鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

北嶋真紀子の野望

1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8| 9| 10| 11| 12| 戻る|
 なんとしても生きて帰って事を明らかにして報復したいと思う。やり場の無い悔しさの坩堝である。
 娼国はこれを絶望と諦めに追い詰めたい。
 
 葛城義和は川越ミッドタウンを出て議員会館に向かっていた。国会議員の平佐和に会う約束である。
 葛城義和は大きな仕事を貰える期待を匂わされていた。
 川越駅まで都市モノレールで向かう。
 このモノレールは川越の観光部分を除いて経済をミッドタウンに集中させる役割を果たした。
 川越の商店街は観光地部分を除いてほぼ全滅である。何度も撒かれた振興券がダメ押しをした。
 早く見切りをつけてミッドタウンに移った業者は助かったのである。高い賃料を払っても安定経営を得た。
 今ではミッドタウンは娼国の一大経済都市と成りつつある。
 川越からはFライナー急行を使って新宿三丁目で乗り換えて国会議事堂前に出る。
 議員会館で平佐和周一郎は待っていた。
 「娼国に行かないかね。紹介を頼まれた」
 「はい」
 相手は大物である。葛城義和は迷わず即答する。
 「内容は北嶋娼国副主席に会って聞けば良い。億単位の収入になる」
 「億。システムの要件定義では」
 「そうだよ。規模が非常に大きく収益が高い。R国の空港まで一緒に行く。副主席には一人で会ってもらう」
 平佐和は多くは語らない。話は直接聞けということである。
 葛城義和は翌々日という遽しさで平佐和と同じ便で娼国に向かう。
 北嶋真紀子副主席は空港の特別室に待っていた。
 平佐和は軍のヘリでD市に向かう。真紀子は葛城義和を駆逐艦に乗せた。
 「SCMの概要は日本経済侵略ですか」
 態と核心に触れる。SCMとはサプライチェーンマネジメント。物流の風上から風下まで一括したシステムで管理する。IT屋の思想である。
 「亜細亜全般よ」
 葛城義和が当然の如くと聞いてきたので真紀子も否定しない。
 二人は艦橋に立って前方に迫る娼国の北側の島を見ている。目の前は高層ビル群である。
 それを横目に駆逐艦は奥の島に差し掛かる。岸壁の上は鬱蒼とした樹林に囲まれていた。上陸出来る場所は無い。
 島を一周して北端の桟橋に着く。
 「明日はR国を案内します。今夜は此処で宴会のサービスと私でゆっくりして頂きます」
 「え」
 「私の躰じゃ御嫌」
 「副主席が」
 「そうよ。貴方はこれから娼国の経済侵略の大きなパートナー。躰を合わせてから。副主席でも躰は29歳の女よ」
 「・・・・・・」
 葛城義和は言葉が出ない。
 真紀子は葛城義和の動揺を無視して昭和四十年頃の高層建築に招く。ホテルである。最上階のお座敷に案内する。
 この国の建物は全て南面に窓は無い。太陽光発電が取り付けられている。エコではない。南の島を見せない為である。
 唯一この座敷からだけ全貌が見られる。
 午後の早い時間ではない。日が西に傾いた光景はなかなか美しい。
 南の島には大きな建物が五つ確認できる。昭和三十年頃の建造物である。
 「あれは先程、船で通った島ですか」
 「そうよ。人間を造っている島」
 「え」
 「私も最初は驚いた。戦後間もない時期からよ。今は亡き仁川元主席のお父さんの時代から生む専門の女が毎年女児だけ四つ子ぐらいを産み続けるの」
 「将来の売春婦とか」
 「そうよ」
 「それであんな場所に」
 「18でこの島を出て行くわ。一棟だけ特別な刑務所を兼ねているけど」
 「思想犯とか」
 「日本から来たスパイね」
 「日本から」
 「会わせてあげようか」
 「いいえ」
 そこへ仲居が二人料理を運んで来る。
 「特別なコンパニオン呼べますよ」
 「いいえ」
 「SMコンパニオンも呼べますよ」
 「いいえ。今日は」
 「じゃ今夜は私だけね。一緒に湯に入りましょう」
 副主席でなければ、五十になる葛城義和の年でも欲情する女である。何を考えているのか葛城義和はこの状況でそれに従う以外ない。
 高額な仕事を取ることが第一である。副主席を抱いてもリスクに成る事はないと思う。
 真紀子は明るいところでそのまま全裸になる。葛城義和も従って脱衣した。既に浴槽に湯は張られている。
 乳房は巨乳ではまったくないが華奢な体型には充分な膨らみがその姿を晒している。
 真紀子は胸部も股間も一切隠さない。
 形の良い腰、股間の僅かな陰毛の下に拳が一つは入る。
 股間から斜めに膝までやや僅かに内側に弧を描いた脚の線が延びて綺麗な躰である。
 真紀子は浴槽の中で躰をぴったり寄せて来る。葛城義和の一物を握って勃ち具合を確認した。
 そして葛城義和の手を自分の股間近くに誘導する。
 「私はMじゃないから痛みは受けられないけど。存分に責めて。私の女の性をとことん引きずり出していいのよ」
 葛城義和は言葉を発するより無言で手を動かす。
 真紀子は葛城義和の肩に腕を巻きつけ腰を浮かして唇を重ねる。
 葛城義和の二本の指は真紀子の股間深く侵入して蚯蚓千条の中を微動させながら敏感な部分を探り当てている。
 真紀子の躰は腰を湯に浮かしながら微動を繰り返す。
 葛城義和は意図してゆっくり責めた。
 
 翌日真紀子は葛城義和をジェットヘリでD市に案内する。
 昨夜、真紀子は浴室の中で葛城義和が指先で責るのを素直に受け入れ潮を噴きまくった。
 さらに狂ったようにイキまくった真紀子だが遅い朝食を摂って毅然と女の怖さを漂わせている。
 「ねえ。女が上だと逝かないの」
 「そのようです」
 葛城義和は真紀子が逝き顔を絞り続ける。そのあいだ為すがまま膣の中で一物を息ませていた。最後は真紀子が自ら正上位に切り替える。
 真紀子の目算では三回以上搾り取る予定であった。
 真紀子にとって戦略目的が根本にあるが葛城義和が嫌ではない。
 そして日本ほか先進国の社会派層の正義やフェミニズムと闘うに最適な人物である。
 座敷で食事を摂りながらビールで乾杯した時。僅かに聞いた戦略は娼国をさらに大きく変える。充分な価値がある。
 真紀子はコンサルタント要件定義だけで十億を提示した。
 D市には昨夜から平佐和が逗留している。
 ヘリを出迎えたのは女将の市江廣子であった。
 一度仲居にそれぞれの部屋に案内され平佐和の待つ露天風呂に向かう。
 平佐和はフェイスタオル一枚で広く湯が透明な露天風呂に浸かっていた。
 葛城義和が真紀子らより先に入って平佐和に挨拶する。
 真紀子も市江廣子も全裸で殆ど躰を隠さず入って来た。
 「葛城くん。この人が判るかな」
 「えー。まさか」
 「元テレビ太陽のお天気お姉さん。そして国民党衆議院議員」
 平佐和は酢針紹介する。
 「市江廣子さん」
 葛城義和はR国でスパイ容疑にかけられ掴まってさらに麻薬も所持していたと言い掛けて留まった。
 此処に居る以上何か事情がある。
 「今は恩赦で終身執行猶予よ。そして私の個人的参謀のような存在ね」
 何処で変わったのか葛城義和が今それを知る必要はないと思う。
 年齢的に三十に近いが躰はまだ衰えてない。真紀子の引き締まった華奢な躰に比べてスマートでも柔らかい女の線を描いている。
 どちらも別の味わいが有って良い。女体は数種類愉しみたいものである。
 「今日は廣子さんと交代ね。この企画は廣子さんにも大きな利益になるわ。私同様躰でお支払いするわ」
 「え」
 「あら。安心してお金は国が払うのよ。というか安形が払うの。でも私たちの利益も考えてほしいから躰でお支払いするのよ」
 葛城義和はやや湯の中で体を後ずさりする。
 平佐和は真紀子の意思が分かっているので気にしない。大丈夫と目で合図している。
 「心配しないで。私達も愉しむから」
 そう言いながら真紀子と市江廣子は両側から葛城義和と向きを違えてその体を挟む。
 「左右の指を私達に同時に入れて」
 葛城義和は真紀子の驚愕の言葉に男性自身を強力に起立させ体を震撼させる。
 強烈なサービスである。
 「心配しないで日本に対する貴方の考えもこれからの方針も充分解っての上よ。平佐和先生を含めてとことん交わりましょう」
 これからD市に日本企業をたくさん誘致する。湯野中側の領域だが市江廣子が関われば問題はない。
 南側にも湯野中資本は多々浸透していた。だが娼国のD市進行は許される。
 湯野中側の利益にも成る。さらに湯野中側の企業も入っていた。総て市江廣子の利益に成る。
 葛城義和は成り行きに任せるしかない。
 毒を食らわばの心境で二人の極上に高価な美女の女に指を入れる。
 二人は両方から乳首を葛城義和の腕に充て唇を耳に被せた。
 さらに真紀子が葛城義和の首を引き寄せ唇を被せる。続いて市江廣子に代わった。指は二人の女の奥に入っている。
 平佐和も味わったに違いない。
 葛城義和は五十を過ぎてこの事態に一時脳裏は飽和状態であった。
 やがて真紀子が離れる。
 市江廣子が葛城義和を岩に座らせ一物をゆっくり舐め始めた。
 真紀子は平佐和に向かう。湯の中に足を伸ばした平佐和を淵の岩に手を付いて真紀子が跨ぎ入れてしまう。
 「どうだった。葛城くんは」
 「いいです。良いプランを持っています。そして日本の中間層中心のモラルに反対しています。抜本的にこの国に加担してもらいます」
 「それで今のサービスか」
 「違いますわ。協力関係の確認です」
 「わしが見込んだ通りか」
 「それ以上かもしれません。まだまだ先生のお役にも立つのでは」
 「充分たっている。奴は効率化が得意だ。流通、会計が分野だが経済の合理化ができて中間層のモラルで伸び悩む日本経済をこっちに取り込める」
 「日本の下層階級がお金を持っていません。中間層が僅かずつ預金に留めます。それが経済大国でありながら日本経済の伸び悩みです」
 「その通りだ」
 「日本は派遣層をニューシティに取り込み娼国の二次的国民にします」
 「日本の派遣層を完全に掌握すべきだな」
 「そしてR国から収入を得させる」
 「いいや。最初は日本で消費させる。風俗に流れる者だけ動かす。収入が増えて貯蓄性向に流れたり家庭を持つものは日本に置き去りだ」
 「葛城さんのプランでは稼いで遊ぶ層を集めてお金も今まで以上に亜細亜の税金を逃れて合法でR国に集まります」
 「そうだ。それが最後は貧困を無くして経済を救う」
 完全に日本人と日本資本が日本から逃れて亜細亜を経済的に支配する。
 R国は亜細亜の途上国。戦後居付いた日系人が巨額の資本を持った支配層である。娼国は日系人の国でR国から独立してR国を実質支配する。
 娼国はR国を工場および労働力の供給源として亜細亜の経済圏に進出する。
 葛城義和はサプライチェーンマネジメントを整備して亜細亜に進出した資本を確実に回収して行く。
 昔日本が侵略戦争を起こして出来なかった大東亜共栄圏。亜細亜全体を経済的植民地にして此処に新たなる大東亜共栄圏を確立する。
 中間層のモラルに固められた先進国の高い税金の呪縛から逃れて日系資本がR国のヤドカリと成って売春が根底を支える経済圏を確立するのである。
 R国は高額納税を逃れて性的悦びを求める層の酒池肉林の楽園と成る。
 一方、躰を使って高額収入を求める層の出稼ぎのメッカと成り稼いだ金は娼国の経済圏の中で贅沢に消費されて行く。
 娼国が進出した経済都市、ニューシティだけが景気を謳歌する。現在もそうなりつつあるがそれを合理的合法的に完全化する。
 葛城義和はその重要な戦力なのである。
 そしてSMで異性をとことん玩具にする事が嗜好。それは娼国の利害に極めて合致している。
 葛城義和は市江廣子にじっくりねっちり舐められ口の中に放出した。出る段階になっても同じペースで舐めてくれる。
 風俗嬢なら口に受けたら一気に吐き出しお絞りで後始末するだけである。市江廣子は飲み込みとことん同じペースで吸い取ってくれた。
 果てる最後まで余韻が気持ち良い。
 その後は昼から最上階の室内露天風呂の宴席で飲みながらの会食となった。
 そこは天井が開くガラスドームになった半露天風呂である。
 「葛城くん。この国には地図にない境界線がある」
 「地図にない境界線ですか」
 「そうだ。仁川時代にはなかった」
 「娼国の支配が及ぶ範囲とか」
 「半分正解ね」
 「どっちも日系資本の息の掛かった市長が居る。それが国会議員を兼ねる」
 「日系資本グループごとの勢力範囲とか」
 「あたらずとも遠からずよりあたっているわ」
 真紀子の言い方は微妙である。
 娼国は仁川亡きあと二つの資本グループに分裂した。そして争いは激化したがR国の議席を50対50にして湯野中派に海に面したTS市を譲渡する。
 一応の表面的安定は得られたのである。
 R国は娼国副主席である村上の弟で湯野中資本の配下にある村上首相が双方の傀儡政権と成った。
 表面は民主主義国家だが選挙で選ばれるのは最初から決められた議員である。対抗馬など存在しない。
 保証金が高く立候補者が出ないのである。もし対抗馬が当選したら市長は何も出来ず市は経済的廃墟に成る。
 だが国民は殆ど不満を持たない。作ったものは日系人が買ってくれる。働けば日系人が生活に困らない給料をくれる。
 近隣諸国と比べれば天国である。
 売春があってもR国に貧困は無い。売春も他人の子供をたくさん産むのもR国では職業である。
 議会に決定権はない。総て満場一致で採択される。議論は北側と娼国の取引で終わる。
 安形は主席でありながら商売しか考えない。大方が湯野中と真紀子の話し合いに委ねられる。
 だがこの二人には深い溝があり一発触発である。
 「その二つのジョイント役が廣子さんだよ」
 盛高知里が日本から侵入した滝澤沙緒里らを助けて逃走劇をやって以来その協力体制は出来つつある。
 「どうしても日本、韓国から出稼ぎを確保するためには湯野中派の勢力が必要なのだよ」
 「しかし川越や姉ヶ崎のニューシティから流れ込んでいるではないですか」
 「足りない。特にハード系の確保が難しい」
 日本人に対応する女性は日本人と日系人、出稼ぎに限定するべきと市江廣子の意見が採択された。
 現地人は現地人のみに売春する。
 日本人の遊びに対して現地の反発を避けるためである。日本人同士なら何をやっていても殆ど干渉は起きない。
 だがハードSMのコンパニオンの確保には娼国側の勢力では難しい。日本のやくざと組んだ湯野中側の協力が必要となる。
 葛城義和は現代の日本に大きく不満を持っている。そしてR国に住むことに憧れを持っていた。
 それから森高千里らの逃亡劇や滝澤沙緒里のAVの真相まで語られる。
 「それは大捕り物でしたね。しかし森高社長のテレビ出演は何ともあそこまでよく変わりましたね」
 「変わってはいない。そうするしかないだけよ」
 真紀子は確信を持って言う。
 「しかしそれでは。あの立場に置いておいて」
 「何も問題はないわ。いずれ完全にこちらの弾になるのよ」
 「でも何故態々」
 「きちんと味方と思った人間でも反乱するわ。彼女を完全に懐柔することがむしろ確実なやり方よ」
 「はあ。そんなものですか」
 葛城義和は納得行かないがもとより対人は得意ではない。真紀子に反論しても意味はないと考える。
 そして日本からの侵入者のこれまでが語られた。
 
 翌日真紀子は葛城義和を南の島に案内する。
 事前に二人の拷問動画も見せた。
 葛城義和はまったく動揺しない。
 岡村一美と新井絵里が入れられた鉄格子まで来た。両名ともバスロープ一枚の姿である。
 岡村一美は足が冷えるのか靴下の着用だけは許されたらしい。
 バスロープはミニスカートの長さである。どちらも綺麗な脚を丸出しで座ると辛うじて股間部は隠れる程度になる。
 「この先湯野中が米軍の接待に使うのよ。先に虐めてみない」
 「え」
 葛城義和は一瞬生唾を飲んだが心配も同時に去来した。
 「心配はないわ。例え日本に帰って発言しても此処は娼国。日本の法律であなたは裁けない」
 「うむ」
 「まあ日本で活動するには問題が出るかも」
 葛城義和は真紀子が自分に踏み絵を要求しているような感覚にとらわれた。
 「R国か娼国に暮らすには問題ないと」
 「そうね。その前に彼女らが日本で発言できてそれがまともに扱われたら娼国も厳しいわね」
 「確かに。そんな事は起こしては成らない」
 「そうよ」
 「それには日本以上の経済力、それに圧力と軍事力が必要ですね」
 「既にあと一歩。貴方の戦力に期待している」
 娼国の軍事力はあと一歩。核は持たなくても潜水艦操艦能力、空母、ロボット兵力。充分に軍事力はある。
 経済力でもかなり浸透している。資産の凍結なども出来ない。やれば反撃の方がむしろ恐ろしい。
 経済制裁を行えば事は既に逆転する。逆の経済制裁がその国を真綿で締め付けることになる。
 確実にシステムを整備して現状を促進することである。
 葛城義和にはここまで娼国が理解できている。
 二人のSM拷問プレイは決まった。
 葛城義和はまず岡村一美を選ぶ。ほっそりとして小柄な体型である。表情が知的なので壊したくなる衝動が沸く。
 緊縛師三名が手を貸してくれた。葛城義和は吊るしの設備と冷房の強化を要求する。
 葛城義和が近付くと警戒心の強い表情になった。奥に秘められた残忍さを瞬時に感じ取ったかもしれない。
 新井絵里も隣の鉄格子で何か始まりそうな状況を不安な目で見ている。
 「貴方日本人ね」
 「だったら。此処には日系人の警官も日本人もたくさん居るよ」
 「違うわ。最近日本から来たか訪問者でしょう」
 南国なのにスーツで白いワイシャツを着けていた。
 「それで」
 「聞いて。私達日本から拉致されたの」
 必死に訴えたつもりである。
 「無駄な事だよ。俺はこの国の重要なプロジェクトに雇われている。そしてあんた方のような存在を排除したい」
 「そう」
 何もかも解っていると瞬時に理解ができる。そして恐ろしい拷問の恐怖が迫ってきた。
 「失神してもらうよ」
 緊縛師らはバスロープを脱がす。
 「なにするのーーーーーーー」
 緊縛師は行き成りひっぱたく。
 「あーーーーーー。やめろーーーーーーーー」
 押さえつけて手首を縛り合わせる。
 「やめろーーーーーーー。あんたこんな事して。日本に帰ったら」
 岡村一美は日本人と判ってさらに抗議する。
 「無駄だよ。此処は日本ではない。日本の法律は適用されない」
 葛城義和は淡々と宣告した。
 「法律が適用されなくても。社会的に問題になるよ」
 「そんな事はない。君はもう日本には帰れない。日本では殺人容疑で重用参考人だ」
 「畜生。絶対に闘ってやる」
 緊縛師は三人で押さえる。葛城義和は構わず脚首に片方ずつ縄を掛け岡村一美の躰を仰向けに床に転がす。
 一人の緊縛師が後ろから岡村一美の躰を肩から持ち上げる。
 「くそ、離せーーーーーー」
 手首を縛り合わせた縄を天井から吊るした滑車に引っ掛け上体を引っ張り上げた。
 「あーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーー」
 続いて脚首の縄を各々天井の別の滑車に引っ掛ける。滑車は約一.五メートルの間隔で天井に三角形の位置に吊られていた。
 「あーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーー」
 股間は大きなV字に開いた状態である。女の部分は二枚貝を真っ直ぐ閉じたまま丸出しに成る。
 緊縛師らは葛城義和の要望通りローションを使って指先で膣を弄って慣らす。電マも持ち出した。
 葛城義和はドリルバイブを用意している。
 「なによーー。それーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー」
 岡村一美はドリルバイブに驚き抗議した。だが行き成りの電マの責めに堪らず蹂躙され声を絞り上げる。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーー。いやよーーーーーーーーー」
 岡村一美は女を責められることに免疫はない。
 電マに完全に蹂躙されてしまう。
 葛城義和の最初の目標は失神である。
 新井絵里は恐怖に震える表情で鉄格子にしがみ付いて状況を見ている。
 「ああーーーーーーーーーーーーー。あがはあーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーー」
 岡村一美は破裂した顔を腕に隠すように背け堪らない声を上げ続ける。




ご感想、アンケート
ご感想、ご質問、ご用件、ご依頼などございましたら以下のメールにお送りいただければ幸いです。
sado9364○yahoo.co.jp
(お手数ですが○を@に変えてご使用ください)


戻る
次頁

#カリ首