鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その二十六 娼帝國の夕嵐再び

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 床に敷く鉄板を探す。
 工作員が床に直接ドリルを使って構わないと説明した。もう古いから問題ないらしい。
 床はフローリングである。
 神谷元一曹と大利根元二曹は鉄パイプでやぐらを組む。
 鉄パイプ八本で柱四本と上四本四角形に組んでさらに真ん中に三本で伏せたコの字を組み込んだ。
 真ん中に組んだ三本に何か所かフックを組み込む。
 そのフックに八本の鎖を渡した。
 中本克己と秋本元兵曹長でドリルで床に螺子穴を開ける。
 藤香澄元中尉をバスロープとショーツを脱がせて床に大の字に寝かせて手首、脚首をU字金具で固定する。
 脚は百二十度くらいに広げられた。
 鉄パイプでやぐらを組んだ正面である。
 小日向奈央元少尉も全裸にする。
 手首、膝下にそれぞれバラバラにフックの付いた拘束具を付けた。
 三人が小日向奈央元少尉の躰を持ち上げて中本克己が手首と膝のフックをそれぞれ鎖に引っ掛ける。
 小日向奈央元少尉は鉄パイプの櫓にクモの巣の様に張られた鎖に大の字に磔にされた。
 かなり不安定で藻掻くと揺れる。
 太腿にバンドで固定するバイブを持ち出す。
 それにローションの代わりにマスタードをたっぷり塗る。
 回転はしないが根元で角度が変わり膣の中を満遍なく刺激する作りである。
 同じ物を二人の膣に突っ込んで固定してしまう。
 カード型のリモコンでスイッチが入る。
 今度はマスタードを膣の中で煉ることとなった。
 マスタードでも痒くなってしまう。
 小日向奈央元少尉に神谷元一曹と大利根元二曹が藤香澄元中尉には中本克己と秋本元兵曹長が擽りに掛かる。
 擽るのにルームキーの先端を使う。これがなかなか効く。
 「あふぁあ。あふぁあ。あふぁあーー。ああーーー。ああ。あふぁああーーー。ああ。ああ。あふぁあーーーーーーーーーーーー」
 擽りと痒みとバイブレータの膣責めのミックスである。
 藤香澄元中尉も小日向奈央元少尉も強烈に藻掻き暴れる。
 狂ったような悲鳴状態が暫く続いた。
 これには工作員と雖も堪えられない。
 「あふぁあーーーーーー。あふぁあ。あふぁあ。ああーーー。ああ。ああ。あふぁああーーー。ああ。ああ。あふぁあーーーーーーあふぁああーーーーー」
 小日向奈央元少尉を磔にした鎖は強烈に揺れた。
 五分くらいで小日向奈央元少尉から順に失神してしまう。
 中本克己がスタンガンを取り出す。
 それで小日向奈央元少尉を起こした。
 「がふぉん。ごほん。ごふぉん」
 小日向奈央元少尉は咳き込んで意識を回復する。
 中本克己は秋本元兵曹長に一本鞭を渡す。
 先端が細く長い一本鞭である。
 秋本元兵曹長はそれで藤香澄元中尉の乳房を横から二つ並べて叩く。
 「ぐ、ぐうーーーーーーー。ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 藤香澄元中尉は強烈な悲鳴と共に意識を戻す。
 どっちも膣の中のバイブは作動したままである。
 「あふぁああーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
 バイブの責めも効いていた。
 「ちょっと擽りがハード過ぎたな。いくら訓練された工作員でも失神は二回くらいにしておかないと主席の指示に反してしまう」
 「大佐。ならばどうします」
 秋本元兵曹長が中本克己に確認する。
 「擽りは一人にして利尿剤打って尿道を責めよう」
 そう言って中本克己は尿道バイブを秋本元兵曹長と大利根元二曹に渡した。
 藤香澄元中尉と小日向奈央元少尉に戦慄が奔る。
 女性工作員が利尿剤を注射器二本で渡した。
 秋本元兵曹長と大利根元二曹が受け取る。
 二人が利尿剤を注射した。
 小日向奈央元少尉も藤香澄元中尉も神経質そうな表情になって二人の医療経験のない注射を見ている。
 太腿にバンドで固定するバイブがやや邪魔だが外さないで辛うじて尿道に尿道バイブが挿入できた。
 鎖に磔にされた小日向奈央元少尉の股間の下に大利根元二曹がしゃがみこんで股間を見上げて尿道バイブを突っ込む。
 「う、うう、ぐうーーーーーーーーーーーーーーーー」
 かなりの痛みである。
 藤香澄元中尉には秋本元兵曹長が簡単に入れてしまった。
 何と唾液で舐めたのである。
 藤香澄元中尉は嫌そうな顔でそれを見る。
 二人は真紀子の目的通りの屈辱感を味わっていた。
 膣内はマスタードが効いてその痒みをバイブが刺激する。そして尿道バイブが尿道を刺激していた。
 秋本元兵曹長と大利根元二曹は尿道バイブで巧みに責めながら時々抜いて入れ直す。
 大利根元二曹はその度に真下に居る躰を横に躱していた。
 二人は堪えてなかなか漏らさない。
 「あふぁあ、あーーーーーー。あふぁあーーー。あふぁあ。ああ。ああ。ああ。あふぁああーーー。ああ。あふぁあーーーーーーあふぁああーーーーー」
 擽りと併用でも藻掻き奇声を上げながらもよく耐えていた。
 小日向奈央元少尉は顔を強く逸らせて表情を軋ませ藻?いている。鎖は究極に揺れ続けた。
 大利根元二曹は片手で揺れる小日向奈央元少尉の股間を掴んで尿道バイブを入れ直す。
 「うーー。ぐうーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は強烈に藻掻く。
 大利根元二曹は小日向奈央元少尉の尿道の奥まで差し込んだ尿道バイブを強く回す。
 次の瞬間抜いて体を躱した。
 小日向奈央元少尉の尿道口が膨らんで潮が威勢よく床に叩きつけられる。
 神谷元一曹も擽る手を離して体を躱した。
 程なく藤香澄元中尉も失禁してしまう。
 黙って見ていた真紀子がイルリガードルスタンドを二本要求する。女性工作員がそれを運んで来た。
 栄養ボトルタンクに製氷機で作ったグラスに入れる四角い氷を半分くらい入れて水を流し込む。それを掻き回して冷やす。
 「中本大佐。お漏らししたから。浣腸の痛みと併用しません」
 擽りを始めようとした中本克己に真紀子が声を掛ける。
 「はい」
 中本克己は直ぐに従う。
 腸カテーテルを中本克己が藤香澄元中尉に神谷元一曹が小日向奈央元少尉のアナルに挿入する。
 コックを開いて冷水を流し込む。
 「う、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉は鎖にぶら下がった腰を捩って藻掻く。
 「うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。う、ううーーーーーーーーーーーーー」
 藤香澄元中尉も一気に腹の痛みに襲われている。
 膣に入ったバイブは動いたままで膣液がマスタードを溶かしてバイブの横から流れ出ていた。
 「うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 今の小日向奈央元少尉は腹の痛みが総てを蹂躙している。
 冷たい水の侵入に強烈に藻掻きクモの巣のような鎖はぐらぐら揺れた。
 「うぐうふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐわふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 藤香澄元中尉も床で躰を捩って藻?いている。
 小日向奈央元少尉からも藤香澄元中尉からも自分の位置からお互いの姿が見えていた。
 排泄の辱めを公開されてアナルと同時に責められることは想定が付く。
 まだ腸カテーテルが入ったままである。
 二人は躰を捩って呻き続ける。
 栄養ボトルタンクの中は解けて小さくなった氷だけになっていた。
 「ここらで抜きます」
 中本克己が真紀子に確認する。
 「いいよ」
 真紀子の了解を聞いて中本克己が神谷元一曹に合図して小日向奈央元少尉から抜かせた。
 大利根元二曹が大きなボウルを真下に置く。
 ズブウーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
 茶色い水が一気に流れ出る。
 残念ながら便は僅かで大方が溶けていた。
 その間に秋本元兵曹長がアナル用のドリルバイブ二本を持って来る。
 中本克己が藤香澄元中尉のアナルに刺さった腸カテーテルを抜く。
 ズブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
 床なのでボウルも尿瓶も受けられない。
 一気に床に洪水のように流れ出た。
 僅かに便の欠片が確認できる。
 女性工作員がバキュームを転がして来た。
 中本克己がそれで掃除してしまう。
 その間に女性工作員が天井の大型換気扇を回していた。
 二人ともアルコールを飲んで辛さを紛らわしている。匂いは壮絶である。
 真紀子も残念ながら放送にそれが反映できない。
 中本克己が藤香澄元中尉の太腿にバンドで固定したバイブを一度外してマスタードを塗り直す。そしてもう一度挿入した。
 藤香澄元中尉は顔を顰めて堪える。
 神谷元一曹と大利根元二曹は藤香澄元中尉が磔にされている床の横でドリルで穴を開けて行く。
 四人掛かって小日向奈央元少尉を鎖の吊るしから降ろす。
 鎖は演出以上の効果はなかったようである。
 小日向奈央元少尉の太腿にバンドで固定したバイブも一度抜いてマスタードを塗り直してもう一度挿入する。
 神谷元一曹が小日向奈央元少尉に秋本元兵曹長が藤香澄元中尉のアナルにアナルバイブにローションを塗って挿入する。
 膣のバイブは既に回っていた。
 「あーーーーーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉から声を上げてしまう。
 大利根元二曹ががもう一度尿道バイブを抓む。
 「あ、ああーーー」
 小日向奈央元少尉はそこまでするかと言う表情である。
 「良いか。失神しない範囲で一度止めろ」
 中本克己が他の三人に指示する。
 結果は逝く寸前に止めてはまた責めることとなった。
 「あーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉はもう逝くのを抑えようとはしない。
 寧ろ逝く寸前に止められてはまた責められる。痒みとのバランスは取れるが堪らなく辛い。
 真紀子もそれを感じ取っていた。
 我流で遊ぶだけの中本克己ら四人には分かってない。
 だが真紀子は暫くじっくり鑑賞する。
 
 吉丘蓮実元中尉らの潜水艦。
 海上にアンテナだけ出して放送内容を取得していた。
 娼帝國のこの手の放送はリアルタイムでなくてもダウンロードできる。
 「畜生。中元!」
 川崎優菜元中尉は見るなり怒りを沸騰させた。
 そして秋本元兵曹長、神谷元一曹、大利根元二曹を見てさらなる怒りが沸騰する。
 「あの人を知っているの」
 「中本克己元大佐です。引退して恩給でSM三昧していました。もう下手な遊び方して女の子を病院送りにしてましたよ」
 田中一美元特務中尉が怒りを噴き出しながら答えた。
 「北嶋は屈辱感を演出して貴女方を怒らせたいのね」
 吉丘蓮実元中尉は断言してしまう。
 「これ以上の独裁権力はないですね」
 田中一美元特務中尉は言い切ってしまった。
 「そうだよ」
 川崎優菜元中尉も同意する。
 「これで四日連続だよ」
 浜田佳美元中尉は非常に二人を心配していた。いくら工作員でも毎日は堪えられない。
 「とにかく救出に向かいましょう」
 「病院送りにならない範囲で毎日責めるのよ。酷すぎる」
 逢見由愛元少尉は涙を零す。
 
 娼国。南の島の四階。
 床に磔にされた藤香澄元中尉と小日向奈央元少尉は逝き声を上げ始めては寸止めに切ない呻きを漏らす。
 「ねえ。そろそろ逝かせてあげたら」
 真紀子が中本克己に近寄って言う。
 「何回も逝ってませんか」
 中本克己は真顔である。
 「止めるのが速いの。それでは寸止め。切なそうよ」
 真紀子は嘲るように言う。
 「判りました」
 中本克己は神谷元一曹に合図する。
 そして一気に責め続けた。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 藤香澄元中尉の躰が強烈に迫り上がって弾ける。そして床に沈む。
 「あふぁあーーーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ。ああ」
 暫く藤香澄元中尉の躰が強く震撼し続けた。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉の躰も強く震撼して股間は明らかに痙攣している。
 「あーーーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーー」
 小日向奈央元少尉の躰も迫り上がって固まる。それが強く上下に震撼した。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 神谷元一曹は慌てて尿道バイブを抜く。
 大利根元二曹も慌てて離れた。
 小日向奈央元少尉は強烈に失禁尿を飛ばす。
 「あふぁあーーーーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ。ああ」
 小日向奈央元少尉の躰は床に沈み強く歪めたまま強く震撼させ荒い息遣いを続けた。
 誰が見ても深く逝ってしまったと言う光景である。
 「ご苦労さん。そのくらいで良いわ。上できよ」
 真紀子は一応褒める。
 そして金一封を四人に渡した。
 「給料は別途に振り込まれるからね」
 「ありがとうございます」
 中本克己は深く頭を下げてお礼を述べて帰る。
 藤香澄元中尉と小日向奈央元少尉は工作員が担架で鉄格子に戻した。直ぐには歩けない状態である。
 
 ホテル最上階天昇の間。
 今夜は津梨清吉がカウンターで寿司を握り刺身を出す。
 真紀子が戻って六人になっていた。
 「真紀子さん。明日は」
 湯野中はまだ真紀子に要求する。
 「一回舛田警視正に任せたら」
 「明日が放送だろ」
 「それの生贄にしたら」
 湯野中は舛田警視正に連絡を取る。
 「病院送りにしない範囲と言うのは難しいです」
 舛田警視正は予定してなかった。
 「北嶋主席のご指名だ。少し考えてよ」
 「はい」
 やや不満。他の生贄を考えていたのである。
 「他に虐める目論見があったのね。こっちは午後からだから夜間は別でいいじゃない」
 真紀子は両方やるならどうだと言う。
 湯野中は仲介をしないで衛星電話を代わってしまう。
 「直ぐ検討します」
 舛田警視正は真紀子が出たので止むなく従った。
 
 舛田警視正は帯広に向かう。
 最上階のラウンジで警察庁長官田村祥司が待っていた。
 「明日の朝ヘリが迎えに来ます」
 「あの工作員二人だな」
 「そう。病院送りにしない範囲と言う主席の指示なの」
 「うん」
 田村祥司は笑みを浮かべる。
 「やって貰えます」
 「いいよ」
 「手伝う人も」
 「若いの四人でどうだ」
 「いいですね。屈辱感をアップして」
 警察庁長官田村祥司は何もしない。四人の若者を舛田警視正が指示するだけである。
 
 娼国。南の島五号棟の鉄格子。
 二人ともベッドに横たわっている。
 今日は辛うじて食事とビールを頼むことができた。
 「あんなに直前に止め続けられると辛いって知らなかったよ」
 藤香澄元中尉は二人になったら見栄を張る気力はない。
 「あんなの想定してないよ」
 小日向奈央元少尉もあんな訓練してないと言う。
 「これじゃ女の性のサンプルだよ。各シティのSMコースが盛んになりそうよね」
 「昔の日本のAVで寸止めと言うのがあるらしいよ。でもいい加減な話じゃなかったね」
 小日向奈央元少尉はAVのネタと馬鹿にしていた。
 「女の悦ばせ方を知らない夫が毎回自分だけ逝ってしまって終わり。妻は後で自分で慰める。それの連続版」
 「ううん。逝かないまま止められる連続だから全然もっと辛かったよ」
 
 吉丘蓮実元中尉らの潜水艦の発令所。
 エドガール大佐らのフランスの潜水艦が先に航行する。その推進音を捉えて自動航行していた。
 「ねえ。なんか相当辛そうだったよ」
 川崎優菜元中尉も経験がない。
 「精神的な辛さだよね」
 黒田穂美元少尉はそんなに分かってなかった。
 「ううん。躰が反応したままだから辛いのよ。何とも膣を痒くして三穴責められるのよ」
 田川真琴元中尉は自分も堪えられないと思う。
 夕食は田中一美元特務中尉がシチューとライスを配膳する。
 唐津では酪農家も居て牛を育てていた。
 外の酪農は大気汚染を気にするが娼帝國の様な屋内農業の設備まで建設できない。
 R国では絶対にNGらしいが日本本土は一部しか汚染されてないから無難と言える。
 
 娼国。CIC本部。
 津島らは夜間だけ南の島の警戒配備に就く。
 それ以外はロボット部隊が五号棟の屋上で配備に就いていた。
 「長官。いっそのこと唐津を完全に潰してしまえませんか」
 鄭淑徳少将の意見である。
 賛成する大佐クラスも数名居た。
 「葛城国家顧問が反対では天昇の間は動かないぞ」
 「唐津さえ潰してしまえば夕嵐なんか一網打尽にできますよ」
 鄭淑徳少将は昔の言葉で言うタカ派である。
 「国全体の治安も考えないとならない。心の中では国民は従ってない。葛城先生はそのバランスを見ている」
 「・・・・・」
 鄭淑徳少将は諦めて何も言わない。
 
 対馬海峡。第二機動部隊蒼龍の艦橋。
 空母六隻。イージス艦三十隻で対馬海峡付近の六か所に展開している。
 第二機動部隊の長官天葛少将が先任で第五機動部隊と第七機動部隊を従えていた。
 第七機動部隊は撃沈された紅の代わりに新鋭艦神龍が配備されている。これも十二万トンの大型艦である。
 艦長、副長らは元紅の艦長がそのまま務めていた。
 東シナ海寄りに蒼龍と飛龍がイージス艦十隻とR国の新鋭潜水艦に護られて展開している。
 瑞鳳と隼鷹、有明、神龍の各艦がイージス艦五隻とR国の新鋭艦に護られて順に島根沖まで展開していた。
 関谷少将と角谷少将、各艦隊参謀は蒼龍に乗っている。
 各空母には艦長以下と護衛のイージス艦の艦長が乗っていた。
 前路警戒のR国の新鋭潜水艦のみ艦長は艦内である。
 交代しつつ護る場所は変わらない。
 あれ以来フランスの潜水艦に遭遇することは全くなかった。
 湯野中の配慮でハードコンパニオンが潜水艦以外艦長らの集まる艦に派遣されている。
 天葛少将は一人目を付けたハードコンパニオンを生贄に蒼龍の会議室でSM拷問ショーを開始する。
 ハードコンパニオンは八井田マリーという。
 日本とR国の混血である。
 娼国の南の島やR国の修道院で作られた女ではない。
 やや茶の掛かった躰だが締まりが良く華奢なスレンダーである。小顔で印象の強い目が良い。
 「また私が生贄ですか」
 「良いじゃないか増収入にはなる。お前の悲鳴と逝き声が俺たちの愉しみなのだよ」
 「昨日あんまり責めるから漏らしちゃったよ。もう恥ずかしい」
 「それが良いのだよ」
 「ううん」
 八井田マリーも文句は言えない。他のハードコンパニオンの三倍くらいの収入となっていた。




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