【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第二十六幕


復讐の為風俗で働く女


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
戻る|
83| 84| 85| 86| 87| 戻る
 「この間提示しただけじゃ足りないのじゃないか」
 医師の男が鞄から百万の帯封を十束テーブルに置く。
 「・・・・・・」
 高田麻友は答えようがない。
 現状は年内絶望かもしれないと思う。オリンピックが終わった頃に感染拡大状況が専門家の予測で出されていた。
 「まあ。十月まではまともに収益にはならないな」
 「そうですね」
 高田麻友もその懸念は払拭できない。
 「あと一千万用意している」
 「え」
 「二千万あれば高い家賃と雖も年内は行ける。ワクチンが行き渡って時短や休業要請、酒の販売停止がなくなって売上が完全に戻るのは早くて十二月」
 「ああ」
 高田麻友は辛そうな表情である。それを否定できないしそれどころではない。
 オリンピック直後に営業が正常化できてもこれまでの借金が厳しく圧し掛かかってくる。
 銀座のお店は半数弱が看板を点灯して営業を始めていた。だが緊急事態宣言の中では銀座の客はそう簡単に遊び歩けない。
 高田麻友は同時に大きな不安を感じた。その代償に何をされるかの恐怖である。顔を焼かれるだけでは済まない。
 「何をされるのですか」
 「前回レベルの責めは同じだ。それに顔を焼く。そして」
 「・・・・・・・・・・」
 高田麻友は恐怖に息を止める。
 「子宮を諦めないか」
 医者の男はボソッと言う。
 「えーーーーーーーーーーー」
 高田麻友は一気に涙を溢れさせる。
 そのまま顔を覆って泣いてしまう。
 四人は暫くその嗚咽を鑑賞する。
 「一千万にしておくか」
 医者の男は鞄を後ろに下げた。
 「私。まだ子供を作っていません」
 高田麻友は堪らずそう訴える。
 「それじゃ。感じる機能を失うか」
 「膣とクリトリスを焼こう」
 「・・・・・・・・・・」
 高田麻友は唯々震えて涙をぽろぽろ溢す。
 「だがなあんた。感じないと長いお客さんを持てなすのには支障があるのじゃないか」
 まったく感じない女とは年配者は何度もやる気にならない。感じた振りをしても見破る。
 「ああ」
 「どうや。顔を焼いて子宮を諦めて刺青で二千万だ」
 「えーーーーーー」
 高田麻友は固まってしまう。
 「まあ。一千万の分だけ始めよう」
 医者の男は百万の束五つ重ねた五百万二列を高田麻友の前に押しやる。
 高田麻友はそれを持って来た真っ赤な革の鞄に仕舞う。
 二人が高田麻友を柱の前に立たせた。愉しみながら丁寧に服を全部脱がして全裸にする。
 浴場に連れて行く。湯に浸からせて一人ずつ湯の中で挿入する。
 高田麻友は悩み続けた。一千万では十二月まで凌げない。利息だけで返済を猶予してもらっている。だがもう融資は増やせない。
 一通り形だけの挿入が終わると男らは高田麻友を湯から出して躰を拭いて座敷に戻す。
 一枚だけ畳に布団を敷く。
 医者の男が高田麻友にアナル開口器を挿入する。便がないことを確認してローションを流し込む。
 二穴挿入を始めた。
 とことん執拗に四人が入れ替わって責める。
 これで二回目だが高田麻友はこの責めが苦手である。股間部分が小刻みに震撼している。
 高田麻友は最初だけ声を殺して密かに逝っていた。
 「あ、ああーーーーーーーーーーー。ああ。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああ。あ、ああーーーーーーーーーーー」
 やがて堪えられず声は押し出される。顔の表情は艶のある歪みを究極に軋ませ続けた。
 男四人はこれまで一回も果ててない。それでも高田麻友の股間は膣液と混じってぐちゃぐちゃである。
 「あ、ああーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーー」
 やがて高田麻友の逝き声は轟音のようになった。
 強く逝って躰が瞬間僅かに固まる。
 高田麻友は三回くらい上り詰めたら失神してしまった。
 交代した男がビンタで揺り起こす。
 下になる順番で布団に仰向けに寝た男の起立した竿にぐちゃぐちゃの女の部分を被せた。
 「あ、あーーーーーーーーー」
 ビンタした男がアナルに挿入する。
 「あはあーーーーーーーーーー」
 高田麻友は僅かな意識の中で五十代のクラブママの話を思い出した。一緒に集団訴訟に参加している仲間である。
 『私は借り入れ以外お金を作れない』
 もう限界なので店を開けると言っていた。
 店を開けて呼んでも銀座の客は地位があるので簡単に動けない。
 一組来てくれたら協力金よりは収入になる。それでも厳しい。
 今諦めたら自分は何もかも失う。それでも借金は残る。
 破産しても残る借金もある。それを返すには風俗しかない。もっと厳しい人生が待っている。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーー。ああ。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー。ああ。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 高田麻友の躰はまた強く震撼し始めた。思考回路は止まる。
 「ああーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー」
 また逝き声は轟音になった。
 再び失神してしまう。
 高田麻友は五回失神して布団にうつ伏せに倒れたまま意識を回復した。
 そのあと前と同じ電流責めを受けて強烈な悲鳴を上げ続ける。
 高田麻友は南七香のようにSMクラブでは働けない。
 愛好会が駄目でも樽常のクラブは入れてもらえる。だが南七香とは職業が違う。噂が流れては客が引く。
 愛好会も断られて良かったのかもしれないと思う。
 電流責めで疲弊した高田麻友の両肩を二人の男が抱えている。
 そのフロント面には乳房から股間、内腿までクリップで規則的に鋏まれていた。そのクリップは糸で繋がれている。
 その糸の一系統ずつを二人の男が持ってピンと空中に張っていた。
 「行くぞ」
 一人が声を掛ける。
 後ろの男二人が一気に高田麻友の躰を後ろに強く一気に引く。
 「あーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーー」
 クリップはドミノのように順番に立て続けに空中に飛ぶ。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーー」
 高田麻友は畳に倒れてめちゃめちゃに暴れ捲くる。
 「あーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーん。ああはあーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 暫く痛みに泣き続けた。
 「刺青から行くかい。肌の色のインクで彫るから。普段は判らない。これで三百万追加だ」
 医者の男が三百万をテーブルに置く。
 「はい」
 さらにあと千二百万を置いた。
 「ご祝儀込みだ。どっちにする。今の気持ち良さが二度となくなるよりは」
 おかしな表現かもしれない。だがご祝儀というのは以前からこの男の言い方である。
 「はい。どうしてもお金が要ります」
 「子宮で良いな」
 恐ろしい言葉の確認であった。
 高田麻友の悲痛さを男らは興奮の坩堝で見ている。
 「はい」
 高田麻友は静かに答えた。
 医者の男は百万の束を積み直して五百万三列で高田麻友の前に押しやる。
 高田麻友は観念した表情でそれを革の鞄に仕舞う。
 男らは刺青から掛かる。一人が以前に彫師だったのである。左の内股に般若の刺青を彫る。肌の色だが躰が赤みを帯びるとくっきり浮かぶ。
 刺青が終わったところで医者が呼ばれた。
 高田麻友は布団に寝かされたままである。
 一人が頭の上から肩を押えている。二人が広げた脚を押えていた。
 彫師と医者の男が交代する。
 医者の男は女の部分にクスコを突っ込んで大きく広げた。
 子宮口を確認する。
 既に先端が細く長い半田鏝を熱くしてある。
 「行くぞ」
 「・・・・」
 押える三人が気合を入れて押える。
 子宮口に細く長い半田鏝の先を突っ込む。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがああーーーーーーーーーーーー」
 高田麻友は三名の押えに藻掻き腰を暴れさせ逃れんと躰を引いた。
 医者の男は直ぐに引き抜く。
 「あがああーーーーーーーーーーー。あがはあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 医者が他の男と交代して三名が気合を入れてもう一度確り押える。
 「あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 高田麻友はまだ荒い息遣いである。
 交代した一人が熱くなったT字の焼き鏝を構える。
 「行くよ」
 宣告して先端の狙いを定めた。
 「動くな」
 高田麻友は既に涙を流し泣いたまま目を閉じている。
 男はT字の先端を頬に充てた。
 「ううーーーーーーーーーーーーーーーー」
 高田麻友の目からさらに涙が溢れる。
 直ぐに医者が呼ばれた。
 医師が応急処置を始める。四人は荷物を纏めて帰り支度を始めた。
 
 七月十六日。
 銀座のクラブの店舗で女性経営者が自殺である。普段閉じられて光も遮断している窓から垂れ幕が下ろされていた。
 垂れ幕には『もう限界です。恨みを呑んで自決します』と書かれている。
 警察官が店に入ると五十年配の女性経営者が和服姿で首を吊っていた。
 店の中の壁には藁人形が三体打ち付けられている。
 大池都知事、菅原総理、西沢大臣の三体である。
 その下のテーブルには遺書が置かれている。驚愕の遺書であった。
 
 七月十七日。
 インターネットアダルト放送のスタジオ。
 「繰り返される緊急事態宣言の中です。遂に無能な政府と行政を恨むメッセージを残して自殺者が出ました」
 今夜の本多椿は純白のスーツ姿である。
 「遺書には大池都知事、菅原総理、西沢大臣に恨みを篭める内容が書かれていました。一億年の呪いを篭める。驚愕の言葉で恨みの深さが篭っていました」
 高島波瑠も読むニュースの内容を考慮して千鳥格子のジャケットにセピア色のタイトスカート姿でスクリーンの横に立っている。
 「八時は店を開く時間です。協力金では足りません。若い女性経営者は特別な風俗で稼ぐらしいですが私では無理です。そんなことが書かれていました」
 岡田有美もライトグレーのミニスカスーツ姿である。
 「鬼堂先生。遂に悲惨な緊急事態宣言の犠牲者が出ましたね」
 本多椿が如月鬼堂に振る。
 「自殺者はこの方だけではないと思います。この方は集団訴訟に参加していました。間に合わなかったのでしょうね」
 如月鬼堂は南七香らと一緒に一度だけ会っていた。
 「日本では強引に営業する程度で訴訟に踏み切る人が少ないですね」
 本多椿は如月鬼堂の言いたい方向に話の舵を切る。
 「そうです。信じられないくらい少ないです。訴訟に慣れていないのと既に費用もないか。又は控えめなのですね。世間の非難も気にするのでしょうね」
 「休業要請とか柔らかい言い方で始めて蛇の生殺しのように一年四ヶ月だらだらと飲食店、風俗を時短、休業、酒提供なしと抑えてきました。結果多くの閉店と失業者を出しました。政府も自治体もこの対策はまったくなしですね」
 本多椿は如月鬼堂の言いたいことを充分に理解してさらに話を誘導する。
 「まったく日本的やり方は戦前から変わっていません。特攻隊の志願と命令の違いみたいなやり方です。その限りなく命令に近い志願と同様です」
 如月鬼堂はもっと強く言いたいが今回は抑え目にした。
 
 その日。胡浜次郎は予約の隙間に上手く入り込んで南七香を指名する。
 豊洲のプレイルームである。
 南七香はプレイルームに入って胡浜次郎を見るなり血の気が引いた。
 無言で立ったままである。
 「どうした。俺では嫌だとは言わないだろうな」
 胡浜次郎は先回りをする。
 クラブのプレイの範囲で躰に傷を残される筈はない。南七香はそう自分に言い聞かせた。
 樽常マネージャーの真性M女性の館でプレイするには保険に入っている。保険が適用されるような事故を起こしたら次から保険料が高くなってしまう。
 クラブではプレイができなくなる筈である。
 胡浜次郎は南七香の躰を捕まえて服を脱がす。履いて来たショーツの裏側をテーブルに置いて晒される。
 南七香も初めてではない。この男の趣味と諦める。
 胡浜次郎は全裸の南七香に四の字固めを掛けてきた。
 「う、うう、ううーーー」
 苦しみ藻掻く。
 「う、ううぐうーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーー」
 堪えられず床を叩いた。
 胡浜次郎はそれでも許さない。
 「うぐーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は床を叩き続ける。
 「うぐうーーーーーーーーーーーー。もういやあ。だめーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は床を叩いて強烈に叫び続けた。
 「あはあーーーーーーーーーーーん。だめーーーーーーーーーーーー」
 南七香はさらに強く叩く。
 胡浜次郎はようやく諦めたように解いた。
 そのまま南七香の躰を床にうつ伏せに押える。腰に乗って顎を両手で強く持上げた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は両手で胡浜次郎の両方の手首を掴んで引っ張る。顔を真っ赤にして逃れんと藻掻く。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 また床を叩いた。
 プロレスなら床を叩けばゴングが鳴って開放される。
 胡浜次郎は自分が納得するまで許さない。
 これで失禁を狙っている。既に尿瓶を用意していた。
 「うっぐぐぐーーーーーーーーーーー。うぐーーぐうーーーーーーーーうぐうーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は片手で胡浜次郎の腕を引っ張りもう方の手で床を叩き続ける。
 胡浜次郎は失禁までは無理と諦めた。
 一度開放して拷問椅子に乗せる。
 拷問椅子のベルトで膝、腰を固定して手首を後ろに回して手錠を掛けた。
 バルーンカテーテルを取り出す。
 滅菌袋から出してキシロカインゼリーを塗った。
 南七香は悲痛な表情でそれを見ている。この痛みが尋常でないことを既に知っているのである。
 胡浜次郎は南七香の女の部分を指で広げた。尿道の亀裂と膣口を確認する。
 「まだドドメ色になってないな」
 胡浜次郎はじっくり眺めて詰って愉しむ。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーー」
 南七香はこういう人と分かっていてもその言葉に堪えられない。
 胡浜次郎は南七香のそういうプライドと羞恥心を詰るのが愉しみである。
 その尿道の小さな亀裂に太いバルーンカテーテルを押し込む。
 「ううぐうーーーーーーーーーーーーーーー。う、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーー」
 南七香の太腿の筋肉が怒張して拷問椅子の上で腰を藻掻く。
 それでも胡浜次郎は捩じ込むように強引に押し込む。
 「うあーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 南七香の強烈な悲鳴と共にバルーンカテーテルは膀胱に突き刺さった。
 胡浜次郎は尿瓶を取る。カテーテルの先端を尿瓶に差し込む。
 バルーンを膨らますのは省略した。
 尿瓶に南七香の尿を流し込む。
 「ねえ。貴方枝理奈の顔とおっぱい焼いたでしょう」
 「千三百万も払ったよ。整形して大方は治る」
 「でもドテ焼いてパイパンにしたでしょ」
 南七香はこの男に言ってはいけないと理解している。それでも言葉を吐かずにいられなかった。
 「何か痕を残さないと大金払う意味はない」
 「そっちだけで遊べばいいのに」
 南七香は拒否反応を言葉に表してしまう。
 「ふふ。どうしてもあんたを虐めたくなってね」
 胡浜次郎は残酷な表情を浮かべて言ってしまった。
 「どうしてそんなに私を」
 南七香は堪らない表情である。
 「前に言ったぜ」
 「そうね。女が社会的に強い立場になるのが気に食わないのね」
 「よく覚えているじゃないか」
 胡浜次郎は話を打ち切って南七香の口に開口器を押し込む。
 南七香は何をされるか分かっているが仕方なしに口を緩める。
 胡浜次郎は拷問椅子の戒めを腹と膝だけ外す。手錠か掛けたまま拷問椅子から立たせる。
 そのまま浴室に連れて行く。
 タイルに空気で膨らました枕を置いて寝かせる。
 南七香から抜き取った尿を筆で顔に塗ってしまう。
 「・・・」
 南七香は目を瞑って顔の表情を歪める。
 続いて口に流し込む。
 ぐぼー。ぐぼー。
 南七香は喉から押し出す。
 「お前の小便だ飲め」
 胡浜次郎は強い口調で命令する。
 クラブのメニューでは飲尿はこのコースで受けなければならないプレイの範囲である。だが南七香は堪えられない。
 胡浜次郎は爪先でタイルに伸ばした南七香の腕を押えるように踏む。
 ファスナーを開けて一物を出す。
 南七香の顔めがけて小水を振りかける。途中から口の開口器に強い威勢で流し込む。
 南七香は声も出せないで堪え続ける。
 ブフォオーーーーーーーーーーー。
 堪らず起き上がって開口器を口から飛ばす。
 ゴフォオーーーーーン。ゴホオン。ゴホン。
 南七香は起き上がったまま咳き込み続ける。
 「十五分やる。洗って出て来い」
 そう言い置いて胡浜次郎は浴室を出てしまう。
 プレイ代の三十万を南七香が床に置いたバックの下に挟み込む。
 南七香は浴室で何度も嗽して不快感を洗い流す。頭を洗い顔も洗って最後に躰を洗う。十五分確り洗い続けた。
 胡浜次郎は出て来た南七香に金を指差す。
 南七香はそれをバックに仕舞う。
 胡浜次郎は蝿叩きの様な先端が十センチ角の平たい革の鞭で乳房を叩き続けた。乳房全体が赤くはなるが蚯蚓腫れや数日残る痕には成らない。
 「あうーーーーーーーーーーーー。あうーーーーーーーーーーーー」
 悲鳴を上げ続けて涙を流す南七香の乳房を五十回くらい叩いた。
 さらに内股を叩く。
 そして拷問椅子に縄で固定して股間を大きく開いた。性器を三十回数えて叩いた。南七香の顔は涙と汗に塗れて無残極まりない。
 胡浜次郎は氷水の浣腸液を用意した。
 南七香は冷やされた浣腸液に慄いている。それが直腸に入ったら猛烈に痛い。
 胡浜次郎は容赦なく注入する。
 「う、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は注入し始めただけで悲鳴を上げてしまう。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は悶えながら泣き喚き続ける。
 それでも胡浜次郎はアナル栓を捩じ込む。
 「えーーーーーーーーーー。むりーーーーーーーーーー。むりですーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は今の痛みに堪えられない。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーー」
 南七香は拷問椅子を揺すって藻掻き続ける。
 胡浜次郎は笑顔で嬉しそうにその表情を愉しむ。
 「あーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーーー。もうむりーーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は涙をぽろぽろ溢して許しを請う。
 胡浜次郎はそれでも許さない。乳首に洗濯バサミを付けた。
 「うーーーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は腹の痛みに藻掻き続ける。
 胡浜次郎は南七香の瀕死の表情に満足して拷問椅子に便を流す壷を接続した。
 ようやくアナル栓に手を掛ける。
 「うーーーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーー」
 胡浜次郎は南七香の苦しみを愉しみながらじわじわアナル栓を抜いた。
 茶色い水が静かに流れ出る。殆ど便は混じってない。南七香は事前に抜いてきたのである。
 「うぐうーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーー」
 胡浜次郎は南七香が苦しみながら最後まで水分を搾り出すのを見ながら次の浣腸液を用意する。
 「まってーーーーーーーーーーー。もうだめです。むりですーーーーーーーーーーー」
 胡浜次郎はフェイスタオルで南七香のお尻を拭く。
 浣腸器を持上げる。
 「やめてーーーーーーーーーーーー。もうむりーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーー」
 それでも胡浜次郎はアナルに差し込む。
 「あーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 南七香の泣き悲鳴を無視して浣腸液は直腸に注入されてゆく。
 「あーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーん。あーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーだめーーー」
 南七香は何処までも泣き喚き続ける。
 胡浜次郎はあと二回。合計三回浣腸した。
 拷問椅子から降ろした南七香は床に倒れこむ。
 「丁度二時間だ。ピンチを取ろう」
 胡浜次郎は最後の苦しみを死刑宣告の如く嬉しそうに言う。
 南七香もこの痛みを知っている。
 慌てて震える手で洗濯バサミを掴む。
 「う、ううおーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は床を転げながら痛みに泣き喚く。自分の手で乳房を揉む。
 胡浜次郎はその南七香の躰に乗る。代わりに乳房を揉む。
 「ううーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 胡浜次郎は南七香の悲鳴を愉しみながら十五分くらい揉み続けた。
 「あと五万出す。最後にビンタさせてくれ」
 胡浜次郎は五万を財布から抜いて床に置く。
 「はい」
 南七香は上体だけ起こしてそれを受ける。
 胡浜次郎は反動をつけて南七香の頬を叩く。
 「ううーー。ううーー。うーーーーーー。うーーーー。うふうーーーーーーーーーー」
 南七香はもう泣かなかった。
 「風呂を使って此処で眠って帰れ。歩けないだろう」
 そう言って胡浜次郎は帰ってしまう。
 南七香だけでなくこれが生きている胡浜次郎を見た最後であった。
 
 七月十八日。
 闇組織の手配で日本に来た日系外国人の女性四人が動いた。各々別の標的を担当する。
 四人とも日本語は充分に訓練されていた。
 やや混血には見えるかもしれない。だが防犯カメラの映像程度では日本人に見える。
 一人は田村三千夫を待ち伏せてホテルに誘った。ややエキゾチックに見える美形。スタイルも良い。ミニスカートの露出度が高かった。
 田村三千夫は疑いもなくホテルに入ってしまう。
 女は田村三千夫がその躰に夢中になって挑み掛かるタイミングで股間に手を回して玉を握り潰した。
 田村三千夫は悶絶する。
 そのまま注射で薬殺した。
 翌日正午近くにフロントが内線をコールして反応がない。それで合鍵で踏み込んで遺体が発見され警察に通報された。
 
 その女は標的の一人を尾行してホテルに誘うタイミングを見計らっている。その男が人気のない歩道橋に差し掛かった。
 女はそのタイミングで後ろから首に毒針を刺す。
 男の躰がぐらつく。その首を掴んで階段から投げ落とした。
 既に毒針で死亡していたが転落死に見せかけたのである。
 
 標的の男一人は乗務を終えて車で武州鉄道の武州市駅に近い裏道を走行していた。
 武州鉄道と少しだけ近くを併走するJRのローカル線。その上を跨ぐ橋に差し掛かる。
 橋の方からバイクが車体を斜めに車の前輪に引っ掛けるように突っ込んできた。この男を担当した女の殺人鬼である。
 男は走行中ハンドルを切り損ねて鉄道の橋から石の欄干を突き落として車ごと線路に落下した。
 時間的に人通りもなく車も殆ど走ってない。目撃者も居なかった。
 次に来たJRのローカル線の運転士が線路の障害物を見て急ブレーキを掛ける。それで事故が発覚した。
 
 最後の一人も混血系の女にハントされて自宅に誘ってしまった。
 女は少しでいいから金が欲しい。それと今夜泊めて欲しいと要求した。美形かつスタイル抜群の女である。
 一万か二万なら痛くはない。四人で計画的に狙ってアリバイまで作って輪姦した梅沢彌奈美と比べても劣らない女である。
 最近SNSで泊めて貰える男を捜す女が時々いると知っている。これは運が良かったと満足してしまう。
 そのあとは田村三千夫と同じようにして殺された。
 自宅アパートで死亡していて勤務に出勤しない。それで会社が確認した。
 既に四人の女は朝一番の新幹線で名古屋に向かう。昼前に名古屋空港から海外に飛び立っていた。
 
 四つの犯行が行われた日の梅沢彌奈美は池袋を二十二時五分発快速急行下久保行きに乗務していた。森林公園で交代する。
 そのまま上りの急行に武州市まで乗務した。武州市には二十三時五十分に着く。そのまま仮眠宿舎に入る。
 他の女性運転士と車掌も居た。駅近くのコンビニで買い物をして一緒に食事を摂る。
 時間的にどの殺人現場にも行けない。
 三人の殺害現場は何れも東京都内である。武州市駅近くで内一人が事故死した時間はまだ梅沢彌奈美の乗務した急行が武州市に着いていない。
 第一機動捜査隊の二つの班と第二機動捜査隊の一つの班がそれぞれ出動した。
 四人の総てが武州鉄道の乗務員。連続殺人と断定されたが同時には不可能である。
 
 同じ日。胡浜次郎の遺体が東京湾で発見された。
 知りすぎた胡浜次郎を闇組織が抹殺したのである。
 
 翌日七月十九日。
 正午に警視庁にだけ犯行声明が出された。内容は強姦者への天誅。そして強姦事件を隠蔽した警察への非難である。
 その中には四人の一人田村三千夫の父親で道警本部長田村祥司の関与が仄めかされている。
 警視庁は公表を控えた。
 
 梅沢彌奈美は野村未来也弁護士の紹介する島本舞弁護士に依頼する。
 第一機動捜査隊は梅沢彌奈美の事件当夜の行動を確認するだけで任意同行には出なかった。
 また胡浜次郎の予測に反して弁護士費用は二十万で済む。万一逮捕になって弁護士接見でも五百万には及ばない。
 梅沢彌奈美は胡浜次郎の死を知って驚愕する。だがその半面心の底では安堵するのであった。
 
 闇組織から梅沢彌奈美に完了のメールが入り北海道警本部長田村祥司も処分した方が良いとの旨を伝えて来る。
 そして手配手数料込みであと四百万要求していた。
 梅沢彌奈美は闇口座をもう一度使って入金するためWebメールで紹介者の川口の女将に連絡を取る。
 川口の女将は川口の会長に連絡を取った。
 川口の女将から現金の隠し場所の確認が来る。
 梅沢彌奈美は貸しロッカーと答えた。
 折り返し鍵の送り先を指示して来る。その翌日梅沢彌奈美に闇口座にアクセスするツールがUSBで送られて来た。
 ツールを使って闇口座から闇組織に再び入金をする。
 そして闇口座へのアクセスツールを以前に池袋の闇金融で貰ったツールで削除した。
 その後マネーロンダリングを代行する闇口座運営組織の指示で二つのUSBを川口の女将に郵送する。
 川口の女将はそれを川口の会長の指示する所へ転送した。
 
 七月二十日。
 北海道札幌市付近。
 ドローンではない。そんな名称が一般的になる前から闇組織が使っている小型飛行物体である。
 今回のは鳥の構造になっている。偵察にも使う。
 道警本部長田村祥司警視監は休日だけ自分で運転する。札樽道を札幌から小樽に向かっていた。
 その後ろを組織に雇われた殺人鬼が尾行している。
 鳶に見せかけた鳥の飛行物体を車から飛ばす。
 その飛行物体はカーブの手前で田村祥司の車の前に出る。
 鳶の飛行物体はカーブに掛かる所で羽を大きく広げてフロントガラスに貼り付く。
 田村祥司は焦るがどうにもできない。ブレーキも踏めない。
 鳶の飛行物体は目からレーザーを放つ。
 田村祥司はハンドル操作ができずカーブでガードレールを破って落下した。鳶の飛行物体はそのまま飛び去る。
 殺人鬼は車を自動運転で鳶の飛行物体を操作していたのである。
 組織は依頼の完了を梅沢彌奈美に報告する。
 
 道警本部長田村祥司の死は事故死として処理された。
 四つの殺人事件の捜査は闇組織と実行犯に絞られる。そのまま迷宮入りの予定かもしれない。
 
 最期のSM小説家 第二十六幕 復讐の為風俗で働く女 完


次頁
戻る


ご感想、アンケート
ご感想、ご質問、ご用件、ご依頼などございましたら以下のメールにお送りいただければ幸いです。
sado9364○yahoo.co.jp
(お手数ですが○を@に変えてご使用ください)