鬼三のSM小説
女衒の國
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
その二十八 続帝國はリベラル的正義の撲滅を繰り返す
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「娼国を半円の起点に機動部隊と潜水艦隊を配置しましょう。娼国には小型潜航艇二十七機を配備しています」
葛城義和の案である。
「そうですね。娼国の周りは大型艦では動きにくいです」
ラドルフマレカル少将も認めた。
「海中爆弾を絨毯投下が有効です。ミサイルやロケットでは迎撃されたりデコイで躱されたりします」
天葛少将はこのやり方が有効と主張する。
「生産力はあります。数かつ早く落下する。逃げられることもありますがこの攻撃で何度か成功しています」
「当面のアメリカの潜水艦と夕嵐を撃退したらもう一度遠征かな」
平佐和はそっちはどうすると言う。
「そうですね」
加賀美少将が答えた。
R国D市。杉原凜香の鉄格子。
黒田美優と二人だけである。横山美由紀、河出夏海、佐々木舞は戻ってない。
舛田警視正は入って来た。
黒田美優と杉原凜香に戦慄が奔る。
「杉原凜香。明日の夜ね。心の準備して置いて」
舛田警視正はそれだけ言って戻ってしまう。
セレベス海。
夕嵐の潜水艦の会議室。
海底に着底してアンテナを海上に出していた。
田中一美元特務中尉の料理で昼食を摂る。
デミグラスソースを掛けたオムライスにコンソメスープである。
「私は娼国の周囲の浅い海に上野大尉らの小型潜航艇が潜んでいると思う」
吉丘蓮実元中尉が見解を語る。
「でもできるのはスクリューを破壊するだけよね」
浜田佳美元中尉はやや脅威が分らない。
「スクリューを破壊して衛星と連携してF18から800キロを一発で終わりよ」
「ハルゼー艦長は小型ロケット一発ならデコイで躱せると言っていました」
小日向奈央元少尉はそれも疑問と思ってはいた。
「だから九機いて格闘戦法よ」
「そうだよね。向こうは数が出せるね」
浜田佳美元中尉も理解する。
「バーバラ少尉が水中を索敵しても対応は不可能よ」
「そうだね」
「上手く一人だけでも逃げてくれたら良いけど」
吉丘蓮実元中尉はバーバラ少尉とサリー少尉が心配である。
「魚雷から変化するミサイルの効果はあるの」
「迎撃ミサイルを上から襲うミサイルが引きつけても速射砲に迎撃される。全弾使っても駄目だと思う」
「海底から突っ込んでホテルにランドセルドローンで上からとエレベーターと二手で突っ込む作戦は」
「ランドセルドローンで何人か屋上から入れても井上中佐に倒される。その前に大方が射殺ね」
「エレベーターからは」
「私は絶対無理と言った。ロボット兵だけで防がれる」
「そうだよね」
田川真琴元中尉も同一見解である。
「私達はどうする」
「何処かで空母を一隻やる。そして向こうの注意を分散させる」
「救助は」
「戦闘が終わって一段落してからよ」
「そうだね」
「そうよ空母を一隻でも沈めましょう」
「機動部隊は動き出したよ。第六機動部隊を狙おう」
吉丘蓮実元中尉はこの艦隊が一番警戒が弱いと見ている。
そしてこの艦からならば相手に見つかる前に打ち込める自信があった。
「第六機動部隊こっちに向っているよ」
逢見由愛元少尉が衛星の情報を確認して言う。
「待ち伏せましょう」
「五つの艦隊が扇状に進んでいる」
「娼国の沿岸は小型潜航艇だけね」
「しかし南の空軍基地からF18で来るには少し時間が掛かるよ」
「違うよ三機くらい上空に居れば良いのよ。燃料じゃなくて充電できるのよ」
「ああ」
「あっちは結果を見て動きましょう」
夕嵐の艦は待ち構える考えである。
唐津。海底の桟橋に設置された会議スペース。
東条英治大統領らが此処で会議を行っていた。
「吉丘蓮実らがあれだけ止めても行ってしまったな」
東条英治大統領は落胆している。
「アメリカのベテラン艦長が二人です。彼らからすれば若い女性の言うことですから。敬意は払って言っていてもそこは」
斎藤千春議員もベテラン軍人のプライドと言いたい。
「成功の可能性はあるのかな」
「蓮実さんら向こうの内部を知った元工作員が駄目と言うのだからね」
山本由紀乃議員も絶望的と言う。
「せっかく洞窟を整備してくれたのに全部未帰還かな」
澤田康弘議員も嘆く。
「新兵器の開発は進んでいるのですか」
「進んでいます。技術屋は居ますから」
「食料の方も徐々に良くなっていますね」
「生産方式が娼帝國と同じ屋内生産になりましたので三倍の生産量です」
「台風は一気に減りました。怖いのは地震だけです」
「海水温が異常に上がるのがなくなりました」
「問題は子孫反映ですね」
「それは今のところ絶望です。寿命を延ばす研究も進みません」
「やはり娼帝國を変えて国民を解放しかないですね」
東条英治大統領は崖っぷちの表情である。二十年くらいしか余裕はない。
川越。管理棟屋上。
小滝橋佳苗中尉は中元克己大佐らを迎えに来た。
「今回は」
「娼国に向かいます。今夜はスイートルームを用意しました。生贄は杉原凜香です」
「記憶にないな」
「そうです。機動部隊の宴会にばかり出されていました。画面には五年くらい出ていません。でも一通りの拷問は受けています」
「目論見通り夕嵐は動くのかな」
「直ぐに動くかは分かりませんが娼帝國の首脳を狙う意志は明らかにあります。もとから娼国に対立していた加重死刑囚ですから」
「救出して仲間にするという見解か」
「溝口中佐は」
「黒田美優までもか」
「ですから今回は外しています」
娼国。ホテル最上階天昇の間。
津梨清吉は休みである。
仲居がミニ懐石を運んでいた。
そのあとに刺し盛りが出されて湯野中と平佐和はコップ酒。真紀子と葛城義和はビールである。
溝口明日香中佐と准尉一人がカウンターの中。
井上貴江中佐は仮眠を取っていた。
他に五人配置されている。
「機動部隊の配置は終わったよ」
真紀子が報告した。
「何か引っ掛かってくれると良いがな」
湯野中は海栗だけを海苔に包んでつまみにしている。
「ずっと唐津の海底に隠れたままかな」
平佐和は生方機動部隊に何も掛からないのが苛立つ。
「私は常に出入りして外海に居る可能性が高いと思います」
「それじゃどの艦隊かに引っ掛かるか」
「可能性は五割くらいです。哨戒機からの発見は難しいです。小型潜航艇も動員してその程度です」
「この海図から索敵範囲は押さえているだろ」
「アメリカの艦は別として夕嵐の艦はスクリュー音を出さないで航行できます。小型潜航艇がソナー音波を出せばその範囲を避けます」
「発見は偶然しかないのだな」
「そうです。それでも網を張るしかありません」
「期待できるのは上野少佐らの小型潜航艇とF18ですね」
溝口明日香中佐がカウンターから口を挟む。
「それだけの防衛か」
平佐和は不安と言う。
「こっちの島のミサイル防衛はかなりのレベルです」
「だが大型のドローンが超低空で侵入したな。一度は態と入れさせたが」
「その防衛もできています。艦隊とは別にイージス艦を二隻港に配備しています」
「うん」
平佐和はやや納得の返事である。
翌日夕方。
R国D市。杉原凜香の鉄格子。
三田園矢一警部補と宇佐美伝吉警部補が入って来る。
下着とミニスカスーツが投げ込まれた。
「出発だ着替えろ」
娼国。ホテル四十六階の大宴会場。
中元克己大佐らは大道具を準備していた。
「今日はどうします」
「少し派手目に行こう」
人間を磔る大きさの車輪がレールに乗って左右に一回転ずつする大道具が搬入される。
測的装置が付いた弓矢や銀球を撃つ機関銃も搬入された。
続いて電気椅子も搬入される。
セレベス海。
夕嵐の潜水艦の発令所。
「哨戒機の発艦を始めたよ」
「この辺に網を張る気ね。少し離れましょう」
「動くよ」
「空母が発艦を終えて停泊したら目標を測的して攻撃しましょう」
「どっちを」
「二本。一本ずつ目標をインプットよ」
「そうか二隻とも発艦不能にして逃げる」
「そうよ。発艦ができなければイージス艦が追いかけて来るだけ。これと同型艦が居てもロボットが乗って多分こっちが軽いよ」
「停止した」
中依美緒元少尉が報告する。
「哨戒機は八機」
「少し待ちましょう。停泊を確認して」
「無音魚雷測的終わり。射程四万」
「良し。発射。直ぐ移動するよ」
「無音潜航で移動」
魚雷は海中を近くまで進んでギリギリで上昇する。
さらに海面が暗く雷積は見えない。
空母天城の艦橋。
「魚雷接近!」
ウーーーーーーーーー。ウーーーーーーーーーーー。
サイレンが鳴る。
「機関始動。転舵取り舵」
二艦とも機関を動かして回避運動を取るが間に合わない。
船腹に一本ずつ命中してしまった。
イージス艦が二隻ソナー音波を出して魚雷の来た方向に全速で向かう。
夕嵐の艦。
「魚雷命中。爆発音二つ。高速スクリュー音接近」
「全速で逃げるよ」
「同型の潜水艦のスクリュー音」
「よし。艦尾からデコイを撃ってこの艦の直ぐ後ろを航行させるのよ」
「六十二ノットくらい。こっちは七十ノット距離が離れて行くよ」
小日向奈央元少尉の測的である。
「予定通りね。全速で離れましょう」
娼国。ホテル最上階天昇の間。
「大変だよ。第六位艦隊が魚雷攻撃を受けて天城、雲竜大破」
「なんと」
湯野中は驚きに一瞬固まった。
「白鳥少将の参謀長から報告。夕嵐の艦らしいとのこと。こっちの新鋭艦が速度で追跡不可能。相手は七十ノット」
「どういうことだ葛城君」
帰り掛けていた平佐和は慄く。
「ロボットが五十体くらい乗っているからですよ。夕嵐は女性九人くらいですから」
葛城義和が説明した。
「ううん」
平佐和は怒り沸騰してしまう。
「まさに気狂いに刃物持って行かれたな」
湯野中も悔しがる。
「夕嵐の艦らしきは太平洋に向かって逃げたとのことよ」
真紀子が伝えた。
「それじゃこっちには来ないな」
平佐和はやや安堵する。
「いいえ。アメリカの艦が二隻とフランスの艦が。夕嵐は囮かもしれません」
葛城義和は警戒は緩められないと言う。
「その可能性が高いですよ」
溝口明日香中佐も葛城義和の言うことを支持する。
ジャワ海。
潜水艦ジョージワシントンとフランスの艦はジャワ海から北上していた。
狙うのは深夜である。
娼国。ホテル四十六階の大宴会場。
三田園矢一警部補と宇佐美伝吉警部補が杉原凜香を移送して来て中元克己大佐に引き渡した。
直ぐに神谷元一曹と大利根元二曹の手で全裸にされて準備されていた大きな車輪に両手を広げて大の字に磔にされてしまう。
弓矢が前面に設置された。発射機から打ち出す。だが先端は細い針で矢も軽くほぼ威嚇である。
機械が引っ張ってスコープで照準を合わせる。
秋本元兵曹長が照準を合わせに掛かった。
中元克己大佐が大きなスイッチを入れて車輪を回転させる。
ゆっくり一回転して右の端に止まった。
照準は正位置に戻った時の左の乳首に合わされている。
秋本元兵曹長は半回転して杉原凜香の頭が真下になったタイミングでスイッチをクリックした。
弓矢の速度と距離は車輪の半回転に合わされていた。
車輪は正位置でぴったり止まる。
弓矢の針は左の乳首を右に逸れて乳輪に突き刺さった。
「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
杉原凜香の悲鳴が強烈に轟く。
逸れたのは僅か三ミリである。
中元克己大佐が矢を抜いてしまう。
杉原凜香の乳輪から血の玉が浮いて壊れて流れて白い肌に血の線を描く。
秋本元兵曹長はもう一回左の乳首に照準を合わせる。
また中元克己大佐が大きなスイッチを入れた。
車輪は左に回転する。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
杉原凜香は恐怖に叫ぶ。
そして左の端に止まった。
「あふぁあーーーーーーーーーーーーーん。いやあーーーーーーーーーー」
顔を振って悲鳴を上げる。
そのまま逆回転してゆく。
秋本元兵曹長は杉原凜香の頭が真っ逆さまになった瞬間いスイッチをクリックする。
車輪は正位置で止まった。
矢は左の乳首の断面を抉るように突き刺さっている。
「ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」
杉原凜香はまた強烈に悲鳴を上げた。
既に乳首に血が滲んでいる。
中元克己大佐が待機していた看護婦を手招きで呼ぶ。
そして矢を抜く。
また血の玉が浮き出て流れる。
看護婦が止血して痛み止めを打つ。
小さな絆創膏を針が刺さった部分に貼って終了である。
杉原凜香の躰は震えていた。
秋本元兵曹長は次に右の乳首を外して乳輪と乳房の皮膚の境目を狙う。
杉原凜香の正面に下がったモニターにも照準が映っていた。
大利根元二曹が大きなスイッチを引き下げる。
車輪は左に回転した。
「あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
杉原凜香の恐怖の悲鳴が轟く。
車輪は左の端に止まる。
直ぐに逆回転して頭が真下になった。
秋本元兵曹長がスイッチをクリックする。
車輪は中央の正位置に止まった。矢の針は乳輪と乳房の境目にきっちり命中した。
「ぐうう。ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
杉原凜香の躰は痛みに強烈に震撼する。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーん。あふぁああーーーーーーーーーーーーーん」
涙はないが顔を振って涙声の悲鳴である。
照準を神谷元一槽が代わる。
スタッフが弓矢を銀玉機関銃に交換した。
これは連射ができる。
杉原凜香は躰中に打ち付けられると悟る。恐怖に震えてしまう。
中身は針ではない。銀球を入れる物だが同じ大きさに球状にした蝋燭の玉が込められていた。
撃ち出せば摩擦熱で柔らかくなって当たって溶ける。
中元克己大佐らは始まる前に微妙にその調整を行っていた。
今度は車輪の回転に合わせて連射する。
照準もついて行く。
神谷元一槽は一回目の照準を左の太腿に合わせた。
大利根元二曹が大きなスイッチを引き下げる。
車輪は右に回転してゆく。
機関銃は蝋燭の玉を連射する。
太腿に命中して弾けて貼り付く。
「う、うぐうわあーーーーーーーーーーーーーーー。ぐわあーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふぁあーーーーーーーーーーぐふぁあーーーーーーー」
次々に太腿に熱蝋が広がって付着した。
「がふぁあーーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー」
杉原凜香は痛みに喚き続ける。
一回転して正位置に戻った時点で左の太腿は蝋燭の膜が無数に被っていた。
照準は僅かにずれて十センチくらいの円の範囲に無数に落とした蝋の雫のようである。
「あふぁああーーーーーーーーーーーん。ああん。あふぁあーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
躰はブルブル震えて遂に失禁してしまう。
「あーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
なかなか失禁は治まらない。
車輪の下はびしょ濡れである。
ここで休憩指示が入る。
掃除の為ではない。
スタジオは新川越に切り替わった。
「第六機動部隊の空母二隻。天城、雲竜が夕嵐の潜水艦と思われる艦から雷撃を受けました。傾き大破状態です」
田原萌江が下着スタイルでスクリーンの横に立って読む。
「乗員とロボットはイージス艦清霜と初霜に移乗しました。損害が酷いのでイージス艦から魚雷で弔いながら撃沈しました」
真っ赤な下着姿の工藤美央が読んだ。
バンダ海。
アンテナを上げる夕嵐の艦。その発令所。
「二隻とも撃沈処分されたよ」
逢見由愛元少尉が娼帝國の報道を確認して伝える。
「成功だね」
「アメリカの艦には伝わらないね」
「もうじき攻撃開始よ。娼国に向かって全速よ」
セレベス海を抜けて真っ直ぐ航行して行く。
娼国に近い大陸棚。
ジョージワシントンとフランスの艦が接近していた。
大陸棚の下には上野愛菜海軍少佐指揮下の小型潜航艇が三隻着底している。
ジョージワシントンとフランスの艦の接近は探知された。
小型潜航艇一隻が音を起てないで急上昇する。
海面でアンテナを出して報告した。そのまま浮上せず海面すれすれに待機して待つ。
娼国。ホテル四十六階の大宴会場。
次は機関銃に蝋燭の玉ではなく硬い銀玉が装填された。
照準は大利根元二曹が合わせる。
今度は車輪を回転させない。
スコープではなく杉原凜香の躰のフロント面を狙って連射である。
「あがあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーーー」
杉原凜香は躰を揺すって強烈に泣き叫ぶ。
「あーーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーーーーー。まってーーーーーーーーーーーーーむりーーーーーーーーーー」
さらに泣き叫ぶ。
「あがあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーやめてーだめーーーーーーー」
動く限り藻掻き車輪を揺すって暴れる。
そしてまた失禁してしまった。
僅かな時間で躰中蚯蚓腫れの斑点が紅くなって無残極まりない。
「あがあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあはああーーーーーーーーーーん。あがあーーーーーーーーーーーーがふぁあーーーーーーーー」
乱射が止まっても喚き叫び続ける。
「い、いいたいーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーあふぁああーーーーーーーーーーん」
どうにも堪えられず泣き叫ぶ。
看護婦が皮膚表面麻酔を塗る。
そのまま四人掛かって杉原凜香の躰は電気椅子に移された。
頭に鉄条網で作られた冠を被せる。
電源に繋がった線の先端に付けられた針を乳輪の下に潜らせた。
「あ、ふぁあーーーーーーーーーーーーーん」
杉原凜香は痛みに悲鳴を上げる。
もう片方にももう一本潜らせた。
「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
さらに小陰唇を二枚合わせてもう一本で貫く。
「うふうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
涙を溢れさせた。
大利根元二曹が大きなスイッチを引き下げて電流を流す。
「ぐふぁーーーーーーーーーーーーーー。うう・・・・・うう・・・・・うう・・・・・うう」
杉原凜香の躰は強く震撼し続ける。
そして僅かな時間で口から泡を噴いてしまう。
中元克己大佐が直ぐにスイッチを切る。
ここでミサイルを迎撃する爆発音が連続して轟いた。
撮影は中止である。
搬送ができないので看護婦は医者を呼ぶ。
ホテル側に待機していた医者が向かう。
北の島では大型の誘導ミサイル二十二本が迎撃ミサイルで迎撃される。
変形する魚雷が切り離して空中に飛び出すのを速射砲が破壊した。その二段目から火炎ドローンが飛び散る。それを速射砲が高速連射で撃ち落とす。
消火装置が一斉に作動して島中に水が撒かれる。
低空を無数に飛んで来るロケットを二隻のイージス艦が迎撃。島に突入したのは速射砲と迎撃ロケットが破壊した。
ジョージワシントンから攻撃部隊がランドセルドローンを背負って上陸する。
三十名くらいが飽水の中を潜ってホテルに突っ込む。
これをロボット兵が応戦する。
銃撃戦になった。
ランドセルドローンを背負った別の部隊がホテルの建物すれすれに上昇する。
それを天昇の間の一階下から津島と天葛大尉が射殺。
屋上まで上がって露天風呂から突っ込んだ三名は井上貴江中佐と溝口明日香中佐が射殺した。
海中では小型潜航艇がジョージワシントンとフランスの艦のスクリューを小型ロケットで破壊する。
フランスの艦の艦橋。
「バーバラ少尉。サリー少尉と小型艇で脱出しろ。状況を報告だ。二人だけでも逃げろ」
「艦長は」
「全員で突っ込む。早く行け。大型爆弾を投下されるぞ」
バーバラ少尉が操縦して音を出さないで艦を離れた。
そのまま大陸棚の上の海底に着底する。
その頃上空に居たF18二機が小型潜航艇の誘導で二隻の艦に一発ずつ八百キロを投下した。
二隻とも大破である。
ランドセルドローンで脱出した数人ずつが仁川ホテルに突っ込む。
ジョージワシントンから飛び出した五人が津島らが射撃した反対側から屋上まで上昇する。
それを屋上で待ち構えた井上貴江中佐と数人で射殺した。
バーバラ少尉らは無音航行でその場をゆっくり警戒しながら離れる。
これらを二十キロくらい離れて確認していた潜水艦が居た。
アメリカ海軍の残存艦でアイゼンハワーである。
「ジョージワシントンともう一隻居たな」
艦長ハワード中佐はまだ事態が掴めてない。
「何故娼国を攻撃したのでしょう」
副長ケーリン少佐も警戒の表情である。
「此処を離れよう。危険だ」
ハワード中佐は一度逃げることを考えた。
「我々を行き成り攻撃して来たのは娼国の機動部隊ではないでしょうか」
ケーリン少佐はそう憶測する。
「焼け野原を爆撃したのも奴らだな」
ハワード中佐は決め付けてしまった。
バーバラ少尉の小型潜航艇。
「スクリュー音」
「これはアメリカの艦よ。ジョージワシントンと同型よ」
「追いましょう。これに乗せてもらわないと唐津までは行けない」
推進力を出して全速で追う。
アイゼンハワーの発令所。
「スクリュー音が追って来ます。特殊潜航艇の様な」
「どうします」
緊張が奔った。
その時水中通話が入る。
「アメリカ影の艦隊シードラゴンのサリー少尉です。収容してください」
サリー少尉は必死に呼び掛けた。
「ハワード中佐だ。海底に着底する」
バーバラ少尉は海底に着底したアイゼンハワーのハッチに接続した。
乗員が銃を構える中をサリー少尉からハッチの下の梯子を下がる。
「アメリカ人です」
下士官が報告する。
説明を終えてサリー少尉は小型潜航艇から会場にアンテナを出して夕嵐の艦に連絡を取る。
夕嵐も会場にアンテナを出していた。
二艦が太平洋上で合流する。
状況説明が終わってアイゼンハワーを誘導して唐津に帰還した。
女衒の國 その二十八 続帝國はリベラル的正義の撲滅を繰り返す 完
女衒の國 その二十九 東ヨーロッパの残存民族 に続く
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