鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その二十八 続帝國はリベラル的正義の撲滅を繰り返す

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 永井元一曹は二発目を構えた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。まってーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海は痛みが治まらないうちに二発目を構えられて恐怖の悲鳴を上げる。
 永井元一曹は構わず閉じ合わせた小陰唇を斜め下から叩き上げた。
 「があーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがふぁあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海は大口を破裂させた強烈な悲鳴と共に躰を硬くする。
 四十五度の角度で真っ直ぐ斜め上に延ばされた左脚を捩るように蹴って暴れさせて藻掻く。
 「ぐわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうあ、ああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な痛みに全身を捩って悲鳴を絞り出す。
 躰はブルブル震える。
 「あふぁああ。あはあ。はあ。はあ。はあ」
 暴れるのが治まってもスマートな太腿の肉が僅かに小刻みに震えていた。
 涙はぽろぽろ零れる。
 鞭も硬く叩き方も容赦ない。
 「あはあん。ふふぁああん。ふふぁん。ふぁん。あはん。あはん」
 太腿の僅かに緩んだ肉が小刻みに震え続け涙も零れ続けていた。
 拡大すると小陰唇の粘膜にやや血が滲んでいる。
 太刀川俊二の予定通りである。
 永井元一曹は山賀元一曹に鞭を渡す。
 山賀元一曹は右の乳房を狙う。
 「うふぁあーーーーーーーーーー。はーーーーーーーあーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海は恐怖に震える。
 山賀元一曹は横に振り被って右の乳房の下半分に叩きつけた。
 「ぐうふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 一本鞭のゴムの先端が柔らかい乳房をへしゃげる。河出夏海は左脚を強く蹴り上げて悲鳴を絞り出す。
 「うーーーーーーーーーーぐうーーーーーーーーーーーーうぐううーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 躰を揺すって藻掻く。そして痛みにぶるぶる震える。
 「あふぁああーーーーーーーーーーーーーん。ああ。あはああーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーん」
 また震えながら涙が溢れ出る。
 山賀元一曹も二発目を構えた。
 「あーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーまってーーーーーーーーーーーーーーー。少し待ってーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海はさらに涙を溢れさせて泣き叫ぶ。
 「あ、ああーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーん。あふぁあ。ああ。あふぁあ。ああ。あはあ。ああん。はああーーーーーーーーん」
 泣き喚き藻掻き続けた。
 山賀元一曹も僅かに待ったが河出夏海の荒い息遣いが治まらないので振り被ってしまう。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海はそれを見て泣き悲鳴になる。
 山賀元一曹は鞭の先端でその悲鳴を叩き割るように右の乳房を叩いた。
 「がふぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐううーーーーーーーーーーーーー」
 右に受けた一発目は蚯蚓腫れが紅く滲んでいる。それをややずれて二発目の蚯蚓腫れが浮いて来た。
 河出夏海は左脚を蹴り上げ躰を強烈に揺する。そして大口を縦に破裂させて悲鳴を絞り出す。
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 津梨清吉は帰ってカウンターの中には溝口明日香中佐が居る。
 平佐和はルームに引き揚げて三人だけである。
 「ねえ。僅か六回なのに物凄い反応だよ」
 真紀子でさえ鞭の強度が分らない。
 「先端がかなり硬いゴムです」
 葛城義和も想像は付くが実際の痛さは分かってないのである。
 「ゴムが四角いよな。その角を当てている」
 湯野中にはそう見えた。
 「先端が七ミリ角です。角でも横面でも痛いですよ」
 葛城義和はそう推測する。
 「真っ赤に滲んだ蚯蚓腫れが強烈よ」
 真紀子は一発の痕がかなり悲惨と見る。
 「太刀川俊二もなかなか考えてくれていますね。夕嵐を叩いた鞭より痛いですね」
 溝口明日香中佐はこっちの目的に太刀川俊二が貢献してくれていると言う。
 「夕嵐の奴らがこれに乗ってくれたら良いがな」
 湯野中は半信半疑である。
 「乗る可能性は高いと思います。究極の拷問で病院送りにすれば娼国になります。此処を狙う意志があれば動く可能性は高いと思います」
 溝口明日香中佐は潜水艦を二隻も破壊されて小型潜航艇も上手に使われて怒りに滾っている湯野中にそう答えた。怒りを癒す気遣いである。
 
 R国D市。報道スタジオ。
 河出夏海はそれから左右の太腿の頂点から内腿に掛けて十二発叩かれた。
 太腿の表面から内腿に掛けて片側六本の蚯蚓腫れが紅く滲んで目盛りの様に並んでいる。
 泣き腫らして汗に塗れた悲痛な表情で震え続けていた。
 太刀川俊二らは洗濯鋏を持ち出す。
 それを乳房の蚯蚓腫れに鋏む。
 山賀元一曹が右の乳房に横に流れた蚯蚓腫れの筋二本に三個ずつ鋏つけた。
 「うう。あ、ああ。うう。あはあ。ああ」
 河出夏海は痛みに声を上げてしまう。
 太刀川俊二は左の乳房に六個鋏んだ。
 永井元一曹は小陰唇に片側ずつ鋏つけて斜めに引っ張り上げられた左の内腿の蚯蚓腫れ六本に一個ずつ鋏む。
 「ううーー。うーーー。ううーー」
 河出夏海は鋏まれるだけで痛い。
 太刀川俊二と山賀元一曹が右の内腿にできた横の蚯蚓腫れに一本ずつ鋏む。
 合計二十六個の洗濯鋏が河出夏海の躰に鋏みつけられた。
 「あーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーん。ああん。ああん」
 河出夏海の全身を痛みが襲っている。
 涙と汗に塗れた無残な表情でカメラを見ていた。
 太刀川俊二は永井元一曹に鞭を渡す。
 今度は横幅七センチくらいで平たく先端は三つに割れた短めの鞭である。
 だが永井元一曹は躰を叩いた方の鞭を主張する。
 太刀川俊二はそれに任せた。
 永井元一曹は小陰唇の右のビラビラを鋏んだ一本を狙う。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海はそれを叩き落とされると感じ取って悲鳴を上げた。
 永井元一曹は小陰唇の片側を鋏んだ洗濯鋏を的確に叩く。
 「くうぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 洗濯鋏は飛ばない。ずれて角度が変わっただけである。河出夏海の甲高い悲鳴がスタジオを劈く。
 永井元一曹は続けて叩いた。
 「うぐ、ふうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海の顔が縦に真っ直ぐに伸びて大口を破裂した悲鳴がスタジオに染み渡る。
 鞭で叩かれて血が滲んだ小陰唇の粘膜。それを鋏んだピンチを叩かれた繊細な痛みである。
 洗濯鋏はまだ飛ばない。僅かに粘膜の先端を鋏んでぶら下がっていた。
 永井元一曹はそれを的確に叩き落とす。
 「ああーーふふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海の頭は後ろに逸れて大口を上に向けて悲鳴が空気を震撼した。
 「ふふぁああーーーーーーーーーん。あはあ。はあ。はあ」
 また涙の粒が溢れて壊れる。
 叩いた永井元一曹はその姿を体を硬くして生唾を飲み込むように見入る。
 興奮の極致である。
 そのまま鞭を山賀元一曹に渡す。
 山賀元一曹は自分が鋏んだ右の乳房の一本を狙う。
 紅く滲んだ蚯蚓腫れを洗濯鋏の口が鋏んでいる。残酷極まりない姿である。
 生唾を呑み込んで慎重に狙いを定めた。
 河出夏海は悲痛そうに目を瞑って顔を逸らして身構えている。
 山賀元一曹は内側下の一本に叩きつけた。
 ビシャ。洗濯鋏は落ちる。
 「うぐ、う、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海は痛みに躰を揺する。
 「あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 顔を振って藻掻く。乳房の蚯蚓腫れが割れて血が流れている。
 河出夏海からまた涙が溢れた。
 山賀元一曹は太刀川俊二に鞭を渡す。
 太刀川俊二は斜め上から吊るされた内腿の六本を下から狙う。
 洗濯鋏の横の面が正面になるように斜め左に立つ。
 下から三本が咥えた洗濯鋏の口辺りに叩き込む。
 ガシャーーーーーーーーー。
 下から三本目が飛ぶ。次が僅かに咥えて引っ掛かっている。一番下は半分くらい咥えがずれていた。
 「は、ひゃああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーふぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海は大口を縦に破裂させて甲高い悲鳴をスタジオに浸透させる。
 飛んでしまった一本の咥えた部分の蚯蚓腫れが剥けて血が滲んでいた。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーん。あはああん。あはん。あはん。ああん。あはあ」
 太刀川俊二は続けて引っ掛かっている二本を叩く。
 「うふーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ふふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーふぁーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈に甲高い悲鳴が見ている者の耳を劈く。
 太刀川俊二は同じ位置で構えた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーあはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああん。まってーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海は痛みに堪えられずまた泣き叫ぶ。
 太刀川俊二は哂いを浮かべる。
 
 唐津。海底の桟橋。
 夕嵐の潜水艦の会議室である。
 田中一美元特務中尉の調理したつまみで唐津で製造した純米酒を飲みながら娼帝國の放送を確認していた。
 「ねえ。今日の拷問特別に残酷じゃない」
 黒田穂美元少尉が呟く。
 「そうだよ。私達より痛い鞭だよ」
 浜田佳美元中尉も恐ろしさを噛み締める。
 「あんな鞭。存在したの。叩く部分が硬いゴムじゃない」
 田川真琴元中尉も先端部分を見て言う。
 「きっと太刀川の奴が作ったのだよ」
 小日向奈央元少尉はこの三人の残酷さは充分に分かっている。
 「紅くなった蚯蚓腫れの上から洗濯鋏つけて叩いたから皮膚が柘榴の様に割れて凄いよ」
 田中一美元特務中尉は見るに堪えない。
 「娼国の病院に送ってしばらく入院させて医療用モルモットにする気だよ。奴らの嫌いなフリーライター、ジャーナリストだからよ」
 吉丘蓮実元中尉が決め付けてしまう。
 
 R国D市。報道スタジオ。
 河出夏海は乳房を鋏んだ洗濯鋏を全部叩き落とされていた。
 深紅に滲んだ蚯蚓腫れが部分的に柘榴の様に割れて美しい乳房の下半分が無残な姿である。
 太腿も紅く滲んだ蚯蚓腫れの筋が目盛りの様に六本ずつ刻まれそれぞれ部分的に割れて一部血も流れていた。
 十字架に磔にされ左脚を四十五度の角度で吊るされた躰はブルブル痛みに震えて苦しい息遣いを漏らす。
 永井元一曹が鞭を受け取った。
 残った洗濯鋏は左の小陰唇を鋏んだ最後の一本である。
 河出夏海の表情は恐怖に怯えていた。視線が定まらない。躰も顔も微妙に震えていた。
 脅えて見開いて定まらない視線が恐怖に凍った心中を物語っている。
 永井元一曹は最後の一発と滾っていた。
 悦びを込めて叩く。根元より後ろを叩いて洗濯鋏を震えさせる。
 角度がずれて挟みが浅くなった。
 「うふぅーーーーーう、ふうぅーーーーーーーーーーーーーーー。ふふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海は強烈に甲高い悲鳴である。大口を破裂した顔の表情が瞬間ガラス人形のように固まる。
 吊るされた左脚はぶるぶる震えていた。
 永井元一曹は続いて狙いを定める。
 今度は洗濯鋏の先端手前を緩く叩いた。
 洗濯鋏はずれて一ミリくらい皮膚を抓んでぶら下がっている。
 「ふふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ふうふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さらに甲高い悲鳴がスタジオを劈いた。
 永井元一曹はさらに狙いを定める。
 先端の一点に力を籠めた。正確な狙いで皮膚を僅かに抓んだ洗濯鋏の先端を強く叩き落とす。
 「ふふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うう、ふぁふぁ、ふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海の表情が破裂して固まる。甲高い悲鳴が浸透した。
 「ぐふわあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。があ、ああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 痛みに強烈に藻掻く。
 そして小陰唇の粘膜が傷ついて大陰唇との境目を血が流れる。
 「あはあーーーーーーーーーーーん。あ、ああーーーーーーーーーーん。いたいよーーーーーーーーーーーーーーあ、ああーーーーーーーーーーーーん」
 完全に泣き悲鳴である。
 スタッフが通常サイズのローターを五つ渡す。
 太刀川俊二がそのうち三つを受け取る。
 永井元一曹と山賀元一曹が一個ずつ受取った。
 太刀川俊二はローターを三つとも河出夏海の膣に突っ込んでしまう。そのまま三つともスイッチをいれた。
 「あーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーん。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海は全身の痛みからローターの責めに躰を任せてしまう。
 永井元一曹と山賀元一曹それぞれ乳首に当てる。
 スタッフが尿道バイブを渡す。
 太刀川俊二が受け取って尿道の亀裂に突っ込んでしまう。
 「あーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海は尿道に進入された違和感に悲鳴を上げる。
 太刀川俊二は尿道バイブを回しながらピストンさせた。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 永井元一曹と山賀元一曹はじっくり乳首を責める。
 河出夏海は膣の中で暴れる三個のローターが強烈である。
 太刀川俊二は一度尿道バイブを抜く。
 押し出されたのである。
 小水が流れ出る。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 気持ち良さそうな悲鳴にも聞こえた。
 太刀川俊二はもう一度尿道バイブを突っ込む。
 「あーーーーーーーー。あはーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海の躰は強く突っ張る。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーはーーーーーーーーーーーーー」
 そして弾けた。
 「あはあーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーん。あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 躰を痙攣させ荒い息遣いを続ける。
 太刀川俊二は河出夏海の躰が弾けて尿道バイブを指先から離してしまった。
 それを抜き取ってローターも一個ずつ抜き取る。
 ローターはドロドロの膣液に濡れて出て来た。
 「あはああ。ああ。あはあ。ああ。ああ」
 河出夏海の躰はまだ痙攣している。
 スタッフが大型のクスコを渡す。
 別のスタッフが半田鏝を熱くしていた。
 太刀川俊二はビデボトルを要求する。そして耳打ちで希硫酸をスポイトに入れて来るよう要求した。
 ヒデボトルで滑りが溜まった膣の中を洗う。
 ドライヤーを冷風にして軽く中を乾かす。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海はドライヤーの風にも声を上げてしまう。
 太刀川俊二は正面を自分の体で隠して小さな開口器で子宮口を抉じ開ける。ラミナリア桿ではない。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 河出夏海は痛みに強烈な悲鳴になった。
 太刀川俊二はスポイトの希硫酸を流し込む。
 小さな開口器を抜いてクスコを横向きに入れ直して二人に合図する。
 永井元一曹が半田鏝を持っていた。
 山賀元一曹は瞬間皮膚麻酔を細く長いヘラに塗って待つ。
 永井元一曹は膣天井部を半田鏝で焼く。
 「あはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーあがあーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海は痛みに強烈な悲鳴を上げ続けた。
 永井元一曹が半田鏝を抜いて離れる。
 山賀元一曹が長いヘラに塗った瞬間皮膚麻酔を焼いた部分に塗って痛みを止めてしまう。
 「あ、ああ。ああ」
 「痛みは治まったか」
 太刀川俊二が確認する。
 「あ。ああ」
 河出夏海は半信半疑な表情である。
 どうやら治まったらしい。
 永井元一曹は膣の下部を焼く。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」
 河出夏海はまた強烈な悲鳴になってしまう。
 永井元一曹が下がると山賀元一曹がへらで瞬間皮膚麻酔を塗る。
 「ああ。あふぁあーーーー。はあ」
 痛みが一挙に引いたのである。
 「終わりだ」
 太刀川俊二はクスコを抜いてしまう。
 全部焼く時間はなかったのである。
 看護婦が二人ストレチャーを押して来る。
 既に放送は終了していた。
 「全部焼けなかったですね」
 永井元一曹は時間切れで不完全と言う。
 「充分だ。あれでひと月は入院だよ。この後の二人より入院期間が長く持てば良いのだろ」
 「先に退院しないようにしたのですね」
 「そうだ。次は来週だ」
 
 娼国。ホテル最上階天昇の間。
 湯野中はT市に帰った。
 真紀子と葛城義和だけである。
 カウンターの内側で溝口明日香中佐が荻野結花大尉と連絡を取っていた。
 第三機動部隊共々索敵効果はない。
 「やっていることはこれまでと変わらないけど何か執拗に残酷だったね」
 真紀子は一定の評価をした。
 「良いと思いますよ。あの連中の怒りを充分に買えます」
 葛城義和も内容の執拗さを強く感じている。
 二人もカウンターを立ち上がった。
 ルームに引き揚げる。
 溝口明日香中佐らも深夜担当の二人と交代してルームに引き揚げた。
 
 唐津。海底の桟橋。
 夕嵐の潜水艦の会議室である。
 「何か凄く後味が悪いよ。いつもそうだけど今日はもっと」
 小日向奈央元少尉は放送を見終わって不快感を表した。
 「そうだよ。使っているのはピンチだけど残酷な使い方だよ。永井一曹なんか興奮の極致で叩いていたよね」
 田川真琴元中尉である。
 イヴェット中尉とサリー少尉は見るに堪えられなくてキャビンに戻って休んでしまった。
 「太刀川も残酷だけど。あいつは心底趣味なんじゃない」
 小日向奈央元少尉は永井元一曹から受けた拷問の不快感を忘れてない。
 誰よりも自分を虐めるのに加虐心が籠っていたと思う。
 「いったい何の為に拷問を強化して放送するのかな」
 田中一美元特務中尉も内容が究極に強化された意識が拭えない。
 「私達が今度進入して捕まったら拷問は凄いぞという警告かな」
 浜田佳美元中尉である。
 「違うと思う。私達は生け捕るより射殺の方向に転換したと思う。他に目的があるよ」
 吉丘蓮実元中尉は否定した。
 「そうだよね。私達に警告ではないよ」
 田川真琴元中尉も他の目的と言う。
 「奴らの嫌いなフリーライター、ジャーナリストを選んで拷問して国民にそういう行為は強く叩くと警告しているの」
 逢見由愛元少尉はジャーナリストを極端に嫌う天昇の間の意向と思った。
 「その可能性もあるね。唐津の市民への威嚇かもね」
 吉丘蓮実元中尉やや納得する。
 
 五日後。
 新青森。
 一般のラウンジ。
 小滝橋佳苗中尉は當間五郎を探しに来た。
 携帯電話が廃止になった不便さは変わらない。
 今回は五人が簡単に見つかった。
 「明日の十時に迎えに来ます。宜しいですか」
 「了解です」
 「先週見ましたね」
 「ええ。なかなか手が込んでいました」
 當間五郎も評価する。




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