鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その二十 核戦争そして新たなる帝國

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 既に人間が製造業や建設業で作業をしなくて良い社会が出来上がっている。
 食事は無料である。コンコースの一つ上の階と二十五階のラウンジにてバイキング形式で誰でも利用できる。
 これまでの職業は大方が廃業となった。
 職業が全くないわけではない。だが職業に就くのは国の許可が必要である。
 三十五歳までと三十六歳以上ではその条件が変わる。
 女性の多くが騒ぎ始めた。
 騒いでも解決手段はない。この独裁国家が世界の総てとなってしまったのである。
 そして革命や改革、デモなど画策しようものならロボットの警察と軍が立ちはだかる。市民は全く無力である。
 世界は核汚染、日本でもニューシティ以外は瓦礫の山。抵抗を考える市民は非常に少ない。
 不満があっても従う方が格段に無難と考える。
 R国はこれまで通りとあまり変わらない。T国もM国も大人しいようである。
 ニューシティで既に風俗嬢となっていた女性は逆にこれまでより安泰となる。
 特にR国から戻った面々は厚待遇に喜ぶ。
 A、Bランクになった女性は殆んど反発しない。
 だが大阪で山科穂香はAランクなのに仲間を募ってニューシティを出る決意をした。
 四国は局地戦闘以外何も起きてない。親戚の山が在る。
 其処には畑も生け簀も畜産もある。
 力を合わせれば生きて行けると考えた。
 近辺で加わる女性はかなりいたのである。
 だが男性は一人も加わらない。
 「献身婦と他人の子供を産ませられる。これはかつてない暴挙よ」
 大路七奈美は三十三歳になる。二年我慢すれば良い。同じAクラスの評価を受けていた。
 出て行っても世界の大方が滅びたいま生きて行ける保障がないと大方の者が留まる事を選ぶ。
 親戚の山と言ってもその権利を保証する日本政府は崩壊していた。
 既にロボット部隊が国土を開拓し直している。
 いつか其処も侵略されるのではないかとの懸念は拭い去れない。
 それでも決意を決めた面々は女の尊厳と自由を護る意志である。
 周りの男性は彼女らを行かせたくない。説得に掛かっていた。
 平成、昭和と積み重ねてきたモラルは戦争と共に完全に崩壊している。男らは彼女らにも献身婦を期待する。
 
 汚染地域ではないので娼帝國はイージス艦で輸送した。あくまで海上警備行動の序でである。
 四国に上陸したとき総勢女性三十二名であった。
 艦から数日分の食糧と水をキャリーバッグに入れて渡される。
 其処から交通手段はない。
 線路が繋がっていて気動車があれば使える。
 高松港は爆撃で破壊されていた。
 高松から予讃線の線路は寸断されている。電力もない。車両も破壊され車も破壊されていた。
 道路は爆撃で車両は通行できない。
 暫く徒歩で進むしかない状況である。
 娼帝國がニューシティを進出させた国は全体をドローンが自動航行で見張っている。彼女らの動きも監視されていた。
 
 R国D市ニューシティ中央棟。新天昇の間である。
 此処でも寿司カウンターが設えられ津梨清吉が寿司を握る。相変わらず飲みながらの会議である。
 真紀子らは高松に上陸した女性らの動きを見ていた。
 「あそこから徒歩で移動は無理」
 真紀子はそう呟く。
 「そうですね」
 葛城義和もやや悩む。
 「どうしてあんなところに降ろしたの。もっと近い港はないの」
 「海上警備行動の序ででしたから」
 柿崎一行が説明した。
 「出て行った奴等だろ」
 湯野中は苦しめば良いと見ている。
 「そうも行きません。これから抵抗が強くなります。それには捌け口と言う選択肢は重要です」
 「そうよ。今回は彼女らを助けるべきよ」
 「先生がそう仰るなら」
 「車両だけ提供しましょう。ある程度は自分らの力で独立した姿も見せるのです」
 「なるほど。アースのような考え方だな」
 「土讃線はまだ大方繋がっています。鉄道と道路を走れる車両があります。それを提供しましょう」
 「それをドローンが撮影して報道するのね」
 「そうです」
 直ぐに指令は出された。
 
 帯広ニューシティ。報道スタジオである。
 本日も奈那緒と咲江が担当する。
 「昨日ニューシティを後にする女性の集団がありました。その先は四国の山間部です。無事に着けるかドローンが追いかけています」
 奈那緒は自慢の乳房と美しい躰の線を画面に晒してニュースを読む。
 「今回は娼国海軍のイージス艦が海上警備の序でに高松まで輸送しました。高松からは道路と線路の両方を走れる車両で土讃線を移動してもらいます」
 咲江も全裸で立っている。
 「ここからは元日本の総理で娼帝國国家顧問の葛城義和氏にお話を伺います」
 奈那緒が紹介した。
 また葛城義和がモニターに出演する。R国D市の新天昇の間から繋ぐ。
 ビールや刺身が置かれたカウンターからである。
 「山科穂香さんら三十人余りが大阪のニューシティから出てしまいました。問題はないのでしょうか」
 奈那緒が葛城義和に質問する。
 「ありません。出たい人は出て行って構いません。出て行くのは自由です。まだ地域によっては山間部など生活できる環境は残っています」
 「出て行く人が増えたらどうします」
 「そんなに増えるとは思えません。収容の方が大変です。そして娼帝國の体制に不満な人が残らない方が良いのです」
 「本日は女性の義務と職業の選択についてお伺いします」
 「それは北嶋娼国副主席からお答えします」
 葛城義和の回答と共にカメラは真紀子に移動した。
 「私が娼国副主席北嶋真紀子です。よろしくお願いします」
 真紀子が挨拶する。
 「それではまず恋愛の自由はありますか」
 「あります。結婚の制度がないだけです。但し献身婦の義務は果たしてもらいます」
 「もし献身婦の義務を拒否したらどうなりますか」
 「街から追放です」
 「この制度ではCランクでも女性の方に収入が多くなるように思われます。その点は如何でしょう」
 「そうです。男性にはラウンジで提供される範囲ですが飲むこととSEXが無料です。身の回りの物を買うのは女性の方が高額になります」
 「そうですね。どちらにしても文明生活を送るのに必要な範囲は補償されますね」
 「次に職業の選択ですが。職業に就くことはできますか」
 咲江が代わって質問した。
 「基本的に働く必要はありません。職業は国が認める範囲で許可が必要です。既に許可されている方々もあります」
 ここから葛城義和が答える。
 「例えばどのような職業は認められますか」
 「食材の製造は認められません。飲食店、バーなどは認められます。製造は特殊なものに限ります」
 「税金とかはどうなりますか」
 「まずR国と娼国に直接税は存在していませんでした。今後消費税もなくなります。国が生産手段を管理します。紙幣も国が管理します」
 「税金を徴収しなくても成り立つのですか」
 「国が必要な紙幣を発行して物価も国が管理します。インフレもデフレもありません」
 「製造と社会インフラは全部国が行うので生活に困ることはないのですね。職業は製造と社会インフラ以外で許可制ですね」
 「そうです」
 その後も一時間くらい質問が続いた。
 「ありがとうございました。本日はここまでです。明日は今の世界状況に関してお伝えします」
 R国D市のスタジオに切り替わる。
 また舛田警視正が登場した。
 今日は将校が三人と緊縛師が二人手伝う。
 「この女は増田枝理那といいます。R国S市の住民です。献身婦に反対して警察員に抵抗しました」
 「やめろーーーーーーーーーーー。人権無視だーーーーーーー」
 増田枝理那はカメラに向って抵抗を叫ぶ。
 街を出てしまえば良いのだがR国内ではそれはできない。外で生活できる場所はないのである。
 S市は南側で娼国の政権下であった。此処には日本から出稼ぎの住民も居た。増田枝理那は日本人である。
 S市内の日系企業に勤めていた。
 「貴女は既に加重禁固刑二十年です」
 「ふざけるなーーーーーーーーーー。裁判も何もないのか」
 増田枝理那はまだ事態を理解してない。
 「この国に民事の調停以外裁判はないのよ」
 舛田警視正は突っぱねる。そして緊縛師に合図した。
 緊縛師が脱がしに掛かる。
 「やめろーーーーーーーーーー」
 緊縛師はジャケットを剥ぎ取ってしまう。
 増田枝理那はさらに抵抗する。
 将校が躰を押えた。
 「いやあーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーー」
 緊縛師はタイトスカートを引き摺り下ろして下着も毟り取る。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーぐうおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 増田枝理那は怒りの限り叫ぶ。
 将校が手脚を押えて緊縛師が十字架に磔にする。
 横の柱には手首、肘、二の腕を縛りつける。脚首は左右別々に柱の根元に縛り付けてしまう。
 腰の部分をベルトで押える。
 増田枝理那の全裸の磔が公開されてしまった。増田枝理那の表情は真っ赤に染まってしまう。
 増田枝理那も昨日の佐々木舞とよく似た体形。長身かつ細身でややか弱さを感じさせるが表情は気丈さを宿している。
 舛田警視正は虐める意欲満々となった。
 緊縛師は鞭数本をテーブルに並べる。
 先端が長方形の革のチップになった一本鞭を持つ。
 「まったく馬鹿ね。大人しく従っていたら要人の相手だけで良い生活ができたのに」
 「そんな。売春なんかできないよーーーーーーー」
 増田枝理那は真っ赤な顔をさらに紅くして気丈に言い返す。
 「献身よ。売春じゃないの。もう結婚制度は存在しないの。貞操を守ることも必要ないのよ」
 舛田警視正は強い口調である。
 鞭を横に振り被る。
 「あーーーーーーーー」
 左の乳首を鞭の先端が直撃した。
 「う、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 増田枝理那の縛られた左脚が強く蹴り上がろうとして僅かに跳ねる。
 舛田警視正はさらに振り被った。
 増田枝理那は慄いて身構える。
 今度は右の乳首を直撃した。
 「うーーうーーーーーーーーーーーーーーー」
 増田枝理那は強烈な痛みに悲痛な表情で舛田警視正を睨み返す。
 「この真っ白な乳房と太腿に蚯蚓腫れ作って」
 舛田警視正は将校に要求した。
 将校らは叩けるぞと悦びの表情になる。
 
 帯広ニューシティ。
 放送の出番が終わって奈那緒の部屋に仲間が集まっていた。
 奈那緒も咲江も以前に貰ったままの部屋である。
 「あの子。街から出てしまえば良かったのに」
 寿美が呟く。
 「R国では出られないのよ」
 咲江がスタジオでの情報からそう答えた。
 「放射能汚染で」
 「S市は汚染されてないけど街の外では生活できないよ。食料も何もないし。自給自足は山間部でないと無理よ。其処は全部汚染されている」
 奈那緒が説明する。
 「そうか。日本に運んでくれないの」
 「その前に警察員に抵抗しちゃ」
 「そうか」
 R国内と日本では多少扱いは違うらしい。
 
 将校らは叩き続けた。
 増田枝理那の乳房も太腿も肌理の細かい白い肌に蚯蚓腫れが真っ赤に奔って無残極まりない。
 「今度はお○○こを叩いて」
 舛田警視正は非情な指示を出す。
 「この状態では」
 将校は両脚を揃えた磔の状態が適当でないと主張した。
 「好きなように縛り直して。そのままV字開脚でも拷問椅子に移しても逆さ吊るしにしても。どれでもご自由に」
 舛田警視正はやり方を提案して選ばせる。
 将校三人が相談して逆さ吊るしが選ばれた。
 緊縛師は指示を受けて脚首に金属棒を渡してY字開脚に吊るそうとする。
 「待って。もっと股間を広げて。太腿の根元を両方縛って大股開きに逆さ吊るしよ」
 舛田警視正がさらに過激な吊るしを要求した。
 将校らはにっこり納得する。
 緊縛師は直ぐに難しい吊るしに掛かった。将校らが喚き続ける増田枝理那の躰を押えて協力する。
 緊縛師らは増田枝理那の胸部を高手小手に縛った。
 それから太腿に二本に折った縄を巻きつけて左右の太腿二箇所の縄で吊るし上げてしまう。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さらに膝から脚首に掛けた縄で離れた床から引っ張る。
 悲鳴と共に増田枝理那の躰は空中に船の碇を逆さまにした形に吊るされた。
 女の部分は斜め上を向いて綺麗な粘膜が丸出しである。
 「綺麗な色だな」
 「ドドメ色感はない」
 将校らは増田枝理那の二枚閉じ合わせてぴんと突っ張った女の部分の粘膜の美しさに感心する。
 舛田警視正は先端がホームベースの形をした一本鞭を将校らに渡した。
 「三十回よ」
 舛田警視正はハードな指示を出す。
 「一人十回ずつだな」
 舛田警視正は増田枝理那の女の部分のびらびらを広げる。
 「なかなか綺麗よ。血まみれにして」
 広げられた内側の緋色の粘膜も尿道の亀裂も膣口もカメラにアップで公開された。
 増田枝理那はどうにも堪えられない。恥ずかしさに高ぶった息遣いを漏らしている。
 一人目の将校が構えて振り被った。
 一本鞭の先端のチップが正確に増田枝理那の女の部分を叩く。
 「あうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 増田枝理那の躰が震撼して強烈な悲鳴が上がる。
 十発目くらいから涙が滲み始めた。
 将校らは交代して数を数えながら容赦なく叩き続ける。
 観ている者らは各々の違った意識で固唾を飲む。
 増田枝理那は涙をぽろぽろ溢しながら三十発の叩きが終了した。
 舛田警視正は叩かれたばかりの増田枝理那の股間の粘膜を抓って広げる。
 「あーーーーーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 増田枝理那は痛みに藻掻く。涙が溢れる。強烈な痛みである。
 「あーーーーーーーーーーーーんああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 舛田警視正は意地悪く抓って揺さぶる。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーー」
 増田枝理那は泣き暴れ藻掻き続けた。
 「昨日はこの中に蝋燭流したけど今日は何が良いかしら」
 舛田警視正は痛がる増田枝理那の女の部分を広げで弄くりながら将校らに意見を聞く。
 「蛇入れましょう」
 一人の将校が極限の提案をする。
 「えーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 増田枝理那は聞いただけで悲鳴を上げた。
 「まあ。蛇は視聴者に刺激が大き過ぎます。次回と言うことで」
 「それでは電気で行きますか」
 「そうね。蛇は駄目だけどカメレオンに舐めさせましょう」
 「この体制で」
 将校はなかなか良いという表情になる。
 「そうよ」
 舛田警視正はにんまり哂う。
 水槽に入れてカメレオンが運ばれた。
 「いやあーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーー」
 増田枝理那はそれを見て泣き叫ぶ。
 「それにしても馬鹿ね。抵抗なんかしなければこのプレイで高いギャラが貰えたのよ」
 舛田警視正はまた諦めを促している。
 「この女これで減刑仮釈放になるのでしょう」
 「一回はなるみたいよ」
 「次に抵抗すると加重死刑囚ですな」
 「そうね」
 舛田警視正らは本人と大衆に聞かせるべくしゃべっていた。
 舛田警視正は逆さ吊るしにされている増田枝理那の膣にクスコを差し込む。
 螺子を回して内部を広げる。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 今度は女の部分の奥を広げられた悲鳴である。
 容赦なく上からのカメラがアップで放映する。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 増田枝理那は恥ずかしさに堪えられない。
 将校がスポイトで蜜を流し込む。
 「えーーーーーーーーーー」
 「大丈夫蜂蜜よ。それに恥ずかしいのは慣れないとね。これからこういうことが当たり前の社会になるのよ」
 舛田警視正は増田枝理那が到底受け入れられないことを諭すように言う。
 将校二人が水槽からカメレオンを一匹ずつ取り出す。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 二人の将校は増田枝理那の悲鳴を他所に増田枝理那の大きく拡げられた内腿に載せる。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 増田枝理那は堪らない感触に藻掻き悲鳴を上げた。
 将校らはカメレオンの舌をクスコの中に誘導する。カメレオンの舌は増田枝理那の膣の奥に流し込まれた蜜を舐める。
 「あーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーー」
 サイレンのように強烈な泣き悲鳴が続いた。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーん。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーー」
 カメレオンは舐め続ける。
 将校はスポイトで膣の奥に蜜を足す。
 上からのカメラにはカメレオンの舌が真っ赤な子宮口付近を舐めているのが克明に映されている。
 「いやあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーー」
 増田枝理那の切迫した悲鳴は何処までも続いた。
 二人の将校は適度なところでカメレオンを回収する。
 「あはーーーーーーーーー。あーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ。ああ。ああ。ああ」
 増田枝理那は涙を流し荒い息遣いで震え続けた。
 「乳首を斬ったりはしないのですか」
 将校が態と脅しの心算で確認する。
 「まだよ。今度抵抗したらそれもありよ」
 舛田警視正もその質問に脅しを追加した。まだ増田枝理那が従順になるように仕向けているのである。
 「判りました」
 将校ももとより判っていて了解を返す。
 「そろそろ降ろして」
 舛田警視正は緊縛師に指示した。
 吊るしから降ろされて増田枝理那は床に倒れこむ。
 ここで暫く休憩が入れられた。
 
 R国D市ニューシティ中央棟。最上階新天昇の間である。
 「かなり反発が来るのじゃないか」
 湯野中はやや警戒する。
 「来るでしょう。集団で反発されては面倒です」
 「でもロボットの警官が押えるでしょう」
 真紀子はややアルコールが効いていた。
 「反発より出て行って貰うべきです」
 「でもR国では外に出て行けないぞ」
 平佐和も今の増田枝理那の様なケースが気になる。
 葛城義和は帯広の奈那緒とテレビ会議を繋ぐ。
 「どうです。今のショーを観て周りでかなり動揺が起きていますか」
 「私の周りは疑問が出ても静かです。男性は全く反発してないようですね」
 「そっちの局への反響はありますか」
 「質問はかなり来ているようです。抗議は殆んど見当たりません。核戦争の後で助かる場所があったのですから。それだけ良かったという状況ではないでしょうか」
 奈那緒は差し障りなく対応している。
 「あなたはどうなの」
 真紀子は奈那緒の意識に突っ込む。
 「私は店を営んでいましてそれも許可されましたが今の立場に推薦していただいて格段に待遇が良くなりました」
 「今のを観てどうなの」
 「それ以前に私達もやってきました。帯広の上層階にお部屋を貰うまではもう大変でした」
 「そう。私の昔と同じね」
 「ええーー。副主席の昔とですか」
 「そう。私もハードコンパニオンだったのよ」
 「えーーーーーーーー」
 奈那緒も驚きと共に言葉を失ってしまった。



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