鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その二十 核戦争そして新たなる帝國

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 小柴雄二はバラ鞭で力を込めて本多千秋の乳房を横から薙ぐように二十回くらい叩いた。
 本多千秋の乳房は蚯蚓腫れまでにはなってないが薄く紅に染まっている。
 その睫毛はやや涙に滲んでいた。
 溝口明日香大尉は小柴雄二に石鹸水の入った浣腸器を渡す。
 本多千秋は十字架に磔にされて左脚を吊るし上げられたままである。小柴雄二はしゃがんで本多千秋のアナルに浣腸器を差し込む。
 「うーーーーーーーーーーーーーー」
 常温なので直ぐに腹が痛むことはない。本多千秋は始めての浣腸に悲鳴を上げたのである。
 小柴雄二は浣腸器のシリンダーを押して容赦なく本多千秋の直腸に石鹸水を注入する。
 本多千秋は辛そうな表情で浣腸器を見下ろす。
 溝口明日香大尉が股間の真下に深く透明なバケツを置く。
 「・・・・・」
 本多千秋は堪らない羞恥に恐々としながら躰を揺すって藻掻いた。
 「貴女の恥ずかしい姿。その第一弾ね」
 溝口明日香大尉は態々詰る。
 その言い方はまだまだ辱めると予告していた。
 本多千秋は限りなく不安で堪らなく辛い。だが堪えるしかないと自分に言い聞かせる。
 もし自分が此処で反逆と決められたら仲間にも手が及ぶ。
 「うぐうーーーーーーーーーーー」
 本多千秋は直腸の圧迫に限界である。
 「いいのよ。出して。ちゃんと受けているでしょーーーー」
 溝口明日香大尉は透明なバケツを指差す。徹底的に本多千秋を辱める姿勢である。
 「う、うう、うう」
 本多千秋はもう耐えられない。
 アナル栓はしてなかった。
 本多千秋のアナルから耐えられず便が流れ落ちる。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 本多千秋の表情は真紅に染まって顔を逸らして恥ずかしさに固まってしまう。
 普通の人なら絶対に見られてはならない姿である。
 本多千秋は涙を浮かべる。
 「悔しいの。お客様に私の排泄を見てくださいと思わないと。躰を奉仕しようと言う精神がないのね」
 溝口明日香大尉はさらに無理な意識を要求した。完全に虐めである。
 「そこまで」
 本多千秋はそう呟いてさらに涙を落とす。
 「貴女の部屋にもテレビあるよね」
 「はい」
 本多千秋は視線を外して答える。
 その間に小柴雄二は本多千秋の股間を拭く。
 「葛城先生を峰崎静香が襲った時。峰崎静香を私が押さえたのよ。あの時の乗務員が私」
 「貴女は」
 本多千秋は驚愕した。
 「R国工作員よ。要人が乗る時だけ乗務員も私達に交代するのよ」
 「それが私と」
 本多千秋は自分に関係ないと主張する。
 「お前は荒木祐子と過去に繋がりがあるよ。峰崎静香は荒木祐子とR国に隠れていたのよ」
 「私に関係ありません」
 本多千秋はきっぱり否定した。
 「そう。この国に革命を起こそうなんて考えはないのね」
 溝口明日香大尉はさらに核心に突っ込む。
 「ありません。此処を出たくないから我慢してこの部屋に来ました」
 本多千秋は何としても否定したい。
 「そう。今日の夜ね。荒木祐子らが潜水艦を手に入れて瀬戸内海の因島に上陸したことが放送されるわ。そっちに合流したら」
 溝口明日香大尉はさらに追い詰めようとする。
 「荒木祐子さんと過去に繋がりがあったら此処に居てはいけないのですか。もう他に人の住めるところはないのです」
 本多千秋は堪らず抗議した。
 「葛城先生はいけないとは言っていません。合流するなら移送しますということです」
 「しません」
 本多千秋はきっぱり否定する。
 「そう。ならいいのよ。今日はたっぷり遊ばせて貰います。後はお好きなように」
 溝口明日香大尉は小柴雄二に後半を言う。そしてそのまま後ろのソファーに下がってしまった。
 小柴雄二は一度本多千秋の戒めを解く。
 そのまま拷問椅子に促す。
 本多千秋は従うしかない。
 娼帝國は自分らに照準を合わせて来た。出て合流すべきかは自分だけで判断することはできない。
 本多千秋は拷問椅子に大股開きで固定されてしまった。本多千秋には堪らなく恥ずかしい姿である。
 小柴雄二は容赦なく本多千秋の女の部分を広げる。
 「・・・・・」
 本多千秋は辛うじて悲鳴を押さえた。
 「ビラビラは綺麗な小豆色だな。内部は薄いピンクだ。襞が透明感があって綺麗だ。この膣口に密集した襞を弄ると気持ち良さそうだぞ」
 小柴雄二は本多千秋の神経に刺さる言葉で詰る。
 本多千秋にも小柴雄二が自分がぶち切れるのを狙っていると分っている。無言で絶え続けていた。
 小柴雄二は膣内に指を入れて弄くる。
 「ううーーーーーーー」
 小柴雄二はさらにもう片方の手の指も進入させた。
 「あはあーーー」
 本多千秋は堪らず悲鳴を漏らす。
 小柴雄二は両手の指で膣口を強く広げる。
 「奥まで襞がびっしりだ。入れると気持ち良さそうだな。もっと献身婦をたくさんやれば指名が付いて稼げるぞ」
 「やめてーーーーー。静かに暮らしたいのです」
 本多千秋は堪らず抗議してしまう。
 「もったいない。たくさんの男に提供すべきだ」
 小柴雄二はさらに詰る。
 「そんな」
 本多千秋はまた堪らず言葉を漏らしてしまう。
 「この穴には棘付きバイブがぴったりだ。じっくり掻き回したら良い声が聞けそうだな」
 「・・・・・」
 本多千秋は小柴雄二がとことん逝き顔を晒させようとしていると思う。堪らなく理不尽である。これを堪えるしかない。
 溝口明日香大尉が棘付きバイブを取り出して渡す。
 本多千秋の膣の中は指で弄った程度では濡れてない。
 溝口明日香大尉が先端が注入口になったローションのボトルを渡す。
 小柴雄二はそれをたっぷり流し込む。
 「あーーーーー」
 本多千秋は息遣いを漏らす。
 小柴雄二は棘付きバイブをゆっくり挿入する。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーー」
 本多千秋は既に刺激に堪えられない。
 小柴雄二はスイッチを入れる。
 「あはあーーーーーーーーーー。あーーーはあーーーーーーーーーーー」
 本多千秋は強い息遣いを漏らしてしまう。
 棘付きバイブをくねらせながらゆっくり膣内で動かす。
 「ああはーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーー。はああーーーーーーーーーーー」
 本多千秋は表情を微妙にくねらせて堪らず官能の声を漏らしてしまう。
 小柴雄二はじっくり動かし続ける。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 膣口からローションに混じって濁った膣液が流れ出てくる。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 本多千秋は拷問椅子の上で藻掻く。
 股間は痙攣していた。
 小柴雄二は同じペースでじっくり動かし続ける。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーー」
 ローションは流れてしまって膣液だけが棘付きバイブを引く動きに合わせて流れ出た。
 「あはあーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 本多千秋の躰は拷問椅子に浮き上がり強く捩って震撼する。
 「あはーーーーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ」
 本多千秋の躰は拷問椅子に沈む。逝ってしまったのである。
 暫く躰全体が小刻みに震撼を続ける。
 小柴雄二は一度ゆっくり棘付きバイブを抜く。膣液がたっぷり流れ出た。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 本多千秋は恥ずかしさに泣き悲鳴を上げてしまう。
 もう一度挿入する。
 「あーーーーーーーーーーーーだめーーーーーー。もうだめーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」
 小柴雄二は同じペースで責め続けた。
 「あはあーーーーーーーーーー。あーーーーはあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー」
 本多千秋はさらに藻掻く。拷問椅子の上で腰を迫り上げてそれを強く捩って躰を硬直させる。
 「あーーーーーーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーあーーーーーーーーー」
 本多千秋の表情はさらに恍惚になって行く。
 「あはあーーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ。ああ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 本多千秋は逝った上からさらに逝ってしまった。
 小柴雄二は棘付きバイブを抜いてしまう。
 ぐちゃぐちゃに成った本多千秋の膣にクスコを突っ込む。
 「あ、ああーーーーーーーーー」
 本多千秋は冷たい金属の侵入に呻く。
 小柴雄二は螺子を回して膣の中でクスコを広げる。
 「えーーーーーーーーーーー」
 本多千秋は眉間に皺を強く寄せて顔を背けた。恥ずかしさの極地である。
 小柴雄二はルームに設えたモニターにカテーテルカメラから内部を投影する。
 「見ろ。お前の女の奥だ」
 小柴雄二はモニターを指差す。
 「いやあーーーーーーーーーーー。いや。いや。見たくない」
 本多千秋は真紅に染まった顔を振って藻掻き嫌々をする。
 「見て恥ずかしさを噛み締めるのもサービスだろ」
 小柴雄二は強い口調で言う。
 「・・・・・」
 本多千秋は固まる。
 小柴雄二は本多千秋の顎を掴んでモニターに向かせる。
 「みろーーーーー。奥に真っ赤な子宮口が盛り上がっている。この手前を小型の柄付ローターで責めてやる」
 小柴雄二はクスコの向きを九十度動かす。膣天井部の粘膜が広がる。そこに小さな柄付きローターを当てた。
 女の一番敏感な部分である。
 「あーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーーーーー」
 溝口明日香大尉がもう一個通常サイズのローターを渡す。
 小柴雄二はそれをクリトリスに当てる。
 「いやあーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
 本多千秋の表情は一気に破裂した。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーん。だめーーーーーーーーーーーー」
 本多千秋はまったく堪えられない。
 「あーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー」
 本多千秋は遂に失禁してしまう。潮がクスコの二枚の金属の間に下がった尿道口から弧を描いて流れ出た。
 小柴雄二は腕に被っても腕の位置をずらして柄付ローターとローターで膣の奥とクリトリスを責め続ける。
 「あーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」
 本多千秋の声とともに断続的に何回も流れ出た。
 小柴雄二は満足したところで二つのローターを離す。
 「ああーー。はあーーーーーー。ああ。ああ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 本多千秋の荒い息遣いは暫く続いた。
 小柴雄二はまだクスコを抜いてない。滅菌袋に入ったブジーを二本取り出す。
 一本目を尿道に突っ込む。
 「あーーーーーーーーーーーー。い、いたいーーーーーーーーーーーーーー」
 本多千秋は表情を絞って悲鳴を上げた。
 小柴雄二は少しだけピストンする。
 「あーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーー」
 ブジーを抜くと本多千秋の尿道口から僅かに尿が流れ出た。
 「あはあーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーん」
 本多千秋はどうにも堪らない。
 小柴雄二はもう一本を取り出す。カテーテルカメラを外してペンライトで中を照らす。
 「いやーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーーー。はーーーーーーーーーーーーーーーー」
 本多千秋は恥ずかしさに堪えられない。
 「痛いぞ。堪えろ。これで終わりだ」
 小柴雄二はもう一本のブジーを膣の奥の子宮口に刺し込む。
 「あーーーーーーーーーーーー。あがああーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーーーーーー」
 本多千秋は強烈な悲鳴を上げた。
 小柴雄二は直ぐに抜き取る。
 「あはあーーーーーーーーーーーん。ああーーはあーーーーーーん。ああーーーーーーーーーん。ああん。ああん」
 本多千秋は泣き続けた。
 「これで終わりだ。二時間ぐらい寝ていたら動ける。一人で帰れ」
 小柴雄二は拷問椅子の戒めを解いて本多千秋を抱き上げてベッドに移す。そのまま溝口明日香大尉を伴って出て行った。
 
 帯広ニューシティ内の報道スタジオである。
 「R国に隠れていた日本人集団が居ました。元テレビ太陽報道部主任の荒木祐子さんとその仲間です」
 奈那緒がスーツ姿でニュースを読み始めた。
 「核戦争の前から娼国とR国に反旗を持ってR国の山間部に隠れていました。柏木理佐と峰崎静香も一緒でした」
 咲江がスクリーンの横で読む。
 スクリーンには荒木祐子らの抜け跡の山荘が映し出されていた。
 「柏木理佐らは五人で葛城国家顧問の暗殺計画を実行しました。二人は射殺され二人は逮捕されました。そして一人が逃亡しました」
 奈那緒はジャケットを脱ぐ。ブラウスは半透明。真っ赤なブラがほぼ確認できる。そそらせる姿である。
 「その後。荒木祐子さんとその仲間はこの山荘を捨ててT国内に乗り捨てられた中国軍のトラックで逃亡しました」
 そのドローンからの映像が流される。
 咲江もジャケットを脱ぎスカートも脱ぐ。半透明のスリップ姿である。コバルトブルーのブラとショーツがくっきり見える。
 「その後この十一名は潜水艦を手に入れました。そして瀬戸内海の因島にたどり着きました。明日にも上陸すると思われます」
 奈那緒と咲江は同時にブラを外す。
 美しく再生された乳房を公開する。ほぼ毎回のお約束である。
 「因島に定住と思われます。四国太平洋側の中村付近には山科穂香さんが引き連れて行った女性の集団が居ます」
 咲江が先にショーツを脱ぐ。まったく何も隠さない。猥褻という概念がない国家となったのである。
 「合流した方が良いと思われますが瀬戸内海側に入りました。この先の動きに注目して行きます」
 奈那緒も全裸になる。
 「今シティ内に居る人で合流したい方は一週間以内に申し出てください。申請はラウンジの申請箱に申請書を入れてください」
 この後は奈那緒と咲江でレスビアンショーが行われた。
 両側のバイブレーターを使ってのマットの上で女二人の絡み合いである。
 
 羽田ニューシティ。今田美央の部屋。
 帯広の放送が始まる寸前にやっと立ち上がれた本多千秋が飛び込んで来る。
 細村麻里も来ていた。
 本多千秋はSMプレイで指名されたあらましを泣きながら説明する。
 「その溝口明日香大尉が貴女を狙って小柴雄二に指名させたの」
 今田美央が聞く。
 「そう。私達が荒木祐子の関連リストに載っているのだって」
 本多千秋は恐ろしい確信を伝えた。
 「それじゃ」
 細村麻里も恐々とする。
 「でも関係者でも献身婦に従えば居ても良いらしいの。ただその踏み絵にSMに駆り出されたの」
 三名は帯広からの放送が始まったのでそっちを確認に掛かった。
 「あれじゃ。潜水艦だけだよ」
 本多千秋はやや絶望する。
 「因島の畑はあったけど大方が焼け野原。潜水艦に残っている医療器具と薬品がなくなったら終わりよ」
 細村麻里も絶望的な状況と見ていた。
 「荒木さん達が此処に入ることはできないよね」
 本多千秋は荒木祐子をリーダーに内部から改革運動を起こしたい。
 「あの放送内容では四国に合流することは許されるのでは」
 今田美央は荒木祐子らが四国に合流して子孫も繁栄して国家を形成することが望みと考える。
 「誰かが合流してその様に意見することはできるけど。もう此処には戻れないよね」
 本多千秋も出て行くには躊躇う。
 「ねえ。向こうのグループと話し合おうよ」
 「でも次の約束は先よ」
 「あの女性専用ラウンジに居たらそのうち来ないかな」
 本多千秋は待てない。
 「そうだよ。ラウンジで待ってみようよ」
 細村麻里も賛成する。
 「でもお金が掛かるよ」
 今田美央は待つのに毎日女性専用の有料ラウンジの代金を払うのは高いと躊躇した。
 「今回のSMでちょっと多額に入ったの。内容を入力して申請したらソフトの範囲外のプレイがあるから割り増しになったの」
 「えーーー。ただ割り増しだけ。それじゃハードやっても追加料金で何でもできるよね」
 細村麻里はとんでもない男性優遇と怒る。
 「そういうシステムなのよ」
 本多千秋は怒りに滾っていた。
 
 翌朝。荒木祐子らは因島に上陸する。
 黒田定以下二名が艦に残った。
 ドローンを飛ばして先導しながら武器を携帯して進む。
 潜水艦を島の東側の港に寄せる。そこからゴムボートを手漕ぎで二回に分けて上陸した。
 「これじゃ一つも使えないね」
 小柴文香が落胆する。
 太陽光パネルの破壊状況を確認して進む。
 建物もドローンで見た通り破壊されていた。
 「潜水艦から出て寝泊りできる建物が欲しいね」
 荒木裕子が呟く。
 車も道も破壊されていた。
 既に雑草が生い茂っている。
 町は全滅であった。
 荒木祐子の判断でそのまま潜水艦に戻る。
 少し北に移動して再上陸した。
 「使える畑はあるよ」
 「そうね。一つか二つ使って野菜を育てたら充分ね」
 荒木裕子が見積もる。
 「やっぱり米は無理ね」
 小柴文香は米がないと辛いと思う。
 「時間を掛けて田圃にするしかないよ」
 荒木祐子はできないことはないと思っていた。
 「あまり島の真ん中まで行かないで建物を見つけないと」
 小柴文香は潜水艦からの移動距離を心配する。
 「そうね。潜水艦からの移動が徒歩になるからね」
 一行は適度なところで島の中央まで進まずに北へ向かおうとした。
 「まって」
 一番後ろに居た小柴文香が何か見つけて一行を止める。
 一部破壊されてない工場が見つかった。
 中に入ると一区画だけ爆撃を免れて火災も起きてない。
 「発電機があるよ」
 「ガソリンがなければね」
 「寝られるところを確保しようよ」
 「あと水です」
 小柴文香はそれが重要と思っている。
 「水道は無理だからね」
 荒木祐子も水道は枯れていると予測していた。
 「井戸を掘るか。山から水を引くしかないです」
 若い男はそう意見する。
 「そうね」
 荒木祐子も同意した。
 「一度艦に戻りましょう」
 「どうして」
 「ドローンでもっと偵察したほうが。一度川を見つけたでしょう。この状態で排水はない。山から流れているよ」
 「そうね。その上流をドローンで探って上陸し直しましょう」
 荒木祐子が結論を出す。
 
 R国D市中央棟。新天昇の間である。
 モニターに荒木祐子らの動きは全部捉えられていた。
 本日も寿司カウンターが出されて津梨清吉が寿司を握る。
 「なかなか住める環境は難しいね」
 真紀子が達観して言う。
 中トロと平目を四貫ずつ握ってもらっていた。
 「四国に一緒に合流が一番良いがな」
 湯野中は平目の刺身をつまみながらコップで冷酒である。
 「そのうち自然にくっつくのじゃないか」
 平佐和は達観していた。
 「R国諜報機関溝口大尉入ります」



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