鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その十八 女躰売買復活

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 二〇二十二年立夏上元
 (この小説は2021年5月現在未来形です。またこの二十四節気は平気法によるものです)
 
 娼国の空母二隻とイージス艦五隻がM国の領海を航行する。アメリカ第六艦隊第六十任務部隊と合流して合同演習を行う。
 アメリカ第六十任務部隊の長官はスコット少将である。
 大佐時代ベイソン中将の指揮下で空母アイゼンハワーの艦長としてT市に来ていた。
 第六十任務部隊は空母アイゼンハワーと駆逐艦五隻である。
 娼国第一機動部隊は加賀美少将が指揮を執っている。
 戦闘機の離着艦訓練と潜水艦索敵訓練が行われる。
 上野愛菜海軍大尉ら五名は南の基地から発進して上空警護を行いながら着艦する。
 燃料補給を終えて発艦する。曲芸飛行を見せながら潜水艦索敵に向かった。
 演習の報道への見せ場はここらしい。
 終わったら上野愛菜海軍大尉のインタビューに成った。
 スコット少将らは湯野中が迎えに来てジェットヘリでT市に向かう。
 T市秘宝館から平井莉緒と斑目栞里が連れ出された。
 
 T市秘宝館には新たにフリージャーナリスト伊久美愛琉と広瀬亜理紗元テレビ太陽アナウンサーが移送された。
 これまで娼国もR国もGPSを装着してなかった。伊久美愛琉と広瀬亜理紗には今回初めて体内埋め込み形のGPSが装着された。
 伊久美愛琉、広瀬亜理紗は柿崎一行に射殺された佐藤栞李ともども国民党衆議院議員木邑良乃らのテロ行動に加わり射殺されたと報道されていた。
 日本でも同じ報道がなされた。
 
 米軍の接待は湯野中だけが行う。真紀子らは参加せずD市の市江廣子が経営する温泉旅館に向かった。
 VIPルームの備え付け露天風呂である。
 北嶋真紀子娼国副主席、平佐和周一郎元日本国総理、葛城義和元日本国総理、柿崎一行R国諜報機関日本支部代表の四人で露天風呂会議を行っている。
 「今回は稲垣さんの機転で総て解決しましたね」
 柿崎一行は肩の荷がやや下りた心境でそう発言する。
 「本庄社長らも当分動けないな」
 平佐和も安堵の心境である。
 「次にやるべき事は」
 真紀子はいまだ衰えない躰を全裸で隠すことなく湯に晒している。
 「まだ野党を減らすか」
 「いいえ。今くらいは残した方が良いでしょう。煩い奴だけ排除する方向で如何でしょう」
 葛城義和が平佐和の言葉に答える。
 「静かにしていてくれたら一党独裁に見えない方が海外的には良いか」
 「そうです」
 「徳永は潰せるか」
 「次の選挙で落とせるでしょう」
 既に夏木陽一と盛高知里が動いている。さらに土地買収も進んでいる。
 「ねえ。日本に進出した街でオークションができないの」
 真紀子は日本への風俗の進出を強化したい。
 「帯広が一番やり易いです」
 帯広は完全に自治体を押えている。道警本部長も完全にR国の傀儡。反逆した小倉紘子元警部はいま平佐和の女である。
 「そうなの」
 帯広は湯野中資本の進出である。真紀子は娼国の進出した街でやりたい。
 「真紀子さん実験は無難な地域でやるべきですよ」
 平佐和も葛城義和の考えを支持する。
 「どっちにしても大船一家の稼ぎを優遇しましょう」
 「そうだな」
 話は纏まった。
 その後は宴席に移った。配膳は女将の市江廣子が自ら行う。
 
 S市セントラルホテル。大宴会場。本日はハードコンパニオンのオークションが行われていた。
 今回木邑良乃らのテロ行動阻止に多大な功績の有ったのは墨田会系大船一家である。
 これによって真紀子ら四人は襲撃の危険から開放された。
 大船一家には日本に新たに進出する娼国、R国の建造したニューシティでの風俗女性及び娼国、R国で働く現代のからゆきさんの発注が拡大された。
 本日のネタは六人用意されている。
 仕切るのは三田園矢一舎弟頭補佐である。
 「一人目は初実です」
 三田園矢一舎弟頭補佐がガウンを脱がす。初実は既に全裸で高手小手に縛られている。
 さらに躰のサイズを測定して読み上げる。
 「リクエストどうぞ」
 ハードコンパニオンである品定めにSMのリクエストを行う。
 「局部広げて蝋燭を」
 R国北と娼国合わせて十七軒の置屋が来ている。
 三田園矢一舎弟頭補佐は蝋燭に点火する。
 初実を拷問椅子に乗せる。太腿、膝、脛、脚首を固定する。
 蝋燭がある程度溶けて芯の周りに溜るのを待つ間に初実の事情、借金額、その他を説明する。
 初実は蝋燭に怯えだす。
 三田園矢一舎弟頭補佐はハンドルを回して拷問椅子を広げる。
 既にドテの黒い塊は品定めの為に剃毛されていた。
 初実は怯えた表情で三田園矢一舎弟頭補佐を見る。
 三田園矢一舎弟頭補佐は初実の女の部分を指で広げる。ピンクの粘膜が広がる。尿道の亀裂、膣口が露になる。
 「やめてーーーーーーーー。そこはだめーーーーーーーーーーー」
 初実は究極の部分に掛けられると分かって慌て叫ぶ。
 三田園矢一舎弟頭補佐は蝋燭を近付ける。
 「あーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーー」
 初実は泣き叫ぶ。
 三田園矢一舎弟頭補佐は容赦なく流すようにピンクの粘膜に掛ける。
 「う、うう、おーーーーーーーーーー。あ、あ、ああ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 初実は涙を飛ばし大口を破裂させて悲鳴を上げ続ける。
 「あ、ああーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーん。あはん。あはん。あはん」
 初実は震えながら泣き続ける。
 控えの間で待つ残りの五人の女らもその悲鳴を聞いて怯える。
 初実は競には成らずリクエストした置屋が百万で一発落札した。
 百万は大船一家の手数料である。借金は日本の杉本金融が建て替える。売れた段階でR国の杉本金融が引き受ける。
 二人目は真由である。
 スレンダーボディ。乳房も手ごろな膨らみで容が良い。太腿に余分な肉は無く美脚である。
 「リクエストをどうぞ」
 「駿河問いと獣縛りで鞭打ちの悲鳴を」
 競の結果。娼国の置屋が五百万で落札した。
 真由は借金額が大きく美人でスタイル抜群である。指名が取りやすく長く働かせられる。
 初実は保険に入ってなかった自転車事故の賠償金である。R国で働く条件で杉本金融が融資した。
 日本の杉本金融の店頭では一度断る。出て来たところを杉本金融の無籍社員が呼び止める。
 埼玉信用の名目で条件を飲まして貸し付ける。
 真由は大船一家の準構成員が陥れたのである。それ専門の美男子の準組員を数名持っている。女を借金の保証人にして消えてしまう。
 それ以上に換わりに借金をさせてしまう場合もある。やくざのやり方は現代に合わせて変化はするが基本は古今東西変わらない。
 
 T市。湖畔のホテルである。
 今回はこのホテルを接待に使う。和式の宴会場ではなく突き出したテラスの付いたホールで行う。
 スコット少将配下の将校らも続々到着する。
 バイキングスタイルの宴会である。
 現地女性の躰にオードブルを載せた女躰盛も十体以上有る。全裸に前掛け一枚のコンパニオンがカクテル、ワイン、シャンパンを配る。
 躰は完全に弄くり放題である。
 それでもメインのお愉しみは平井莉緒と斑目栞里の無制限SM拷問による接待である。
 スコット少将と一緒に中佐の徽章を付けた女性将校が入って来る。四十くらいの女である。
 「お久しぶりです」
 湯野中に深く挨拶する。
 何回かベイソン中将に随伴してきた女性将校である。
 「ああ。どうも。二年ぶりですかな。お久しぶりです。中佐にご昇進されて」
 湯野中は女を持成すのは苦手である。真紀子以外自分に逆らう女は居ない。この中佐とて軍の中で猛威を振るっても湯野中には牙を剥かない。
 「今日の二人は加重死刑囚です。娼国に私らを狙って襲撃した生き残りです。私はズボンを打ち抜かれました」
 「まあ。お怪我は」
 「辛うじてすぼんだけで済みました」
 「ニュースに成っていたあのテロ事件の仲間ですか」
 スコット少将が報道を思い出して尋ねる。
 「そうです」
 「今日はたっぷりお仕置きしましょう」
 スコット少将は加虐心が滾っている。
 聞こえている平井莉緒と斑目栞里は震えるばかりである。既に元国民党衆議院議員木邑良乃らが全滅したニュースは観ている。
 自分らが解放されることは娼国が滅びてR国に革命でも起こらない限り永久に無い。
 女性将校は若い将校二人を呼ぶ。
 どちらも中尉の徽章である。
 女性将校が少佐時代に贔屓にしていた年配の下士官は居ない。定年で退役したらしい。
 女性将校は二人の若い士官に高手小手の縛り方を教える。
 平井莉緒と斑目栞里はもう騒いだり抵抗はしない。余計に叩かれるだけと判っている。
 女性将校は高手小手の次に膝を縛らせる。
 そのままテラスに運ばせる。既にクレーンが設置されている。
 クレーンのフックに逆さ吊るしにする。
 そのクレーンに吊るしたままテラスの外に突き出す。真下は渓谷である。渓谷の底には簡易プールが設置されている。
 水の深さは三メートルぐらい。落とすにはやや深さが足りない。
 クレーンのワイヤーを一気に下げる。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 二人の躰は一直線に水に落ちてゆく。頭から水に浸かる。
 直ぐにクレーが引き上げる。
 二人は顔を振って水を掃う。
 テラスではスコット少将が牛追い鞭を持って構えている。
 一発目が平井莉緒の腰に巻きつく。
 「ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 スコット少将はその鞭を引き戻す。
 次が斑目栞里の乳房に巻きつく。
 「ぐわあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 斑目栞里の躰は空中で逆さまのまま震撼する。
 そのまま平井莉緒からクレーンのワイヤーが一気に下がる。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 平井莉緒の悲鳴が谷底に響く。
 大佐クラスが二人牛追い鞭を持っている。
 水に浸かって上がって来た平井莉緒をまた鞭で叩く。
 十人くらいが交代で叩いた。
 二人の躰は鳥肌の立った皮膚に薄く赤い筋が何本も浮いている。室内に運び込んで躰を拭いて拷問椅子に固定する。
 二人の躰は赤い筋に僅かに一部蚯蚓腫れが浮いている。割れたり血が滲むまでは行ってない。このあとの刺青に配慮している。
 金柑を搾った汁がボウルに入れて運ばれる。
 「少将。お愉しみの準備が」
 女性将校がスコット少将に報告する。
 スコット少将とアイゼンハワー艦長ストレーカー大佐が刷毛を持つ。
 スコット少将が平井莉緒にストレーカー大佐が斑目栞里に向かう。刷毛を金柑の汁に浸けて鞭で叩かれて薄く赤く成った部分に塗る。
 「う、うう、うーーーーーーーーーーーーーーーー。おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 平井莉緒はサイレンの様に悲鳴を上げて躰を迫り上げて拷問椅子を揺すって暴れる。
 「うおーーーーーーーーーーーーーー。ううおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 斑目栞里も強烈に暴れる。
 沁みた痛みが一気に襲う。神経を刺すように痛みが沁みる。じっと堪えられる痛みではない。
 「ううおおーーーーーーーーーーーーーーーー」
 「ううーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーー」
 二人は暴れ狂う。
 だが痛みは一分くらいで治まる。
 スコット少将は刷毛を金柑に浸ける。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーー。やめて。むりですーーーーーーーーー。もうむりーーーーーーーーーーーーーー」
 平井莉緒はとても耐えられない。目を見開いた恐怖の表情を振って叫ぶ。
 スコット少将は平井莉緒の乳房に奔る赤い筋をなぞるように塗る。
 「ぎゃああーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー」
 平井莉緒は涙を飛ばして泣き叫ぶ。
 その悲鳴を確認してストレーカー大佐が刷毛を金柑に浸ける。
 「やめてーーーーーーーーーーー。たえられないよーーーーーーーーーー。もうゆるしてーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」
 斑目栞里も泣き顔の表情を振って叫び許しを縋る。
 ストレーカー大佐も容赦は無い。
 「ぎゃあーーーーーーーー。ぎゃあーーーーーーーーー。ぎやーーーーーーーーーーーーー」
 斑目栞里も狂ったように涙を飛ばして泣き叫ぶ。
 それを何回か塗られて二人の顔は涙で無残に崩れている。
 絞った金柑が刷毛にすり取ってボウルの底を突いたので終了した。
 会場に二メートル四方の水を排水できるバットが二つ敷かれた。シャワースタンドも立てられ上水二本、排水一本が接続される。
 二人の拷問椅子はそのバットの上に移動された。
 さらにバットの周りに衝立が立てられ拷問椅子を囲んでしまう。
 「暫し休憩です。この二人を輪姦したいと思います。ご希望の方は抽選します。ドリンクカウンターの横のルーレットに並んで下さい」
 この女性将校の頭の中は拷問以外の時間は休憩らしい。
 囲いを付けてシャワーまで設置する。女の躰は容赦なく輪姦すが自分らは一人ずつソープランドのように洗ってプライドを守るのである。
 その間に次の拷問の準備が行われた。
 ライフル銃に蝋燭の弾丸を詰める。
 スコット少将と大佐二人。女性司会者も加わって刺青の原画を選ぶ。
 スコット大佐はベイソン中将とは趣味が違う。
 カラスや蜥蜴、蛇の絵よりもっとふざけた物で女躰を潰したい。どっちが残酷か分からない。
 選んだ画像はAV女優が女の部分を広げて小水を流し出すシーンである。
 「閣下。これは凄いです。自殺しますよ」
 ストーバル大佐が感激の評価をする。
 「湯野中さん。自殺したらどうします」
 女性司会者が湯野中に確認する。
 「構わんよ。所詮加重死刑囚だ」
 湯野中はまったく動じない。
 
 D市。市江廣子が女将を務める温泉旅館のVIPルームである。
 墨田会系大船一家の稲垣七郎と大谷彰浩若頭補佐が呼ばれていた。
 「そうですね。実験でしたら帯広が無難です。あそこは薄野の店も多く入っています」
 「北海道でも女性の確保はできるの」
 真紀子の単純な疑問である。大船一家の縄張り範囲ではない。
 「できますよ。でも内地から運びます。風俗嬢は地元では働きたがりません」
 稲垣七郎はきっぱり答える。
 「日本でオークションを行ってこっちへの供給が止まるような事はありませんか」
 葛城義和の疑問である。
 「いいえ。こっちに運ぶのは多額の借金を作って身動きが取れない女です。国内はこれからバンスをしたい女を充当します」
 「そうですか。需要は沢山有りますね」
 「社会が煩くなければもっと増えます。その分経済も良くなります」
 稲垣七郎は平佐和と葛城義和に笑顔を向けて答える。
 「そうですね」
 「葛城君。もっとマスコミを叩こう。非合法で良い」
 平佐和が週刊太陽に続いてマスコミ攻撃を主張する。
 「柿崎さん。どうでしょう」
 「実行はいたしますが。作戦は少し検討させて下さい」
 柿崎一行は含みを持たせている。
 取り敢えず帯広ニューシティでオークション開始の話は纏まった。
 
 T市ホテル宴会場である。
 将校十人以上に輪姦された平井莉緒と斑目栞里は拷問椅子のままテラスに出された。
 全裸で大股開きのままである。
 顔には強化ガラスのフェィスシールドを被せられている。
 躰にもジュラルミンを強化ガラスにした盾が被せられた。
 標的は股間だけである。刺青を行う都合から配慮されている。
 「これから女躰射撃を行います。命中は膣です。次が尿道です。命中したら湯野中オーナーから賞金が出ます」
 女性司会者が宣言する。
 「湯野中さん賞金を」
 ストレーカー大佐が促す。
 「尿道にめり込んだら五千ドル。膣にめり込んだら一万ドル」
 湯野中は淡々と当然のように答える。



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