【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第二十四幕


集団訴訟


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 二〇二十一年穀雨上元。太陰太陽暦三月二十日。
 (この二十四節気は平気法によるものです)
 二〇二十一年五月一日。
 愛好会の会合はさすがに暫く見合せとなった。
 三つのファッション喫茶はオンラインと会員のみの営業を続けている。
 三店舗とも緊急事態、蔓延防止の対象地域ではない。それでも目立てば叩かれると言うことである。
 如月鬼堂は怒りに滾りながら自粛を決めた。
 唯一行われるのはインターネットアダルト放送の全裸美人コンテストである。裏は今回行わない。
 如月鬼堂はスタジオに入っていた。
 全裸美人コンテスト三日前のスタジオである。
 「感染拡大は一向に収まりません。緊急事態宣言も人の出は去年のGWに比べて格段に増えています」
 スクリーンには各地域の人出の倍率が表示されている。
 岡田有美は読みながらブラを外してトップレスに成る。毎回見ていてもこのシーンはそそらせる。
 「徐々にオリンピック開催を行うべきか。中止すべきか議論すべきとの意見が出始めました」
 本多椿も同じ様にばら色のブラを外してトップレスに成る。
 「鬼堂先生。緊急事態宣言は解除できますか」
 メインキャスターは核心を聞いて来る。
 「予定通りは無理でしょう。と言っていつまでも緊急事態を続けられません」
 如月鬼堂は最初から分かり切った結果に成ると言いたい。
 「それでは先生は感染状況が暫く引かないと仰いますか」
 メインキャスターは如月鬼堂の悪役的発言を引き出したい。
 「引かないでしょう。ワクチンの普及以外出口はありません」
 「それではオリンピックは」
 「恐らくどこかで断念するしかないでしょう」
 如月鬼堂は言い過ぎと思いつつも言葉が走ってしまう。
 「補欠選挙は民事党の全敗に終わりました。三選挙区で立憲国民党が勝利しました。どこも少ない投票率でした」
 岡田有美は片手でドテを押えて薄紫のショーツも脱いでしまう。
 美しい股間の体形である。さらに隠しながらの美脚の動きは見るものを凝視させる。
 「与党のこの敗北は政権への影響は無いのでしょうか」
 本多椿も股間を押えてショーツを抜き取る。艶かしさが漂う光景である。二人は完全に全裸に成っている。
 立ち姿の全裸はスタイルが良くないと醒める。同じ女の躰でも日によって顔立ちも違う様に微妙に違う。
 毎回二人の立ち姿の全裸を画像で取得する者も居る。
 インターネットアダルト放送は録画を取ることはできない。その代わり幾つかのポートがダウンロードできるように提供されている。
 「鬼堂先生。次の総選挙では与党が三割とか、四割減らすとかの見解も出されています」
 「それはないでしょう」
 如月鬼堂は言下に否定する。
 そして以下のように説明した。
 補欠選挙はよく与党が敗退する。それでも総選挙は与党が勝っている。こんな事は何度も有る。
 投票率は極めて低く立憲国民党が伸びたのではなく与党の支持者が投票に行かなかっただけである。
 総選挙では政党を選ぶ意味合いが強く従来のレベルは確保される。減っても与党一割減くらいと思われる。
 
 五月四日。
 インターネットアダルト放送。待望の全裸美人コンテストの生放送である。
 地上波のニーススタジオの様に審査員一人ずつアクリル板で遮られた席に着いている。メインキャスターは離れた場所で司会進行する。
 「本当に美しい女性を選ぶ全裸美人コンテストです。性格、知性などの容姿以外の不純な評価は入れません」
 メインキャスターによる定義の宣言で始まる。
 出演者はミニワンピース姿で二十人が一人ずつ出て来る。そして一人ずつ控え室に引き上げる。
 今回は二人ずつ別室で野球拳を行って一枚ずつ脱ぐ。勝っても負けても最後まで公開することは変わらない。
 一組目は田中美玖と田川恋菜である。田中美玖はソフトAV女優。田川恋菜は長野のファッション喫茶のコンパニオンである。
 南七香のショーの途中で紹介された一人でこれからは店舗のソフトSMショーも出演する。
 熱海のファッション喫茶の曲が流れる。
 『わたしは熱海のお枕芸者。
 朝までお時間一本でご奉仕します。
 腰巻脱いだら全裸でございます。
 この小股でおさおをお迎えいたします』
 野球拳は両方が全裸に成って剃毛するまで続く。
 田川恋菜が先に全裸に成って女の部分を自分の指でオープンする。さらに負けて女の奥をクスコで公開した。
 放送では性器を公開できない。一般審査員は海外サイトから事前にアップロードされた動画で確認する。
 これが最終編集されて全裸美人コンテスト一本の無修正AVとなる。これを事前購入した者が一般審査員である。
 この無修正AVは福富麻次郎が販売できる。これが緊急事態宣言に潰されかかった一大風俗チェーンの経営を救済する。
 田中美玖はまだ全裸に成ったところである。
 田川恋菜が剃毛されまた負ける。
 ここから負けた方に罰則が下る。男優が出て来て生姦されてしまった。
 さらに負けると二穴挿入と成る。二段階目では田川恋菜は男優二人に犯されてしまった。
 まだ田中美玖は女の奥までクスコで公開したが剃毛が残っている。
 田川恋菜は次に負けると蝋燭拷問である。
 だが田中美玖が負けて剃毛されて終了した。
 全裸美人コンテストは荒井枝里が熱海店のコンパニオンから特別に紹介した高島波瑠が優勝した。
 本人も如月鬼堂関連のSMで大稼ぎしたいと希望している。
 この先SM愛好会のショーに出てグラビア撮影。SM系AVにも進出する。
 
 五月五日
 全裸美人コンテストに対抗するようにテロ組織の動画配信が始まった。
 五人の人質の女を強制的に競わせようと言うのである。
 相変わらず海外で拉致された人質の女性五人は壁に磔にされている。
 それを一人ずつスタイルが比べられるようにカメラが流してゆく。
 『五人を比べて投票していただきます。投票にはメールに記載された女性の名前に続いたURLをクリックして下さい。
 一人一回しか有効では有りません。
 一位に成った女を明日拷問します』
 今回は一人目が杜河あおいから始まった。
 男二人が掛かって杜河あおいの片脚を持ち上げる。
 「やめなさいーーーーーーーーーー」
 杜河あおいは強烈に叫ぶ。録画されていて公開されることは分かっている。
 細身の躰かつ細面の顔で美人。いかにもインテリ的な女。無駄でも叫ぶのは抵抗の意志と被害者である訴えを閲覧者に強く示す目的である。
 さらに男らはもう片方の脚を持ち上げる。
 「やめなさあーーーーーーーーーい」
 叫ぶ杜河あおいの表情は気丈に仕事で男を抑えて上に立つ女性上司。それが部下同僚の男子を叱るそのままである。
 男の一人がビンタする。
 「うおーー」
 杜河あおいの顔が強く歪む。
 「女を叩いて良いと思っているの」
 杜河あおいはこの事態で強がって叫ぶのではない。自然にいつもの男子を叱る口調である。
 「あんたらの常識やモラルは通用しない。此処は俺たちの世界だ。そしてあんたは捕虜だ」
 男は淡々と抑揚の無い口調で言う。
 「何が捕虜よ。私が寝ている間にアパートに侵入して拉致したのよ」
 杜河あおいは怯まず言わなければ成らない反論をする。
 「我々はお前らの腐った民主主義社会と戦争している。何人たりとも捕虜だ」
 「私は軍人じゃないの。一般市民なの」
 「それもあんたらのモラルだ。我々はそれに従わない」
 その間にも男らは杜河あおいの女の部分を広げる。
 「やめなさーーーーーーーーい。こんな事をして成功すると思っているの」
 「成功する。我々はイスラム国以上の戦闘能力を持っている。武器を製造できる。小型の核弾頭も作っている」
 一人の男が杜河あおいに対応して後の四人は作業に掛かる。
 杜河あおいの膣にクスコを挿入する。
 「やめなさいーーーーーーーーーー」
 杜河あおいはまた強烈に叫ぶ。
 容赦なくペンライトで照らして内部をアップで撮影する。
 男の一人がフォーリーカテーテルを滅菌包装から取り出す。
 「なにするのーーーーーーー」
 杜河あおいにそれが医療用具と解る。物凄く恥ずかしい導尿に使われる。それに関する知識もある。
 男の一人がクスコを抜く。
 導尿用の細いカテーテルを持った男が杜河あおいの女の部分を開く。
 「やめなさいーーーーーーーーーーー。そんなものをーーーーー医者じゃない人がみだりにやっちゃだめーーーーーーー」
 杜河あおいはこの姿に成ってもインテリ女性の態度は変わらない。上から目線で男に普段からものを言う習性である。
 男はフォーリーカテーテルを杜河あおいの尿道の小さな亀裂を確認して指先で強く挿入する。
 「やめなさ・・・・ああーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーー」
 尿道カテーテルは杜河あおいの膀胱に侵入した。管を男の指が挟んでいるところまで尿が流れ出す。
 「なんてことするのーーーーーーーーーーー」
 杜河あおいは怒りに猛る。
 他の男が尿瓶を構える。カテーテルを抓んだ男は少しだけ尿を流し出してカテーテルを抓み直す。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーー」
 また少し出す。
 「やめろーーーーーーーーー。あーーーーーー。あーーーーーーーーーー」
 杜河あおいの様な人種には医療以外で人生に絶対にない。あってはならない強烈な辱めである。
 男らは何回か微量の強制排尿を繰り返してカテーテルを抜く。
 「あ、ああ、ああーーーーーー」
 杜河あおいは堪えられず藻掻く。閉じ合わせた女の部分のびらびらから小水が僅かに流れ出す。
 男らは次の女に掛かる。
 五人分撮影してそれぞれの究極に恥ずかしい姿を動画に編集して配信したのである。
 社会を強く震撼させたのは言うまでもない。だが取得しようと水面下で努力する者も多く居る。
 
 五月六日。
 越後湯沢。如月鬼堂のマンション。プレイ用にゴムで床張りした部屋である。
 高島波瑠が来てグラビア撮影が行われていた。
 今日は雨蔵編集長と如月鬼堂の編集担当小川綾香。そしてクラブの樽常マネージャーも立ち会っている。
 高島波瑠はSM嬢としてのクラブの仕事はやらない。
 だが樽常マネージャーのクラブ所属でSM系AV、グラビア撮影などの仕事に出る契約である。
 撮影は服を脱ぐところから始める。
 高島波瑠はコバルトブルーのスーツ姿で来た。
 着衣姿から撮影する。
 立ち姿。歩く姿。ミニスカートで片膝を上げる。ストッキングは履いてない。立ち姿とは違う脚の美しさが表現される。
 プロゴルファーが目測を定めるためしゃがむ様にポーズする。スカートの中が撮影用の証明に照らされて下着を覗かせる。
 綺麗なパンチラである。
 高島波瑠はジャケットを脱ぎタンクトップも脱ぐ。スカートも脱ぐ。ワンショットずつコマ割で掲載するようである。
 如月鬼堂は敢えて下着姿で亀甲縛りにして駿河問いに吊るす。
 「う、ううーーーーーーーーーーーー」
 滑車に掛かった縄を引いて吊るしが上昇すると苦しい呻き声を上げる。
 高島波瑠には初めての吊るしである。
 さらにその中で一番苦しいのが駿河問いと言える。
 吊るしのまま亀甲縛りを解く。如月鬼堂の手でブラを外す。
 柔らかい乳房が開放されて真っ赤な乳首が美しい。
 乳房は綺麗な球形の膨らみが柔らかい分やや垂れる。細身の割に膨らみは有る。白く艶めいた美しい乳房である。
 乳輪と乳首の赤さがその部分をさらに艶かしく際立たせる。
 乳輪は二センチくらい。乳首は標準型の突起である。如月鬼堂に躰を触られただけで起ってしまっている。
 如月鬼堂は計算して起たせている。その方がグラビアは映える。
 駿河問いから高島波瑠の躰を下ろしてショーツも脱がす。
 股間の黒い塊まではグラビアでも公開可能である。
 そのあと性器のアップも撮影する。この撮影は動画も撮っている。海外サイトで販売する。
 SMとしては初歩的なソフト内容だがそれでも充分に売れる女優である。
 股間を広げた女の部分は陰毛に包まれてしまっている。
 如月鬼堂は高島波瑠を拷問椅子に乗せる。敢えて固定はしない。縛らなくても行為に従う女の姿を表現する。
 剃毛までは行わない。大陰唇の部分を剃りドテの部分の形を整える。
 剃り終わると女の部分のびらびらは細く長く大陰唇の間に挟まれている。綺麗な縦筋である。
 広げると中は綺麗な淡いピンクの粘膜が広がる。
 尿道の亀裂は中央の盛り上がった部分の下半分に小さく確認できる。膣口は複雑な閉じ合わせはなく単調な窪みである。
 如月鬼堂はそれを両手の指で広げる。
 膣壁が中まで露に成る。
 若い女の綺麗な内部である。
 躰に余分な肉がなくスレンダーで色白で肌理が細かい。その躰の隠微な部分は異常に美しく感じる。
 見る男性を一発で悩殺させる。
 如月鬼堂は膣口とクリトリスを剥いて弄りながら徐々に膣天井部の奥に侵入させて行く。
 高島波瑠は既に表情に艶を持った歪みを強くしている。官能に軋む表情も綺麗である。
 如月鬼堂はある段階から一気に強く責める。
 高島波瑠の躰は突っ張り震撼する。
 「あはあーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーー」
 潮を噴き上げてしまう。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーー」
 潮はなかなか治まらない。
 「あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 ゴムの床はびしょ濡れである。
 「すみません。先生。浣腸もお願いできますか」
 編集の小川綾香が要求する。
 「いや。そんなに一気にやらない。この子は長く売れる。ソフトで徐々に小出しでも充分商品に成る」
 如月鬼堂は高島波瑠の商品価値を高く見ている。
 「その通りだ」
 雨蔵編集長も如月鬼堂の考えに賛成する。
 珠洲と瀬里菜はそれを聞いて互いに顔を見合わせてにんまりする。二人はこの編集の女が嫌いである。
 高島波瑠の潮に濡れた股間部分は実に艶かしく映えている。
 如月鬼堂は次に逆さ吊るしにする。
 幾つかの吊るしを撮影してその日は終了した。
 高島波瑠の全裸美人コンテストの優勝は圧倒的であった。これから超人気のSM系AV女優として大きく期待ができる。
 
 連続拉致強姦傷害事件の犯人六人のアジトである。本日もバーベキュー日和となってテラスで酒を酌み交わす。
 「遂に奴等動いたな」
 葬儀会社の社長である。
 「いいや。繋ぎだ。忘れられない程度に騒がそうと言うところだろう」
 川口の会長は事態を冷静に見ている。
 「アメリカの局は本当に身代金を払う気だったのか」
 一人が肉を焼きながら疑問を呈する。
 「奔走努力をしていますと言うパフォーマンスだろ」
 別の男が馬鹿にしたように言う。
 「そうだな」
 川口の会長も頷く。
 「あの爺さんはどうなるのだ」
 「そのうち状況を見て開放だろ」
 「女は」
 「いつまでも玩具だ」
 「緊急事態は終わるのか」
 「終わらないよ。今の総理は総て後手だ」
 「あまりお利口ではないのか」
 「ないな」
 「俺たちはいつに成ったら遊べるのだ」
 女の躰をとことん責めたい欲望が滾っている。
 「それだが。川口から連絡があった。三百万ほど見て欲しいらしい」
 「やろう。一人五十万だ」
 「いや。四人で行ってもらう。おれと社長は残る。来週もう一人出るらしい」
 「一人七十五万か。ご祝儀合わせて五百もやれば良いな」
 「そうだな」
 凶悪以上の犯罪者でありながら風俗ではとことん傷つけてもそれなりの事はする。この連中のモラルらしい。
 それがこの連中の異常な狡猾さの原点かもしれない。
 
 撮影が終わって如月鬼堂の居間である。
 南七香は提供された部屋に篭っている。営業しているのは二店舗だけで此処から必要な指示は出している。
 館山弁護士はまだ訴訟に踏み切らない。
 瀬里菜は拡大する会員の処理に忙しい。珠洲もそれを手伝っている。それでも合間をみて如月鬼堂を刺激することは忘れない。
 愛好会の会員はコロナ自粛が手伝って拡大を加速する。既に千人を超えてしまった。
 紹介者に確認を取りその人脈の経路を辿る作業も膨大となる。
 如月鬼堂はビールを飲みながら執筆を急いでいた。
 そこへ杉下一行がテロ組織の動画を転送してきた。
 投票の数字を見て如月鬼堂は唖然とした。
 館山弁護士とテレビ会議を繋ぐ。
 意外なことに一位は横山結依であった。
 「みな見ていて投票しますね」
 「まあ。海外サイトから無修正AVをダウンロードする人のリストから撒いているからな」
 「それでもトップが十五万票ですか。これでは選挙です」
 「驚いたね」
 
 五人の得票を紹介した画面から横山結依の鞭打ちで始まる。
 横山結依は股間を五十度くらいに開かれた逆さ吊るしである。
 腕は縛られてない。だが床に手は着かない。
 二人の男が離れて鞭を構えている。
 横山結依の全身は恐怖に戦慄している。
 一人めの男が鞭をやや短く持って乳房を二つ並べて狙って横に薙ぐ。
 「う、ううおーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 横山結依の躰は空中で揺れ背中方向に頭を反らせてさらに震撼する。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーー」
 横山結依は数週間前全身に鞭叩きを受けて赤紫の痣の筋だらけにされた。
 さすがにその夜は痛み止めを飲ませて貰えた。それでも全身の痛みに藻掻き苦しんだ。
 二人目は鞭を振り被って構えている。
 横山結依の躰の揺れが収まった瞬間。力を入れて振り下ろす。
 鞭の先端は閉じ合わせたびらびらに斜めに当たる。大陰唇の僅かな盛り上がりまでを叩いている。
 「うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 横山結依の躰は一瞬固まる。首を前に強く折ってそれが後ろに弾けて反る。
 「うぐうーーーーーーーーー。うーーーーーーーー。うーーーーーーーー。うーーーーーーーーーー」
 強烈に躰を震撼させ藻掻き暴れる。
 尋常な痛みではない。
 一人が撮影して後の二人は次の残酷な刑の準備をしている。

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