鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その十七 拷問と経済侵略

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 柿崎一行の部下二人がスネークフックで蛇を掴む。毒性の無い縞蛇である。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 斑目栞里の緊迫した悲鳴が室内に響き渡る。
 隊員はクスコに蛇の頭を挿入する。
 「ああーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーー」
 斑目栞里は狂った様に喚き散らす。
 もう一匹を首にぶら下げる。
 「あ、あ、ああ、あーーーーーーーーーーーーーー。あがーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーー」
 斑目栞里は半狂乱に叫び首を振って暴れる。
 首から蛇は床に落ちる。
 クスコの蛇も一旦抜く。
 「あはーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。ああ。あはん。あはん。あはん」
 斑目栞里は涙を零している。
 これだけでは済まさない。
 透明で大きなプラスチック製の壷が運ばれる。
 斑目栞里の身長より深い。
 一度斑目栞里の躰を吊るしから降ろす。
 太腿と膝のフックを外して横に倒した壷に押し込む。そのまま壷を立てる。
 「いやあーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーー」
 斑目栞里は恐怖に喚き続ける。
 斑目栞里はそのまま壷の底にべったり座り込む。
 壷の口から五匹くらいの蛇を投げ込む。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 驚愕の悲鳴になる。
 斑目栞里は壷の底に爪先立ちに成り壷の内側から壷の壁面を叩きまくる。
 「あーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーーーーーーーー」
 斑目栞里は半狂乱に喚き散らす。そして恐怖から壷の口に飛びつく。だが脚を引っ掛ける場所が無い。
 壷を攀じ登ろうとするが滑ってしまう。壷の口に手を掛けて吊り下がった状態から動けない。
 「あ、ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。たすけてーーーーーーー。ああーーーーーーーーー」
 斑目栞里は涙をぽろぽろ零す。
 「もうお○○こに蛇が入ったのだ。諦めて蛇と仲良くしろ。その蛇に毒は無いぞ」
 湯野中はズボンを撃ち抜かれた怒りに詰って遊ぶ。
 「ねえ。ここにアカマタを投げ込んだらどうなるの」
 真紀子が残酷な思い付きから言い出す。
 「まずはアカマタが他の蛇を食います。次はこの女に噛み付くでしょう」
 柿崎一行は淡々と普通の事の様に説明する。
 「やって」
 斑目栞里は透明な壷の淵に掴まったままである。
 直ぐにアカマタが運び込まれる。
 アカマタは沖縄、奄美地方に生育する蛇でハブを食べることもある。凶暴で直ぐに噛み付く。だが毒は無い。
 それでも見た目は毒蛇である。
 隊員二人でアカマタをスネークフックで掴む。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーー」
 斑目栞里はそれを見てまた悲鳴を上げる。
 「蛇の共食い見せてあげる」
 真紀子は含みを持った笑顔でそう宣告する。
 「いやーーーーーーーーーーー。もうやめてーーーーーーーーーーー」
 斑目栞里は恐怖に歪みきった顔から涙を零して訴える。
 「だーめ。気狂いになるまで許さない」
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーー。ほんとにくるちゃうよーーーーーーーーーーー」
 「私達を殺す手伝いして命乞い。泣き言!。ふざけんなーーーーーーーーーー」
 真紀子は強い口調で怒りをぶつける。
 そこへ踏み台を使って隊員二人がアカマタを壷の底に落とす。
 「あ、ああぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 また斑目栞里の泣き悲鳴が轟く。
 アカマタは縞蛇に襲い掛かる。
 「良く見なさい」
 真紀子が叱咤する。
 「あーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 斑目栞里は既に半狂乱である。
 「見ないと壷を揺さぶるよ」
 真紀子は更に脅かす。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーん。あーーーはあーーーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーーーん」
 斑目栞里にもう殆ど思考能力は無い。
 一同は暫くこの状況を愉しむ。
 「しかしなかなか精神異常の患者はできないな。医療実習に貢献は難しい」
 湯野中は日本酒を冷で飲みながらたいした事の無い様な表情で語る。
 「軍でやって二回失敗しているのだろ」
 平佐和もなかなか女達が強靭だと語る。
 「この女。気狂いにするよりもっと苦しめた方が良くない」
 真紀子は怒りが覚めてない。苦しみを正気で味あわせたい。
 「どうしたいのだ」
 湯野中はその感情を察する。
 「秘宝館が一番残酷じゃない」
 真紀子は敢えて北側のT市を提案する。
 「一度奪還されているぞ」
 「前回の様に返り討ちよ」
 「どうする柿崎」
 湯野中は柿崎一行に判断を振る。
 「奪還に来るかは疑問ですがあそこが一番残酷です」
 柿崎一行も賛成である。
 「決まったのね。それじゃ一度病院送りにしてからね」
 「その前にお○○こと口、アナルに入れてしまおう」
 平佐和も怒っている。口に入れてないのが不完全と言いたい。
 柿崎一行は部下に手伝わせて斑目栞里の躰を壺から出してM字開脚に縛る。
 涙の引いた斑目栞里は怒りの目付きで柿崎一行らを睨み続けている。
 アナルに開口器を入れて膣にもクスコを挿入する。
 斑目栞里の躰は恐怖に震える。
 口にも開口器を入れなければならない。二人でかかって二本のラジオペンチを歯の隙間に差し込み抉じ開ける。
 「ぐおお、おーーーーーーーーーー」
 斑目栞里が強く抵抗する余地もなく柿崎一行が僅かに開いた隙間から開口器を捩じ込む。
 「ぐうう、うう、うーーーーーー」
 斑目栞里に抵抗する術はない。怯え震え続ける。
 柿崎一行は最初に口に突っ込む。
 斑目栞里は目をきつく瞑り顔から脂汗を滲ませる。
 膣とアナルに二人が同時に蛇を挿入する。
 「・・・・・・・・・・」
 斑目栞里は声にならない声を歯の奥から漏らし躰を縮めて震え続ける。
 真紀子、平佐和、湯野中が上から見下ろして暫く観賞する。
 平佐和から順に離れる。
 柿崎一行らは開口器、クスコを全部抜き取る。
 斑目栞里は口から溜まった唾液を吐く様に流しだす。
 「グオホン。グオホン。グオホン。グオホン」
 暫く咳き込む。
 真紀子が半田鏝を準備している。
 「お○○こ焼くからね」
 「うあ、ああーーーーーーん」
 斑目栞里は遂に失禁しながら泣き出してしまう。
 真紀子はまったく動じない。失禁が治まるのを待つ。
 半田鏝の熱さを試すのに半田を溶かす。
 「あ、ああーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 それを見て斑目栞里は金切り声で泣き喚く。
 柿崎一行の部下二人が縛った斑目栞里の躰をさらに押さえる。
 真紀子が斑目栞里の太股を押さえて半田鏝を構える。
 「あ、あーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 泣き声混じりの悲鳴が轟続ける。
 真紀子は斑目栞里の股間の濡れをタオルで拭く。
 潮に濡れた女の部分を指で広げる。薄橙の粘膜が広がる。
 「いやああーーーーーーーーーーーーーー」
 膣口に半田鏝の狙いを定める。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 真紀子の目が斑目栞里の膣口に定まる。斑目栞里はその怖さに震える。既にサディストの目ではない。
 強い怒りが宿っている。
 「いくよ」
 真紀子は態と宣告する。
 「やめてーーーーーーーーーー。たすけて・・・・・・・・・・・・・・」
 斑目栞里の悲鳴は掠れてしまう。
 真紀子は態とゆっくりねじ込む。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」
 斑目栞里の顔はこの上もなく大口を破裂させて悲鳴を轟かせる。
 直ぐに衛生兵が局部麻酔と全身麻酔を打つ。
 こっちもヘリが待機していた。そのまま病院に運ぶ。
 「日本から捕まえてきた三人どうします」
 真紀子は木崎綾乃、椋木美弥、新見由香の三名のことを言っている。
 「あっちは此処から動かせない」
 湯野中はT市に持って行きたくない。
 本庄真奈美らが見つけるのを警戒しているのである。
 「本庄社長と広瀬亜理紗がR国内の日本人向けホテル、高級旅館に泊まり歩いているらしいな」
 平佐和は指宿から直接聞いている。
 「ホテルを泊まり歩いても何も掴めまい」
 湯野中はそれだけなら問題ないと見ている。
 「私は疑問に思います。広瀬亜理紗や佐藤栞李が下着の製造には関係ないでしょう」
 葛城義和はこの二人の存在がただでは済まないと考えている。
 「そうね。でもどう動くか分らないよね」
 「まあ。見張り続けるよ。それとあの三人。このホテルの一角に軍人専用の秘宝館を作ってどうかな」
 「そうですね。宴会の費用は出せないし。個人ごとに交代で遊んでもらいましょう」
 葛城義和も湯野中の案に賛成する。
 「あそこに一日置きに出されたら効くぞ」
 湯野中は秘宝館の特別コーナーの企画に自信を持っている。
 「そうよ。あれほど残酷な刑は無いよ」
 真紀子もそれを認める。
 「ところで平佐和先生。週刊太陽とかはまだ廃刊に成らないのですか」
 湯野中もあと一歩潰せないすっぱ抜き週刊誌が気になる。
 「あと一息きっかけを作らんと」
 民事党四百十七議席かつ娼国系マスコミの日本参入でもまだすっぱ抜き週刊誌に業を煮やしている。
 そこへ葛城義和に連絡が入る。警察庁長官後藤謙二からである。
 「木邑良乃が姿を消しました」
 「判りました」
 続いて柿崎一行から同じ連絡が入る。津島から真紀子にも同じ連絡が入る。
 「それから斑目沙弓と南沙羅が吉祢恭子と合流して上海に向かっている模様です」
 柿崎一行はそう付け加えた。
 「中国では下手に手を出せない。日本から要請もしない方が良い」
 平佐和も苦い顔である。
 「昔の過激派と同じ様になりましたね。木邑良乃は現代の重信ですね」
 「その通りだ。だが資金の支援がある」
 「そうだな」
 「娼国の進出を嫌う多国籍日系企業も沢山ある」
 「そうよ。リベラルと言う概念が一番邪魔よ」
 「平佐和先生。そういう資金は税務調査で叩けないのですか」
 湯野中の迷った発言である。
 「こっちの多国籍企業と同じですよ。日本では綺麗に成っています」
 「そうでしたね」
 「湯野中総統。もっと日本に街を進出させましょう」
 「派遣層をもっと押えるのだな。裏の方が稼ぎに成るが」
 「それは表があるからでしょう」
 「日本の税金は高い」
 「それも街が進出すれば住民税を廃止できます。国税を消費税一本化にするには街の進出が重要です」
 葛城義和も説明を加えて真紀子の要求を援護する。
 「帯広ニューシティは潤っているでしょう」
 「行政がこっち側だからな」
 「それも進出してひっくり返すのよ。そして風俗、売春だらけの日本に戻すのよ。中国人が態々日本に来るくらいなのよ」
 「そうです。グローバル化で移民が増えるのは表面的には認めても抑える必要があります。爆買い。爆買春は促進すべきです」
 「金持ちが観光で来て遊んでもらうが一番良い。労働力は日本人の派遣とロボット化だ」
 真紀子は湯野中の資金で日本進出を拡大したいのである。そこは平佐和も葛城義和も応援する。
 
 秘宝館の分館は娼国のホテルではなくCICの入った建物の高層階に造られた。三名の収監場所もその階に移された。
 まったく構造は同じである。木崎綾乃らの首だけガラス張りの向こう側になる。拷問椅子は中間の壁の中に埋め込まれている。
 脚はきっちり拷問椅子に金属の輪で固定されていて動くのは僅か五ミリ程度である。腹部も同じである。
 股間は拷問椅子の操作で開閉が自由になる。ボディは弄くり放題で何でもできる。
 クスコ、ドリルバイブ、電マ、鞭、浣腸器、カテーテル。充分好きなアイテムが使える。
 もちろん強制SEXもできる。
 T市と合わせて予約制で五人を順次自由に虐めて愉しめるのである。
 日本では木崎綾乃、椋木美弥、新見由香は海外に潜伏して娼国を狙っているテロリストとして報道されている。
 また木邑良乃らのテロとは別の組織と報道されていた。
 
 木邑良乃は漁船から中国の貨物船に乗り継いで上海に入った。偽造パスポートで偽名での入国である。
 偽造パスポートは中国側の組織が用意してくれた。
 斑目沙弓らは上海に着いて完全に変装して姿を眩ました。これも中国の組織の手を借りた。
 中国のホテルで木邑良乃ら四名が再会する手筈である。
 柿崎一行には三名を見失ったとの連絡が入った。
 娼国は騒然と成った。大事に至らず敵を殲滅できたが二回に渡って不意打ちされた。
 これが捨て身で来るゲリラの怖さである。
 正規軍が戦争を仕掛けてくれば相当な防衛力が有る。
 空母も艦載機も潜水艦もミサイル防衛システムもゲリラには余り有効でない。
 その為に工作機関がある。それも今回完全に突破された。
 これまでの敵は同胞の奪還。娼国、R国の実態を暴いて国際社会に曝すことであった。
 今度の敵はゲリラ攻撃で首脳部の暗殺と言う目的で来た。
 さらに病院から報告が入った。平井莉緒の体内から発信機が見つかったのである。
 娼国。ホテル最上階。座敷天昇の間である。
 「二回目の刺客は発信機の情報で南の島に現れたのだな」
 何故気が付かなかったか。湯野中は苦々しい。
 今日も大きな窓の横にカウンターが設置されて板前が寿司を握る。お馴染みの津梨清吉である。
 「二段構えの攻撃を最初から予定していた。それも平井莉緒が捕まってそれを目標に来る。あの女はそれを期待して拷問を受けていた」
 湯野中は銃弾がズボンを掠った怒りに事態を振り返り平井莉緒への怒りを再燃させる。
 「囮になって態と我々を引き付けたか」
 思い出して平佐和も怒りの表情を強くする。
 「今回総て囮が活躍しましたね」
 葛城義和も木邑良乃らの囮作戦の巧みさに警戒を強めている。
 「今後の守りをどうするかよ」
 真紀子も銃撃を間近に食らって動揺している。
 「此処を動かないことか」
 平佐和が見当違いな事を言う。
 「いつまでもそんなわけには行きません。此処も安全ではありませんでした。テロには武装だけでは駄目です」
 「ならば先生どうします」
 湯野中は葛城義和に解決手段を求める。
 「テロに完全な守りは有りません。敵を発見して殺す事です」
 葛城義和は断言する。
 直ぐに津島と柿崎一行が呼ばれる事になった。
 
 新しい秘宝館分室には天葛少将が現れた。
 今日の餌食は椋木美弥である。
 「何よ。これ」
 椋木美弥は捕らえられてからの理不尽さに怒りの日々であった。
 そして今日頑丈な拷問椅子に固定されてこんな部屋に出された。
 「此処は秘宝館の分室なのだよ。三日に一度此処に出される。俺達が交代でお前らを性的玩具にして愉しむのだ」
 天葛少将は宣言する。
 「ふざけるな!」
 椋木美弥は溜まった怒りに猛然と叫ぶ。
 「乳首綺麗に直ったな。まだまだ虐めて愉しめるな」
 天葛少将は構わず詰る。
 「畜生。ふざけやがって」
 椋木美弥は理不尽さに怒りはどんどん沸騰する。だがその行場はない。
 さらに逃れる手段もない。
 理不尽な鉄格子を挟んで三人でいくら話し合っても解決も希望も見当たらない。怒りだけが何処までも駆け巡る。
 木崎綾乃が拉致される寸前に徳永裕美から聞いた忠告が強い絶望と成って圧し掛かる。
 「今日はお前の感度を確かめて泣くまで逝かせてやる」
 天葛少将はドリルバイブと電マを翳す。
 強力なマジックバンドの手で両側から腰を押さえる。
 ドリルバイブは膣用とアナル用の二本用意している。
 スポイトで膣とアナルにローションを注入する。
 「やめろーーーー。そんな事したって何の意味もないよ」
 椋木美弥はこの責めに堪えられないと解っている。それでも抗議する。
 「こっちがお前の反応を愉しめれば良いのだ」
 天葛少将は構わずアナルのドリルバイブから挿入する。
 「あーーー。いやあーーーーーーーーーーーー」
 椋木美弥は喚き抵抗する。
 天葛少将は容赦なく擬似男根の先端の手前を持って捩じ込む。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 椋木美弥の悲鳴とともに細い擬似男根はアナルに深く突きさる。
 「う、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 椋木美弥は更に強烈に悲鳴を上げる。
 天葛少将はマジックバンドを引き寄せて挿入したアナル用のドリルバイブを固定する。
 続いて膣に入れる太いのを手にする。その擬似男根にローションをたっぷり塗る。
 無防備に強制的に晒されている椋木美弥の膣口を指で強引に広げる。
 「あーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 椋木美弥は強烈に悲鳴を上げる。
 「まだ慣れないのか」
 「ふざけるなーーーー。こんなことに慣れるかーーーー」
 美しい椋木美弥の顔が般若の形相に破裂する。
 「今のうち気持ち良く成っておきな。この先も有るからな」
 天葛少将は不気味に哂う。
 
 娼国。ホテル最上階の和食天昇の間である。
 夜に成って柿崎一行が娼国に着いた。指宿も呼ばれた。
 カウンターを広くして鄭淑徳少将を加えて十人の会議と成った。
 「確かに中国に居る間は手を出さない方が良いです」
 鄭淑徳少将も難しさを指摘する。
 「四人分散した方が良いかな」
 あれから平佐和は固まっていると一気に襲われると考えていた。
 「それは警備が大変だ」
 津島が言下に否定する。
 「そうです」
 指宿も同調する。
 「中国で見失ったのは高度な変装をしたからでしょう」
 柿崎一行の見解である。
 「こっちに入ったら防犯画像で分析できるか」
 指宿が確認する。
 「なんとも。変装の具合です」
 柿崎一行は変装するならその辺は考慮していると見ている。
 「敵がどう入って来るかだ」
 「もう潜水艦は使うまい」
 「そうですね。中国から回るなら潜水艦はないでしょう」
 「R国内を移動すれば何処かで発見できます」
 「敵が我々四人の居場所をどうやって確認するかです」
 「まだ潜入者が居るとか」
 「可能性がないとは言えません」
 柿崎一行はそれも疑っている。
 「もし居たら容易に発見できないぞ」
 津島は今の警備態勢で侵入するなら発見は難しいとの見解に成っている。



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