【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第二十八幕
撮り鉄女性の惨劇
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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下川達平はさらにもう一個の卵バイブを指で持ってクリトリスの包皮を剥いて直に責める。
「あーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーん」
奈々枝は卵バイブの総攻撃に堪えられない。できるだけ声は抑えていた。それでも顔の表情は軋んでいる。
苦しみではない。逝き顔と判別が付く。
奈々枝は耐えられず小水を流してしまう。断続的に何回か弧を描いて噴き上げる。
逝き声、逝き顔は撮影した。後は強姦シーンが必要である。
これも下川達平が一人でやる。
だがこれが激しく動きすぎてスキンを膣の中で破ってしまった。
こうなると何れ下川達平のDNAから跡が付く。最早奈々枝を焼き殺す以外手段はなくなった。
八月十八日未明。
高司勲らは海岸線の小さな丘に隠れたところでドラム缶の中に入れて養生シートや衣服と一緒に奈々枝の躰を焼く。
その灰は海に流してドラム缶も洗った。
さらに他の物を入れて燃やし続ける。直ぐに発覚しない配慮である。
奈々枝の乗っていた車は墓地に乗り捨てたままにした。
その車の中にあった奈々枝のタブレット端末で撮影した動画をアップロードしてしまう。
村上治夫らは三日目にさらなるハード拷問を行った。
最後に江頭愛をキャリーバックに入れたまま深夜に抜海駅のホームに置き去りにする。
キャリーバックには江頭愛の排泄物を簡易便器ごと密閉して入れた。処分の手数を省いたのである。
村上治夫らは深夜のうちに動画を三日分一本に纏めてアップロードした。それは総て江頭愛のアカウントからである。
江頭愛の衣服は駅で焼く。江頭愛のタブレット端末も分解して焼けるものは焼いた。
焼けない部分はばらばらに場所を変えて捨てる。
そのまま三名はばらばらにさいたま市内に戻ってしまう。
動画投稿サイトにアップされた動画もアダルト動画の投稿サイトも大騒ぎとなる。
動画は『今日は昭和の親父の溜飲を下げる動画をお送りいたします』で始まっていた。
最初は江頭愛が稚内から撮影してきた内容である。
途中から拷問動画と変わる。
抜海駅に置き去りにされたキャリーバックは始発列車の運転士の通報で警察が回収した。
江頭愛は病院に運ばれたが意識不明である。
稚内警察署が捜査を開始する。
道警本部からは五係の小倉紘子警部と笛木祐子巡査部長が稚内署に向かった。事故死した田村祥司警視監から代わった高端早苗本部長の指示である。
小倉紘子警部と笛木祐子巡査部長はどちらも四十代。北海道警のベテラン刑事である。
抜海駅を最終列車が出た時点でキャリーバックはなかった。列車で運ばれた可能性もない。
待合室の前だったので最終列車の運転士は其処にキャリーバックがなかったと証言している。
目撃証言もなかった。
動画の内容から地下室で行われた模様である。だが地下を偽装した可能性も否定できない。
江頭愛が八月十五日に抜海駅で降りたことは抜海駅十時四十六分の運転士が確認している。
「動画の内容から三つに分割できます。犯行は三日に渡って行われたと考えられませんか」
笛木祐子巡査部長の推測である。
「被害者江頭愛の映像に現れている躰の状況からもそう考えられるね」
小倉紘子警部同意する。
「警部。もし三日に渡って拷問したのでしたらそんなに遠くからは運べないですね」
「近い空き家は稚内署が当たってくれていますが。北海道内は可能性がないとは言えません」
そしてもう一本の動画がアップロードされたことが道警本部から小倉紘子警部らにも通知された。
八月十九日。
高司勲は妻が帰らないと捜索願を出した。
それによってもう一人の動画の被害者が高司奈々枝と判明する。
二十以上若い妻が居なくなったのである。
高司勲は会話が繋がらないくらい取り乱していた。
「墓参りに行って帰らない」
高司勲はそう訴える。
「何処の墓地ですか」
「それが妻の実家の墓地でどこか私は知らないのです」
高司勲は名寄署の刑事の質問にそう答えた。
小倉紘子警部と笛木祐子巡査部長が名寄に向かう。
二人は名寄署でもう一度動画の内容を確認した。
「これは同じ犯人でしょうか」
笛木祐子巡査部長は疑問を呈する。
「別の事件かもしれませんね」
小倉紘子警部も同じ意識を持つ。
「拷問が行われた場所は微妙に違います」
笛木祐子巡査部長は二本の動画の映像に映ったバックからそう主張する。
「被害者の身柄は」
小倉紘子警部から名寄署の刑事への質問である。
「それが高司奈々枝さんの車は乗り捨てられて○○寺の墓地で発見されました。高司奈々枝さんの行方は判っていません」
名寄署の刑事が答えた。
「連続拉致強姦事件の犯人が別々に動いたとは考えられませんか」
さらに名寄署の刑事の意見である。
「連続拉致強姦事件の犯人が三人ずつ」
「そうです」
「やり方は連続拉致強姦事件の犯人に似ていますが。四国の例もあります。連続拉致強姦事件の犯人とどこか微妙に違います」
小倉紘子警部は違う見解を示す。
「六人の中に医者が一人だとすれば、そっちに医者が居なければ江頭愛さんが躰を斬られていないのは判りますね」
笛木祐子巡査部長は一応その可能性も多少残っているとは認める。
「もう一人の方に医者が居た可能性もなくはないね。とにかく高司奈々枝さんを早く見つけないと」
小倉紘子警部はどうであれ高司奈々枝を見つけることが重要と考えた。既に遺体の可能性も視野に入れている。
「これまで連続拉致強姦事件の犯人は判る所に放置しています」
「やはり何もかも微妙に違うわね」
小倉紘子警部と笛木祐子巡査部長はほぼ別の犯人で連続拉致強姦事件の犯人の仕業ではないと踏んでいた。
そこへ江頭愛が意識を回復したと連絡が入る。
小倉紘子警部と笛木祐子巡査部長は先に高司勲に面会する。だが殆ど捜査に必要な情報は得られなかった。
高司勲はまだ妻が見つからないのかの一点張りである。
興奮して殆ど聴取はできない状況で同席した駅前のホテルの支配人が代わりに対応した。
下川達平とは別の支配人である。
そのまま小倉紘子警部と笛木祐子巡査部長は道警本部からヘリを調達してもらって稚内の病院に向かった。
如月鬼堂の居間である。
連続拉致強姦事件の動画が配信されて杉下一行がメール転送してきた。
とにかく愛好会のメインのメンバーが集まってテレビ会議を併用して内容を確認する。
二日目に江頭愛の拷問に掛かる場面である。
男らの声は消されて字幕が出る。江頭愛の悲鳴はそのまま音声を残していた。
村上治夫らは昨夜と同じようにキャリーバックから江頭愛を出す。大股開きにして脚首を櫓に組んだ鉄パイプに縛った。
胸部は高手小手に縛ったままである。
ここから張間克典が撮影を開始した。
三人の姿は昨夜同様防護服、マスク、サングラス、医療用手袋である。
村上治夫が江頭愛をスタンガンで起こす。
「これからお前の恥ずかしすぎる姿を撮影する」
意識を戻してまだ照明に目がぼやけている江頭愛に村上治夫が宣告した。
「まだなにかするの!もうやめてーーーー。もういや」
江頭愛は直ぐにヒステリックに叫ぶ。
この場面から見ている如月鬼堂らは撮影日が変わったような時間の経過を認識した。
村上治夫が江頭愛のアナルに腸カテーテルを刺し込む。
「あーーーーーーーーーーーーー」
グリセリンを流し込む。
「あーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
江頭愛は一気に苦しみ始める。
「あーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーーー。いたいよーーーーーーーーーーーー」
江頭愛を腹の痛みが一気に襲い始めた。もう堪らず痛みを訴える。
「もっと苦しめ」
高円寺譲が言葉を浴びせる。
「やめてーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーー」
江頭愛は食事も摂ってない上に二日排泄をしてない。便は中で固まっている。それを溶かして出すのである。
江頭愛は苦しみに顔を究極に歪めて藻掻き続けた。
「あーーーーーーー。だめーーーーーーーー。たすけてーーーーー。もうゆるしてーーーーーーーーーー」
江頭愛はもうプライドどころではない。犯人に助けてと叫んでしまった。
「痛いか」
「いたいよーーーーーーーー」
顔は歪み切って腰は藻掻いている。
「カメラの前でうんこさせて下さいと言え」
高円寺譲が強制する。
「おのれーーーーーー。こんなーー汚い手・・・使って」
江頭愛は苦しみながらも怒りの言葉を吐き出す。
「まだ耐えるか」
「あーーーーーーーーーー。カメラ・・の・・まえで・・うんこ・・・させてーーーーーーー」
江頭愛は苦しみに堪えられず屈辱を噛んで言葉を吐き出した。
三名は歓喜の拍手をする。
「うぐうーーーーー。ちくしょーーーーーー」
江頭愛は苦しみと怒りに塗れる。
村上治夫が腰に角材を差し込みむ。お尻を浮かせたのである。
高円寺譲が簡易トイレを股間に当てた。
村上治夫がカテーテルを抜く。
茶色いどろどろの液体と共に小さく固まった便が流れ出る。
江頭愛には人格を殺される羞恥である。
「あはああ。あは。あは。はあ。はあ。はあ」
江頭愛は浣腸液が出てしまっても苦しみ続けた。
「もうだめーーーーーー。ゆるしてーーーーーー」
高円寺譲が江頭愛の股間からアナルをティッシュで拭く。
「・・・・・・・」
江頭愛はこれも堪らない屈辱である。
村上治夫は尿道責めの準備をしていた。
バルーンではない。細い尿道カテーテルである。
「今度はあんたのおしっこを採取するからな」
村上治夫がさらに無慈悲な宣言をする。
「やめろーーーーーーーー」
江頭愛は殆どヒステリー状態である。
村上治夫はそんな江頭愛の表情を愉しみながら女の部分を指で広げた。
「やめてーーーーーー」
江頭愛の叫びを聞きながら尿道の小さな亀裂に尿道カテーテルの先端を突っ込む。
「う、ううーーーーーーーーーーーー」
SM嬢なら悲鳴など上げない程度のことであるが江頭愛は呻き声を出さずに居られない。
村上治夫は尿道カテーテルの途中を抓んでいた。それを断続的に離して小水を流す。
「あーーーーーーー。あーーーーーーーーー。あはあーーん。いやあーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」
高円寺譲がプラスチックの瓶にそれを受ける。
村上治夫は尿道カテーテルを途中で抓んだままケースに入った長さ十センチくらいの針の束を高円寺譲に渡す。
「どうするのだ」
そう言って高円寺譲は尿道カテーテルを村上治夫の抓んでいる直ぐ下で抓む。
代わりに村上治夫が針を取り出す。
それを江頭愛の左の大陰唇の横から突き刺す。
「あ、はあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
江頭愛の甲高い悲鳴を他所にそのまま反対側の大陰唇を突き抜く。
「う、ううーーーーーーーーーーーーーーーー」
江頭愛はサイレンのように悲鳴を搾り出す。
そのまま四本を二つのクロス状に刺し貫いた。
三人は江頭愛の究極の悲鳴を愉しむ。
村上治夫は高円寺譲の抓んでいた尿道カテーテルの抓みを交代してスタンガンを渡す。
高円寺譲は針にスタンガンを当てた。
「ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がーーーーーーーーーーーーー」
腰を小刻みに震えさせ強烈な悲鳴になる。
村上治夫は尿道カテーテルを抜いてしまう。
「え。抜く」
高円寺譲が驚く。失敗である。
そのまま小水が飛び出る。
高円寺譲はスタンガンを離す。
「あーーーーーー。あはあ。ああーーーーーーー。あはあ。ああ。ああ。ああ。ああ」
江頭愛は白目を剥き始めていた。
ティッシュで零れた小水を拭いて簡易便器に投げ込む。
そのあと三人はご他聞に漏れず抽選で江頭愛を輪姦した。
その日も同じように江頭愛をキャリーバックに詰めて運び出す。そしてキャンピングカーだけ名寄の駅前に止める。
これがさらに捜査を撹乱した。
翌日も三人は同じように出発する。
その日は江頭愛にゼリー状の栄養剤を飲ました。江頭愛も空腹から抵抗しないで飲む。
まったく同じように縛っている。三人でこれが最後と輪姦す。
そこから最後の撮影を始めた。
「今日は痛いぞ」
「今日」
「おい」
高円寺譲が村上治夫を注する。
「あ」
村上治夫も失敗に気付く。
「今日は何日なの」
江頭愛は透かさず突っ込む。
村上治夫は無視してクスコを挿入する。
「あーーーーーーーーー」
村上治夫はそれを無視して螺子を回して抉じ開ける。
「うーーーーー。やめろーーーーーーーーー」
村上治夫はブジーを二本取り出した。一本を高円寺譲に渡す。高円寺譲はそれを張間克典に渡して撮影を代わる。
村上治夫はそれを尿道の亀裂に刺し込む。
「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
江頭愛は強烈な痛みに泣き叫ぶ。
「子宮だ」
村上治夫は張間克典にクスコの奥をペンライトで照らして指差した。
張間克典はブジーの先端を真っ赤な子宮口に突っ込む。
「うごおーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐごおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
江頭愛は躰を揺すって藻掻く。強烈な痛みである。
村上治夫は張間克典にスタンガンを渡す。
ブジーを指差した。
「いやあーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
江頭愛はこの上スタンガンを充てられては堪らない。怯え強烈に泣き叫ぶ。
張間克典は子宮に刺さったブジーとクスコにスタンガンを当てた。
「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううおーーーーーーーーーーーーーーーーー」
強烈な悲鳴になる。
さらに尿道のブジーに当てた。
「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーー」
江頭愛の躰はぶるぶる小刻みに震撼する。
そして失禁した。
村上治夫はそれを容器に受ける。
「口に開口器」
村上治夫は張間克典に口に使う開口器を渡した。
張間克典はそれを江頭愛の口の横で構える。
村上治夫がプライヤーで歯を抉じ開けた。
「うぐーーーーーーーーーー」
その間に張間克典が開口器を突っ込む。
「ぐごーーーーーーーーーーー」
村上治夫が二つプラスチックの瓶を翳す。
「これは一つがお前の小便。もう一つは爬虫類の小便を集めてきた」
「うごおーーーーーーーーー。うごーーーーーーーーーー」
江頭愛は開口器が口に入っていて言葉にならないが堪らず顔を振って喚く。
爬虫類の小便は嘘。調味料で適当に作ってそれらしい味にしただけの偽者である。
「まずお前のお漏らしした恥ずかしいしょんべんからだ」
村上治夫はそう宣告して瓶の中身を江頭愛の口に流し込む。
「ぐぼおーーーーーーーーーーーーー」
江頭愛は喉から押し出すが村上治夫は口を押える。
「ぐごごご」
もう一本を張間克典に促す。
村上治夫が手を退かした瞬間。張間克典が瓶の中身を流し込む。
「ぐぼーーーーーーーーーーーーーーーー」
今度は両側から二人で口を押える。
「ごが、が、が、が」
江頭愛は藻掻くが喉から入ってしまう。
ぐほおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
大きな咳で開口器ごと飛ぶ。
二人の手も離れる。これで目的達成である。
「まあ。明日の昼には病院に入っているよ」
そう言って村上治夫がクロロフォルムを当てる。
「三日に渡っての犯行だな」
如月鬼堂は江頭愛の躰の状況から三日に分けた犯行と判断した。
「やはりもう一つの犯行とは別ですかね」
樽常マネージャーが自分の憶測を言う。
「別だろう」
如月鬼堂は断定してしまう。
「そうですね」
館山弁護士も同意する。
「どっちも北海道ですね。片方は渤海駅。もう一つは名寄のホテルオーナーの奥さんです」
「場所は近いが関連性はなさそうだな」
「そうなると連続拉致強姦事件の犯人の仕業ではないと言うことですね」
「そうだが。これで模倣班が三件だ。ますます我々の業界に非難が集まり兼ねない」
如月鬼堂は連続拉致強姦事件の犯人が悩みの種となっていた。
「困りましたな」
館山弁護士も樽常マネージャーも大河内税理士も真剣に困り顔である。
「女性の方が同じ収入で金を使う。男性に使わせるには風俗、売春、それ以上の女への投資、それに割り込むのがSMだ。経済効果にもマイナスになる」
如月鬼堂の思い入れかもしれない。だが風俗売春は確実に経済効果となる。
小倉紘子警部と笛木祐子巡査部長が稚内に到着する。
江頭愛には警邏課の女性巡査が一人付き添っていた。
「道警捜査一課五係の小倉です」
「同じく笛木です」
江頭愛はベッドから半身起こして挨拶だけした。
「起きて大丈夫ですか」
「はい」
江頭愛は頼りなく返事する。かなり衰弱していた。
殆ど頭の中は絶望が支配している。撮り鉄仲間は犯人を強く非難して励ましてくれるが絶望感が薄れるには至らない。
「犯人に心当たりはありますか」
笛木祐子巡査部長が静かに質問する。
「あのう。パソコン見てください。私の動画投稿サイトに今回の無人駅探訪のリクエストが多数ありました」
江頭愛は生気のないやっと聞こえる声で話す。
パソコンは江頭愛の要求で警邏課の女性巡査が用意した。江頭愛はスマホもタブレットも既に犯人に取り上げられていた。
「やはりこの投稿者に犯人が居るのね。そして呼び出されたのですね。でもこのアクセスは対象者が特定できませんでした。接続を何箇所も迂回しているようです」
既に小倉紘子警部らは江頭愛の友人らからアカウントの情報は得ていた。その調査も道警内部で行っていたのである。
「はあ」
江頭愛は落胆する。
「犯人の印象はどうでしょう」
また笛木祐子巡査部長がやんわり尋ねる。
「五十から六十位の男と思います。昭和の親父を馬鹿にするなと怒っていました。私のアカウント動画での発言に対してです」
「そうですか」
「この人判りますか」
小倉紘子警部が高司奈々枝の写真を見せる。
「いいえ。その人が」
「貴女の直ぐ後に同じような動画が投稿されました」
「あいつ等が。ですか」
「それはまだ判りません。名寄署では連続拉致強姦事件の犯人が二手に分かれてやったと見ていますが」
「名寄署?稚内ではないのですか」
「高司奈々枝さんは名寄のホテルのオーナーの奥さんなのです。そっちは名寄署が所轄になります」
「その人はいま」
「まだ発見されていません」
「それで犯人は連続拉致強姦事件と同じ犯人なのですか」
「私達は違うと見ています」
笛木祐子巡査部長がきっぱり答える。
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