【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第十一幕
銀行襲撃SMバイオレンス
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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スマホの鳴った一人だけエレベーターの手前で防護服を脱いで上の階に戻る。
そのままエレベーターを下に戻す。エレベーターの軌道に水を注入する。
そこは上半分が井戸になる仕組みであった。
男は防護服を脱ぐと頭は白髪である。マスクを取って新しいマスクに替えた。
サングラスは度の強い老眼鏡に替える。
七十を過ぎた老人に見える。死んだホームレスの戸籍でこの山荘を持っていた。マイナンバーカードもある。
三百ヶ月に達しない年金も受給していた。
刑事が二人訪問する。
これで三度目である。
「またですか」
「申し訳ありません。ご協力を」
「どうぞお好きなように調べて下さい」
刑事は二人である。赤外線感知器を持っていた。
「この下は岩盤ですね」
赤外線センサーでも地下室は確認できない。
「そうです。前に来られた方もそう確認されました。入って来る道からも分かりますよ」
「そうですね。お車も確認させていただいて宜しいですか」
男はキーを持って立つ。
大広間テントの中にキャンピングカーとワンボックスカーが一台ずつ止まっている。
二台とも鍵を開けて開放する。
「泊まる設備とか。充実していますね」
「コロナがなければそれなりに来客が。バーベキューもできます。花火も時々」
「そうですか。また他の者がお尋ねするかもしれません。ご協力をお願いいたします」
「ええ。ええ。どうぞ」
刑事はそのまま帰って行った。
麓のセンサーを通過するまで確認する。
加東彩子に警報が鳴ったことは分からない。五人で拷問を続けたが何も気付かない。
「さあこれからお前の膣と直腸でカメレオンの餌付けだ」
男はさらりと言う。
「えーーーーーーーー」
加東彩子は恐怖の表情を破裂させた。到底堪えられると思えない。恐ろしい話である。
男がクスコを挿入した。
「ああーーーー。いやあーーーーーーーーーーー」
女の部分を丸出しにされ見せ物にされている。更にその中まで抉じ開けられた。堪らない。これまでの常識にありえない事態への悲鳴である。
それでも続いてアナル開口器が挿入された。
男が加東彩子に鏡でその部分を見せる。容赦なく録画は撮影を続けていた。
「いやあーーーーーー。どうしてーーーーーー」
加東彩子は目を瞑って顔を逸らす。
「穴の奥までくっきり見えるぞ」
拷問椅子の正面にテーブルが置かれた。
男二人がカメレオンを掴んで台の上で構えさせる。
「いやあーー。いやあ。いや。いや」
加東彩子は泣きべそ顔で首を振って拒絶する。
男はアナルに赤虫をロングスプーンで落とす。
「ああ、あーーーーーーーーーーーん」
泣き悲鳴になる。
膣に挿入したクスコにコオロギを投げ込む。
「あーーーーーーー。ああーーーーーーーー。ああーーーーーーー。あーーーーーあーーーあーーーーあーーーーあーーーーあーーーー」
コオロギは膣の中を暴れまわった。
加東彩子は躰を揺すって緊急サイレンの如く悲鳴を上げ続ける。
二匹のカメレオンが一斉に舌を伸ばす。
「ううおーーーーーーーーーーー。うおおーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。ああーーーーーー。ああ。ああ。ああ。ああ」
一瞬でコオロギはカメレオンの舌に巻き取られた。
「ああーーーーー。あはん。あはん。あはん。あはん」
続いてアナルの赤虫にも嗾ける。
一気に舌は伸びた。
「うおおーーーーーーーーーー。おおーーー。あはん。ああーー。あはん。あはん。あはん。あはん。あはん。あはん」
カメレオンの舌は何度も侵入する。
「ああーーん。ああーーん。ああーーああーーああーーああーー」
加東彩子は泣き喚き背中は汗が拷問椅子を塗らしていた。
男はハンドルを廻して拷問椅子の背を立てる。
涙を流している加東彩子の顔をビンタした。
「うおーーーーーーーーー」
「この女叩くの気持ちいいぞ」
叩き続ける。
「ううーー。うおーーー。うおーー。おーーー。おおーー」
加東彩子は顔を叛けて更に涙を流す。
交代で更に叩き続けた。
躰に掛けられた蝋涙は既に粉々に割れて部分的に落ちている。それでも残った蝋涙の膜を鞭で叩く。
蝿叩きを革にしたような鞭である。
乳房の蝋涙を上から被せるように叩く。
「うぐううーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーー」
加東彩子の表情は微妙に軋む。顰める表情がまたそそらせる。
ドテの蝋涙を叩く。
「ううーー。ううーー」
加東彩子は微妙な痛みに歪み悶える表情から悲鳴を絞りだす。全身が堪えられず縄を押して暴れる。
これを愉しみながら蝋涙を概ね叩き落した。
残りは肌の感触を愉しみながら手で払い取る。
「次は苦しみに藻掻いて貰おう」
男はレモンを絞る。それを掌に掛けて太股の鞭の蚯蚓腫れに塗りつけた。
もう片方も塗る。
「ああーーーーーーーーーーー。あーーーーーーがあーーーーーーーーぐがあーーーーーーーー」
数秒後に強烈に染みてくる。
「ぐうううーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーー」
躰を藻掻き突っ張り暴れさせ悲鳴を絞り出す。
「あーーーーーーーー。だめーーーーーー。たすけてーーーーーーーー」
堪えられない。目を剥き表情は破裂していた。
「ああーーーーーーーーー。あーーーーーー。あーーーーーー」
やがて痛みは引いてくる。
「さあ。最後の取引だ」
「なによーーーーー。もうやめてーーーーーーーー」
加東彩子は半狂乱である。
「いいか良く聞け。明日の早朝にお前を解放したい。それには条件がある」
「なによ」
加東彩子は怯えきった表情で聞き返す。
「要求は二つだ」
「ええ」
加東彩子は生きて帰れる望みが出て来た。
「一つはお前の手で女を広げたシーンを録画に撮らせろ」
「ああ」
加東彩子は絶望的な思惑を理解する。
「昨日開放した女の動画は誰でもダウンロードできるサイトに流した。もちろんアップロード元は解明できない」
マネーロンダリングと同じようにデータを幾つものサーバーに介在させる。
加東彩子はそれでも生きて帰るしかない。
「次だ。お前の躰の一部を斬らせろ。乳首、クリトリス、子宮の何れかだ。前の女は子宮を撤去した」
「ひーいーどい。なんでそこまでーー」
「お前の同僚はみんな死んだぞ」
「うおーーーーーーーーーー。うおおーーーーーーーーーーーーー。うわあーーーーーーーーーーーん」
加東彩子は号泣する。
それでも自ら女の部分を開いて撮影させた。
「三つのどれにする」
「そんな。赦してよ」
「子宮なくなってもセックスはできるぞ」
「そんな子供生めないよ」
「生めなくていいじゃないか。その美しさが長持ちするぞ」
「ひどいよーーーーーーーーーーー。ああはん。あはん。あはん」
また泣きじゃくる。
「クリがなくなったら一番感じるところがない」
「いやだあーーーーーー」
「乳首なら整形できる。母乳は出ないが」
「整形で乳腺も繋げる。乳房の高さが変わるだけだ」
別の男が否定する。
「じゃあ。それにするか」
「やめてーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーー。私のこと輪姦したじゃない。ゆるしてよーーーーーーーーーーー」
どんなに加東彩子が頼んでも聞き入れられない。
もう一度乳房を突き出すように縛り上げる。
四人で躰を押さえた。
高枝斬りバサミで乳首を掴む。一気に鋏んで斬り堕とす。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
血が吹き飛ぶ。
そのまま麻酔を掛けた。動画はここで終了している。
加東彩子は全裸でゴムボートに乗せられて入間川を流れた。武州線のガード下に引っ掛かっているところを発見される。
片方の乳房が縫い合わされて糸が剥き出しであった。
病院で手当を受けて警察の事情聴取になる。これまで通り何も犯人に行き当たる情報はなかった。
ただ加東彩子の悲惨な仕打ちがワイドショーのネタに長時間何度も各局で放送された。もちろん具体的な拷問、躰の被害などは紹介されない。
そして流された生駒莉那と加東彩子の動画も静かに浸透して多くの人を満足させた。口では綺麗事を言っても密かに隅々まで見てしまう。
如月鬼堂のマンションでも検証目的で会議の席で閲覧した。
翌日は土曜日である。
如月鬼堂のコメンテーター出演の打ち合わせに館山弁護士とテレビ会議で繋がっている。
そして全裸美人コンテストの三会場開催の打ち合わせに主なメンバーが囲炉裏端を埋めていた。
如月鬼堂と珠洲、瀬里菜はまたカウンターに逃れている。
ニュースは銀行爆破関連とコロナの東京、大阪の感染者拡大の放送ばかりである。
如月鬼堂の予想を反して観光地のGoTo効果は甚大であった。業者も代理店も滞っていた売上確保に慢心している。当然のことである。
コロナの外出自粛など一部の年配者以外は我感ぜず。観光地は人が集って一部密集さえしている。
デリバリの寿司がカウンターに並べられバイキング式に振舞われていた。酒、ビールも冷蔵庫からセルフである。
「しかしこの犯人は巧妙ですな」
大河内税理士は一升瓶を抱いている。冷やでコップ酒スタイルである。
瀬里菜の説明と八月一日の役割分担が決まって話題はさいたま銀行爆破強奪事件と連続拉致強姦傷害事件に移った。
「館山先生。どうしたら犯人は捕まるのでしょう」
館山弁護士も答えようがない。
杉下一行も面白半分である。
「二つのグループが関与して入るのですな。そのうちアンビション社員の大田正勝は所在が分かっていますからその辺りから一気に解決しそうですが」
「いや。太田正勝は捕まっても六人の防護服はむずかしいのでは」
「太田正勝すら行方不明だ」
誰も興味本位の他人事である。
「しかしこんなSM動画を公開しても動画から何も掴めないようですな」
「まったく用心深いですな」
福富麻次郎も感心しているのみである。
明日どうしゃべるか如月鬼堂は悩ましい。
「ところで拉致されて開放された二人。銀行から補償はどうなるのでしょうね」
「亡くなった方達は当然殉職でしょうが。こっちの補償は何ともむずかしいですな」
樽常マネージャーも呑気なものである。
館山弁護士は如月鬼堂に今回は犯人非難に徹するように指導した。
如月鬼堂には週刊誌の吊り広告のSMバイオレンスの一言が気になる。SMと暴力、猟奇をくっ付けてほしくない。
「コロナ対策はなし崩し。僅かにピンポイントに休業要請が出て雀の涙の補償が形だけ支払われる。経済もやんわり回復だろう」
如月鬼堂は諦め口調に気だるそうに淡々と述べる。どうして国は紙幣を増刷して経済を救わないか。不満は沸騰し掛けているが沈めた。
天川村山奥の一軒家である。
太田正勝はキャンピングカーで戻って来た。麓の家の宅配ボックスに届いた荷物を持ってきたのである。
変装も何もしていない。
麓の家も山の中の家も死んだホームレスの名義と戸籍で取得している。村役場でマイナンバーカードは作成した。
その後ホームレスの名義で運転免許証を太田正勝と別にもう一度取得している。
太田正勝が太田正勝に似ていることは役所も認識していた。別人であることもシステム上は確認されていたのである。
太田正勝がアンビションに就職する時マイナンバーカードを提示して本人確認を行なっている。
マイナンバーカードは太田正勝の戸籍と一致していた。
その前の職場では運転免許証と確認している。
天川村に住む住人が太田正勝でないことは証明されているのである。
それでも警察は天川村に住む住人のキャンピングカーをNシステムで追う。関東圏に入った形跡はなかった。
そして太田正勝と関東帝国銀行さいたま支店に入った十九人の手掛かりもまったくない。
太田正勝は中津川林道のキャンプ場から走ってきたキャンピングカーを山の中に隠した。
僅かな畑とビニールハウスがある。その奥に通常では車は入って来ない。田村摩子はそのキャンピングカーに移した。
テレビのニュースから警察の捜査を聞いて山の中の一軒家も危険と考えたからである。
キャンピングカーの中に拷問設備を作った。
食事を与える。飲み物とパン、おにぎりの類である。食べようと食べまいと構わない。
金もこっちのキャンピングカーに隠した。
車の中を仕切ってある。運転席には入れない。横の扉は開かないようにした。全裸のまま監禁である。
麓の家の方から侵入者があれば直ぐに警報がスマホに届く。
天井のフックに片手ずつ幅を取って手首の縄で吊るす。
あっちの六人とは違う。犯すのと鞭で叩くだけである。
鞭とスパンキングが一本ずつあるだけであとは縄が数本。まだ道具も買い揃えてない。
田村摩子は立ったままキャンピングカーの天井から手を上に広げて吊るされている。脚は拘束されてない。
一本鞭で乳房を叩く。
大きな乳房ではない。掌に少し余る程度の大きさである。その膨らみを強く薙ぐ。
「ぐおおーーーーーーーーーーー」
左脚が跳ねて膝が腹に付く寸前まで跳ね上がる。
「い、い、いーたあーーーーーーーーーーーい」
田村摩子は背を後ろにやや丸めて躰を振った。硬い革の一本鞭である。
次は太腿を股間の直ぐ下辺りを横に薙ぐ。
「ううおーーーーーーーーーーーーーーー」
田村摩子の躰は後ろに逃げる。
動きが落ち着くのを待って股間に当てた。
「ぐうおーーーーーーーーーーー」
躰を振って痛みに藻掻く。
やはり乳房を何回も叩く。田村摩子の胸と太股に何本も紅い筋が浮いていた。蚯蚓腫れも何箇所か確認できる。
「い、い、たいよーーーーーーーーー」
田村摩子は涙をポロポロ溢す。
太田正勝の叩きたい願望が癒える頃には田村摩子の躰は鞭の紅い筋と痣だらけである。
如月鬼堂のインターネットアダルト放送コメンテーター出演日が来た。
土曜夜十時のスタジオである。
「さいたまの銀行爆破強奪事件は二人の女性行員が大きな障害を負って解放されました。その供述から犯人の手がかりはまったく掴めません」
毎週恒例で岡田有美がトップレスでニュースを読む。視聴率は徐々にではあるが確実に上昇している。
月千円と安くブラウザで視聴できる。民放と視点が違うのでこの時間は人気度が高い。
「開放されたテラーの供述から連続拉致強姦傷害事件の犯人がさいたまの銀行爆破強奪事件にも加担しているとの疑いが出ています」
同じくトップレスの本多椿が読む。
「太田正勝を容疑者として手配していますが行方は判っていません。また派遣会社アンビションの派遣社員と代わって店内に入った十九人の手掛かりもない状況です」
カメラはニュースを読む岡田有美の脚許から胸さらに上半身のアップに移動してゆく。
「開放されたテラー二人の供述から二人は連続拉致強姦傷害事件の犯人に連れて行かれた模様です。こっちに現金ケース三個が確認されています」
カメラは本多椿の乳房をアップにして徐々に全身に広がる。その後上半身のアップに切り替わった。
「鬼堂先生。これは連続拉致強姦傷害事件の犯人が太田正勝を使って銀行爆破強奪事件を起こしたのでしょうか」
「そうでしょう。太田正勝が主犯なら自分の姿を現したりしないでしょう」
「太田正勝は捕まりますか」
「捕まりそうで難しいでしょう。連続拉致強姦傷害事件の犯人が依頼側なら太田正勝が捕まる危険は回避するでしょう」
「それでは連続拉致強姦傷害事件の犯人を捕まえるのはもっと難しいでしょうか」
「難しい以上でしょう。普通の犯人ならとっくに逮捕されています」
「そうですね。警察は関東一帯検問を掛けています。行動範囲から関東県内と見て良いでしょうか」
「警察は関東圏と見ているのではなく。犯罪に関連して関東に入ってきますからそれを検問しているのでしょう」
メインキャスターは如月鬼堂の過激な意見と特異な見解を引き出そうと質問の角度を様々にする。
「犯人の目的は拉致強姦から現金強奪に変わりました。この辺は如何でしょう」
「どっちも支線ではないですか。目的は社会混乱だと思います」
「これはテロですか」
「日本社会への不満から起こす特異なテロです」
「どういうところに原因があるのでしょう」
「マスコミ主導でリベラル一辺倒な社会です。アメリカでトランプ大統領の支持が四割近くある現状です。様々な不満のごく一部パターンと思われます」
「では現金強奪はどのような不満でしょう」
「アングラマネーが減っているからではないでしょうか。あぶく銭が大量にないと遊びに使う資金が激減します」
「拉致強姦はどうでしょう」
「やることが徹底的に残虐です。生かして帰すところがその奥深い残虐性を感じさせます。やはり現代の女性の考え方と女性優遇社会への不満です」
「この先はどう出ますか」
「何とも言えませんが大きな衝撃を社会に撒き散らす方向と思われます」
「この六人はどういった人種なのでしょう」
「そんなに若い人ではないと思います。かなりの経済力と資産を保有しています。拠点は一つではないかも知れません」
「この六人は捕まりますか。以前先生は警察が入念に捜査して行けば何れは捕まるとの見解でした」
「この犯人はあの時の判断以上ですね。追い詰められ始めたら自決をすると思います。それに自決にも大きな被害を伴う恐れがあります」
「コロナ感染が再び緊急事態宣言解除以前より拡大しています。GoTo推進の国と感染対策優先の自治体と方針が割れています」
岡田有美が局部に手を当ててゆっくりショーツを脱ぎながら読む。
「マスコミはこぞって自粛を唱えます。経営が破綻すると悲鳴を上げる業者が大多数です。そんな中で国は直ちに緊急事態宣言には至らないとの見解です」
本多椿も股間を押さえてショーツを脱ぐ。
アシスタントが小さな前布を渡す。腰に紐を廻して縛る。前布は僅か幅十センチ長さ十五センチくらいである。
辛うじて股間をぎりぎり隠していた。視聴者は画面に釘付けにならざるを得ない。
本多椿を何回も指名してプレイで総て見ている会員でもそこに目が集中する。
「鬼堂先生。こっちに対する先生のご見解は」
「これで補償なき営業自粛を呼びかければ倒産してくれと言うようなものです。自治体はそっちの点で無責任です」
「では先生は感染拡大しても自粛には反対ですか」
如月鬼堂はもう感染拡大は防げないと強く主張する。そして以下のように締め括った。
これ以上部分的でも営業自粛を要請すれば経済の疲弊と連鎖倒産は防げない。
新規無制限な増紙幣を行なって完全な売上ベースの補償を収益の落ち込んだ全業者、企業に行なえば経済は護れる。
そこまでやっても感染は一時的に治まっても自粛要請を解除すれば再度感染は拡大してしまう。
政府のように中途半端なキャンペーンや経済対策では蛇の生殺しである。
中途半端に感染対策を行なえば収益が激減したまま営業していても倒産に向かって確実に堕ちて行く。
二月から遡って足りない売上の補填補償は必要。
感染は拡大しているが通常のインフルエンザの死者とそんなに変わらない。これまでもインフルエンザで死者はたくさん出ている。
感染問題を煽れば何処までも経済は疲弊してゆく。これは集団ヒステリーと風評被害に近い。
このままのろのろと完璧な治療薬ができるまで蛇の生殺し状態が続いて自殺者の山を築く。
対策のないままリーマンショクの後のように何年もだらだらと自然回復に委ねられると思う。
微数野党はせめて足を引っ張って経済を疲弊させることは止めて貰いたい。
「鬼堂先生。裏の全裸美人コンテストの話がどうなっているか質問が来ています」
「今それどころではありません。それに裏の全裸美人コンテストは会員内部にしか公開しません」
かなりの爆弾発言を連発して如月鬼堂は番組出演を終えた。
翌朝日曜日。越後湯沢の駅に珠洲が迎えに来た。
如月鬼堂は叱られることは覚悟している。
「大河内先生達が先に見えています」
「アポなしか」
「とにかく待たせて貰いたいと仰って」
如月鬼堂が越後湯沢のマンションに戻ると大河内税理士、館山弁護士、福富麻次郎、杉下一行、樽常マネージャー、雨蔵四十朗編集長が待っていた。
編集長は今回全裸美人コンテストを特集にするため協賛してきたからである。
「先生。八月一日は予定通り行なえますか。一気に自粛傾向に傾いています」
「まだ政府は何も言ってないでしょう。東京、名古屋、大阪だけでしょう」
「先生。インターネット放送のあの発言は」
「愛好会内部の問題で公開はしていないと説明しただけです。会員の方々に情報漏えいしないよう暗にお願いしました」
「予定通り行ないますね」
「当然です。出演者はギャラを充てにしています」
「良かった」
「周知メールを全員に送信しましょう」
一同は安心して飲み会となった。
最期のSM小説家 第十一幕 銀行襲撃SMバイオレンス 完
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