鬼三のSM小説
女衒の國
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
その二十七 帝國はリベラル的正義の撲滅を繰り返す
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最後の二本を若い二人が一本ずつ抜く。
「うふうーーーーーーーーーーーーーーうう。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
佐々木舞から涙が流れる。
「まだまだこれからだぞ」
當間五郎は泣き濡れる佐々木舞に構わず宣告した。
「やめてーーーーーーーーーーーー。もうゆるしてーーーーーーーーーー」
佐々木舞は泣きべそ顔で訴える。
「毒のない蛇を手配しておいたのだ」
當間五郎は蛇責めを宣告してしまう。
「やだあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。もういやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。夢に出るようーーーーー」
佐々木舞はさらに泣き喚く。
一人の若い男が水槽から蛇を掴みだす。確り頭から五センチくらいを掴んでいる。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
佐々木舞はそれを見て強烈な悲鳴を上げた。
凶暴な蛇である。だが毒はない。
アカマタという。この蛇は沖縄、奄美に生息する。ハブを食べることもある。
放送時間はあと僅かとなっていた。
看護婦二名が既にストレチャーを用意して待機している。
さらに待機しながら麻酔の準備もしていた。
佐々木舞はまだ十字架に磔にされ左脚を吊られて股間を大きく広げられたままである。
アカマタを掴んだ若い男は佐々木舞の小陰唇にその頭を近づける。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
佐々木舞は強烈な悲鳴を上げた。
若い男は噛ませてしまう。
「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーー」
佐々木舞は躰を逸らせてサイレンの如く悲鳴を上げ続ける。
若い男は構わず小陰唇を噛み切らせた。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぎゃああーーーーーーーーーーーーーーーーー」
佐々木舞は半狂乱に喚く。
若い男はさらにもう一噛みさせた。
「ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
佐々木舞は涙と汗に塗れた顔を破裂させて喚き続ける。
當間五郎が乳首を指さす。
「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
佐々木舞の表情は凍り付いていた。
若い男は乳首を噛ませてしまう。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
佐々木舞は遂に叫びながら白目を剥いてしまった。
看護婦が直ぐに麻酔を打つ。そしてストレチャーに乗せるように當間五郎らを促す。
アカマタを掴んでいた男は水槽に戻す。
當間五郎らが四人で十字架から降ろしてストレチャーに寝かせた。
乳房と股間が血塗れである。
看護婦が二人で応急処置して運び出した。
ここで放送は終了である。
唐津。地下の桟橋。
吉丘蓮実元中尉らは潜水艦の会議室で田中一美元特務中尉の料理で放送を受信して確認していた。
「浜田まだ出て来ないね」
田川真琴元中尉が呟く。
「かなり重症なのかな」
「今のはD市の報道スタジオだよね」
「そうだね」
「佳美が何処に居るかね」
吉丘蓮実元中尉も当てがつけられない。
「この際だからもう先に天昇の間を狙うべきかな」
小日向奈央元少尉である。
「それもどっちに居るかよ」
吉丘蓮実元中尉はそれにも情報がないと言う。
「二手に分かれて両方襲撃したら」
「うーーん。この人数で」
そこに東条大統領と斎藤千春が入って来た。
「田中さん。娼帝國では寿命延命の話はどうなっている」
東条大統領は最後まで娼国の工作員だった田中一美元特務中尉に確認する。
「国民の多くはそれに期待していました。でも何も発表されていません」
川崎優菜元中尉と田中一美元特務中尉が娼国を出奔した時点では何も公表されてなかった。
「ひょっとして今の国民は寿命のまま行こうと言うのかな。天昇の間の奴らは我々だけが寿命を終えるのを待っていると思っていたが」
「私たちの居たときは役人と工作員まででした」
「そうすると田中さんは」
「川崎と私は既に施されていました。でも一定の期間に続けて受けないとそれ以上は続きません」
「独裁者らを葬ってその手段を国民に施せば民主化が成り立つな」
「いいえ。独裁者らを倒すだけでは駄目です」
吉丘蓮実元中尉はきっぱり否定する。
「問題はロボットのコントロールですね。こっちにも元SEは何人か居ます」
「あわよく四人を葬ってもまだ面倒なのが」
田川真琴元中尉が言い掛けた。
「それは津島CIC長官。湯野中のナンバー2の指宿。さらに柿崎。月村。井上。溝口です」
あくまで吉丘蓮実元中尉の見解である。
「ロボットのコントロールは研究させていますがね」
東条大統領も考え込む。
翌日。
ホテル最上階天昇の間。
四人が揃ったのは十一時を回っていた。
葛城義和は昨夜に滝澤沙緒里と話し合った内容を提案する。
「うーーん。新しい街を造るのは名案ね」
真紀子は考えて頷く。
「そして現状の国民は三十五歳を過ぎても献身婦を続ける条件か」
平佐和もやや納得気味になる。
「葛城先生。それなら全部延命させて献身婦も生む専門も今の三十五歳で線を引いてしまえばどうでしょう。若く戻ることまではないのですから」
湯野中の意見である。
「どっちが国民に抵抗がないかね」
真紀子も考え込む。
「そうしますか。そして三十五歳で終わらせたいと主張する者だけ施さないこととするか」
平佐和の折衷案である。
「それだったら。三十五歳まで待って施しても良いかも」
真紀子はそれが無難と言いたい。
「そうだな」
湯野中も納得する。
「そうですね。それで行きましょうか」
葛城義和が他の三人の意見が出尽くしたところで決まった形にしてしまう。
翌日。四十八階の会議室。
夏木陽一、盛高知里らを初めに主な面々が呼ばれた。
「三十五歳まで待つ人が大方になりませんか」
指宿五十八の懸念である。
「必ずしもそうではありません。献身婦の収入は大きいです。飲食店やバースナックで働くより楽という考え方もあります」
盛高知里娼国日本代表は問題ないとの見解を示した。
「しかし知里さん。半分減ったらバランスが」
指宿はやんわり反論である。
「どっちみち三十五歳を過ぎたら今のままでもバランスは合いません。ある程度は新しい人口を投入するしかないのではないですか」
「そういうことになるか」
湯野中も盛高知里の言い分を尤もと思った。
「やってみないと判らないだろ。新規人口はどうにでもなる」
津島はどう転んでもコントロールは可能と言う。
「Dクラスをどうするかだな」
湯野中は真紀子を見ながら問題提起した。
「その切り捨てはまずいですよ。生み続けて保母も続けて貰えば問題ありません。人口人体だけでは不安です。さらに保母がロボットだけも」
これまで天昇の間で黙って聞いていた溝口明日香中佐が思い切って意見を述べてしまう。
「そこが暴動を起こす可能性がないとは言えないな」
湯野中もそれは懸念していた。
「確かに両面作戦の方が無難と思います」
盛高知里も溝口明日香中佐の意見を押す。
「ロボットだけでうまく行くかどうかですね。新たに保母を育成するのは大変です」
葛城義和も納得した。
真紀子もそれ以上反対することは控えてしまう。
川越ニューシティ。一般ラウンジ。
小滝橋佳苗中尉が准尉の部下四人を伴って中本克己らを探しに来た。
中本克己は元大佐でも衛星電話は持ってない。
プレイルームの予約はなかったのでラウンジに探しに来た。
部下の一人が神谷元一曹を発見する。
「中本元大佐らはどちらにいらっしゃるかお判りではありませんか」
「ソープルームですよ。もうじき出て来ます」
今回は無料チケットの献身婦で済ませていた。
准尉が小滝橋佳苗中尉に連絡して六人で其処に待つ。
中本克己はビールとつまみを持って戻って来た。
「明日の三時に迎えに参ります。夕嵐の浜田佳美元中尉のスタジオです」
「それは悦んで」
一泊R国D市のホテルに泊まってその翌日に行われる。
小滝橋香苗中尉らはさらに福岡に飛んだ。
今度は太刀川俊二である。
ラウンジを探したが見つからない。
居住するルームに向かう。
其処はお取込み中であった。お取込み中と言っても一人の女を三人で姦していたのである。
「あーーん。新手を呼んじゃ駄目だよ。私一人」
女は三人分の性欲を独り占めしたかったのである。
「大丈夫。用件だけだから」
小滝橋香苗中尉は女を制して太刀川俊二を見る。
「宜しいですか。明後日の三時に迎えに参ります。一泊していただいてその翌日の深夜です」
「了解です」
永井元一曹が行為の最中であった。見ないように離れて小滝橋香苗中尉らは直ぐに引き上げてしまう。
娼国。CICの建物内の鉄格子。
浜田佳美元中尉が監禁されていた。
舛田警視正がブロックに入って来る。
「浜田元中尉。完全に治ったね。いよいよ明日よ。貴女らの仲間が動かないから刺激を与えましょうね」
「・・・・・」
浜田佳美元中尉は何も答えずに舛田警視正を睨み見返す。
「まあ。心の準備を」
舛田警視正はそう言い置いて出て行ってしまう。
帯広。報道スタジオ。
一般国営放送では人気ナンバーワンのスタジオである。
水田奈那緒と木内咲江がニュースを読む。
会議で決まった寿命を四倍にする延命施術の内容が公開された。
唐津。洞窟内の桟橋。
吉丘蓮実元中尉らの潜水艦。その会議室。
田中一美元特務中尉の料理で夕食を摂る。そして帯広からの報道を確認していた。
「遂に全国民に施すのね」
「何故急に決定したの」
「献身婦を続けたくない者は三十五を過ぎてから受ける選択肢もありか」
吉丘蓮実元中尉は無難策に出たと感じ取る。
「やはり反乱は起こしたくないのね」
田川真琴元中尉も状況を察した。
「東条大統領の思い通りとは遠いね」
吉丘蓮実元中尉は事態を暗澹と見る。
川越。管理棟屋上。
小滝橋香苗中尉らがジェットヘリで到着した。
中本克己以下三名を迎えに来たのである。
「本日は娼国に向かいます。スタジオではありません」
四名は今夜娼国の仁川ホテルに泊まることになる。
「浜田佳美元中尉はどういう人ですか」
中本克己は初めて名前を聞く。
「夕嵐の中では一番脆いと思います」
以前隊に居た時の浜田佳美元中尉は小滝橋香苗中尉にとっては一階級上の上官であった。
「首脳らはR国なのですね」
「ううん。逆です。葛城国家顧問は順逆の裏を突いていると思われます」
「何処の場所で行うのですか」
中本克己は作戦を組み立てなければならない。
「ホテルの宴会場です」
「大道具の方は」
「大丈夫です。機動部隊が宴会に使っていますから。そっちは十分に揃っていますよ」
仁川ホテルは建て替えられたがそれ以前は企業の宴会や観光客らにSM嬢を提供していた。
真紀子が娼館島に来た頃はそのSM嬢をしていたのである。
唐津。地下の潜水艦桟橋。
既にフランスの潜水艦は三隻となってしまった。乗員の乗っているのはエドガール大佐の一隻だけである。
一隻は東条大統領らに譲られた艦でもう一隻は予備にフランスの海底基地から持ってきた物である。
エドガール大佐は出港準備をしていた。
単艦で出る予定である。
「ベルナール中佐の艦の仇討ちですか」
「それもあるが。静かな間に一泡吹かせたい。部下が何人も苛立っている」
エドガール大佐らしくない判断かもしれない。
そして吉丘蓮実元中尉らが出港した場合の落合場所を決めておいた。
翌日。
娼国。四十六階二百畳の宴会場。
機動部隊の百二十人が宴席を並べている。浜田佳美元中尉はその場所に連行されて来た。
そして小滝橋香苗中尉らが中本克己らを案内して来たのである。
一台のカメラを除いて天井から吊るされていてスタッフが遠隔で操作する。
宴席は壁際を詰めて上座を除いた三面に並べられていた。
大座敷の真ん中は広く空けられている。
料理は出されているが宴会の肴は浜田佳美元中尉だけである。
コンパニオンは呼ばれてない。
猫バスタブがキャスターに載せられて三台運ばれてきた。
スタッフが宴会場の真ん中に大きなバットを設置して上排水を繋ぐ。猫バスはその中に並べられた。
猫バスにも湯と水の管が繋がれる。
さらにシャワースタンドも運ばれた。
中本克己らは控室で海水パンツに着替えて来る。
エドガール大佐の艦。
洞窟を抜けて海底の割れ目を出るところで小型潜航艇を発進させた。
見張りに展開していると思われるR国の艦に対する対策である。
小型潜航艇も僅かずつしか進まない。
海底すれすれに五キロくらい進んだところでR国の艦を発見した。
ぶら下げてきたデコイを発進させる。
有線誘導である。
R国の艦はデコイを捉えて向きを変えた。
追跡する為に上昇する。
小型潜航艇の積んでいるロケット弾は一発だけである。
デコイを追跡して動くのを待ってスクリュー音をインプットした。
小型潜航艇は一気に進んでロケット弾を発射する。至近距離なのでR国の艦は回避運動すら取れない。
ロケット弾がスクリューを破壊した。
小型潜航艇は急いでエドガール大佐の艦に戻る。
エドガール大佐の艦は小型潜航艇を収容して進路を変えて海域を全速力で離れた。
「艦長これでは唐津から出るのは容易ではないですよ」
副長は強い危険を主張する。
「そうだな」
エドガール大佐は小型潜航艇を唐津に戻す決断をした。吉丘蓮実元中尉らに状況を知らせるためである。
「目的に向かいますか」
「いや。ミサイル誘導ブイを発射しろ」
エドガール大佐の艦からブイを発射した。海中に留まってソナー音波を出して敵艦を捉えてミサイル、魚雷を誘導する。
「まずあの艦から沈めよう」
エドガール大佐の艦は垂直発射管からミサイルを発射した。
これは一旦海上に出てロケット部分を切り離して魚雷となってもう一度海中に突っ込む。
其処から誘導ブイに誘導されて敵艦に命中する。
そしてエドガール大佐の艦は直ぐに移動した。そのまま着底する。
「今の艦が連絡をしている。新手を待ち伏せて沈めよう」
エドガール大佐の艦はセイルの後ろの垂直発射管から四本ミサイルを発射した。ミサイルは切り離さないでブイの近くの海上に頭を出して待機する。
敵の接近を待つのである。
娼国。四十六階二百畳の宴会場。
中本克己らは右端の浴槽に水を入れる。左端の浴槽には熱い湯を流し込んだ。真ん中の浴槽は空である。
神谷元一曹と大利根元二曹がスーツ姿で鉄格子から出て来た浜田佳美元中尉を全裸に剥いてしまう。
浜田佳美元中尉は戦えばこの二人も中本克己も倒せる。だが此処で無駄な抵抗はしない。
それでも目はこの二人を明らかに見下していた。
舛田警視正が居ないまま中本克己は作業を進めている。
機動部隊の将軍らが舛田警視正を嫌いだからである。
スタッフが水のない水槽に蛆虫を大量に台車で運んで来た。
神谷元一曹と大利根元二曹は全裸にした浜田佳美元中尉を真ん中の空の浴槽に寝かせる。
中本克己と秋本元兵曹長がスコップを持って来た。
金属製ではない。プラスティックである。
それで水槽から蛆虫を掬う。
二人で一気に猫バス型浴槽に寝かされた浜田佳美元中尉の躰に掛ける。
「あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
さすがに浜田佳美元中尉も悲鳴を上げてしまう。
中本克己と秋本元兵曹長がもう一杯蛆虫を掬った。
そして続けざまに浜田佳美元中尉の躰に掛けてしまう。
「ああーーーーーーー」
堪りかねて浜田佳美元中尉は浴槽の中で起き上がる。
神谷元一曹が熱湯の前で湯と書いた札を翳す。大利根元二曹が水の前で冷水と翳していた。
浜田佳美元中尉は飛び出して湯に突っ込む。
中本克己がシャワーを手に持ってバットの上に零れた蛆虫を湯で流す。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーー」
浜田佳美元中尉は躰の蛆虫を湯に流し落としたが熱さに耐えられない。真っ赤になった躰で水に飛び込む。
「ふふぁあーーーーーーーーーーーーーーーー。はあ。はあ。はあ」
冷水と書かれていた。だがかき氷状態の物が入っていて冷たい。
直ぐに飛び出す。
秋本元兵曹長がバスタオルを差し出した。
浜田佳美元中尉はそれを受け取って急いで躰を拭く。
躰は急激に冷えていた。
肌理の細かい白い皮膚に鳥肌が確認される。
神谷元一曹と大利根元二曹が拷問椅子を準備して浜田佳美元中尉が躰を拭き終わるのを待つ。
二人でバスタオルを回収して拷問椅子に磔にしてしまう。
中本克己の要求でスタッフが冷房を強化する。
秋本元兵曹長が大量の蝋燭に点火して待っていた。
四人が一斉に蝋燭を二本ずつ手にする。
既に蝋涙は芯の周りに液状に溶けて溜まっていた。
一気に浜田佳美元中尉の冷えた躰に流す。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
強烈に熱い。
さらに四人で二本ずつ次を取って流し掛けてしまう。
「うおーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
全身蝋涙で真っ赤に染まっていた。
浜田佳美元中尉も本来この程度の蝋燭で悲鳴は上げない。
急激な温度変化が蝋燭を異常に熱く感じさせるのである。
「あはあ。はあ。はあ」
浜田佳美元中尉は息遣いを漏らしながらようやく衝撃から躰を落ち着けた。
中本克己らは続いて松明に点火する。
「え」
浜田佳美元中尉はその炎に一瞬慄く。
その松明の火を四人がそれぞれ浜田佳美元中尉の躰に被った蝋涙に触れないぎりぎりに表面を流す。
「はあ」
浜田佳美元中尉はその炎を睨み続けた。
表面の蝋涙が溶け始める。
「うう」
呻く。かなり熱い。
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