鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その十八 女躰売買復活

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 帯広ニューシティ。そのスノータウン十一号棟。三十七階。三七二〇号室は水田奈那緒の部屋である。
 奈那緒は湯野中系の風俗からR国に現代のからゆきさんで出稼ぎをした。
 湯野中系ではハードコンパニオン恒例のご褒美に中古のマンションを提供された。4LDKの美室である。
 水田奈那緒は借金をR国で綺麗に清算できた。帯広ニューシティに店を持ちたい。それにはいま少し資金が必要である。
 SMクラブの生物責めOKの真性ハードSコースに出ている。
 本日は男女二人組みの客が付いた。少し嫌な気がしたが断らなかった。
 咲江を散々泣かせた二人である。
 奈那獅ヘ膝上二十五センチのミニスカートで自慢の生脚を丸出しにしている。上はタンクトップとその中は方紐のないブラである。
 乳房はやや垂れ気味であった。それが硬い美人顔に反して柔らかさを感じさせていた。
 R国の宴会で斬られて整形されたらさらに抜群に良い容になった。
 乳房も容良く脚もスレンダーな美脚。肌理の細かい綺麗な肌。抜群に洗練された良い女と成った。
 ただチャンスと学歴が無い。これまで借金を作る不幸な人生の繰り返しであった。
 奈那緒は時間丁度にプレイルームに入る。
 待っていた二人のオーラに違和感と恐怖を覚えた。
 公務員のイメージだが高飛車な感じを受ける。
 「真性ハードSM嬢の○○でございます。本日は私をご指名くださいましてありがとうございます。どうぞ私の躰でご存分にお遊びください」
 奈那緒は床に正座して源氏名でクラブの指導通りの挨拶をした。
 女性警視がその頭を踏んづける。
 三十代半ばぐらいのインテリ系の女である。学のない奈那獅ノはもろに高圧感を覚えさせる。
 「今日の五十万よ」
 警視は目の前に差し出す。
 「はい。ありがとうございます」
 奈那獅ヘかなりの屈辱感に耐えねばならないと観念した。
 警視監が奈那獅フタンクトップを脱がす。警視がそれを受け取りハンガーに掛ける。
 警視監はスカートも一気に下ろす。
 「綺麗な立ち姿を撮らせろ」
 撮影もコースの料金に入っている。拒否はできない。
 スマホではない。デジカメを用意していた。
 「綺麗な下着姿だ」
 警視監は満足そうである。
 ブラを外されショーツも下ろされた。
 全裸の立ちポーズを三通り要求され撮らせた。
 「パイパンじゃないか。プレイで剃られたか」
 警視監はドテに陰毛のないことを指摘する。
 「いいえ。海外で焼かれました」
 奈那緒は正直に言ってしまう。
 「娼国かR国でスタントハードやったか」
 警視監は奈那獅フ事情を察した。
 「そうです」
 奈那獅ヘそれもあっさり認めてしまう。
 「まだ足りないのか」
 「もう少し稼いでお店を持ちたいのです」
 「あんたバンスじゃなくて生物OKか」
 「はい」
 「見ろ。この蛇をお○○こに入れるぞ」
 警視監はずばり確認する。
 「はい。自分でできますけど」
 奈那緒はあっけなく答える
 「お、お。それじゃ責めにならないな」
 警視監は奈那緒の言葉に面食らってしまう。
 「まあ。試しに持ってもらいましょう」
 警視が奈那緒の言うことの真意を確認する。
 「はい」
 警視監がスネークフックを渡そうとする。奈那緒はそれを制して水槽の蛇を素手で掴む。
 「おーーー」
 「まあ」
 奈那緒は床に尻を着いて脚を広げる。蛇の頭を持って直に膣に押し込む。
 「これでよろしいですか」
 「うーーーーーん」
 警視監は奈那緒の蛇を自在に扱う姿に唸ってしまった。
 「仕方ないね。他の責めを考えましょう」
 警視も不満顔である。
 「今回はこの綺麗な躰を鞭で蚯蚓腫れにしよう」
 警視監はプレイを変更する。
 「待って下さい。蚯蚓腫れまで行ったら休業補償を頂きます。その前にクラブと相談しないと」
 奈那緒は休業補償が高くなるのでやらないと思っている。
 「いいよ。クラブと相談してよ」
 警視監は金ならどうにでもなる。
 奈那緒はクラブに連絡する。
 「一週間と見積もって休業は四日です。二百万貰って下さい」
 「いいよ。二百万で」
 スマホの音声は聞こえている。警視監は淡々と答える。
 寧ろ奈那緒に緊張が奔る。
 警視が既に鞭を準備している。
 教鞭の様な竹の鞭である。
 奈那緒はこれで叩かれれば直ぐに蚯蚓腫れに成ると知っている。既に蒼白な表情である。
 警視監が奈那緒の躰をプレイルームに設えた十字架に腕を広げて磔る。
 鞭は警視が持っている。奈那緒は女の手で叩かれるようである。
 十字架は角度を変えて倒せる構造に成っている。警視監は後ろへ四十五度倒して固定する。
 奈那緒の躰が余りにも良いので警視は叩く意志が滾っている。欲望ではない憎らしいのである。
 奈那緒は震えている。クラブは簡単に四日分を請求したがこの女はそれに見合う拷問をしてくるに違いない。
 警視は十字架の左側に立ち肩に力を篭めて鞭を振り被る。
 正確に右の乳首を叩く。
 「うごーーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は強烈な痛みに躰を揺する。
 一発でも尋常な痛みではない。躰から汗を噴いている。
 鞭を振り被る警視の形相には冷たい怒りが篭っている。
 奈那緒はその表情に怯える。
 既に拷問椅子の背に乗った奈那緒の背中は汗に濡れている。
 容赦なく乳房を叩く。
 「ぐうおーーーーーーーーーーーーーーー」
 直ぐに蚯蚓腫れが浮く。
 奈那緒の躰は痛みに藻掻く。
 蚯蚓腫れは少しずつ紅が浮いてくる。
 さらに乳房全体を狙って振り下ろす。
 「ぐうおーーーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒の目尻から涙が零れる。
 警視は容赦なく無表情な顔に残忍性を浮かべて叩き続けた。
 十数回叩かれて奈那緒の美しいバストは無残極まりない。蚯蚓腫れの他にも肌理の細かい肌に鬱血が数箇所確認できる。
 「あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 奈那緒は荒い息遣いを続ける。既に痛みは尋常でない。
 警視は冷たい表情でそれを見下すように見下ろす。
 今度は太腿に力の限り振り下ろす。
 「うう、おーーーーーーーーーーーーーーーー」
 二本合わせて縛られた太腿の隙間を跨いで蚯蚓腫れが一筋入る。
 太腿も二十回以上叩かれた。
 今度は警視監が教鞭のような鞭を受け取る。
 奈那緒は斜めに倒された十字架に広げて縛られた腕の他に二本の脚を揃えて脚首と膝で縛って柱に固定されている。
 警視監は十字架を完全に横に倒す。
 奈那緒の太腿の間に長い三角の隙間が開いている。股間の隙間には閉じ合わせた女の部分のびらびらが覗いていた。
 警視監は奈那緒の左横に脚の方を向いて立つ。
 「えーー。何処を叩くのですか」
 奈那緒は辛そうな表情で眉間に皺を寄せて尋ねる。
 「お前のお○○こを叩くんだよ」
 警視監はあっけらかんと恐ろしい事を言う。
 「えーーーーーーーーー」
 奈那緒は悲痛な表情である。
 警視監は奈那緒の股間の隙間に狙いを正確に定めて教鞭のような鞭の先端で強く叩く。
 「うう。ぐごおおーーーーーーーーーーー。ぐうおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 神経に強烈に沁みる痛みである。
 「ううーーーーーーーーー。ううぐうーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒の顔は痛みに歪み切っている。目尻からまた涙が零れる。そして顔全体が汗を噴いている。
 叩かれた場所が場所だが先程の女性警視の叩き方より力は篭ってない。
 警視監は奈那緒の右側に回る。
 警視は奈那緒の脚元に立つ。腰を曲げて奈那緒の股間の隙間から見える女の部分を覗き込んでいる。
 奈那緒の苦しみに相当な快感を覚えるている様子である。
 残酷なのは女の方。奈那緒はそう確信した。
 警視は奈那緒の良過ぎる躰が気に入らないのである。警視監が絶賛したのでさらに虐め心が滾っている。
 警視監はもう一発振り下ろす。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわあーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は躰を震撼させ藻掻き腰を迫り上げる。その腰を僅かに引いて捩って藻掻く。
 「あーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーん」
 堪えられず号泣してしまう。
 「泣いても駄目ね。もう一回」
 なんと警視から追加要求である。
 奈那緒は泣きながら身構える。
 警視監はやや威勢が削げながらもう一発振り下ろす。
 「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は堪えられず躰を動く限り右に左に捩って暴れんと藻掻く。
 「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 「何で手加減するの。こういう女はとことん泣かすのよ」
 警視から恐ろしい台詞がまた飛び出しす。
 今度は警視が別の一本鞭を取り出す。先端が長方形の革のチップで二枚縫い合わされている。
 それを斜め左から叩き下ろす。
 二枚閉じ合わせた小陰唇とクリトリスに被った包皮、そしてドテの下の部分にきっちり叩きつけられる。
 「うぐ、う、う、お、おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は躰を固くして膝を強く閉じ合わせて迫り上げる。
 次の瞬間。遂に失禁してしまう。小水は十字架の下に流れ落ちる。
 ここで休憩が入って警視が浴槽に湯を張りに行く。警視監が十字架の戒めを解き始める。
 警視はバスタブに微温湯を張ったが次の残酷な責めを準備している。
 警視監は縄を解いた奈那緒をバスルームに引っ張る。
 「お湯は用意したけど。その前にもう一回泣いてもらうわね」
 警視はプラスチック製の薬品の瓶を持っている。それを翳す。
 「これを貴女の蚯蚓腫れに塗るのよ。水絆創膏。凄く沁みるのよ。でも傷口を護ってくれるからね」
 警視の言葉は加虐心が腹の底から篭っている。
 奈那緒は恐怖に縮み上がる。
 それでも躰に害がないことだけは安堵する。痛いのは堪えるしかないと言い聞かせる。
 「塗ったら直ぐに湯に飛び込ませてやるよ」
 後ろから警視監が半分宥める。
 警視監が奈那緒の肩を押してタイルに座らせる。
 警視が手に流した水絆創膏を乳房に塗りつける。
 「うおーーーーーーーーーーーー。おーーーーーーーーーーーーーーー。おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は躰を引いて藻掻き逃れんとする。
 警視監が肩を押える。
 警視はもう片方の乳房に塗る。
 「ううおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーー。おーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は振り解いて浴槽の淵を掴んで逃れようとする。
 警視監が後ろから抱きつく。
 警視が一気に太腿に塗りつける。
 「うおーーーーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーーーー。い、い、たあいいーーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は堪えられず暴れる。
 警視監は藻掻く奈那緒の躰をやっと離す。
 奈那緒は躰を浴槽に転がしこむ。
 「あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は堪らず喚き続ける。
 「直ぐ治まるわよ。十五分経ったら出てらっしゃい」
 警視は冷たく言い放つ。
 奈那緒はなかなか治まらない痛みに湯の中で躰を丸める。
 涙はぽろぽろ零れる。
 警視監と警視は拷問椅子の準備をしていた。
 警視がなかなか出てこない奈那緒を引っ張り出しに行く。
 奈那緒は仕方なくバスから出て警視の差し出すバスタオルを受け取って躰を拭いた。
 「今度はカメレオンの長い舌で貴女のお○○この中を確り舐めてもらいましょうね」
 警視は意地悪そうに言う。
 だが奈那緒はやや安堵した。
 奈那緒は警視監と警視の手で拷問椅子に大股開きに固定される。
 警視監が奈那緒の膣にクスコを突っ込む。
 警視が面相筆で膣の中に蜜を塗りこむ。
 「いやあーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は面相筆の動きに感じてしまった。
 警視監はカメレオンを水槽から取り出す。
 「さあ。この子に舐めてもらいましょうね。気持ちいいわよう」
 また警視は意地悪さを篭めた口調で言う。
 「この間の蛇で狂ったように泣き喚いた女。これでも凄かったな」
 「・・・・」
 奈那緒は自分でなかったら狂いそうに泣き喚いたに違いないと思う。
 「ねえ。失神している間に蛇をお○○こに入れたのよ。次の時に動画見せたらもう凄かったのよ」
 警視の言葉は嬉しそうでも静かに真顔で言っている。その言い方が奈那緒に女の恐ろしさを覚えさせる。
 警視監はカメレオンを奈那緒の膣に塗った蜜に嗾ける。
 カメレオンは舌を伸ばして奈那緒の膣の中を舐めまわす。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーん」
 カメレオンの舌は奈那緒の敏感な部分を執拗に舐める。警視は面相筆を横から入れて蜜を追加する。
 「あーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーん。はああーーーーーーーーーーーーーーん。あーーあーーあーーーーーーーーーーーーーー」
 奈那緒は気持ち良さを受け入れている。
 警視は何処までも責め続けてカメレオンが飽きたら面相筆で膣の中を責める。
 奈那緒は何処までも逝き続けてくたくたにされた。
 鞭で打たれた痛みが続いていてそれから逃れんと奈那緒は官能を受け入れ続けた。
 最後に警視監が残金の二百万を取りに行く。戻ってきて奈那緒に渡して終了と成った。
 
 奈那緒は倒れそうな躰を壁に寄り掛かりながら二百五十万をバックに入れて部屋に辿り着いた。
 そのまま玄関を入った板の間に倒れてしまった。
 それでも鞭の痛みに眠れない。這って浴室に行く。湯を出して溜るのを待つ。温めの湯に浸かって鞭の痛みを癒したい。
 用心深く首までは浸からない量で湯を止める。躰中蚯蚓腫れである。それが真っ赤な筋に成っている。
 大方綺麗に治る範囲だが何度もここまでやられたら徐々に皮膚も体形も劣化してしまう。
 蛇で怯えてどうにも成らなかった女の子の話を思いだした。自分も同じ様に怯えた振りをしていればそれで済んだかもしれない。
 一日で二百五十万に成った。だが代償はきつ過ぎた。
 蛇に怯えて二回呼ばれた女の子はどうなったのか。気が狂ってしまうかもしれない。
 湯に浸かっていてある程度痛みは引いた。そのまま躰を拭いてベッドに横に成る。
 暫くするとまた痛みが襲ってくる。
 堪えられずバスタブに温めの湯を張る。朝まで何回か繰り返した。
 奈那緒は明け方近くに深い眠りに着いた。起きたのは夕方だった。
 辛い痛みはようやく引いていた。
 
 R国。大久保加世の雇った刺客は各々待つホテルで仕事を果たしてからの退路の準備をしていた。
 その日も葛城義和は動かなかった。三つのホテルからヘリだけが娼国に向かって数時間後にまた戻って来た。
 葛城義和の影武者一人がホテルのラウンジの前を出入りした。真紀子の影武者も噴水の前をCICの建物との間で移動する。
 大久保加世らもまだ葛城義和の動きを読み倦んでいた。
 
 咲江はいつ警視監らに呼ばれるか恐怖の毎日であった。
 十二号棟最上階の女性専用ラウンジに居た。
 このラウンジはただ単に女性を護っているのではない。それでは湯野中配下のニューシティらしくない。風俗嬢の利用しやすい配慮である。
 奈那緒が一人で入ってくるのを見て咲江が呼びかける。
 「○○さん」
 クラブのサイトに紹介されている源氏名である。
 奈那緒もクラブのサイトで顔の出ている女の子と分かって近くに来る。
 「一人」
 「ええ」
 奈那緒はウエイトレスにスタインラガーを注文する。
 「○○さん生物OKに成っていますよね」
 「ねえ貴女。五十代の親父とインテリ系の小母さんに蛇入れられたの」
 奈那緒は可愛そうな犠牲者はこの子だと確信する。
 「そうなのです」
 咲江は泣きそうな表情で答える。
 「私は昨日鞭で全身叩かれて蚯蚓腫れだらけ」
 「えーーーー。そうなのですか。それは大変。あの人たち警察ですよ」
 「え、ええーー」
 「それも北海道警本部長とその席付けです」
 「それって道警のトップ」
 「マネージャーも知っています」
 「良くお金が。私昨日休業補償含めて二百五十万貰った」
 「○○さん。蛇が怖くないのですか」
 「奈那緒です。私は平気。自分で掴んでイレポン見せたから。鞭打ちに切り替えられちゃった」
 「私は咲江です。私は蛇駄目です。気が狂いそうです」
 咲江は耐えられないと訴える。
 「何で生物NGにしないの」
 「バンスがある子は駄目だと言われました」
 「えーーーーー。そんな酷い。それは無いでしょう」
 奈那緒はクラブの酷さに驚愕する。
 「酷いです。一千万借金しています。まだ百万しか返していません」
 咲江は辛そうに語る。
 「私バンスじゃないけど。R国で借金清算して稼いで来たの。両方乳首斬られてドテ焼かれちゃった」
 「えーーーーーーー」
 咲江は驚愕の悲鳴を上げる。
 「でも大丈夫」
 「えーーー。おっぱいはどうなったのですか」
 「綺麗に整形してもらって前より容良くなちゃた」
 「えーーーーー。そうなのですか」
 「一千万なんて一発で消えるよ。私はそれ以上有ったけど二千万以上持って帰って中古のマンションも貰った」
 「えーーーーー。此処にですか」
 「スノータウン十一号棟。三十七階。三七二〇号室。来る」
 「いいですか」
 「いいよ。おいで」
 二人はラウンジを出てコンコースを移動して十一号棟の高層階エレベーターに乗る。三十七階はぎりぎり高層階である。
 「4LDK。いいですね。襟裳まで見えるのですね」
 「そうよ」
 奈那緒はタンクトップを脱いで肩紐の無いブラを外す。
 「どう。あいつらに叩かれたけど。容は良くなっているでしょう」
 「えーーーーー。素晴らしい躰です」
 咲江は奈那緒の躰に絶賛する。
 「それにしても酷い叩き方ですね」
 「そう。あの女。私に憎しみを篭めて悪魔の形相で力一杯叩くの。もう凄かった」
 「私も考えます。蛇は耐えられません」
 咲江もR国にからゆきさんを決意する。
 
 咲江はクラブに交渉した。
 「あんたを入札したレートが解消されてないよ。借金が一千五百万に成って良ければ手配はするが」
 マネージャーは半分怒っている。
 「お願いします。蛇だけは堪えられません」
 咲江はきっぱり答える。



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