【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第二十七幕


美人三姉妹と従姉妹の惨劇


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 男らはこの古民家のトイレは使わない。近くにレンタルしたトイレのある車両を隠している。
 四人を輪姦して拷問する場所はブルーシートで養生している。窓や壁面も同ようにした。
 これも連続拉致強姦傷害事件の犯人六人に習って行ったのである。
 今度は沙奈美から始めた。
 田代衛が沙奈美の口からギャグボールを外す。
 ファンがカメラの照準を沙奈美の股間に合わせる。
 カメラには斜め上から沙奈美の股間をアップにして奥に顔が映る構図である。
 これが公開されたら山の中の事務所からもう外出はできない。
 沙奈美は悲痛な表情で田代衛を見据えている。
 田代衛はまず沙奈美の女の部分を指で広げてカメラに公開した。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーー。いやあーーーー」
 沙奈美は喚き散らす。
 その膣口にローターを突っ込む。
 「うーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーー」
 沙奈美はローターの責めに抵抗する。
 田代衛はもう一個挿入した。
 「あーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 沙奈美はローターだけでも責めに耐えられない。
 「あーーーーーーーーーー。あうーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 歯を強く噛んで顔を歪めて抵抗する。膣の中で二つのローターが暴れていた。堪らない刺激である。
 趙福徳が電マを持って来た。
 それをクリトリス付近に強く当てる。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 沙奈美は堪えられず首を強く振った。右に左に藻掻くように振る。
 「ううおーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田代衛はローターの回転を上げた。
 「あーーーーーーーーあーーーーーーうーーーーーーーーーーー。あうーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 沙奈美はローターと電マの責めにどうにも堪えられない。
 田代衛は失禁が目的である。
 「あーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーだめーーーーーーーーー」
 沙奈美の声は切迫する。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー」
 遂に失禁してしまう。
 沙奈美は涙をポリポロ溢す。
 続いて仁美が失禁した。
 今度は奈那緒に掛かる。
 こっちは電マやローターは使わない。
 趙福徳が指で奈那緒の性器を広げてもう一度カメラに公開する。
 「ちくしょーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は怒りを破裂させて叫ぶ。
 趙福徳は奈那緒の膣の奥に二本の指を突っ込む。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーー。おのれーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーー」
 趙福徳は膣内の究極の部分を刺激する。娼婦の泣き所である。
 「あ、ああーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーー。あーーーーーーーー」
 奈那緒は趙福徳の指の責めに耐えられない。
 「あ、あーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーー」
 躰は一気に震撼して緊迫した悲鳴がさらに切迫する。
 「あーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 股間から潮が弧を描いて飛び散った。
 「あーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーー」
 なかなか治まらない。
 「あはあーーーーーーー。あはあーーーーー。あはあ。あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ。ちくしょーーーーーーーーーーーー」
 荒い息遣いから堪らない屈辱に怒りを破裂させる。
 「凄い潮吹きだったぜ」
 趙福徳は満足そうである。
 「ちくしょーーーーーーーーーーーーー。ぜったいにゆるさないぞーーーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒はまだ強気に叫ぶ。
 「こんなのが公開されたら無修正AV嬢と同じだ。素人は外歩けないよ」
 趙福徳が得意げにほざく。
 「警察が必ず逮捕するよ」
 奈那緒は今の姿でも怯まない。
 「どうかな。さっきも言った通りだぜ」
 田代衛が鞭を取り出す。
 「その前に下の毛を焼こう」
 趙福徳が自らの嗜好に基づいて提案をする。
 「剃らずに焼くか。その方が余計なものが残らないな」
 田代衛も納得した。
 奈那緒の陰毛に櫛を充てる。
 「なにするんだよーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は強気で抗議した。
 櫛で立たせた陰毛をライターの火で炙る。
 「うおーーーーーーーーーーーー。おーーーーーーーーーーーーー。おーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 陰毛は一気にちりちりに溶けてしまう。
 ある程度溶かしたら直にドテを瞬時にライターの火で炙る。
 「うおおーーーーーーーーーーーーーーーーー。う、ううおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は強烈に悲鳴を上げた。
 瞬時なので陰毛が溶けるだけで火傷にはならない。
 奈那緒がパイパンになったら田代衛は鞭を手にする。先端に四角いスパンキングが付いた一本鞭である。
 憎しみを篭めて奈那緒の股間を叩く。
 「ぐうおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 閉じ合わせた女の部分の粘膜を革の平面でビンタしている。
 奈那緒の美人顔が強烈に歪む。
 続いて叩き続ける。
 狂ったように悲鳴を搾り出し続けた。さすがに気丈な奈那緒の目から涙が零れている。
 趙福徳は撮影しているファンを手招きで呼ぶ。
 合図して両側から手を伸ばして奈那緒の女の部分のびらびらを引っ張る。
 「あーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さすがに奈那緒も焦った。
 究極の拷問である。誰でもこれを考える。SM倶楽部のプレイではできない。SM動画にもまずないのである。でもやりたくて堪らない。
 ご他聞に漏れずこの連中も同じ目論見である。
 だが田代衛はもっとサディストであった。一番姉の奈那緒が一番憎らしいのである。
 鞭の平面ではなく鞭の先端を縦にする。やや厚めの革を二枚合わせた先端の角でピンクの粘膜を叩く。
 「ぐううーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐごおおーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は一瞬躰を固くしてそれを強烈に揺すって暴れる。
 「う、ううおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 堪えられる痛みではない。
 そしてもう一度僅かに失禁してしまう。
 
 スキンを使ったが四人の女の膣内は何度も洗浄した。
 もう一度クロロフォルムを充てる。
 四人の女の体内に別の情液を僅かずつ流し込む。風俗店が捨てたコンドームから趙福徳が過去に拾ってきたものである。
 趙福徳は一時期岡山の風俗店で働いていた。
 そのとき既に今のような使い方を想定していたのである。
 応募の少なかった徳島県三好市での勤務を承諾して阿波池田に来てY運輸に勤めることになった。
 男らは眠らせた四人を全裸のまま養生シートを敷いた車両に積んで女達の事務所に戻す。
 四人の躰は全裸のまま床に放置した。
 使ったブルーシート、女達の衣類、拘束具などは事務所に付帯していた薪で沸かす風呂場の窯で焼いてしまう。
 女達の排泄物も事務所のトイレに流した。
 犯行現場には何も残してない。
 さらに完璧に証拠隠滅して自分らのDNAは残してない心算である。
 最後に事務所のパソコンからファイルをアップロードする。朝の七時に起動するように仕掛けて置いた。
 事務所を出たのは四時五十分である。
 三人ともそのまま二時間ぐらい眠って八時に出勤した。
 
 翌日午後に四人を発見したのはS便田代衛である。
 いつものように声掛けの挨拶をしながら事務所に入った。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー」
 田代衛は慌てて外に出る。
 直ぐに警察に通報した。
 「S便の田代です。水田通販の事務所に女性職員達が全裸で倒れています」
 時間通りに来た定期の宅配便が発見した姿を装う。
 三好警察署から女性警察官二名と女性刑事で橋本佳奈巡査長一名を伴って警察が到着した。
 四人は救急車で病院に搬送される。
 水田奈那緒の供述から徳島県警からも捜査班が病院に着いた。
 倉科環奈巡査部長を伴う捜査班である。
 橋本佳奈巡査長の聞き取り報告からその後の聞き取りは倉科環奈巡査部長が行う。
 四人の供述から犯行現場は特定できない。
 倉科環奈巡査部長は連続拉致強姦傷害事件の犯人と同じ手口とも考えたが犯行内容から真似たもので同一犯の可能性は低いと結論付けた。
 犯行は七月二十六日の午後から深夜に渡って行われた模様である。
 女性四人の体内から三名分のDNAが検出された。
 特殊な捜査で犯人割り出しが行われたが捜査は暗礁に乗り上げてしまう。
 摘発されたDNAの一人はコロナで重症化して数ヶ月前に死亡していた。
 一人は長期入院中で片足がない状態である。
 残る一人はその日の夜に完全なアリバイがあった。ショットバーのバーテンで十八時から深夜一時まで働いていたのである。
 同僚も客もその姿を見ている。
 犯人らが他所で取得したDNAを使って捜査を撹乱したと断定された。
 宅配便三社が帰った後に事件が起こっているので宅配便の三名からも事情聴取が行われる。
 容疑者らしきはまったく見てないと証言された。
 会社に戻っていることは確認されている。
 女性四人の供述も声がドライバーらとは違ったと思う答えた。これでさらに捜査は撹乱されることとなる。
 被害女性らは連続拉致強姦傷害事件の犯人六人のようだという印象が強かった。そのうちの三人ではないかとの推測さえ持ってしまう。
 連続拉致強姦傷害事件の犯人が三人だけで行った事件もある。捜査本部では手口が巧妙なところからこっちの可能性が疑われた。
 捜査方針はこっちに傾いて行く。
 倉科環奈巡査部長だけが犯人は身近に居るとの見解であった。
 「まず犯行現場がわかりません」
 橋本佳奈巡査長である。
 「被害者の事務所の使われてない風呂場で炊かれた跡が見つかっています。犯人が証拠物件を焼いたと思われます」
 「動画のアップロードも被害者の事務所のパソコンを使っている」
 「動画のアップロードされた時間のが七時八分。これがほぼ犯人らが事務所を出た時間ですね」
 「そうだな」
 県警捜査一課長である。
 「宅配便が帰ったのが二十六日の三時過ぎ。犯行に要した時間は十六時間前後です」
 「被害者の供述と動画の内容から犯行現場での時間は短くても五時間ぐらい必要です。それ程遠くに運べるとは思えません」
 「近くに空き家が二つあります。ですがそのどちらも犯行が行われた形跡がありませんでした」
 「三人の宅配便の車両も一応調べました。ですがどの車両も被害者のDNAは出ませんでした」
 「犯人は宅配便が来ることは知っていた。近くに車両を隠して三社の車両が立ち去るのを待って犯行に及んだと考えられます」
 捜査主任で警部の見解である。
 「犯行現場は三好市内ですかね」
 「いいえ。もう少し距離は動けます。範囲を広げましょう。犯人は計画的に犯行を行っていて証拠を残していません」
 「パソコンのキーボードや机からも被害者以外の指紋はまったく検出されませんでした」
 「荷物を積む辺りからは配達員の髪の毛が検出されていますが、毎日来ていますからこれは自然です」
 「私は宅配便が三社とも同じ時間に来たことと三人とも目が充血していました。それが気になります」
 倉科環奈巡査部長である。
 「あの三人をもう少し事情聴取した方が良いのではないでしょうか」
 橋本佳奈巡査長もそう意見した。
 「しかしあの三人がグルでB国人とK国人。そして日本人。組み合わせがどうもねえ。それにあの三人でこんな証拠を残さない犯罪が可能かな」
 捜査主任の頭からは宅配便三社の三人は対象外である。
 「そうだな。やはり連続拉致強姦傷害事件の犯人六人の内三人と考えるのが妥当だな」
 一課長が見解を示した。
 「倉科と橋本で宅配便の三人は追え」
 捜査主任は倉科環奈巡査部長に任せてしまう。
 「とにかく空き家を片っ端から確認しましょう」
 そして香川県警にも空き家の捜査を依頼した。
 倉科環奈巡査部長は女を強姦する男を捜査で見慣れている。超福徳と田代衛にその種の人物の体質を感じていたのである。
 
 七月二十九日。
 咲江が病院の屋上から飛び降りて自殺してしまう。
 死体検分をしながら倉科環奈巡査部長は犯人への怒りを沸騰させた。
 
 倉科環奈巡査部長は意を決して宅配便の三人に事情聴取を行なった。任意同行まではできない。会社と自宅を訪ねた。
 まずは田代衛からである。
 駐車場の建物の影で話を聞く。
 「田代さんは二十六日此処を出てからどうされました」
 倉科環奈巡査部長が聞き取りを始める。
 「そう言われても家に帰って食事をしてテレビ見ていましたよ。オリンピック中継とそのあと深夜番組を見てね」
 「それを証明する人は居ませんね」
 「居ないね」
 「見た番組内容を話していただけませんか」
 田代衛は思い出すように少しずつ話して行った。総て後日録画で確認していたのである。録画は既にブルーレイデスクごと処分した。
 「田代さんは二十四日と二十五日がお休みですね」
 「そうです」
 「二十四日の日田代さんは阿波池田の駅から列車に乗っていますね」
 「はい」
 田代衛は怪訝な表情ながら認めた。
 「何処に行かれました」
 「坪尻駅です。秘境駅を訪ねるのが趣味でして。あちこち秘境駅の写真を撮っています」
 嘘ではない。自分の部屋に幾つか駅の写真が飾ってある。
 その日は坪尻駅の待合室を使って三人で打ち合わせを行う予定であった。
 三人ばらばらに異なる駅から乗って坪尻で待ち合わせる。
 最初に着いたファンから此処ではとても打ち合わせは危険と連絡が入った。運転席を移動する乗務員がホームを歩く。その時に待合室の前を通る。
 そこで趙福徳は黒川の駅に留まった。
 田代衛は坪尻のスイッチバックの駅で降りて写真だけ撮る。特急を待って反対側の運転席に運転士が移動する間に列車に戻った。
 ファンは離れた席に乗り込む。
 三人はそのまま別々に普通列車の終点琴平で降りて金比羅神社の裏で打ち合わせを行なった。
 「どうして直ぐに列車の戻ったのですか」
 「反対側の普通を待つ心算でしたがとてもそれまで居られる場所ではありませんでした」
 「駅から外に出なかったのですか」
 「事前に調べていました。あの駅からはまともな道はなく蝮やスズメバチが多いらしいのです。また途中に幽霊屋敷のようなのがあるらしいです」
 「それでそのまま乗って来た電車で琴平まで」
 「そうです」
 「帰りはどうされました」
 倉科環奈巡査部長は何処までも追及する。
 「琴平で食事をして少し街を歩いて特急で帰りました」
 三名は自分のスマホではなく通信にプリペイド携帯を使ってさらにWebメールを使用していた。充分用心深くやっていたのである。
 倉科環奈巡査部長と橋本佳奈巡査長はその日の田代衛の供述の裏を取る。
 普通列車の運転士は覚えてなかった。
 坪尻で一人乗客が乗る。あと一人乗って来た乗客がホームに降りてそのまま乗ったが顔は覚えてないとの供述である。
 帰りの特急の車掌は琴平から阿波池田まで自由席に乗った乗客のようだと証言した。
 田代衛の供述の通りである。
 
 連続拉致強姦傷害事件のグループ六人のアジト。
 六人は通販で届いた刺身と生ビールで室内から暑すぎる麓の町を見下ろしていた。
 宅配便の三人がアップした動画もダウンロードして確認している。
 「警察はまた俺たちの犯行を疑っているな」
 「無駄な捜査を全国でやる気らしい」
 「また暫く動けないな。余計なやつらが真似しおって」
 「仕方あるまい」
 「あの闇風俗のどっちも生贄を紹介してこないな」
 「どうせこの犯人は直ぐに捕まる」
 「俺たちに照準を絞ってないか」
 「どう考えても犯行現場は五キロ圏内だ。何か手がかりは出る」
 「そうだな」
 「犯行現場が判ればDNAは必ず出る」
 「それまで待とう」
 
 七月三十日。
 緊急事態宣言が再び東京、沖縄で延長された。さらに埼玉、千葉、神奈川、大阪に発令される。
 今更オリンピックを止められない。
 如月鬼堂の居間である。
 本日は囲炉裏端ではなく広いスペースで会議テーブルを出して空間を開けて会議が行われていた。
 大河内税理士、館山弁護士、杉下一行、福富麻次郎、さらに熱海の店長荒井枝理、生駒、長野の店長、樽常マネージャーも来ている。
 さらに集団訴訟の中心となる南七香も列席した。
 野崎卓郎弁護士と野村未来也弁護士はテレビ会議システムからリモート参加である。
 「罰金払っても営業継続が正しかった。そうでなけれ倒産していた。緊急事態と言えど企業が倒産する命令を出す。そんな政治が酷すぎるのだ」
 如月鬼堂が怒りを篭めて発言する。
 都知事の命令を無視して営業を続けて酒も提供したチェーンが昨年の赤字に対して今年の黒字を発表した。
 如月鬼堂は法律、命令などで個人が損害を蒙ることが一番許せない。
 これまでオンライン営業や看板を消して会員のみの営業で凌いできた。休業した時もある。愛好会のショーも見合わせた。
 政府、自治体の対策が後手で感染を押えようとするしか脳がない。ワクチンは海外頼り。治療薬も完全にはできてない。
 対外的立場は維持すべくオリンピックだけ行う。総理も都知事も委員会も中止はもとより考えにない。
 「一番悪いのは大池東京都知事ですよ」
 南七香が発言する。
 「そうです。自分のイメージはマスコミ会見で強くアナウンスする。だが保障は雀の涙。それも支払いを遅らせる」
 福富麻次郎も不満を破裂させた。
 「個室で一対一の風俗店やソープなどクラスターにはならない。それを意に沿わない業種に休業要請した」
 杉下一行である。
 「目立つ一社だけ休業命令を出して罰金を取る。感情本位のむちゃくちゃなやり方だ」
 館山弁護士も強く非難した。
 「これまでに倒産したり、閉店したりした業者に回復できるまで何処までも補償をすべきだ」
 如月鬼堂はここまで言いたい。
 「とにかく支援金では補償になってない。これでは休業しない店は増えて仕方ない。あの支援金では維持できない」
 さらに福富麻次郎は不満をぶちまける。
 「それが何ヶ月も遅れる。潰して店舗を減らして支援金を押えているようなものだ」
 如月鬼堂の見解である。
 「会合はどうします」
 大河内税理士が確認する。
 「暫く会員のみの営業だけ続ける。会合は暫くオンライン開催のみで見合わせる」
 如月鬼堂は現状の結論を出す。
 「医療崩壊だけ問題視されています」
 館山弁護士である。
 「治療薬を見切り承認すべきだ」
 如月鬼堂は遂に暴言に入る。寧ろ正解かもしれない。
 
 田代衛らはメールで連絡を取り合う。
 三人は完全に二人の女刑事に目を付けられていると悟る。
 『逆にこの二人やっちまえないか。このままだとまだまだ捜査を進める。二人とも女としては悪くない』
 趙福徳の意見である。
 『おいおい刑事をやるか』
 『このままでも危険だ』
 『そうだな』
 『完全に処分すれば寧ろ連続拉致強姦傷害事件の連中の仕業となるかもしれない』


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