【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第二十五幕
究極の闇風俗
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
戻る|
77|
78|
79|
80|
81|
82|
83|
戻る
館山弁護士は証拠まで掴む必要はない。自分にだけに連続拉致強姦傷害事件の犯人と分かれば良いのである。
大庭信一郎。大庭祭典社長とて状況証拠すらない。
これを警察にリークすればそれを警察が取り上げて的を絞って捜査する。何か証拠が掴めるかも知れない。
だがそれを行えばそれに直接関係はないのにSM愛好会のような存在にマスコミ主導の社会的批判が集中しかねないと思われた。
あくまでこちらの安泰を護る為に危険な存在の真相を掴んで置くことが必要である。
五月二十八日。
如月鬼堂の居間に館山弁護士らと南七香と集団訴訟に参加した十二人が集まった。
緊急事態延長が六月二十日まで延長する。あくまでオリンピック開催と段取りを合わせた対策である。
相変わらず東京都は協力金の支払いを遅らせたままでゆく。マスコミはほんの一部を除いてそんなに騒がない。
既に限界と休業要請に従わない業者も増えつつある。
銀座や新橋と東京の一等地を歩くと閉店した店だらけ。俄か作成した法律の影響で沢山の小規模商店が一生掛かって築いた商売を失ってしまった。
破産宣告をしてもこの先は地獄である。
休業要請、時短要請に対して完全な補償があれば違った。そしてその補償が売上と同時期に入らなければ資金繰りができない。
支払いの遅れは東京都の重大な責任と言える。
金額がまったく見合わないのは国の責任である。
南七香はさらに七人の仲間を集めた。
五月三十日。
テロ集団が人質にしていたアメリカのCSCテレビ局CEOモントゴメリー氏七十二歳が解放された。
テロ集団は開放した場所を動画で拡散する。
一時的に動画配信サイトにも流れた。
開放されたのはインドとブータンの国境付近の村外れである。
モントゴメリー氏から監禁場所の情報はまったく得られなかった。
篭城する連中ではなく別のグループが迎えに来る。眠らされて運ばれたとのことであった。
川口。営業してない旅館である。
南野沙良を此処に紹介したのは高田麻友。同業で梅田のクラブママである。態々関東まで出て来た。
呼ばれた客は前から申し込んでいた通販サイトのオーナー経営者。そして如月鬼堂の主宰するSM愛好会の会員である。
つい十数日前南七香を一万円札五枚で叩いた。南七香に精神的ダメージを深く与えた男である。
川口の旅館ではこれまでより規約は強化されていた。
躰に傷を付けて治療が必要な時は治療費を支払う。衣服に隠れない部分に傷を残した場合は治療費及び整形代を払うである。
プレイ代も四名まで二百万。さらに衣服からはみ出す部分に傷が付く場合は三百万と決められた。
規約強化を薦めたのは川口の会長である。
南野沙良はもうどうにも店を維持できない。悩みに悩んだ末に相当な覚悟をして此処に来た。
通販サイトのオーナーはいま抜群に儲かっている。風俗は不景気な方がサービスは良い。
この時とばかり期待を膨らませている。
通販サイトのオーナーはバブル崩壊もリーマンショックもその時はそれほど金は無かった。あのとき金が有ったらとどんなに思ったか知れない。
通販サイトのオーナーは着くなり女将に二十万を渡す。
南野沙良は既に座敷に待っていた。通販サイトのオーナーを見るなりやや眉を顰める。
瞬時に残忍な男性と感じ取ったのである。
通販サイトのオーナーは座布団にミニスカートで膝を揃えて座った南野沙良の躰を裸に透かすように見て三百万を置く。
華奢な体形で細面の小作りな顔である。一気に加虐心が滾った。
南野沙良は帯封なのでそのままバックに仕舞った。
南野沙良は高田麻友から内容を充分に聞かされている。さらに女将からも聞かされた。高田麻友の場合は運が良かったとも説明されている。
南野沙良は三百万でも足りそうもない。傷を負っても整形代を貰えばもう一度できるとさえ考えていた。
そこまで追い詰められてしまっている。
雀の涙の協力金で休業要請されて廃業の一歩手前である。苦労して開業資金を作って店を始めた。何としても護らなければならない。
二十八歳。開業して二年である。
既に女将は治療費、整形代を払うとメールで念書を取っている。
通販サイトのオーナーは今夜だけで一千万掛かってもどうと言うことはない。そして南野沙良の女を潰したい衝動に駆られていた。
治療費、整形代で五百万くらいは覚悟している。
通販サイトのオーナーは南野沙良を壁に立たせた。
服を脱がせる。
南野沙良はじっと堪えた。
SMクラブに勤めて一夜プレイしても良くて三十万である。南七香から話を聞いている。
通販サイトのオーナーは最後にショーツを脱がして裏向けにひっくり返す。股間の当たっていた部分を開いて見せた。
「え、ええ。いやです。なんで」
南野沙良は堪らない表情で見上げる。
「辱めを受けるのもSMだ」
「ああ」
南野沙良は仕方ないと諦めるしかない。
通販サイトのオーナーは左手で南野沙良の首元を持って壁に押し付けた。右手で顔をビンタする。
細面の美人顔をビンタ。堪らない至福である。
「うーーー」
構わず叩く。
「うおーーーーーーー」
七回叩いて南野沙良の目に涙の玉が浮き出る。
それでも叩く。
「う、ううーーーーーーん」
遂に涙は溢れ出てしまう。
まだ叩く。
「・・・・・・・・」
南野沙良は目を瞑って声を出さない。
どんなに割り切っても男に顔を叩かれるのは悔しすぎる。堪らない。
通販サイトのオーナーは南野沙良の美人顔が涙に濡れてやや満足した。首を掴んで床に倒す。
通販サイトのオーナーは首に腕を回して自分の腹の上に乗せる。自分の両足で南野沙良の両脚を引っ掛けて股間を広げた。
片手で首を絞めたままもう片方の手を伸ばして南野沙良の女の部分を弄る。
「ああ。ああーーー」
通販サイトのオーナーの指は南野沙良の小陰唇を割って膣口に侵入していた。
「あ、ああーーー。いやあーーー。ああーーーーー」
南野沙良は藻掻き続ける。
「あ、ああーーーーーーん。ううーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーん。ううーーーーーーーーーーーー」
南野沙良は首の絞めに顔を真っ赤に染めて苦しみ続けた。
通販サイトのオーナーは一度南野沙良の首の押さえを解放する。股間の正面に回って膣の奥に指を差し込む。
女の部分を開いて尿道口を見ながら潮を押し出す。
「ああーーーーーーー。ああーーーいやあーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー」
南野沙良は顔を強く歪めて首を右に左に傾けて藻掻く。
畳も股間も潮でびしょ濡れである。南野沙良の股間は内腿の線が真っ直ぐで膝を揃えると股間に三角の隙間ができる。
美しい女の腰である。
通販サイトのオーナーはもう一度南野沙良の首に腕を回す。後ろから絞める。
「あ、ああーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーー。う、うう、ううーーーーーーーーーーーーーーーー」
南野沙良は藻掻く。
「ううーーーーーーーーーーーーー。・・・・・・・・・・」
やがて静かに落ちてしまう。南野沙良は白目を剥いたまま動かない。
通販サイトのオーナーは失神した南野沙良の股間を剃毛する。
陰毛があってもパイパンにしても美しい股間である。
通販サイトのオーナーは興奮度が上がった男根を失神したままの南野沙良の女に挿入する。
短い時間で果てて失神した南野沙良の女の中に興奮した情液を流し捨てる。
通販サイトのオーナーは南野沙良を抱き上げて風呂場に担いで行く。
タイルの上で南野沙良の躰を縛る。
首の下に棒を一本通す。腕を広げて手首、肘、二の腕の三箇所を縛る。
膝を縛り合わせ、脚首も縛り合わせた。
通販サイトのオーナーは服を脱いで湯に浸かる。浴槽に立ってシャワーを持って南野沙良の躰に水を掛けた。
「うーーーー。うーーーーーーーーーーーーーー」
南野沙良は冷たさに直ぐ意識を戻す。
通販サイトのオーナーは湯から出て南野沙良の躰を跨ぐ。
「口を開け。口便器だ。開かなければ開口器をぶち込むぞ」
既に肉棒を南野沙良の顔に向けて構えている。
「ああ」
南野沙良は女将に言われていた。これが物凄く辛いと思う。受けるしかない。開口器よりは自分で開けた方が楽だと思った。
観念して口を開ける。
通販サイトのオーナーは南野沙良の顔に蛇口の水を飛ばして洗うように小水を掛けた。
「う、うう、うん、うう、ううん」
アルコールを飲んだ後の臭い小水である。
南野沙良は息を止めて堪える。
一通り顔に撒き散らして水勢を増して一気に口に流し込む。
ぐぼーーーーーーーーーーー。ぐほおーーーーーーーーーーーーん。ぐぼーーーーーーーーーーーー。ぐうぼおーーーーーーーー。
通販サイトのオーナーは南野沙良の口を脚の裏で踏んづける。
ぐぼーーーーーーーーー。ぐぼーーーーーーーーーー。
「のめーーーーー」
通販サイトのオーナーは強い口調で叱咤した。
その前に既に吐き出すか飲み込んでしまっている。口に残っているのは僅かであった。
南野沙良は目を閉じたままじっと待つ。
通販サイトのオーナーは足を南野沙良の口から離す。
「口を開けろ」
南野沙良は口を開ける。
「よし飲んだな」
南野沙良は通販サイトのオーナーの目論む程には飲んでない。それでも堪らなく辛かった。
通販サイトのオーナーは南野沙良を縛ったままやや躰の濡れを拭いて座敷に戻す。
腕を棒に縛ったままである。
膝と脚首の縛りを解いて脚首を持ち上げて手首を棒に縛った上に乗せて縛り付けた。
両脚同じように縛る。南野沙良は畳の上にV字開脚に固定された。
南野沙良は躰を拭かれたとき失神中に剃毛されたことに気付く。仕方ないと理解するしかないがショックである。
通販サイトのオーナーは鞭を持っている。先端が長方形のチップに成った一本鞭である。
乳房を叩く。
「うわあーーーーーーーーーーーーーー」
初めて受ける鞭である。強烈な悲鳴を上げる。
十数回乳房を叩いて股間を狙う。
V字開脚に縛って剥き出しの女の部分の閉じ合わせた粘膜を叩く。
「うう、おおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおーーーーーーーーーーーーーーーーー」
南野沙良の顔から一気に涙が溢れる。五回で終わりにした。もっと残酷なプレイを予定している。
通販サイトのオーナーは半田鏝を長くしたような小道具を三本コンセントに繋いで温めた。
一本は先端が円柱状である。一本はやや尖っていた。もう一本はT字で充てる面は十ミリ掛ける五十ミリくらいある。
通販サイトのオーナーの興奮度は架橋になっていた。
まずは先端が円柱状の焼き鏝を持つ。
「ああーー。なにするの」
南野沙良は恐怖に思わず叫ぶ。
「こういう約束だろ」
「あ、あーーーーーーーーー」
「ここまでのプレイなら普通のSMクラブで朝までコースで三十万くらいだ。安いところなら二十万だ」
「あーーーーー。そうだけど」
南野沙良の唇は震えている。
「つい十数日前。あんたようなオーナー経営者にここまでやったばかりだ」
「えーー。たった三十万でこんなに」
「おい。今更拒否はないぞ。女将はできれば三百万と言ったぞ」
通販サイトのオーナーの声は厳しい。
「あーーーーー。そうです」
一発目を南野沙良の太腿の一番艶めいた部分に押し付ける。正面からぎりぎり見える内腿部分である。
「あ、ああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
南野沙良は強烈な泣き悲鳴になった。既に涙が溢れている。
それでも通販サイトのオーナーはまだまだこれから。一切動じない。完全に興奮の坩堝である。
次は左の乳房に押し付ける。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あーーーーーーーーーー」
次は乳房の谷間に押し付けてしまう。
「うおーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーん」
気丈に見える南野沙良の顔が完全に崩れて涙がだらだら流れる。
今度はT字型を構えた。
「えーーーーーーーーー。まだこれ以上」
南野沙良は泣き声で講義する。
通販サイトのオーナーは興奮止まらない。T字の先端を剃毛したドテに押し付ける。
「あ、ああ、ぐうあああーーーーーーーーーーーーーーーー」
南野沙良は痛みと躰を傷付ける恐怖。そして無念さからの悲鳴である。
「ねえ。これ衣服からはみ出ないから治療費だけ」
この火傷で治療費では堪らない。
「ふふ。太腿はミニスカートから出るからな」
「払ってくれるの」
「払うよ。綺麗に直してもう一度やらせろ」
「え、え」
南野沙良はそう言いながらもあと一回稼がなければならないことを思ってその辛さを気持ちの底から噛み締めた。
「どうせ一回じゃ足りないだろ」
通販サイトのオーナーは状況を察して追い討ちを掛ける。
「ああ」
南野沙良は絶望に沈むがそれしかない。
通販サイトのオーナーは南野沙良の膣にクスコを挿入する。螺子を回して奥を広げて子宮口を確り確認した。
「ねえ。おっぱいは外に出ないけどこっちは」
南野沙良はその不安も訴える。
「治療費、整形代一括請求だろ。全部出すよ」
通販サイトのオーナーはそう言いながら最後の尖った焼き鏝を膣の奥へと子宮口に突っ込む。
「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーがあーーーーーー」
強烈な悲鳴になる。
そして失禁してそのまま失神してしまう。
通販サイトのオーナーは失神した南野沙良のクスコを抜く。その女に興奮した情液をもう一回流し込んだ。
そのまま寝かせて帰る仕度をする。
女将に医者の手配を依頼して治療費、整形代を払う約束をして帰ってしまう。
五月三十一日。
埼玉路線バス女性運転士集団強姦事件の二審無罪判決が出た。
野崎卓郎弁護士が無罪判決のインタビューに対応する。
無罪を勝ち取って当然。完全なアリバイがありながら不当な逮捕であったと繰り返す。
疑わしきは罰せずの法律の根本精神が失われ状況証拠で僅かな可能性でも立件しようとする。たいへん悪い傾向になっていると指摘した。
さらに今回は状況的にもアリバイ成立が妥当である。女性の思い込みだけで逮捕に至る悪い傾向の典型だと締め締め括ってしまう。
如月鬼堂の居間には館山弁護士他愛好会の主な面々が集まっていた。
「もう緊急事態を無視して次の会合をやりましょう。何処も緊急事態や蔓延防止の対象になってない地域です」
大河内税理士は次の開催を催促する。
「しかし大河内先生。もう定員の五十パーセント一会場二百人では三箇所でも会員半分しか収容できません」
館山弁護士は収容人数を気にしていた。
「熱海に二百人抽選で招待してあとはオンラインでどうかな」
「三箇所順番にかつオンライン。以前にもそう提案されました。さらに当選者が少なくなります。回数を増やさないと」
福富麻次郎も会員の参加機会を気にする。
「回数と言っても女性が」
大河内税理士はこれまでの状況を言う。
「会員が増えたのだからこれまでの女性を再登場でも行けるのでは」
杉下一行は新しい会員が多いから新しい女性が少なくても同じ女性をもう一回混ぜて出せば良いと主張した。
「ううん。それしかないな」
如月鬼堂も納得する。
「それではやりますか」
大河内税理士は如月鬼堂の決意を確認した。
「やらない訳に行かないよ。もう東京以外は問題ない。都知事は雀の涙の協力金を五ヶ月滞納して命令、要請と堂々と来るがそろそろ批判も出る」
「まあ。東京、大阪以外はおとないしいですから」
「そろそろ都知事には切腹してお詫びして欲しいものです。商売を諦めて廃業する業者の人生を奪った責任は重いです」
福富麻次郎は全裸美人コンテストで自分は救われたが他人事ではない。そして腸がねじ切れそうな怒りがこみ上げている。
六月一日。
川口の女将は通販サイトのオーナーに追加請求をした。整形をしても二つのことが戻らない。
南野沙良は子宮が摘出されてしまった。二十八でもう子供は作れない。三百万でここまではやりすぎと交渉する。
剃毛したドテに焼印を押されて整形はしてもその部分に毛は生えない。ドテの黒い塊がかなり変形してしまった。
通販サイトのオーナーは追加には応じるがもう一度プレイさせろと言う。金額は本人と話し合うと豪語する。
通販サイトのオーナーは南野沙良のショック度を実感して確認したかったのである。
その残忍な満足の為に追加を払ってももう一度虐めたい。南七香のとき同様この女の涙に堪能したのである。
六月五日。
南野沙良は大阪からもう一度川口の旅館に来た。
通販サイトのオーナーは昔よく使われたアタッシュケースに一千五百万詰めて後から着く。
南野沙良も喧嘩をしては当初の条件から駄目なことは分かっている。相手ももう一回プレイすれば多少は上乗せする気はありそうと思えた。
「大分文句があるらしいな」
通販サイトのオーナーは座るなり揺さぶる姿勢である。
「文句と言っては言いすぎですが。私まだ二十八です。結婚もしていません。急場を凌ぐためでしたが三百万では余りにも哀れすぎます」
南野沙良は控えめに言った心算である。
通販サイトのオーナーはニタリ哂う。
「どうや。今日は躰を焼くところはなしでこの間のような内容だ。それが五十万。この間の追加が七百万」
南野沙良もそれ以上は無理と思った。前回が合計一千万である。
「はい」
倍以上になったことで涙を飲み込む。
「もう一つ。それでこの先のあんたに足りなければ顔を焼かせろ。整形代は三回まで払う」
顔なので失敗を考慮している。
通販サイトのオーナーは五百万の束を三つ置く。
南野沙良は一千万でもこの先不安である。三回まで整形代を払うという言葉に背水の陣になった。
この男は目の前の一千五百万の倍ぐらい使ったことになると思う。有り余った金に違いない。
そこまでして自分の女の価値を潰して愉しむ。酷い男だと思う。だがその金がないと自分はこの先浮かばれない。理不尽でも涙を呑む。
勝手な時限立法で一部の業者を死活問題に追いやって充分な保障をしない。本来恨むのは総理と大阪府知事である。
そして目の前の金があれば女を失ってしまったが自分は経営者として生き残れる。
「はい」
「これでいいのだな」
通販サイトのオーナーは後者の条件を選んだのだと確認するように五百万の束三つを押しやる。
「・・・・・・・・」
南野沙良は礼を述べるには無念さが込み上げた。
観念してそれを仕舞う。その手は震えていた。
通販サイトのオーナーはそれを満足そうに見る。
次頁
戻る
ご感想、アンケート
ご感想、ご質問、ご用件、ご依頼などございましたら以下のメールにお送りいただければ幸いです。
sado9364○yahoo.co.jp
(お手数ですが○を@に変えてご使用ください)