【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第十七幕


お仕置き


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 弦葉浩一郎はカバンからミールワームの入ったガラス瓶を取り出す。
 「えーーーーーーーー。なにそれーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本恵理華はそれを見て驚愕の悲鳴を上げてしまう。
 弦葉浩一郎はクスコの螺子を緩めて入れる角度を変えた。膣を横に強く広げる。下の粘膜は持ち上がって上は蚯蚓千条の部分が垂れ下がってしまう。
 「ちょとおーーーーーーーーーー。まさかそれーーーー」
 山本恵理華はクスコを抜くのではなくミールワームを入れるためと判って抗議する。
 弦葉浩一郎は抗議を無視してミールワームを箸で抓む。
 「だめーーーーーーー。駄目。駄目。だめーーーーーーーーーーー」
 山本恵理華は恐怖の表情を凍らせて拒絶する。
 弦葉浩一郎はそれを無視してクスコの奥に箸で運び込む。
 「あ、あーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 弦葉浩一郎は強烈な悲鳴を愉しみながら膣の奥に落とす。
 「あーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーー」
 山本恵理華は恐怖の表情を破裂させた。その顔を振って悲鳴を上げ続ける。
 「いやよ。いや。だめ。だめ」
 山本恵理華の躰はぶるぶる振るえて目から涙を流していた。
 「いやあーーーーーーーー。とってーーーーーーーーー。とってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本恵理華は更に泣き叫ぶ。
 弦葉浩一郎はビールを出して乾き物をつまみながら飲み始めた。
 「おねがいーーーーーーーーーー。だしてーーーーーーーーー」
 山本恵理華は泣き声で要求する。
 「もっと入れて満タンにしたいな」
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーー。きいくるうよーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 満タンにしたいなと言いながらも弦葉浩一郎は山本恵理華があまり煩いのでミールワームは取り出した。
 暫らく泣き続けるのを無視してビールを飲み続ける。
 山本恵理華は開帳台に磔状態のままである。いつもなら乳首のクリップを取らない約束で開放してビールなりを飲ませる。
 本来は雑談時間である。この女はそのようには行かない。上手に逃れて僅かなプレイで済ませようという狡さが丸見えである。
 この先の痛みは尋常ではない。この女にこの程度はまだ足りないもっと強力なお仕置きをしたい。だがクラブのメニューの範囲はここまでである。
 冷蔵庫のビールが全部で三本。SMビデオを見ながら時間を潰す。山本恵理華に態と海外のハードSMを見せることも考慮していた。
 二時間丁度で弦葉浩一郎は開帳台の戒めを解く。
 「自分でクリップを一個ずつ取ろう」
 「ええ」
 山本恵理華の手は震えていた。取る時の脅しを既に掛けてしまったからである。
 それでも取るしかない。片手で乳房を持って片方のクリップを一気に掴む。
 「あーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーー。あーーはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ぐうああーーーーーーーーー」
 山本恵理華は床に背中から倒れて拳で床を叩く。半回転して床に四つん這いになって痛みに藻掻いた。
 「ぐうおおーーーーーーーーー。ぐおおーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 半狂乱に悲鳴を上げ続ける。
 「もう片方残っているぞ」
 弦葉浩一郎にはこの一言が至福である。
 「いやあーーーーーーーーーー。とってーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーー。とってーーーーーーーーーー」
 山本恵理華は自分で取れない。半狂乱に泣き叫ぶ。
 「うおーーーーーーーん。うおーーーーーーーーー。い、い、たいよーーーーーーーー」
 弦葉浩一郎は片手で山本恵理華の肩を掴んでクリップを外す。
 「ううおおーーーーーーーーーーーーーー」
 弦葉浩一郎は山本恵理華を床に押し倒した。腰に馬乗りになる。そのまま乳房を掴んで揉みしだく。
 「うおーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーー。ぐがああおおーーーーーーーーーー」
 山本恵理華は狂ったように悲鳴を上げた。弦葉浩一郎のお尻の下で藻掻き暴れ泣き叫び続ける。
 三十分近く経ってようやく治まった。
 「ひどいよーーーーーーーこんなの」
 「だったらソフトだけにしろ」
 「それじゃ安いんだよ。他で女の子弄れないからSMに来るんだよ。皆私には弄る程度で終わりなんだよ。ブスな女の子と違うんだよ」
 山本恵理華は勝手な言い分を言い続けて帰ろうとする。
 弦葉浩一郎は横面を叩く。
 「馬鹿やろーーーーー。それじゃ詐欺だぞ」
 強く怒鳴りつけた。
 山本恵理華は泣きながら先に立ち去る。
 
 後日。弦葉浩一郎は前回カタログで選んだ山本恵理華をまた指名した。山本恵理華は弦葉の指名と聞いて拒絶する。
 弦葉浩一郎はマネージャーに真性M女ハードコースでの山本恵理華の対応を説明した。
 「それでもまなみをご指名されますか」
 「みてくれは大切だ。顔とスタイルが良くなければ駄目だ。このコースに出ているのだからクラブが言い聞かせて教育すべきだな」
 行ったプレイは全部列挙してある。そのプリントアウトを見せる。
 「この内容なら通常のハードです。コースに詠った通りですね」
 初老の女性マネージャーは強く受けるように山本恵理華を説得した。
 それでも山本恵理華は拒絶する。
 「この人。入れようとするのです」
 遂に虚偽を言ってしまう。
 「駄目よそんな嘘。このお客様は前に他の女の子と何度もプレイしています。そんな苦情はありません」
 女性マネージャーは嘘を簡単に見破る。
 「貴女。他のお客さんからも苦情があるわね」
 女性マネージャーはさらに付け加えた。
 「すいません。今日は休ませて下さい」
 山本恵理華は帰ろうとする。
 「申し訳御座いません。今日は他の女の子でお願いできないでしょうか」
 「判った。今日は帰るよ。もっと良い女が入ったら連絡してくれ。他の女はみな腰と太腿が太い」
 「申し訳御座いません」
 女性マネージャーは弦葉浩一郎の好みに対応できてないので引き下がってしまう。
 
 弦葉浩一郎は山本恵理華の身辺を調査した。どうしてもこの女のプレイを緩和しようとするやり方が許せなかったのである。
 三時間十万。クラブの取り分を除いても三人の客に付けば若いOLの一月分の手取りになる。
 黙って山本恵理華のペースなら超ソフトにハード料金を払うことになってしまう。
 そして弦葉浩一郎は山本恵理華を徹底的に虐めたい加虐心が堪っていた。
 弦葉浩一郎は自営の私立探偵である。私立探偵というよりは事件屋というべきかも知れない。
 山本恵理華の素性を調べるのは難しくないのである。
 それは簡単に判明した。
 弦葉浩一郎は山本恵理華に脅しを掛ける。
 『指名に応じろ。お前が外務省職員と判っている。応じなければクラブで働いているとばらす』
 そんなメールを送った。アドレスも調べた。それも外務省のアドレスである。
 弦葉浩一郎は訴えられたら逮捕される。だが山本恵理華は訴えないと確信を持っていた。そこは事件屋である。
 山本恵理華は脅迫と訴えることすらできない。メールが関係者全員に送られたら終わりである。
 訴えないでこの男を何とかしなければならないと悩み続ける。
 
 十一月十五日。
 如月鬼堂はゆっくり越後湯沢に戻る。
 駅には珠洲が迎えに来ていた。
 「皆様お待ちですよ」
 来週の打ち合わせである。
 コロナの感染拡大による規制、自粛要請の懸念が出始めた。これに対する不満が爆発しかけていたのである。
 「まだ政府も自治体も北海道以外何も動いてはいません。でも医療関係者が騒ぎ始めています」
 福富麻次郎はコロナより自粛要請を警戒していた。
 「今週中に何か動きそうな気がします」
 館山弁護士である。
 「これ以上雀の涙以下の協力金とかで休業要請は納得できない。どんどん店を廃業に追い込むだけだ。自殺者が増えている」
 大河内税理士は倒産で客を失って怒りに滾っていた。
 「マスコミは感染者と重傷者、死者だけ報道して自殺者は殆んど報道しない」
 館山弁護士はマスコミにも怒っている。
 「感染症より休業要請と感染報道による風評被害が大きい」
 福富麻次郎は憤懣やるかたなきである。
 そんなところに如月鬼堂は戻って来た。
 「先生。徐々に厳しくなっています」
 「今のところGOTOだけだ。休業要請が出ても札幌、東京、大阪だけだ。二日間は看板消して貸し切り扱いだ。予定通り行う。入口で簡易検査も行なう」
 如月鬼堂は毅然としている。
 「瀬里菜さん。参加者のキャンセルはありますか」
 杉下一行は会員の動揺を心配していた。
 「ゼロです」
 瀬里菜はきっぱり答える。
 「なら心配はないですね」
 杉下一行も安心した。今回は杉下一行がプレイを代行する。
 
 山本恵理華はクラブに弦葉浩一郎の指名があったら泊まりコースで交渉してくれるように申し出た。
 十一月十九日。弦葉浩一郎は山本恵理華を指名する。
 山本恵理華は事前に弦葉浩一郎にメールを送って翌日外務省の仕事は休みを取った。
 弦葉浩一郎は二十三時から五時の予約で入る。
 弦葉浩一郎のやることは殆んど変わらない。毎回同じような責めを行う。
 今夜は逆さ吊るしではなく拷問椅子に磔る。
 何度もこんなプレイ受けられない。その内直接呼び出されるかもしれない。
 山本恵理華は隙を見て縄で絞め殺したい。それには玉を握るのが最善である。
 此処に騙されて連れ込まれて行き成りSMになった。恐怖感で絞め殺したで正当防衛に持ち込めないか。
 山本恵理華は単身である。普通に交際までは咎められることはない。クラブもことを公にはしない。
 山本恵理華は弦葉浩一郎の鞭打ちに悲鳴を上げながら考え続けた。
 また黒いクリップを付けられる。まったく同じことをするようである。自分で取らされるか取りに近付いた時に一気に玉を掴もう。
 乳首にクリップが付いたまま警察を呼べば信じて貰える。
 山本恵理華はそう考えて堪え続けた。
 今夜はミールワームではない。蛞蝓を持ち込んでいた。それをクスコで広げた膣の中に入れる。
 「い、い、いやあーーーーーーーーーーーーーーーー。だーーーーめーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー」
 弦葉浩一郎は膣の粘膜の上に置いた蛞蝓にロングスプーンで粗塩を掛けた。
 「うう、ああーーーーーーー。う、う、うーーーーーーーーーー。いやだあーーーーーーーーーーーーーー」
 山本恵理華は堪らない感触に喚き散らす。
 弦葉浩一郎は萎んだ蛞蝓をロングスプーンで取り出して目の前に翳した。
 「いやああーーーーーーーーーーーーーーーー。ああん。ああ。ああん。ああ。ああん。ああ」
 山本恵理華は顔を振って泣き悲鳴を上げ続ける。
 二時間が経つのを弦葉浩一郎はそのまま待つ。
 縄を解かれた瞬間を待つ山本恵理華には殺気が漲っている。弦葉浩一郎が興奮してなければこれに気付いた筈である。
 二時間丁度で弦葉浩一郎は拷問椅子の戒めを解く。
 山本恵理華は床に降ろされた。
 今だ。山本恵理華は弦葉浩一郎の股間を掴む。
 「ぐう」
 山本恵理華は縄を掴む。首を縛ってフックを付ける。それを天井から下がった滑車のフックに引っ掛けて滑車を巻き上げる。
 「ううおおーーーーーーーーーー」
 五分待てば良い。だが念の為十分待つ。
 床に降ろす。弦葉浩一郎は死んでいた。
 滑車を上に戻して警察に電話する。
 「人を殺しました。誘われてホテルに入ったら行き成りSM拷問されたのです。怖くて首を絞めました」
 「場所はどこです」
 「判りません。怪しいホテルの中です。スマホのGPSで見つけてください」
 山本恵理華は全裸のまま警察官を迎え入れる。
 弦葉浩一郎の遺体を指差しながら言う。
 「これが怖くて取れないのです。二時間付けられました。取る時猛烈に痛いって言われたのです」
 山本恵理華はぶるぶる震えて床に蹲る。
 警察官は救急車を呼ぶ。
 病院では局部麻酔を打ってクリップを外す。山本恵理華はそのまま倒れて翌朝まで寝込んだ。
 警察の事情聴取に予定した通りに答える。
 そこまでは正当防衛になりそうな雰囲気であった。
 だが警察は弦葉浩一郎の自宅を家宅捜査する。メールから山本恵理華がSMクラブでも働いていたと判明した。
 そして脅迫されていた事実が浮かび上がる。
 SMクラブも警察の追及に協力せざるを得なくなってしまう。
 山本恵理華は殺人罪で逮捕された。そして外務省にも総てが伝わってしまったのである。
 
 十一月二十一日。インターネットアダルト放送のスタジオ。
 「逮捕された外務省職員山本恵理華容疑者はSMクラブでアルバイトをしていました。烈しいプレイをする客の弦葉浩一郎に脅迫指名されて堪えられず殺害しましたと供述しています」
 岡田有美はブラを外しながら読む。その躰には鞭の筋が奔っていた。
 ブラを外すと片方の乳房に十文字に付けられた鞭の痕がくっきり残っている。
 「今日は撮影でした。鬼堂先生から責めを受けました。強烈な動画です。鞭に悲鳴を上げて潮も噴いています。少しだけ見ていただきます」
 動画では岡田有美が潮を噴きまくっていた。駿河問いに岡田有美のスマートな躰が空中で五角形を描く。
 「山本恵理華容疑者は外務省にSMクラブのアルバイトがばれることを恐れたと思われます」
 本多椿の太腿は鞭の筋だらけである。ブラを外すと形の良くボリュームのある乳房が現われた。こっちにも十文字の鞭の筋が入っている。
 二人のビデオを同時に発売した。
 「鬼堂先生。山本恵理華容疑者はまともにクラブのプレイメニューをさせなかったのですね」
 「そうです。とことんずるい女です。正当防衛で逃れて公務員を続けたかったのでしょう。被害者の弦葉浩一郎も強硬すぎました」
 如月鬼堂はこの事件に興味がない。それ以上に大きなニュースにしたくなかった。
 「医療関係者はことごとくGOTO停止を表明します。総理は遂に感染拡大地域のみ一時停止の判断をしました」
 岡田有美はショーツを脱ぎながら読む。
 「また時短や休業要請は出るのでしょうか。あまり報道されませんが自殺者も増えています」
 本多椿もショーツを脱ぐ。
 「鬼堂先生。また休業要請が出るのでしょうか」
 メインキャスターはそっちに進行する。
 「出ても今度応じたら今のところ無事な店も潰れます。自治体に判断を振って僅かな金額で休業要請を掛ける。国は補償しない。酷いやり方だ」
 如月鬼堂は怒っていた。
 あくまで感染を封じろと言うが集団免疫が良い。重傷者はそんなに多くないと思う。無症状者が多い。
 重傷者だけ病院に収容する。あとは無症状者を逆に増やして免疫を増やすべきである。
 死者は毎年のインフルと変わらないか少ない。自殺者は増えている。
 マスクや消毒は必要だが無理に感染を抑えても限界はある。スエーデンを見習って集団免疫で対処すべき。
 GOTOも止めない。隔離もしない。重傷者だけ対処する。ワクチンが早いか集団免疫が早いかです。
 如月鬼堂の過激すぎる意見にメインキャスターも早めに話題を変えてしまう。
 
 十一月二十二日。
 如月鬼堂は宇佐美のマンションに戻った。夕方には熱海に入る予定である。珠洲と瀬里菜も昨夜から宇佐美に移動している。
 主なメンバーも午前中に宇佐美に着いていた。
 「昨日はかなり過激に出ましたね」
 「ええ。ちょっと怒りが蓄積していました」
 如月鬼堂は怒りを破裂させて発言したがまだ覚めていない。
 「よく言って下さいました。本当に感染拡大。感染を押さえろ一辺倒です。私らには感染どころではありません」
 福富麻次郎も憤懣が溜まっている。
 「会長も随分事業縮小ですね」
 「そうですよ。先生の仰る通り無症状の感染者で免疫の壁を作るべきですよ」
 「せめて政府が新規増紙幣で全面補償してくれれば良いのですが」
 「集団訴訟も集められませんでしたね」
 館山弁護士も悔しい。
 「訴訟の前に既に息を絶たれた業者が多かったのですよ」
 また福富麻次郎が不満を噴出した。
 「それは言えます」
 大河内税理士もきっぱり同意する。
 此処のメンバーならではの会話である。
 「しかしトランプ大統領もあそこまで善戦しながらいよいよ駄目ですね」
 「ワクチンが少し早ければ違ったでしょうけど。事前の支持率とは大違いで僅かな差でした」
 館山弁護士の見解である。実際に製薬メーカーが態と発表時期を遅らした可能性は高い。
 「ところでホテルで男を殺した女。騙されてホテルに連れてこられて行き成りSM拷問されたと供述していますが、結局SMプレイのハードに怒って殺したのですか」
 「クラブに確認したのですが。以前から揉めていたようです。山本恵理華はハードコースで出ていてハードを殆んどさせなかったようです」
 如月鬼堂は杉下一行の疑問に一応の答えを返す。
 「それじゃ殺された客は完全に被害者ですか」
 杉下一行は興味があるらしい。
 「こいつも曲者です。私立探偵を名乗っていますが事件屋のような存在です」
 「それで山本恵理華が外務省に勤めている公務員と突き止めたのですね」
 「どっちにしてもあまり大きなニュースになってほしくありません」
 如月鬼堂には封じ込めたいニュースである。
 そのあと一同は珠洲と瀬里菜が運転する二台の車で熱海に向かった。
 
 連続拉致強姦傷害事件。その防護服六人のアジトである。
 「俺達にAV女優になると約束した女が居たな。あれどうなった」
 「そのままAV嬢にはなってないな」
 「それではお仕置きしないと」
 「そうだ。示しが付かない」
 「やるか」
 「またヒットマンを雇おう」
 「また。前金二十万。後金四百八十万。合計千五百万か」
 「そうだが。どこかで受け渡して貰おう」
 「拉致だけに使うか」
 「それで行こう。こっちで確りお仕置きだ。真野枝里あの気丈そうな顔が恐怖に泣き叫ぶ。愉しみだ」
 
 熱海のファッション喫茶は看板を消していた。予約の会員だけが地下の駐車場から入る。生駒も長野も予約の会員だけになっていた。
 二十三時に開始して朝までである。
 佐藤栞李はスーツ姿で演台に上がった。
 対応するのは杉下一行である。
 佐藤栞李は受身である。このステージに立って自分で服は脱げない。それどころか脚の先まで震えていた。


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