鬼三のSM小説
女衒の國
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
その二十五 残存海軍
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中尉の徽章にこっちも責めろという指示である。
浜田佳美元中尉の表情に旋律が奔った。
中尉は移動して浜田佳美元中尉に向かって鞭を構える。
「・・・・・」
浜田佳美元中尉は身構えた。生方少将の叩き方が凶暴に見える。叩き方が異常に強かったと思う。
中尉の鞭は浜田佳美元中尉の乳房を横に薙いだ。
「うぐーーーーーーーーーーーーーーー」
浜田佳美元中尉の上体が前に屈んで左膝が高く蹴り上がる。
「連打」
天葛少将が煽る。
中尉の手に力が入った。
振り被って浜田佳美元中尉の乳房に一本鞭の先端を引くように流す。
「う、ううーーーーーーーーーーーーーーー」
直ぐに乳房に蚯蚓腫れが浮いた。
さらに上から薙ぐ。
「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー」
前の一発を僅かにクロスして乳房の上を引くように薙いだ。
浜田佳美元中尉の躰は僅かに震えている。
「逆さ吊るしにしてま〇こを甚振ろう」
天葛少将は次を指示する。
井上貴江中佐と小滝橋佳苗中尉に鞭で叩いていた中尉が手伝って十字架の横柱に脚首を縛ってY字に開脚縛りにした。
浜田佳美元中尉の頭がギリギリ床に着いて両手がL字に床に着く。
「どうでしょう」
小滝橋佳苗中尉が天葛少将に確認する。
「それでも良かろう」
天葛少将は妥協的回答である。
「叩きますか」
「待て。これで広げて」
天葛少将はクスコを中尉に渡す。そして長い針を何本か用意していた。
「はい」
中尉は浜田佳美元中尉の膣口を指で剥いてクスコを差し込む。
「どうだ。お前らは唐津やフランスとどこまで通じている」
天葛少将は針を手で掴んでやんわり尋ねる。
「通じられるわけないでしょう」
「それじゃ受け入れられるかどうかも分からないで行ったのか」
「そうよ」
「そんな無茶を」
「此処でいつまでも拷問受けて躰を晒し者にしていても何にもならない。一か八かよ」
「ふうん」
いくら聞いても堂々巡りに話である。
天葛少将は針を中尉に渡す。
「これで」
「膣の奥に何本もぶっ刺せ」
天葛少将は甚振るだけ甚振ってみようという判断である。
中尉は針を受け取る。
クスコの中を覗いて子宮口の盛り上がりの周りから刺して行く。
「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
針銃に比べたら痛くないように思える。それでも浜田佳美元中尉は悲鳴を絞り出した。
中尉は天葛少将を振り返る。
「全部行け」
天葛少将はやるだけやれの姿勢である。
中尉はまたクスコの奥を覗き込む。
今度は子宮口の盛り上がりの裾野に刺す。
「うぐぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
その間に天葛少将は井上中佐らに藤香澄元中尉を逆さに吊るすように要求していた。
そこに小布施匡亘特務大尉が飛び込んで来る。
「大変です。娼国の工作員二人がこいつらと共謀して裏切りました」
小布施匡亘特務大尉は天葛少将と生方少将に報告した。
「なにーーーーーーーーーー」
「川崎優菜中尉と田中一美特務中尉です」
「それが」
「ヘリでD市から小日向奈央元少尉と黒田穂美元少尉を連れ出してTS市からR国の潜水艦を奪って唐津からヘリに二人載せて潜水艦と合流しました」
「潜水艦の行方は」
「それは衛星で確認不可能です。近くに居た第六機動部隊がその海域に向かっています。索敵機も発艦しました」
「ヘリは何処行った」
「唐津ニューシティに隣接した計画森林の横に降りて居ます」
「奴らの行方は不明か」
「そうです。唐津ニューシティ内のスパイカメラには何もキャッチされていません」
井上貴江中佐も驚きの表情でそれを聞いていた。
娼国。ホテル最上階天昇の間。
津梨清吉が夕食の準備に魚を下ろしている。事態は天昇の間にも同時に伝わっていた。
「何ということだ」
湯野中は座敷の畳を叩いて怒る。
衛星確認後に報告に来たのは溝口明日香中佐。報告内容は小布施匡亘特務大尉と同様である。
「川崎優菜中尉が田中一美特務中尉に持ち掛けたのかな」
真紀子はこの二人が首謀者と思った。
「それは違うでしょう。それなら吉丘蓮実元中尉と田川真琴元中尉が天城から逃走する必要はないです」
葛城義和は疑問を呈する。
「二つの行動に連携性はないと」
湯野中も成り行きに理解不能であった。
「川崎優菜中尉のジェットヘリが唐津に降りた以外は唐津内での動きが全く見えません」
衛星の画像を解析していたのは溝口明日香中佐である。
「まず盗まれたR国の潜水艦が何処に向かったが不明だな」
「最後に唐津の人口森林の近くにジェットヘリを乗り捨てたのは川崎優菜中尉か田中一美特務中尉のどっちかよ。それが何処に行ったか」
「もう唐津ニューシティの中には隠れる場所はないです」
溝口明日香中佐はスパイカメラで詳細に洗わせていた。
「とにかく六人がフランス残存海軍と唐津に合流したと言うことです」
「そうだな」
「そうね」
湯野中も真紀子も困った表情である。
「問題は川崎優菜中尉らに他に仲間がいないかということです」
葛城義和は大きな懸念を指摘した。
「こうなると工作員の動きまで監視しないとならない」
「とにかくR国の工作員の調査は小布施に」
溝口明日香中佐が提案する。
「娼国は」
「私と私の部下でやります。小布施には名村雪乃中尉を助手に」
「良いでしょう」
葛城義和が決めてしまう。
唐津。海底の洞窟。
R国から盗んだ潜水艦は既にこの洞窟に入港していた。
エドガール大佐が一緒に引き取りに行ったのである。
吉丘蓮実元中尉他五人が此処で合流した。
「フランスでの修理から戻って来ますと一隻分スペースが足りないですね」
東条英治大統領はまだ桟橋を奥に延ばさないとならないと言う。
「大丈夫です。一番奥は二隻並べられます。R国の潜水艦が手に入ったことは非常に重要です」
エドガール大佐はこの潜水艦の確保に満足げである。
娼国。ホテル46階の会議室。
浜田佳美元中尉は中尉が五本目の針を子宮口の真ん中に突っ込んで十字架に逆さ磔のまま失神してしまった。
天葛少将は藤香澄元中尉に掛かるよう中尉に指示する。
「おい。川崎優菜中尉が田中一美特務中尉とお前らは打ち合わせしていたのだな」
「違う」
「他に仲間が居るだろ」
「知らないよ」
「そうかやれ」
天葛少将は中尉に指示する。
中尉はクスコの中を覗いて子宮口のすぐ横に針を突き刺す。
「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
かなり深く刺さっている。藤香澄元中尉は強烈に藻掻いた。
「他に仲間が居るな」
「解らないよ。蓮実らが逃げ出す以外は何も聞いてないよ」
「俺たちが連行しなかったら川崎中尉らと一緒に逃げただろ」
「今の話ではそうなったと思うけど。その二人が来ることさえ知らないよ」
藤香澄元中尉は痛みに藻掻きながら答える。
「いくらやっても無駄だと思います」
井上貴江中佐が割って入る。
「何故だ」
「時間の無駄です。葛城義和国家顧問は私達に工作員全部の動きを洗えと指令を出されています」
「葛城先生の見解は」
「吉丘蓮実らが逃げたのと娼国の川崎中尉らの行動は別と見ています。吉丘蓮実が動いたので川崎らも行動を起こしたとの見解です」
「そうか」
「小布施匡亘特務大尉。貴方にも指令が出ています」
「こいつらはどうする」
「そっちはご自由に」
井上貴江中佐らは引き上げた。
「天葛。これは縫合針を太くした物だ」
生方少将が太さ三ミリくらいの特注の縫合針を差し出す。
「生方。これは大きな魚の釣り針並みだぞ」
天葛少将は悦びの顔を綻ばせた。
「それでこの気丈な元工作員の小陰唇を縫ってしまおう」
「糸は」
「これだ」
「毛糸か」
「そうだかなり頑丈な毛糸だ。縫う時も抜く時の強烈に痛い」
「良いな」
「気に入ったか」
「おい。医療手袋だけ付けろ」
中尉に命令する。
そして井上貴江中佐らが帰ってしまったのでロボット兵を呼ぶ。
ロボット兵が拷問椅子を二台押して来る。
「どっちからですか」
「失神してない方からやれ」
ロボットが二体で藤香澄元中尉を十字架の逆さ磔から降ろして拷問椅子に磔にした。
股間を百六十度くらいに広げられ背を倒して股間が上に向けられた。
藤香澄元中尉は太い縫合針を見て驚愕の表情を震撼させる。目は針に向かって点になった。
中尉はその針に毛糸を通す。
「・・・・・」
藤香澄元中尉はさすがに震えた唇で声も出ない。
「やれ」
天葛少将が押す。
中尉は興奮の坩堝である。
左の指で藤香澄元中尉の小陰唇を二枚合わせて抓む。
医療手袋を填めた右手で抓んだ極太の縫合針を小陰唇の根元に突き刺す。
「あがあ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
強烈な悲鳴が上がる。
中尉は力を込めて針を貫くべく押す。
「うぐ、ぐう、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」
中尉は強い力で針を押し貫いた。
「あがはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤香澄元中尉は頭を後ろに強く反らせて大口を割って強烈な悲鳴を上げる。
中尉は針を引っ張って通した糸を引いて小陰唇の根元を貫く。
「くわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ふぁふぁあくぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
狂ったような甲高い悲鳴である。
「あはあ。はーーあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
藤香澄元中尉は壮絶な表情で荒い息遣いを続けた。
天葛少将と生方少将は顔を見合わせて哂う。
中尉は一針目の糸を結んだ。
「あふぁあーーーーーー。はあ。はあ。はあ」
藤香澄元中尉は凍り付いた眼で天井を見ている。
中尉は二針目を突き刺す。
「ぐふぁああはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤香澄元中尉は満身の力で痛みに拷問椅子を強く揺する。
中尉は強く針を押す。藤香澄元中尉の小陰唇の粘膜が強く押されて針が突き抜けて来る。
「うぐーーーーーーーうう、ぐう。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
顔を力を込めて振って猛烈な悲鳴を絞り出した。
中尉は反対側の手の指で針を引き抜き糸を貫く。
「くうわあーーーーーーーーーーーーーー。ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
中尉は二針目を結んで糸を切る。
「あはあーーーーーーーーーーーー。はあ。はあ。はあ。はあ」
痛みが藤香澄元中尉の繊細な部分を襲っていた。それでも訓練された元工作員である。
壮絶な表情で天葛少将らを悦ばせながらも何とか堪えている。
「こっちだ。その針を大陰唇から小陰唇に貫いて糸を拷問椅子の肘に縛ってお○○こ広げろ。そして鞭だ」
天葛少将は浜田佳美元中尉を顎で示してさらに残酷な指示を行う。
浜田佳美元中尉の唇は微妙に震えていた。
中尉は極太の縫合針に毛糸を通して拷問椅子の肘に縛れるように長めに確保する。
「やれ」
また天葛少将が押す。
中尉は左手の指で左の小陰唇だけを掴む。そして一センチくらい右へ大陰唇の紅い皮膚に突き刺した。
「うぐーーーーーーーーーーー」
小陰唇の内側を向けて針を強く押す。小陰唇が針に貫かれるように押しへしゃげられて歪む。
「ぐう、ふぁあ、ふぁあはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
歪んでへしゃげられ盛り上がった小陰唇の内側から針の先端が突き抜ける。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
浜田佳美元中尉の強烈な悲鳴が会議室を震撼し続けた。
中尉は太い縫合針が半分突き抜けたところで突き出した先端に糸を巻いてその糸の方の先端を拷問椅子の肘に縛り付ける。
「あふぁああーーーーーーーーーーーー。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
浜田佳美元中尉の目からは涙が溢れていた。
生方少将が中尉にもう一本太い縫合針を渡す。
中尉はこの針にも糸を長めに二重にして確保して末尾を結んで切る。
指で右の小陰唇を抓んで同じように一センチくらい離れた大陰唇から針を突き刺す。
「うぐうーーーーーーーーーーーーーーー」
中尉は小陰唇を引っ張って針を押し込む。
「ぐふぁあーーーーーーー。ううぐう、ぐぐう、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
強烈に甲高い悲鳴になった。
小陰唇の内側の粘膜が針に突き上げられる。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
なかなか針は突き抜けない。
中尉はさらに力を籠める。
「ぐあふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ひひゃあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
ようやく先端が突き抜けた。
一瞬中尉の力が弱まる。
「うーーーーーーーーーーーーーーーうーーーーーーーーーーーーーーーーーーうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
中尉はもう一度力を込めて貫いた。
「がふぁああーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーー」
サイレンの様な悲鳴が何処までも続く。
中尉は半分針が突き抜けたところで同じように突き抜けた針の先端に糸の根元を巻いて反対側を右の肘掛けに縛った。
「準備できました」
中尉は天葛少将を振り返って報告する。
生方少将が先程天葛少将が使った鞭を中尉に渡す。先端が長方形の革二枚を縫い合わせて中に芯の入った一本鞭である。
「やれ」
天葛少将がまた押す。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーー」
浜田佳美元中尉は鞭を見て悲鳴を上げてしまう。
中尉は役得と加虐心を滾らせて振り被る。
浜田佳美元中尉は恐怖に見開いた眼を点にしてそれを見る。
中尉は一気に振り下ろした。
鞭の先端はきっちり広がった粘膜を叩いている。
「う、うう、うぐう、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
浜田佳美元中尉の躰は拷問椅子の上で小刻みに震撼した。そして強く固まって弾ける。
「ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
次の瞬間失禁してしまう。
さらにそのまま白目を剥いてしまった。
暫くそのまま沈黙が続く。
「よしこの二人は病院送りだ」
天葛少将は看護士らを呼んで娼国の病院に引き渡す。
そして撮っていた録画を川崎優菜中尉の衛星電話に送ってしまう。
姉ヶ崎。ホテル棟上層階。
今夜は溝口明日香中佐と小布施匡亘特務大尉は一緒にチェックインした。
ルームサービスとビールを頼んで飲みながらの打ち合わせである。
「他に仲間が居ると思う」
「あの二人は時々つるんでいたがな。あまり他に親しい者は思いつかない。二人だけの強行と思うが。奴らの引退した上司に当たった方が良い」
小布施匡亘は中本克己を紹介した。
「一緒に作戦行動をしそうな人は居ないの」
「娼国の工作員はそちらのように集団では動かない。他人の任務も知らない。俺も大概一人行動だ」
「その中本が仲間なんてことはない」
「ないな。娼帝國に反逆など絶対にしない。寧ろSMで遊ぶよ」
どうやら小布施匡亘と変わらないらしい。
その夜も三回戦で寝た。
娼国。ホテル最上階天昇の間。
平佐和が九時に入って全員が揃う。
「ダブルパンチでやられた訳だな。油断は機動部隊だけじゃなくこっちにもあった訳だ。責任は問えないな」
平佐和も油断を認める。
「奴らは日本列島を狙っているのかな」
湯野中はそう感じた。
「唐津の面々が協力していればそうなるかもしれません」
葛城義和もそれを否定しない。
「とにかく九州近海に機動部隊を三つ配置したよ」
真紀子は第二、第三、第六機動部隊を九州に配置した。
「既に各シティに陸軍部隊は配置している。まだ護りを強化すべきかな」
湯野中もさすがに今朝はお茶である。
そこで溝口明日香中佐とモニターが繋がった。
「こちらは中本克己さん。引退された娼国工作員で元大佐です。以前に川崎優菜中尉と田中一美特務中尉の上司でした」
「中本です」
中本克己は真紀子に挨拶する。
「川越の指令室に居たわね」
真紀子は僅かに覚えていた。
「そうです。あの二人は二日前に川越の病院を退院しました。工作員の中には二人の親しい者は居ないと思います」
「言い切れるか」
「小布施大尉も同じ見解でした」
溝口明日香中佐が代わって答える。
「まあ。周りと価値観が違うとか言いますか。あまり工作員には向かないと思う二人でした」
中本克己は病院での言動を注意ではなく報告しなかったことを悔やんだ。だが今さら言う訳には行かない。
「よく考えたらこういう危険があったのじゃない」
真紀子は厳しい口調になった。
「申し訳ございません。私の不明でした」
中本克己は震えた声で詫びる。
このあと溝口明日香中佐が部下に川崎優菜中尉と田中一美特務中尉の衛星電話の交信を解析させたが他の繋がりは確認できなかった。
ビスケー海。第一機動部隊加賀の艦橋。
「長官。さらなる事件が起きています」
艦橋士官が川崎優菜中尉と田中一美特務中尉がR国の潜水艦を奪って唐津及びフランス残存軍に合流したことを報告した。
「また工作員に裏切り者か」
加賀美少将は驚愕の表情になる。
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