鬼三のSM小説
女衒の國
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
その二十五 残存海軍
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「あーーーふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーー」
痒みは一応癒す。
當間五郎は指で逢見由愛元少尉のびらびらを開いたまま血が滲んだ粘膜に金柑の搾り汁を掛けた。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあがあーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーー」
逢見由愛元少尉は緊急サイレンの様な悲鳴を上げて股間を揺すって藻掻く。高手小手に縛られたまま床を蛇行する。
「ぐうがあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーー」
仰向けのまま股間を合わせて藻掻き続けた。
「ぐがあーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーー」
腰を右に左に大きく揺すって藻掻く。
スタッフが縄を解いて看護士が二人でストレチャーに乗せる。そのまま娼国の病院にヘリで搬送する。
中依美緒元少尉はその状況を震えながら見ていた。
鉄の棒を跨がされてじっと躰を制止しようとしているが痒みに堪えられない。
脚も躰も微妙に震えていた。
「良し。一気に行くよ」
當間五郎の合図で四人が一斉に電子鞭の先端を当てる。
左右両側から二人が乳房、二人が太腿に当てていた。
「うごーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
中依美緒元少尉は鉄パイプを太腿の付け根で掴んで躰が揺れるのを堪える。
「うぐうーーーーーーーーーーーうーーーーーーーーーーうーーーーーーー」
それでも粘膜が擦れて強烈に痛い。
汗に塗れて歪み切った表情で堪える。
當間五郎はもう一回を指で示す。
四人が一気に電子鞭で突く。
「うごおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーー」
中依美緒元少尉は頭を振って藻掻く。
そこに當間五郎が一本鞭を叩き込む。
ドテにさく裂した。
さらに中依美緒元少尉の躰が揺れ動いてしまう。
「うぐうーーーーーーーーーーぐうーーーーーーーーぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーうぐううーーーーーーーーーーーーーーーーー」
頭を捩って強烈に崩れた表情で藻掻き悲鳴を絞り出す。
表情は痛みに歪み切っていた。痛みと痒みがもうどうにもならない。徐々に意識朦朧となり掛ける。
「いいよ。もう降ろして」
舛田警視正がここでストップする。
二人が両側から中依美緒元少尉の躰を押さえて二人が鉄パイプを吊るした二本の滑車の縄を引いて吊るしを下げて行く。
當間五郎が高手小手に縛った背中の吊るしをタイミングを合わせて下げる。
「ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
降ろす間も股間の衝撃は物凄い。
床に降ろして股間を広げてさらに指でビラビラを開いて内側の粘膜を確認する。傷ついているが出血は僅かに滲む程度である。
「先に酢で中和して」
何故か舛田警視正が先を急がせた。
當間五郎がスポイトで酢を膣口から注入する。
「もう一回拷問椅子に乗せて」
舛田警視正はさらに指示をした。
當間五郎は擂った金柑を指さす。
「それやって良いけどそれで終わりにできないよ。時間が余るよ」
「はい」
當間五郎の指示で四人が中依美緒元少尉を拷問椅子に磔にする。
「ううーーー。うーーーーーーー」
痒みは緩和されても痛みは去らない。
中依美緒元少尉は疲弊した表情で拷問椅子に躰を沈める。
當間五郎が中依美緒元少尉の女の部分を指で広げて金柑の汁を流す。
「あふぁあーーーーーあーーーーーーあーーーーーーあーーーーーーあーーーー。あがふぁああーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふぁあーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーあーーーーーーーーあーーーーーーー」
中依美緒元少尉は拷問椅子を究極に揺すって強烈に藻掻く。
「うぐうーーーーーーーーーーーーーー。うう、ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがふぁああーーーーーーーーーーーーーーー」
腰を揺すり頭を振り汗と涙を飛ばす。歯を剥き出した表情で悲鳴を絞り出し続ける。
「あふぁあーーーーーーーーーーーーーー。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
暫く荒い息遣いが続いた。
舛田警視正は柄付針と長い綿棒を用意している。
「これでこの女のお○○この奥を突いて悲鳴を聞かせて。子宮口は綿棒だけ。尿道も責めて。このくらいなら直ぐ退院して来週も生贄にできるよ」
「はい」
「藤と浜田はまだ退院できないからね。浜田は整形が終わらないと。藤はインターンのモルモットになっているから」
舛田警視正は来週もこの二人と宣言した。
當間五郎が中依美緒元少尉の膣にクスコを挿入する。
内部をペンライトで照らしてモニターに反映した。
「最初二人が奥のやや盛り上がっている紅い粘膜を子宮口の亀裂だけ避けて刺せ。次の一人がクリトリス。一人が綿棒で子宮口。俺が尿道を刺す」
當間五郎は抽選で順番を決めさせる。
一人目が柄付針を持つ。
奥には薄紅色の粘膜の盛り上がりがくっきり見える。中央の亀裂を避けて直ぐ横に突き刺す。
「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーー。うふうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
中依美緒元少尉はややオーバー目に悲鳴を上げていた。針銃に比べたら軽微である。
舛田警視正は判っているがその方が良い。
一人目が抜く。
「うぐううーーーーーーーーーーーーーーーー」
二人目が柄付針を持つ。
もう少し子宮口の近くを刺した。
「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
顔を強く顰めた。
二人目も抜く。
「うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
抜く時の方が痛い。
三人目が綿棒を持った。
楊枝くらいの太さで長い棒状の木に先端だけ綿が巻かれている。検査に使う綿棒である。
「ああ」
中依美緒元少尉はその綿棒が子宮口に突っ込まれると悟る。瞬間表情を硬くした。
男は狙いを定めて綿棒の先端を子宮口の亀裂に当てる。一気に突っ込む。
「ううぐーーーーーーーーーううぐぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
頭を強く振って藻掻く。
「う、ううーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
今度は相当に痛そうである。
男はそれを回す。
「がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
太腿の筋肉が怒張する。拷問椅子が突っ張るように軋む。
「そのくらいでいいよ」
舛田警視正が止める。
「はい」
若い男は電流が奔ったように返事して直ぐに抜く。
「来週使える範囲でね」
その言葉は中依美緒元少尉に突き刺さる。
二週連続でやられたら堪らない。
四人目が注射針を手にした。
當間五郎がクスコを抜き取る。
四人目の男は指でクリトリスの包皮を剥く。
「・・・・・」
中依美緒元少尉はこの強烈な痛みを知っている。クリを刺されると判って身構える。
男は針の先をピンクの玉に当ててその中心に一気に突き刺す。
「あーーーーーーーーーーーーあふぁあーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあふぁああーーーーーーーーーーーー」
大口を破裂させてサイレンの様に甲高い悲鳴が鳴り響く。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
大口を何度も大きく破裂させて泣き叫ぶ。
針を抜くと血が浮き出る。
「あふぁあーーーーーーーーーーーーーー。ああ。ああ」
拷問椅子を揺すって藻掻き続けた。
當間五郎が検査用の七センチくらいの綿棒を持つ。
小陰唇を広げて尿道の小さな亀裂を剥き出す。
「あ、あ」
中依美緒元少尉の表情が恐怖に歪む。
當間五郎も一気に尿道の亀裂に突っ込んでしまう。
「ぐうふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁあああーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーー」
太腿の筋肉を怒張させて拷問椅子を突っ張って瞬間固まる。そして強烈に藻掻いた。
「あがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
乾いた尿道の粘膜に乾いた綿棒である。
これで失禁したら強烈に沁みる。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーあはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああ。ああ。あはあ。はあ。はあ。はあ」
暫く藻掻き続けた。
看護婦が二人ストレチャーで迎えに来る。
そのまま娼国の病院に搬送して終了時間である。
唐津。洞窟の中のR国から奪った潜水艦の会議室。
娼帝國の報道番組を確認していた。
「酷いよね」
田川真琴元中尉は怒りの籠った目で放送内容を見て呟く。
「これで全員が娼国の病院に居ると言うことだね」
吉丘蓮実元中尉は確信した。
「でも罠でもあるのね」
田川真琴元中尉は不安も感じる。
「そうよ。でも良いことが判った。この艦R国の最新鋭艦よ。魚雷を多めに積んでいたのは新型魚雷の実験の為だったのよ」
「それが」
「この艦は必要最低限の魚雷だけの搭載にしたら七十ノット近く出せるよ」
「そう言えば娼国の潜水艦から逃げる時六十五ノット近く出ていたね」
「だからこの艦なら囮になっても逃げ切れるよ」
「それより普通のホーミング魚雷や有線誘導では追い着かないね」
「アストロックなども効果はない。警戒するのはミサイルと対潜ロケットだけよ」
「それも集中超音波砲が」
田川真琴元中尉も一緒にマニュアルは読んでいた。
「謎の兵器よ。水中だけでしか作動しないけどロケットやミサイルの信管をキックして破裂させる。だけどアクティブソナーを併用しないと駄目」
吉丘蓮実元中尉らは一週間徹底してR国の新鋭艦のマニュアルを検証した。
「でも同型艦が居たら」
小日向奈央元少尉はそっちを心配する。
「まだ何隻も居ないよ。実験艦は通常一隻よ。居たら戦って撃沈するしかないね」
吉丘蓮実元中尉はかなり自信を持った。
「勝てるの」
「勝つしかないよ」
「誰が囮やる」
「私と奈央。貴女はステルスドローンで救出に行って。この艦に対ロボット銃が有ったでしょ。それを持って行って」
「判った」
田川真琴元中尉も了解する。
R国でも万一に備えて艦長用の対ロボット銃は艦内に供えられていた。
「中依と逢見の昨夜の状況から動けるのは三日後ぐらいよ。三日後に二隻で近海まで近付いて偵察ドローンを夜間に病院に侵入させましょう」
「どの辺りに」
吉丘蓮実元中尉はテーブル型モニターに海図を表示させた。
娼国の北。核戦争の前TSの空港から高速連絡船が運航していた航路を少し逸れた海底の深い地域を示す。
「一気に深々度に降下できる場所ね」
田川真琴元中尉は納得する。
「すみません。三人だけで行くのですか」
黒田穂美元少尉が割り込む。
「フランスの艦は乗員が居なければ動かないよ」
エドガール大佐はフランスの艦も行く以上乗員も行くと言う。
「乗り込むのと囮は三人だけですね」
川崎優菜元中尉は自分の出番がない。
「捕まる危険性は最小限でいいよ。向こうは全員捕まえたいのだろうけど」
吉丘蓮実元中尉は万一失敗したとき全員で捕まってしまいたくないのである。そして万一掴まった場合洞窟の秘密をしゃべってしまう確率を下げたい。
「でも。小型潜航艇二機です。囮は二か所の方が」
川崎優菜元中尉は自分も行きたい。
「それに万一戦闘になったら少しはこの艦に人員が居た方が」
黒田穂美元少尉も自分だけ置いて行かれたくないと思う。
田川真琴元中尉は万一病院で捕まったら自分は自決する覚悟でいた。
小型潜航艇は自爆が可能である。
最終的に六人全員が行くこととなった。
翌日。
娼国。ホテル最上階天昇の間である。
津島、ラドルフマレカル少将、井上貴江中佐、そして舛田警視正が呼ばれていた。
「最後の二人は三日もすれば動けますが。早く走るのは無理です。強烈にあの部分が痛みます」
舛田警視正の報告である。
「艦隊司令。こっちの潜水艦にドローンは積んでないな」
湯野中がラドルフマレカル少将に確認する。
「積んでおりません。実験艦にはないとのことです」
「すると小型潜航艇か潜水服での接近しかできないな」
「その筈です。フランス残存軍も中国の潜水艦と違ってドローンやヘリが飛んで来ることはこれまでになかったと思います」
ラドルフマレカル少将の見解である。
「新型艦のスクリュー音は記録されていますか」
葛城義和はそこに着眼した。
「公式な試運転前です。スクリュー音はおろか最大速力もまだ測定されていません」
「う、ううん」
湯野中は表情を曇らせた。
「それに速力は六十五ノット前後を想定していますが推進音は非常に静かな設計です」
「聴音器では遠くから探知できないのですね」
葛城義和は益々面倒な艦と見る。
「こっちはアクティブソナーを使うしかありませんが。海底すれすれに航行されると探知は難しいです」
ラドルフマレカル少将は慎重な表情である。
「要するに艦に戻る前に捕まえなければ逃げられると言うことだな」
津島はそこを押さえる。
「奪還するには上陸して四人を連れて小型潜航艇に戻るしかないね」
真紀子もそこは確信した。
「そうなると仁川邸の地下か港からしか入れない。西面の浜からだと潜水服で長く歩くことになる」
「全員行動麻痺銃で捕まえるのですね」
「そうだが。状況による。俺は仁川邸の出口を固める。井上中佐は港を固めてくれ」
そこは津島が決めてしまう。
翌日。吉丘蓮実元中尉らはR国から奪った新鋭艦とエドガール大佐の艦の二隻で唐津の洞窟から出発した。
エドガール大佐の艦の速度に合わせると予定海域まで二十五時間は掛かる。
小日向奈央元少尉と田川真琴元中尉が交代で小型潜航艇で前路を警戒しながら進む。
その間に吉丘蓮実元中尉は艦を潜望鏡深度まで浮上させて衛星の電波を傍受する。
機動部隊の位置を確認しておく。
R国の潜水艦救難補給艦の位置も掴んだ。
「囮は上陸はするの」
「津島らは私達を生け捕りにする目論見だと思う。真琴が四人を収容するまで上陸しようと様子を窺って見せる」
「躊躇って見せて引き付ける」
「そう。上陸するまでは攻撃して来ないと思う。多分病院まで一回は通す作戦に出ると思う」
「あっちは十人纏めて生け捕りの目論見ね」
「そう。真琴が病院棟の屋上から発進したら直ぐ逃げる」
吉丘蓮実元中尉も津島や井上貴江中佐らと撃ち合うのは避けたい。
娼国。ホテル最上階天昇の間。
今夜から万一の襲撃に備えて溝口明日香中佐が数名の部下を連れて天昇の間の警護に就いていた。
夕嵐が奪還に失敗したとき討ち死に覚悟で天昇の間に襲って来る場合を考慮してである。
吉丘蓮実元中尉らの潜水艦とエドガール大佐の艦は吉丘蓮実元中尉の予定した海域に着いた。
二十二時を回るのを待つ。
小日向奈央元少尉が小型潜航艇を操縦して田川真琴元中尉がフランスの艦に移った。
病院は二十二時で当直だけになる。
小型ステルスドローンは田川真琴元中尉の遠隔操作でフランスの艦のセイルだけ海面に出して発進した。
港の船舶の間を海面すれすれに飛ばす。使われてない空港を結んでいた高速船の間を抜ける。
高層ビルの谷間を低空で病院の入った棟に接近する。
一気に屋上の手前の階まで接近してトイレの窓から侵入した。
田川真琴元中尉自身何処に収容されるか充分に解っている。
当直室の近くで催涙ガスを撒く。
ロボット警官が居ないことを確認して病棟の扉の外からマイクで藤香澄元中尉を呼ぶ。
藤香澄元中尉が扉を開けると中に侵入する。
『田川です。ステルスドローンで屋上に着きます。四人で逃げる準備をして二十三時丁度に屋上に出て下さい』
四人同じ部屋に収容されていた。
藤香澄元中尉が了解すると小日向奈央元少尉が小型潜航艇で吉丘蓮実元中尉らの乗った艦に戻る。
田川真琴元中尉はステルスドローンで発艦した。
海面すれすれに娼国に向かう。
吉丘蓮実元中尉らの乗った艦は全速で娼国の南の島の外を回って大陸棚付近に向かった。
海底すれすれに微音波で前方を確認しながら自動操艦で進む。
ラドルフマレカル少将らは近海に展開するが娼国に侵入するまで無音潜航で待機していた。
吉丘蓮実元中尉らの乗ったR国の新鋭艦は聴音器では相当近い海域に居ないと探知できない。
夜間なので大陸棚の上でも透明度はない。
吉丘蓮実元中尉は其処に着底した。
協議の上吉丘蓮実元中尉が艦に残って小日向奈央元少尉と黒田穂美元少尉が小型潜航艇で囮行動に向かう。
黒田穂美元少尉が港に小日向奈央元少尉が仁川邸の地下に着く。
其処でアンテナと潜望鏡だけを出す。
既に津島も井上貴江中佐も察知して行動を起こすのを待っていた。
ステルスドローンで田川真琴元中尉が病院棟の屋上に着く五分前である。
吉丘蓮実元中尉らの乗ったR国の新鋭艦は海上にアンテナだけ出していた。
藤香澄元中尉の指示で浜田佳美元中尉と中依美緒元少尉、逢見由愛元少尉らが準備して屋上に向かう。
ロボット警官を警戒するが小型ドローンの偵察の通り居なかった。
屋上の扉は内部から開くしかない。
医師がよく屋上に出るのとヘリの受け入れがあり高層階なのでそれ以上の制御はされてなかった。
田川真琴元中尉は小型ドローンで試したコースを飛んで屋上に着地する。
四人が乗り込んで数秒で離陸した。
同じコースを飛ぶ。
港を過ぎたところでSOSのSだけ発信した。
海面すれすれに潜水艦に戻る。
黒田穂美元少尉と小日向奈央元少尉も即座に潜水艦に戻った。
二艇を収容して吉丘蓮実元中尉は最大戦速で其処を離れる。
ラドルフマレカル少将の艦隊は一斉にソナー音波を出して来た。
吉丘蓮実元中尉はセレベス海に進路を取る。
フランスの艦と落ち合う場所まで敵を引き付けて迂回するのである。
「これでエドガール大佐の艦が無事に帰還してくれたら」
「だって信号は傍受したよ。相手はこっちに気付いてやり過ごす体制だったと思うよ」
小日向奈央元少尉は自信を持っていた。
ラドルフマレカル少将は吉丘蓮実元中尉らの乗った艦が七十ノット近い速度で離れて行くのを確認して追跡を断念した。
攻撃も不可能である。
唐津に戻って来ると見越して日本に針路を取った。
フランスの艦が近海に居たことは全く考慮されてない。
そして病院から四人が脱出したことに気付くには一時間以上掛かった。
女衒の國 その二十五 残存海軍 完
女衒の國 その二十六 娼帝國の夕嵐再び に続く
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