鬼三のSM小説
女衒の國
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
その十八 女躰売買復活
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娼国。南の島五号棟四階である。
R国北の潜水艦が横山美由紀を移送して来た。
鉄格子に収監する前に取調べを行う。
真紀子と葛城義和が懸念している事項を確認する。平佐和と湯野中は来ていない。
代わりに柿崎一行が日本から戻っていた。
正面に真紀子と葛城義和が居る。横山美由紀は葛城義和の存在に慄き怒りがこみ上げる。
柿崎一行とは帯広で対面している。
「長旅でお疲れ様。蛇イレポンのお好きな三流紙の記者さん」
真紀子が立って迎える。
「やめてーーーーーーーーーーーーーー」
横山美由紀は蛇イレポンの言葉に震撼した。
「まだ充分に真実を話してもらってないよね」
真紀子は徹底的に拷問する構えである。
「そんな」
横山美由紀は拷問されると察して怯える。
「柿崎さん。この件は北側よね」
真紀子は帯広が北側の進出した街だと主張する。
「左様で御座います」
「貴方が拷問担当ね」
「はい。私とマレカルで行います」
柿崎一行の部下と一緒にラドルフマレカル少将が入って来る。
ラドルフマレカル少将は横山美由紀を拷問台に大股開きで固定するよう部下に要求する。
大きな拷問台が運び込まれる。
二メートル四方は有る。高さ一メートル。その一つの面に公園の鉄棒のような物が立っている。
柿崎一行の部下が四人掛かって横山美由紀の服を脱がす。
横山美由紀は日本の警察が弟子屈まで移送したままの服装である。
「やめろーーーーーーーーーーー」
横山美由紀は抵抗する。
「おとなしくしろーーーーー」
柿崎一行の部下四人は強引に押え付ける。
「やめろーーーーーーーーーーーー。おーーーーーーーーーい。元総理!なんでこんなことさせるーーーーーー」
横山美由紀は葛城義和に講義する。
葛城義和は立ち上がる。
「お前はR国の加重死刑囚だ。此処は娼国だ。日本の法律も常識も通らない。そして私はもう日本の政治家ではない」
葛城義和は横山美由紀の抗議を却下する。
その間にも容赦なく柿崎一行の部下四人は横山美由紀の着衣を剥ぎ取る。
「やめろーーーーーーーーーーーーー」
横山美由紀はまだ抵抗する。
「うるせーーーーーーー。おとなしくしろーーーーーーーーーー」
四人で拷問台に押し倒す。暴れる横山美由紀の脚首を掴む。
鉄棒の角に脚首を縛り付ける。股が広がり閉じ合わせた女の部分の粘膜が丸出しに成る。
横山美由紀は拷問台にV字開脚に固定されてしまった。
柿崎一行が鞭を持つ。
「やめてーーーーーーーーーーーーーーーー」
横山美由紀はそれで女の部分を叩かれると分かる。堪らず講義の叫び声を上げる。
「確り懲らしめて白状させないと副主席に怒られる」
容赦なく狙いを定めて閉じ合わせた女の部分の粘膜を叩く。
「ううーーーーーーーーーーーーーーー。う、うう、おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
横山美由紀は股間を震撼させ頭を振って大口を破裂させて悲鳴を上げる。
「あ、ああーー。あはあ。はあ。はあ。はあ」
横山美由紀は一発でもかなり辛い。
「誰から情報を得て帯広の領事館に入った」
柿崎一行はここからである。
「知り合いのさらに知り合いが帯広に行って風俗で働いて金を借りると聞いたから。その後をつけたのよ」
「その女は」
「その人は何も知らないよ。バンスが借りられるから」
本当に無関係なのである。世間話のように口コミが流れたに過ぎない。
「風俗で働く奴を逮捕はしない。問題は情報の出所だ」
柿崎一行は次の鞭を構える。
「あーーーーーーーーーーーーー」
横山美由紀は柿崎一行が鞭を構えただけで悲鳴を上げる。
柿崎一行は一気に振り下ろす。
鞭の先端は長方形の革のチップが二枚重なっている。閉じ合わせた粘膜を割るように鞭の先端が強く当たる。
「ぐうわあーーーーーーーーーーーーー。う、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
横山美由紀の躰は瞬間固まって弾ける。
「ぐうーーーーーーーーーーううーーーーーーーーーーーーーーー」
横山美由紀は既に涙を溢している。
「そいつの名前を言え」
柿崎一行は追い詰める。
「知り合いの知り合いだよ。安藤沙奈美という名前だよ。その人は私の知り合いにお金を借りに行って働くと言っただけだよ」
「お前に伝えた知り合いは」
柿崎一行はもう一発構える。
「やめてーーーーーーーーーーーーーーー」
横山美由紀はそれを見ただけで泣き悲鳴に成る。
「いえーーーーーーー」
言葉と共に鞭を振り下ろす。
「うおーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
横山美由紀の躰は強く暴れる。
「ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「言えーーーーーーーーーー」
「あはあーー。ああ。あはあ。はあ。はあ。はあ」
「誰がお前に伝えた」
「あーーーーーー。いうよーーーーーーー。たたかないでーーーーーーーー。い、いたいーーーーーーーーーーー」
横山美由紀は泣き声で訴える。
「誰だ」
バーーーーーーーーン。
柿崎一行は拷問台を叩く。
「ああーーーーーーーー。同級生の山添圭子。でも彼女は何も知らないよーーー。友達の事情を話しただけだよ」
「お前が帯広の領事館に行くと誰に言った」
「だから。福井県警の森知治巡査部長だよ。沙奈美をつけて帯広に来てから居場所を連絡していたよ」
「森知治巡査部長はオークション会場に潜り込んだ。どうやって調べた」
「分からないよ。彼女が調べたのだよ。あーーーーちがう。一緒の飛行機に乗ったよ」
「それしか潜入はできないな。道中は引率者と一緒の筈だ」
柿崎一行も納得する。
「偶然業者が森知治巡査部長を知っていなければ面倒な事に成ったのね」
真紀子が後ろに来ていた。
「そうです。やくざを責めるわけには行きません。この程度は在り得ます。煩いマスコミを徹底的に無力化しかありません」
「そうよ。こういった事に動かなければ良いのよ。こいつは徹底的に拷問しましょう」
「副主席が叩きますか」
「判った」
真紀子は細いワイヤー状の一本鞭を選ぶ。
これで強く叩いたら皮膚が破れそうである。
横山美由紀はそれを見て恐々とする。
真紀子は乳房を叩く。
「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーー」
一発で蚯蚓腫れが浮きそれが真っ赤に成る。
横山美由紀の首が競り上がって頭が後ろに反る。大口を破裂させて躰は震撼する。
「うう、ぐううーーーーーーーーーーーーーーーー」
相当な痛みである。
「あんたは許さないよ」
真紀子は女の怖さを滲ませている。
「なんでよ。領事館に入っただけだよ」
「オークションで金を借りに来た女性とオークションの実態を暴く。それを報道するためでしょう」
真紀子の言い方には怒りが沸騰している。
「日本では当然のことだよ」
「領事館は日本ではないのよ。だから日本の警察も協力したでしょう。貴女は新聞社の記者。娼国とR国では取材目的の入国は禁止よ」
「それだからって加重死刑は」
「領事館の一階玄関には表示されている筈よ。マスコミ関連は特別な許可がない場合スパイ行為で加重死刑が適用されますとね」
「えーーーーー。見てないです」
「見る見ないは貴女の都合よ。日本でも建造物侵入には成るわね」
「それとは余りにも。それでは森知治巡査部長は加重死刑ではないですね」
「あらスパイ行為よ。福井県警本部長も認めているわよ」
「ああ。何ということ」
真紀子は鞭を構える。
「やめてーーーーーーーーーー。もういやあーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー」
鞭は乳房に炸裂する。
「うおーーーーーーーーーおおーーーーーーーーーーーーん。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーー」
横山美由紀は躰を動く限り右に左に振って痛みに藻掻く。
「私も昔ハードコンパニオンで叩かれていたの。だから痛みは充分分かる。風俗嬢には手加減するわ。でも貴女にはしないよ」
「・・・・・・・」
横山美由紀は恐怖に追い詰められた表情を崩して真紀子を見る。
「貴女のように風俗を糾弾しようとする女はとことん許さないよ」
真紀子は正面に回る。
女の局部を狙って鞭を構える。
「やめてーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
叩く前から横山美由紀の恐怖に崩れきった顔から悲鳴が上がる。
真紀子は憎しみを籠めて鞭を振り被る。
般若の形相になり力を籠めて叩く。その鞭の先端は閉じ合わせた女の部分を斜めに叩いている。
「ぐうおーーーーーーーーーおおーーーーーーーーーーーーん。う、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーー」
V字開脚の横山美由紀の腰は迫上がって躰は震撼する。口から食いしばった歯がこぼれ目から涙が溢れている。
「いい。あと二十回叩いて。この女のお○○こを」
真紀子は若い柿崎一行の部下に鞭を渡す。真紀子の目から柿崎一行の部下の中で一番残忍そうに見えた男である。
既に横山美由紀の女の部分の粘膜からは血が滲み出ている。
持っている鞭は細いビニール紐をワイヤー状に編んだ物だがかなり強い。二十回叩けば女の部分は血みどろになり粘膜が千切れそうである。
若い部下はその鞭を受け取る。
真紀子は席に戻って救急ヘリを手配する。
既に葛城義和は横山美由紀の同級生山添圭子の身辺確認を日本の警察庁に依頼していた。
福井県警本部長から葛城義和に連絡が入った。
「葛城先生。横山美由紀と森知治巡査部長の身辺は洗っております。今のところ動きそうな者は居ません。引き続き警戒します」
日本では横山美由紀と森知治巡査部長が海外テロに参加するべく出国したと報じられている。
警察は堂々と捜査ができる。
娼国、R国はマスコミ鎖国であり売春の自由国である。その批判は国際的にそれなりには存在する。
だが香港やミャンマーの様な情勢ではない。そこは大きく一線が引かれる。
その国に潜水艦や首脳殺害計画を持って侵攻すればテロとなる。マスコミも問題を感じつつも警察までを疑う報道は簡単にはできない。
「横山美由紀と森知治巡査部長の周辺は問題なさそうです」
葛城義和は真紀子に日本の確認状況を説明する。
「日本からまだまだフェミニストとリベラルが攻めて来るのね」
「終わりはないでしょう。日本を完全に経済手中に収めるのはさすがに無理ですよ」
「そうね」
「こっちの件より元国民党衆議院議員木邑良乃にまだ仲間が居ないかを心配しています」
葛城義和はそっちを懸念する。
「そうね。まだ居るかもしれないね」
「あの女どうします」
葛城義和は断続的に横山美由紀の悲鳴が聞こえる方を指す。
「若いのに叩かせて。病院送りよ。その後はT市秘宝館で」
「そうですね」
横山美由紀は七回くらい叩かれて失禁して失神してしまった。女の部分は既に血みどろである。
已む無く衛生兵が運び出した。
広瀬亜理紗元テレビ太陽アナウンサーは肛門裂傷で入院していた。警備兵が二人病室を見張っている。
完治には日数が掛かりそうである。
娼国の大学病院教授がインターンを二十人くらい連れて回診に来る。広瀬亜理紗は学様患者の扱いと成っていた。
肛門を開口器で開く為にキシロカインゼリーをインターンが指で塗る。
「う、ううーーーーーーーーーーー」
広瀬亜理紗は顔を顰めて堪える。
開口器で教授が広げるとインターンは一人ずつ必要のない女の部分に触りながら傷を確認する。
日本では学用間者でもありえない光景である。
広瀬亜理紗は顔をベッドに埋めて堪え続ける。
だが此処に居る間の地獄は軽い方である。秘宝館に戻されれば三日に一日の地獄が数倍恐ろしい。
帯広ニューシティ。R国の用意したプレイルームである。
横山美由紀が領事館まで尾行した安藤沙奈美は客が付いてプレイルームに派遣されて来た。
帯広ニューシティ内に住む人しか利用はできない。もとより道警が介入することはないがマスコミを警戒する。
帯広ニューシティ内に住む人以外は薄野に行って貰う。
客は医者であった。
医者は一夜二十五万のプレイ代を払ってハードコース六時間で入った。プレイルーム代は別途一万掛かる。
この医者はハードプレイができると聞いて帯広ニューシティに移転した。
中で診療所も開業した。
日本国内のSMクラブの大方がソフトである。ハードなプレイを謳っていても女の子はなかなか客の思うようにはさせない。
此処ではやくざが引っ張ってきただけに充分な教育と調教がなされている。
医者は麻酔の準備までして来ていた。
医者は沙奈美がシャワーを使っている間に準備をする。
沙奈美がシャワーから出て来ると拷問椅子に乗せる。他の日本のSMクラブのように女の子から何をするかなどと確認したりはしない。
そこは東丸秀三郎若頭補佐の配下の組員が教育している。
医者は沙奈美の膣にローションを流し込む。ローターを三つ用意している。順番に三つとも膣に突っ込んでしまう。
一気にスイッチを入れる。
「あはあーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーーーーーーーーーー」
ローター三つは地味なようでかなりの責めである。
医者はローターを入れた膣口を粘着テープで塞ぐ。
小型の電マを持つ。それでクリトリスを責める。その体勢でクリップを拾う。書類を挟む鉄板を三角に折った物である。
挟む面が二センチくらいある。それで乳首を咥えさせ乳房を鋏む。
「う、うう、うーーーーーーーーーーーーーーー」
喘ぎ声は一気に悲鳴に成る。
もう一個鋏む。
「あはあーーーーーーーーーーーーん」
医者は小型の電マでクリトリスを包皮の上から責め続ける。
次は蝋燭に点火する。
乳房にゆっくり蝋涙を落とす。
「う、ううーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーー」
沙奈美は熱さに声を絞り出し続ける。だがそれほど熱くはない筈である。新人だが今日が初めてではない。
責めは官能、痛み、熱さのミックスとなった。
医者は蝋燭の炎を斜め下にする。
「ううーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーー。う、ううーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーー」
沙奈美の声は変化した。
蝋燭の熱さが変わったのである。
火傷する程ではない。蝋燭を並行から斜め下に向けると熱さは変わる。
医者は乳首の痛みと熱さから逃れようと膣のローターと電マに沙奈美の意識が行ってもらいたい。
失神が目的である。
沙奈美の躰はゆっくり赤い蝋涙の雫が積もって赤く染まってゆく。
医者は二時間ぐらいを失神の目安に考えている。
R国TS市。港に近いビジネスホテルである。
一同は日本の会社名で宿泊していた。
大久保加世と山本真衣香、永野芽衣の他男性六名である。
TS市に事務所を借りて魚類の買い付けを目的とする名目で入り込んだ。日本で倒産しかけた水産企業を買い取っている。
名前は大久保水産と改名した。山本真衣香と永野芽衣が取締役である。
直ぐに葛城義和暗殺には動かない。
実際の買い付けから行う。
これまでの状況から娼国やS市、T市に入ることは避けた。
TS市の方が警備体制は緩いと言う調査からである。
大久保加世らはR国の地図にない境界線も理解している。
情報は吉岡理穂の時点から引き継がれ随時更新されていたのである。
既にR国の弁護士は捕まり資格剥奪の上懲役刑に成っていた。M国の弁護士もM国で資格剥奪の上禁固刑である。
娼国のホテルラウンジの女性バーテンは銃殺刑。その夫は終身刑とされた。見つかってないのはT市のホテルに潜入している間者である。
R国の弁護士は居ないと断言した。居たとしても他のルートで自分は知らないと主張し続けたのである。
吉岡理穂以来の情報源は壊滅したと言える。
大久保加世はR国の日系人が経営する養殖場と取引を開始していた。日本ではスーパーへの卸売りルートが協力企業関連で確保できていた。
事務所を決めたら住居をTS市に確保する。さらに娼国にサーバールーム確保の予定である。
TS市警とTS市はまったく疑わなかった。
以前の情報で滝澤沙緒里はT市の住居には殆ど帰らない。新日本空輸ホテルに多く泊まって葛城義和も其処に帰る。
情報収集に別の仲間を新日本空輸ホテルに常時宿泊させた。
準備はほぼ完成しつつある。
帯広ニューシティのプレイルームである。
沙奈美が乳首をクリップで鋏まれたまま医者の予定する二時間が過ぎた。膣内のローター三個と電マの責めで何回も上り詰めた。
膣を塞いだ粘着テープは過剰な濡れで泡状の膣液に剥がされかけていた。剥がれて浮いた粘着テープの横からどろどろで濁った膣液が流れ出ている。
沙奈美の股間は隠微極まりない状態である。
そして何回か失禁した。それでも粘着テープはかなり強い。片側はまだ剥がれてない。
失禁尿は粘着テープのドアを押し開けるように何回か流れ出た。医者はその光景も愉しんだ。
仕事上何度も見ている姿であるが女が違えばまた見たい。
「さあ。クリップを取るぞ。覚悟しろ。気が狂うほどの痛みだ」
医者の言葉が悦びに満ちている。
「えーーー。どうして」
沙奈美は不安ながら理解が行かない。外して貰えばいまの痛みは終わると思っていた。
「まだ知らないか。これまで抓んでいた強烈に圧迫される痛みが総てではない。この肉が戻る時の痛みは数十倍だ」
「えーーーーーーー」
「SM小説に出口の無い痛みと書かれていた」
「他にもやったのですか」
「ああ。気が狂うような痛みだ」
「ひょっとして痛みが止まらない」
沙奈美の声は震えている。
「揉めば三十分くらいで概ね楽に成る。今ローターが入っているだろ。これを入れておれば少しは堪えられる」
「あ、ああ」
沙奈美は深刻極まりない表情で天井を見上げている。
「揉んでも激痛だが直ぐには揉まない。少し金切り声の悲鳴を愉しませて貰うよ」
「え、ええーーーーー」
沙奈美は泣き出しそうな表情で医者を見る。
医者は今が至福の時間である。
患者の痛みは沢山見ている。大概な事では悦びに至らない。この医者の残酷さは尋常ではない。
「一回戒めを解くからな。苦しんで七転八倒する姿を愉しませてくれ。その後にもう一度ローター入れて揉みながら楽にしてやる」
「・・・・・・」
沙奈美は恐怖に躰を震えさせている。
「床に座ったら自分で片方ずつ取ってくれ」
片方ずつ取ればもう片方を取る時が更なる愉しみである。医者はその先にさらなる残忍な事を予定している。
沙奈美は帯広ニューシティのクラブから五百万を借りた。使途は長男であり未成年の弟の示談金である。
中古の原付バイクを購入して保険に入る前に事故を起こしてしまった。
家に金はない。母親は何もできなかった。父は既に他界している。その墓も建ててない。
弟は自殺を図った。それを止めたのは沙奈美である。自分が何とかすると言い切った。
金融会社に相談した結果は断られた。だが外で金融会社の無籍社員に呼び止められオークションを紹介された。
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