鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その二十四 続娼帝國の憂鬱

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 二人目がピンセットを受け取った。
 ゆっくりじわじわ引っ張る。
 「ぐふう。ぐふうーー。ぐふうーー。ぐふううーーーーーーーーー。ぐふううーーーーーーーーー。ぐふううーーーーーーーーぐふうーーーーーー」
 黒田美優は頭を振って口を歪めてサイレンの様に悲鳴を上げ続けた。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間である。
 潜水艦隊から芳しい報告がないまま一日が過ぎた。
 舛田警視正の番組を見ながら艦隊の報告を待っている。
 「今夜のは神経の底から抉ってくれるな」
 平佐和はフランスの潜水艦を警戒して残っていたが黒田美優の悲鳴に殊の外満足していた。
 「舛田警視正のやることがとことん刳くなったね」
 真紀子も今回の拷問にはやや慄いている。
 「しかしよく何人も黒田美優元市会議員に恨みを抱く者が出てきますね」
 葛城義和は全く同情しない。
 「まあ。元立憲国民党議員だ。同情の必要はない」
 平佐和は体制が全く変わった現状でも怒りを残していた。民事党総裁時代に野党の中でも突起して散々突かれた政党である。
 「潜水艦の報告はないですね」
 葛城義和はそっちが気になる。
 「潜ってしまえば何処に居るか判らん」
 湯野中も焦れていた。
 
 R国。報道スタジオ。
 黒田美優は片道の六針を抜かれて狂ったように悲鳴を上げ続けた。
 そして失禁して白目を剥いてしまって失神したままである。
 ここで休憩が入れられた。
 舛田警視正はビールを要求する。
 黒田美優の糸を抜かれた小陰唇には血が滲んでいた。
 どのラウンジもテレビに集中している。
 誰もが生唾を飲む状況である。黒田美優に同情する者は殆ど居ない。
 「さあ。あと六針。そっちの組ね」
 舛田警視正は開始を宣言した。
 一人目がピンセットを手に取る。
 まだ黒田美優は失神したままである。
 縫い返しの下の一針を引く。
 一気に五センチくらい引っ張った。
 「ぐふふうぬうーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優は一発で意識を戻す。躰を揺すって悲鳴を絞り出す。
 男は残りの半分くらいを一気に引く。
 糸は既に血に染まっていた。
 さらに糸を引き通した粘膜から血が滲み出る。
 「ぐふぁふぁあーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーー。いたいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優から涙が溢れ甲高い悲鳴が上がった。
 男は黒田美優の悲鳴を噛みしめて最後の部分を抜き取る。
 「ひふぁあふぁーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーーーー。いたいよーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優は強烈に泣き叫ぶ。
 全員がその姿を堪能している。同情心は湧かない。可逆心の坩堝である。
 「い、いたいーーーーーーーーーーー。もうむりーーーーーーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーー」
 黒田美優はさらに泣き叫ぶ。
 「まだよ。あと五針抜かないとね」
 舛田警視正はにんまり残忍な哂いを浮かべて言う。
 「あはあーーーーーん。糸を短く切って下さい」
 黒田美優は泣きながら訴える。
 既に女の部分の粘膜とその周りの大陰唇の窪みは数ヶ所血が滲み無惨極まりない。
 ショーに応募するサディスト。かつ黒田美優の前回から続く帯広の報道がなければ引いてしまうか手加減してしまう。そんな悲痛な姿である。
 二人目がピンセットを受け取る。
 「お願いします。糸を短く」
 黒田美優からまた涙が溢れる。
 「駄目です。効果が薄れて視聴者の皆さんががっかりします」
 男はそのまま二センチくらい引く。
 「うふぐくううーーーーーーーーーーーーーーー」
 また二センチ引く。
 「うぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたい。いたいよーーーーーーーー」
 口から涎を飛ばして泣き叫ぶ。
 さらに二センチずつ断続的に引く。
 「うぐああーーーーー。いたい。いたい。うぐああーーーーーーーーーー。いたいいたいよーーーーーーーーーー。うぐぐうああーーーーー。うぐぐうああーーーーーーーーーー。いたい。うぐああーーーーー。いたい。いたいよ」
 狂ったように藻掻き暴れ泣き叫ぶ。
 「たすけてーーーーーーーーーー。いたい。いたいよ」
 黒田美優は躰を硬く捩って号泣の涙を溢れさせた。
 糸を抜いた部分の粘膜から血の玉が溢れ壊れて流れる。
 そして黒田美優は痛みに意識朦朧となり掛けてしまう。
 三人目が今度は一気に先端まで引き抜く。
 「うぐふぁふはぁぁーーーーーーーーーーーーーーー。ぐわああーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優の躰は強烈にその瞬間固まる。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーー。うぐぐうああーーーーーーーーーー。いたい。いたいよーーーーー。いたい」
 躰を振って強烈に藻掻き暴れた。
 四人目がピンセットを手にする。
 「待って小休止」
 舛田警視正が止めた。
 ここでまたビールを要求する。
 「帯広の木内さん。もうリクエストの人は居ませんか」
 「まだ居ますが今夜はお呼びしてないのですが」
 木内咲江の答えはややハッタリ含みであった。
 「それでは次回ね。今夜はゆっくり行きましょう」
 舛田警視正は態々確認して黒田美優に次もあるという恐怖感を持たせる目論見である。
 
 帯広。報道スタジオ。
 「咲枝。まだリクエストする人居るの」
 奈那緒は出番ではないが一緒にスタジオに入っていた。
 「いま探して貰っている。あいつは許せない。もっと虐めるべきよ」
 咲枝は自分等もリクエストしたい気持ちである。
 「あの女。表ではリベラルを名乗って代議士の知識人の言葉をリサイクルしたのをさらにその真似の真似をして尤もらしいこと言うだけ。私の店では私達もあの女のパンプスでビール飲まされたよね。私ももっと探すよ」
 奈那緒は黒田美優に嫌われたのか嫉妬されたのか何度か店に来て随分絡まれたのである。
 
 フランス人らの潜水艦は陸奥湾に侵入していた。
 「潜望鏡では確認できないかもしれませんが。新青森のニューシティがこの辺りに存在します」
 東条英治大統領はモニターの地図から説明する。
 「他の建物は」
 「アメリカと中国の残存軍、そして自衛隊の戦闘で焼け野原でした」
 「娼帝國の街は何故残ったのですか」
 「強力なロボット師団が護りました。自衛隊とアメリカ残存軍を叩いた中国軍を完全に駆逐しました」
 「アメリカの残存軍は残らなかったのですか」
 「多分。一部は娼帝國が駆逐したと思われます」
 「自衛隊も」
 「そっちは武装解除されました」
 フランス人のリーダーは偵察ドローンを飛ばした。
 「焼け野原ではないですね」
 夜と雖も新青森ニューシティとその回りは確認できた。
 「娼帝國のロボット部隊が片付けて計画森林になっています。そして一部は屋内で農場、畜産、酪農、陸上養殖、工場ができています」
 「娼帝國の高いビルが連なった街は全部生き残ったのですか」
 「そうです。さらに拡大しています」
 「生き残った日本人は全部収容したのですか」
 「娼帝國に従う範囲です」
 「新しい先制主義とでも言うのですか」
 「頭は四人ですが君主制以前ですよ」
 東条英治大統領は怒りを吐き捨てる言い方である。
 「しかし娼帝國に従えば働かなくても老後まで衣食住が補償されるのですね」
 「確かにそうではありますが。女性は三十五まで献身婦を強要されるか体外受精の子を産まされます」
 「あの街は核攻撃にも耐えるのですか」
 「耐えたようです。日本は羽田だけですがR国やM国では」
 「ここまでのお話では核戦争以前から娼帝國の二つの国は文明のレベルが数十年違うようですね」
 フランスのリーダーはその結論に至る。
 そのまま潜水艦は襟裳の方に進路をとった。
 
 R国。報道スタジオ。
 「さあ。そろそろいきましょう」
 舛田警視正が号令する。
 黒田美優は失神と言うより意識朦朧と眠っていた。
 四人目がピンセットを手にする。
 黒田美優の血が染みた糸の終端を抓んでピンと張った。縫い目を抓んだピンセットの方からゆっくり抉るように引く。
 「うぎゅうう。うーーぎゅうーーーーーーーーーーーーーーー。うぎゅあぁあぁ。あーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーー。うぐぐうああいたいーーーーーーーーーーいい」
 黒田美優の躰は強く固まりそれがじりじり藻掻く。
 「うぎあぁああ。ぎゅあーーーーーーーーーーーーーーー。うぐぐうああ。いたい。いたい。いたいーーーーー。いたいよ。いたいよーーーーーーーーーー。いたい」
 絞り出すような涙が顔を揺するので跳ねるように飛び散る。
 終端まで引き抜くと血が流れ出てしまう。
 「あーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーん。いたいよーーーーーーーーーーーーーーー。うあはああーーーーーーーーーーん」
 黒田美優は顔を揺すって号泣する。
 五人目がピンセットを受け取った。
 「今のは効いたね。もう一回」
 この男も容赦なく血の染みた糸の終端を抓む。
 「あ、ああーーーーーーーーーー。もう無理!ゆるしてーーーーーーーーーー。ゆるしてくださいーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 泣き顔で訴える。
 男はその顔を溜飲の下がる想いで覗く。
 そして終端をピンと張ったままピンセットをジグザグに引っ張る。
 「うーーーーーーーーーーぎゅううーーーーーーーーーーーーーーー。いたいよ。うぎゆーーーーーーーーーーーーーーー。いたい」
 また号泣するように涙が溢れる。
 「いいぞうーーーーーーーーーー」
 既に終わった男が歓喜するように煽り叫ぶ。
 「ううぎゅううーーーーーーーーーーーーーーー。いたい。うぎゆーーーーーーーーーーーーーーー。ぎゅううーーーーーーーーーー。いたい」
 黒田美優は眉間に皺を三重に刻み大口を破裂させた。鼻水を垂れ流して泣き叫ぶ。
 「あ、ああはああーーーーーーーーーーん。いたいよーーーーーーーーーー。いたい。いたいよ」
 号泣の涙を流し続けた。
 最後の一人はピンセットを手にして暫く治まるのを待つ。
 黒田美優はまた意識朦朧となり掛ける。
 最後は二本のピンセットでそれぞれ糸をピンセットの先端に一回りさせてピンと張った。
 「うぎゅうーーーーーーーーーー」
 強烈に痛い。
 「う、ぎゅうーーーーーーーーーーーーーーー」
 男は五センチ引いてまた逆に引く。
 「う、うう、うぎゅうう。うぐうーーーーーーーーーーーーーーー。いたい。いたいよーーーーーーーーーーーーーーーー」
 黒田美優は糸を逆に引かれて驚きの表情を滲ませて一度固まった躰を強烈に硬く揺すって号泣する。
 「あーーーーーーーーーーあはああーーーーーーーーーーん。やめてーーーーーーーーーー」
 涙を溢れさせて訴える。
 男はもう一度終端近くまで引っ張って半分戻す。
 「うはああーーーーーーーーーーーーーーーん。だめーーーーーーーーーーー。もう終わらせてーーーーーーーーーー。お願いもうだめーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーー」
 また号泣しながら許しを乞う。
 「よし。あと一往復で抜いてやる」
 そう言うと男は逆方向に引っ張る。
 「うぐうぎゅううーーーーーーーーーーーーーーー。いたい。いたいよ」
 今度は一気に引き抜いた。
 「ぐがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたい。いたい。いたい。いたいよ。いたいよ。ああ、あはああーーーーーーーーーーーーーーん」
 黒田美優は号泣の泣き叫びである。
 糸の抜けた粘膜から血が流れ出てしまう。壮絶な光景であった。
 看護婦が男らの体を割り退けて股間の前に入って止血する。
 「搬送します。宜しいでしょうか」
 看護婦は舛田警視正にお伺いを立てた。
 「どうぞ。どうせ明日退院よ」
 舛田警視正は痛いだけで大したことはないと言わんばかりである。
 
 娼国。天昇の間の四人はホテルのルームにそれぞれ引き上げた。
 平佐和の泊まる部屋には小倉紘子元警部が葛城義和の泊まる部屋には滝澤沙緒里が移動して来ている。
 当分こっちのホテルに滞在となるようである。
 
 翌朝。フランスの潜水艦は礼文島船泊にセイルの上端だけ浮上した。
 東条英治大統領を含めて何人かが上陸する。
 「此処は破壊されたままですね」
 アメリカ軍の戦車、装甲車の残骸が放置されていた。
 アメリカ兵の遺体も残されたままである。
 「中国軍のミサイル攻撃です」
 東条英治大統領は中国軍が優勢だったのを覚えている。
 「そうですね。大量のミサイルを保有していました。核を使いきっても残った地上戦は優勢だったかもしれません」
 フランス人のリーダーも核戦争前の情勢をよく把握していた。
 「樺太は核に汚染されていると聞いています。千島列島に向かいますか」
 「千島にはロシアの軍事基地が在りませんでしたか」
 「そうでしたか」
 東条英治大統領は把握していなかった。
 「もう少し娼帝國の街を観察して安住できる場所に潜水艦を隠しましょう。どうやらあの街に滞在は危険なようです」
 フランス人のリーダーはそう結論を出す。
 「そうですか」
 東条英治大統領も否定はできない。
 「潜水艦は一隻差し上げます。操艦訓練をしましょう」
 「もし他に基地を考えるのでしたら食料はどうします。輸送方法を考えませんと」
 「大戦中の日本軍にネズミ輸送という方法がありました。東京エクスプレスとも言っていました。そのやり方で夜間にカプセルで海中に投下していただいて潜水夫が拾います」
 「少し考えたのですが。近くに海中から入れる洞窟があります。そこを工事して地底の桟橋を造ってはと思うのですが」
 東条英治大統領は大胆な提案に出た。
 「いま在る洞窟を改造ですね。それは良いかもしれません」
 「検討してみますか」
 「そうですね。そして今後の会議は潜水艦の中が良いと思います」
 「そうですか」
 「娼帝國のレベルから考えますとあの街は完全に見張られていると思います」
 「そうですか」
 東条英治大統領らは自分らの危機管理が甘かったと理解せざるを得ない。
 「あの港から出る時です。潜水艦が艦隊で沖合に潜行していました。既にこちらの状況を確認していると思われます」
 「確かにそのようなことで警戒されてましたね」
 東条英治大統領もその時の操艦に危機を感じていた。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 真紀子ら四人が集まったのは十一時近かった。
 溝口明日香中佐と鄭淑徳少将が呼ばれラドルフマレカル少将と角谷少将にテレビ会議が繋がっている。
 「九州一帯近海の海面を索敵しております。現時点で収穫なしです」
 角谷少将である。
 「唐津の港付近から潜水艦が動いた形跡がないです」
 ラドルフマレカル少将も収穫なしの報告である。
 「潜水服で海底に潜っただけなのかな」
 平佐和はやや楽観し始める。
 「それでは不自然です。唐津ニューシティの中からヨーロッパ系の姿がありません」
 「港の海底に潜んでいるかな」
 平佐和は迷う。
 「そうとも言えない。潜水艦は潜ってしまえば何処にでも行ける」
 湯野中は見失ったとの見解である。
 「ソナー音波は出してないです。海流に乗って逃れた可能性はあります」
 ラドルフマレカル少将も逃げられたことは否定しない。
 「唐津の海底に居る場合が一番面倒です。港を爆撃するのは現時点では避けるべきです」
 葛城義和はフランス人らしきが唐津の港の海底に潜んだ場合の危険を強く警戒する。
 「確かに今は爆撃できないし。小型潜航艇でも発見できなかったのだから雷撃も無理ね」
 真紀子も難しさは理解した。
 小型潜航艇を投入した時点ではフランスの潜水艦は既に唐津を離れていたのである。
 「とにかく。日本沿岸を徹底して索敵と潜水艦による警戒を強化しよう」
 湯野中はそれしかないと主張する。
 そして全ての潜水艦と機動部隊が動員された。
 
 帯広ニューシティ。そのスノータウン十一号棟。三十七階。三七二〇号室。水田奈那緒の部屋である。
 「ねえ。このまま黒田美優の拷問続けたら逆に非難も出ないの」
 寿美は今は酷いことをしてきた市会議員と言われているが同情が湧かないかという心配である。
 「あの悲鳴で確かに悲痛には見える。でもやっていることは大したことはない。私達が核戦争の前に受けたSMを思い出してよ。特にR国よ。あのやくざ」
 奈那緒は悲痛に見えるが直ぐに回復する。大した拷問ではないと言う。
 「そうだよあの女。人にはめちゃくちゃなことやって来て自分はちょっと虐められたら強烈に叫んで堪え性がないのよ」
 咲江も拷問は見ている者の神経を刺激するがそれ程のハードではないという見解である。
 「見ている一般の女性にはハードすぎるよ」
 沙奈美も心配する。
 「ねえ。田村長官に頼んで警視正からあの内容はハードに見えて工作員らの拷問に比べたら病院で軽い手当で終わりと説明して貰えないの」
 寿美は説明が必要と言う。
 「だったら帯広でリクエスト者を紹介する時に時間もらちゃおうよ」
 奈那緒は自分らで説明すると主張した。
 「それで行きましょう」
 咲江も賛成する。
 そして奈那緒も咲江も帯広市役所の元職員で黒田美優に苛められた職員を紹介して貰うことができた。
 
 新青森。プレイルームである。
 當間五郎は一回舛田警視正の番組に抽選で当たって出ている。
 それでSM願望がさらに焼き付いてしまった。
 追加訓練に出て稼ぐ。さらに普段金を使わないでラウンジで済ませている。
 何とかハード一回分の金を準備した。
 指名したのは風間ゆき二十五歳である。
 一度献身婦で遊んだ女。配給のチケットでCクラス。顔はそれなりだがスタイルが良かった。
 それなりに当たりの女である。
 乳首は小さいが乳房の形も腰から膝の形も良い。脚も奇麗である。
 風間ゆきは核戦争前は美容師。今は店舗を持って他に一人雇用可能な国の許可店で従業員として働いていた。
 自分の店を出したい。国が定めた給料とCクラスのチケット分ではなかなか資金が作れない。
 覚悟を決めてのハードコース選択であった。
 風間ゆきは當間五郎が一度会っている客なので寧ろ安心する。加虐心を滾らせていることには気付かない。
 さらに舛田警視正の番組に出たのは気付いてなかった。其処に出る男など殆ど気にして見てなかったのである。
 「シャワー使って宜しいですか」
 風間ゆきは丁寧に確認した。
 「洗ってない状態が見たいな。良いだろ。ハードだから」
 當間五郎はやや強い言い方で拒否する。
 「はい」
 風間ゆきは飲み込むような答え方である。
 當間五郎は自分の手で風間ゆきを全裸に剥いてしまう。
 備え付けの十字架に両手を広げて手首付近をぐるぐる巻きに縛ってしまった。
 膣に蝋涙を流したい。
 だがそれは最後である。
 まずは鞭打ちして蚯蚓腫れに蝋涙を流したい。
 コースに含まれていたので剃毛も行う心算でいた。
 剃毛したばかりのドテに蝋涙を掛けるとヒリヒリするらしい。
 騒ぎ出したり、拒絶したりされないようじっくり段階的に普通のハードから行こうと思う。
 左脚を持ち上げて手首を縛った下に脚首に縄を掛けて固定する。
 股間が斜めに大股開きに成った。
 「あ、ああーーーーーーーーー」
 分かっていても風間ゆきは恥ずかしい。
 當間五郎はしゃがんで女の部分を指で広げてしまう。
 顔は五センチくらいまで近寄っていた。
 「ねえ。臭いしない」
 風間ゆきは堪らなく恥ずかしい。
 「臭いも粕もたっぷり」
 「いやあーーーーーーーーーーーーーー」
 「洗ってやるよ」
 當間五郎はクスコを取り出す。
 「え、ええーーーーーーーーーー」
 「良いだろ。奥まで全部洗うから」
 「え、ええーーーーー」
 風間ゆきは辛そうに顔を叛ける。




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