鬼三のSM小説
女衒の國
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
その二十六 娼帝國の夕嵐再び
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「あーーーーーーーーーーーあはああーーーーーーーーーーーーん。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
そして失禁してしまった。
放送は時間いっぱい終了である。
藤香澄元中尉と小日向奈央元少尉はテレビを切って直ぐに飛び出す。
小日向奈央元少尉が非常階段から特殊な道具を飛ばす。
先端のフックが露天風呂階の手摺に引っ掛かった。
細いワイヤーの様な線が繋がっている。脚に吸盤の様な物を付けて壁をよじ登った。
小日向奈央元少尉は露天風呂階のフェンスの内側に飛び込む。
続いて藤香澄元中尉も小日向奈央元少尉が引っ掛けた道具で同じようにして飛び込んだ。
小日向奈央元少尉が露天風呂の脱衣室の扉を大きく広げて突っ込む。
扉の陰に居た溝口明日香中佐が配置した二人の隊員が行動麻痺銃を後ろから発射した。
藤香澄元中尉がドアの外から二人を一気に消音銃で射殺する。
「ぐわあーーーーーーーー」
「があーーーーーーーーーーーーー」
狙いは極めて正確。二人は即死である。
井上貴江中佐が湯野中をカウンターの下に伏せさせる。
溝口明日香中佐が葛城義和と真紀子をカウンターの内側から床に倒す。
井上貴江中佐と溝口明日香中佐が同時に藤香澄元中尉に向けて行動麻痺銃を発射した。
藤香澄元中尉の銃弾は葛城義和の頭上を越えてカウンターのビールグラスを破壊して奥の強化ガラスに当たる。
ガラスは銃弾の傷が付いただけである。
二人は床に倒れてしまった。
「大丈夫ですか」
「ありがとう。危なかった」
葛城義和は自分のグラスの破損を見て慄き溝口明日香中佐の機転に礼を言う。
井上貴江中佐が倒れている二人の銃を確保して手錠と脚錠を掛けて口に猿轡を掛けた。
柿崎一行らが入って来て二人を一時南の島の鉄格子に収監する。
翌朝。
天昇の間に四人が集まったのは正午であった。
「その二人は露天風呂までどうやって入った」
平佐和はホテルルームに居たが恐ろしく危険を感じている。
「現場検証ではエレベータの軌道から二つ下の階に入って非常階段から外壁を伝わっています」
柿崎一行が検証結果を報告した。
「俺が寝ている真下だな」
「エレベータホールにいたロボットは」
真紀子の疑問である。
エレベータの天井から通風孔に入れます。そして暫く空の客室に滞在していたようです」
これも柿崎一行が報告した。
「エレベータの軌道までは何処から入るのだ」
「それが仁川邸跡からホテルのエレベーターの坑道の下に工事の残坑が残っていたのです」
「うーーん。前回四人を奪還したとき海底から囮として潜入して確認したのだな」
湯野中は盲点を突かれて忌々しい。
「とにかくあの二人を拷問して吐かせましょう」
真紀子が主張する。
「潜水艦が何処から出て食料をどう補給するかだな」
「難しいとは思うけどやりましょう」
「誰にやらせます」
「私がやる。葛城先生も手伝って」
真紀子はきっぱり宣言した。
「二人犠牲を出してしまったが溝口があの時あの二人を配置してなかったら二人目の射撃は防げなかったな」
湯野中は間一髪の危険を振り返ってそう言う。
T国沿岸。吉丘蓮実元中尉らは潜水艦を着底させて海上にアンテナだけ出していた。
娼帝國の放送を傍受する為である。
帯広のスタジオから放送が流れていた。
「事件は舛田警視正の番組が終了したタイミングで起きました」
奈那緒がニュースを読む。
「一秒違いで銃弾は葛城国家顧問の背中を貫通していました。カウンターに警備に入っていた工作員が寸前に三人を床に押し倒して大事には至りませんでした」
続いて咲江が読む。
「夕嵐の二人は非常階段から露天風呂の壁を攀じ登って侵入しました。一人目が突入したのを露天風呂の脱衣室の陰に居た二人が行動麻痺銃で撃ちました。もう一人の夕嵐がその二人を後ろから射殺しました」
「そして天昇の間に突っ込み銃弾を発射しました。銃弾はカウンターの上の葛城国家顧問の飲んでいたグラスを割って正面の防弾ガラスに当たりました」
「中に居た二人の工作員が二人目の夕嵐を行動麻痺銃で撃って捕らえました」
「あーーーーーー。捕まちゃったよ」
逢見由愛元少尉が放送を聞いて嘆きの言葉を発する。
「あと一歩で一人も倒せなかったのね」
田川真琴元中尉が悔しさを滲ませる。
そのまま潜水艦は帰投針路を取った。
真紀子と葛城義和はヘリで南の島の五号棟の屋上に降りる。四階の拷問部屋に入った。
井上貴江中佐と溝口明日香中佐が藤香澄元中尉と小日向奈央元少尉を鉄格子から連行して来る。
緊縛師四人と柿崎一行とその部下は先に入っていた。
「拷問椅子を二つ」
真紀子が緊縛師に要求する。
拷問椅子が二台運ばれた。
ロボットに押さえさせて緊縛師が二人を拷問椅子に固定してしまう。
「こっちの女は倒さないで周りがよく見えるように」
真紀子は藤香澄元中尉を指してそう指示した。
「こっちは」
緊縛師は小日向奈央元少尉を指して確認する。
「フルオープンよ。腰を上げてね」
「はい」
緊縛師は直ぐに掛かる。
真紀子は針銃と蝋燭の玉を撃つ銃を要求した。
真紀子は藤香澄元中尉に近付く。
「これから貴方に尋問します。答えないとあっちの女が拷問を受けるのよ」
真紀子は一番辛いと思える宣告をする。
「・・・・・」
藤香澄元中尉はお互い覚悟を決めて来た。唐津の洞窟のことは絶対にしゃべらない。
「黙秘権ね」
真紀子は小日向奈央元少尉に近付く。
既に緊縛師が大股開きにして腰を高く上げていた。
真紀子はクスコを手にする。
そしてワセリンを塗って小日向奈央元少尉の膣に突っ込む。
「どっちからセットします」
緊縛師は針銃と蝋燭の玉のどっちをセットするか確認した。
「?燭の玉から行きましょう」
小日向奈央元少尉も藤香澄元中尉もこの痛みを十分に知っている。
表情にそれぞれ緊張が奔るが無表情を装う。
「貴女方は食料を唐津からどう運ぶの」
真紀子は無駄と承知の質問を浴びせる。
「運んでいません」
「そう。それじゃ食料は何処で調達するの」
「言えません。其処を爆撃されたらフランスの艦隊が全滅します。唐津の近海は娼国の機動部隊とR国の潜水艦隊が居て食料を調達できません」
「ほう。艦隊と言ったわね。あと何隻居るの」
「全部で五隻」
「なに」
葛城義和が驚きの声を上げた。予想以上だったのである。
「葛城先生。どうする」
「無駄でも責めてみましょう」
「・・・・・」
藤香澄元中尉は私を撃ってと言い掛けて止めた。小日向奈央元少尉を責められる方が自分が脆いと悟られたくない。
真紀子は緊縛師に合図する。
緊縛師はスコープの画像を反映したパソコンから照準を合わせて行く。
一発目は子宮口を外して盛り上がった子宮頸部の粘膜の外周に狙いを定めた。
さすがにこの痛みを知っている小日向奈央元少尉は身構える。
緊縛師がシュートボタンをクリックした。
ブン。
丸く作られた蝋燭の玉はクスコの奥に突き刺さる。
「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
小日向奈央元少尉の躰が瞬間固まって悲鳴を轟かせた。
藤香澄元中尉は目を瞑って顔を逸らせる。
「うぐ、ぐ、ぐ、ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
強烈な痛みが治まらない。
小日向奈央元少尉は痛みに藻掻き続けた。
一発でも相当な痛みである。
「まだまだね。病院送りにならない。致命傷にならないけど猛烈な痛みを与え続けてどうなるのかしら」
真紀子は女の怖さを滲ませるようにしんねり藤香澄元中尉に向かって言う。
痛みに苦しみ続けるのは小日向奈央元少尉。藤香澄元中尉は何処までそれを見続けるに耐えられるか。そこが真紀子の目論見である。
真紀子は緊縛師に指を立ててもう一回と合図する。
緊縛師はモニターに拡大された小日向奈央元少尉の膣の奥に盛り上がった粘膜の亀裂の直ぐ下を狙う。
小日向奈央元少尉は恐怖の表情に固まる。
緊縛師は表情を変えずシュートボタンを押す。
ブン。
「う、ぐ、うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
小日向奈央元少尉は磔にされた躰を動く限り丸めて藻掻く。
「ぐふぁふぁふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐ、ぐ、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藻掻きながら強烈な悲鳴が続いた。
藤香澄元中尉は顔を伏せて目を瞑って耐える。
「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あがああーーーーーーーーーーーーーーー」
強烈な痛みはなかなか引かない。
「どう。くるしそうよーーーーーーーー」
真紀子が藤香澄元中尉はを詰る。
「・・・・・」
藤香澄元中尉は俯いたまま無言を貫く。
「今度はこっちに行きますか」
葛城義和は交互に行こうと言う。
「ううん。まだ。縛師さん針銃に換えてクリ狙って」
真紀子は葛城義和に首を振って緊縛師に次の責めを指示する。
緊縛師が銃を付け替えて照準を合わせる作業に掛かった。
銃を外して付け替えなくてはならない。
緊縛師はクリトリスを狙うためクスコの螺子の部分が邪魔なので百八十度挿入する向きを変えた。
「被ったままで宜しいですか」
緊縛師はクリトリスの包皮を剥くか確認する。
「突き刺さることには変わりないよ」
真紀子は効果は十分あると言う。
緊縛師は一度近付いて指でクリトリスを剥いて形状を確認した。
そしてパソコンの拡大画面から入念に狙いを定める。
「いいんじゃない」
真紀子が後から見て問題ないと指示した。
緊縛師はシュートボタンを押す。
ブン。
針はクリトリスを包んだ包皮の上から深く突き刺さった。
「ぐふうーーーーーーーーーーーー。ぐ、ぐ、ぐ、ぐうふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふぁあーーーーーー。ぐふぁあーーーーーーーぐふぁあーーーーーーーぐふぁあーーーーーーーー」
小日向奈央元少尉は痛みに強烈に藻掻く。
「ぐふぁあーーーーーーーー。がふぁあーーーーーーーーー。がふぁあーーーーーーーーーーーー。がふぁあーーーーーーーーー」
強烈に腰を震撼させる。
真紀子は藤香澄元中尉の額を小突く。
「ねえ。痛そうよ。話して楽にしてあげたら」
真紀子はまだ喋らないと判っていて揶揄う。
小日向奈央元少尉は声を殺しても暫く藻掻き続けた。
葛城義和が小日向奈央元少尉に近付く。
「痛いでしょう。唐津の地下の何処かに海底の桟橋があるでしょう。そろそろ話しませんか」
葛城義和は静かに詰問する。
小日向奈央元少尉は強烈に歪み切った表情で葛城義和を睨み返した。
「無駄よ。葛城先生。そっちの女にしゃべらす方が難しい」
真紀子の二人を見る見解である。
「そうですか」
葛城義和もその見解は否定しない。
「針を少し太くして次は乳房狙って」
真紀子は緊縛師に次を指示した。
吉丘蓮実元中尉らの潜水艦は唐津に向けて進路を取って航行する。
沈痛な空気が流れていた。
「作戦は悪くなかったよね」
田川真琴元中尉は悔しさを滲ませる。
「敵は完全にこっちの作戦を読んでいたのよ」
吉丘蓮実元中尉はそう状況を分析していた。
「エレベータの下の工事の穴は知らなかったと思うな」
中依美緒元少尉は工事のひずみの発見は絶対の盲点と見ていたのである。
「井上と溝口が天昇の間を襲うという見解を捨てなかったのよ」
「途中の経路は考えないで露天風呂から来ると予測したの」
「しかし四人で防がれたのね」
「井上と溝口。特に溝口が脅威よ」
吉丘蓮実元中尉らは唐津に戻るも気が重い。
娼国。南の島の四階。
小日向奈央元少尉の乳房には針銃が三発刺さっていた。
真紀子がそれを指で抜く。
紅い血が一本線に成って流れる。
小日向奈央元少尉は無言で真紀子を睨んでいた。
そしてあと一歩でこの女と葛城を射殺できたと悔しがる。
真紀子は最後にクリトリスに突き刺さった一本を抜く。
「ぐうーーーーーーーーーー」
血が滲み出た。
「もう一度蝋燭の玉に切り替えて。マシンガンタイプが良いよ」
実際は銀球を打ち出すマシンガンの様な物である。殺傷能力のない玩具に近いが当たれば蚯蚓腫れにはなる。
蝋燭の弾丸を撃つ銃も存在するがそっちは使わない。
「あれを見て。蝋燭の丸い球だから致命傷にはならない。でも躰中に当たれば蚯蚓腫れだらけで失禁するくらい痛いのよ」
真紀子はまた藤香澄元中尉を揺さぶる。
それでも藤香澄元中尉は無言に徹していた。
心の中は葛城義和を狙った弾丸がカウンターのクラスを割って窓に当たってしまったことである。
僅かな瞬間であった。
井上貴江中佐と溝口明日香中佐から同時に弾が飛んで来て倒れてしまったのである。
「やって。その女の躰のフロント面を痣だらけにして」
真紀子が緊縛師に指示した。
一応緊縛師は顔にフェースガードを掛ける。
まだまだ拷問を愉しむ為に顔は傷つけない。
そして一度クスコを抜いてしまった。
緊縛師は乳房から狙う。
パソコンから狙う流れをセットした。
スタートボタンをクリックする。
「あがあーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーあーーーーーーーーあーーーーーーーあーーーーーーーあーーーーーーーあーーーーーーーあーーーーーー」
小日向奈央元少尉は躰を震撼させて悲鳴を上げ続けた。
玉は横に折り返すように乳房、腹、腰、そして大股開きにした内腿に命中して行く。
「あがあーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーー」
小日向奈央元少尉は何処までも喚き叫び続ける。
最後は緩く閉じ合わせた小陰唇の隙間に当たって行く。
「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ふうふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
小日向奈央元少尉の小陰唇の間からぽたぽたと潮が漏れ出した。そして一気に流れ出る。失禁してしまったのである。
「あーーら。あんなになっちゃったよ。助けてあげないの」
真紀子はまた藤香澄元中尉を揶揄って揺さぶる。
「・・・・・」
藤香澄元中尉は何も言えない。
「次はどんな作戦に出るの」
真紀子は無駄と判っていて尋問する。
「・・・・・」
真紀子は葛城義和に水絆創膏を渡す。
沁みる古いタイプである。
葛城義和はそれを手に流し出す。
そして左の乳房を掴むように一気に塗る。
「あはーーーーーーーーーーーーーーー。あはあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
小日向奈央元少尉は強烈な沁みに躰を暴れさせ悲鳴を絞り出した。
「がふぁあーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーー」
強烈に沁みて痛い。
「次は何処が良いかな」
葛城義和は揶揄う。
「早く殺せよ」
小日向奈央元少尉は憎しみを込めていた。
「そのオーダーは当分叶えられませんな。北嶋主席は生殺しが趣味でして」
葛城義和はさらに揶揄う。
もう一息で香澄が射殺できたのに。表情に悔しさを滲ませる。
葛城義和も危険寸前であった。
溝口明日香中佐の機転が救ったのである。
葛城義和は続いて内腿に塗る。
「ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあがあーーーーーーーーーーーーーーー」
小日向奈央元少尉は強烈な沁みに躰を硬くして揺すった。
内腿は白い側面が真っ赤なぶつぶつ状の蚯蚓腫れが帯状になっていて無残な上から塗られたのである。
それでもまだまだ二人は音を上げない。
葛城義和は構わず右の乳房、腰の順に塗って行く。
小日向奈央元少尉は狂ったように悲鳴を上げ続けたが堪え続ける。
「一晩考えさせるか」
「そうですね」
葛城義和も有効な手段が浮かばない。
娼国。ホテル最上階天昇の間。
津梨清吉がカウンターを設置して夕食の準備をしていた。
「食料を運び込んでないと言うのは」
「嘘ですよ。状況から唐津に何処かで繋がっていますよ」
湯野中の疑問に葛城義和はきっぱり藤香澄元中尉の言い分を嘘と断言してしまう。
「しぶといけど毎日致命傷にならない強烈な痛みを与え続けるしかない」
真紀子は吐かせられる可能性を捨ててない。
「痒み責めと言うのがあるな」
平佐和は昔日本の特高警察のやった手段を言う。
「平佐和先生。奴らは工作員です。その訓練を何年も行っています。全く効果はないのですよ」
湯野中が答える。
「敵は次はあの二人を奪還に来るのかな」
真紀子はそう予想した。
「南の島でない方が良いか」
平佐和はR国D市の方が奪還されにくいと見ている。
「そうかもしれんが南の島のままで此処を固めは方が良いかもしれん」
湯野中は襲わせて捕らえるべきと言う。
「そうする」
真紀子は葛城義和の方を見る。
「津島氏と溝口らを集めて聞いてみましょう」
葛城義和は二度溝口明日香中佐の機転に護られて信頼を高くしていた。
「そうしますか」
真紀子も賛成する。
四人は翌朝に会議を行うと決めてその夜は溝口明日香中佐だけが呼ばれた。
娼国。南の島五号棟の鉄格子。
警備員が久々に夕食を運ぶ。
敢えて二人は一つの鉄格子に入れられていた。鄭淑徳少将の部下とロボット兵が護衛する。
警備員はワゴンに載せた二人分の夕食とバスロープ、下着を鉄格子で遮った手前のエリアに搬入する。
このエリアは外側から開いている間は内側から開かない構造である。
此処はR国D市に比べてかなり古い造りのままになっていた。数年使われてない。
警備員はアルコールを進めた。
「昔と比べてビールも日本酒も太らないように改善されています」
余計な案内だが警備員がこの改善に一番感謝している。
藤香澄元中尉は小日向奈央元少尉の意思を表情で確認した。
「生ビール」
小日向奈央元少尉は横になったままそう答える。
拷問で躰中真っ赤になったぶつぶつのような蚯蚓腫れを風呂で癒していた。
警備員は生ビールの樽とサーバー、ジョッキを置いて行く。
炭酸のボンベは必要のない樽である。
「大丈夫」
藤香澄元中尉は小日向奈央元少尉に神経を使う。
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