【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第四幕


女の性(さが)


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 二〇二十年雨水下元
 (この二十四節気は平気法によるものです)
 暖冬と雖もまだ寒い。空気が澄んで海の色は青く綺麗である。
 囲炉裏端に三人集まって鍋を囲む。
 珠洲と瀬里奈の下半身はガーゼで作った褌一枚。ドテの黒い塊は僅かに透けている。
 上半身にさらしを巻いている。だが苦しく成るので一反巻いたりはしない。乳房を隠しているがよく見るとこれも幅の広いガーゼである。
 何故か珠洲の乳首の赤だけが透けて見える。
 如月鬼堂はこの二人の演出にも平常心でビールを飲み鍋の他に用意した刺身をつまむ。
 「パパ。SM愛好会の入会希望者どんどん増えているよ」
 瀬里奈は事務手数が増えて大変と言いたい。
 「でも大河内先生の仰る様に責める会員と見る会員に分けて、会費を二段階にすれば人数には対応出来るかも」
 珠洲はやり方はあるかもしれないと言いたい。如月鬼堂へクラブからのバックは増える。そのあたりも計算に入っている。
 「でも責める希望も十人のところに四十人弱希望が来ています」
 「そのことも審査をしないとね」
 如月鬼堂も悩ましい。
 「クラブの樽常マネージャーはお客が増え過ぎて他のクラブから女性を借りていると言っていました」
 「体制を立て直そう」
 如月鬼堂は儲けの道は朧げに見えるが慎重に考えないと失敗すると警戒もしている。
 「パパこっちの利益大きいよ。SM愛好会だとクラブの取り分の10%。クラブの会員が利用すると5%」
 珠洲がパソコンから統計を見て利益を主張する。課税対象にならない裏の利益である。
 「会員が増えたらパパの利益も増えるのね。会員が増えるのは仕方ないか」
 瀬里奈も珠洲の意見を納得する。
 瀬里奈は忙しいと言ってもそれほどではない。如月鬼堂がくれる小遣いは裏の収入から出ている。
 「愛好会の開催は主なメンバーに参加の選定をさせよう」
 「今回の責める希望の十人の選別を大河内先生達に任せてしまおうと言うことね」
 「そうだ」
 「うん。それがいいよ。こっちは事務だけ」
 二人は僅かな仕事しかしない。それでも以前にスーパーで働いていた収入の三倍の小遣いを得ている。食事も別で家賃も要らない。
 表の収入も僅かに有る。それで健康保険と厚生年金に加入する。さいたま市で如月鬼堂の自費出版を出荷するパートと同様である。
 愛人のお手当てよりは低いが自分らから来てお手当てを要求する心算はもとよりない。
 「その都度、誰がプレイを行うかは彼らで決めてもらおう」
 如月鬼堂は面倒な部分は提案者に責任を持っていただこうという考えで自分の結論を繰り返した。
 
 一方、岡田有美はクラブで指名ナンバーワンと成っていた。
 ハードは受けない。それでも愛好会のメンバーを含めて多くの指名が有る。
 顔出しをした他に全裸美人コンテストで公開した内容と同じ動画をクラブで撮影してホームページに公開した。
 インターネットの表のサイトでは局部は見えない。だがクラブの会員登録をすれば海外サイトにアクセスして鑑賞出来る。
 整った顔である。可愛くないとは言わないが印象は美人である。スタイルもほぼ完璧と言える。絶品であって甚振っても同情は沸かない。
 だが岡田有美のメニューはバブル当時のSMクラブ並みにソフトである。
 鞭は柔らかいバラ鞭のみ。ドリルバイブ等も岡田有美が持ち込むアイテムのみと成っている。
 それでも保障された美形だけで指名は多い。
 キスは拒否しない。原則挿入は出来ない。アナルのみである。だが数回指名で来れば内緒で少しだけ入れさせる。
 全裸美人コンテストの本番では優勝候補である。
 如月鬼堂は個人的に応援する意思はないが全裸美人コンテストの定義に最適と認めている。
 如月鬼堂がSM愛好会の会員に提供する内部サイトに女の履歴書というページが有る。
 そこには本名こそないが風俗嬢の情報が克明に載せられている。
 風俗に入った要因の他に体型、女の各部分の部品評価、プレイに於ける反応が総て記載されている。失禁、失神の要因なども克明に記述が有る。
 そこに如月鬼堂の評価が記述されているのである。
 
 倉科香奈はハードに転向したが会員に金蹴りをしたことで指名が思う様に伸びなかった。
 如月鬼堂が女の履歴書に金蹴りは暴れたので偶然当たったらしい。故意ではなかったと記述したのでようやく指名が付き始めた。
 それでも生物責めだらけで泣きの毎日になった。だがそれも半月くらいで慣れてしまった。
 それでも会員を悦ばせるべく毎回強烈に悲鳴を上げる。サービス精神が身に付きようやく風俗嬢に成り切った様子である。
 
 滝本美緒里を生贄にする愛好会の前に出版社が次の取材を要求して来た。クラブの新人で本多椿という女である。
 躰の線は荒井枝里より柔らかい。美形だが柔らかい顔立ちで可愛い女である。残酷なプレイは躊躇う者もあると思える。
 東京から踊り子号で来るので瀬里奈が車で特急の止まる網代駅まで迎えに行く。編集、マネージャーらと一緒に連れて来た。
 充分スマートといえる体型なのに華奢な瀬里奈と歩くと一回り肉付きを感じさせる。むしろ柔らかいスマートさでこれも良い。
 如月鬼堂が服を脱がしに掛かるが荒井枝里の様にシャワーの要求はしない。成されるが侭に僅かににこやかな笑顔を作って受け入れている。
 いつも通り珠洲が撮影に掛かり瀬里奈がアイテムを用意する体制である。
 「浣腸から行くよ」
 「あ。はい」
 本多椿は一瞬言葉を飲んだが従う姿勢である。
 瀬里奈が冷やした石鹸水を浣腸器に注入して準備する。
 如月鬼堂は本多椿を浣腸の前に高手小手に縛る。縛ってから前に倒し膝を付いてお尻を突き出させる。
 裸にしてお尻を上にした下半身は形よく膝に向けて締まり三角形を描く。綺麗な脚の線である。
 うつ伏せに横顔を床に付けて斜め下を剥いた乳房は体型に丁度良い大きさ。夏にやや日焼けした水着の跡が乳房だけ白く残り艶かしい。
 瀬里奈の様に薄い乳首の色だが白い乳房にくっきり引き立って見える。
 「ああーーーああーー。ああーーーーーーーーーーーーーー」
 冷たい浣腸液が注入されると悲鳴を上げる。
 一気に腹の痛みが襲ってくる。
 「ぐううーーーーーーーーーー」
 本多椿は横に床にへばり付いた顔の表情を強く歪めて苦しみ悶える。
 歪んでも可愛い顔がそそらせる。
 直ぐに出てしまいそうだがアナル栓をねじ込んで暫く苦しんでもらう。
 「うぐううーーー。ううーーーーーーーー」
 本多椿は腹の痛みに絶えられない。高手小手に縛られた胸部を捩り顔の表情を絞って苦痛を訴える。
 それでもしばらく放置する。
 瀬里奈がブルーシートを敷きその上に白い布を広げる。
 「どうだ。そこにプライドの破局する姿を晒すか」
 如月鬼堂は白い布を指差す。そこに醜い排泄物をくっきり強調して晒すことになる。
 「だめですーーーーーーーー。もう。もういたいーーーーーーーーー」
 本多椿は苦しむ顔を振り絞って叫ぶ。
 「いいのだな」
 「はやくうーーーーーーーーー」
 プライドを放棄せざるを得ない断末魔の泣き叫びである。
 如月鬼堂はゆっくりアナル栓を抜く。
 「あーーああーー」
 本多椿は焦らされて悲鳴を搾り出す。
 一挙に茶色い水は流れ出す。カレー状の便が白い布の上に飛び散る。
 「ああーー。あはあーー。ああーーー」
 高手小手に縛られた本多椿は腹を床に擦り付けて苦しさに藻掻き続ける。
 便はアナルから股間に流れている。それを白いタオルで拭いて布の上に投げる。白い布は恥ずかしさの極地である。
 高手小手の縛りを解かれると本多椿は白い布をタオルも中に入れて丸める。そのまま洗濯機に持って行き洗剤を投入して始動してしまう。
 そのまま浴室に逃れて躰を入念に洗って来る。
 「お待たせ致しました」
 本多椿はケロリとして戻って来る。
 既に準備されていた拷問椅子に乗せる。如月鬼堂が設計した特別な拷問椅子である。
 拷問椅子は円形の鉄板の上に載っている。直径十センチ高さ一メートルのアームの上に小さな座が乗っている。
 幅十センチくらいの背もたれが高く伸びてその頂点は後ろを支える二段階の鉄パイプのようなアームに接続されている。
 腰の部分は四角く設えられた四本の鉄パイプで固定する。緩みが無い様に躰に合わせて調整する。
 高く上に伸ばされ背もたれの最上部。そこに横に渡した板に手首を填め込むくり抜きがある。それに腕を填めて金属の板を充ててボルトで止める。
 九十度に開かれ鉄板から伸びた四本のアームの上に設えたフック。そこに広げた脚を乗せる。脚首と膝下をフックに固定される。
 女の部分は綺麗に丸出しである。
 陰毛がやや濃いめにその部分を包んでいる。
 如月鬼堂はそれを大雑把に鋏でカットする。
 本多椿は恥ずかしさを滲ませながら崩れた笑顔で見ている。険悪な表情で見る女性が多いのでこれは好感度である。
 カットしたドテの部分にローションを掛ける。それを掃除するようにT字剃刀で剃ってゆく。
 ドテの薄橙の皮膚が徐々に露に成って行く。ドテが全部露に成ると女の部分の周辺の柔らかく表面粗さの大きい部分を慎重に小型のT字剃刀で剃る。
 初めて剃毛を受ける様子である。
 さすがにやや警戒する表情にはなる。
 剃ってゆくうちに不安そうな表情ながら時々恥ずかしそうに崩れた笑みを浮かべる。
 剃り終わったあと如月鬼堂が暖かいタオルでドテと女の部分の周りを拭く。本多椿は恥ずかしそうな表情をさらに崩してそれを見る。
 いやーーという言葉が漏れそうな表情である。
 剃り終わった女の部分の周りは楕円形にやや赤が濃い。その赤が肌の白さに映えてなかなか美しい。
 薄い小豆色のビラビラを広げると中はさらに薄い小豆色である。
 ここまでも本多椿に抵抗する態度は無い。
 拷問椅子に腕を上に引っ張って手首を固定された乳房は体型の割に大きい。弾力がありそうでやや垂れ気味に成るはずが引っ張られてぴんと張っている。
 やや垂れ気味といっても形は良い。
 鞭で叩けば相当に痛そうである。
 アナルを抜いたのは二本挿入が目的だがその前に痛みを与える。官能に流れやすくする為である。
 「そのおっぱい少し叩くよ」
 「・・は、い」
 本多椿はやや遅れて承諾の返事を返す。叩かれることは承知で来ている。それでも鞭を見て慄いている。
 本多椿はクラブに説得されて来たのではない。客を?んで稼ごうと望んでいるのである。
 如月鬼堂は両手でバラ鞭とスパンキングを持っている。バラ鞭と雖も確りした物である。
 一発目をバラ鞭で横に薙ぐ様に叩く。
 「ううーーー」
 本多椿は顔を背けて悲鳴を漏らす。堪えようとする意志は強い。
 バシーーーン。
 如月鬼堂はバラ鞭の分強く叩く。
 「うぐうーーーーーーー」
 本多椿の表情は痛みに歪み跳ねる。
 次はスパンキングの腹で乳房をビンタする。
 「ぐうおーーーーーーーーーーー」
 本多椿の表情は搾る様にへしゃげる。
 目を細めて痛みに震える。
 容赦なく反対側の乳房をスパンキングで叩く。
 「ぐうおーーーーーーーーーーーーーーー」
 叩き続ける。
 「ぐうおおーーーーーーーーー。ぐうおーーーーーーーーー。ぐおーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーー」
 本多椿は僅かに涙が零れかけている。何とか泣くことを堪えている表情である。乳房にはほんのり赤みが差している。
 さらにバラ鞭で乳房を横に薙ぐ様に叩く。
 「うおーーーーーー。うーーーーーー。うおーーーーーーーー。ううーーーーーーーーー」
 本多椿の柔らかい美形の顔が真顔で歪み痛みに跳ねる。
 如月鬼堂の鞭が止まったところで一条静かに涙が零れる。
 それでも絶えようとする表情が可愛い。
 如月鬼堂はその涙を舐め取る。そして唇を僅かに重ねる。本多椿はそれにまったく抵抗しない。唇を預ける姿勢である。
 次は一本鞭を用意する。
 如月鬼堂は本多椿の膣にローターを一個挿入する。
 紐の付いた洗濯バサミで本多椿の女の部分のビラビラを抓んで拷問椅子のアームに紐を縛り付ける。
 反対側も同じ様に抓む。女の部分の内部がレモンの形に広がる。
 一本鞭を構える。
 「一発だけ死ぬ思いで受けてくれ」
 「・・・あ・・は・い」
 本多椿は目を細めて顔を反らす様にして微かな声で答える。
 如月鬼堂は一本鞭の狙いを定める。
 ごく薄い小豆色の部分の中心に尿道の小さな亀裂が確認される。そこを一本鞭の先端がきっちり叩く。
 「ぐうーーううーーうーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 本多椿の躰は拷問椅子の上で固まる。力の限り縛られた躰を破裂させる様に暴れる。躰を右に左に強く反動させる。
 「ううおおーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーー」
 痛みに絶えられない。その躰が破裂するような勢いの暴れと搾り出す悲鳴である。そして失禁する。
 可愛かった顔はとことん歪み涙はぽろぽろ零れる。
 如月鬼堂は洗濯バサミを外してびらびらの開きを解放する。
 瀬里奈がモップで床を拭く。
 そして本多椿の膣に二つ目のローターを挿入する。さらに三つ目のローターでクリトリスを剥いてその頂点を責める。
 「・・・・・・・・・・」
 本多椿の表情は微妙に軋む。
 痛みの中の気持ち良さである。
 本多椿はやや倒錯の状態に成っている。
 如月鬼堂は一定のペースを変えないで責め続ける。
 「あうう」
 本多椿の顔は官能に軋む表情に変わる。そして股間は微妙に揺れる。
 「ああーー。だめーーーーーー。いっちゃいます」
 如月鬼堂は一切責めを変えない。
 「ああーー。でちゃいますーー」
 本多椿の股間は痙攣を続けている。上体を反らせて右左に躱す様に暴れ続ける。表情は艶のある軋みを続ける。
 「ああーーーーーーーー」
 悲鳴とともに潮が一条斜め上に流れ出す。
 「う、う、う、う、うーーーーーーーーー」
 本多椿は恥ずかしさと悔しさの混じった複雑に崩した表情を幾重にも変化させ絶え続ける。
 「いやあーー。いやあーー」
 量は少ないが潮は止まっては流れ股間も床もびしょ濡れである。
 本多椿は完全に潮が止まって放心状態になる。目は天井を向いて緩く瞑ったままである。
 瀬里奈がまた床をモップで掃除する。珠洲はカメラのレンズを拭く。
 「すみません。止まりませんでした」
 本多椿は状況に気付いて謝る。
 「大丈夫です。みんなこうなります」
 瀬里奈が言葉を掛ける。
 「直ぐに調節出来るようになる」
 如月鬼堂が助言する。
 「出さないで耐えられますか」
 「漏らしてやった方がサービスだな。それも直ぐに漏らさないでしばらく耐えて、耐える逝き顔を披露してからだ」
 「はい」
 「これからクラブで稼ぎたいならね」
 「はい」
 本多椿は素直に従う。恥を捨てても高額に稼ぐことが優先らしい。
 瀬里奈がドリルバイブ二本を持って来る。それをブルーシートの上に置く。
 ローションの瓶を取り出し自分の手に掛ける。
 本多椿の女の部分を開いてローションを掛けた指を挿入する。入念に膣内にローションを塗りこむ。
 続いてアナル用の三つに割れるクスコを滅菌袋から取り出す。
 「ちょっと痛むかもしれません」
 そう断ってアナルに挿入する。軽く開いてローションを流し込む。
 瀬里奈がアナルからクスコを抜くと如月鬼堂が指にローションを塗ってアナルを馴らす。
 「うーー。うーーーーーーーーー」
 まだ開発してないアナルである。痛みを伴う。
 如月鬼堂はじっくり責める。
 行き成りペニスを入れられたら轟音のような悲鳴になる。指先でじっくり弄るのである。
 柔らかくなったところで細いドリルバイブを挿入する。それを始動しないで瀬里奈に持たせる。
 瀬里奈は肩膝を着いてしゃがむ。スカートの裾が割れないぎりぎりである。
 もう一本のやや太い方を本多椿の女に挿入する。
 「ぐ、うーーうーーーーーーーーーーー」
 本多椿の上体はくねり仰け反る。
 アナルに細い擬似男根が入った状態での挿入である。
 如月鬼堂は膣のドリルバイブだけスイッチを入れる。
 「うおーーーーーーーーーーーーー」
 本多椿の躰は一気に軋み震撼する。そしてやや恐怖に歪む表情である。
 「ドリルバイブは初めてか」
 「・・・・」
 本多椿は無言で微かに頷く。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーー。ぐおおーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうおおーーーーーーーーーーーー」
 首を捩るように右に左に躱し大口で声を上げる。
 本多椿の柔らかい美形の顔が軋み大口を開けた表情が破裂する。
 アナルの細いバイブは瀬里奈が押さえているだけで稼動してない。膣に子宮手前まで刺さったドリルバイブが振動しながらピストンする。
 「うおおーーーーーーーー。ぐおーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーー」
 本多椿の股間はローションと女の液に塗れてぐちゃぐちゃである。ドリルバイブの総攻撃にまったく抵抗する術はない。
 「ああーーー。ああ。ああーー。ああ。ああーーー。ああ。ああ。ああ。ああ。ああ。あーーーーーーーーーー」
 本多椿は仰向けに大口を開けた表情のまま黒目は吊り上る。大方白目状態である。
 股間部分は僅かに震え揺れている。
 完全燃焼して強くイッてしまった様子であるがまだ失神に至ってはいない。
 如月鬼堂は一度膣のバイブを抜く。濁った液がだらりと流れ出る。
 指を入れて一番敏感な部分である娼婦の泣き所を刺激する。
 「ううーーーーーー。うう」
 本多椿の目は股間を見る。股間は濡れて肌の肌理が美しい。
 再度ドリルバイブを挿入する。
 「ああーー。だめーーーーーーー。もうだめーーーーーーーー」
 本多椿はドリルバイブの強烈な責めで失神寸前の状況に慄いている。
 容赦なくスイッチが入る。
 「あうーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーーーーー」
 本多椿の表情は一気に破裂する。
 口からは涎が流れ出る。
 「ああーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。だめえーーーーーーーーー」
 本多椿は大口を開けた顔を振って藻掻き続ける。
 「ああーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」
 眉間に濃い皺を究極に刻み極まった叫びを上げる。
 固定されている躰は動く限り迫上がる。本多椿の柔らかい躰の線から筋肉が張り太股は怒張する。
 「ああーー。ああーー。ああーー。ああーー。ああーー。ああーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー」
 切羽詰った逝き声は一頻り高く上がり次の瞬間止まる。首は垂れて躰は拷問椅子に沈む。股間だけが緩やかに震撼している。
 如月鬼堂が膣のドリルバイブを抜くと今度は先ほどより水っぽい白い半透明の液が流れ出る。
 ローションの混じってない生の女躰から出る液である。
 「ああ。はあ。はあ。はあ」
 微かに躰は反応している。失神には至ってない。
 女性編集者はしきりにスカートの裾を前に引っ張る。太股を包むように両手でカバーする。
 誰もこの女のスカートの中など見ることはない。全員の眼は本多椿に集中しているのである。
 如月鬼堂はまだもう一度挿入する。
 「もうー。むりですーーーーーーーー。ゆるしてーーーーーーーーーーー」
 本多椿は泣き声になって叫ぶ。
 それでも如月鬼堂はスイッチを入れる。
 「ううおおーーーーーーーーーーーーーー。うおおーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 本多椿の躰は直ぐに震撼する。既に頭は斜めに倒れたまま表情は究極に歪み鼓動のように震撼を続ける。
 「ううおーーーーーーーーーー。ううおーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 斜めに傾いた顔は完全に倒れ白目を剥いてしまう。
 ドリルバイブが虚しく回っているだけである。
 如月鬼堂は失神を確認してドリルバイブを抜き取る。膣からは何も出ない。濡れがやや引いた状態で穴が緩く開いたままである。
 しばらく休憩が入れられた。
 女性編集者とマネージャーがトイレに立とうとする。編集とマネージャーが譲り合う。だが編集がマネージャーを無言で押して強引に先に行かせる。
 トイレは二つ以上あるが珠洲も瀬里奈も敢えて案内しない。
 状況が落ち着いて如月鬼堂が本多椿をビンタで起こす。
 瀬里奈がクスコを渡す。
 如月鬼堂はそれを本多椿の膣に横向きに挿入する。
 螺子を回して鴉の口を広げる。横向きに挿入したので膣の底部と天井部が剥き出しになる。
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