【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第二十六幕


復讐の為風俗で働く女


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 二〇二十一年夏至中元。太陰太陽暦五月二十三日。
 (この二十四節気は平気法によるものです)
 二〇二十一年七月二日。
 川口。営業してない旅館である。
 コロナ過で外国人観光客は来ない。日本人は既に利用しなくなったタイプの旅館である。
 女将は梅沢彌奈美から話を聞いていた。
 紹介したのは野村未来也弁護士である。
 「犯人は警察からアリバイが有ると。証人も防犯カメラの映像も有ると。そう言われたのですか」
 「そうです」
 「貴女は復讐のために此処でお金を作りたいのですか」
 「そうです」
 
 野村未来也弁護士は梅沢彌奈美から相談を受けた。一応の調査はしたが勝ち目はないと答えた。
 梅沢彌奈美が犯人と名指しする田村三千夫とその友人三名のアリバイを確認した。
 田村三千夫が飲んでいたと主張するスナックの女性経営者の証言は取れた。泊まったビジネスホテルの防犯カメラも確認した。
 田村三千夫は北海道警本部長田村祥司の息子であった。
 捜査は所轄がアリバイを確認した後に県警五係に移っていた。県警五係の警部は同じアリバイを確認して梅沢彌奈美に回答した。
 野村未来也弁護士は北海道警本部長の三男と分かって問題を感じたが状況説明だけでその先の弁護は引き受けなかった。
 梅沢彌奈美は田村三千夫を知っていた。全員が覆面をしていた。だが梅沢彌奈美はその内一人を田村三千夫と判った。
 
 時間軸は少し前に戻る。
 六月十四日。
 梅沢彌奈美は武州鉄道の乗務員である。
 (これは架空の鉄道です。実在しません)
 武州鉄道は武州寄居が終点。近年武州小川町から支線が延びて下久保まで行く。将来高崎まで延長の予定である。
 梅沢彌奈美は車掌から運転士になって五ヶ月。やっと指導運転士が付かなくなった。
 この日は森林公園から交代して乗務した。
 快速急行下久保行き最終である。
 快速急行は武州小川町で後ろ四両を切り離す。そこから六両編成でこの区間はワンマン運転となる。車掌は乗ってない。
 その日は駅の仮眠室に泊まって翌朝七時二分発池袋行きに乗務する。
 その夜に襲われた。
 四人の覆面姿の男らに輪姦されてしまった。
 それでも翌朝は遅れずに乗務した。
 会社には相談したくなかった。自分の名前などが好評されることを避けたかった。
 仕事が休みの日を待って警察に相談した。
 
 川口の女将は梅沢彌奈美の件を川口の会長に相談した。
 「関東でやらないで妹さんの生駒に振った方が良いでしょう」
 「はい。それでお引き受けいただけますか」
 「いいや。その事情では我々は」
 川口の会長は断った。
 
 七月三日。
 如月鬼堂は十時二十一分着の上越新幹線で越後湯沢に戻った。
 駅には珠洲が迎えに来ていた。
 「館山先生と野村先生がお待ちなの」
 「野村先生も何だろう」
 「お耳に入れておきたい事が有るのだって」
 野村未来也弁護士は弁護を引き受けない。その代わりに迂闊にも梅沢彌奈美が切望する金を稼ぐ手段を教えてしまった。
 館山弁護士に咎められて報告に来たのである。
 「本人が捕まらないように人を雇う金ですね」
 「そうです」
 「所轄はアリバイを崩す捜査をする方向だったのですか」
 「一人女性巡査部長が県警五係に捜査が移って悔しがっていました」
 「でも証人が複数で同僚以外にスナックのママの証言も有りますし。さらにホテルの防犯カメラという物的証拠もあります」
 館山弁護士は梅沢彌奈美の職場の先輩で指導運転士の田村三千夫らは容疑から外されると見ている。
 「明らかに北海道警本部長の父親の圧力があったのですね」
 「そう思います」
 野村未来也弁護士も警察内部の圧力に不快感を持っている。
 「梅沢彌奈美が依頼した実行犯が逮捕されなければそれで迷宮入りですか」
 「いやあ。道警本部長である父親の田村祥司が黙ってないでしょう。梅沢彌奈美を逮捕しろと出てきますよ」
 館山弁護士は最悪の事態を想定している。
 「簡単に逮捕はできないぞ。実行犯が自供しなければ」
 野村未来也弁護士は逮捕に至らないとの見解である。
 「一度女将と話してできるだけ問題にならないようアドバイスしてみます」
 館山弁護士は無難策を試みる考えである。
 
 連続拉致強姦傷害事件の犯人六人のアジトである。
 本日は冷房の効いた室内で窓から裾野の景色を見渡しながら焼肉と生ビールで飲み会をしていた。
 川口の会長は女将から相談された内容を説明する。
 「それは面倒な話だな」
 医師の男である。
 「生駒に振らせたのは懸命だな」
 「俺の言う通りにしてくれたらな」
 川口の会長は梅沢彌奈美の件を断ったのでそっちも聞くかどうか確信はない。
 「あの女将。復讐を手伝う気なのか」
 「何とかしてやりたがっている」
 「ふーん」
 「金を得て人を雇おうとしているのだな。この際だが」
 医者の男である。
 「下手な奴を雇われたら一気に跡が付くな」
 葬儀会社の社長が割り込む。
 「そうだ。だからこっちで闇ルートを紹介したらどうだ」
 「それしかないな。最悪の場合金を動かす組織が始末する」
 川口の会長も納得する。
 「金のルートも紹介するか」
 「そうだ。総て証拠が残らないことだ」
 話は纏まった。
 
 七月八日。
 再び東京と沖縄に緊急事態宣言が発令され蔓延防止地域は延長された。酒類の提供は大阪以外全面停止である。
 効果は疑問以外の何者でもない。
 オリンピックもようやく無観客の方向に動きつつあると報道されかけていた。
 胡浜次郎は新幹線を京都で降りて近鉄京都線を大和西大路で奈良線の急行に乗り換えて生駒に着いた。
 観光生駒のアーチ型の看板を潜って緩い石段に成った坂を下る。営業をしてない旅館に入った。
 川口の女将は胡浜次郎を生駒の妹に紹介したのである。
 梅沢彌奈美は一週間休みを取って既に着いて待っていた。
 胡浜次郎は黙って女将に二十万を渡す。
 「理由は聞かない約束でよろしいですね」
 「いいよ。川口の女将から聞いている。一千五百万用意した。覚悟はできているのだな」
 「大丈夫です」
 「川口の女将から聞いた通りで良いのだな」
 「はい。顔と服から出る部分は傷つけない。治療費のみで整形代を上乗せで一千五百万です」
 生駒の女将は川口の女将から引き継いだ内容を再確認する。
 梅沢彌奈美は身長百七十二の長身である。それが膝上二十三センチのミニスカート姿で畳に座っている。
 座るとショーツが出ないぎりぎりまで太腿が露出する。綺麗な脚である。その太腿が艶めいている。
 この女を鞭で傷だらけにできる。胡浜次郎はもう生唾が止まらない。
 上半身はヌーブラだけであった。
 梅沢彌奈美は要求する前にそれを外す。
 巨乳ではない。スレンダーなスタイルに丁度良い大きさで真っ赤な乳首が咲いている。
 「約束通りで良いな」
 胡浜次郎は五百万の束を三つ置く。
 「はい」
 梅沢彌奈美は神妙な顔で答える。
 胡浜次郎は五百万の束三つを押しやる。
 梅沢彌奈美は持ってきた鞄にそれを仕舞う。
 胡浜次郎は立ち上がって梅沢彌奈美の肩を?んで部屋の中で磔に使えるように改造された柱の前に立たせる。
 梅沢彌奈美は自分でスカートを脱いでショーツも脱いでしまう。ショーツをスカートの中に丸め込んで自分の鞄の方に投げる。
 「どうした。下着が恥ずかしいか」
 胡浜次郎はそれを見逃さない。
 梅沢彌奈美は女将の注意を思い出した。黙ってショーツを取り出して渡す。顔は真紅に染まっている。
 梅沢彌奈美は処女で強姦された。
 女将は風俗で男の客がどの様な嗜好か細かに説明しなければならなかった。
 梅沢彌奈美は復讐が目的である。
 もう結婚とか女の幸せと言われるものは全部諦めた。だが鉄道の仕事だけは続けたい。
 胡浜次郎のショーツの染みを顔の前に翳して辱める嗜好に涙を溢しても何も言わずに堪えた。
 胡浜次郎は梅沢彌奈美を高手小手に縛る。後ろに縛り合わせた腕を柱に確り固定する。
 最初は膝と脚首を縛り合わせる。
 鞭を用意して来た。特注である。
 叩いて良いのは乳房から膝までと承知している。腕は二の腕までなので高手小手に縛った。
 持っている鞭は細いビニール糸を編んだ物である。真っ直ぐ飛んでくるだけの重みがある。
 数回当たれば蚯蚓腫れが割れる。
 高手小手に縛ってやや突き出した乳房を叩く。
 「いたああいーーーーーーーーーーーーー」
 大口を割って悲鳴を上げる。
 直ぐに肌理の細かい白い肌に真っ赤な筋が左の乳房から右の乳房に向けてやや斜め一文字に浮いてくる。
 続いて同じ角度で叩く。
 「うわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 梅沢彌奈美は磔柱に固定された躰を揺すって震撼させる。
 二本だけでも梅沢彌奈美の胸は赤い筋が強烈である。容の良い乳房に無残な紅い筋は加虐心を沸騰させる。
 胡浜次郎は整形しない約束なので傷だらけにする目論見である。
 三発目も乳房を叩く。
 「あ、うーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 梅沢彌奈美は痛みに既に顔から汗を流している。眉間に三重に皺を刻んだ悲鳴は胡浜次郎を熱くする。
 胡浜次郎はさらに鞭に力を籠める。
 蚯蚓腫れをクロスしてその上から叩いて乳房の皮膚を割りたい。
 乳房に奔った紅い筋の上を狙って叩く。
 「あぎゃああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 目をきつく瞑って顔を振って痛みに藻掻く。梅沢彌奈美の目尻に涙が滲み出てくる。
 「あーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーん」
 梅沢彌奈美は痛みに顔を歪めて躰を震撼させる。
 鞭の紅い筋の近くに鬱血した斑点も浮かんでいる。
 綺麗な乳房を傷つけたような何本もの筋は実に艶かしい。梅沢彌奈美はきりりとした美人顔なのでさらに加虐心を滾らせてくれる。
 いくら泣き喚いても胡浜次郎に哀れみは沸かない。
 梅沢彌奈美がさらに悲痛な表情で泣き喚いても胡浜次郎は一切手加減しない。二十発くらい乳房を叩いた。
 蚯蚓腫れが数箇所で石榴のように割れて無残極まりない。
 胡浜次郎はやや満足と言うところである。
 次はスレンダーな太腿を傷だらけにしたい。
 膝を揃えて縛っているが股間から膝まで逆三角の細長い隙間ができる。
 綺麗な脚と股間である。
 腹は叩かない。鞭が横腹に入ると内臓に障害を与える危険がある。
 ドテから下で膝までの間を狙う。
 一発目を土手に当てる。まだ剃毛してない。剃毛ではなく全部抜いてしまう予定でいる。
 「ああーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 梅沢彌奈美は腰を後ろに引いて痛みに悶える。
 胡浜次郎は一度細い竹の鞭に持ち換える。
 次は太腿を叩く。
 「うぐうーーーーーーーーーー」
 梅沢彌奈美は背中を丸めて顔をうつ伏せに突き出して躰を震撼させる。
 太腿は強い蚯蚓腫れが浮く。
 そして数十秒で真っ赤な筋に成る。
 胡浜次郎には破壊したい太腿である。そしてめったにできない至福の悦びと言える。
 この女なら愛好会の基準もパスしたに違いない。
 胡浜次郎に躰を破壊されなくても金を得られたかもしれない。だが風俗で働く女ではなさそうである。
 風俗で働く以前に男と遊ぶ女にすら見えない。
 愛好会のショーで沢山の会員の前での全裸に堪えられないかもしれない。
 胡浜次郎は太腿にメモリを刻むように叩いて蚯蚓腫れの痕を付けてゆく。
 「あーーーー。あはあーーーーーーーーーーーん」
 胡浜次郎は痛みに躰を捩り藻掻く梅沢彌奈美の太腿を叩き続ける。
 さらに残酷なことを考えている。
 以前に胡浜次郎が愛好会のショーで行って壮絶な結果となった。その後は禁じ手と成った責めである。
 被虐者は牧野茉莉亜と言った。
 此処なら許される。
 金柑の実を搾って用意してきている。
 その前に鞭を持ち換える。乳房を叩いたビニールの糸を編んだ鞭である。これで蚯蚓腫れを割る。
 胡浜次郎は振り被って太腿を横に薙ぐ。
 「うぐーーーーーー。うーーーーーーうーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーー」
 梅沢彌奈美は膝を折って腰を曲げる。下を向いた頭を振って痛みに悶える。
 「うーーーーーーーぐうーーーーーーーーーー」
 相当に痛そうである。
 胡浜次郎は容赦なく叩いて蚯蚓腫れを割る。
 「ううーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 涙はぽろぽろ零れる。
 それでも胡浜次郎に同情心は沸かない。
 加虐心が熱くなって滾るばかりである。
 太腿の蚯蚓腫れも数箇所割れて石榴のような姿を晒している。太腿の横には数箇所鬱血が見られる。
 美しかった二本の脚が無残極まりない。
 胡浜次郎は脚首と膝の縛りを外す。
 高手小手の縛りも解く。
 梅沢彌奈美は畳に座り込む。
 胡浜次郎はその躰を仰向けに押し倒す。
 股間を広げる。さらに女の部分を指で開く。中は綺麗な薄橙である。まったく濡れてない。
 縁の部分も内側は綺麗な薄紅色である。
 膣に指を挿入する。こっちもまったく濡れてない。よく見ると処女幕の破れた破片が僅かに残っている。
 二十歳を過ぎた女が最近処女を失った。胡浜次郎はそんなイメージにやや戸惑いを感じた。固過ぎる女かもしれない。
 処女を失ったのは強姦かもしれないとやや察した。
 あまりにも乾いているので入れることは後回しにした。
 持って来た金柑の搾り汁を手に流す。
 それを乳房に一気に塗る。
 「う、ううおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 空かさず太腿に振り掛ける。
 「あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううああーーーーーーーーーーーーーーー」
 梅沢彌奈美は躰を丸めて畳を転げて藻掻き暴れる。
 「ううああーーーーーーーーーーーーーー。ううあーーーーーーーーーーーーーーー。ううあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴でのたうちながら失禁した。さらにそのままその数秒あとに気絶してしまった。
 胡浜次郎はそのまま抱かかえて浴室に運んでタイルに寝かせる。川口の旅館と同じ様な浴室だが此処は元から混浴らしい。
 上から自分の小水をシャワーのように掛ける。金柑の汁を洗い落として顔にも掛ける。最後に口に流し込む。
 そのあとシャワーで躰と顔を流す。
 ビンタで起こす。
 梅沢彌奈美は気が付くなり口に違和感を覚えた。堪らずシャワーを取って嗽をする。
 小水が口に入ったと気付いたのである。
 「三十分やる。風呂で少し躰を癒して出て来い」
 そう言い置いて胡浜次郎は客室に戻る。
 仕出し料理を少しつまんでビールを飲む。
 保険に入ってない事故の賠償ではない。親の借金や恋人の借金でもない。遊んで借金を作る女でもない。
 もしかしたら復讐。強姦された復讐かもしれない。聞かない約束である。触れない方が良い。
 南七香を思い出した。またあの女を虐めたいと思う。南七香もスレンダーで良い躰だが梅沢彌奈美の方がさらに上かもしれない。
 顔は美人だが可愛くは無い。気丈と思った南七香の方がまだ可愛いかもしれない。
 女の部分を広げた時に堪らず顔を反らし堪える表情が何とも言えない。
 もしかしたら挿入しても何処までも濡れないかもしれない。
 四日に南七香の三回目のショーが行われたらしい。その配給された録画をまだ会に残っている知人宅で見た。
 先月行われた高島波瑠の内容と比べて格段にハードである。
 会場参加者は二百名だがオンライン参加希望者が多く南七香は一千万を越える収入に成ったらしい。
 また南七香を虐めたい衝動が沸いてくる。
 十一日の市川沙也香もオンライン参加が集まっているらしい。
 この二人を川口に呼べたらと思うがそれは無理である。
 梅沢彌奈美はバスタオルを巻いて出て来た。
 ビールをグラスに注いで渡す。
 黙って受け取って一口飲む。
 アルコールに強くなさそうなので冷蔵庫から茶を出してやる。
 梅沢彌奈美はそれを一気に飲み干す。
 胡浜次郎は梅沢彌奈美の躰を押し倒して畳に寝かせる。無残な状態だが鞭の痕は綺麗に直ると思われる。
 何としても永久に痕を残したい。
 大庭信一朗から教えられた方法で陰毛を全部抜く。
 胡浜次郎は竿を二本持って来る。梅沢彌奈美の両腕を広げて手首、肘、肩で縛る。脚を広がる一杯に広げて脚首を縛る。
 胡浜次郎は傷だらけに成った梅沢彌奈美の右の太腿に座る。粘着テープをドテの陰毛に被せるように貼り付ける。
 通常のガムテープとは比べ物にならない粘着力がある。大庭信一朗は三回くらいで殆どパイパンにできると豪語していた。
 上からじっくり擦る。
 梅沢彌奈美もパイパンにされると理解できる。仕方ないと覚悟して来た。まだまだ躰をずたずたにされる。
 胡浜次郎は粘着テープを一気に剥がす。
 「う、ううおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 一回で大方が抜けてしまう。
 残りを毛抜きで梅沢彌奈美の悲鳴を愉しみながら抜くことにした。群集して残った数本を纏めて抜く。
 「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 梅沢彌奈美の躰が強く震撼する。躰が強く動いて移動する。
 脚首を縛った竿に縄を繋いで柱から引っ張る。首の下に通した竿にも縄を繋いで反対側の柱から引っ張る。動きを制御する処置である。
 どの柱にもフックが埋め込まれている。
 胡浜次郎は毛抜きで抜き終わるともう一度膣の中を広げる。さらにクスコを挿入する。
 「あんたに一発流し込みたいが無理だな」
 胡浜次郎はポツリと言う。
 「どうして。大金貰ったからいいよ」
 「無理だよ。俺は女を甚振るが強姦はしたことが無い。総て合意だ。合意でもあんたは濡れないと思う。強姦並みの威勢が必要だ」
 胡浜次郎はどうなるかは分かってない。当てずっぽうである。理由は聞かない約束でもそこを弄りたくなった。
 「そうよ。強姦されたのよ」
 梅沢彌奈美から号泣するように涙が溢れた。
 「その」
 胡浜次郎は復讐かと言いかけて止めた。
 「そうよ。復讐の金を作っているよ」
 梅沢彌奈美からさらに涙が溢れる。
 「何故警察に任せない。現代では復讐以上の制裁に成るがな」
 「警察。ふふぁあふぁあっふぁ」
 初めて梅沢彌奈美が哂った。空気の抜けたような笑いである。

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