鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その十九 続女躰売買復活

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 佐々木舞と杉原凛香は一時間近く激しい鞭打ちを受けて全身蚯蚓腫れにされ無惨な姿で気絶したまま病院に運ばれた。
 
 宮崎ニューシティ。
 植村彩は仁延頴娃に指名された。
 プレイルームに入るなり嫌な恐怖感に見舞われる。
 仁延頴娃も新川越では遊びにくいのでこちらに移動したのである。
 鞭はある程度控えめにする。それよりも陰湿な痛みを考えて追い込み愉しむことにした。
 もっと撮影の仕事が来てくれれば究極にハードができて良いのだがそんなにAVは製作されない。
 植村彩はとことん虐めたい女の典型であった。
 仁延頴娃は直ぐに全裸を要求する。植村彩も今更素人ではない。躊躇せずに脱ぐ。
 植村彩は仁延頴娃の手で十字架に手を広げて両腕を手首、肘、二の腕の三箇所で縛られ磔にされた。
 「最初の儀式だ。両方の乳房に十文字の痕を付ける」
 抑揚のない声である。
 植村彩も鞭は仕方ないと分かっている。だが何か怖い。
 仁延頴娃は左の乳房を横に薙ぐ。
 「うーーーーーーーうおーーーーーーーーーーーーーー」
 叩き方が違う。強烈に痛い。
 植村彩の左脚が膝で蹴るように跳ね上がる。
 仁延頴娃は次を縦に構えた。手振りで首を右に倒せと合図する。
 植村彩は全身に戦慄が奔りながら頭を右に傾けて身構えた。
 仁延頴娃の鞭は縦に裂くように奔る。
 「うーーーーーーーーーーーぐうーーーーーーーーーーーーーー」
 植村彩は強烈な痛みに腰を引いて仁延頴娃を睨み返す。
 仁延頴娃は不敵な哂いを浮かべて鞭を構えた。そのまま首を左へ倒すように手振りで合図する。
 植村彩の乳房には鞭の痕の蚯蚓腫れが両方十文字に強く真っ赤になって浮かんでいた。
 既に植村彩は目に涙を浮かべてしまう。
 仁延頴娃はもう一度薄い哂いを浮かべた。
 「どうだ」
 「いたい」
 植村彩の目に溜った涙が流れ落ちる。
 また仁延頴娃が哂いを浮かべた。
 仁延頴娃は植村彩の左脚を持上げて十字架の横柱の先端に縛り付ける。
 「・・・・・」
 植村彩は股間を広げられて顔を歪めてしまう。一番弱い部分に鞭が来ると躰に戦慄が奔った。
 仁延頴娃はトランスを持って来る。
 そこから線を延ばす。先端は太い剥き出しの銅線である。それを五センチくらい尿道に刺し込む。
 「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 植村彩は痛みと衝撃に悲鳴を上げた。
 さらに金属の網状にできたカップだけのブラを乳房に当てる。その金属のブラの網目から乳首の下に針を通して金属のブラが落ちないようにした。
 それにも銅線を接続する。
 植村彩は恐怖に震えだした。
 仁延頴娃は僅かな微電流を流す。
 「あーーーーーーーーーーーー」
 植村彩の躰は微妙に震え続ける。
 仁延頴娃は電流を流したまま尿道に刺した銅線を抜く。
 植村彩の尿道の亀裂から潮が流れ出す。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 植村彩は奇怪なプレイに発狂寸前である。
 「漏らしたな」
 仁延頴娃は顔を覗きこむ。
 「・・・・・」
 植村彩は何も答えられない。
 「ならば追加のお仕置きだ」
 また抑揚のない声である。
 植村彩は唇まで震えていた。
 鞭で叩かれた乳房は痛みが沁みてくる。何をされるか得たいの知れない男である。
 仁延頴娃は膣に金属のクスコを突っ込む。目一杯広げて落ちないようにする。これもトランスの電源に繋ぐ。
 「行くよ」
 「ええーー」
 植村彩に戦慄が奔った。
 仁延頴娃は容赦なくスイッチを入れる。
 「うーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 植村彩の表情は痛みに究極に軋む。眉間と頬に三重に皺を刻んで顔を捩って藻掻き躰中の筋肉が張って躰を突っ張り続けた。
 仁延頴娃は適度にスイッチを切る。
 「ふああーーーーー。ああ。ああ」
 植村彩の躰は一気に崩れ十字架にぶら下がってしまう。
 「いたい。いたいよ。ああ」
 辛そうに痛みを訴える。
 それでも仁延頴娃はまた電流を流す。
 「う、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うう。うう。うう。うう。うう」
 植村彩の躰は強く突っ張ってぶるぶる震える。顔の表情は堪えられない痛みに崩れきっていた。
 仁延頴娃は満足そうにその表情を覗き込む。
 「ううーーーーーー。うう。いたいよ。うう。うう。だめーー。もうだめーー。ううーーー。うう。うう」
 全身の筋肉を突っ張らせて藻掻き続けた。
 仁延頴娃は一度電流を切る。
 今度は乳房に被せた網に流す。
 「あーーーーーーーーーーーー。あうーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーー。うう。うう。うう。うう」
 植村彩は苦しみに顔を振って藻掻く。
 「どうだ。あと一時間ぐらい堪えられるか」
 仁延頴娃はまた抑揚の無い声で当然のように言う。
 「むりーーーーーーーーーーーーー。むりですーーーーーーーーーー」
 植村彩は強烈に否定した。
 「それじゃ代わりの条件だ」
 「蛇イレポンさせてくれ」
 「だめだよーーーーーーーーーーー。そんなのできないよーーーーーーーーーーーーー」
 植村彩はまた猛烈に否定する。
 「あれもこれもだめじゃなあ」
 仁延頴娃は不気味な哂いを浮かべて近付く。
 片手を植村彩の頬に充てる。もう片方の手でビンタした。
 「う、ううーーーーーーーーーーーーー」
 五発ぐらい叩くと植村彩は涙目になる。ビンタは口惜しい。
 「蛇がま○こに入ってもペニスと代わらないぞ」
 仁延頴娃は相変わらず不気味な言い方である。
 しかし蛇が何処かに用意されているとは思えない。
 「そんな気が狂うよーーーーーーー」
 植村彩はぶるぶる震えている。
 仁延頴娃は益々愉しみが増してきた。
 「乳首斬らせろ。二千万払う」
 仁延頴娃はまた抑揚に無い声でさらりと言う。
 「な、何言っているの」
 「二千万だぞ。乳首を斬り堕すだけだ」
 「だめ。だめ」
 植村彩の声は震えている。
 仁延頴娃はもう一度電流を流す。今度は乳房に被ったブラの容をした網とクスコの両方に流す。
 「あーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ。ああ。ああ」
 また植村彩の全身が突っ張る。
 「あーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーー。あ。あ。あ。あ」
 また僅かに失禁した。
 仁延頴娃は直ぐに電流を切る。
 「ああ。ああ。ああ。ああ。あはあ。ああ。あはあ。はあ。はあ。はあ」
 植村彩は荒い息遣いで震え続けた。
 仁延頴娃は鞄から百万の束を二十個出す。
 「どうだ」
 仁延頴娃はその二千万を視線で植村彩の方に押す仕草をした。
 「駄目よ」
 植村彩は震えながら首を振る。
 「斬っても娼国の病院が治してくれるよ」
 仁延頴娃は簡単なことのように言う。
 「駄目よ。治しても容だけよ。乳腺も感度も戻らないよ」
 「それがな大きさが変わるだけなのだよ。乳腺も繋がる。感度ももっと良くなるらしい」
 「そんな戻らなかったらどうしてくれるのよ。貴方の言葉だけで信じられないよ」
 植村彩は泣き出す。
 「まあ。二千万は同じだがもっと良い条件が他にある」
 「ええ」
 植村彩は怪訝な表情になる。
 「札幌でプレイした女はR国で乳首斬られて二千万と此処のようなマンションの上層階の部屋を貰って帰って来た。乳房は前より容良くなったらしい」
 「そんな」
 「俺がやるのじゃない。R国のスタントハードコンパニオンのコースだ。整形は娼国の病院がやる」
 「ふーん」
 植村彩は複雑な表情になった。
 「そう言う訳で乳首斬はなしだ」
 仁延頴娃は二千万を鞄に仕舞う。
 植村彩はやや安堵した。
 仁延頴娃はアナル開口器を取り出す。
 また植村彩に戦慄が奔る。
 仁延頴娃はたっぷりワセリンを塗ってアナルに挿入した。それにも電線を接続する。
 植村彩はまた震えだす。
 「行くぞ」
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーー」
 植村彩の恐怖の慄いた悲鳴が轟く。
 それでも仁延頴娃はスイッチを入れた。
 「う、ううーーーーーーーーーーーーーーーーー、ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうーーーーーーーーーーーーーーー」
 仁延頴娃は植村彩の突っ張って震える躰を暫く鑑賞する。
 「うーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 植村彩のアナルを広げた開口器から便が漏れ出す。
 「あーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーー」
 仁延頴娃は直ぐに電流を切る。
 「あはあーーーーーー。あはあ。はあ。はあ。はあ」
 植村彩の目が吊り上がり躰は震え続けた。
 仁延頴娃は十字架の縛りを解く。
 「シャワー使って来い」
 仁延頴娃は一度休憩を与える。
 
 娼国。北の島の病院である。
 佐々木舞と杉原凜香はインターンの実習に躰を提供させられながら鞭の痕を癒す日々であった。
 完全監視で自殺すらできない。監視しているのはAIである。
 「私達どうなるのかな」
 杉原凜香が絶望的な状況を呟く。
 「駄目よ。若い間だけ玩具にされて躰に価値がなくなったら処刑よ」
 「そうか。そうだよね」
 二人はトイレに行くことはない。小水は定時的にインターンがカテーテルで導尿してゆく。これが実習である。
 便も浣腸で抜かれる。
 「私達と交代で潜水艦に乗った海自の二人此処に居るみたいね」
 「なんとなくインターンの会話からそう思えるよね」
 「医療もAIも発展しているのに恐ろしい国ね」
 「それだからもっと怖いよ。このまま日本だけでなく亜細亜中を征服しかねないよ」
 「やっぱり葛城が黒幕かな」
 「そうよ。権力は北嶋副主席と日本は平佐和、金は湯野中よ。そして計画を主導しているのが葛城よ」
 佐々木舞の見解ではない。日本を出発するとき自衛隊幹部にそう吹き込まれたのである。
 「日本から仲間が助けに来てくれないの」
 「無理よ。日本の与党の大半が娼国に繋がっているのよ。いくら日本の主権を取り戻すと言っても平佐和派を崩さないと」
 「日本に残った仲間も潰されちゃうかな」
 「地下に潜って生き延びてくれないと」
 「世界情勢も厳しいよね。ウクライナが第一次世界大戦のバルカンになるかもしれないね」
 「戦争は避けるでしょう」
 「もしNATOとアメリカ対ロシアと中国で戦争になったら娼国はどうするのかな」
 「日本も娼国も補給以外やらないよ」
 「あれだけの海軍力があって」
 「そんなに世界に知られてないよ。日本はアメリカに付かざるを得ないけど娼国とR国は動かないと思う」
 「娼国の軍は威嚇だけであくまで経済侵略か」
 「だと思う」
 そこに天葛少将が入って来た。
 「何を考えているのかな。小母さんに虐められた割には元気やな」
 「あまかつ」
 佐々木舞は思わずそう呟いてしまう。
 「呼び捨てか」
 二人に一気に緊張が奔る。
 「・・・・・」
 「まあ良い。お前らの潜水艦でアメリカまで行こうとした二人ももう直快復する。そうしたらT市の秘宝館送りだ」
 「何ですかそれ」
 「むかし日本の温泉街にそんな施設がところどころにあった。それを実際の女躰で展示しているのがT市秘宝館や」
 「其処に私達を展示しようと」
 「そうや。恥ずかしい責めはたくさんあるが。ハードな鞭まではない。南の島よりはソフトだ」
 「それを態々言いに」
 「まあ。わしらも遊ばせて貰う。ところでお前の見解正しいぞ。娼国もR国もどっちの戦争にも加担しない」
 天葛少将はそう言い置いて出て行った。秘宝館にいつ移動させられるか状況を見に来たのである。
 
 宮崎ニューシティ。そのプレイルームである。
 植村彩は微温湯に浸かって乳房に受けた鞭の痛みを癒していた。
 殆んど立ち上がれないくらい消耗している。
 「どうしたもう湯から立てないか」
 仁延頴娃が入って来てやんわり確認した。
 植村彩も休憩が長くなったことは気になってはいる。
 「はい」
 仁延頴娃は植村彩を抱き上げてベッドに寝かせた。目的はR国送りである。R国では東丸秀三郎若頭補佐らに叱られながらも四人の乳首を斬った。
 もちろん二千万は仁延頴娃が負担したのである。
 マンションは湯野中が提供してハードコースのプレイ代は大船一家が負担している。持ち帰る二千万は湯野中が別途に提供していた。
 仁延頴娃はその快感が忘れられない。次の犠牲者を送り込んでその悦びにあり付きたいと目論む。
 「どうだ。R国に行かないか」
 仁延頴娃はやんわり提案する。
 「うーん。それも怖い。お金は欲しいけど。でもわたしは借金返して殆んど残らない」
 「そんなに残っているのか」
 「ええ」
 「借金返していくら残れば良いのだ」
 「うーん。マンションが貰えたら借金はあと一千二百万。事業を取り戻したいの」
 「相当な額が必要になりそうだな」
 「二千万そのまま残ればいいのに」
 「多分大丈夫だ。スタントハードの二千万は借金返済だが他に湯野中さんというR国の闇総統が二千万持たせてくれる」
 「そうしたら私は二千八百万残るの」
 「そうだ」
 「考えてみる」
 「この街の風俗を統括しているマネージャに言えば良い」
 仁延頴娃はそう言い置いて帰って言った。
 植村彩は仁延頴娃が帰って安堵したのと疲れが一気に出てプレイルームのベッドでそのまま眠ってしまう。
 翌朝になって鞭の痛みで目を覚まして娼国出張の病院に向った。植村彩はもう常連の如くお世話になっている。
 植村彩の渡航は直ぐに決まった。
 夏木陽一はこれまで難色を示していたが湯野中が受け入れの見解を出す。どの街にもR国で稼いで豊かになった象徴が必要とのことである。
 
 R国T市。秘宝館の鉄格子。
 佐々木舞、杉原凜香、来栖美香三等海尉、本庄翼三等海尉の四人が移送されて来た。
 展示は二人ずつ週に二日である。夜間は鉄格子を挟んでだが自由に会話は出来る。食事も希望を聞いてもらえた。
 見張りはロボットとなった。この方が二十四時間厳重に管理できる。
 「酷い国だよ。西側の国とは思えない。中国どころじゃないよ」
 佐々木舞は改めて同じことを愚痴る。
 「私は五代に拷問されたよ。平佐和も葛城も居た」
 来栖美香三等海尉も天昇の間で受けた拷問をぶちまけた。
 「米軍が完全にR国の味方とは驚いたよ」
 本庄翼三等海尉である。米軍に捕まった時に暴れて銃撃を受けて駆逐艦の艦内で応急手当されて娼国の病院に運ばれた。
 四人が置かれた状況は絶望である。
 葛城義和、平佐和周一郎、北嶋真紀子、湯野中匡史を殺害する以外に活路はなかった。それに失敗したのである。
 十年足らずで日本が大きく変化した。葛城義和が平佐和に引き上げられ娼国に渡ってからである。
 サプライチェーンマネジメントの要件定義で日本、亜細亜から経済を吸い上げるシステムが完成して娼国、R国は経済侵略を強化した。
 葛城義和が日本に戻って平佐和から内閣を引き継ぐ。民事党四百余議席の奇跡が起きてしまった。
 葛城内閣の経済政策が当たったからである。
 日本は再び経済力を大きく回復する。それから今日までリベラルは徐々に隅に追いやられた。
 テレビ太陽は娼国に買収され旭放送となる。最後の砦であった週刊太陽は廃刊に追いやられた。
 娼国、R国のマネーで日本の政治も官僚も警察も懐柔されてしまう。最早抵抗する勢力はテロリストの汚名まで着せられてしまった。
 「日本に残ったメンバーもこの先動けないよ。じっと潜むしかないと思う」
 佐々木舞は病院の時と同じ見解である。
 『なんとか此処を脱出して戦えないかな』
 本庄翼三等海尉は日本で出発前に勉強した手話を使う。
 『そう私達は死んでも葛城と平佐和を葬るべきよ。それ以外現状は打開できない』
 来栖美香三等海尉も目的を遂行する意思を捨ててない。
 
 大阪湾、東京湾の埋め立てが終わってニューシティの建設が始まった。湯野中マネーがさらに拡大進出する。
 昔の日本で人材派遣が始まったころは正社員より派遣の給料が高かった。まだ年配者の派遣はなかったのである。
 娼国、R国関連の派遣は正規雇用と収入面では変わらないか逆転も見られる。
 それでも娼国、R国系企業は利益部分を国内で賄う。関連日本企業では人件費を落とすだけである。
 その人件費もニューシティ内で循環して回収する。
 
 娼国。ホテル最上階の座敷天昇の間。
 今夜は会席料理が運ばれ真紀子、湯野中、平佐和、葛城義和の他に夏木陽一と盛高知里が来ていた。それで滝澤沙緒里も呼ばれている。
 日本、亜細亜へのニューシティ進出と売春、風俗進出の戦略会議である。
 「かなり日本の人口はニューシティの進出した県に動いています」
 夏木陽一が報告した。
 「そうだ。収入の高い仕事がある方に人口は動く」
 湯野中も良い傾向と称える。
 「徐々にニューシティの進出しない県は過疎にしましょう。自治体を破綻させて農地と森林に戻しましょう」
 葛城義和の作戦は徐々に実ってきた。
 「もっとニューシティを拡大するべきかしら」
 真紀子も効果に期待している。
 「いま進出している県に拡大が良いでしょう。川越のように多少離れても県内が良いです」
 「そうだな。葛城君の作戦が正しい」
 平佐和も成果を喜んでいた。
 盛高知里と滝澤沙緒里は旧交を温めるように二人で話が弾んでいる。
 「村上副主席と話し合ったのですが千葉はまだ拡大可能です」
 葛城義和は姉ヶ崎ニューシティの更なる拡大を目論む。
 「そうですね。姉ヶ崎から内陸部に大原の方に伸ばして行くのが良いと思います」
 盛高知里もその案に賛成である。
 「鉄道をもっと合理化すべきよ」
 真紀子は姉ヶ崎が首都圏から時間が掛かりすぎると言いたい。
 「JRと交渉して君津まで快速を増やしてもらっていますが、直通がほしいです」
 盛高知里が答える。
 「何れはニューシティを中心に鉄道を見直さないとなりません。まだ時期ではないです」
 葛城義和はこっちも先のビジョンを検討していた。
 「自治体をかなり整理しないと難しい。リニア新幹線でさえ静岡で工事が止まっている」
 平佐和も葛城義和の真意を納得している。何れはニューシティ間だけで鉄道を繋ぐことが望ましい。
 
 R国T市。湖畔のホテルの宴会場である。
 植村彩はスタントコンパニオンとして渡航した。
 宴会場は墨田会系大船一家の宴会である。
 植村彩は其処に仁延頴娃の存在を見て驚愕した。




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