【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第四十六幕
高校時代の苛めに報復
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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自分が此処で自決したらその成り行きに関わらず小野木一平を破滅に追い込めるのである。
上手く行けば殺人罪に追い込める。
例えそこまで行かなくても病院院長の立場は破滅である。
バックには女持ちの短刀が入っていた。それには矢独カエルの毒が塗ってある。確実に死ねる。
前田摩耶は父と妹を酷い仕打ちで殺された。
殺人ではない。
父は手術で亡くなった。妹は自殺に追いやられたのである。
父はがんで入院した。父にも妹にも手術費はない。
本来なら生活保護で何とかなる。
だが父は元やくざで足を洗っていたが生活保護は通らなかった。
院長の小野木一平は妹に条件を提示する。SMプレイに応じたら手術費も入院費もタダにすると言うのである。
実際は学用患者の制度を利用した。
交換条件など要らない。
その当時。前田摩耶は派遣ながら韓国に海外赴任していた。
仕送りなど行っていたが追いつかない。
妹は父を救えるとその条件を呑んだ。
だがそのSMプレイの内容が酷すぎたのである。
父の手術は行って貰えて退院した。だが三か月後に状況が悪化して死亡してしまう。
その三か月もSMプレイは月二回のペースで続けられた。
妹は驚愕の羞恥責めで心に深い傷を負っている上に子宮を撤去する羽目になってしまう。
父の死の後に妹も自殺してしまった。
前田摩耶が事態を知ったのは自殺の直前に妹が送った父の死を知らせる書面からである。
小野木一平はまだ鞭を構えた。
時間内ビンタと前鞭無制限の契約である。
ある程度やらせるしかない。
小野木一平は容赦なく先端が細長い一本鞭で乳房を横に並べて叩いて来る。
「ぐふぁあーーーーーーーーーーー」
今度は続けて叩く。
「ぐふぁあーーーーーーーーーーー。ぐわあーーーーーーーーーーー。ぐふぁあーーーーーーーーーーーーー。がふぁあーーーーーーーーーーー」
前田摩耶は乳房を右に左に僅かに振る。だが鞭は先に伸びて乳房を直撃してしまう。
「がふぁああーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー。あがあふぁあーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー」
前田摩耶は顔を強く歪めて大口を破裂させて悲鳴を上げ続けた。
叩く手が止んだと思うと小野木一平は鞭を取り換える。
今度は先端が厚めの革がテープ状に長くなった一本鞭である。
同じように乳房を横に薙いで来る。
「ぐふうーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐおーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
さっきの鞭よりさらに痛い。
それを連打して来る。
前田摩耶は躰を強く右に左に揺すって藻掻き悲鳴を絞り出し続けた。
次は右の内腿を狙って来る。
「うぐーーーーーーーーーーーーーーー」
これも強烈に痛い。
そして続けざまに来る。
「うーーーーーーーーーーーー。うぐーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うう、ぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
前田摩耶は悲鳴を絞り出す。躰を右に捩って吊り上げられた左脚を蹴って揺すり痛みに藻掻く。
「あーーーーーーーーはあーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーー。ああ。はあ。はあ。はあ」
前田摩耶は躰をぶるぶる震えさせ荒い息遣いである。
ホームページやマニュアルを読んで動画を見ていて内容は覚悟していた。それでも実際に受けるのとは雲泥の差がある。
何処まで続くのか。早くバックの中の短刀を取り出したい。だが厳重に縛られている。
小野木一平は次にいよいよ女の部分を狙う。
前田摩耶もその狙いを感じ取った。
「いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめ、あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
条件に入っていたと判っているが喚いてしまう。
小野木一平は鞭の先端に狙いを集中して叩き込む。前田摩耶に対しては手加減する気にならない。
「ぐ、ぐぐ、ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
前田摩耶は顔を振り躰を震撼させて悲鳴を轟かせる。また吊るされた左脚をくの字に引いて数回蹴った。
「あふぁああーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ。はあ」
強烈に躰を震撼させ揺すって藻掻き続ける。
小野木一平はそれでも容赦なく二発目を叩き込む。
「ぐわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーー」
前田摩耶の躰は右側に強く弾ける。大口を縦に破裂させて強烈な悲鳴を轟かせた。
「うーーーーーーーーーーーーーーーぐうーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
暴れ藻掻き続ける。
そこへ三発目が叩き込まれた。
「があふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
頭を前に倒して肩を右に左に捩って藻掻き驚愕の悲鳴を絞り出す。
小野木一平は興奮の限りもう一発叩きこむ。
「ぐうーーーーーーーーーーーーーー。あ、ああ。あはーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
遂に失禁してしまった。
失禁尿は右脚の内腿を伝って床に流れる。
「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
前田摩耶は涙を溢れさせ悲鳴を上げ続けた。
床は尿の水溜りである。
小野木一平はその上から吸収シートを当てて済ませた。
ドリルバイブを持ち出す。
ローションを塗って藻掻き荒い息遣いの前田摩耶の膣に挿入してしまう。
「あーーーーーーーーーーーーーー。まってーーーーーーーーーーーーーーー。まってーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
前田摩耶は恐ろしい道具に慌て切迫した叫び声に成る。
小野木一平は容赦なくドリルバイブを始動した。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーああーーーーーーーーーーーがあーーーーーーーーーーー」
前田摩耶は頭を後ろに逸らせて大口を破裂させて声を上げてしまう。
初めて受けるドリルバイブである。
それが膣の中で振動してピストン運動をしていた。
「あがーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
躰を震撼させ股間を痙攣させ藻掻く。
そしてドリルバイブの根元からローションと混ざった膣液が飛び散る。
前田摩耶は到底耐えられない。数分で白目を剥いて十字架にぶら下がってしまった。
小野木一平は一度ドリルバイブのスイッチを切って容赦なくビンタする。
「う。うぐ。う、うう、ごふぁあーーーーーーーー。ごほん。ごほん。あふぁあーーーーーーーー。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ」
前田摩耶は咳き込みながら直ぐに意識を戻した。
直ぐにドリルバイブを始動する。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーーーーー。まってーーーーーーーーーーむりーーーーーーーーーー」
泣き叫ぶ。
小野木一平は全く動じない。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
前田摩耶は強烈に躰を捩って左脚を揺する。
「あーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーー」
また僅かな時間で白目を剥いてしまった。
小野木一平は何回もの失神は危険と解っている。万一を考えて前田摩耶の躰を十字架から外して床に降ろした。
この判断がこの後で小野木一平をギリギリ救う。そして前田摩耶の命を捨てた復讐は無駄に終わってしまうのである。
失神している間にさおを取り出して興奮した情液を前田摩耶の膣に流し込む。
そしてまたビンタで起こした。
「ぐふぉん。ぐふぉ。はあ。はあ。はあ」
前田摩耶はまた僅かに咳き込んで意識を戻した。
「一度バスを使って躰を洗って来い」
前田摩耶はよろめきながらバスルームに向かう。
小野木一平は冷蔵庫からビールを出して飲み始めた。
バスルームからはシャワーの音だけが聞こえている。
小野木一平は興奮のあまり挿入したのは不味かったと思う。次のプレイでこの女の子宮も壊さなければならないと思った。
もう既にプレイ中のやりすぎで二人の女の子宮を潰している。
一人はクラブの子ではなかったが自殺した。あと一人はクラブから消えてその後のことは判らない。
前田摩耶がバスルームから出て来た。
何故か躰は拭いているのにバスタオルを巻いてない。
自分のバックに飛びついて中から短刀を出す。
「貴方はこれで終わりよ!」
そう言って短刀を抜いた。
小野木一平は刺されると思って防御態勢になる。
だが前田摩耶は自分の胸を一気に刺した。
「あ、ああーーーーー」
「わたし前田摩耶というの。前田槇乃の姉よ」
そう言ってプリントした文書をバックから出して床に落とす。そのまま膝を着き床に倒れて絶命した。
驚愕の事態である。
このままでは自分の地位も何もかも崩壊してしまう。
クラブのママがいつも中間確認に電話をくれるまで一時間と少しある。
まだプレイ時間を一時間半しか使ってない。
一か八か間に合えばと連絡を試し見る。
以前に遺体の処分を依頼したルートを思い出す。
自分のスマホを使わず前田摩耶のバックからスマホを取り出した。
赤座元太に連絡する。
事情を話して赤座元太の連絡を待つ。
十分くらい待って迂回接続で川口の会長から連絡が入る。
「組織の者だ。よく聞け。今は遺体の運搬はできない。その場で処分する方法を取る。其処に組織員を行かせる。その前にクラブを止めないとならない」
「はい」
「止めるのはこっちで交渉する。クラブの連絡方法を教えろ。そして其処を出ないで組織員が着くまで待て。良いな」
「はい」
小野木一平はクラブの連絡方法を教えて電話を切った。
そして前田摩耶のスマホの位置情報をOFFにする。
電源も切ろうとしたが組織の連絡を待たなければならない。
SMクラブ名古屋麗の事務所。
「小野木の代理人だ。あんたのクラブが小野木に紹介した女。前田摩耶が今池のファッションホテルでプレイ中に自殺した」
「え、え。あ、あーーーーーーーーーーー」
ママは驚きの悲鳴を上げた。
「よく聞いてくれ。俺は遺体処理業者だ。このままでは小野木は地位を失ってあんたのクラブも潰れる」
「ああ」
「俺たちは小野木を護るために高額な手数料で前田摩耶の遺体を完全に処分する。それであんたのクラブも助かる」
「ああ。はあ」
ママは半分落ち着きながら半分はまだパニックである。
「よいか。ホテルに確認したり警察に連絡したりするな。そして前田摩耶がクラブにいた痕跡を完全に消せ」
「それで」
「前田摩耶の痕跡を消したら一切何も動くな。こっちが遺体を完全に処分したら事件にはならない。行方不明で終わりだ」
「はい」
「こちらはお幾ら払えば」
「小野木から貰う。前田摩耶は小野木に親父と妹の復讐であんたのクラブに登録したのだ」
「なんと」
「だから金は小野木に出して貰う。前田摩耶の痕跡を完全に消したら絶対に動くな!我々はあんたも見張っている」
そう言って川口の会長は電話を切った。
名古屋。今池のSM専用ファッションホテル。
組織の面々が五人で着いた。
全員マスクにサングラス。そのうち三人は女だがロボットである。その内一体はキャリーバックに入っていた。
四人で一つずつキャリーバックを転がして来ている。
前田摩耶のスマホに連絡が入る。
「組織の者だ。隣の404に入った。そっちの窓の内鍵を開けろ」
「はい」
窓伝いに五人が移った。
残る三つのキャリーバックには分解した大型ミキサーとチェーンソーが入っている。
風呂場に運んでチェーンソーで前田摩耶の躰は細かく分解して行く。
組み立てたミキサーに固まりごとに突っ込んで細かい粒にしてしまう。
それをトイレに流す。
全部流し終わると風呂と便器、チェーンソー、ミキサーを酸性の強い洗浄剤で洗う。
「この女の携帯は」
小野木一平は前田摩耶のスマホを差し出す。
「これで連絡とったか」
「はい」
「うーーん。もしも捜索願が出てこのスマホの履歴を調べられたら赤座氏に捜査が及ぶぞ。このスマホは完全に分解処分するが通話履歴は残る」
「ああ」
小野木一平に狼狽が奔る。
「まあ。拡散させる処置は取るがな」
沢山ダミーの通話をして履歴を膨大にしてしまうのである。
ホテルは男女二人ずつで出る。
小野木一平はキャリーバックに入って来たロボットと一緒に出た。
防犯カメラの映像は後日遠隔操作で消す。組織はホテルの設備も事前に情報を収集してある。
連続拉致強姦事件の犯人六人のアジト。
夕食に寿司と鰻が人数前届いていた。
「片付いたのか。名古屋は」
「ああ。だが害者のスマホ使うとは馬鹿な奴だ」
川口の会長は呆れる。
「ダミーの通話いっぱい入れて終わりだな。メールやチャットでなくて良かったな」
「まあ。最悪は大騒ぎになるがハッキングという手もある」
「仲介者を捜査されると面倒だからな」
「あと防犯カメラだな」
印刷会社の社長はラブホの防犯カメラが問題と言う。
「大丈夫だあのホテルは遠隔操作で録画を書き換えられる」
運送会社の社長である。
「女がプレイの前半で死んでくれたから間に合ったが。プレイ時間の終盤に死なれたらクラブのママに乗り込まれてパニックだったな」
小野木一平が途中で前田摩耶にバスを使わせた。もうプレイに耐えきれなかった前田摩耶はそこで決着を付けようとする。
クラブのママが連絡を取って来るのに時間があったからである。
「これいったい幾ら請求するのだ」
「五千万だな。以前にも貰っている。病院の院長だ。政治献金もそのくらいだ。見返りの補助金も高額に貰っている」
まあまあそれなりの利益にはなっていた。
「相当に厳しい台風が来るらしいな」
「此処は影響ないだろう」
「ああ。此処への影響は限定的だな。俺の会社は臨戦態勢だ」
運送会社の社長はぼやく。だが本人は此処に居て何もしない。
「それと川口の女将から例の馬鹿な女社長がまた助けてくれと言って来ているとのことだ。台風が去ったらと言っておいた」
「そうだな」
医者の男は納得する。
八月七日。
友納栞は病院を退院した。
もう生きていても仕方がない。酷い躰にされてしまったのである。
川崎亘はあのロッジで死んだ。
何か男に報復してから死ぬ。そんな衝動で動く。
羽田明菜と柳田彩夏には散々恨み言を言われた。
二人は友納栞をロッジに連れ込む為に利用されてしまう。さらにその演習にされて酷い躰にされた。
そして恥ずかしすぎる動画をばら撒かれたのである。
友納栞はマッチングアプリで若くて腕力の強くない男を探した。
高校時代に川崎亘にやったことを何人か試す。全く感じない躰にされていたのを強く実感した。
だが挿入することはできる。膣を絞めることもできた。
数日で十八から二十四まで七人と出会う。その内三人を陰茎折症させることに成功した。
その内一人が病院で手術となり自分が友納栞とばれてしまう。病院は異常なSEXを通報した。
最早これまでである。
八月十七日。
越後湯沢。如月鬼堂の居間。
昨夜から本多椿が泊まっていた。一緒に今夜はスタジオに入る。
朝食は珠洲が用意したサンドイッチ数種類とサラダバー。瀬里菜の淹れたアイスコーヒーである。
「しかし騒ぐ程に台風は強烈ではなかったな」
如月鬼堂は自分に影響ないのでそう言ってしまう。此処では身内だけだから問題はない。
「パパ。変なニュースがあるよ」
珠洲がインターネットのニュースサイトで見つけた。
『連続拉致強姦事件関連の和歌山県のロッジでの犠牲者友納栞がマッチングアプリで男狩り。十代男性を陰茎折症に』
「誰でも良いから報復したかったのか」
如月鬼堂はそう呟いた。
「これって事件になるの」
珠洲が疑問を呈した。
「多分警察は動かないだろ。館山先生に聞いてみれば良い」
何とも言えないが如月鬼堂には不快な記事である。
「パパ。テレビ」
瀬里菜が知らせた。速報が流れている。
『連続拉致強姦事件関連の和歌山県の犠牲者友納栞さん。串本町の漁港に遺体で発見。自殺と見られる』
「そう言う結末だな。この件だけは被害者も加害者も気分の悪い奴だった」
連続拉致強姦事件の犯人六人のアジト。
台風が去って今年になって最高に暑い日である。
刺身盛り合わせと鰻のかば焼きの出前で生ビールを飲んでいた。
生ビールの樽が八個届いている。
この六人も同じ速報を見ていた。
「あの女自殺したか」
医者の男が冷たく言い放つ。
「あんたが子宮取ったからじゃないか」
川口の会長は原因がそっちにあると揶揄う。
「膣を焼いたからだろ」
医者の男は川崎亘だと主張する。
「しかしあれが一番豪勢にやったけどこれまでとは異端だな」
印刷会社の社長である。
「一番同情が沸かないのじゃないか」
葬儀会社の社長も友納栞は何をしても当然と言う。
「インターネットに記事があったよ」
印刷会社の社長は珠洲と同じ記事を見ていた。
「最後の最期まで酷い女だな」
医者の男は自分の悪行は関係ないらしい。
「前田摩耶。ホテルの防犯カメラの録画書き直したが行方不明の捜索願すら出ないな」
運送会社の社長である。
「あの女は身内が一人も居なかった」
印刷会社の社長が調べていた。
「川口の女将が呼んでいるぞ」
「矢嶋圭織か。行き詰まるのが早かったな」
医者の男らは九月と見ていたのである。
川口。料理旅館。
矢嶋圭織は清楚なスーツ姿で待っていた。
既にビールも料理も配膳されている。
医者の男、運送会社の社長、印刷会社の社長、廃棄物収集運搬処分業の社長の四人で十八時丁度に着いた。
医者の男が一千万の束を押しやる。
「一か月早いじゃないか」
「ええ。それが」
矢嶋圭織はタブレットで資金繰り表を見せる。
印刷会社の社長が受け取った。
「人件費と売上のバランスが悪すぎるよ。これじゃ足りなくなっても不思議ない」
「はい」
矢嶋圭織は神妙な表情になる。
「少し人員整理しないと悪循環だぞ」
「それはできません。それだけ居ないと全部の業務が成り立たないのです」
「だとしたら。売上を伸ばさないとな。宣伝を掛けるしかないな」
「その資金が」
「まあ。考えてやろう。今日は覚悟良いか」
医者の男が結論を出してしまう。
「はい」
矢嶋圭織は資金も行き詰まっていたが次に来たら感じなくなった膣を直して貰える約束である。
そっちが辛すぎた。
最期のSM小説家 第四十六幕 高校時代の苛めに報復 完
最期のSM小説家 第四十七幕 報復連鎖 に続く
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