【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第十九幕


若く独立した女社長の苦難


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 二〇二十一年大雪上元。太陰太陽暦十二月四日。
 (この二十四節気は平気法によるものです)
 一月十六日
 新型コロナの感染拡大はまったく終息の目処が無い。政府は法律改正に踏み込み始めた。
 如月鬼堂は感染拡大の終息もオリンピックもまったく無理と見ている。ワクチンすら充てに成らない。
 そして医療崩壊も防げないとの見解である。
 如月鬼堂はGOTOも経済対策もそのまま押しきってほしかった。
 総理は世論に推しきられて反って支持率を落としたとも考えられる。
 しかしスタジオでは館山弁護士のアドバイスに従って補償の不十分過ぎる事にだけ発言した。
 何故政府は新規増紙幣で対応しないか不満を投げ掛ける。
 コロナは自然災害だが休業要請や世論の批判は人災と言える。政府が充分以上の補償をすべきであるとだけ発言した。
 これでも如月鬼道にはおとなしい発言である。もうメインキャスターも煽りはしない。
 状況が著しく如月鬼道側の発言に不利だからである。
 
 如月鬼堂は土曜日のインターネットアダルト放送の収録が終わってその後プレイルームで佐藤栞李と待ち合わせた。
 佐藤栞李は何とか金を作らなくてはならない。愛好会のショーをもう一回取りたい。
 愛好会の指名はそれなりに入っている。それでは足りないのである。
 佐藤栞李は全裸でバスタオルを巻いて浴室から出て来る。
 「よろしくお願いいたします」
 佐藤栞李は立ったまま挨拶する。
 「駄目だなそれじゃ」
 如月鬼堂は叱咤する。
 「ええ」
 佐藤栞李は解ってない。
 「ちゃんと正座して手を着いて挨拶しないと駄目だよ」
 「はい」
 佐藤栞李はやや不満である。如月鬼堂は佐藤栞李がまだプライドを宿しているのを感じ取っている。
 それでも佐藤栞李は如月鬼堂に叱られては従うしかない。床に座って手を着いて挨拶し直す。
 如月鬼堂は佐藤栞李の腕を引っ張る。バスタオルを剥ぎ取って投げる。そのまま膝を着かせて高手小手に縛ってしまう。
 「ああ。はあ」
 佐藤栞李は縛りの早さに慄いている。
 そのまま床に倒して太腿に左右別々に縄を掛ける。縄が外に逃げない様にその二本を後ろで繋ぐ。
 太腿を縛った縄に左右それぞれ別の縄を通してそれを天井から下がった滑車のフックに通す。
 滑車の縄を引っ張って逆さ吊るしの体勢である。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーー」
 一気に引っ張り上げて逆さ吊るしに固定する。
 股間はかもめが羽を開いた形に百四十度くらいに広がっている。下は頭が床から十センチくらいの位置になる。
 股間は如月鬼堂の肩の高さに調整した。
 如月鬼堂は佐藤栞李の膣に蝋燭を一本挿入して立ててしまう。
 蝋燭には点火しない。バーナーを取り出す。膣に立てた蝋燭をバーナーで焼く。蝋燭は溶けて一気に股間に流れる。
 「あ、ああーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
 佐藤栞李から悲鳴が上がる。
 蝋涙は股間からドテの黒い塊に流れる。
 「あはあ。ああーーー。あはあーーーーーー。ああーーーーーーーー」
 佐藤栞李は蝋涙の熱さに藻掻く。
 やがて陰毛を全部覆い尽くす。
 蝋燭を大方溶かすと股間部分は全体が真っ赤に蝋涙を被っている。
 如月鬼堂は膝を着いて鞭を持つ。
 高手小手に縛られて縄の締め付けで突き出された乳房に狙いを定める。一本鞭の先端で強めに叩く。
 「ううおおーーーーーー。ぐうおおーーーーーーー」
 一本鞭で薙ぐ様な叩き方である。佐藤栞李は逆さ吊るしの躰を揺すって悲鳴を上げる。
 叩きながら如月鬼堂は床に蝋燭を立てて点火する。
 一本鞭で乳房を叩かれれば相当に痛い。
 如月鬼堂は容赦無く乳首の先端に狙いを定めて叩く。
 「ううおーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐおおーーーーーーーーーーーーーー」
 佐藤栞李は堪えられず悲鳴を轟かせる。既に涙が飛び散っている。痛みに躰は振り子の様にぶら下がったまま揺れる。
 佐藤栞李は事業を繋ぐ為だけにこの仕事で稼ごうとしている。コロナで売上の究極な減少と自粛要請がなければ関わらない世界である。
 如月鬼堂は細い竹の鞭と持ち替える。
 それで吊るされて揺れる佐藤栞李の乳首に狙いを定めて叩く。
 「うーーーーーーーーーぐうーーーーーーーーーー。おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 佐藤栞李は逃れんと躰を揺すりながら悲鳴を上げる。
 更に反対側の乳首も叩く。
 「うぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 佐藤栞李から大口を縦に破裂させた悲鳴が轟く。
 「い、いたいーーーーーーーーーー。まってくださーーい」
 佐藤栞李は早くも音を上げる。
 「そんな事じゃ稼げないぞ。君は会員から評判が悪いらしい。この女は外れという評価が何人か出ている」
 如月鬼堂は厳しく言う。
 佐藤栞李は黙ってしまう。
 如月鬼堂は股間に刺した蝋燭の燃え残しを引き抜く。溶けて流れた蝋涙の真ん中に空洞ができる。
 如月鬼堂は点火してあった蝋燭を持つ。その空洞に成った部分に蝋燭の芯の周りに溶けた蝋涙を流す。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああはああーーーーーーーーーーーーーーん」
 佐藤栞李はまたさらに躰を小刻みに揺すって強烈に悲鳴を上げる。堪えられないほど熱くはない。
 衝撃が大きいのとプライドの反発である。これまで佐藤栞李が生きてきた世界とはモラルがまったく違う。
 如月鬼堂は大きく広がった内腿を叩く。白く艶めいた皮膚に瞬時に蚯蚓腫れが盛り上がる。
 「ああううーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーー」
 内腿は強烈に痛い。
 佐藤栞李は涙をぽろぽろ溢す。
 それでも如月鬼堂は内腿を叩いて蚯蚓腫れの痕を付ける。蚯蚓腫れは最初皮膚の色の膨らみだがやがて真っ赤な筋が浮く。
 「ああ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 佐藤栞李は悲痛な表情を歪めきって荒い息を吐く。
 如月鬼堂は続いて股間の蝋涙を叩く。
 「うおーーーーーーー」
 如月鬼堂は一気に連打して股間の蝋涙を叩き割る。
 「ううおおーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーー」
 佐藤栞李はオーバーに悲鳴を上げる。
 「少し抑えろ。このくらいは声を抑えられる」
 如月鬼堂は厳しく注文を付ける。
 「あ、はい」
 佐藤栞李は答えてはいる。だが意識は強く敬遠している。
 如月鬼堂は左右の乳首を黒いクリップで鋏む。
 「あ、あっああーーーーーーー」
 鋏まれただけで相当に痛い。
 如月鬼堂は的確にピンポイントで叩いている。蚯蚓腫れの痕は赤く腫れる。叩いた痛みだけではない。その後ひりつく痛みが数時間は残る。
 如月鬼堂は股間の蝋涙を綺麗に掃って落とす。膣に指を二本突っ込む。Gスポットの反対側を強く刺激する。
 もう片方の手はクリトリスを剥いて指先で刺激する。
 佐藤栞李の表情は究極に軋む。眉間に三重に皺を寄せ豊麗線を強く刻んで藻掻く様に頭を動かす。
 「ああーーーーーーーー。あはん。ああーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーー。ああーーーーーー。ああはあん」
 如月鬼堂の指の動きのまま潮が断続的に噴く。弧を描いて飛ぶ。
 「ああーーーーーはあーーーーーーーーーー。あはあーーーーー。ああーーーーーーーーーーーー」
 佐藤栞李の股間は潮の雫に濡れて艶かしい。
 このルームには浴室の他にプレイ用の透明なバスタブが設えて有る。そこに湯を流す。
 潮に濡れた股間にクスコを挿入する。透明な強化プラスティック製である。広げた内部を小型カメラでパソコンのモニターに映し出す。
 「よく見ろ。お前の恥ずかしい部分の内部だ」
 「え、ええー」
 佐藤栞李は首を振って拒絶している。
 「恥ずかしさに堪らない表情はむしろ良い」
 本当に恥ずかしくて堪えられないのは会員を悦ばす。こっちは評価する。
 如月鬼堂は溶かしてあった蝋燭を膣に流し込む。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 佐藤栞李は堪らず強烈な悲鳴を上げる。
 「そのどうにも堪えられない悲鳴に会員は期待している。会員は大方素人ではない。その違いは見分ける」
 「はあ。はあ。はあ。はあ。はあ。はい」
 佐藤栞李は荒い息遣いでなかなか返事ができない。
 如月鬼堂はここで吊るしから降ろす。
 「一度湯に浸からせる。だがそのクリップは取ってはならない」
 「はいぃ」
 佐藤栞李は不安そうに辛さを滲ませた返事をする。
 縄を解かれると直ぐに湯に逃げ込む。心配そうに膣に指を入れて中を洗う。蝋燭の塊を辛そうに取り出す。
 「愛好会のショーの収入をもう一回希望しているらしいが。・・・・・・今のままでは無理だ」
 如月鬼堂の途中に沈黙を数秒鋏んだ言い方は佐藤栞李の甘い目論みを強く絶望に押さえ付ける。
 「駄目ですか」
 「会員複数から悪い評価を出されては無理だ。樽常マネージャーも難しいと言わなかったか」
 「はい」
 佐藤栞李は樽常マネージャーに推薦を断られて如月鬼堂に営業を掛けて来たのである。
 営業して交渉する能力は長けている。だが身を提供した全身奉仕で稼ぐ事はなかなかできないらしい。
 経営者である。社長である。言葉の責めでもプライドが滲み出る。現代社会の女のプライド。さらに人を使って来た社長のプライドが追加されている。
 本人は殺して堪えている心算でも会員はそう受け取らない。
 「さあ。湯から出て躰を拭け」
 佐藤栞李は渡されたバスタオルでゆっくり躰を拭く。
 「そのクリップを取ろう」
 「自分で取って宜しいですか」
 「そうだ。激痛がするが取れ」
 「はい」
 佐藤栞李は左からクリップを掴む。
 「あ、あはああーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 佐藤栞李は広げたクリップを床に落として悲鳴を上げる。
 「あーーーーーーーーー。はああーーーーーん。ああ、ああ、ああ、ああーーーーーーーーーーー」
 そのまま手で乳房を押さえて座り込む。痛みに藻掻き苦しむ。
 「もう片方も取れ。激痛だが揉んでやる」
 佐藤栞李は如月鬼堂の言葉に悲痛な表情で見上げる。
 痛む左の乳房を押さえて震える指でクリップを掴む。なかなか取れない。上目使いに如月鬼堂を見上げる。
 恨みと辛さが表情に滲み出ている。
 如月鬼堂は佐藤栞李の躰を床に押し倒す。腰に乗って躰を押える。右のクリップを掴んで取る。
 「うう。ぐうわああーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーー」
 佐藤栞李は痛みに藻掻き悶える。
 如月鬼堂は両方の乳房を鷲掴みにして揉みしだく。
 「おーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーー。ぐううおおーーーーーーーーーーーー」
 佐藤栞李は強烈に表情を破裂させる。大口を歪めて悲鳴を上げ続ける。
 「ああーーーーーーーはあーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーーーん」
 佐藤栞李の泣き悲鳴はなかなか収まらない。
 「良いか。俺が注意したと会員サイトに書く。この先苦情が出なければまだ稼げる可能性はある」
 「はい」
 佐藤栞李はここまでしなければと難しさを噛み締めながらとにかく返事はする。
 
 連続拉致強姦傷害事件。その防護服六人のアジトである。
 「なかなかの反響だったな」
 「我々の希望通りインタビューに応じてくれた」
 六人は拷問動画の効果と森川優希のインタビューでの怒りの篭った告白に満足している。
 「次はどっちに行く」
 「アイドルかな」
 「女優でも良い。中堅ぐらいが好ましいが人気が有ると警戒が強い。専門の会社が警備に付いている」
 「そうだ。○○芸能とかな」
 「アイドルやミュージシャンより女優が一人で居る場合が多いのではないか」
 「どうでもロケ中を狙う」
 川口の会長が断言する。
 「そんな。沢山スタッフが居るぞ」
 「ロケによる。旅番組系だ。地方で行い少ない撮影人数だ」
 「そこが盲点だな」
 
 佐藤栞李は部屋に帰って懊悩し続けた。
 若くして独立した女社長が事業不振で運転資金稼ぎに風俗で働く事はよくある。佐藤栞李もそれを已む無しと考えた。
 しかし従来とは違う。風俗業は完全に低迷である。事業を救済できる手段はこれしか無かった。
 こんなにプレイ内容がハードとは思っていなかった。緊過ぎる。あれでもはずれと言われてしまう。
 態度を注意されたのがどうにも受け入れられない。
 それでも続ける以外破産宣告しかない。
 他にもSMクラブは営業している。それでも如月鬼堂の関連以外は低迷らしい。新規入店も無い。
 何としてもあと一回ショーに出してもらって五百万獲得したい。
 緊急事態宣言で今度は時短すれば一日六万が国から入って来る。あと五百万有ればそれで何とかやって行けるかもしれない。
 しかしコロナがいつ治まるか。如月鬼堂の見解は厳しかった。
 そうであればクラブの指名を確保して事業を護る資金を得なければならない。
 佐藤栞李はどうにも客の人格を踏みにじった虐めが堪えられない。会員だけなら躰を致命的に損傷する危険はないと思われる。
 それなのにどうしても気持ちが割り切れないのである。
 
 一月十七日。
 二つのチームで異なる出発点から同じゴールを目指す番組であった。限られた電車とバスの使用回数である。それ以外は徒歩となる。
 タレント三名と撮影チーム数名でのロケである。
 この撮影中に女優の江田百合愛が行方不明になった。
 全員が山道を移動中に催涙ガスで眠らされた。スタッフが回復した時には江田百合愛の姿は無かった。
 報道は一気に流れた。
 
 江田百合愛を拉致したのは闇サイトで請け負った三名である。前金二十万後金二百万が提示されていた。
 応募して引き受けたのは寺門一、玉川亮、東秀雄の三名。原直子の拉致を引き受けて暫らく拷問した面々である。
 川口の会長は少し迷ったが他に良い候補が無かったので任せた。
 今回は拉致だけである。
 現場からは催涙ガスが入っていたと推定されるボンベが見付かった。それ以外に何も出なかった。
 Nシステムなどに引っ掛かる車両も無かった。
 三名はリレーで江田百合愛をキャリーバックに詰めて列車で運んだ。
 予めビジネスホテルを二箇所二部屋ずつ用意していた。
 現場から一人がキャリーバッグで麻酔を強化して運びだす。
 キャリーバックはホテルにチェックインした時に部屋に入れておく。其処で二回詰め替えて最後の一人が所定の空き家まで運ぶ。
 其処から産業廃棄物収集運搬車で川口の会長が指定した場所に置き去る。
 その時点で状況を報告した三名に後金が振り込まれた。
 
 江田百合愛が意識を回復したのは古民家を改造した手術室である。いつもの山荘の地下室では無い。
 周りを見回して江田百合愛は恐ろしい事態を直ぐに理解した。
 驚愕して悲鳴を上げる。手術台の上で暴れ藻掻く。女優に成るまでは空手の選手であった。
 だがそんなものはこの事態に何の役にも立たない。
 試合の時の冷静さすら維持できない。
 それに空手もそんなに強くはなかったのである。
 「静かにしろ。これからカメラが回る。大人しく従えばこれまでの奴らよりは軽減してやる。お前は可愛い。だから大人しくしろ」
 「やめてーーーーーーー。何で私がーーーーー」
 江田百合愛は半狂乱である。
 「良いか抵抗すれば性器と乳首、子宮を失う。抵抗しなければ辱めだけで済ませてやる」
 「そんな」
 江田百合愛は涙をポロポロ溢す。
 連続拉致強姦傷害事件の六名は反響を考慮しているのである。
 江田百合愛は既に全裸で開帳台に乗せられていると判る。恥ずかし過ぎる姿が限りなく公開されてしまう事は逃れられない。
 「判ったよ。本当に斬ったりするのは無いよね」
 江田百合愛は観念して確認する。
 「そうだ。お前の恥ずかしい姿をとことん公開させろ逝き顔を沢山晒してくれたら許してやる」
 江田百合愛は躰の損傷を免れる事が最善と考えるしかなかった。これまでの報道からこの犯人らの恐ろしい仕打ちを充分に理解している。
 森川優希の完全に開き直って立ち向かう意志から行ったインタビューはその危険を大きく警告した。
 これまで被害者の人権に考慮して具体的な内容は報道では伏せられていた。違法AVの流通で巷には流れていたものが報道でも具体化された。
 江田百合愛はそれではじめて知ったのである。
 開帳台に被せられていたシートが外される。
 大きな手術用の照明が躰の上から照らしている。ピンクの乳首からドテの黒い塊まで丸出しである。
 江田百合愛は全裸が公開されて新たに恥ずかしさが去来する。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 思わず叫んでしまう。
 男らは防護服、医療用マスク、特殊なメガネで顔はまったく分からない。標準な体形なら殆んど区別が付かない。
 開帳台の操作が行われて股間が大きく広げられる。膝、脹脛、脚首の三箇所が固定されている。
 女の部分が丸出しに成る。会陰からアナルまで克明にスクリーンに映る。
 「ああーーーーーーーー。ああーー。いやあーーーーーーー。はずかしいーーーーーーー」
 江田百合愛は表情を崩しきって恥ずかしさを訴える。この表情も可愛い。顔は真っ赤に紅潮している。
 医師の姿をした男らが左右に床に膝を付いて江田百合愛の女の部分を広げる。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはん。あはん。あっはん。あはん」
 江田百合愛は羞恥を実感して泣き出す。
 女の部分を閉じ合わせたびらびらは薄い小豆色。内部は薄橙とピンクである。膣口は粘膜が複雑に閉じ合わせている。
 尿道の小さな亀裂はくっきりピンクの粘膜の中心に確認できる。
 江田百合愛の正面にモニターが有る。そこに拡大されている通りに動画に収録される。
 江田百合愛はAV女優に堕とされた心境である。
 これが社会に流通しても普通に女優を続けられるのか悶々と苦しむ。そして今は身体の安全を護って身体だけでも無事で帰して貰うしかないと自分に言い聞かせる。

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