【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第一幕


義姉妹と荒井枝里


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 二〇十九年霜降上元
 (この二十四節気は平気法によるものです)
 如月鬼堂は上越新幹線の古いタイプのe200系グリーン車でパソコンを叩きながら越後湯沢に着いた。配給会社と打ち合わせを終えての帰宅である。
 如月鬼堂はSM小説を書いている。半年近く前にさいたま市から此処に引っ越した。
 駅には戸籍上の娘が迎えに来ていた。駅から車で十数分の高層マンションの最上階に住んでいる。
 二人の娘が一緒に暮らしていた。どちらも養女である。
 だが娘の領域は完全に超えている。法律上の問題がないように養女として戸籍を入れているのである。
 如月鬼堂のSM小説は時代の風潮に逆風しても売れに売れている。
 マンションの部屋に戻ると既に風呂の準備がされていた。最上階で二つのフロアの高さを貫いた9LDKである。
 リビングは吹き抜け。メゾネット階に部屋が五つ洋間である。メゾネット階の下は四部屋と内湯に成っていた。
 リビングの二階分の大きな窓の中央が下半分内側に欠け込む。そこが脱衣所でその外が露天風呂である。
 妹の瀬里菜は既に全裸にバスタオル姿で待っていた。
 如月鬼堂は車を運転して来た姉の珠洲の服を脱がせる。二人とも体型は似ていた。
 華奢という言葉が自然に出る。二人の脚を揃えて並べても殆ど同じ形である。股間の隙間も変わらない。
 乳房の大きさも形もそんなに変わらない。如月鬼堂の片手にやや余る大きさである。
 違うのは姉の珠洲の乳首は鶏の鶏冠の様に赤い。妹の瀬里菜のその部分は薄い紅色である。
 どちらも美形で可愛い。どちらも小作りの顔立ちだが姉の珠洲の方が濃い顔立ちである。
 まだ黄昏時間の露天風呂に三人が全裸で入る。夕陽に若い女の肌が映えてなかなか美しい。
 先週の終わりに妹の瀬里菜の剃毛を行った。今日は姉の珠洲を剃毛する予定である。
 湯の中で妹の瀬里菜が姉の珠洲のお尻の下に下半身を滑り込ませる。珠洲の躰は押し上げられて湯に浮く。
 如月鬼堂は珠洲の股を広げる。その間に湯にしゃがんだ体を進ませる。湯の表面に股間が浮く。湯に濡れて漂う陰毛を指で抓んで剃刀を滑らせた。
 抓んだ陰毛が一気に剃刀で剃り落とされる。
 如月鬼堂は抓んだ珠洲の陰毛を桶に入れてゆく。元より濃い茂みではない。一気に薄橙の皮膚が露出する。
 毛穴が細かいので剃った後の皮膚が綺麗である。女の部分を閉じ合わせている薄小豆色のびらびらがくっきりと湯に濡れてその姿を際立たせる。
 二人はM女である。
 二人は同時に如月鬼堂に近付いた。如月鬼堂が買い物をする異なるスーパーのパートと社員である。
 歳は一つ違い。元より友人であった。
 以前から二人とも各々の店内で如月鬼堂を確認いる。そして如月鬼堂と知っていた。そのSM小説を読んでいたのである。
 綺麗な姿で五十代後半の男。二人ともそこに惹かれたのである。
 妹の瀬里菜が買い物を終えた如月鬼堂に声を掛けた。飲みに誘ったのである。
 姉の珠洲共々如月鬼堂の指定した店のカウンターで待っていた。
 「この人判ります」
 妹の瀬里菜が一緒に来た姉の珠洲の事を確認する。
 「スーパーYのレジの早いお姉さん」
 「名前は」
 「それは判らない。顔は良く覚えている。スーパーのレジでは目立ち過ぎる美人だからね」
 如月鬼堂は買い物をして大概は珠洲のレジに並んだ。顔だけではなくスタイルも好みである。
 隣のレジに並んだ時に後ろから珠洲の腰から下を良く観察した。制服のパンツに包まれても脚の綺麗さが充分に確認できた。
 美人なのに親父の客がレジの合間に話しかけても丁寧に答える。親父私に何よ。他に並べばよいのにと邪険な態度はしない。
 「私は」
 「広瀬さん。大き過ぎるネームプレートが目立つからね」
 「ああ。やっぱり彼女見ていたのですね」
 姉の珠洲がやんわり追求する。
 「あのおばさんだらけの価格破壊スーパーの中では目立つよ」
 「ああ。おばさんって言ってはいけないのよ」
 「そうらしいね。悪い時代に成った。でも君らの事をおばさんとは言ってないからいいだろ」
 「ううーーん。そうね」
 瀬里菜は可愛く納得する。
 「凄いSM小説を書く如月先生ですよね」
 「そうゆう話」
 言うをゆうと発音するのは古い世代に多少存在する。
 「私たち全部読みました」
 「そう。君たち二人はどういう関係。ただの友達。兄弟」
 「義姉妹です」
 「ほう」
 兄弟ではないが堅く結びついた義兄弟。それを女性版に義姉妹と言う。如月鬼堂は二人の関係に深い興味が湧いた。
 如月鬼堂はその日二人を自宅に誘う。
 何の躊躇も無く三人一緒に風呂に入り交互に躰を繋いだ。
 あれから半年になる。二人は養女となり如月鬼堂のマンションに移る。さいたま市のマンションも4LDKあり別々に部屋を提供できた。
 原稿は出版社にメールで送れる。越後湯沢にマンションを買って引っ越した。
 二人は同じ様に扱って欲しい希望である。Mだが痛いことはNG。恥ずかしいことは受け入れる。
 仕事上他のM嬢を責めるのは文句を言わない。
 今夜は姉の珠洲を責める順番である。
 露天風呂から出て部屋に戻る。此処ではSMルームを割り当てていた。
 珠洲の躰を高手小手に縛る。その間に妹の瀬里菜は下着を着けた。如月鬼堂もトランクスのみ履く。
 縛ったまま拷問椅子に乗せる。股間を百二十度に開いて縄で脚首と膝を固定した。珠洲は既に興奮している。
 恥ずかしい部分を広げてじっくり観察してやる。数日置きに見ている部分だが儀式のように観察する。
 「今日はそんなに赤くないな」
 「ええーー」
 珠洲は興奮している中で僅かに恥ずかしさを漂わせる。
 指をゆっくり膣に挿入する。ローション等は要らない。既に中は潤んでいた。
 二本の指を蚯蚓千条の膣天井部に侵入させる。女の敏感な部分をゆっくり局部的に押すように責めた。
 もう片方の手は乳首に手の外側を当てる。二本の指の間に乳首を挟む。それを親指で軽く撫でてやる。
 僅かな責めでも敏感に成っていた珠洲の股間は微かに痙攣していた。
 如月鬼堂の指は強く膣の奥を責める。
 「ああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 珠洲は一気に潮を噴き上げた。
 一時手を休めてはまた責める。
 「ああーーはああーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
 また潮を高く噴き上げた。
 珠洲の表情は究極に軋んでいる。それでも美しい。
 珠洲の美しい躰から潮を噴き上げる姿は実に綺麗で艶かしさを漂わせる。何度やっても興奮する光景である。
 「あはあ。はあ。はあ。はあ」
 珠洲は荒い息遣いで膣痙攣を続けた。
 瀬里菜が横から水差しで冷やしたお茶を口に入れて水分補給してやる。
 浣腸して二穴を責めたい。でもそれは月一回位に絞っている。毎回行うとアナルが緩んでSM嬢などは早くオムツに成ってしまうからである。
 如月鬼堂は珠洲の膣が充分に濡れているので棘付きバイブを取り出す。ビニールの棘が膣の内壁を刺激する。
 痛そうに見えて気持ち良い。
 「ああーーあはああーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーー」
 珠洲の表情は妖艶に軋む。艶のある皺を眉間に刻み歪ませた。
 「うぐううーーーーー。あうああーーーーーーーーーー。あうううーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 珠洲は如月鬼堂の責めに官能を噛み締める。完全に受け入れていた。如月鬼堂の責めに翻弄され続ける。
 棘付きバイブを抜き取ると膣液がどろりと流れ出た。
 珠洲の股間は強く痙攣している。興奮の最中である。
 
 翌日は派遣SM嬢が来た。クラブの宣伝ルポの取材を兼ねてである。
 本来プレイ代は取材名目で取材費となる。別途に原稿料も入る。
 だが如月鬼堂の希望は特別コースのハードプレイを行う。基本プレイとの差額は如月鬼堂が支払う。
 珠洲と瀬里菜もプレイルームに立ち会う。他にクラブのマネージャーと掲載する出版社の編集も来る。
 見学人数が増えれば本来割り増しだがそっちはクラブが持つ。特別ハードの差額五十万だけ如月鬼堂が本人に払う。
 原稿料が入っても僅かに負担が残る。
 如月鬼堂はここで儲けなくても本来の原稿料の他にも収入がある。その分は遊びが半分遊興費で良い。
 女は堪らない。本来受けたくない。それをクラブに説得された。恐々怯え半分ながらやって来たのである。
 女は荒井枝里と言う。二十八歳に成る。柔らかい躰の線だがスタイルは良い。ミニスカートから出たやや細めの両脚は艶かしい。
 如月鬼堂が写真指名したハードSM嬢である。クラブに入って二週間。経験は浅い。愉しみ所である。
 身長はやや高い。百七十手前はある。目がパッチリして可愛いがやや理知性を感じさせる。
 清楚に見える事務員スタイルのスーツで来た。
 荒井絵里は先にシャワー利用を要求する。だが如月鬼堂はそのまま開始を宣告した。
 「移動して来て汚れていますから」
 「それが良い」
 「そんな」
 「羞恥を晒すのもプレイの範囲でサービスのうちだよ」
 「ええーー。お願いします」
 荒井枝里は追い詰められた表情で膝を着いてごねる様に主張する。
 如月鬼堂は何としてもこの女の局部の汚れを観察したい。
 「駄目だ」
 「お願いします」
 「マネージャーこんな事言っているぞ」
 「枝里さん。躰を傷つけるようなことではありません。羞恥はお客さんに従って下さい」
 マネージャーは強い口調である。
 荒井枝里は泣きそうな表情で如月鬼堂を見上げる。
 如月鬼堂はその躰に腋の下から両手を差し込む。腋を持ち上げて立たせる。そして瀬里菜の渡す縄で手首を縛り合わせた。
 荒井枝里はパニックを起こした表情で周りを見回す。マネージャーや編集、同姓の儀姉妹にまで見られている。
 編集も女である。汚れは同性に見られる方が辛い。
 そしてマネージャーはこの場に論外である。何でこいつに無料で見られるのか納得が行かない。
 如月鬼堂は荒井枝里の両手を上に持ち上げて縛る。縛った縄を天井のフックに通して爪先立ちに成るまで躰を引き上げた。そのままフックに固定する。
 ジャケットのボタンを外すと瀬里菜がそのジャケットを背中で絞るように細く纏めて太い輪ゴムで止めるた。
 珠洲がビデオカメラで撮影を始める。
 十二時間百万のコースでは撮影もOKと成っていた。
 汚れた局部を撮影されて見続けられるのである。理不尽で堪らない。
 僅かな借金を短期間で清算しなければ成らない。
 已むを得ない事情から受けてしまった。公開はされないと思うがそれでも辛い。そして恐ろしく不安である。
 如月鬼堂に触れられても躰は震えを止められない。
 珠洲は一台のカメラを固定してもう一台を手で持って構える。
 如月鬼堂はブラウスのボタンを外す。割れた胸から薄いピンクのブラが姿を現した。
 ボタンを外し終わったブラウスを瀬里菜がまた後ろで細く纏める。それをジャケットと一緒に輪ゴムで止めた。
 如月鬼堂は後ろに回りスカートをカメラに向けて徐々に上げて行く。
 太腿は不恰好に太くない。内腿の間には隙間がある。綺麗な細長い三角の隙間が露になりストッキングに包まれたショーツの先端が覗く。
 綺麗な股間部分の下着姿である。
 荒井枝里は堪らず膝をくねらせて躰を振るわせた。
 如月鬼堂は一気にタイトスカートを落としてストッキングに手を掛ける。これも一気にずらして降ろす。
 薄いピンクのショーツが丸出しに成る。それも丸めて降ろす。股間の黒い塊は頼りなく三角ゾーンに生え揃っていた。
 他のプレイで剃毛されて生え揃った段階である。
 肌の白さに細い陰毛が映えて美しい。毛穴も大きくない。剃毛しても綺麗なパイパンになりそうである。
 背中のフォックを外してカメラに向けてブラをゆっくり外す。
 乳房はそんなには大きくない。体型の割には標準サイズである。服に包まれているときはもう少し膨らみは小さいと思えた。
 山の形は丸く膨らみも丸みがある。綺麗な乳房と言える。
 乳首の赤さも標準的で乳輪は二センチ位これも標準的である。
 荒井枝里は躰を入念にチェックされ恥ずかしさに慄いていた。
 如月鬼堂は荒井枝里の膝に縄を掛ける。
 荒井枝里はさらに表情を曇らせた。このまま膝を引き上げられたら汚れたままの恥ずかしい部分を晒してしまう。
 如月鬼堂はその縄を天井のフックに通して引っ張り上げる。
 「ああ」
 荒井枝里はくらくらする恥ずかしさである。行き場の無い顔を斜め下に背けて泣きそうな悲鳴を漏らす。
 覚悟をして来ていても恥ずかしさに堪えられない。でもそれは一月と経たずあっけらかんと受けられるように成ってしまう。
 荒井枝里の躰は微妙に震えていた。羞恥に堪え切れない震えである。責める側には今だけ得られる貴重な愉しみとなる。
 瀬里菜が面貌と黒いプラ板を渡す。
 瀬里菜は荒井枝里の後ろに回る。そこにしゃがんで股間の下から指を伸ばす。客の正面なのでスカートの裾には気を配って片膝を着く。
 瀬里菜の指は荒井枝里の女の部分のびらびらを広げる。薄小豆色の縁が弧を描いて広がる。緋色の部分が露に成った。
 「ああーーーーーーー」
 涙声の悲鳴である。
 如月鬼堂は面貌で緋色の部分に付着している白く濁った粕を入念に採取する。
 「いやあーーーーーー。ああーーーーーーー」
 荒井枝里は腰を振って抵抗した。
 見ていたクラブのマネージャーが瀬里菜の後ろに立つ。後ろから腕を回して荒井枝里の腰をがっちり押えた。
 如月鬼堂は女の敏感な部分を面貌で刺激しながらじっくり粕を採取する。それを黒いプラスチックの板に載せた。
 如月鬼堂は脱がしたショーツの裏側を広げる。股間の当っていた部分の染みと黒いプラスチックの板を荒井枝里の目の前に晒す。
 「いやあーーーーーーーーーーー」
 荒井枝里は遂に涙を溢した。
 如月鬼堂は震えるその顔を抱き寄せキスを強要する。だが荒井枝里は顔を伏せて拒絶してしまう。
 如月鬼堂はその顎を強制的に持ち上げる。顔は涙に濡れていた。その涙を舐めて唇を押し付ける。
 荒井枝里はそれ以上抵抗しないでなされるが儘になる。諦めたのである。
 ここまではまだまだ序の口以前の前相撲。これからさらなる責めを繰り広げることになる。
 荒井枝里は吊るしを解かれて拷問椅子に移された。
 拷問椅子の脚載せに脚首から脹脛を縄でぴっちり規則的に巻かれ固定される。
 腕は拷問椅子の後ろで縛られた。さらに乳房の上下をきっちり拷問椅子の背に磔に縛られてしまう。
 女の一番恥かしい股間は百二十度に開脚状態である。
 荒井枝里は顔を横に伏せて唯々震え続ける。
 如月鬼堂はスパンキングを構えた。サディストである。女躰を叩きたい衝動は滾っている。
 瀬里菜が点火した蝋燭を差し出す。パパ忘れていますと言うことである。
 如月鬼堂は荒井枝里が蝋燭は既に慣れていると推測して省略した。仕方無しに乳房に掛ける。
 「あはあーー」
 究極の悲鳴とは言えない。それでも乳房を真っ赤にする。
 次は内腿に掛ける。
 「ううーーーー。ううーー」
 こちはやや効くらしい。
 内腿も真っ赤にする。スパンキングでこれを叩き落すのが愉しみである。
 さらに女の部分のびらびらを広げた。
 「ええーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーー」
 恐怖に怯えた悲鳴である。
 容赦なく流すように緋色の部分に掛けた。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」
 究極の泣き悲鳴である。
 尿道の小さな亀裂を狙う。その僅かな窪みを?き出して細く蝋涙を流す。
 「ああーーーーーーーーーーーー。はああーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーー」
 遂に失禁してしまう。
 尿道口の蝋涙を押し退けて尿が噴流する。
 「ああはん。あはん。あっはん。あはん」
 荒井枝里は涙をぽろぽろ溢した。
 瀬里菜がドライヤーを冷風にして蝋涙を乾かす。
 如月鬼堂は乳房をスパンキングの腹で包むように叩く。
 「うごおーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 荒井枝里は搾り出すような悲鳴を上げた。
 乳房の蝋涙は粉々に割れて大方が落ちる。
 それをもう一発。残った蝋涙を払うように叩く。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 荒井枝里の表情は究極に絞るように軋む。それがまたそそらせる。
 もう片方の乳房の蝋涙を落とす前に内腿を叩く。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーー」
 口をへの字に躰を捻って悲鳴を絞り出す。この部分も強烈に痛い。
 如月鬼堂は容赦なくもう片方の内腿も叩いて蝋涙を落とす。さらにもう片方の乳房を叩く。
 「ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 かなり効くようである。躰を捩って顔の表情は破裂している。
 さらに力を込めて乳房をスパンキングの腹で叩く。
 「ぐおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 荒井枝里の顔から涙が溢れる。
 スパンキングは鞭とは別の痛みである。柔らかい革の腹で乳房を包むように叩かれると尋常な痛みではない。堪えられないのである。
 先端が縦長のチップになった一本鞭を持つ。狙いは女の部分に掛けた蝋涙である。
 「いやああーーーーーーーーー」
 荒井枝里もその目論見を察した。恐怖に縮み上がって拷問椅子の上で動く限り腰を引いて悲鳴を上げる。
 今度は瀬里菜が横から女の部分を広げる。それだけで固まりになった蝋涙が落ちる。
 それでも僅かに残った蝋涙を目掛けて鞭を振り下ろした。
 「ぐおおおーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐおーーーーーーーーーーーーー」
 拷問椅子が揺れる位に躰を震撼させて悲鳴を轟かせる。
 それでも特別コースのハードプレイはまだまだこれからである。
 乳首に書類を鋏む黒いクリップを付けた。二時間先の準備である。
 「うう」
 荒井枝里はさらに怯えた。
 「安心しろとは言えないが。これは鞭で叩き落としはしない。二時間後の取る痛みが愉しみだ」
 「取る痛み。どう言う事ですか」
 荒井枝里はこのプレイをまだ知らないらしい。
 「二時間経てば解かるよ」
 次に膣にクスコを挿入する。
 「中の汚れも採取するからね」
 「ああーーーーーーー」
 荒井枝里は心底辛そうである。
 ペンライトで膣の中を照らしてカメラを呼ぶ。
 「いやああーーーーーーーーー」
 荒井枝里の躰は微妙に震えた。
 瀬里菜と一緒に両側から腰を押えてカメラに中を映させる。そのままロングスプーンで内部を掬う。
 薄橙に濁ったクリーム状の物が採取された。それを黒いプラ板に載せる。さらに奥を掻き回して採取する。
 「いやああーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーー」
 荒井枝里は泣き悲鳴を漏らした。
 黒いプラ板に載せた膣の中の物を荒井枝里の目前に翳す。
 「ああはあ。ああ。いやあ。ああ」
 荒井枝里は首を振って顔を叛け甲高い悲鳴を上げる。堪らなく恥ずかしい感情が露である。それは如月鬼堂の加虐心をさらに滾らせる。
 臭いを嗅がせるようにプラ板を鼻に近付けた。
 「いやああーーーーーーーー。やめてーーーーーーーー」
 目をきつく閉じて顔を振って拒絶する。
 また大粒の涙が溢れ出た。余程羞恥責めが辛いようである。
 如月鬼堂は膣の中を強めの水鉄砲で洗う。
 「ああーー。はあーーーーーーーーー」
 荒井枝里は医者でもまだ膣を洗われたことが無い。恥ずかしさに翻弄され続ける。
 「さあ。特別ハードのメイン。生物責めだよ」
 「ええ」
 荒井枝里は恐怖に固まる。拷問椅子の背は既にこれまでの責めで恐怖の汗にぐっしょり濡れていた。
 「蛇イレポンだよ」
 蛇は用意されていない。態と驚かせたのである。
 「だめーーーーーーーーー。だめですーーーーーーーー。きがくるいますよーーーーーー。ああーーーーーーん。ああーーーーん」
 小さい子供のように泣きべそ顔になる。
 「だめーー。だめ。だめーーーーー」
 躰はぶるぶる震える。
 事前に言い渡されていても蛇がお○○こに入るとは想定していない。
 「はははは。それじゃ尿道に蚯蚓イレポンだ。それと膣に蛞蝓だ。どっちも養殖物だ。菌はない」
 「ああ。ああ」
 それでも荒井枝里はぶるぶる震える。
 如月鬼堂は尿道用に特注で作った細く小さなクスコを翳した。
 瀬里菜がブジーを渡す。
 如月鬼堂はそれを受け取る前にクスコをの螺子を緩めて一度抜く。入れなおして横に広げた。膣の天井部と底部が露に成る。
 瀬里菜がクスコを刺したまま女の部分のびらびらを広げて尿道口を?き出す。
 如月鬼堂はブジーを尿道の小さな亀裂に差し込む。
 「ああーーーーーーはあーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
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