【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第二十四幕
集団訴訟
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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高田麻友の躰が藻掻き揺れるだけでクリップから下がった細い銅線が鉄パイプに張った銅線に当たった。
その都度クリップに電流が流れる。断続的に衝撃が襲う。
「あがあーーーーーーーーーーー。ぐがあーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
二人の男が藻掻く高田麻友の太腿を押えた。ドリルバイブを持った男は抜けないように押える。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
高田麻友の躰は一瞬間空中で固まった。
そのまま力が抜けて垂れ下がる。目はだらしなく白目を剥いていた。
直ぐ電源を切ってドリルバイブを抜く。
太い銅線を細い銅線の輪から抜いて鉄パイプから外す。鉄パイプで組んだ立方体を退かせる。
男二人が高田麻友の躰の片側ずつ細い銅線を纏めて掴む。
「行くぞ」
一人が合図して駿河問いをひっぱり上げる。同時に二人は纏めて握った細い銅線を引っ張る。
「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
クリップは一気に空中に飛ぶ。
「ぐおーーーーーーーーーーーーーーー。ごおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーー」
高田麻友の躰は一瞬空中で固まった。そして強く弾けるように暴れる。
「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
また固まって力の限り弾けた。
「うおおーーーーーーーーーーーーーー」
高田麻友はもう一度僅かに失禁する。僅かに割れ目から出る尿が異常なエロさを奏でた。
男らは高田麻友の躰を吊るしから降ろす。
「あはあ。ああーーーーーーーー。あはあーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー」
男らは高田麻友の戒めを解いて治まるまで待つ。高田麻友は暫く荒い息遣いで藻掻き続けた。
高田麻友の顔は涙でぐちゃぐちゃである。
畳に寝たままの高田麻友の躰を一人が抱き上げて敷いた布団に寝かせる。
「これで終わりだ。あと二時間ぐらい寝ていれば動ける。俺は医者だ」
最初に三百万をテーブルに置いた男である。
これまで拉致した女性の乳首を斬ったり子宮を摘出したり残酷な処置をしてきた医者はこの男である。
「今日はこれまでだがまたあんたを虐めたいな」
「あんた金は今回だけでは足りないかもな」
もう一人も同調する。
「ああ」
高田麻友自身もなんとなくその予感が脳裏を過ぎっていた。
男はさらに二百万を置く。
「これは俺たちからのご祝儀だ。酷いことをされたと恨むなよ。あんたからの要求で来たのだ」
「はい。分かっています。ありがとうございます」
高田麻友は寝たまま首だけ起こして予期しなかった祝儀の礼を言う。
「緊急事態はこれで終わらないかもな」
男は情勢を見越したように呟いた。
「総理はあまり頭が良くない。総て後手だ。休業と時短要請で小さい飲食店などに負担を押し付けるしか能がない」
「そうですよ」
高田麻友も怒りを吐き出す。
「一年も経って何も対策できてない。ワクチンの開発も及ばず手配は手遅れ。治療薬もできない。先進国で何もやってない唯一の国だ」
「感染拡大と言っても感染者は他国に比べて僅かなのだ。医療崩壊と言うがコロナ病棟は全体の一割しかない。全部政府と自治体の無策だ」
「今の総理が大切なのは個々の事業者ではない。日本全体の経済とオリンピックだ。協力金はできるだけ払いたくない」
「潰れるか廃業してくれたら協力金も要らないしな」
「ああ」
高田麻友はその言葉の恐ろしさ、理不尽さの実感を噛み締める。そして悔しさを滲ませた。
「と言って野党に何の策もない。ただ尤もらしく政権を叩くだけだ。自分らが蔓延りたいそれだけよ。まったく酷い国だ」
「都知事は休業要請に従わない一企業だけに命令を出した。みんなで団結させないように配慮している。なかなかえぐいな」
「そうですよーーーーーー」
高田麻友は悔し涙を流しながらそう叫ぶ。
「と言って俺たちはあんたに義理はない。だが愉しませて貰えばその代償は用意する」
男らは高田麻友をもう一回虐めたいらしい。
「お姉さんの顔に焼印したいな」
男の一人が恐ろしいことを試しに言ってみる。
「・・・」
高田麻友は驚愕して一瞬声も出ない。
「もちろん別途に整形代は払うよ」
言い訳するように後始末も付け加えた。
「・・・・」
高田麻友はそれでも言葉を躊躇う。
「若いお姉さんから一国一城の主の貫禄が滲み出ている。その顔が崩れて泣く姿に溜飲が下がる。また合法的に泣かしたいな」
男は恐ろしい台詞を構わず続いて吐く。
「お願いします。もしこれで繋げなかったら。その時はそれでもお願いします。整形代も見て下さるのですね」
高田麻友はどうでもこの理不尽な緊急事態宣言による休業要請で店を滅ぼしたくない。覚悟をして頼み込んでしまう。
「無論だ。プレイ代も増やしてやる」
「お願いします。ここまで堪えました。もう一度助けて下さい」
高田麻友は怒りと悔しさ、理不尽さを飲み込んでそう頼むしかなかった。そして南七香と共に訴訟を起こして闘い続けると決意する。
「その時になったら女将を通して言え」
「満足させてくれたら今日のように追加も出してやる」
男たちは帰った。
高田麻友は暫く旅館で寝る。翌朝帰った。
五月七日。
越後湯沢。如月鬼堂の居間。
緊急事態宣言は地域を拡大して延長が決まる。
百貨店は協会単位で抗議した。映画館も異論を唱える。ボーリング場は一部営業開始を決定した。
飲食店も一部がノンアルコール飲料で時短営業に踏み切る。ノンアルコールでもアルコールでも長時間飲食になることに変わりはない。
路上飲みを騒ぐが誰かの家で集まって飲めば路上以上に密になる。こっちは確認も取り締まりも制御もできない。
もとより無駄な規制。無駄な抵抗である。
館山弁護士は動き出した。
珠洲が越後湯沢の駅に迎えに行って野崎卓郎弁護士、野村未来也弁護士らと一緒に着く。
南七香は長野のプレイルームで稼いで長野の店舗に寄ってから高崎乗換えで越後湯沢に戻る途中である。
南七香は仲間を十二人集めた。越後湯沢には館山弁護士らが弁護団で対応するべく準備していると連絡を受けている。
昨夜も酷いプレイであった。
交通費込みでチップを加算してなんとか三十五万を手にしたのである。
時間軸は昨夜五月六日に戻る。
南七香はまたしつこく陰湿な客に当たってしまう。
いつもの恐ろしい挨拶をして始まる。
客の手で全裸に脱がされた。
寸前に下着を替えられなかったことを悔やむ。染みを確り確認して広げられた。短い時間でもショーツに染みは付いてしまう。
新幹線乗換えで大宮の店舗に寄っただけである。
床に立たされ客はプロレスを挑んできた。南七香は全裸。相手はジャージを着たままである。
絞め技を何度も掛けてきた。苦しくて堪えられなくなると床を叩いて訴える。最初は一度離してくれた。
押さえつけて容赦なく南七香の女の部分に指を入れられる。
五回目くらいに絞められた時は床を叩いても開放してくれない。大きな鏡に顔が無残に真っ赤になって腫れて藻掻く姿が見えた。
その直後に失神してしまう。
気付いた時は躰を拷問椅子に固定されている。
口の中と膣の中に違和感があった。
膣もアナルも開口器で広げられている。プレイルームの鏡に南七香のこの上なく恥ずかしい姿が映っていた。
便は抜いて来ている。直腸は空である。それでも中を洗われたような感触が感じられた。
口の中の違和感を吐き出そうとしたら口を押えられてしまう。
「俺の精子だ飲め」
強く押えられて飲まざるを得ない。堪らない不快感であった。
失神している間に出されたのである。
樽常マネージャーのクラブ真性M女性の館では暗黙のルール範囲にされていた。文句は言えない。
自分はそれを受ける立場に堕ちて仕舞っている。その実感を噛み締めた。
南七香には失神した状態でやられたのがショックである。
客はアームの先端にL字に小さな卵型バイブの付いた小道具を二本持ち出した。杉下一行のアダルトショップチェーンで売っている物である。
それを膣とアナルの開口器の奥に差し込まれた。
クリトリスには卵バイブを絆創膏で貼り付けられる。
客はL字の小さなバイブの先端で二つの穴を上下から責めて来た。アナルは膣に近い天井部を膣は娼婦の泣き所の反対側からである。
南七香は堪えられず何度もアクメに押し上げられた。
「出ます。だめ。でますーーー」
そう言っても客は引かない。南七香の潮を腕に受けてやや躱しながら責め続けた。
横向きに入れたクスコで膣を開いている。尿道口は二枚の金属の谷間に下がっていた。
じっくり普段隠れている尿道口から出るのを見られてしまう。
いつかクリトリスの卵バイブは外れて拷問椅子の座に落ちていた。
それだけでは許さない。
膣と直腸をあらゆる角度から責めて逝き顔を愉しまれた。
好まぬ男に女の性をとことん玩具にされる。堪らなく悔しい。いや恋人でもやらせない。夫なら言語道断である。
客は南七香の漏らした潮を拷問椅子の下に縦長の大きなタッパンを敷いて採取していた。
それをビーカーに流し込む。
客は南七香の口に開口器を押し付ける。
何をされるか充分に想像が付く。拒否したらさらに責められる。
客は一部を膣のクスコに流し込む。
次に顔の近くに来る。
「・・・」
堪らなく辛く悔しい。これもSMプレイである。それで多額の金を貰っている。拒否はできない。
「お前のしょんべんだ。飲め」
情け容赦ない客である。
この男は自分の小水を飲めるのか。飲めるわけがない。こんな風に強制する奴こそできないと思う。
南七香も飲めない。喉から押し出す。一部が流れ出るがある程度残ってしまう。異常な不快感に堪らない。
客は拷問椅子のハンドルを調節して南七香の頭をさらに傾けて低くする。
頭の下にタッパンを移動した。
何をされるか充分に分かる。初めてではない。堪らなく屈辱で堪えられなく汚い。それでもこれまで飲めとは言われなかった。
この客はしつこい。
南七香の予想通り客は社会の窓から一物を取り出す。
暫くの沈黙が流れた。客も直ぐには出ないらしい。
突然客の小水が南七香の額を襲う。
南七香は即座に目をきつく瞑った。
客は南七香の顔に調味料を掛けるように振り掛ける。残り半分くらいを口に向けて威勢をアップして流し込まれた。
ごぼーーーー。ぐぼーーーーーー。ごぼーーーーーーーーー。
何度も咳き込んで破裂させるように押し出す。
客は終わって開口器を抜き取る。
ぐおーーーーーーーー。ぐおおーーーーーーーーーー。
南七香は口から強く何度も吐き出す。
客は膣とアナルの開口器を外して拷問椅子の戒めを一度解いた。
「一回洗っていいよ」
南七香は即刻浴室に駆け込む。シャワーを出してその湯で嗽しながら頭から湯を被って洗う。
気持ち悪さの極致である。
今更手遅れだが流し込まれた情液も膣の奥に指を入れて何回も洗う。ピルはクラブで支給されて飲んでいた。
朝までコースでシャワータイムは十五分が標準なので髪を乾かし充分に時間を使ってからタオルを巻いて戻る。
客は縄を持って待っていた。
今度は高手小手に縛られる。背中に回された手首のあたりを設えられた十字架のフックに引っ掛けて拘束された。
客はチップの部分が蝿叩きの様な鞭を手にする。
乳房に狙いを定めてきた。
乳房を柔らかい革の表面で叩く。
「うーーーーーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーー」
南七香は痛みに顔を振り悲鳴を漏らす。
思った以上に痛い。
乳房を八回叩かれてしまう。涙が出そうになった。
既に瞼に留まっている。
客は顔を狙ってきた。
蝿叩きの様な鞭の先端でビンタされる。
「うーーーーーーーーー」
顔を振って思わず睨み返してしまう。
「避けるなよ。このプレイで終わらせる。とことん満足させろ」
これで終わりと聞いてやや安堵した。
客は強く叩いてくる。
「うおーーーーーーーーーーーーーーー」
もう堪えられない泣いてしまう。
今度は素手できた。
「う、ううーーーーーーーーーーーーーー」
遂に涙が零れる。
もう一発。素手で叩かれた。
「うーーーー。あはあーーーーーーーん。ああーーーーーーー」
遂に泣いてしまう。痛い以上に悔しさに堪えられない。
それでももう一発きた。
「あーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーー。あはん。あはん。あはん」
大人の女が号泣してしまう。
「良かろう。終わりだ」
客は縄を解き始める。
南七香は泣き顔を強く反らせて堪えた。
「私が泣いて満足ですか」
遂に言うべきでない言葉を漏らしてしまう。
「ああ。満足だ。愛好会の会合で見た時から目の前で辱めて泣かせたかった。あんたのような女は」
「私の。・・・どこが」
こんな私のどこが憎いの。プライドの底から聞き返したくなる。
「俺は女が社会的に強い立場になるのが気に食わない」
客は現代社会で言えない言葉を南七香に吐きつけた。
「でも。貴女のお金で私は事業を繋ぎますよ」
言ってはいけないと分かっている。それでも抑える気持ちを押し破って言ってしまった。
「最初から愛好会の金で蘇ったのだろ。どうであれ今しかあんたを虐められない」
「そうですか」
「まあ。コロナで大痛手を受けた者。何ともなかった者。逆に儲かった者もいる。その理不尽に堕ちているあんたの悔しさが快感だよ」
もう鞭やビンタ以上の言葉である。
「なんと。遊びだけじゃないのね」
南七香は言葉と共に涙が溢れた。
「遊びだよ。俺の会社は充分に儲かっている」
「それは」
南七香はよろしゅう御座いますと言いたかったがそれ以上言葉が出なかった。
客は五万円取り出す。
「最後にもう一つ愉しませてくれ。これでビンタしたチップを受け取って欲しい」
いま怒ってはいけない。南七香は自分に言い聞かせた。
「はい」
客は五枚重ねた一万円札で南七香の頬を跳ねた。そのまま顔の前に差し出す。
「ありがとうございます」
南七香は両手で金を受け取る。投げ返すどころではなかった。
南七香は悔しさにやり場のない涙をさらに溢れさせて礼を述る。
「いい涙だ」
客は満足に浸ったに違いない。
南七香はそのまま床に崩れた。
「これで帰る。朝まで休んで帰れ」
そう言って客は部屋を出た。
再び時間軸を五月七日に戻す。
南七香は館山弁護士らより一本遅い新幹線で越後湯沢に着く。館山弁護士らの新幹線は高崎を通過する電車であった。
連絡をして迎えに来てもらうのは気が引ける。短い距離なのでタクシーに乗ろうとした。
高田麻友と市川沙耶香に呼び止められる。二人とも南七香が訴訟に誘ったのである。佐藤栞李はさすがに声を掛けたくなかった。
そこへ珠洲が車で迎えに来る。
「ああ。辛かった。もう絶対許せない。何で飲食店だけ犠牲にされるの」
南七香は同じ仲間に合流して怒りを噴出してしまう。
「そうよ。こっちの権利踏みにじって何が支援金よ。全額損害賠償で出すべきよ」
高田麻友も怒りを吐き出す。
「去年の四月から賠償して欲しいよね」
「オリンピック要らない」
高田麻友も怒りの核心を言ってしまう。
「絶対できないよ」
「東京都知事はオリンピックを中止して責任とって辞めるべきよ」
「そう」
三人の怒りは止まらない。
如月鬼堂の居間ではテレビ会議が順次繋がっていた。
全員を此処に集められない。南七香の集めたその他のメンバーはテレビ会議で参加する。
三名が着いたところで野村未来也弁護士が代表して説明した。
館山弁護士が座長で訴えを起こす。
多分ニュースに取り上げられると思う。そうなったらさらに仲間を増やせる。増えれば増えるほど有利になる。
だがそれでも勝つのは難しいと言う。
南七香らは当然の権利を勝手に俄かに作った法律に奪われる。その代償となる協力金が少なすぎるのに納得が行かない。
福富麻次郎と如月鬼堂は多く仲間が集まるまで参加を見合わせた。
五月八日。
インターネットアダルト放送のスタジオ。
「飲食店などへの営業自粛、営業停止の協力金の少なさに遂に弁護団を組んで集団訴訟が始まりました」
本日の岡田有美は純白のワンピース姿である。
そのスカートの裾を僅かに捲って純白のショーツの先端を数センチ覗かせてそのあと一気にワンピースを脱ぎ落とす。
露になったブラもショーツも純白である。
「弁護団の座長館山嘉郎弁護士は税金で出せない補償は新規増紙幣でと訴えています」
本多椿は真っ赤なワンピース姿。
こっちはパンチラではなく下からゆっくりワンピースを捲り上げ首から抜いて脱ぎ捨てる。
「鬼堂先生。これは補償額の問題ですね」
メインキャスターである。
「その通りです。強制的な休業要請ですからコロナの影響がなかった令和元年の売上額で賠償をして欲しいとの当然の訴えです」
「勝算はあるのでしょうか」
「難しいです。多く仲間を集めないとたいへん難しいです。東京都などは団結をさせないよう特定な業者に集中して命令を出しています」
如月鬼堂は此処からも呼びかけたい。
「昨年と比べてかなり不満は募っていますが」
「そうです。それでも日本人はなかなか国や自治体と戦いません」
「それでは勝算はなしですか」
「唯一つ。一番に名乗りを上げたのが女性社長です。そこから何か展開が変えられるかもしれません」
「そう言えば訴訟に参加した十三軒全部女性経営者ですね。それも若いです」
「そうです。さらに増えて団結して欲しいです。国も都も個々の経営者のことはまったく考えていません。経済への考慮は国全体を考えてのことだけです」
如月鬼堂は国と都を強く非難した。
「収容先の名古屋出入国在留管理局で三月に亡くなったスリランカ女性の件が関係して入管法改正案が国会で難航しています」
岡田有美は純白のブラを外してトップレスになる。
「野党と遺族は入管収容中の映像公開を要求しています」
本多椿も真っ赤なブラを外してトップレスになった。
如月鬼堂は嫌な気分である。何故この話題で来るのか。打ち合わせと予定そのものが違う。
「鬼堂先生。かなり日本の難民認定は世界から非難されています」
メインキャスターは嫌な角度から来る。
「確かに日本の難民人定数は少ないです。でも不法就労になってからの難民申請がかなりあると思います」
その先如月鬼堂は次のように説明した。
収監中に人を死なせた責任がないとは言えません。
でもあのスリランカ女性は難民申請しないで国に帰るべき。スリランカの内戦は終結しています。
元夫に殺されるは個人の都合。日本でも沢山ある。これを難民と言われては日本の庶民は堪りません。
それでも難民と言われるなら日本社会にホームレスが沢山居ます。これも国内の難民と言うべきでしょう。
その対処もできない日本が海外の難民受け入れはできなくて仕方ありません。
この女性はスリランカに帰って命の危険はスリランカの警察が対応するべきことです。
前内閣は単純労働力不足を外国人に頼ろうとしました。これが間違いです。
戦後の高度成長期の日本には集団就職と言う安くて良質な労働力がありました。これを外国人に求めても無理です。
投資が大きくても機械化、ロボット化で補うべき。それを怠ると日本はさらに世界水準から取り残されます。
日本の農家が団結して機械化しなければ安い海外の農業に太刀打ちできません。保護関税を外せば安い海外の米が怒涛の如く入ってきます。
米農家を公務員と嘲る人さえ居ますね。
五月十三日。
オリンピック中止の意見が本格化してきた。千葉県は五輪の病床提供を拒否する表明をする。この日五県に蔓延防止等重点措置と公表された。
五月十四日。
だが五県に蔓延防止等重点措置は翌日ひっくり返る。
三県に緊急事態宣言が追加された。さらに三県は蔓延防止等重点措置が適用される。
医療関係の立場に立つ専門家の意見が強く押し通された。
益々飲食関係、風俗などの被害は大きい。
だが社会全体は既に感染対策に冷ややかである。
従わない飲食店も強気に成りつつあった。
五月十七日。
三十三店舗に休業命令が出される。またその大方が一つのグループである。このグループは再び戦う意志を表明した。
館山弁護士を座長とする弁護団は休業を要請するなら売り上げは補償すべきであると主張する。
最期のSM小説家 第二十四幕 集団訴訟 完
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