鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その二十七 帝國はリベラル的正義の撲滅を繰り返す

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 「明日は取り消しできないけど。明日の担当中元にもそう言って。先のことは主席と話し合うように言っておく」
 舛田警視正はそう言って切ってしまう。
 どうあっても恥ずかしい姿は街に晒されてしまうらしい。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 朝の十時には真紀子と葛城義和だけである。
 井上貴江中佐と配下の工作員が四人で護っていた。
 娼国の一番古いニューシティ川越。小滝橋佳苗中尉は中元元大佐らを乗せて操縦を部下の准尉に任せて天昇の間と連絡を取る。
 井上貴江中佐が出た。
 「中元元大佐が舛田警視正から託されたご相談があるそうです」
 井上貴江中佐は葛城義和にお伺いを立てる。
 「中元氏です」
 葛城義和は真紀子に代わって貰う。
 「実は今夜の公開拷問刑の女なのですが性器が小さいのにビール瓶サイズの客が来て拒絶したので三田園矢一警部補に引き渡されたそうなのです」
 中本克己はまた真紀子が出て緊張してしまった。
 「中止の方が良いと言うこと」
 「いいえ。警視正はそれでも執行自体は止められないと仰って。でもその後また街に戻って指名されたら同じ結果になると仰るのです」
 「そうだよね。中元が見てどうなの」
 「いえ。警視正がモニターから確認されて今夜私に確認しろと仰るのです」
 「川越の警部補は何の言い分も聞かないでやらずぼったくりと決めてしまったの」
 「AI判断とは言いますが」
 「言いますが何よ」
 真紀子は中元元大佐が煮え切らない言い方をするのではっきり言えと強く突っ込む。
 「入力の仕方ではそうなります。なかなかポートでは良い女で。私が思うにはその担当者がショーに出して見たかったのじゃないですか」
 「舛田警視正が見て無理と思うならそうだよね」
 「そうです。なんせビール瓶サイズと言っていますので女がそっちに長けて玄人にならないと無理ですね」
 「待って。こっちで相談する」
 真紀子は一度衛星電話を切る。
 「若い男でしょう。女性の事情が分からないで拒否されたと思ってしまいます。自分は客じゃないのかと怒り心頭したのでしょう」
 「そうだよね」
 「舛田警視正がそう言うならその女性は普通のサイズでも最初は相当に痛かったのですよ」
 「どうする」
 「なかなか綺麗な子ですね。Aクラスでも良いかも知れません」
 「でどうするの」
 「どうするのですか」
 葛城義和は真紀子に返してしまう。
 「葛城先生はどうされますか」
 真紀子も譲らない。
 「中元氏の意見をもう少し聞きましょう」
 葛城義和は逃げる。
 真紀子は中本克己に自ら衛星電話を繋ぐ。
 「中元はどうすべきと思うの」
 「執行停止が駄目でしたら先のことを考えてやらないと。一回あのショーに出してしまうと一般ラウンジで食事はできません」
 「同情的ね」
 「金は返していますし」
 「やらずぼったくりじゃないじゃない」
 「その部分が入力から外されているのです」
 「え、ええ」
 さすがに真紀子も驚いてしまう。
 「私が思うにはこの子はこの先も献身婦は無理です。今回刑を執行するなら寧ろAクラスにしてアダルトタイムの女優で出して上のラウンジを使える収入を保証した方が良いと思います」
 中本克己は真紀子相手に遂に言ってしまった。
 「そういう意見ね」
 真紀子はそのまま葛城義和に振る。
 「それはそうですね」
 葛城義和もポートを見て納得した。
 「良いのね」
 「娼国主席がお決めになることです」
 「ううん」
 真紀子は仕方なく頷く。
 「中元の言う通りにする。それと川越の担当警部補。帰りに小滝橋と一緒に行ってお仕置きして来て」
 真紀子は少し怒っている。
 「畏まりました。どのようなお仕置きを」
 「中元本来の怖さを最大限に発揮して確り叱って来てください」
 「畏まりました」
 中本克己は深く納得した。
 
 対馬海峡。
 第五機動部隊。空母瑞鳳の艦橋
 「哨戒機が索敵してイージス艦搭載の小型潜航艇で海底を攫っていますが何も出ないままですね」
 艦隊参謀の大佐は夕嵐が静かになったと言う。
 「気長にやるしかない。少なくともアメリカの旗を揚げた大型艦は何としても撃沈したい。生方閣下の見解は正しいと思う」
 関谷少将は長丁場で構えている。
 対馬海峡一帯は福岡から索敵機が出撃していた。こっちは上野愛菜海軍大尉の指揮下である。
 生方少将の見解で三つの機動部隊が交代で長崎沖を索敵していた。
 もう二週間である。
 「やはり夕嵐とアメリカの影の政府の生き残りは合流したのですね」
 「天昇の間も生方閣下も同じ見解だからな」
 「地下で何をやっているのでしょうね」
 「武器の開発とかじゃないか。アメリカの残党と唐津の元技術者たちだ」
 「まだまだ面倒なことになりそうですね」
 「加賀の前甲板がやられたのは恐ろしいことだな」
 「太平洋戦争では潜水艦は弱いものとされていましたが。此処では潜水艦が一番面倒ですね」
 「女王はあの潜水艦と吉丘蓮実元中尉が問題だと仰っていたらしい」
 「帰投時間です」
 「第七機動部隊と引継ぎだな」
 第五機動部隊はそのまま宮崎に戻る。
 宮崎ニューシティ内で休息である。
 宴会場は使い放題。コンパニオンも毎回呼べる。
 「閣下。SMコースの女を呼んで宴会にしませんか」
 「そっちで手配してくれ」
 関谷少将は状況が不安で気が進まない。
 
 唐津。海底の桟橋。
 吉丘蓮実元中尉らの潜水艦。その会議室である。
 「今夜も公開拷問刑だって」
 「なに!お〇〇〇んが大きすぎる客を拒否してやらずぼったくり」
 「それって行きすぎじゃない」
 田川真琴元中尉は納得行かない。
 「娼帝國だから」
 小日向奈央元少尉はあの国ではそうなってしまうと言う。
 「これは酷いよ。それで街に戻されてまた指名されたらもう」
 吉丘蓮実元中尉は憤慨する。
 「そうだよね。これは可哀そうじゃ済まないよ」
 田川真琴元中尉も強烈に非難した。
 「えーーー。中元が執行するの」
 田中一美元特務中尉は嘗ての上官である。
 「残酷な一人だよね」
 「でも中元これは少し考えるか手加減するよ」
 田中一美元特務中尉は批判的だが人間性もそれなりに分かっている。
 「えーー。そう。でも決定権は舛田よね」
 小日向奈央元少尉はそう言う。
 「違うと思う。川越のAI判断です。だから舛田も中元ももう中止はできないよ。AIに入力した奴に悪意があるよ」
 「そうだよ。拒絶したのならお金は返すよね」
 「強制的に返金になるけど。その前に返すよね」
 「そうです。此処の担当の警部か警部補が酷すぎるよ」
 田中一美元特務中尉は憤懣やるかたなしである。
 
 宮崎。管理棟四十六階の宴会場。
 四十畳の間に第五機動部隊の宴席が準備された。
 コンパニオンが二十人。そしてSMコースの一般女性が下座の端に座って待たされている。
 高安芽依という。二十五歳である。
 SMコースなのでこの宴会場に呼ばれたらかなりの収入になる。
 だが高安芽衣は心臓が破裂するほど怯えていた。
 作戦上機動部隊が宮崎に寄港になって艦隊参謀の大佐が高安芽衣を見つけて狙っていたのである。
 Bクラス。長身で細身。なかなかの良い女と言える。
 宴席は十人ずつ壁際に二列である。真ん中は広く空けられていた。
 艦隊参謀の大佐が高安芽衣を手招きする。
 高安芽衣は震えた足取りで立って近くに来た。
 艦隊参謀の大佐の手でスーツを脱がす。
 中尉の徽章が脱がせた衣服を受け取って籠に収める。
 少尉の徽章二人が上座の床柱の直ぐ前に拷問椅子を持って来た。
 艦隊参謀の大佐がブラを外すと乳房のボリュームはやや微乳と言える。
 高安芽衣は恥ずかしさに畳に視線を落とす。
 既にショーツ一枚にされてしまった。
 コンパニオンを含めて四十人の前である。
 だがコンパニオンも大方が裸に近い姿にされていた。
 艦隊参謀の大佐はショーツも脱がせて拷問椅子に座らせる。
 少尉の徽章二人が短い縄で脚首、膝を縛って固定する。
 中尉の徽章が腕を拷問椅子の背凭れの後ろに回して手首を互い違いに縛り合わせた。
 拷問椅子のハンドルを回して股間を大きく開いてしまう。
 「いやああーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあ。いやですーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 高安芽衣は消え入るような声でほぼ泣き悲鳴である。
 涙はないが声は泣いていた。
 大勢の前で初めて晒させられてしまった究極の裸である。
 上座に近い席のコンパニオンが将校と高安芽衣の躰の品評までしてしまう。
 「美人だけどおっぱいないよ」
 「そうだなもう少し大きくないとな」
 コンパニオンのスカートを腰まで押し上げてショーツをずらして女の部分に指を入れたまま中佐の徽章が答える。
 顔は高安芽衣の方が上である。だが乳房はこのコンパニオンの方がボリュームもあって容も良い。
 高安芽衣は顔面がガラス人形になるように強張る恥ずかしさである。
 ただ一人関谷少将のコンパニオンは制服姿が崩れてない。横に座って背中に腕を回す。
 関谷少将は酒を注がれながら適当にしゃべっていた。
 アメリカの影の政府の生き残りの潜水艦を逃がしてしまった悔しさが抜けてない。
 艦隊参謀の大佐は高安芽衣の女の部分を大きく開いてしまう。
 「ああ」
 高安芽衣は辛そうに顔を逸らせる。
 「綺麗よ。もっと開いて」
 さっきのコンパニオンが掛け声を浴びせた。このコンパニオンは瑞鳳の副長に付いていた。
 高安芽衣は堪らない。
 艦隊参謀の大佐は少尉の徽章二人に合図する。
 少尉の徽章二人が拷問椅子の両側に片膝着いて両側から膣に指を突っ込む。
 そのまま強く引っ張って膣の内部を広げてしまう。
 「ああ。あはん。いやあーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーん」
 高安芽衣は恥ずかしさに眉間に強く皺を寄せて目を細めて顔を逸らせ辛すぎる声を上げる。
 「その子は今日たっぷり稼いだから。思いっきりサービスさせて」
 コンパニオンは構わずハードを煽ってしまう。
 核戦争前の日本では庇い合うのが普通であった。体制が代わり方針が変われば人の性格も大きく変わってしまう。
 艦隊参謀の大佐はクスコを取り出す。
 「あ、ああ」
 高安芽衣はさらに顔を叛ける。
 艦隊参謀の大佐は拷問椅子の横に立ち太腿の後ろ側から手を伸ばしてローションを塗って挿入した。
 膣の奥の子宮頸部が宴会場のモニターにも拡大されてしまう。
 洗って時間が経ってないので中は綺麗である。
 「あはあ。・・・・・ふふぁあ。・・・・・。ああ・・・・・はあ」
 高安芽衣は恥ずかしさに紅潮して高ぶった息遣いを漏らしてしまう。
 鮮やかな紅い盛り上がった粘膜と子宮口の亀裂が綺麗に見える。
 「悲鳴もお願いします」
 今度は隼鷹の副長に付いていたコンパニオンが要求した。
 高安芽衣の花代はコンパニオン二十人の合計より高いのである。
 確りサービスをさせたい。
 このコンパニオンも乳房を丸出しにされ中佐の指は膣の奥に進入していた。
 艦隊参謀の大佐に付いていたコンパニオンがブジーを持って来る。
 「え、ええーー」
 高安芽衣は恐怖に震えた。
 艦隊参謀の大佐は少尉の徽章に振る。
 少尉の徽章がコンパニオンからブジーを受け取ってクスコの奥の子宮口に突っ込む。本来は尿道に使う器具である。
 「あーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーー。がふぁああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 高安芽衣は強烈な悲鳴を上げた。
 少尉の徽章は強く奥までねじ込む。
 太腿は怒張して迫り上がって固まる。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーああーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーー」
 暫くサイレンの様な悲鳴は治まらない。
 宴席からは大拍手である。
 「カテーテル」
 今度は隼鷹の艦長に付いていたコンパニオンが要求した。
 高安芽衣はブジーを抜かれても痛みにぐったりしたままである。
 手の空いている艦隊参謀の大佐についているコンパニオンが尿道カテーテルと医療用手袋を持って来る。
 艦隊参謀の大佐はもう一人の少尉の徽章を促す。
 少尉の徽章は覚束ない手で医療用手袋を掛ける。
 滅菌されたビニール梱包からカテーテルを取り出そうとするがぎこちない。
 先端を抓みだして突っ込もうとする。
 「キシロカインゼリー」
 艦隊参謀の大佐が皮膚表面麻酔を塗れと注意した。
 また艦隊参謀の大佐の席のコンパニオンが塗ってやる。
 その間に艦隊参謀の大佐がクスコを抜いて小陰唇を指で広げた。
 少尉の徽章はカテーテルの先端からやや手前を抓んで高安芽衣の尿道の小さな亀裂に突っ込む。
 「あ、あ、あはああ。う、うう、うーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 高安芽衣は痛そうに後ろに逸らせた顔を引き攣らせる。
 「あーーーーーーーーーーーーー」
 強烈に痛そうである。
 少尉の徽章は途中を抓んでいた指を離してしまったので尿が流れ出し畳に落ちてしまった。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 高安芽衣は初めてカテーテルで尿を抜かれて悲鳴を上げる。
 慌ててもう一人の少尉の徽章が尿瓶で受けた。
 艦隊参謀の大佐の席のコンパニオンが畳を紙ウエスで拭く。
 「もっと悲鳴を」
 また隼鷹の副長に付いていたコンパニオンが要求した。
 何かいつもにない盛り上がりである。
 艦隊参謀の大佐はそのコンパニオンの席に来て手を引っ張る。
 「待って」
 コンパニオンは上半身裸にされてショーツが膝に来てスカートが丸めて腰に留まっていた。
 ショーツを戻して立ち上がってスカートを戻す。
 艦隊参謀の大佐は拷問椅子の前に引っ張る。
 若い将校が鞭を差し出した。
 先端が細長い一本鞭である。
 「四十万だからお○○こ叩いて良いですね」
 コンパニオンはもろに言ってしまう。
 艦隊参謀の大佐は黙って頷く。
 高安芽衣の表情は恐怖に歪み切る。
 コンパニオンはおっぱい丸出しで鞭を振り被った。
 宴会場ながらこの姿もなかなか艶めかしい。
 「あ、ああーーーーーーー」
 高安芽衣から恐怖の悲鳴が漏れた。
 コンパニオンは構わず高安芽衣の女の部分に叩きつける。
 鞭の先端は閉じ合わせた女の部分を斜めに叩いていた。
 「ぐわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふぁああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 高安芽衣は顔を破裂させて頭を揺すり躰を震撼させて強烈な悲鳴を上げる。
 コンパニオンは二発目を構えた。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーん。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 高安芽衣はさらに首を振って恐怖から悲鳴を上げる。
 コンパニオンの手に力が入った。
 乳房を揺すって鞭を振り下ろす。
 「ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 高安芽衣の大口が破裂する。強烈に躰を震撼させて悲鳴を上げた。
 コンパニオンに全く手加減はない。
 
 R国D市。
 北条咲空が収監されている鉄格子。
 中本克己以下三名が入って来た。
 北条咲空は慌てて居住まいを整える。
 「中元です。舛田警視正から話は聞きました。北嶋主席とも話し合って居ります」
 鉄格子の外から話し掛けた。
 「はい」
 北条咲空ははだけてしまうバスロープの胸を押さえて向き合う。
 「あんたこのトラブルは大なり小なり今回だけでは済まないね」
 「・・・・・」
 「他の女性に工作員から確認して貰ったが今回の客はあれがビールの小瓶位太いと言っていたよ。だがそこまで行かなくてもあんたはかなりきついよな」
 「はい」
 「そうだよな。相当慣らさないと無理だな。若い男はそんなのお構いなしだ」
 中本克己はやんわり言う。
 「ええ。そうなんです」
 北条咲空は辛さを吐き出す。
 「今度の件は川越シティの警部補が悪い。それは主席も呆れていた。明日戻って俺がお仕置きする。だが今夜は予定通りだ」
 「え、え。どうしてですか」
 「拒否をしたと言うことで番組の紹介に載ってしまった以上は取り消しにはならない。だがな。あんたこのまま街に戻っても同じことになるよ」
 「ああ。はい」
 「舛田警視正も主席もそこが問題と認める」
 「はい」
 「主席は俺に解決方法を求められた。あんたをAクラスに格上げする。葛城国家顧問の権限でできる。一切献身婦に出ないセクシー女優になって貰う」
 中本克己は威厳を持った口調になる。
 「・・・・・」
 「あんたのポートは既に番組紹介の画面に載ってしまった。もう指名の取り合いになる」
 「ああ」
 北条咲空はその状態が既に見えていた。
 「セクシー女優でアダルトタイムに出演して毎回上のラウンジを使える収入を得た方が良いのではないかな」
 中本克己はまたやんわり口調になる。
 「・・・・・」
 北条咲空は少し考えこむ。
 「もうこの国で裸がどうのは諦めろ。北海道の奈那緒さんらもそれを呑み込んでいる」
 中本克己はまた強く押し切る。
 「そうですね」
 「あんたの綺麗な躰や。自信持って見せてやれ」
 「はい」
 北条咲空は納得した訳ではない。だが今この国しかない現状でそれ以上の選択肢は何処にもないのである。
 ここで承諾するしかないと理解した。
 そしてそのまま秋本元兵曹長が差し出したスーツに着替える。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 既に津梨清吉は帰って平佐和は部屋に戻り湯野中はT市に向かった。
 真紀子と葛城義和だけである。
 井上貴江中佐と溝口明日香中佐他四名の隊員が中を護っていた。
 今回衛星電話を渡された中本克己から連絡が入る。
 「何とか了承しました」
 「そう。良い女だから人気出るでしょう」
 「今夜は予定通りながらソフトにエロく行きます」
 「そうね。それ以上追い詰めないようにね」
 「畏まりました。番組でセクシー女優にすることと川越の警部補の所業を非難して宜しいですね」
 「そうして下さい。そしてそいつのお仕置きはくれぐれも絶対に手を抜かないでね」
 「畏まりました」
 中本克己も真紀子の怖さがやや和らいだ気分である。
 
 宮崎。管理棟四十六階の宴会場。
 高安芽衣はコンパニオンの女に局部を十発も叩かれた。
 大陰唇は真っ赤になって小陰唇からは血が滲んでいる。
 「おっぱいは叩かないの」
 イージス艦の艦長の一人が声を掛けた。
 「だって大きさないから効果ないでしょう」
 コンパニオンはあからさまな言い方である。核戦争前の日本なら宴席でも非難されるかもしれない。




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