【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第十一幕


銀行襲撃SMバイオレンス


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 二〇二十年夏至下元。太陰太陽暦五月三十日。
 (この二十四節気は平気法太陰太陽暦によるものです)
 七月二十日。新型コロナの感染者は増え続ける一方である。東京の感染者が断トツで多い。
 GoToキャンペーンは東京抜きで始まる方向である。
 当面しばらくは効果が薄いことは間違いない。団体旅行はNG。金を使った旅行をする年配者は警戒して動かない。
 倒産は徐々にではあるが確実に数字に表れ続けている。
 感染者は増えても重傷者は少ない。いま経済の手を打つことが最善である。
 しかし世論は感染防止に傾いている。
 感染症が終息しないうちに経済対策を優先して死者が出ても良いのかというワイドショーのコメンテーター。
 リベラルに強く傾倒したコメンテーターである。
 使者が出てよいかイエス、ノーで答えろと言う。野党の謀略的質問の典型である。
 ただ現政権を叩けば。自分らが政界に蔓延りたいだけの戦法と言える。そしてこれまで限りなく経済の足を引っ張ってきた。
 しからば経済疲弊で倒産が続出してコロナの死者以上に自殺者を作って良いのか。イエス、ノーで答えろと言いたい。
 中小零細企業、中小零細のホテル、旅館、店舗は一生かけて築いてきた。それが雀の涙以下の協力金で自粛要請の一言で潰される。
 集団訴訟するべきである。
 夜の街関連というが風俗業はもっと厳しい。これが疲弊すれば経済及び秩序を底辺から崩す。
 明るい話題は将棋だけである。
 
 如月鬼堂の越後湯沢のマンションに館山弁護士と荒井枝里、福富麻次郎が訪れていた。
 「いつまで税金と国債で賄おうとするのかな。いまこそニューディールのフランクリン発言の様に紙幣の増刷を制限しない対策が必要だ」
 如月鬼堂は怒りに滾っている。
 「無理ですよ。与党はこのままなし崩し。ある程度根幹を救って。ある程度は已む無し。財政の健全化優先です。野党は感染対策一辺倒です」
 福富麻次郎も苦しい。不満は如月鬼堂以上である。
 感染集中地域には置かれてない如月鬼堂のファッション喫茶。それでもいつまた自粛の波が襲ってくるとも限らない。
 現在もオンライン営業と半々体制である。
 瀬里菜が熱海まで野村未来也弁護士、野崎卓郎弁護士を迎えに行き送迎してきた。
 館山弁護士を座長に集団訴訟の打ち合わせである。
 既にお茶、コーヒーではない。珠洲と瀬里菜がビール、日本酒を好みに合わせて置いてゆく。
 本日は際どい衣装を一歩後退して赤系のミニワンピースである。
 それでもこの二人は充分に悩殺する。ストッキングは履いてない。
 そして二人とも悩殺を愉しんでいる。
 集団訴訟はもっと参加店舗を集めてからと成った。その後はデリバリのミニ会席で食事を摂り飲みながら雑談である。
 「本来一審無罪となったら釈放のままなのだが。再拘留となった。何とも交渉が大変だよ」
 野崎卓郎弁護士がぼやく。
 「検察にそんな権限が有るのですか」
 如月鬼堂の質問である。
 「検察ではなく。二審の裁判所が決めます。『被告人が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由』と言う事です」
 館山弁護士が説明した。
 聞いていて珠洲は密かに納得する。
 館山弁護士の忠告よろしく如月鬼堂も珠洲も余計な意見は言わない。
 瀬里菜が熱海まで野村未来也弁護士、野崎卓郎弁護士を送って行った。
 この後はSM愛好会主力メンバーのテレビ会議となる。本日は囲炉裏端にカメラが四台設置されていた。
 まだテレビ会議には時間が有る。
 「野崎先生は六人を無罪と信じているのですか」
 他の弁護士が居なくなって如月鬼堂が疑問点を正す。
 「思ってないですよ。野崎先生は無罪請負人という立場です。怒っていたのは無罪にした威信ですよ」
 「左様で」
 「埼玉県警が杜撰すぎる。今回の広中彩加市会議員の件もそうです」
 「そうですね」
 「非常に危険な人間でした。当り屋で稼ぐに女を風俗に売る。その程度の小物では済まないと思いました。案の定でした」
 館山弁護士は当初から警戒していた。
 「でも闇金の様な組織に始末されたのでしたら。それ以上被害者は出ないでしょう」
 如月鬼堂はこっちの件は解決の意識である。闇の換金組織などどうでも良い。
 「あの六人。出て来たらまた同じ様な犯罪を犯すのかな」
 珠洲がぼやく。
 「同じ事はしないでしょう。用心深い犯人です。アリバイがあっての逮捕にはかなり懲りたでしょう」
 館山弁護士はこの場だけと構わず犯人と言ってしまっている。
 珠洲がつまみとビールを補給する。
 「でももっと巧妙になって再犯しないのですか」
 珠洲はこの六人が社会にそのまま戻ることに不安を持っていた。
 「この犯人はこの女性運転手に怒りを持っていたのではないかと思われる。だからやたらには動かないのじゃないか」
 「そうですね」
 如月鬼堂の見解に福富麻次郎も同意する。
 大河内税理士と杉下一行が接続したのでテレビ会議が始まった。
 「先生。盛況でしたね」
 一昨日行なわれた愛好会の熱海、生駒二元開催のショーのことである。
 「ありがとう」
 「今回はほんとに大々的にできました。来島結奈はショックが大きかったようですが」
 杉下一行は昨日熱海まで一緒に戻って来た。
 「しかし鬼堂先生感染者の数が何とも言えません」
 大河内税理士は危機感を強くしている。自分の客が倒産するのと愛好会が自粛になることの心配である。
 「占い師に聞いてみました。コロナはもうじき終息するそうです。経済もこのまま回復にゆっくり向かうとの事です」
 如月鬼堂がまた爆弾発言する。
 「その鑑定充てになるのですか」
 大河内税理士は懐疑的である。
 「私はその判断でやってきたのだが」
 「どちらにせよ先生。アダルト放送で話題になっていましたね。裏の全裸美人コンテスト。二回目をやりましょう」
 大河内税理士の提案である。
 「大河内先生。私もやりたい。でも場所がない」
 「充分タレントは揃いました。場所は観世員ホールでも入りません。三つの会場でどうでしょう」
 「この二元、三元開催は難しいです」
 如月鬼堂は難色を示す。
 「三箇所に分かれても同じ型のステージです。スクリーンではなく。バーチャルステージでどうでしょう」
 杉下一行が提案する。こっちも乗り気である。
 「それなら全部オンラインでどうでしょう。今回開発のアイテムを使って」
 福富麻次郎である。
 「それも良いですね。いっそ先生の居間で開催したらどうでしょう」
 大河内税理士が一気に押す。
 「では出演者と会員の皆様の負担額の了解を取ってから検討します」
 如月鬼堂はそこで保留する。
 その日はお開きになった。
 
 翌日。功名かつ大胆、陰惨極まりない事件が起きた。
 関東帝国銀行さいたま支店。三時の少し前。裏口にスーツ姿の男性が二十人以上集っていた。皆大きなリュックかカバンを持っている。
 パソコンの移行作業を行なう。販売会社からアウトソーシングされた派遣会社のスタッフの点呼が行なわれていた。
 何人かが給料を渡されて帰されている。人員オーバーで会社のアサインミスと言う説明がされていた。
 全員がマスクにメガネを掛けている。
 銀行の閉店と同時に中に入場する。来客用のセキュリティカードが全員に配られていた。
 既に交換用のパソコンは通用口の中に搬入されている。
 通用口が中から開いて二十数名がパソコンの箱を持って店舗内に入った。
 男性行員が荷物を持ったままなので控え室に置く様に注意する。
 次の瞬間男性行員は射殺された。
 奥の男性行員が居る部分に一気に機銃掃射する。
 全員マスクにメガネだった。だがメガネはサングラスに変わっている。
 二十数名が散ばって出口、通信回線、非常通報を押さえる。
 支店長を含めた男性行員の殆んどが射殺された。店内は悲鳴と怒号が飛び交っている。
 「しずまれーーーーーーーー」
 リーダーらしき男が大声で叫ぶ。
 二十数名が自動小銃を構えていた。
 数人が男子行員を探して射殺する。
 「全員こっちに出ろ」
 女子行員を客のスペースに集める。数人が店内の他の部屋に残ってないか確認に回った。トイレ、給湯室、更衣室を調べる。
 「全員服を脱げ。そして携帯、スマホを出せ」
 女子行員らは恐怖に震えながら仕方なく脱衣する。携帯、スマホはソファーの上に出された。
 誰も下着を取ろうとはしない。
 「下着も全部取れ」
 自動小銃を構えたまま命令する。
 全員動揺した表情で身構えた。誰かが取るまでブラのフォックを掴んだままである。
 「何で裸にするのよーー」
 四十近い女子行員が抗議した。
 「逃げられない様にだ」
 一人の男が答える。
 「それなら下着はいいでしょう」
 四十近い女子行員は下着を取ることを拒否した。
 見ていた別の男がその女子行員を射殺する。
 「下着も全部取れ」
 自動小銃を構えた男の怒号が飛ぶ。
 女子行員らは乳房を震える手で隠しながらブラを外した。乳房を押さえたままショーツを下ろす。
 「現金を集めろ。硬貨とATMを除いて全部だ。現金輸送車に積む準備をしろ」
 女子行員らは全裸で現金をジュラルミンケースに詰めた。
 「手の開いたものからこっちへ来い」
 一人ずつ待合シートに座らせて高手小手に縛り上げる。縄ではない。すずらんテープで縛る。脚首も縛った。
 「良さそうなの四人だけ持って行こう」
 四人選んで離れた席に抱き上げて移動させる。
 「現金輸送車が来ました」
 見張り担当が報告する。
 扉の影に銃を構えて中に入れた。二名入って扉が閉まった段階で射殺する。
 ピストルを持った一人が外に出た。現金輸送車の運転席に残った一人を脅して中に入れる。
 その一人も扉が閉まった瞬間に射殺してしまう。
 ガードマンの服を剥ぎ取り二人が着ける。
 二人は女子行員が現金を詰めたジュラルミンのケースを現金輸送車に積み込む。その二人が乗ってそのまま出発する。
 殆んど全員が鞭をカバンから取り出した。残った女子行員に片っ端から鞭打ちする。細い一本鞭である。持つところ以外がワイヤーロープに成っていた。
 「うぐおおーーーーーーーーーーーーーーーー」
 叩けば一発で肌に傷がつく。
 「ぐううおおーーーーーーーーーーーーーー」
 容姿やなく顔を叩く者もいた。
 「やめろーーーーーーーーーーー」
 「うおーーーーーーーーーーーーーーー」
 「ぐうわあーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーん。あはん。あはあん。あはん。あはん」
 狂乱の悲鳴が店舗に響き渡る。
 一人が給湯室に行く。包丁を持ってきて乳首を斬り堕とそうとした。
 「いやあーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 だが引いても切れない。傷ついて出血するだけである。
 「ああーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。うおおおーーーーーーーーーーーーーーー」
 斬られた女子行員は狂った様に悲鳴を上げた。
 バスが迎えに来る。
 「みんな離れろ」
 避けておいた四人を除いて自動小銃で一気に射殺する。
 バスからガソリン携行缶を下ろすした。続いてキャリーバックも下ろす。
 残した四人に麻酔をかけて口をガムテープで塞ぐ。キャリーバックに詰めてバスのトランクに積む。
 二人を残してバスに乗り込んだ。残った二人がガソリンを撒き死体に掛ける。無線点火装置と発破を中央付近に積んでゆく。
 バスが発車して暫らく走って無線で点火した。銀行の建物は一気に炎上して爆発する。
 現金輸送車で出発した二人は人通りの少ない新幹線のガード下で待っていた。
 バスにジュラルミンケースを積み替えて現金輸送車を乗り捨てる。
 バスはそのまま中津川林道に入った。
 途中の空き地に止めてあったキャンピングカーにうち二名が乗り移る。
 バスのトランクから現金ケースの一部。女子行員を入れたトランク二つ。これだけを積み替えた。
 キャンピングカーは中津川林道を引き返す。
 バスは山梨県に入る。キャンプ場が有った。そこにキャンピングカーがもう三台。ワンボックスカー二台が止めてある。
 バスは此処で乗り捨てた。ナンバープレートは外す。かなりの中古車である。
 ワンボックスカー一台に女子行員を入れたキャリーバック一つを積む。もう一台に現金ケース一個も積んだ。
 ワンボックスカー二台に四人が分乗する。これも中津川林道を戻って行く。
 最初に銀行に入った二十人が残った。此処で十九人に現金が五百万ずつ配られる。
 十九人は二台のキャンピングカーに分乗して一台は静岡に。一台は名古屋に向かった。
 残る一台にジュラルミンケースと女子行員を入れたキャリーバックが積まれた。こっちは最後の一人が乗って奈良県の山奥に向かう。
 この人物のみ今回正体がばれてしまっている。
 
 夜になって如月鬼堂の越後湯沢のマンションである。
 緊急速報からワイドショーの予定が変更に成った。
 四時二十分頃。銀行が建物ごと火災を起こして倒壊した。被害者の遺体は殆んど黒こげでばらばらに飛び散っている。
 火は消防によって鎮火された。倒壊したので周りの建物には概ね影響はない。だが遺体から殆んど誰であるか特定するにも相当難しい。
 「現在ガソリンが撒かれて発火したことが確認されています。建物の倒壊も発破を使ったと推定されております」
 男性キャスターが分かったばかりの情報を伝えていた。
 「パパ。この銀行大宮のマンションの近くだよね」
 珠洲の言っているのは如月鬼堂の昔の住まいである。現在はパートが来ていて自費出版の本をコピー機で印刷、製本して発送していた。
 「そうだな。ATMを利用したことも有る」
 如月鬼堂が取引しているメインバンクでは無い。同行の口座くらいは持っていた。
 「銀行が閉まってから。残業していた人が被害に遭ったの」
 瀬里菜は銀行が閉まっても行員は十九時くらいまで帰れないことを知らない。
 「店頭は閉まっても行員の勤務は一般企業より長い」
 如月鬼堂は執筆中である。珠洲が切って冷凍した刺身を解凍した。瀬里菜はサラダバーを準備する。
 今夜のテレビ会議は無い。如月鬼堂は刺身とサラダでビールを飲みながらパソコンを叩く。
 今日中に送ってしまいたい。明日は裏全裸美人コンテストで候補者の六人と話し合う。
 今夜は来客が無いので珠洲と瀬里菜は下着姿である。二人とも如月鬼堂の執筆作業を妨害する心算は無い。協力している心算である。
 「パパ。露天風呂溜まったよ」
 珠洲と瀬里菜は下着も取る。先に露天風呂に向かう。如月鬼堂もバスロープを脱いでトランクスも脱ぐ。
 露天風呂では珠洲と瀬里菜が如月鬼堂をサンドイッチにして体を洗う。さらに湯に浸かったらさおを交代で舐めて洗う。
 如月鬼堂は作業中なので二人に体を拭いてもらって囲炉裏端のパソコンに向かった。
 珠洲と瀬里菜は躰を拭いて全裸のまま囲炉裏端に座る。
 「パパ。終わりそう」
 珠洲がやや心配していた。
 「明日の未明くらいには送れるよ」
 女の子らが来るのは午後だから十時くらいまで寝られる計算である。
 ニュース番組では銀行内のパソコンの移行作業に向かった派遣会社の責任者が帰らないことが確認された。
 また現金輸送車のガードマン三名と現金輸送車が行方不明と報じられている。
 
 奈良に向かったワンボックスカーは一昼夜走って奈良県天川村の奥に建つ古い古民家に着いた。
 女子行員をキャリーバックから出す。縛りを強化して麻酔を追加した。
 そのまま一眠りする。
 自分一人大きなリスクを負った。だが一億を超える利益を得ている。集めた十九人は全員マスクを掛けてメガネも掛けていた。
 店内に入ってからはメガネがサングラスに変化する。最初から配られたアイテムである。
 話を持ちかけたグループは後から安全な状況で入って来た。防犯カメラも記録媒体を抜いて全部破壊している。
 事前に何回か移行作業に入った。防犯カメラの位置はチェックしている。
 自分以外に危険は無い。
 防犯カメラが外から監視されていれば犯行途中で警察が介入している。
 夕方迄眠ってそれから女子行員をSM拷問して愉しむ。
 この古民家の登記は別の名義で持っている。ホームレスの戸籍を使ってマイナバーカードは自分の写真で作った。
 それは過去に住其ネットカードで作ったものである。住其ネットカードを作る時点では写真付き身分証がなくてできた。
 
 中津川林道の空地とキャンプ場から引き返した六名は山荘に着いていた。大広間テントに車を仕舞う。
 その日の内に着いた。そのまま地下室に三人の女子行員を監禁する。
 「お前らにニュースを見せてやる」
 キャリーバックから出された三名はなんとなく感じるものがあった。
 窓の無い地下室らしき場所。六人の防護服姿の男。途中で車を積み替えられた。銀行から運び出した金の一部がそこにある。
 残されたのは四人。それ以外は目の前で射殺された。その内一人田村摩子が居ない。
 金を山分けしてグループが分かれて逃亡したのだ。二十人以上居た。此処に居るのは六人の男と金の一部である。
 テレビは二十三時からのワイドショーを放映していた。
 銀行が放火炎上して爆破され倒壊したと報じられている。現金輸送車は新幹線の高架下で発見された。
 この支店に存在したであろう現金が総額で五億円前後と報じられる。
 パソコンの入れ替え作業を請け負ったアウトソーシング会社が二十名で閉店後に入場した事が判明した。担当者の行方が判らない。
 さらに派遣会社がアサインしたスタッフが人員オーバーで帰された事も判明した。
 三名の女子行員は計画の大きさと綿密さに驚くばかりである。そして自分らも生かして帰してはもらえないと怯え続ける。
 生駒莉那を残して二人は鉄格子の部屋に別々に押し込められた。縛りは解かれたが脚首に鉄の重りが付けられている。
 「さあてお前は拷問だ」
 六人が囲む。
 「いやだあーーーー。いやあーーーーー。ああーーーーーーーー」
 生駒莉那はヒステリックに泣き叫ぶ。
 押さえつけて現場で縛ったビニール紐の戒めは解く。
 拷問椅子に叩きつける。
 「あおーーーーーーー」
 拷問椅子の背の後ろで手首を縛る。脚載せに脚首と膝を縛った。
 まずは全員で輪姦す。輪姦す間は厳重な目隠しをつける。
 唇を貪るときはスタンガンを持つ。噛み付いたときの予防である。
 泣き叫び続ける生駒莉那を六人が局部を一回ずつ洗って輪姦した。
 輪姦しが終わったら次は玩具である。
 目隠しを取る。
 胸部の縛りを強化した。乳房の上と下で拷問椅子に縛り付ける。太股も拷問椅子に縄で規則正しくぐるぐる巻きに固定した。
 浣腸器とバケツに氷の入った石鹸水が運ばれる。
 「浣腸してじっくりお前の躰で愉しんでやるからな」
 男の顔は分からない防護服を着てマスクにサングラス。以前に拉致されて強姦されて開放された女性の供述通りである。
 アナルに浣腸器が挿入された。
 「ううーー」
 一気に冷たい水が直腸から入って来る。
 「ぐううーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーー」
 生駒莉那は堪らず声を上げてしまう。
 容赦なく冷たい液は生駒莉那の躰に入って行く。
 「ぐううーーーーーーーーー。いいたいーーーーーーーーーー」
 生駒莉那は涙声になる。冷たい石鹸水で腹が究極の痛みである。
 水の無い水槽に蓋をして蛇が運ばれた。
 「ああーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーん。なにーーーーーーーーーーー」
 生駒莉那はそれを見て泣き悲鳴を上げる。
 此処で写真撮影する。大型のデジカメである。さらに一人録画も取っていた。
 注入し終わってアナル栓を挿入する。生駒莉那の躰は痛みと恐怖にぶるぶる震えていた。
 一人の男が腹を摩りながら乳首をクリップで鋏む。
 「あ、ああーーーーーーーーーーん」
 もう一つ反対側にも鋏んでしまう。
 「あ、あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー。いいたいよーーーーーーーーーー」
 さらに腹を捩って藻掻く。
 「ううーーーーーーーー」
 「そろそろ腹が激痛だな」
 「いーいたいよーーーーーーーーーーーーー」
 「うんこ出しますと言え」
 「ちくしょーーーーーーーー」
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