【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第三十八幕
SMに資産をつぎ込む夫婦
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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「どういう女だ」
医者の男である。
「インターネット上のフリマをやっている女社長だ。なかなかの美人だぞ」
川口の会長もやる気満々である。
「虐め甲斐があるな」
「それがな。本人金は出すが手は出したくないらしい」
「それじゃ俺たちで」
「それは危険だ。こっちの玩具は金で解決だ」
「まあ。そうだな」
「今回は前金二十五万の二人に攫わせてあっちの夫妻に振って一石二鳥と行きたいな」
「なるほど」
「二重取りか」
「そのくらい良かろう。あっちの組織も承知している」
「この間の婦警と同じような事情だな。同じ奴にやってもらえばどうだ」
「俺もそう思った。だが仕事は一人一回だけらしい」
「なるほど」
「それで東秀夫らにやらせるか」
「いいや。東秀夫と寺門一は攫うだけだ。サポートは別の二人が来る」
亜希江は今回からサポートを要求した。
如月鬼堂らのツアー列車は予定通り岡山に着いた。
此処でもう一度十六両に一本で連結されて小倉方面に向かう。
インターネットアダルト放送の撮影クルーも乗り込みサロンカーの内一輌がスタジオとなった。
「本日はツアー列車のサロンカーの車内からです。水着姿のままで進めて参ります」
メインキャスター役の本多椿の挨拶で始まる。
「蘇我運輸区の車掌岸本璃紗さんと浦和警察署の南郷美涼巡査長が消息を絶って二週間以上が経ちます」
高嶋波瑠は薄いローズのビキニに純白のレースのスカートを巻いた姿である。
「これ迄の連続拉致強姦事件の犯人らかその模倣犯が疑われる事件のような動画の拡散は現在のところ確認されていません。解放されることもなく遺体で発見という最悪の事態にも至っていません」
岡田有美も薄い紫のビキニに純白のレースのスカートを巻いていた。
「状況からただの失跡とは考えられません。鬼堂先生如何でしょう」
本多椿はキャスターらしい純白のスーツ姿である。
「確かにただの失跡とは考えられません。これ迄動画が拡散されて被害者が解放されずに遺体も発見されない事件はありました」
「この二人の事件はどうでしょう」
「模倣犯が何日も監禁しているか。別の目論見があると思えます」
如月鬼堂はもう少し思うところがあるが確信には触れたくない。やんわり仄めかす発言を行った。
「電気料金が途轍もなく高騰しています。一般家庭の生活を破綻させるレベルとなってしまいました。豪雪地帯で払えない家庭が電気を止められると命の危険に曝されます」
高嶋波瑠は脱ぐことのできない車内なので脚上げポーズで魅せる。
「国の補助金対策も焼石に水となりつつあります。円高とロシアのウクライナ侵攻で高騰した化石燃料でいつまで耐えようと言うのでしょうか」
岡田有美も綺麗なポーズを見せた。
「総理は原発を動かす方向に舵を切ろうとの姿勢を仄めかしていますが実現とは距離以上の絶望感すら感じられます。鬼堂先生のご意見は」
本多椿は報道内容をかなり傾けてから如月鬼堂に振る。
「私はコロナの緊急事態発令にはかなり非難をしました。ですがこれは緊急事態です」
既に如月鬼堂は原発の稼働に強く反対を唱えるコメンテーターに強い怒りを持っていた。
「緊急事態ですか」
「飛行機が墜落したから飛行機を全部飛ばさない。電車が脱線転覆事故を起こしたから電車を全部運行しないということはありません。原発を全部止めてしまうのは集団ヒステリーとしか言いようがありません」
如月鬼堂はさらに強引な発言に出てしまう。
「一部再起動に漕ぎ着けている原発もあります。原発の稼働している電力会社は割りと値上げ申請をしていません」
本多椿が割り込んで発言にブレーキを掛ける。
「この際には緊急事態として原発全面稼働を指示すべきです。災害の規模の問題と言うならば化石燃料による温暖化はもっともっと大きな災害以上です」
二月十五日。
東秀夫と寺門一は廃棄物収集運搬車とスカイポーター車を指示された場所に取りに来た。
既に瑞浪花那のマンションの管理室は閉まっていた。
鍵の形式は入手している。その万能キーを持って作業服姿で正面玄関口から入る。
防犯カメラの位置も情報を得ていた。
マスクをして目の部分に僅かに変装を凝らしている。
寺門一はスカイポーター車のゴンドラを瑞浪花那の部屋のベランダに横付けていた。
東秀夫は鍵穴から寺門一は窓から催涙ガスを流す。
東秀夫は鍵を開け特注工具でチェーンを切って中に入る。
新しいチェーンに交換して中から施錠してしまう。
内側から窓を開けて寺門一を中に入れる。
催涙ガスで眠っている瑞浪花那を縛ってキャリーバッグに詰めて窓から運び出してしまう。
空地でキャリーバッグを廃棄物収集運搬車に載せ替えて東秀夫が長野市内の所定の駐車場に置いて来る。
廃棄物収集運搬車には瑞浪花那の匂いを消す強い匂いの動植物性残さが積まれていた。
寺門一はスカイポーター車を元の場所に戻す。
二人は川口の会長に迂回メールで連絡して後金七十五万ずつを入金して貰う。
フィリピン辺りから指示の来る半グレ組織と違い確実な手法で高額に稼げた。
半グレ組織は末端を粗末にする。だから何回も行う間に徐々にではあるが確実に捜査は主犯格に行き着くのである。
二月十六日。
組織の派遣員二人はパッカー車から出したキャリーバッグを段ボールに入れて配送伝票を貼って軽トラで山井夫妻のビルに運び込む。
山井夫妻は既に黒装束に着替えていた。
二人の派遣員も着替える。
忍者姿黒装束にサングラスを掛けて瑞浪花那をキャリーバッグから出す。
「依頼人。どのように」
「その前にこっちを見て」
亜希江は川口の会長の指示文面を見せる。
「了解です。この内容を盛り込みます」
「先に細かい要求を片付けてくださる。電気椅子はこっちの追加拷問の後で」
亜希江はそう要求した。
二人の忍者姿黒装束は眠っている瑞浪花那の縛りを解いて全裸にする。
そのまま床に仰向けに寝かせた。
三本の鉄パイプをコの字に組んで腰を床にボルトで固定する。
さらに両腕を広げてU字金具六個で二の腕、肘、手首を固定した。
膝上と脚首にそれぞれ円筒形の金具を填める。
鎖を膝、脚首の順に鎖を引っ掛けその先端を離れた天井に下がったフックに引っ掛け天井から脚を吊って大股開きにしてしまった。
「人によってやり方は様々ね」
亜希江は頑丈に組まれた大股開きに感心している。
「どうぞ。起こしてください」
長身の忍者姿黒装束が亜希江らを促す。
山井和徳が鞭を取り出した。
瑞浪花那の乳房の横に立って女の部分を狙って叩く。
強く当たっているがまだ反応しない。
もう一発力を込めて叩く。
まだ反応しない。
中肉中背の忍者姿黒装束が電子鞭を二本取り出して山井夫妻に渡した。
亜希江は山井和徳を促す。
山井和徳は考えてからそれを瑞浪花那の美人顔を見て頬に当てる。
「ぐわーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那の躰は反射的に強烈に震撼した。
顔を強く振って目を開く。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーー。なに。ああ。なによーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那は朦朧とした状態から叫ぶ。
直ぐに忍者姿黒装束に囲まれていると判った。
「ああ。なに。何で」
震えた声で叫ぶ。
「諦めなさい」
亜希江はつよい口調で宣告する。
「誰よ!何でよ」
瑞浪花那はさらに取り乱して叫ぶ。
「誰、何でには答えられない」
長身の忍者姿は抑揚のない声で答えた。
瑞浪花那は正面のカメラに気付く。大股開きで閉じることもできない。
「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那は喚き散らす。
組織の二人が両側から女の部分を広げてカメラに翳した。
「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那はさらにパニックになり喚き散らす。
中肉中背の男が綿棒の耳かきの部分でピンクの粘膜の粕を採取する。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーなにするのーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやめろーーーーーーーーーーーー」
恥ずかしい部分の汚れを黒い板に載せられて撮影されてしまった。もう他人事ではない。自分がいま犠牲者である。
長身の男がクリトリスを剥く。
中肉中背の男が横から綿棒の耳かき部分で粕を掬い取る。
「いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろおーーーーーーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那はどうでも喚くしかない。
これが社会に拡散されたら。それ以前に生きて帰してもらえるのか。それも心配になる。
もし殺されたらこれまで苦労して作り上げて来た会社はどうなるのか。絶対に諦められない。
瑞浪花那がいくら喚いても男らは全く動じない。
「私をどうするのよーーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那は堪えられず確認する。
「ニユース見ているでしょう。判らない」
亜希江は当然のように言う。
「ころすのーーーーーーーーーー」
瑞浪花那は堪えられない。言ってしまう。
「さあ。そこまでは私達には判らないわね」
亜希江は態とはぐらかす。まだ殺すとは言いたくない。
瑞浪花那は益々恐怖に溺れて行く。
山井和徳がバケツに氷水を運んで来た。
亜希江が浣腸器に吸い上げる。
「なによーーーーーーーーーそれーーーーーーーーー」
「見て判らない浣腸よ」
亜希江は涼しい口調で当たり前のように答えた。
瑞浪花那は他の犠牲者の動画を一度も見たことはない。
今の姿で浣腸されたら牛や馬が牛舎などで漏らすように便の出るところまで社会にばら撒かれてしまう。
絶対に死にたくはない。でも生きて帰っても尋常ではない。
「やめてーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
山井和徳は容赦なく浣腸器をアナルに差し込む。
「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那が喚き散らしても冷水は直腸に一気に流れ込んで来る。
「あーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーつめたあいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
さらに喚き躰を振って暴れる。
組織の二人が腰を強く押さえた。もとより暴れても腰は動かないように固定されている。
「あはあーーーーーーーーーーーーーーーー。あぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーー」
既に強烈な痛みが瑞浪花那を襲っていた。
「ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐ、ぐ、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
顔を究極に歪めて振って悲鳴を絞り出している。
山井和徳はゆっくり注入してゆく。
組織の二人は斜め横から苦しむ瑞浪花那の表情をじっくり見ていた。亜希江は瑞浪花那の頭の後ろから覗き込んでいる。
「ぐぐ、ぐぐう、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那は究極に顔を捻って藻掻き続ける。
亜希江はアナル栓を手にしていた。
二百CCだが充分に効果は期待できる。
注入し終わって山井和徳が浣腸器を抜くと亜希江がアナル栓を渡す。
だが間に合わない。
瑞浪花那のアナルから茶色い水が噴き出した。
「うぐーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーうーーーーーーーーーーーーーうーーーーーーーーーーー」
腹の痛みに苦しみ藻掻き続ける瑞浪花那のアナルから徐々に濃いどろどろの便が流れ出す。
既に中肉中背の男が透明で大きな尿瓶を受けていた。
「あはあーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあ。ああ。ああ。ああ」
かなりの便が出て冷たい水も出てしまったが瑞浪花那の苦しみは治まらない。
「ねえ。かなり恥ずかしいのが撮れたわよ」
亜希江は笑顔で詰る。
「やめろーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那は苦しみの上に途轍もない姿を撮られている。うわ言のように喚き続けた。
中肉中背の男がアナル付近の汚れを微温湯で濡らしたガーゼで拭いている。
男に股間を拭かれる屈辱もそれどころではない。
長身の男がクスコをアナルに差し込む。
「あーーーーーーーーーーーーなにーーーーーーーーーーーー」
長身の男は天井から下がったモニターを指差す。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那はモニターに拡大された自分の股間に悲鳴を上げる。
長身の男はクスコの螺子を回して女の奥を広げた。
中肉中背の男が中をペンライトで照らす。
「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
モニターには真っ赤な子宮口がくっきりペンライトに照らされている。
「あーーーーーーーーーーーー。なんでこんな。こんなところを」
瑞浪花那の躰はぶるぶる震えていた。
「あはあーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーー。はあ。あはあーーーーーーーーーー。はあ。あはあーーーーーーー」
瑞浪花那は女の奥を曝け出された堪らない恥ずかしさに上擦った息遣いを漏らし続ける。
「これは何かしら。奥に白い濁った物が」
亜希江が意地悪く指摘する。
山井和徳がロングスプーンでそれを掬い取る。
「いやあはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
山井和徳はそれを黒いプラ板に載せてカメラに翳す。
「えあああーーーーーーーーーーーーーー。えああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那は狂ったように顔を振って藻掻き喚く。
「さあ。この後は逝き顔を晒してもらうわね」
亜希江は瑞浪花那をさらに追い込む目論見を宣告した。
「・・・・・」
瑞浪花那はもう言葉も出ないのかサングラスの奥の亜希江を睨み続ける。
亜希江は小ぶりのローターと尿道バイブ、そしてリモコンから伸びたアームの先にマイクロローターの付いたアイテムを出す。
山井和徳に小ぶりのローターを渡してクリトリスを指差した。
「貴方は奥の泣き所ね」
背の高い男にマイクロロータを渡してそう言う。
「貴方は尿道責め」
中肉中背の男に尿道バイブを渡した。
「えーーーーーーーーーー。なにーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那は尿道バイブという知らない恐ろしそうな名称を聞いて慄く。いったい何をされるのか恐ろしいことである。
まずは山井和徳が瑞浪花那のクリトリスを剥いて小ぶりのローターを当てる。
「うふうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うう、うふうーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
続いて背の高い男がクスコの向きを横にして膣の奥、娼婦の泣き所に柄の先に付いたマイクロロータを当てる。
「う、ううおーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーー。そこはだめーーーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那の表情は一気に破裂して顔を捩って藻掻き叫ぶ。
連続拉致強姦事件の犯人六人のアジトである。
今日はおでんに日本酒で暖まりながら飲んでいた。外は晴れているが寒いらしく空気は綺麗に澄んでいる。
「今度は要求通りだな」
印刷会社の社長である。
亜希江らから送られて来ている動画を編集していた。
「ちゃんと意識のあるところで辱め部分を撮ってくれているか」
「女は狂ったように喚き続けていますよ」
「それは良い。この一本は先に公開するからな」
川口の会長も状況は気になっている。
「依頼人はこの女社長の会社を潰したいのだな」
「そうだ。貢がされた金を会社の資本金にされて出資者のまま別れを宣告された。出資金は帰さない。配当などない上場しない会社だ」
「金を取り戻せないなら潰すか。御尤もだな」
葬儀会社の社長も同意する。
「当の本人はアリバイ作りにグループで海外旅行か。念が行っているな」
医者の男である。
「アリバイを作らなくてもこの犯罪で疑いの対象にさえならないがな」
川口の会長もさすがにその用心は不要との見解である。
「そうだな。忍者姿黒装束と言っても依頼人の体型とはどれも一致しない」
印刷会社の社長も保証する。
「この女社長が帰らなければ会社は潰れるか」
「多分。この女一人の力量で切り開いたワンマン経営だ。長くは持つまい」
「別勘定で潰してやる手もあるけどな」
六人は欲求不満が癒されて満足そうである。
熱海。如月鬼堂のファッション喫茶である。
裏全裸美人コンテストのリハーサルが行われていた。
日曜日の本番に合わせて審査用の動画は海外サイトにアップされている。
審査会場では性器を見せない範囲で本番ステージが行われる手筈である。
風俗嬢と雖も大勢の見る前で全裸は行ってない。ぶっつけ本番とは行かないのである。
リハーサルなので如月鬼堂は来てない。
福富麻次郎と杉下一行、そして店長の荒井枝理だけで進めていた。
客席は店の女の子とボーイ、そして金持ちで暇を持て余している会員が昼間から飲んでいるだけである。
女の子は全員小さな局部を隠すだけのスキャンティ一枚で躰を隅々まで披露する。
当日の司会は本多椿だが本日は店長の荒井枝理が代行していた。
正面の客席に固めて三十人くらいの見物人しか居ない。それでも女性たちの動きは固い。
一部の会員はそのリハーサルを聞きつけて女の子のぎこちなく脱ぐ姿を愉しんでいた。
山井和徳と亜希江夫妻の長野市内の空きビルである。
三つの責めで散々逝き顔を晒してしまった瑞浪花那は中肉中背の男が尿道バイブを抜いた瞬間に失禁尿を漏らしてしまった。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「素晴らしい場面が撮れたわね」
亜希江は覆面の下でにんまり悦ぶ。
「あ、あああーーーーーーーーーーーーーん。あはあん。ああん。ああ。ああ。ああ。あはあ。はあ。はあ。はあ」
瑞浪花那の荒い息遣いはなかなか治まらない。
「ねえ。貴女。尿道で気持ち良くなったのよ。分かる」
亜希江はさらに瑞浪花那を詰る。
「ちくしょーーーーーーーーーーーー。こんな姿にして弄り回してだれだっておかしくなるよーーーーーーーーーーーーーー」
瑞浪花那の顔は激しく紅潮して堪らず言い返した。
「どうでもあんたの躰から潮が噴き上げたよ。そして動画に収まった。見る人がどう受け取るかだ。尿道で逝ってしまった顔は良かったな」
中肉中背の男の方が詰る。
「いま別の所で編集している。一発目は明日にでも公開される」
長身の男は相変わらず淡々としゃべる。
「・・・・・」
瑞浪花那は絶望に言葉も出ない。他の場所に渡って編集されているならば止めることさえ不可能である。
こんなものが拡散されたらいくら被害者と訴えても同情されてもどうにもならない。
それでも瑞浪花那は自分が築いた会社は護りたい。
「何であなた方は私にこんな酷いことをするの。何の目的なの。何の意味があるのよ」
瑞浪花那はヒステリックに捲し立てた。
「だから「何で」には答えられない。誰でも良いのだよ。依頼人と共に社会に復讐している」
長身の男はまた抑揚のない声で答える。
「依頼人?依頼人は誰よ」
瑞浪花那はその言葉に反応した。
「私達」
亜希江はきっぱりと答える。
「何で依頼するの」
「遊び。憂さ晴らし」
亜希江は馬鹿にしたように宣言する。だが社会への復讐とは言わなかった。
川口の会長でさえ亜希江らのエスカレートした遊びには驚愕している。
自分らのことは棚の上に避けてその邪悪な心に理解不能との評価であった。
「まだ条件に輪姦すのが残っているけど明日にしましょう」
「そうですね。一度この女の興奮度を冷ましてから掛かりましょう」
中肉中背の男が瑞浪花那に麻酔を注射して眠らせる。点滴をセットして本日は終了である。
亜希江は二人に食事を振舞った。
翌朝。二月十八日。
宇佐美。如月鬼堂の居間である。
朝一番に杉下一行からメールで動画が届いていた。
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