鬼三のSM小説
女衒の國
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
その二十一 帝國の夕嵐
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菅野瑞穂はそのまま拷問椅子に乗せられた。異常に怯え切っている。
「次は電流責めよ」
銅線が二系統菅野瑞穂の躰の上に這わされた。
電流責めを提案した男とクリップの一斉飛ばしを提案した二人が掛かってクリップを鋏む。
菅野瑞穂の躰はさらなる恐怖に震えていた。
R国D市。吉丘蓮実元中尉らの収監された鉄格子である。
「この番組のおかげで一日延びたのね」
吉丘蓮実元中尉らも鉄格子に設置されたテレビで拷問を見ていた。
「明日あたり病院行きね」
「拷問に行き詰まったからかな」
吉丘蓮実元中尉は二人病院に送って効果がなかったのでさらに検討中かなとの憶測を言う。
「それでは明日はもっと恐ろしいのでは」
小日向奈央元少尉もこれまでを見て穏やかではない。鍛えられた工作員でも秘密を隠し通すのは並大抵ではないのである。
痒み責めや自白剤に耐える訓練は受けていた。それを超えた手段で来ると考えられる。
R国D市。中央棟最上階新天昇の間である。
真紀子らは津梨清吉のカウンターが引き上げたのでかわきものだけで飲み続けていた。
「潜水艦隊ラドルフマレカルから報告だ。現時点で造反した連中の潜水艦は見つからないとのことだ」
湯野中が報告を受けて全員に報告する。
「海底に着底していたら難しいですよ」
溝口明日香少佐も簡単には発見できないと言う。今夜は平佐和と同じコップ酒である。
何故か今夜はまったく酔ってない。これが本来の姿なのか。この間は平佐和の要求に応じてご機嫌を取っただけかもしれない。
逆に平佐和が眠そうである。
「明日は予定通り行く」
真紀子が確認する。
「はったりでも試してみましょう。最新型のポリグラフの効果も」
葛城義和は一か八かやって見る考えである。
R国D市。報道スタジオ。
「ううーー。うう。ううーー。うう」
菅野瑞穂はクリップを鋏み付けられている間中呻き続けた。
「さあ行くよ」
舛田警視正が合図する。
リクエストした男がトランスのスイッチを回す。
総てのクリップが二本の銅線のどちらかに繋がっている。
「あがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂の躰が震撼して大口を破裂させた悲鳴が轟く。
男はその姿をじっくり眺める。
「あがあーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーー。ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
舛田警視正が一度スイッチを切ってしまう。
「あはあ。あはあ。あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
菅野瑞穂の躰は震え続けていた。
「いいよ。入れて」
舛田警視正は男に指示する。
また男はトランスのスイッチを回す。だが舛田警視正の指示なしにさっきより大きく回していた。
「ぐうがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂の表情は直ぐに恍惚になってしまう。それでも男はスイッチを切らないで眺め続けていた。
菅野瑞穂はそのまま気絶して尿を漏らしてしまう。
「駄目ね。もっとじっくり愉しまないと」
舛田警視正はやや批判する。
「すみません」
四十代の男は謝る。
「さあ。貴方これ引っ張ってこの女の意識戻しましょう」
舛田警視正はリクエストした二十代の男に言う。
男は両手に一本ずつ二本の銅線を一度に掴む。
菅野瑞穂の失神した表情を見ながら呼吸を整える。男は興奮度が異常に滾っていた。
舛田警視正の表情を見て菅野瑞穂の顔を見ながら一気に引っ張る。
銅線とクリップは瞬時に空中に浮き上がった。
「ぐがあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
失神していた菅野瑞穂から一気に強烈な悲鳴が上がる。躰はがくがく震えていた。
「あーーーーーーーーーーーーーーーはああーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ」
菅野瑞穂は強烈な痛みに藻掻き続ける。
藻掻く躰にはクリップの鋏んでいた痕がくっきり肌に残って一部皮膚が?けていた。
「あはあーーーーーーーーーん。あはん。ああん。あはん。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
菅野瑞穂の荒い息遣いも震えも暫く治まらない。
舛田警視正は五十代の黒染めして一部白髪が下から伸びている男にブジーとマスタード、尿道バイブを渡す。
男は指で菅野瑞穂の女の部分を広げる。
その部分をじっくり鑑賞してマスタードの入ったデスペンサーを掴んだ。
ディスペンサーから尿道の亀裂にマスタードを流し込む。それにブジーを突っ込んで奥まで行き届かせた。
「あーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂はブジーを押し込まれた痛みに仰け反る。
「尿道は暫く放置ね」
舛田警視正はそう言って五人目を振り向く。
「少し待ってね」
カテーテルで究極に屈辱な責めを希望した男に断って六人目を呼ぶ。マスタードは効果が出るのを暫く待つ。
「貴方何も言わなかったわね」
「あ。はい」
三十代の男は声を掛けられて慌てて返事する。
「貴方はこれね」
舛田警視正はスタッフがトレイに載せて持って来た物を差す。
ボウルに蛞蝓、小さな皿に粗塩、そしてロングスプーンとクスコが添えられていた。
「貴方はこれをお○○この中で溶かすのよ」
「蛞蝓を塩で」
「そう。なかなか屈辱的でしょう」
「はい」
男はにんまり悦んでいる。
「まずクスコでお○○こを広げて」
「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂は蛞蝓を見て悲鳴を上げた。
男はそれを悦びの表情で無視して舛田警視正の指示通り菅野瑞穂の膣にクスコを刺し込む。
「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂の躰は震えている。
「ねえ貴女。以前に一回蛇が入ったでしょ。それより軽いのよ」
舛田警視正はそう言って詰る。
「いやーーーーーーーー。ここに生き物入れるなんてーーーーーーーーーーーーー。もうひとじゃないよーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂は涙を溢す。
「加重死刑囚に人扱いはしません」
舛田警視正はにべもない。
男はロングスプーンで蛞蝓を掬う。それを態と菅野瑞穂の目前に翳す。
「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂は泣き悲鳴に成る。
それでも男は菅野瑞穂の顔とクスコの口を交互に見ながら膣の中に侵入させてゆく。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やだあーーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂は拷問椅子に固定された躰を震撼させて強烈に泣き叫ぶ。
男はそろっと膣の中に蛞蝓を降ろしてしまう。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーあーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂は涙を溢れさせ喚き続けた。
「ゆっくり塩を掛けて」
舛田警視正は残酷な本性を剥き出した表情でそう指示する。
男はロングスプーンで塩を掬ってクスコの中に侵入させた。
「あーーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーあはーーーーーーあーーーーーーーーーーはあーーーーーーーー」
菅野瑞穂はぶるぶる震えながら涙をぽろぽろ溢す。
男はそのまま塩を蛞蝓の上から被せる。
「あはあーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー」
膣壁の上で蛞蝓が溶けて粘膜にその液が浸透してゆく。
「あはあ、ああーーーーーーーーーーーーん。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやーーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂はさらに躰を揺すって暴れ続ける。
男は暫くその姿を堪能した。
「いやあーーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーー。いやーーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂は泣き喚き続ける。
「もういいでしょう」
舛田警視正は取り出すように促す。
男はロングスプーンで掬うようにしながら子宮口まで押し込む。
「あーーーーーーーーーーーー。いやあ。いやあ。いやあ。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
男は菅野瑞穂の子宮口の膨らみに押し付けて蛞蝓で子宮口を撫でるようにして掬う。
「あはあーーーーーーーーーーーーん。あ、ああーーーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーーーーーん」
菅野瑞穂は涙を降り飛ばして泣き喚めく。
クスコの奥での動きはスクリーンに拡大されテレビにもアップで公開されていた。
ようやく蛞蝓の死骸は取り除かれた。
「だめーーーーーー洗ってーーー」
菅野瑞穂は堪らない不快感に洗浄を要求する。
「どうする。洗って欲しいって」
舛田警視正はふざけて男に確認する。
「はい」
男はそれを指示と受け取ってスタッフからセぺを受け取る。
クスコを抜いて直に瓶の先端を膣に差し込む。
「あはあ」
菅野瑞穂は洗浄液が入ってきてやや安堵の息遣いを漏らす。
「マスタードは効いてないないみたいね」
舛田警視正はやや不満である。
「そうですね」
リクエストした男もややがっかりの表情を示す。
「やってしまいましょう」
舛田警視正はそう言って尿道バイブを渡す。
男は菅野瑞穂の女の部分を指で広げて尿道の亀裂を確認して尿道バイブの先端を挿入する。
「あはーーーーーーーーーーーーー」
奥まで突っ込んで引く。
「あーーーーーーーーーーーーはーーーーーーーーーーーーー」
男は振動を加えてゆっくりピストンする。
「あーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂は躰を捩っている。
「いやあーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーはーーーーーーーーーーーーーーー」
「気持ち良さそうね。尿道オナニーしているでしょう」
舛田警視正は意地悪く詰る。
「していません」
菅野瑞穂は堪えられず否定する。
「うそーー。鉄格子の中にカメラ仕掛けるよ」
舛田警視正はマスタードの僅かな痒みが効果を発揮していると予測していて態と言葉で責めていた。
「そんなーーーー」
菅野瑞穂は眉間に皺を刻んで辛い表情になる。
「カメラ仕掛けたらオナニーできないものね。できないと辛いでしょう」
舛田警視正はさらに突っ込む。
「そんな。カメラは見張っています」
「でも。ベッドでバスロープ被れば見えないわね」
「そんなあ」
菅野瑞穂の表情はさらに崩れる。
「良いのよ。日本の刑務所と違うからいくらオナニーしても良いのよ。お酒も飲み放題」
日本の刑務所では女囚もオナニーは禁止である。だが殆どは黙認らしい。
男はさらにピストンを早めた。
「あはーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂の顔は紅潮して綺麗な逝き顔になっている。
「あはあーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーあーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂の躰は拷問椅子から迫り上がって瞬間固まって大きく揺れた。そのまま沈む。それでも股間は痙攣していた。
「あーーら。まあ。尿道で逝っちゃったの」
舛田警視正は意地悪の極みと詰る。
「・・・・・」
菅野瑞穂は目を閉じて顔を拷問椅子の背に強く押し付けて恥ずかしさに固まってしまう。
暫くその火照って堪えられない表情がカメラに公開された。
「さあそれでは。最も屈辱的なプレイです」
舛田警視正は尿道カテーテルを手にしてそう宣言する。
「・・・・・」
菅野瑞穂は怯えきった表情で舛田警視正を見る。
舛田警視正は尿道カテーテル二本をリクエストした男に渡す。
「先に膀胱を空にして」
舛田警視正はそう指示して透明な尿瓶も渡す。
男は尿瓶を菅野瑞穂のドテに置く。
指で女の部分を広げて尿道の亀裂を剥き出してカテーテルを挿入する。指で中程を摘まんでいた。
尿は抓んだ位置まで流れ出る。
男は尿瓶で受けて指を離す。
僅かな尿が流れ出た。
その男は一物を取り出して尿道カテーテルを鈴口に挿入しようとするがキシロカインゼリーを塗っても自分で入れるには痛い。
なかなか先端しか入らない。
「駄目ね。私がやる」
舛田警視正は男の一物を掴んで先端を突っ込む。
「うぐうう」
男が声を漏らしてしまう。
舛田警視正はカテーテルの中程を抓んだまま男のお尻を押して菅野瑞穂の股間に近付ける。
男は反対の断面になった方の先端を菅野瑞穂の女の部分を指で開いて尿道に差し込む。
「あーーーーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂は恐ろしい事態に悲鳴を上げる。
男の尿はカテーテルを伝って菅野瑞穂の膀胱に流れ込む。
「あーーーーーーーーーーーー。あはあ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂は躰を右に左に振って藻掻き泣き続ける。
男の尿はなかなか終わらない。
「あーーーーーーーーーーーーーやめろーーーーーーーーーー」
菅野瑞穂は藻掻くがカテーテルは確り収まっている。
その間にスタッフが吸収シートを床に敷いてゆく。
男は終わってカテーテルを抜く。
菅野瑞穂は堪えられず直ぐに放尿してしまう。
舛田警視正は意地悪く菅野瑞穂の腰の側に立って女の部分を広げる。
拡張した尿道の亀裂から尿が流れ出るシーンがアップで公開された。多量の尿が何処までも流れ続ける。
菅野瑞穂は涙を溢れさせていた。
東悠里と菅野瑞穂は動けないわけではない。だが消毒の為に看護士が娼国の病院に搬送する。
翌朝。R国D市。中央棟最上階新天昇の間である。
葛城義和は朝早く現れた。
滝澤沙緒里の経営するR国戌亥ホテルから距離はない。迎えのヘリで屋上から入った。
呼ばれた津島公明娼国CIC長官とR国諜報機関日本支部代表柿崎一行が入って来る。
葛城義和は津島にロボット軍のコントローラを各基幹司令室からCIC室一か所に移動するように要請した。
また柿崎一行には各基幹司令室なら何処でも総て一括操作するロボット警官のコントローラを各シティごとの扱いに切り換える要請をする。
システムの変更は要らない。コントローラを外すだけである。
柿崎一行と信頼できる部下二人だけで全てのシティを回ることとなった。
既に関谷少将の第五機動部隊が外海でロボット二個師団も積んでいた。
また中国国境を越えたロボット六個師団からなるR国第二軍は完全AIによる行動だが最終的にはT市から指宿が指揮を執っている。
さらに生方少将の第三機動部隊から加賀美少将の第一機動部隊が引き継いでロボット師団二個を積んでいた。
これらの設定もそれぞれの軍に帰属している。
月村元総理と葛城義和の手元の基幹司令室にあるコントローラーはそれぞれ唐津とD市のロボット警官のコントローラに変貌してしまった。
月村元総理には暗号メールで伝えられている。
十一時を回って四人が集結した。
さらに舛田警視正と井上少佐、溝口明日香少佐が入って来る。
ポリグラフを仕込ませた拷問椅子は溝口明日香少佐らの手で設置されていた。
全員で会議室に降りる。
今日は井上少佐の部下が四人で吉丘蓮実元中尉と小日向奈央元少尉を連行して来た。
吉丘蓮実元中尉を真紀子らの正面の拷問椅子に座らせる。
小日向奈央元少尉はその斜め前に横向きである。
井上少佐と溝口明日香少佐が鞭を持つ。舛田警視正は二つの拷問椅子から線を伸ばした接点に立った。
本日の拷問取り調べは一般には見せない。だが職員、諜報機関、軍には態と公開している。
井上少佐らの持つ一本鞭の先端は四角い蠅叩きの形をした革である。
これで乳房を叩く。柔らかい乳房に平たい革の直撃はダメージは少ないが痛みは浸透する。
井上少佐らは数を数えながら叩く。
「残った仲間はR国諜報機関の中に居る」
舛田警視正が用意した文言を順番に読み上げる。
「六」
井上少佐が数を読み上げて二人が叩く。
「うぐーーーーーーーーーーーーーー」
「うーーーーーーーーーーーーー」
二人の悲鳴が鳴り響く。
「残った仲間は一般の女性である」
「八」
「ううーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー」
さすがの元工作員でも痛みには強烈な反応を示す。
「姉ヶ崎から潜水艦に特殊発光信号を送って情報を流している」
舛田警視正は文言を読みながらポリグラフを確認する。
明らかに反応を見た。吉丘蓮実元中尉と小日向奈央元少尉共々反応を示していたのである。
「残った仲間の一人はR国事務方。一人は娼国の工作員である」
吉丘蓮実元中尉は僅かな反応に留まったが小日向奈央元少尉は確り反応してしまう。
ここまでで充分である。
拷問は終了して七人は新天昇の間に引き上げた。
吉丘蓮実元中尉と小日向奈央元少尉は井上少佐の部下四人が鉄格子に戻しに行く。
新天昇の間では七人分の懐石料理が運ばれていた。
「成果有りましたね」
舛田警視正は確信を持っている。
「一人が事務方で一人が娼国の工作員でしたら数日中に動きますね」
葛城義和も確信を持った。
「葛城先生。奴らが狙うのは唐津ですな」
湯野中が確認する。
「それ以外考えられません。夏木さんには唐津から離れて貰ってください」
「それでは村上副主席と月村元総理だけ残して」
平佐和はやや疑問を呈する。
「仕方ありません。暫くは捕虜になって貰います」
葛城義和は最悪それは已む無しと見ていた。
「阻止はしないのか」
「します。ですが味方に被害は出したくありません。残った面々にかなりの狙撃能力があると見ています」
「ロボットだけで立ち向かわせるの」
「応戦はしません。敵も僅かな兵力だけです。そして一部ではなく全員が乗り込むのを待ちます」
「今度こそ一網打尽にしたいのね」
真紀子も危険な策と思いながらも理解する。
「しかし葛城君。唐津の民衆はどう考える」
平佐和は国民を心配する。
「やって見ないと判りません。奴らの目指す民主化に同調するか。核戦争後の今。今の平和を取るかです」
「そうだよな。唐津だと食料の備蓄が尽きれば補給はしない。街を出て来た者を他で収容すればよい」
湯野中も葛城義和の強引な作戦をある程度納得した。
ラドルフマレカル少将は潜水艦の警備を姉ヶ崎に集中する。
接触も攻撃もしない。湯野中から指示が出ていた。
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