鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その十六 女躰拷問連鎖

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 「ああーー。おおーーーーーーーー。ぐ、ぐぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 田村眞子二等海尉は力の限り磔の押さえを迫り上げんと暴れる。
 「うーーううーーーーーーーーー。ううぐううーーーーーーーーーーー」
 どうにも痛みに堪えられない。躰は震撼している。
 そして失禁してしまった。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 失禁と悲鳴。目からは涙が流れる。
 田村眞子二等海尉の号泣と失禁を見てその次の二名はやや手加減した。それでも田村眞子二等海尉は痛みに涙を流し続ける。
 二人目の鞭より柔らかめのチップが付いた物で叩いた。それでも加虐心は女の部分の粘膜を叩くことを止められない。
 一人ずつ女の部分の粘膜を開いて痛み具合を確認しながら膣に指を入れる。
 最後の一人は先の細い一本鞭を持つ。田村眞子二等海尉からも先端は固めの材質でできていると分かる。
 「ああ」
 田村眞子二等海尉は驚愕の表情を引き攣らせてそれを見る。
 将校は鞭を振り被って叩き付ける。小陰唇は外して皮膚の紅みの濃い部分を叩く。
 「うーーー。ぐうーーーーーーーーーーーー」
 田村眞子二等海尉は歯を食い縛る。口元の筋肉を硬くして堪える。
 次を振り被る。
 「・・・」
 田村眞子二等海尉は鞭の先端をキッチリ見ている。
 「ううーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーー」
 鞭は股間の白い皮膚を直撃する。女の部分からは更に外れている。叩いた部分に真っ赤な筋が浮かんでくる。
 一発目の痕も微かに蚯蚓腫れが浮いている。
 「あはあ。はあ。はあ」
 田村眞子二等海尉は荒い息遣いで叩く将校を見上げる。躰は痛みにまだ震えている。
 三発目を振り被って狙いを定める。
 鞭は一発目の微かな蚯蚓腫れの上をクロスする。縦長のバツ印を描く様に叩いている。二発目の真っ赤な筋も蚯蚓腫れが浮いて来る。
 「あはあ。はあ。はあ」
 四発目を構える。
 田村眞子二等海尉は悲痛な目付きでそれを見る。
 振り被って叩き付ける。狙いは正確である。
 「うふううーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーー」
 二発目に叩いた蚯蚓腫れに太腿の付け根からクロスしてアナルの手前まで真っ赤な筋が浮く。
 「あはああ。ああ」
 田村眞子二等海尉は痛そうな表情で構えた躰の力を抜く。
 将校は最後の一発を構える。
 今度は性器に狙いを定める。
 体をやや右にずらす。その鞭を力の限り振り下ろす。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーー。ぐわああーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー」
 田村眞子二等海尉の表情は一気に破裂する。
 一本鞭の細い先端は女の部分を斜めに叩く。そのまま二つの蚯蚓腫れを更に上からクロスする様に掠って流れる。
 蚯蚓腫れは割れて血が滲み出す。
 「うう、ううーーーー。ううーーーーーー。あはあーーーーーん。あはん。あっはん。あはん」
 田村眞子二等海尉は再び号泣する。
 壮絶な光景である。
 縄を解かれても痛みに躰は震撼している。
 生駒莉奈二等海尉が浸かっていたバスタブの湯が入れ替えられていた。
 田村眞子二等海尉は痛みを癒す為そこに投げ込まれる。バスタブの淵に顔をつけてそのまま声もなく泣き続けた。
 「次はドリルバイブ二穴責めです」
 緊縛師は次のショーを宣告する。
 「何回逝き顔を晒しても構いません。勝敗は失禁か失神です」
 次のショーは伊藤楓巡査長、森川優紀巡査部長、生駒莉奈二等海尉を餌食に行われる。
 拷問椅子が三台になる。
 三名はそれに大股開きで磔にされた。
 抽選で六名の将校が選出される。
 アナルに小型のドリルバイブを挿入する為に浣腸から行う。
 美人が三名。排泄させられ羞恥の破局を公開される。将校らは普段そんなに遊べてはいない。大方の面々にはこれもめったに無い愉しみとなる。
 それでも醜婦や男なら目を背けるか退席する。
 森川優紀巡査部長はこの人数が見ている前で浣腸されてしまう。拷問に慣らされたとはいえ堪らない羞恥である。
 バケツに入れた石鹸水。中には氷まで入っている。それを太い浣腸器で吸い上げる。
 究極に冷たいことは一目瞭然である。
 将校らが浣腸器を持ってアナルに近付く。
 「ああーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー」
 「そんな冷たいの。やめてーーーー」
 「早く綺麗にするためだ」
 緊縛師が恫喝する。
 それぞれ将校らは容赦なく浣腸器をアナルに刺しこむ。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 冷たい液が直腸に入って森川優紀巡査部長は壮絶な悲鳴を上げる。
 「あーーーーーーーーー」
 伊藤楓巡査長も冷たさに悲鳴を漏らす。
 「ううーーーーーーーーーー」
 生駒莉奈二等海尉は既に痛みに藻掻く。
 注入中も三名は痛みに躰を藻掻き続ける。一人の将校が腰を押さえる。注入する将校は浣腸器を強く押し付けて注入を続ける。
 「ああーーはあーーーーーーー。あはあーーーーーーーーー」
 森川優紀巡査部長は痛みに声を上げて究極に藻掻き続ける。
 注入し終わると一時アナル栓を刺し込む。
 「もうでるよーーーーーーーー」
 生駒莉奈二等海尉は痛みに堪らず抗議する。
 それでも浣腸液の効果を考慮して暫らく三名の苦しみを愉しむ。
 「ううぐううーー。ううーーーーー。もうとってよーーーーーーーー」
 生駒莉奈二等海尉は堪らず叫ぶ。
 透明なボウルが拷問椅子の下に置かれる。
 「行きましょう」
 緊縛師が合図する。
 将校らは全員ほぼ同時にアナル栓を引き抜く。
 「うおーーーーーーーーーー」
 生駒莉奈二等海尉の悲鳴と共に三名のアナルから茶色い水が流れ出す。
 生駒莉奈二等海尉は塊がやや繋がって出る。森川優紀巡査部長は断続的に細かく出る。伊藤楓巡査長はカレー状になって塊が無い。
 それなりに羞恥の破局を吐き出す。
 匂いが凄いので換気扇が強く回る。本音は羞恥の醜態だけ見ればよい。匂いはあまり欲しくないのである。
 だが女らを辱めるには本人に匂いを噛み締めて貰わなくてはならない。
 終わったところから塗れて汚れて鳥肌の立った股間を緊縛師がタオルで無造作に拭いてゆく。女らには堪らない屈辱である。
 既に将校らはドリルバイブを構えている。
 アナルバイブを担当する将校からローションを塗って構える。
 三名ともドリルバイブの責めは何度もやられている。それより水槽の中の蛇が恐ろしい。
 だが今回のドリルバイブは特製である。T市秘宝館の物とは違う。
 アナルから挿入する。その状態で将校らは合図を待つ。
 「はい。スタート」
 緊縛師の合図で一斉にスイッチが入る。
 「うううーーーー。うーーーーーーー」
 「ぐうわあーーーー。ぐううーーーーーーーーー」
 女達の躰は一気に震撼する。
 アナル用はただ振動するだけである。
 直ぐにあと一人が膣に入れるドリルバイブを構える。
 口径は牛乳瓶の内側くらいの大きさがある。
 「ええーー」
 いつもより太いので森川優紀巡査部長は慄いている。
 容赦なくアナルにドリルバイブが入ったまま膣に太いのが強引に挿入される。
 「あ、あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー」
 森川優紀巡査部長は強烈に悲鳴を上げる。
 「あーはん。ああーーーー。ああはあーーーーーーーーん」
 ドリルバイブの二穴責めもT市秘宝館では受けている。それでもこれは強烈である。
 顔の表情は一気に軋み歪む。大口を破裂させて喚き続ける。
 ドリルバイブの二穴責めに股間を迫り上げる。太腿に力が入り筋肉は怒張する。腰を震撼させ暴れ続ける。
 膣液とローションが混じって拡散され泡の様な液が飛び散る。
 膣のドリルバイブにはバリアブル機能が付いている。
 回転しながらピストンして振動する。そのドリルバイブが更に膣の中で膨らむのである。
 将校は適度にそのスイッチを入れる。
 「うおおお、おーーーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーーーーー。うおおおーーーーーーーーーーーーーー」
 森川優紀巡査部長の逝き声はサイレンと成る。
 股間は強烈に震撼する。全身に悶える力が入る。躰は拷問椅子から迫上がり揺れる。藻掻きドリルバイブを押し返し続ける。
 将校らは必死にそのドリルバイブを押さえる。
 「ううおおーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 森川優紀巡査部長と伊藤楓巡査長の躰が同時に拷問椅子に沈む。頭を横に倒してサイレンの如く喚き続けた悲鳴が止まる。
 目は白目を剥いている。
 股間は濃度の濃い泡に塗れてぐちゃぐちゃである。ドリルバイブだけが虚しく動く。やがてスイッチは切られる。
 森川優紀巡査部長と伊藤楓巡査長。どっちが先に失神したか判定に成る。
 「こっちだよ」
 天葛少将が上座から立ち上がって森川優紀巡査部長を指差す。
 「待て待て。同時で二人とも蛇の水槽に浸けてしまおう」
 加賀美少将である。
 「それじゃ競技の意味が無い。こいつ一人だ」
 天葛少将は以前座敷で森川優紀巡査部長に玉を蹴られて入院している。こっちを強く懲らしめないと気が済まない。
 天葛少将の要望を考慮して蒼い顔で震えている森川優紀巡査部長に緊縛師が縄を掛けに近付く。
 「いやあーーーーーー。いやあーーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーー」
 森川優紀巡査部長は倒れたまま床を退りながら狂った様に暴れる。
 「いやあーーーーー。いやだあーーーーーー。いやだーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーー」
 緊縛師らは押さえようとするが暴れて逃げる。
 何人かの将校が手伝って押さえる。
 「やだあーーーーーー。いあやあーーーーーー。ああーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーー」
 森川優紀巡査部長は狂った様に暴れ喚き続ける。
 それを数人で押さえて高手小手に縛る。膝で縛り合わせてフックを付ける。それを天井のフックに逆さ吊るしにする。
 森川優紀巡査部長は涙を溢し蒼い表情で躰は震えている。
 水槽には蛇が十数匹泳いでいる。
 緊縛師らは森川優紀巡査部長の逆さ吊るしの躰を高く吊るし上げる。
 キャスターに乗った水槽を真下に持ってくる。
 「あ、ああーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーー」
 森川優紀巡査部長は喚きだす。途轍もない恐怖である。
 そのままゆっくり下げる。
 「あ、ああーーー。ああーーー。ああーーーー。だめーーーー。だめーーーーー。だめーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーー」
 森川優紀巡査部長は狂った様に喚く。
 それでも吊るしは真っ逆さまに水槽に降ろされてゆく。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 森川優紀巡査部長の躰は蛇の泳ぐ水槽に乳房まで付けられる。
 ゴボーー。ゴボーーーーーー。ゴゴゴオオオオーーー。
 森川優紀巡査部長は首を振って暴れる。
 一旦水から引き揚げる。
 「うおおーーーーーーーーーーーーーー」
 恐怖に狂わんばかりの悲鳴である。
 「うおーーーーー。うおーーーーーー。うおーーーーーーー」
 森川優紀巡査部長は空中で首を振って暴れ強烈に喚く。
 もう一度吊るしは下げられる。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴が轟く。
 また乳房まで水の中に浸ける。
 ゴボーーーー。ゴボオーーーーーー。ゴゴゴーーーウオーーウオオオーーー。
 一匹蛇が首の後ろに回る。
 そのまま引き揚げる。
 「あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 蛇は森川優紀巡査部長の首に引っ掛かっている。
 「あはあーーーーーーーーーん。あはあはあはあーーーーーーーーーーん。うわあーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーー」
 森川優紀巡査部長は堪らず空中で頭を振る。首と躰を振って暴れさせ狂った様に泣き喚く。
 やがて蛇が首から抜けて水槽に落ちる。
 「あ、あ、ああーーーーーー。あーーあはあーーーーーーん。ああーーああーーーーーーーーん。あはん。あはん。あはん。はん。はあ。はあ。はあ」
 森川優紀巡査部長は恐怖の表情を破裂させて泣いた。荒い息遣いは暫らく治まらない。
 壮絶な光景を一同は堪能した。
 森川優紀巡査部長はようやく縄を解かれた。
 巨大なバットの上に置かれたシャワースタンドで狂った様に躰を洗い続ける。泣き濡れた全裸のシャワーシーンである。
 
 数回の会議の末M国に隠れるメンバーは作戦を開始した。
 六名で出発である。
 田中萌子三等海尉、田中仁美三等海尉、フリーカメラマンの木村綾乃、松井玲那元警視庁巡査部長の四人に潜水艦の男性隊員二人が付き添った。
 男性隊員二人はM国の国境少し手前でテントを張り食料などを用意して待つ。
 M国国境までは六人でリックを背負って旅行者の様にバスを乗り継いで向かう。帰りと同じルートである。
 M国国境から四人で山越えしてT市のD川支流に出る。そのまま湖水の水門手前まで向かう。
 必要なもの以外はテントに置いて行く。
 柿崎一行らはT市から湖水沿いにD川の分岐付近まで随所にカメラを仕掛けた。だが松井玲那元巡査部長らの潜入コースからは外れていた。
 宇垣美佐都は自宅から潜水服をT市の逢引の家に送る。それをD川支流沿いに湖水の水門手前に隠した。
 松井玲那元巡査部長らは森林に隠れて潜水服を着ける。其処で宇垣美佐都からの連絡を待つ。
 その日。宇垣美佐都は態と高品加来冶大佐を逢引に呼び出した。
 濃厚に何回も求めて疲れさせる。帰りは出口の家の地下まで送って行く。そこでも濃厚なサービスを忘れない。
 高品加来冶大佐は家に戻らず塀の監視所に向かう。内部で何が有ろうと塀を乗り越えられなければ自分の責任は無いと言う考えである。
 そして捕まらないで逃げてくれるに越した事は無い。宇垣美佐都との関係を続けたいのである。
 高品加来冶大佐を送り出してから宇垣美佐都は逢引の家に戻って合図のメールを打つ。
 「これから帰ります」
 これだけで合図である。
 松井玲那元巡査部長ら四名はD川の支流に入る。
 田中萌子三等海尉が先頭で田中仁美三等海尉が最後尾になる。潜水に長けた海自の二人が前後を固める。
 松井玲那元巡査部長と木村綾乃も潜水の練習はした。何度も立て篭もる半島の潜水艦に向かって湾内を泳いだ。
 宇垣美佐都は湖畔に張り出したテラスで合図のカンテラを持って待つ。
 田中萌子三等海尉らは宇垣美佐都が照らすテラスの下で水から出る。横からテラスに上がって部屋の中に入る。
 地下室に下りて潜水服を脱ぐ。
 四人は抜け坑に入った。
 宇垣美佐都はそのまま予約したヘリで港に向かう。
 松井玲那元巡査部長と木村綾乃が内山莉緒元警部補と木村史乃元警部補の家に向かう。
 田中萌子三等海尉が新井絵里の家に向かい。田中仁美三等海尉が田中道子の家に向かった。
 家と家の隙間を通るが警備はそれ程厳重ではない。
 抜け坑は高品加来冶大佐らの逢引に配慮して見張ってない。ホテル地下の出口と湖水に出る部分の真上に見張りを配置していた。
 田中萌子三等海尉が新井絵里に支度をさせいち早く抜け坑に滑り込む。隠れて二組を待つ。
 田中仁美三等海尉が田中道子の家に入った。
 迎えに来た事を説明して海上自衛隊田中仁美三等海尉と名乗る。
 「すみません。私は此処に残ります」
 「どうしてですか」
 「救出に次々と来て頂きますが。みな失敗しています。私も救出に失敗しました。少し前にも五人亡くなりました」
 「でも。貴女の証言を生かしてこの国の闇を国際社会に正す必要があります」
 「無駄です。私は除外して下さい」
 「ずっと此処に暮らすのですか」
 「私が日本に帰っても日本で逮捕されてこの国に戻されます。それにこんな躰です」
 田中道子は上を脱いで刺青を見せる。ブラを外すまでもない。大きな蜥蜴がその白く肌理の細かい肌に描かれ美しい躰を潰している。
 田中仁美三等海尉は諦め本人の意思を尊重して引き揚げた。急いで抜け坑の家に向かう。
 松井玲那元巡査部長と木村綾乃も内山莉緒元警部補と木村史乃元警部補の家に入った。
 此処でも壁にぶつかった。
 「いいえ。私たちは行かれません」
 「どうしてですか」
 「私と沙緒里が篠田茉莉さんの事件を追ってこの国に入った時です。娼国の警察員久保田奈緒子さんに協力してもらいました」
 久保田奈緒子元巡査部長は内山莉緒元警部補や滝澤沙緒里がR国国際空港に入った時に案内役をしてくれた。
 だが即刻S市の市警にばれて久保田奈緒子は逮捕された。
 その後内山莉緒元警部補らも捕まる。そして内山莉緒元警部補と滝澤沙緒里以外全員殺された。
 二人の前で久保田奈緒子は見せしめに壮絶な拷問を受ける。その後AV嬢にされて家族も監視付きと成った。
 滝澤沙緒里は久保田奈緒子への更なる拷問を防ぐ為AVの撮影を承諾した。さらにそのオープニングでAV嬢として語らされる。
 これが日本で販売された。
 「その人が人質なのですね」
 「そうです。久保田奈緒子さんが私たちの人質です。そして私たちを含めて沙緒里の人質です」
 「それではお二人が此処を逃げると久保田奈緒子さんと滝澤沙緒里さんに危害が及ぶと仰るのですね」
 「そうです。申し訳御座いません。私たちは此処に残らせて下さい」
 「それは違います。滝澤沙緒里さんは既に葛城元総理の恋人同然です。それに滝澤沙緒里さんはD市にホテル経営まで行っています」
 「そんな。沙緒里が」
 内山莉緒元警部補には大きな衝撃である。
 「それに滝澤沙緒里さんが敵方である以上。その久保田さんにも影響はないと思います」
 「分かりました」
 木村史乃元警部補は納得する。
 「それに滝澤沙緒里さんの売った情報で何人も捕まっています。さあ。時間が有りません。急いで」
 木村綾乃が押し切る。
 「はい」
 内山莉緒元警部補も決断する。
 松井玲那元巡査部長と木村綾乃が先導して内山莉緒元警部補と木村史乃元警部補は抜け坑の家から坑内に逃れた。
 此処で誰が湖水から逃げるかホテルの先の抜け穴から出るかに協議した。
 新井絵里に潜水の経験は無い。松井玲那元巡査部長と木村綾乃が新井絵里を連れてホテルの先の抜け穴から出る手段が選択された。
 この時。田中仁美三等海尉、田中萌子三等海尉らは湖水から出る選択をせず宇垣美佐都の逢引の家から出れば良かったのである。
 だが抜け坑から湖水の出口を使った。一度外に出るより抜け坑から水に入るが無難と考えたのである。
 その場所は柿崎一行の部下に湖水の上から見張られていた。
 一人目田中仁美三等海尉が湖水に出た時点で水中カメラにキャッチされた。
 連絡が行き直ぐに水門が閉まる。
 監視所では自動小銃を構える。
 「全部で四人確認されている。射殺は三人までだ。一人は捕らえろ」
 監視所の指揮官が命令する。
 監視所からサーチライトが照らされる。
 ライフル銃で特殊な銃弾を使って狙う。水中でも速度の落ちない米軍の銃弾である。
 田中仁美三等海尉、内山莉緒元警部補、木村史乃元警の順に泳いで来る。三名とも頭を撃ち抜く。
 四人目の田中萌子三等海尉に投網を掛ける。だが田中萌子三等海尉は逃れる。湖水を反対方向に泳ぐ。
 已む無く射殺した。
 そのまま四名の遺体を収容する。
 
 松井玲那元巡査部長、木村綾乃、新井絵里の三人は高品加来冶大佐が態と開けた穴から出て崖を下った。
 二人は拳銃を所持している。この先は人が通らない危険な峠である。さらに中国国境内に一度入る。
 R国のゲリラゾーンと呼ばれる山を中国側の渓谷から抜ける。どっちからも人は来ない地域である。
 これを夜間にM国国境に仲間がテントを張るところまで行かねば成らない。
 追っ手が来る気配はまったく無い。
 危険な夜道を翌朝近くテントまで着いた。
 バスの始発は早くない。三人はテントで食事を摂り休んだ。その間男性隊員二人が外で見張る。
 追っ手が来れば銃撃戦も已む無しである。
 田中仁美三等海尉、田中萌子三等海尉らが戻らないので松井玲那元巡査部長、木村綾乃、新井絵里の三人はバスの時間に合わせて先に出発した。
 男性隊員二名がテントに残る。
 
 翌朝に成ってT市の日本人居住区。そのメイドや警察員の住む区画でさらに新井絵里が居ない事が判明した。
 葛城義和と柿崎一行が駆けつけた。
 田中道子の家に向かいながら葛城義和は真紀子に連絡する。
 「良かったじゃない。その二人に逃げられなければ問題ないでしょう」
 真紀子も新井絵里一人なら問題無いと言う見解である。
 田中道子は行かなかった理由を述べた。
 「名は名乗らなかったか」
 葛城義和が追求する。
 「海上自衛隊の田中仁美三等海尉と名乗りました」
 田中道子はあっさり言ってしまう。
 「また海自か」
 「よく言えたな」
 「どうせ調べれば誰か直ぐ分かるでしょう」
 田中道子は諦め口調である。
 「まあ。そうだな」
 葛城義和は柿崎一行とその部下らを伴って抜け坑に入る。
 高品加来冶大佐の逢引の家は後回しにした。湖水への出口も上に見張りが居て四人を射殺したので飛ばす。
 ホテルの地下に出る抜け口に設置した仕掛けは障られて無かった。
 そのまま鍾乳洞に進む。
 「こっちは封鎖されていますが」
 「待て。この崩れた石は」
 「ああ」
 「穴が有る」
 「外に出られますね」
 「このあたりは洞窟の薄い部分です。前に土砂崩れで削られた裏の崖に抜けます」
 柿崎一行の部下が答える。
 「そんな事が有ったのか」
 「しかし何故此処から出られると分かったのだ」
 「まさかこの外から入って来たのじゃ」
 「これは外から開けた穴です」
 葛城義和は石の転がり方から外から開けたと推察する。
 「そうすると敵は中国側から来た事になりますが」
 「M国ではないですか」
 葛城義和はそっちを疑う。
 「厳しい道ですが一度中国国境を越えます。それからM国に入れます」
 「そっちを追いましょう」
 「もしそうなら既にM国に逃れています。M国の警察に手配しましょう」
 「そうですね。何故この部分が弱く中に入れると知ったのかですね」
 「とにかく敵は二手に分かれた。我々は湖水から逃げた方だけを射殺して解決したと思ってしまったのだ」
 「まだ他に仲間が居て新井絵里を連れてこっちのコースで逃げたのですね」

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