【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第四十六幕
高校時代の苛めに報復
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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二千二十四年夏至中元。太陰太陽暦五月二十一日。
(この二十四節気は平気法によるものです)
二千二十四年六月二十六日。
越後湯沢。如月鬼堂の居間。
久々に来客も電話会議も繋がってない。
マンションの最上階には如月鬼堂の他には珠洲と瀬里菜、ミニチュアダックスのペイだけである。
仕出し屋から昼食の鰻重が届いた。
珠洲が冷やしたお茶のボトルとグラスを置く。
「高くなったな。上で四千円だ。並でも三千円もする」
「パパ。見てないだけだよ。前から四千円だよ」
「昭和の終わりころ上で二千円。特上で二千五百円だったよ。丼はランチタイム五百円だ」
如月鬼堂はしみじみと言う。
「それ私と瀬里菜が生まれるずっと前よ」
珠洲に言葉の鉄拳を食らってしまった。
窓の外は曇り。極端に暑くはなく湿度も高くはない。だが西日本方面では警報級の雨との予報である。
テレビでは最近減って来た美人アナウンサーが解説していた。
既に露天風呂に湯を入れ始めている。
客がなければ今日は珠洲を弄る順番である。
二人は義姉妹を名乗っていた。如月鬼堂の養女として籍を入れている。
二人一緒に男女の関係だが問題はない。
痛みを受けない範囲でSMを受け入れる約束である。
二人は昼食が終わって暫くしたら全裸になって露天風呂に向かう。
二人のスマートな体型はよく似ていた。乳首の色だけが大きく違う。
如月鬼堂も少し経って露天風呂に向かった。
二人は如月鬼堂の体を立たせたまま二人の女躰でサンドイッチにする。両側から躰で体を洗うのである。
優雅な一日と言えるかもしれない。
和歌山串本町。カスハラと客を非難して報道番組に取り上げられた温泉旅館。それから客が減って寂れ始めていた。
その隣のホテルである。
バイクの集団が大挙してやってきていた。
普通のバイク愛好家の集団ではない。と言って危険な運転をする族でもない。
本日は団体貸し切りである。
この面々は男女ともにSM愛好家の集団。
男女同数で十四人ずつ。合わせて二十八名である。
これからSMパーティを行う。
男は最年長でも四十代。女は三十二歳が最年長でほとんどが二十代である。
食事が終わってから全員が全裸になって始まった。
パソコンの籤引きで生贄を決める。
席の順番でルーレットをスタートした。その隣がストップする。
刑は当たった者が籤を引く。
最初に当たったのは二十九歳の女である。
引いた刑は尿道責め。責める担当も被虐者が籤を引く。
最年長の女性が当たった。
二トン車で搬入した拷問椅子が運び込まれる。
二十九歳の女はその拷問椅子に厳重に縛り付けられた。
大股開きで全員の前に性器が丸出しである。
最年長の女が尿道カテーテルを取り出す。
二十九歳の女は恥ずかしさにくらくらしながら顔を強く逸らせていた。
最年長の女は二十九歳の女の小陰唇を指で開いて尿道の亀裂と膣口を曝け出させる。
小陰唇の内側は薄小豆。内部は薄い緋色。膣口の襞は薄橙でなかなか艶めかしい。
最年長の女は尿道の亀裂にカテーテルの先端を突っ込む。
「う、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
二十九歳の女は痛みとショックに声を上げてしまう。
尿は最年長の女がカテーテルを指で抓んだ位置まで出ていた。
最年長の女はそれを尿瓶で受けて指を離す。
尿はゆっくり尿瓶に流れ出る。
二十九歳の女は恥ずかしさに顔を赤らめ目を瞑って堪えていた。
最年長の女は尿を抜き終わると尿道バイブを取り出す。
カテーテルを抜いて尿道バイブを突っ込む。
「あはあーーーーーーーーーーーーーん。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
二十九歳の女は尿道バイブが突っ込まれた感触に悲鳴を上げてしまう。
最年長の女はそれを指先で回しながらピストンする。
「あはああーーーーーーーーーーーーーん。いやああーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーん」
綺麗な泣き声である。
最年長の女は尿道で逝くまで赦さなかった。
次に被虐者に当たったのは最年長の女である。
刑は膣口筆責め。一番若い男が当たってしまった。
今度は最年長三十二歳の女が一番若い男の手で拷問椅子に縛り付けられてしまう。
太いぼさぼさの乾いた筆が用意された。
この女も大股開きで女の部分が丸出しにされている。幹事のような四十代の男が一番若い男にクスコを渡す。
「中濡れていなかったら指で弄って」
そうアドバイスした。
一番若い男は先に膣に指を突っ込む。
確かに濡れてない。
膣口に両手の指を引っかけて弄り始めた。
最年長の女は表情をくもらせて顔を後ろに反らせて躰を突っ張る。
一分半くらいで膣口は濡れてきた。
一番若い男はクスコを挿入して中を広げてしまう。
幹事のような四十代の男が内部をペンライトで照らす。
膣の奥の子宮口までが露になってしまった。
全員が中腰になってそれを覗く。
さらに四十代の男は一番若い男が筆を突っ込もうとするのを制して小型のカメラで内部を撮影して壁に映し出した。
三十代後半の男が気を利かしてやや照明をダウンする。
拡大した最年長三十二歳の女の子宮口が全員の目に焼き付いた。
一番若い男が大きなぼさぼさの筆を最年長の女の膣の奥に突っ込む。
「あーーーーーーーーーあは。ああーーーーーーーーーーーーーー」
最年長の女は切ない声を上げる。
一番若い男はじっくり筆を回して膣の中を責め続けた。
切ない声を上げ続けた最年長の女。やがてその膣に刺さったクスコの口から濁った膣液が流れ出す。
「あは。あは。あはあーーーーーーーーー。ああ。あはあ。あは・・・・」
膣液は畳に水たまりができるくらい流れ出ていた。
残念ながら時間切れで途中終了である。
最年長の女は逝ってしまった顔は晒さなかった。
次に二十五歳の男が被虐者に当たる。
引いた籤は金蹴りである。
二十五歳の男は蒼い顔になった。
責め役は若い女が当たってしまう。
手加減を知らず蹴ってしまった。
二十五歳の男の睾丸は腫れあがる。座敷の奥で寝かされて氷で冷やす。
次の被虐者はいま蹴った若い二十二歳の女が当たる。
何と逆さ吊るし局部鞭である。
責め手は二番目に若い男が当たった。
さすがに逆さ吊るしは何人かが手伝う。
ホテルの天井に設置はできないので鉄パイプでやぐらを組む。
その櫓の真ん中に横に通した鉄パイプに滑車を二本吊るす。
太腿の付け根に二重廻しに縄を掛けて厳重に縛る。
その縄にフックを付けた。
鉄パイプに吊るした二本の滑車のフックを下げて太腿の縄に通したフックを引っかける。
そのまま二人が掛かって二十二歳の女の躰を逆さに吊るし上げた。
両脚を八の字に広げて女の部分が頂点になった強烈に恥ずかしい姿である。
二番目に若い男が鞭を持つ。先端が長方形の革二枚重ねた一本鞭である。それを構える。
二十二歳の女に恐怖の震えが奔った。
二番目に若い男は確り女の部分の閉じ合わせた粘膜に狙いを定めて強く叩きつける。
「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
二十二歳の女は痛みに強烈に躰を揺すって暴れた。
二番目に若い男は叩きたい気持ちが強く滾っている。
一発目の余韻が治まらないうちに二発目を叩いてしまう。
「ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。があああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
二十二歳の女はさらに藻掻き強烈に暴れた。尋常な痛みではない。
暴れて左の太腿を縛った縄が外れてしまう。
二十二歳の女の躰は空中で不自然に回る。
次に右の滑車を吊るし上げて高さを固定した縄が外れてしまう。
二十二歳の女は畳に頭から落ちてしまった。
落ち方が悪かったのである。
首を折るように床に落ちてそのまま動かない。
幹事のような四十代の男が事態に慌てて救急車を呼ぶ。
ホテルの女将も飛んで来る。
「いったいこれは何をしていたのですか」
女将は驚愕の表情である。
大騒ぎとなった。
救急隊員は搬送しない。既に亡くなっていたのである。
そして警察が呼ばれた。
さらに後ろで寝ていた二十五歳の男の睾丸が腫れているのを救急隊員が確認して担架に載せて搬送する。
直ぐにマスコミも駆け付けた。
越後湯沢。如月鬼堂の居間である。
珠洲は気持ち良くなりすぎて囲炉裏端に横になっている。
如月鬼堂はまた執筆に掛かっていた。
寿司屋から出前が届く。
「パパ。テレビ」
如月鬼堂のグラスにビールを注いでいた瀬里菜が気付いた。
『和歌山串本のホテルでSMパーティの最中に吊るしから落ちて二十二歳の女性死亡。幹事の四十三歳の男を緊急逮捕。一人除いて参加者全員を任意同行』
緊急速報が流れたのである。
如月鬼堂も緊張してテレビに集中する。
そして館山弁護士とテレビ会議が繋がった。
「連続拉致強姦事件の連中の件より面倒かも知れませんね」
館山弁護士は不味い事件と言う見解である。
「そうだな。こういった事故があると直ぐに規制して事故が起きない体制を作ろうとする。規制の方が自由や経済、生活苦を圧迫する。弊害は大きい」
如月鬼堂はちょっとの事故などで規制を掛けることに大反対である。
日本の知識階級と官僚は僅かな十人の食中毒でも製造業を規制すべきとする。大幅な設備投資が必要になって多くが廃業してしまう。
昔からの小規模な事業者が次々と成り立たなくなる。
そして規制で綺麗な社会になれば人間の悦びが大きく制約され子育て、教育、労働、生活だけの人生になってしまう。
ソープランド、SMクラブ、その愛好者団体は何としても存続させたい。
自分らの団体を護ることが最優先である。
「多分直ぐに大方は釈放されるでしょうが。吊るした者と鞭で叩いた者、主催者は業務上過失致死を免れないでしょう」
館山弁護士はそう推測する。
「そうなるか」
「そして貸したホテルもあのまま営業存続は難しいですね」
「まあ。殺人事件一回で大きな観光旅館が潰れるからな」
「円安でインバウンド需要でも駄目なの」
本多椿の疑問である。
「オーバーツーリズムで外国人相手なら助かるか」
如月鬼堂も何とも言えない。
「円安が酷すぎますな」
館山弁護士が嘆く。
「思い切り金利上げて欲しいな。円安で潤うのは輸出と観光ぐらいだ。七パーセントくらいまで上げてしまえば良い」
如月鬼堂はまた怒りを破裂させた。
「七パーはなんぼ何でも」
館山弁護士は窘める。
「バブルの時は七パー超えていたぞ」
「それとは」
館山弁護士はまた如月鬼堂が暴走し出したと警戒する。
「良いじゃないか。不動産は売れなくなって下落して中古の価格も下がる。消費税一本化にして一挙に五十%。そして最低賃金と年金など倍にする」
「国の借金がパンクします」
「良いじゃないか自治体を全部廃止して国一個の経済にしてプライマリーバランスを安定させる」
「確かに物価が諸外国と足並みが揃ってさらに円高になれば失われた三十年が回復するようにも思えますが」
館山弁護士はかなり呆れたという表現になっていた。
「問題が大きいか。それとも与党の都合が悪いか」
「憲法改正以上に無理でしょう」
館山弁護士は取り合わない。
和歌山。岬ビューホテル。
少人数の宴会場である。
メンバーは青木学に岡田弥一郎。そして浪江と赤座元太、弘枝と宇治原歳加年、香乃子と瀬尾将の組み合わせである。
「馬鹿な失敗してくれたな」
岡田弥一郎も心配する。
「若い奴らが多すぎる。金蹴りも病院送りだ」
青木学は呆れていた。
「如月鬼堂が動画によく使う逆さ吊るしで落ちたのだな」
赤座元太である。
既に取材に駆け付けたマスコミの調査内容が放送以前にマスコミ関係者から赤座元太に伝わっていた。
「こっちに影響があるのかな」
岡田弥一郎は死活問題である。
「何でも規制したがる現代社会だ。吊るしの道具とかに規制が掛からないか」
宇治原歳加年はその辺りを懸念する。
「どうせ此処は非合法だ。ばれたらそれまでだ」
青木学は覚悟を決めている。
「そうだなもとより非合法だ。心配する必要があるのは如月鬼堂のクラブの方だな」
岡田弥一郎も再確認した。
「どうして落ちたか検証してみるか。鉄パイプで天井ぎりぎりの櫓。その真ん中に渡した一本の鉄パイプから滑車が二台」
赤座元太が検証に掛かろうと言い出す。
直ぐに鉄パイプが組まれた。
浪江をモデルにして赤座元太と宇治原歳加年がそれぞれ太腿の付け根に二重廻しの縄を掛ける。
各々フックを付けて櫓の鉄パイプから下がった滑車のフックに接続して吊るし仕上げてしまう。
浪江の躰は空中に大股開きに八の字を描く。
「あれ。高手小手に縛ったのかな」
赤座元太が取材資料にないと言う。
「そうでなければ手を着いて落ちる。死亡事故には至らないだろ」
瀬尾勝が断言する。
「何でこの縛りが暴れて解けるのか」
「一回輪っかの部分に通してもう一回折り返して輪っかに通した二本の中に通して折り返す。元の輪っかに通して根元を二回回す。その下を潜らせて反対側で縛る」
「如月鬼堂の図解の通りに行えば揺すって解けることはない」
「滑車を引っ張り上げて固定した縄が解けるのもおかしいな」
「若い連中だ。何も確認しないでやっていたのじゃないか」
「そんなところだろうな。こっちの警察が警戒してこのホテルを査察に来なければ良いのだがな」
岡田弥一郎はやはり心配である。
「ところで次のショーは」
「木村氏から話はない。コンパニオンから出すしかない」
青木学がきっぱり答えた。
「横溝亜寿香の様なのまた居ないかな。あいつを虐めるのが一番ストレス解消したな」
宇治原歳加年はまだ横溝亜寿香を虐めた愉しみが忘れられない。
余程躰が良かったのである。
佐野幸春らも若い彼女より横溝亜寿香を愉しんでいた。
だが氾濫した以上はあの結末は仕方ない。
六月二十七日。
越後湯沢。如月鬼堂の居間。
館山弁護士が入手した資料と情報で杉下一行と本多椿を交えて昨日のSM事故の検証を行う。
「あの連中は六本木のSMバーの常連の集まりでした」
「ふうーーん」
如月鬼堂はその手の連中をあまり良く思ってない。
「警察は四十二歳の男を主催者と見做して逮捕しましたが首謀者は槇乃多喜枝という三十二歳の女でした」
館山弁護士が得た情報である。
「いったいどんな縛り方をしたのだ」
「そっちの情報は現場検証から定かではないです。何人か釈放されたら事務所の者に接触させます」
「どうせ真面な吊るし方してないのだろ。太腿の部分の縛り方を詳細に図解したのだが」
如月鬼堂は怒りを滲ませる。
「そうです。いい加減に縛ったのでしょう。あの縛り方なら解けることはありません」
杉下一行も確信を持っていた。
そこへテレビ太陽から連絡が入る。
瀬里菜が出て館山弁護士が代わった。
「弁護士の館山です」
暫く話し込む。
「先生。逆さ吊るしの検証を番組でやりたいと言っていますがどうします」
「うーーん。もし此処に出張してくれるなら今回の場合やっておいた方が良いかな」
如月鬼堂もこれより事態を悪化させたくない。応じて解説した方が無難と判断する。
あとは館山弁護士が条件を打ち合わせた。
連続拉致強姦事件の犯人六人のアジト。
朝から天気は薄曇りである。
鰻の出前を待って生ビールで乾杯していた。
「R国で起こした事件はいまいちだったな」
医者の男はまだ不満である。
「もっとマスコミを騒がせたいか」
「社会へのショックが足りないよ」
「あれでか」
印刷会社の社長は満足していた。
「あの犠牲者の女たちへの誹謗中傷はなかなかだったぞ」
葬儀会社の社長も満足している。
「和歌山の他のホテルで何か起きたな」
川口の会長は昨夜の速報を思い出す。
「SMごっこをやっていたガキどもが逆さ吊るしに失敗して殺してしまったのだろ」
医者の男も確認していた。
「如月鬼堂とその取り巻きは青くなっているぞ」
川口の会長は哂っている。
そこに鰻の出前が届いた。
「おい。全部特上だろ。中身がだいぶ違うな」
印刷会社の社長が全員のを見渡して言う。
重箱、御新香、肝吸いは同じ。鰻が縦三列一匹半の物と横に二列一匹の物がある。
「日によって一匹だったり一匹半だったりなのだ。何故か一匹の時の方が美味い」
川口の会長が説明する。
「それじゃこの一匹半は量だけで外れか」
医者の男はやや不満である。
「そうだな特上用の鰻がないと上の鰻を一匹半で来る」
「ご飯は食わない。ビールのつまみだから鰻の量が有難い」
運送会社の社長はこれで良いと言う。
「鰻の並と上の違いはグラムだとテレビ関東の番組で言っていたがな」
印刷会社の社長である。
「そう言う店もあるのだろ」
川口の会長はテレビ必ずしも正しくはないと言う。
「ところで次の愉しみは」
医者の男はこっちが愉しみである。
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