランプ大統領が勝つの」
瀬里菜は先週放送されたインターネットアダルト放送での如月鬼堂の解説と比較して追及する。
「あくまで予想だが。アメリカのマスコミが出す支持率には二つの大きな誤差がある」
「どういう誤差なの」
瀬里菜はミニワンピース姿である。下着は着けてない。先程までは全裸であった。
割烹料理店がミニ懐石の出前を届けて来たのでワンピースを被って出る。
僅かなスカート一枚の股間。見えないが躰を透かすような男の視線がその部分に当る。その優越感が気持ち良いらしい。
「一つは番組で解説した。熱狂的な支持者以外簡単にトランプ大統領支持を表明しない」
「あとはリベラル寄りのマスコミが脚色するから」
「あれは少し言い過ぎだった。脚色というより極めてリベラル寄りに報道するということだ。数字が充てに成らない事に変わりないが」
「またパパの言い過ぎ。それでもう一つの理由は」
「アメリカで投票するには有権者登録が必要だ。有権者登録をしてない人も支持は表明する」
「共和党支持者に有権者登録のない人は居ないけど。民主党はそうでないという事」
「そうだ」
「ふーん。ところで愛好会。入会希望の人で溢れているよ」
「そんなに今の日本にサディストが多いか」
「そこまで行かないよ。年配者の参加が多いから。現代の社会と女性に不満を持っている人がパパの会に興味を持つみたい」
瀬里菜は入会希望者のコメントも見ている。
「そうか根っからサディストではないが不満の捌け口という場合もあるな」
如月鬼堂はこっちを警戒している。こういった連中に遊ばせると馬鹿な事をしかねない。
「七百人を超えるよ。どうする」
「もうじき野球場などの五十パーセント制限が解禁される。そうすれば当分問題ないよ」
「解禁されるの。危険を指摘する専門家も居るよ」
「リベラル系は感染さえ抑えれば良いと考えているからな」
「大丈夫パパ」
「増やしたくないなあ」
「無理だよ。公募じゃなくて紹介なのに紹介者が強引に紹介して来るよ」
「募集打ち切りは有りだがな」
「無理だよ。紹介を止めても紹介者がその前の紹介者にエスカレーションして最後は大河内先生とかまで回ちゃうよ」
「うーん。困ったな。樽常氏からも直訴されるしなあ」
「どうするの〜」
「明るく言うなよ」
如月鬼堂の手は瀬里菜のスカートの中に入っていた。瀬里菜の顎は如月鬼堂の肩に乗っている。
さらに如月鬼堂の指は瀬里菜の女の奥に進む。
瀬里菜は腕を廻して抱き付いていた。
連続拉致強姦傷害事件。その防護服六人のアジトである。
今日は地下室ではない。テラスから下の町と向こうの山まで見渡せる。素晴らしいロケーションである。
「派手に総て終わったな」
バーベキューを囲んで生ビールを飲みながら一見は田舎の暇人の長閑な集まりと見える。
「当分油断はできないよ」
「俺たちが捕まったらどうなる」
「関東帝国銀行さいたま支店の件だけで全員死刑だよ」
この山荘の持ち主で川口の会長である。
「それがなければ」
「拉致監禁暴行障害。二十年は硬いな」
「俺たちは寿命の方が短いか」
「逆だよ。刑務所じゃ長生きする。死刑なら懲役は無い。そっちがいいな」
「金は有るのだ。捕まりたくはないな」
「そうだな」
麓の葬儀会社の社長である。
「俺たちで闇SNS立ち上げないか」
「やりたいが。それだけの知識は無い」
「資金力もそこまでは無いのじゃないか」
「そうだな」
「クラウドファンティングで集めてどうかな。煩い制約のないSNSとして」
「止めた方が良い。直ぐに反社会的と叩かれて終わる」
「SNSの規制には一々腹が立つ。意義は感じる。だがそんなのをやっても直ぐ捕まる馬鹿な奴らの犯罪に使われて逆効果だ」
川口の会長がきっぱり宣言する。
「そうだな」
これも葬儀会社の社長が頷く。
「何か鬱憤が溜まるな。スカッとする事やりたいよ」
「ところで制裁した女達のその後が見たくないか」
「それは一番危険だ」
「詐欺の受け子を募集する様に実行役を募集して追加のお仕置きをさせてどうかな」
「面白い」
「闇サイトを使って報酬五百万くらいでやるか」
「誰を標的に」
「俺達がやったと嘘のリークをしたのにまだ真犯人が釈放されない。あの女運転手を狙おう」
「それは良い。顔も見えない。確固たる根拠もないのにこの乗客が犯人と言い張る。こういう奴が痴漢冤罪を作る。お仕置きは必要だ」
「じゃあ。やるか」
「そうだな」
十月五日。原直子は一度運転手に復帰した。だが心無い客の視線に堪えられず数日前に退職してしまう。
その日はスーパーで買い物をして帰る途中であった。
原直子の住居を防護服の六人が突き止める。
SNSの心無い人物の簡単な書き込みから範囲を特定できたのである。
裏サイトで雇った人物には前金二十万。後金四百八十万を提示した。何の目的か。唯の資産を投じた遊びなのだろうか。
応募して引き受けたのは寺門一、玉川亮、東秀雄の三名。命知らずは多い現代である。
三名は指定された防犯カメラのない人目もない場所で集合した。其処に二トントラックとスーパーデッキを積んだ二トン車が置かれている。
指示書の他必要な物はその座席及び荷台に有った。
そこで指示書に書かれたやるべき事の総てを読みながら確認する。言わなければいけないセルフは総て書かれていた。
受け取る成功報酬が高い。成果が認められなければ減額又は前金のみと成ってしまう。
失敗して逮捕された場合も前金で終了である。
十月十五日。埼玉県東松山市。
駅を離れると完全に田舎町である。
小さな三階建て賃貸マンション。その二階の一室に引越し屋と思しき作業服姿が向かった。玉川亮である。
鍵穴から催眠ガスを注入する。原直子は部屋の中でまだテレビを見ていた。そのままベッドの横に静かに倒れる。
寺門一、東秀雄の二人が下の路上に止めたトラックからスーパーデッキを窓に接続する。
ガラスを切り抜く小型の機材で鍵穴の近くに穴を開けた。
窓から入って玄関の鍵を開けて外に居る玉川亮を中に入れる。
マニュアルを見ながら原直子の躰を縛ってしまう。そのままキャリーバックに詰めて運び出す。
そしてマニュアルの地図を見ながら山の中の一軒家に向かう。
三名は原直子をキャリーバックに入れたまま居間に降ろした。
作業着の上から防護服を着けて大き目のマスクを掛ける。マスクの裏面には両面テープが貼り付けられていた。
裏紙を剥がして顔にぴったり貼り付ける。
その家は持ち主が近くに居ない。放棄され始めた空き家である。
地下室は存在しない。加工してコンクリらしき壁で囲んで地下室に見せかけている。
床には筵が敷かれその外側にフックが四つ埋め込まれていた。
原直子をキャリーバックから出して一度縄を解く。床に大の字に寝かせて手首脚首を床のフックに縄で固定する。
股間は閉じられないように百二十度に開かれてしまう。
原直子の太腿には淫女と焼かれた焼印の痕が残っている。やや垂れ気味の左の乳房にも焼印の痕があった。
ドテに黒い塊は殆んどない。抜かれてしまって僅かに抜き残した部分が残っているだけである。
そのドテにも焼印の痕が確認された。
綺麗でスタイルの良い女である。だが全裸にした躰は無残に潰されている。
だがその無残な躰は三人の男を逆に欲情させた。
三人は原直子の女の部分を広げる。薄橙の粘膜と膣口、尿道の小さな亀裂をじっくり鑑賞あいた。
更に綿棒を取り出す。
「こうやって粕を採取して本人に見せる。これも羞恥責めとSM小説に書いてあったな」
東秀雄である。
「如月鬼堂か」
玉川亮が自分も知っていると作者名を指摘する。
「そうだ」
「そろそろ始めるか」
寺門一が始めようと促す。時間は限られている。
「おう」
「そうだな。早いとこやっちまおう」
玉川亮が道具を入れた箱からスタンガンを出して原直子の肩に充てた。
「あはあーーーーー」
意識を回復した原直子は驚愕の表情で三人を見る。
「あんたらは」
「久しぶりやな」
「遣り残した事があってな」
「えーーーーーーーーー。そんな」
原直子は狼狽する。
どうして六人は逮捕された。
「脱走したの。ああーー。保釈」
原直子は事態を戸惑い一気に憶測を駆け巡らせる。
「違うよ。あんたの訴えた冤罪者は気の毒に拘置所の中だよ」
東秀雄が諭すように言う。
「そ、そんな。そんな」
そんな筈は無い。あの中の一人は私の注意を聞かなかった奴に違いない。声色、腕の雰囲気、何とない空気。絶対に違いない。
「納得行かないか」
「何で三人なの」
それなら他の事件も全部六人であった。原直子は放送内容で確認している。
「あんたが最初の標的だった。あの時はまだ計画が浅かった。それを追加するだけだから」
東秀雄が覚えた台詞で宣言する。
「ああ。そ、そんな。あの六人が冤罪。嘘よ」
「嘘じゃない」
「あ、あたしをこんな躰にして。まだ何するの」
気丈に反論しても原直子の声は震えている。
「子宮の撤去だよ」
「止めてよ。何でそこまで」
「後の女達と公平にしないとな」
これも東秀雄である。
「それに冤罪を晴らしてやらないといけないから」
玉川亮が付け足たすように言う。
「あんた方が自首すればいいのよ」
言うだけ無駄な正論である。原直子はそれを怒りのまま吐きつける。
「馬鹿も休み休み抜かせ。警察が逮捕できないのを誰が名乗るか。お前をもっと苦しめれば良いだけだ。生意気な女はお仕置きだよ」
玉川亮が強い口調で詰るように畳み掛けた。
「ふざけるなーーーーーーーーーー」
原直子は力の限り怒りを破裂させ叫ぶ。
「お前のま○○こから採った粕だ」
東秀雄が綿棒で採取してガラス板に載せた粕を見せる。
「やめろーーーーーーーー」
原直子は堪らず叫ぶ。
後ろにはカメラが設置されていた。更に自分は屈辱に堕とされる。
それでも男らは原直子にアイマスクをさせる。順番に生挿入である。一人終わればセペで洗う。マニュアル通りに行うのである。
ここだけは後でカットする。
男らの体。特に防護服を一部外す部分は画像に残さない。
二穴挿入は諦めてアナルにバイブを挿入する。縛り直しを数回やらせると襤褸が出る危険がある。マニュアルはそれを避けて作成されていた。
バイブにはたっぷりローションを塗る。
「い、いっやあーーーーーーーーーーー」
それでも原直子は強く藻掻く。
「抵抗すれば痛いだけだぞ」
「やめろーーーーーーーーー」
原直子は叫び抵抗する。
「うう、ぐうう。ううーーーーーーーーーーー」
男らは強引にアナルにバイブを捻じ込む。抵抗を押し切られる原直子の呻き声が悲痛である。
男らは擬似二穴挿入で輪姦す。抜いたあと原直子の膣口から流れ出る情液だけが三回撮影された。
乳房やドテの焼印の痕も確り動画に収める。
ここから拷問開始である。
「どんなに堪えようとしても逝き顔を晒す事になる」
寺門一はドリルバイブを構えている。
アナルに入れたバイブは入ったままである。
「お前とすれ違う人間は嫌でもそれを思い出す。そして避けようと理性が有っても見てしまう」
玉川亮が態と詰る。
「どうしてそこまでするのよ!」
「お前のような女へ天誅だ」
玉川亮が強い口調で言う。
「何の為にそんな事をやり続けるのよ。被害者を沢山出して」
「女性の地位を叫び過ぎて今では女が神以上に扱われてしまっている。それに対する天誅だよ」
この玉川亮のセルフはなかなか依頼者の意に適っていた。
「そんな」
「俺達は下手な犯罪で直ぐ捕まる馬鹿どもにやり方を教えているのだよ」
また東秀雄がふざけた台詞を真顔で言う。
「何の為にそんな事するのよ」
「お前はそこまで知る必要は無い」
玉川亮が強い口調でばっさり斬る。
寺門一は膣に一気にドリルバイブを挿入した。今度はアナルのバイブとの二穴挿入である。
ローションをたっぷり塗っていた。強引に濡らされた膣は僅かな時間で乾いている。
「やめろーーーーーーーーー」
「お前。騒いでも中はさっきまでぐちゃぐゃだったよ」
「ちくしょーーーーー」
構わずスイッチが入った。
「ううおおーーーーーーーーー。やめろおーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーー」
原直子の表情は堪えられず一気に破裂する。
強姦した後の二穴挿入である。膣に入ったドリルバイブはピストンと回転運動をして更に振動もする。
「ぐうおおーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーー」
原直子は躰を固くして壮絶な表情で必死に抵抗していた。
「ううおおーーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーー」
腰は動く限り迫上がる。顔を右に左に動かし抉られるように襲い来る官能を跳ね返そうと藻掻き続けた。
目からは涙が流れている。
「ぐうおおーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーー。いやだあーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー」
股間は完全に震撼していた。
「ううおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
次の瞬間原直子の躰は沈む。目は白目を剥いている。
その姿を克明に動画に撮影した。
ドリルバイブは虚しく回っている。
ドリルバイブを抜いてアナルのバイブも抜く。やや便が着いていたのでそれも確り撮影する。
極太の浣腸器に冷やした石鹸水を準備していた。
失神したままの原直子のアナルに浣腸器を挿入する。
浣腸器のシリンダーを押して冷たい液を注入してゆく。
「うう、ううーーーーーーーーーー、うーーーーーーーーーーーー」
原直子は直ぐに意識を回復した。今度は腹の痛みに藻掻く。
「ううーー。浣腸!!」
原直子は怒りの視線を強くして叫ぶ。
「そうだ。お前の漏らす姿をばっちり」
寺門一が愉しそうに言う。
そう言いながらアナル栓を捻じ込む。
「・・・・・・・・・」
原直子は苦しみながら恨みを込めて睨み続ける。
「う、ううーーーーーー。ちくしょーーーーーーー」
原直子は腹を迫り上げ股間に力を込めて悶える。
「出したいか」
「ちくしょうーー。こんなことして」
「出したいか」
「苦しめ」
「おのれーーーーーーーーー」
腹の痛みはどんどん増してゆく。
「苦しむ顔も悪くないな」
「はっはっはっはっは」
「ちくしょーーーーーーーー。ふざけるなーーーーーーー」
原直子がどんなにぶちきれても痛みは強烈に浸透する。
「ううぐううーーーーーーーーー」
腰を捩って醜く藻掻き続けた。
「これを抜くとうんこ塗れの姿が撮影される。抜かないといつまでも苦しい」
東秀雄はじっくり嬲る姿勢である。
「やめろーーーーーー」
原直子の表情は苦しみに歪みきっていた。
十月十六日。越後湯沢。如月鬼堂のマンション。
原直子の動画は公開された。杉下一行は直ぐに如月鬼堂に転送する。
翌日土曜日はインターネットアダルト放送。如月鬼堂のコメンテーター出演日である。
テレビ会議で館山弁護士と打ち合わせを行う。
双方で動画を別の画面にアップしている。
「態々膣の奥をAVの様にクスコで広げてアップしていますね」
「この原直子という運転手なかなかの美人だ。へたなAV嬢ではここまでしても保存版にならない。表情に恥ずかしさと怒りが篭っていて受ける」
「この排泄シーンに藻掻き抵抗する。この真迫さはこれまでのばら撒き動画以上の内容です」
館山弁護士は内容に見入ってしまっていた。
「そうだな」
「AV嬢が稼ぎの為にやる演技とは緊迫感が違い過ぎます。どんなに人の良心とかに訴えても独身者は保存します。そのうえやくざが販売します」
館山弁護士は次の危険を予知する。
もちろん如月鬼堂も館山弁護士も動画は直ぐ処分する。危険極まりない。
「前回は動画が公開されてない。公開されなかった拷問が躰に残っている。それが限りなくそのマニアを陶酔させる。こっちの業界収入にも影響するな」
如月鬼堂は業界の収入を心配する。
「この原直子の諦められない藻掻きがサディストを陶酔させます。気性の確りした性格を滲み出す女だけにこの羞恥は最高ですな」
館山弁護士はここだけの話と本音を言ってしまう。ご他聞に漏れず如月鬼堂のSM愛好会に参加するメインメンバーである。
「この排泄の破局の表情はこれ以上ないな」
「ところで鬼堂先生。明日の件ですが。完全に非難しないと駄目ですよ」
「そうだな。これからあっちこちのニュースでコメンテーターが非難する。それを聞いてアレンジしよう」
「そうです。そこに時間は掛けられません。この事件に関するオリジナルな見解が重要です。私は資金力の有る集団の犯行と思います」
「そうだ。資金力がないと難しい犯行だ」
「今回子宮を取る場面まで入っています。残酷性が極限です。事故などで保険に入ってなかった人の賠償で使う隠れ売春があります。それを超えています」
それは川口の会長や大田正勝が遊んだ川口や生駒の旅館である。
保険に入ってない事故の示談が難しい。起訴をしてしまっても賠償は当面取れない。
それを示談に持ち込み被害者を救う。その為加害者には金を作ってもらわないとならない。
出張で使う様な安旅館はコロナの影響で客が無い。
そこで始めた闇商売である。
もちろん売春だけではない。極ハードSMである。服からはみ出る部分の躰に再生不可能な傷を負わせない。そのルールの範囲で相当の事が許される。
「この犯人らの資産を投じた遊びかな」
「それだけとは思えません。銀行も襲っています。でもあれは大田正勝のグループへの支援ですかね。でも今回は何故三人なのでしょう」
「多分ヒットマン。受け子の様なものかな」
「金で雇って。自分等の正体は見せない。捕まえても何も出て来ない。詐欺の受け子を使う連中より厳重でしょうね」
「どうも遊び的満足が強い気がする」
如月鬼堂はそっちで纏めたいようである。
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