鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その二十五 残存海軍

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 「艦尾発射管室に浸水」
 「大きな魚に触雷して助かった」
 「あ、ああーーー。もう一回投下された」
 ヘリとヘリの間を詰めるべく位置をずらして落としてきた。
 続けて爆発音が起きる。
 「至近弾」
 「浸水」
 艦内は大騒ぎである。
 「浸水ブロックを閉鎖しろ」
 エドガール大佐の指示が飛ぶ。
 
 第七機動部隊旗艦有明の艦橋。
 「全部単純爆発音です。命中はありません」
 中尉の徽章が報告する。
 「逃げられたか」
 「何とも言えません。スクリュー音とソナーの反応はありました」
 艦隊参謀の大佐は潜水艦夕潮の報告を考慮して考えていた。
 「でも小型潜航艇の索敵では見つかっていません」
 少尉の徽章は何も居なかったと言う。
 「もう少し此処に滞在しよう」
 角谷少将は根比べの意向である。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 「えーー。第七機動部隊が接触したよ。前路警戒艦がスクリュー音とソナーの反応確認。敵潜スクリュー音停止。小型潜航艇で索敵するも発見なし」
 真紀子が読み上げる。
 「どういうことや」
 「さらに二回水中絨毯爆撃するも単純爆発音のみ」
 「逃げたと言うことか」
 「スクリューを止めて逃げられますか」
 「付近の深度は」
 「約七百」
 「探照灯で照らしても藻に隠れたら分からないな。連絡を受けて潜水艦隊は向かったのだろう」
 
 フランスの潜水艦の発令所。
 「今のうちに逃げましょう。浸水はまだ軽微です。此処に居ると潜水艦隊が集まって来ます。そうなると逃げられません」
 「大佐。浸水ブロックが二つで三十ノットが限界です」
 「判った。潜水艦が浮上している間に逃げよう」
 直ぐに上昇してインド洋に向けて進路を取る。
 
 機動部隊は夜間だったので哨戒機は出してなかった。
 前路警戒艦の夕潮が探知して直ぐに追い掛ける。
 フランスの潜水艦は機雷を撒いていた。
 夕潮はデコイを撃ってそれを爆破させる。
 だがその間にフランスの艦は逃げてしまう。
 有明と紅(くれない)からヘリが発信して追い掛ける。
 逃げた海域を特定して爆撃を開始した。
 
 フランスの潜水艦の発令所。
 「また爆雷攻撃です」
 「もう少しだ。新深度に逃げ込める」
 水中爆弾が至近弾で破裂する。
 艦が軋みだした。
 「駄目です。これ以上の水圧に耐えられません」
 「まだ八百だぞ」
 「浸水ブロックが」
 「何とかこの深度を保て」
 「無理です」
 「仕方ない進路百二十度。転舵」
 エドガール大佐は迂回して一旦帰投する決断をする。
 
 第七機動部隊旗艦有明の艦橋。
 「何ということだ海底に潜んでいて隙を見て逃げたのだ」
 角谷少将は悔しがる。
 「小型潜航艇の回収が早すぎました」
 艦隊参謀の大佐も失敗を自覚した。
 「夕潮を浮上させたが直ぐに潜らせるべきだった」
 角谷少将は天昇の間に失敗を報告する。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 既に溝口明日香中佐と小布施匡亘特務大尉は真紀子が用意したスイートルームに引き上げていた。
 「何と潜んでいたのか」
 湯野中は驚く。
 「しかし海中爆弾をあれだけ投下して効果なく。小型潜航艇が索敵して何も見つからない」
 真紀子も機動部隊を批判するより事態に慄いた。
 「その艦はバリヤーの様なものを装備しているのでしょうか。海底の藻か何かに隠れていたら探照灯で照らしても発見は難しいです」
 葛城義和の見解である。
 「先生。バリヤーはないでしょう。フランス海軍がそんな装備は持ってないでしょう」
 湯野中は否定する。
 「でも何回も海中爆弾の攻撃を逃れています」
 「まさか海底に潜ることができるとか」
 真紀子も意外な想定をしてしまう。
 「そんなことは不可能だ」
 湯野中はそれも否定する。
 「まあ潜水艦は潜ってしまえば簡単には発見できません。問題は中国残存軍の時と違って協力者が居ることです」
 葛城義和はあくまで唐津の面々との連携を問題視していた。
 「潜水艦隊と遭遇してくれれば良いのだが」
 湯野中はR国の潜水艦隊に期待する。
 「こっちの潜水艦と違う次元の性能を持った艦と考えるべきかもしれませんんね」
 「まあ。どの国も潜水艦の性能は公開してないからな」
 湯野中は葛城義和の見解に差し障りなく答えた。
 
 南シナ海。第七機動部隊旗艦有明の格納庫。
 有明の艦長以下九人がコンパニオンを抱きながらSMコンパニオンで遊んでいた。
 戦闘中でもお構いなしである。
 角谷少将も呼び戻さなかった。
 席に付いているコンパニオンは全員が全裸である。
 一人大股開きで逆さ吊るしにされているSMコンパニオンは森下夕貴という。
 口から水差しで日本酒を流し込まれた挙句の逆さ吊るしである。
 そして膣にはクスコが挿入されその中に日本酒を流し込まれている。顔を真っ赤にして吊るされたままにされていた。
 平佐和のお座敷でのコンパニオン弄りよりハードとも言える。
 「これ中国の残存軍のやった拷問だろ」
 「これソフトSMでもできるので人気だ」
 「まあ。この国はトラ箱じゃなくて病院で処置して貰えるからな」
 有明の艦長が近づいて逆さにされた顔の前にしゃがむ。
 「どう。苦しい」
 「く、る。しーーーー」
 「あんたの女を盃に飲ませて貰うよ」
 若い少尉が小型のポンプで一回膣内の酒を抜く。
 もう一度注いでそれも抜いた。
 有明の艦長と中佐の徽章のイージス艦の艦長二人がストローを持って待つ。
 「良い女だ。こいつのま〇この中なら飲めるぞ」
 有明は仮にも戦闘中である。旧日本海軍だったら厳罰間違いなし。
 提督の指示だし副長は艦橋に居る。実際の操艦は提督の作戦通りAI搭載のロボットが行う。全く影響はないのである。
 飲む方は順次交代する。
 森下夕貴は急性アルコール中毒に苦しむ。
 艦長らは限界ぎりぎりまで責める意気込みである。
 この拷問は決してソフトとは言えない。
 空母の搭載機とは別に病院行きのヘリが看護婦を乗せて待機していた。
 SMコンパニオンは人数が十人なのでこれで宴会一回分の収入になる。湯野中が発注者なので病院に送られたら別途手当も貰える。
 「艦長。もうそろそろ限界では」
 大尉の徽章が限界と促す。
 「まあ待て」
 有明の艦長は吊るしから降ろす指示をした。
 中佐の徽章が二人で床に大の字に磔にしてしまう。
 「完了です」
 中佐の徽章が報告する。
 「さあ。急性アルコール中毒のま〇こをこれで責めよう。回復するかな」
 有明の艦長はさらなる責めを宣告した。
 「えーーーーーーーーーーー。もうむりですーーーーーーーーーーーーー」
 森下夕貴は遂に音を上げてしまった。
 「これ受けないと途中リタイアにするぞ」
 有明の艦長は許さない。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーん。もうむりですーーーーーーーーーー。しんじゃいますーーーーーーーーーーーーーーーー」
 森下夕貴は泣き出してしまった。
 それでも一人の中佐がドリルバイブを突っ込む。もう一人の中佐が電マをクリトリスに当てる。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あーーーーーーーーーーーーーーー」
 顔を捩って目を瞑って眉間の皺とほうれい線を強く刻んで声を上げてしまう。
 娼国の空母は通常十万トン。だが有明は十二万トン。原子力発電艦を除いて娼帝國最大の船舶である。
 同じ大佐でも次に機動部隊が増強されたら少将に昇格する順番に居た。
 「さあ。どうなるかな。楽になるか。もっと辛くなるか」
 有明の艦長は嬉しそうである。
 「あはーーーーーーーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーーーーーーーー」
 森下夕貴は静かな逝き声をあげていた。
 「・・・・・」
 だが森下夕貴は間もなく失神してしまう。
 直ぐにヘリに待機していた看護婦が呼ばれた。
 看護婦は有明の艦長らに非難の目を向けながら搬送の準備に掛かる。
 ストレチャーに点滴をセットして尿道カテーテルを挿入して尿パックをセットした。
 ストレチャーごとヘリに積み込む。
 ドクターに連絡して娼国に向かって発進した。
 もう一人のSMコンパニオンは交代した十人が遊ぶことになる。
 十人のコンパニオンは一度シャワールームに向かった。次の十人の相手をする為である。
 
 豊後水道。第五機動部隊瑞鳳の艦橋
 横山美由紀は小陰唇付近に何度も竹トンボを落とされてはその都度抜かれて何度も粘膜から血を流した。
 いま乳首ともう片方の乳輪に一本ずつ刺さって最後に艦隊参謀の大佐が落とした一本が小陰唇の粘膜を突き刺し内部の粘膜に突き抜けていると見える。
 横山美由紀は蒼白な表情で震えていた。
 「おっぱいから飛ばそう」
 艦隊参謀の大佐が指示する。
 関谷少将は提督の席に座ったままである。
 まず乳輪に突き刺した少佐の徽章が掛かる。
 この少佐は竹トンボを叩かず針の部分を薙ぎ倒すように横に飛ばした。
 「ぐあはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 乳輪から血の玉が浮き出て壊れる。
 色白の乳房を血の筋が流れた。
 「あーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーーーん。あはああーーーーーーーーーーーーん。あはん。あはん」
 横山美由紀はまた泣いてしまう。
 乳首に突き刺した中佐の徽章が代わる。
 今度は竹トンボの羽根を下から蹴り上げるように飛ばした。
 「うぐう、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 今度は小さな血の玉が乳首の中央に浮いただけである。
 「さあ。ま〇こだ」
 艦隊参謀の大佐が掛かる。
 「あ、ああーーーーーーーーー」
 横山美由紀は恐怖に凍り付いた表情で艦隊参謀の大佐を見上げた。
 艦隊参謀の大佐は叩かずに竹トンボの羽根を鞭の先端で下から押し上げる。
 「あーーーーーーーーーーーーあはん。あはん。あはん」
 針が抜けると一瞬血が僅かに噴き上げて股間に流れた。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 また強烈な悲鳴である。
 股間は血に濡れている。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーん。ひどいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあん。あはん。あはん。あはん」
 泣き喚き続けた。
 「大したことはないぞ」
 隼鷹の艦長がオーバーだと決め付けてしまう。
 「さあ。仕上げに消毒だ」
 艦隊参謀の大佐は蝋燭に点火していた。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。もうだめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 横山美由紀は芯の周りに溶けた蝋涙を見て恐怖に縮み上がる。そして喚き散らした。
 艦隊参謀の大佐の加虐心は止まらない。
 隼鷹の艦長と一本ずつ芯の周りに溶けた蝋涙の溜まった蝋燭を持つ。
 艦隊参謀の大佐が股間を狙い隼鷹の艦長が乳房を狙う。
 「あーーーーーーーーーーーはん。はん。はあん。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーー」
 横山美由紀は強烈に躰を揺すって藻掻き悲鳴を上げる。
 乳房は両方とも蝋涙で一気に真っ赤に染まった。
 「あーーーーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーーーーーーん。あはーーーーーーーーーーーーはん。はん。あーーーーーーーーーーーーー」
 艦隊参謀の大佐は横山美由紀の女の部分を指で開いて中の粘膜に直に掛けてしまう。
 「ぐふぁああーーーーーーーーーーーはああーーーーーーーーーーーん。がふぁああーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 横山美由紀は床に張り付けられた躰を揺すって戒めを千切らんばかりに狂ったように暴れて藻掻く。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーー」
 失禁しながら号泣の涙を溢れさせていた。
 さすがに艦隊参謀の大佐も満足である。
 点数に応じて四人のコンパニオンを順番に輪姦すこととなった。
 横山美由紀は軽微だが一応ヘリで娼国の病院に向かわせる。
 もう一人憂さ晴らしの生贄に来栖美香元自衛隊三等海尉も乗せられていたが明日となった。
 
 唐津。洞窟内の桟橋。
 エドガール大佐と東条英治大統領らは命がらがら帰還した。
 山本由紀乃ら女性隊員は海中爆弾の至近弾で恐怖にぐったりしている。
 エドガール大佐はブリアック中佐に被害を受けた艦を修繕の為フランスのドックに戻るように依頼した。
 
 翌日。
 娼国。仁川ホテル四十五階。特別会議室。
 天昇の間の四人の他に津島CIC長官、各機動部隊の長官とラドルフマレカル少将、鄭淑徳少将らが集まっていた。
 フランスの潜水艦と唐津に関わる作戦会議である。
 「先日の水中爆弾を二回落として戦火なしの件ですが。爆発音の解析から最初の系統の一発が艦船の頭上で大型の魚類に抵触したと考えられます」
 角谷少将が報告する。
 「小型潜航艇が発見できなかったのは」
 津島の追及である。
 「藻の様な物に隠れていたと思われます。ソナーの反応がなかったので自然の藻ではなくこの艦が自ら出したと思われます。ソナーの反応も抑える性質を持っていると考えられます」
 「R国の潜水艦とは性質の違う潜水艦ですね」
 葛城義和が昨夜と同じ見解を述べる。
 「そのように思われます」
 角谷少将の答えである。
 「これは相当に長期戦になりますな」
 ラドルフマレカル少将は簡単に片付かないと言う。
 「隠れている場所と唐津からどうやって食料を調達するかです」
 天葛少将はそっちの疑問を指摘した。
 「唐津からの補給はないでしょう。あれだけ港を見張っていますから」
 ラドルフマレカル少将は否定する。
 会議は長引いたが抜本的対策には至らなかった。
 
 川越ニューシティ。娼国が進出した一番古い街である。
 中本克己は娼国の工作員を引退した。
 恩給でやや潤っている。
 舛田警視正の番組ですっかりSMが愉しみになってしまった。
 AクラスかBクラスでハードを探したが一人も登録してない。
 Cクラスの中で十川茉奈を選んだ。
 顔はそれなりに悪くはない。やや太腿にボリュームがあるが女を感じさせる躰である。
 プレイルームで待つ。
 「こんばんは」
 十川茉奈は慣れた態度で入って来た。
 「おう」
 自分の座っている横に置かれたソファーを勧める。
 「お爺ちゃんがSM」
 「おい。俺は元工作員だぞ」
 「えーーーーーーーーー」
 「見ろ」
 元大佐の退役身分証を見せる。
 「えーーー。お爺ちゃん大佐だったの」
 「お爺ちゃんは言いすぎだ。まだ六十五だぞ」
 「ごめーーん」
 「服脱げ」
 「シャワー使っていい」
 「此処で脱げ」
 「汚れているよ」
 「いいのだ。たっぷり辱めてやる」
 「分かった」
 十川茉奈は大して恥ずかしがってない。
 一気にスカートの下から持ち上げてワンピースを脱いでしまった。
 ショーツ、ブラの順に無造作に下着を取ってしまう。
 恥じらいは全くない。
 中本克己は責め方を変えることにした。
 十川茉奈を十字架に磔にする。
 「お前は辱めるより痛み付けた方が効果がありそうだな」
 まずは鞭を取り出す。そして大きな洗濯ばさみも取り出した。
 「えーーーーーーーーーーーーーーー」
 十川茉奈は嫌そうな表情で中本克己を見る。
 普通の竹の洗濯ばさみの倍くらいの大きさがある。それで乳首を鋏んでその左右の乳房を鋏む。
 両方の乳首に洗濯ばさみが三本横に並ぶ。六本ともピンと正面に突っ張っていた。
 中本克己は鞭を構える。
 「え、ええーーーーーーーーーーー」
 十川茉奈は洗濯ばさみを叩き落されると分かって恐々とする。
 中本克己の持っている鞭は先端が長方形の革二枚を縫い合わせて中に芯の入ったものである。
 大型の洗濯ばさみは十川茉奈のややボリュームのある乳房と乳首をかなり深く鋏んでいた。
 中本克己は一番右端の一本から狙う。
 硬い鞭の先端を確実に洗濯ばさみの咥えた根元を叩く。
 びしゃーーーーーーーーーん。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 十川茉奈は片目を歪めて悲鳴を上げた。
 洗濯ばさみは落ちてない。咥えが僅かにずれただけである。
 十川茉奈は両腕を左右に真っ直ぐ広げて十字架の横柱に手首。肘、二の腕を縛られていた。
 中本克己は鞭を振り被る。
 同じ洗濯ばさみにもう一本飛んで来る。
 びしゃーーーーーーーーーーーーーん。
 洗濯ばさみは乳房の皮膚を引き摺るように飛ぶ。
 「ぐうおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 十川茉奈は衝撃に膝を前に蹴りだす。
 「うふううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 痛みに顔を振ってさらに悲鳴を絞り出した。
 洗濯ばさみの飛んだ部分の乳房は痕がくっきり抉れて一部皮膚が剥けている。さらに点のように紅い血が滲んでいた。
 中本克己は右の乳房の左の一本を狙う。
 「あはーーーーーーーーーー」
 十川茉奈は恐怖に歪んだ表情で鞭を見る。
 中本克己は振り被らないでやや短く鞭を持つ。正確に鞭の先端で洗濯ばさみの口を叩く。
 洗濯ばさみは飛ばないで少しずれた。
 「うふぁあはんああーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 十川茉奈は痛みに猛然と躰を揺すって暴れる。
 咥えが浅く成った洗濯ばさみは繊細に痛い。
 中本克己は振り被る。
 洗濯ばさみの真ん中辺りを叩く。
 一気に弾けた。
 「うーーーーーーーーーーーーふうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 十川茉奈から強烈に甲高い悲鳴が上がる。
 
 川越ミッドタウン一号棟の病院。
 川崎優菜中尉と田中一美特務中尉はそれぞれ盲腸炎と胃潰瘍で入院していた。
 たまたま同じ病室だったのである。
 「ねえ。此処だけの話よ」
 川崎優菜中尉が田中一美特務中尉に手話で話よ掛ける。
 「・・・・・」
 田中一美特務中尉は黙って頷く。
 「酷い国になって残ったね」
 「生き残ったのはこの国だけよ」
 「夕嵐の人達何処まで耐え続けるのかな」
 川崎優菜中尉は自分が娼国でなくR国の工作員だったら加担していたと思う。
 「未来はないと思う」
 「一度話してみたいな」




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#一本鞭