鬼三のSM小説
女衒の國
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
その二十 核戦争そして新たなる帝國
1|
2|
3|
4|
5|
6|
7|
8|
9|
10|
11|
12|
13|
14|
15|
16|
17|
18|
19|
20|
21|
22|
23|
24|
25|
26|
27|
28|
29|
30|
戻る|
やがて顔は蒼白になる。
中西真知子はさすがに冷たさに堪えられない。
航海長らは坂口加奈の搬送状態を見ていた。中西真知子を適度なところで吊るしから降ろして診察台に寝かせる。
膣にアルコールが残ったまま二穴挿入に掛かった。
中西真知子も航海長らも感度は物凄く良い。
飲んだアルコールも回っていた。
下士官らも飲み続けて輪姦し続けて大方がだれて床に転がっている。居住区に入って寝てしまった者も二割くらい居た。
この時点で津島の作戦が開始される。
イージス艦の進路は既にリモート操艦で娼国に進路を変えていた。
金属の箱状態に変身したロボット兵が本来の姿に変わる。全部で二十五体。最初に人質の女性四人を確保してヘリに運んで発艦してしまう。
銃は使わない。ロボット兵は腕を剣に変形させて中国の水兵を刺し殺して海に捨てる。
総て片付けて点検して終了である。そのままイージス艦は娼国に帰還した。
帯広ニューシティ。報道スタジオである。
「中国の潜水艦乗組員の水兵らに人質にされていた女性四名は全員救出されました」
奈那緒が状況を伝える。
「四人ともかなり重体ですが生命に別状はないようです」
続いて咲江が読む。
「中国軍の水兵らに渡ったイージス艦は単独航行していました。どのように救出したかはこちらの動画をご覧下さい」
金属の箱がロボットに変身して女性を救出する録画が放映される。
水兵らがロボットに刺し殺されて海に捨てられる光景もそのまま放映された。
イージス艦を提供した時点でヘリは搭載してない。上野愛菜海軍大尉とその副官がタイミングを見計らって接近していたのである。
東京。羽田ニューシティ。勿来亜里沙の部屋である。
吉村恵里ら元テレビ太陽系列の末端となる仲間が集まっていた。
「全部救出したね」
勿来亜里沙は驚いている。
「軍事力が完全にAI化されていて半世紀くらい進歩のレベルが違うのよ」
「半導体技術がアメリカ、日本のずっと上を行っていたの」
「そうよ。医療も」
「何としてもこの國を民主化よ。それしか未来はない」
柳瀬香織は急進的である。
「今は人の輪を広げるしかないよ。向こうのグループと打ち合わせて」
吉村恵里はまだ慎重である。
新青森ニューシティ。スノータウン七号棟のトルコ風呂。
トルコ風呂。それは若い世代には聞き慣れない死語である。ソープランドと名を変えて半世紀になんなんとしている。
その昔ソープランドはトルコと呼ばれていた。
たった一人のトルコ青年の抗議で業界が名前を変えたのである。
湯野中の強い意思で核戦争後R国湯野中系資本のニューシティは名前を元に戻した。
今では献身婦が娼帝國の義務を果たし小遣いを稼ぐ施設である。
菅原一美は嫌な客にぶち切れた。
男は小柳秀征という。五十年配である。執拗に菅原一美の躰を責めた。菅原一美は早く終わってもらいたい。
それなのに膣に指を入れて潮を噴かせられた。
「あーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーいやああーーーーーーーーーーーーーー」
菅原一美は藻掻き叫ぶ。
「いやあーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
一分近くやられてしまった。レザーのベッドに敷いたタオルがびしょ濡れである。
「もういやーーーーーーーーーーーーーーー。あんたなんか。いやよーーーーーーーーーーーーーーーー」
菅原一美は怒ってベッドから飛び出す。そのまま下着を着け始める。
「まだ終わってないぞ」
小柳秀征は怒鳴る。
「返すよーーーーーーーーー」
菅原一美は貰ったBクラスの料金を突っ返す。
「返せば良い訳じゃないだろ」
小柳秀征はさらに詰め寄る。
「いやだよーーーーーーーーーーーー。なんでこんなことまでするのよーーーーーーーーーーーーーーーーー」
菅原一美はベッドの潮を指差す。
「それが何だ!性戯の範囲だろ!!」
小柳秀征はさらに強く言葉を叩き付ける。
それでも菅原一美は服を着て出て行く。
小柳秀征は管理事務所に苦情を言った。
「そのお怒りはご尤もです」
「ならばどうしてくれる」
「そうですね。それでは菅原一美で真性ハードSMクーポンを発行いたします。ご存分にお愉しみください」
係員は含み笑顔で丁寧に答える。
小柳秀征はその日は代わりに別の女を献身婦に指名した。
宮崎ニューシティ。報道スタジオである。
植村彩と久慈彰子が放送を担当する。
「本日は娼帝國の電力についてお伝えします」
植村彩はスーツを脱ぎ始める。
「娼帝國では娼国のみが太陽光発電で賄われています。それ以外は大方が原発で賄われています」
久慈彰子もスーツを脱ぎ始める。
「でも日本国内では原発は総て停止しています。動いているのは太陽光発電だけに見えますが」
「そうです。日本の原発は全部停止して燃料棒などは半島の地下核実験場に処分しました」
「それでは原発は何処に在るのでしょう」
「陸上には在りません。十万トン級の大型潜水艦のエンジンが原発一機分です。これが港から送電に繋いでいます。津波が来たら外して潜ります」
「いつからそんな」
「R国では以前からです。娼国、R国ではニューシティの分だけ準備していました。それを核戦争で電力を失った時に緊急で切り替えました」
此処でも植村彩が質問して久慈彰子が答える形式でカンペを読んで行われていた。彼女らも初めて知ったのである。
新青森ニューシティ。スノータウン一号棟のプレイルームである。
菅原一美は管理事務所から呼び出された。
小柳秀征に発行した真性ハードSMクーポンの受け入れを宣告される。
「何故ですか!私はお金をお返ししました」
菅原一美は反論する。
「拒否はできない」
係員はがんと言い張る。
「そんなーー」
「これを受けなければもっと厳しいことになる。それでも嫌ならニューシティから出て行け」
係員の態度は高飛車になった。
「はい」
菅原一美は不承不承プレイルームに残る。
小柳秀征は係員から連絡を貰ってプレイルームに入った。
「何で私をとことん責めるのよ」
「昨日管理事務所に文句言ったらそのように手配してくれた」
「他の子にすればいいじゃない」
「お前の態度は気に入らない。昨日の子はデープキスを何度も受け入れて何回も潮を噴いた。逝きまくり過ぎてふらふらで帰ったぞ」
「その子にすれば良いでしょ」
「お前の態度は許せない。だからお仕置きだ。管理事務所もそれを推奨していたぞ」
「ああ」
菅原一美はどうにも納得が行かない。それでも受けざるを得ないのである。
「こっちを向いて服を脱げ」
小柳秀征は命令口調である。
菅原一美は立ったまま動けない。
「拒否するなら事務所にそう言うぞ」
小柳秀征は苛立つ。
「はい」
菅原一美は仕方なくプルオーバーを脱ぎ短パンも脱いで下着姿になる。
ブラも外す。既に昨日全裸は見せているそっちの躊躇いはない。
乳房はやや大きさがある。その分僅かに垂れるが形は良い。
小柳秀征は平手で乳房をビンタする。
「うーーーーーーーーー」
菅原一美は小柳秀征を睨み返す。
小柳秀征はさらに顔を叩く。
「うーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーー」
菅原一美は抵抗して制止した。
「真性ハードSMだぞ」
小柳秀征は強い口調で押え付ける。
「ああ」
小柳秀征は菅原一美のショーツを引っ張り降ろす。
菅原一美の躰を十字架に押付ける。腕を引っ張り縄で手首を十字架の左右端のフックに縛ってしまう。
左の膝に縄を掛けて引き上げる。そのまま十字架にその縄を巻く。二重に巻いて縛る。
女の部分が丸出しになった。
小柳秀征は構わず指を突っ込む。掻き回して奥を強く責める。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」
潮がびちゃびちゃ飛び散った。床には水溜りができる。
「いやーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーー」
小柳秀征は構わずまだ責め続けた。
「あはあーーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーー」
潮はさらに飛び散る。
菅原一美は表情を歪めきって藻掻き続けた。
小柳秀征は床の濡れをモップで拭く。
菅原一美は顔を逸らせて堪え続ける。
小柳秀征は鞭を持つ。
菅原一美に戦慄が奔る。
先端がハート型のチップになった一本鞭である。
小柳秀征は洗濯バサミを十数本取り出す。
右の乳首を鋏む。
「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーー」
菅原一美は乳首を鋏まれて悲鳴を上げる。
小柳秀征は構わず反対側の乳首も鋏み乳房に無造作に鋏みつけて行く。
菅原一美の躰は震えている。目は乳房の洗濯バサミを見下ろす。
小柳秀征は鞭を構える。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーー」
菅原一美は驚愕の表情になった。乳首と乳房を鋏んでいる洗濯バサミを鞭で叩き落されると判る。
小柳秀征は振り被って叩く。
「おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
洗濯バサミ二本が飛び散る。
小柳秀征はさらに構えた。
「あーーーーーーーーーーーーーー」
左の乳房に叩き付ける。
「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
洗濯バサミは飛ばなかった。
次も飛ばない。
一本だけ咥えが浅くなる。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
菅原一美は甲高い悲鳴を上げた。
小柳秀征は鞭を短く持つ。右の乳首を鋏んでいる洗濯バサミ一本を狙う。
「ぐうーーーーーーーーーーーーーーあ、あ、はあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
洗濯バサミは乳首の先端だけを鋏んだ状態で止まった。
菅原一美の躰はぶるぶる震えて顔は恐怖に怯えている。
小柳秀征はバラ鞭に持ち換えた。
一気に横から乳房全体を叩く。
「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
数本が一度に飛び散る。
さらに叩く。
「おーーーーーーーーーーーーーーー」
さらに飛び散る。残りは右の乳首に引っ掛かった一本だけである。
今度は先端が長方形の革が二枚重なった鞭を持つ。
乳首の一本を狙って叩く。
「う、ううーーーーーーーーーーーーうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
洗濯バサミは飛び散る。
菅原一美の乳房は無数に鋏まれた痕が残っていて一部血が滲んでいた。菅原一美の目からは涙が溢れ出ている。
小柳秀征は菅原一美を十字架の磔から降ろす。
床に拘束具が埋め込まれた場所に寝かせる。
拘束具で手首、脚首、膝を固定した。菅原一美の躰は床に両手を開いて大股開きで大の字に磔にされている。
小柳秀征は上から重なった。自分の一物を持って挿入する。
唇を執拗に奪いながら十数分で果てた。
菅原一美は何度も唇を躱して逃れたが小柳秀征は執拗に何度も唇を貪る。
小柳秀征は菅原一美の中に生で果てて立ち上がった。
口の開口器を持ってくる。
それを菅原一美の口に押し込む。
「ぐうーーーーーーーーーーーーー」
小柳秀征は菅原一美の乳房を跨ぐように胸の両側に膝を着く。
左手で菅原一美の耳を掴む。
右手でさおを持って小水を顔から口の開口器に掛ける。
「ぐごおーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐごーーーーーーーーーー。ぐごーーーーーーーーーーー」
耳を掴まれた菅原一美は口を振って藻掻く。
小柳秀征は構わず小水を顔から口の開口器に流し続ける。
「ごーーーーーーーーーーーーーーー。ぐごおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐおーーーーーーーーーーーー」
菅原一美は脚首も手首も細い。革の拘束具の絞め方があまかった。
脚首が片方ずつ抜ける。手首も強引に引き剥がす。
菅原一美は一気に飛び上がる。そして小柳秀征の頭を蹴ってしまう。
「おーーーーーーーーーーーーーー」
小柳秀征は菅原一美の脚を掴む。
菅原一美はもう片方の膝で小柳秀征の玉を蹴った。
「ぐわあーーーーーーーーーーーーー」
小柳秀征はもんどり打って蹲る。
菅原一美は短パンを履いてプルオーバーを被った。下着を掴んでバックに仕舞って逃げ出す。
小柳秀征は管理事務所に電話を掛ける。
「菅原一美に逆切れされて金玉蹴られて逃げられました」
管理事務所の係員は救護班を連れてくる。
小柳秀征はストレチャーに乗せられて病院に運ばれた。
新青森警の警察員がロボット警官を引き連れて菅原一美の部屋に向う。
東京。羽田ニューシティ。四十八階の女性専用ラウンジである。
勿来亜里沙と柳瀬香織が別のブロックの代表二人と密会していた。
「R国は以前から売春が盛んな国です。湯野中氏は太平洋戦争中に亜細亜に出稼ぎした女衒の末裔です」
本多千秋というグループの代表である。
「生む専門の女性も昔からです。体外受精させた容姿スタイルの良い女性を毎年四つ子ぐらい産ませます」
こっちは今田美央という。
「元からそういう国なのですか」
勿来亜里沙は完全には娼国、R国の内情を把握してなかった。
「でも葛城は総理を引退してから加わったのでしょう」
柳瀬香織の認識である。
「そうです。でも平佐和派はかなり昔から娼国に関わっています。仁川主席の時代からです」
「葛城は平佐和が娼国とR国に紹介しました。サプライチェーンマネジメントの要件定義技術者としてです」
今田美央の説明に本多千秋が続けた。
「それがいつか総理に」
「そうです。滝澤沙緒里は裏切って葛城の女になりましたけど私達の先輩の仲間でした」
今田美央らは昔娼国に潜入した内山莉緒警部補と木村史乃警部補らの仲間から繋がる末裔である。
吉岡理穂らもこの系列でありその資料も引き継いでいた。
「加重死刑も前からR国と娼国に存在します」
「娼国の法律をそのまま持って来たのですか」
「そうとも言えません。献身婦などは娼帝國になってからです。以前の平佐和はただの国賓でした。トップに立ったのは今度が初めてです」
「首謀者は誰ですか」
「四人が中心ですが方針をリードしているのは葛城国家顧問です」
「ニューシティの進出も以前からですが葛城が加わってかなり顕著になりました」
「以前からニューシティだけ生き残る準備ができていたのですか」
「そうでなければ今日はありません」
「二度目に戦争を始めたのはロシアと北朝鮮です。それに中国も後から参戦しました。でも最終的に世界を葬ったのは娼帝國だと思います」
「娼国もR国も核はなかったのでしょう」
「そうです。核戦争は東西がやったことです。娼帝國はそのあと世界の残存都市と軍を一掃しました。それだけの軍事力を準備していたのです」
「ロシアと北朝鮮が核を使う機会を狙っていたのですね」
「そうだと思っています」
「それで核戦争の少し前から急激に街を増やしたのですね」
「そうです。新幹線も延長させました。発電設備も陸上の養殖場も屋内の畑もです」
「それで私達日本人はR国と同じように滅亡は免れたのですが娼帝國の独裁社会が残ったのです」
今田美央の説明に本多千秋が見解を加える。
「ロボット技術がかなりの進歩ですね。AIも半導体も世界の上を行っていますね」
「軍艦や戦闘機がロボット操作になったのは十数年前からです」
「娼国とR国を連合体にして娼帝國ですが元から娼国がR国を支配していたのではないのですか」
勿来亜里沙はそこが疑問であった。
「仁川主席亡きあと娼国が支配していたのはR国の南半分です。北側は湯野中氏の勢力圏です。R国には地図にない境界線があるのです」
「それは今でも」
「そうです。北は湯野中氏が各市に補助金を出しています。南は安形氏が。税金が消費税十パーセントだけです。税金では市の財政が賄えません」
「だから選挙の立候補者は常に一人です。北は湯野中系列。南は安形。それ以外が当選しても病院も学校も維持できません」
また今田美央の説明に本多千秋が付け加える。
「高額所得者から高い納税をさせないで独裁資本が補助金で支配しているのですね」
「でもR国に貧困はありません」
「そこが他の独裁国家と違って国民が反発しないのですね」
勿来亜里沙も本質を理解した。
「それでは村上首相はどっちの」
「いいえ。二つの勢力が話し合った上での傀儡です。国会も五十対五十議席です。全部満場一致です」
「議論はないと」
「総て国会の外で北嶋副主席と湯野中氏の話し合いです。最初は深く対立していましたが葛城が加入して円滑になりました」
「四国に行った人達はどうなるのでしょう」
勿来亜里沙がここで話題を変える。
「今は上手くやっているようですが。次の世代が創れません。何れ此処に戻って来るしかないでしょう」
「そうですね」
「これからどうやって闘いますか」
柳瀬香織は先の方針を確認した。
「この街では連絡一つ取れません。ブロックごとに隔離同然です。外のラウンジか飲食店でじっくり仲間を繋いで行くしかありません」
「当面此処で合う日を決めておきましょう」
「そうですね」
R国D市。
菅原一美は逮捕されてその日の内にR国D市に移送された。中央棟地下に特別刑務所が存在する。最近その工事が完成したのである。
東悠里、菅野瑞穂、森山雪路も三日前に移送された。
佐々木舞もTSから移送されている。
海外に遠征している機動部隊が戻って来たら以前の加重死刑囚も全員此処に収監される予定である。
菅原一美は加重無期禁固刑とされた。小柳秀征に怪我をさせたので無期とされてしまう。
房の構造は娼国の南の島と同じである。一区画に独房が四つ。十字に通路が切ってあった。
横の通路はドアで隣の区画に繋がっている。
南の島との違いは区画と区画が扉一枚で繋がらず空室が挟まれていて何もない空きスペースである。
テレビ、バス、シャワー、トイレは同じように中に設置されている。
ショーツにバスロープ一枚の条件は変わらない。
食事は希望を聞いてもらえてアルコールも許される。
菅原一美は一人だけで区画に入れられた。
舛田警視正が緊縛師を連れて前に来る。
菅原一美は驚愕した。テレビで何度も残酷拷問をする舛田警視正を見ていたからである。
「馬鹿ね。あそこまで抵抗したから無期加重禁固刑ね。明日は愉しみにしてなさい」
舛田警視正は明日の拷問を予告する。
「・・・・・」
菅原一美は何かを言い返すことさえできない。一気に今の立場に落ちてしまった。
小柳秀征に指名されたことが運の尽きである。
「怪我さえさせなければ一回の拷問だけで仮釈放で済んだのに」
そう言って舛田警視正は立ち去った。
菅原一美は食事も摂らなかったので医療班が来て点滴をセットして行く。この独房は自殺防止を考慮してない。
だが一応生かさず殺さずの姿勢はその侭である。
ご感想、アンケート
ご感想、ご質問、ご用件、ご依頼などございましたら以下のメールにお送りいただければ幸いです。
sado9364○yahoo.co.jp
(お手数ですが○を@に変えてご使用ください)
次頁
戻る
#一本鞭