【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第四十一幕


精密人間型ロボット


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 「あれはアンドロイドだな」
 如月鬼堂が核心を持って言う。
 「そうですね」
 館山弁護士も納得する。
 「これで河口春香巡査部長の痕跡が広栄町南で消えていた説明は付くな。防犯カメラに映っていたのは河口春香巡査部長のアンドロイドだ」
 如月鬼堂はさらに断言する。
 「それじゃ人間ではなく。あのアンドロイドが四人の女性警察官を拉致したのですか」
 館山弁護士も驚愕の表情である。
 「荷物も運ぶしボディガードにもなる。十分な戦闘能力があってAI機能をもって自力で移動する」
 「ああ」
 「福富さんそこまで可能だな」
 「ああ。そうです。ああ。館山先生助けてください」
 福富麻次郎は館山弁護士に助けを求めた。
 「弁選だけ作成しておきましょう。野村先生と野崎先生にも加わって頂いて」
 館山弁護士も率直に応じた。
 画面は宮藤遥巡査部長が首の縄で吊るし上げられてゆく。
 脚を揺すって藻掻いている。
 忍者姿黒装束が二人引っ張って吊るし上げたまま先端を床のフックに縛ってしまう。
 宮藤遥巡査部長の躰は暫く不自然に揺れる。やがて白目を?いてだらりと吊る下がってしまった。
 降ろす気はない。
 やがて鼻水が長く流れ出て小水も垂れるように流れ落ちる。便もアナルから流れ落ちた。
 そのまま暫く待つ。
 忍者姿黒装束が二人で床を掃除する。
 そのまま二十分くらい待って吊るしから降ろした。
 全部縄を解く。そして躰を洗う。
 ここで画面は切り替わった。
 河口春香巡査部長の躰が宮藤遥巡査部長と全く同じように拷問椅子に磔にされている。
 大股開きの全裸で拷問椅子にしっかり固定された躰を全容から部分的アップで公開して行く。
 乳房の大きさはアンドロイドより小さいが形は良い。乳輪は小さく乳首も小粒で薄紅色である。
 程の良いくびれで肌の色は白く肌理が細かい。
 ドテの黒い塊は処理されておらず濃い密林状態である。
 忍者姿黒装束が鋏でカットする。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河口春香巡査部長は藻掻き叫ぶ。
 「動くな。怪我するぞ」
 語り手が強い口調で咎める。
 「何で切るのよ」
 「河口春香巡査部長殿の局部を公開する為です」
 「やめろーーーーーーーーーーーーーー」
 「怪我したくなければ動くな」
 語り手は強く叱咤する。
 忍者姿黒装束は容赦なくカットしてローションを流す。
 手間の掛かる大陰唇から剃ってゆく。
 あと一人がドテに掛かる。
 河口春香巡査部長はただそれを神経質な目で睨むだけである。
 剃り終わると濃い陰毛の下は皮膚の紅さが際立つ。色白なのでいっそう際立って見える。
 忍者姿黒装束が二人両側から河口春香巡査部長の女の部分を広げる。
 河口春香巡査部長は既に二日監禁されていた。
 眠らせたまま点滴で栄養補給してバルーンカテーテルで尿は抜かれている。
 だがその部分は白い粕がみっしり付着していた。
 正面のモニターにも拡大して投影されている。
 河口春香巡査部長のその部分は綺麗な薄紅色の薄い粘膜が細く二枚閉じ合わせていた。開いてもピンとしている。
 内部は薄い緋色である。
 「河口春香巡査部長。奇麗なお○○こが粕で汚れていますよ。これも全世界に公開されます」
 語り手は淡々とした口調である。
 「・・・・・」
 河口春香巡査部長は悔しさに口を歪めて藻掻く。
 さらにクスコを挿入されてしまう。
 内部をレーザーで照らす。奥にやや色の濃い子宮口の周りの粘膜が盛り上がっている。
 その中の汚れも採取する。
 これまで通りの一貫した内容である。
 
 「この女性警察官も後の二人も既に殺されているのでしょうね」
 館山弁護士はそう推測する。
 「二本目以降は遺体処分を済ませてから公開したか」
 如月鬼堂もそう推測した。
 「女性警察官の場合は必ず殺すのね」
 本多椿はそう見ている。
 「まあ。殺さないと一般より足が付く危険が高いでしょう」
 館山弁護士も必ず殺すと見ていた。
 「この場所は群馬なのでしょうか」
 杉下一行は警察が集中捜査して何も出なかったがそれでも群馬に在る可能性を感じている。
 「俺はそう思う」
 如月鬼堂はまた断言してしまう。
 「こうなるとさらに捜査は難しくなりますよ」
 館山弁護士は状況をそう推測する。
 「そうですね。ロボットでは警察犬の追及も不可能です。体型や動きによる特徴で割り出すのも難しいです」
 杉下一行もそう思った。
 「福富さん。あれは頭だけ換えられますか」
 館山弁護士はそこを追及する。
 「換えられます。ダッチワイフと同じです」
 「やはり。それでは自由自在に何でもできる。万一無理があったら自爆も考えられるな」
 如月鬼堂もそれは考慮していた。
 「爆弾を体内に内蔵ですか」
 「この犯人連中なら当然それはやっているだろ」
 如月鬼堂はここも断言してしまう。
 
 画面では忍者姿黒装束が二人掛かって銅線で繋いだ黒いクリップを河口春香巡査部長の躰に二系統鋏み付けていた。
 乳房の上部から始めて乳首を確り鋏み腹の横を通して小陰唇を鋏む。さらに内腿を膝の横まで鋏みつけている。
 同線はトランスに繋がっていた。
 電流を流す。
 「ぐおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河口春香巡査部長は次の瞬間白目を剥いてしまった。
 
 「かなり際どい電圧だな」
 如月鬼堂が驚きの声を上げる。
 「そうですよ。この段階で殺すとは思えませんが」
 杉下一行も驚愕していた。
 
 『二時間経過しました』
 字幕が表示される。余分な時間はカットしていた。
 「これを二時間か。壮絶だな」
 如月鬼堂も全身にクリップを鋏んだまま二時間に慄いている。
 
 画面では気絶した儘の河口春香巡査部長の躰に付いた銅線に電流を流す。
 今度は意識を回復させる程度である。
 「河口春香巡査部長殿。気絶してから二時間眠って貰いました。これから一気にそのクリップを引き飛ばします。壮絶な痛みです」
 語り手は抑揚のない口調で宣告した。
 「うぐうーーーーーーーーー」
 河口春香巡査部長は鋏まれているだけで相当に痛い。
 忍者姿黒装束が二人膝の側から銅線を掴んでいる。その手には軍手が掛かっていた。
 「行きますよ。五、四、三、二、一」
 語り手は河口春香巡査部長の恐怖感を煽るべく秒読みする。
 二人の忍者姿黒装束が一気に引っ張る。
 「ぐがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴が上がる。
 二系統ともクリップは一気に空中に飛んだ。
 「ぐがあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 拷問椅子は強烈に揺れ軋む。
 「ぐごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 拷問椅子に確り固定された河口春香巡査部長の躰が突っ張って固まる。それが強く弾ける。
 拷問椅子は微妙に軋み揺れていた。嫌な揺れ方である。
 「ぐごおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河口春香巡査部長の躰はまた固まっては弾ける。
 「ぐごおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河口春香巡査部長の躰は藻掻き暴れるのが暫く続いた。
 そして失禁してしまう。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーーーん。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーー」
 河口春香巡査部長の躰は失禁しながら藻掻き続ける。
 忍者姿黒装束が二人で電マを二本ずつ持つ。これで河口春香巡査部長の躰をマッサージする。
 「ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 もう一人の忍者姿黒装束がもう一度クスコを挿入する。
 またリモコンから伸びたアームの先端にL字にマイクロローターの付いたアイテムで河口春香巡査部長の女の奥の敏感な部分を責める。
 「あはああはあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 河口春香巡査部長は暫く強烈な声を上げ続けた。
 十分位で失神してしまう。
 『本日はここまでです』
 動画はここで終了していた。
 
 七月二十四日。
 台風五号は日本本土には近付かないらしい。石垣などでは船を陸に上げて対処が行われていた。
 珍しく日本列島に曲がらず大陸に行ってくれるらしい。
 あれから暫く次の動画は配信されない。
 だが、今度は強烈に社会に衝撃を与える事件が発覚した。
 
 一週間前。
 槙坂真莉愛高校二年生が自殺。
 立体交差の歩道橋から身を投げたのである。躰は地下一階部分の道路に落下。自殺原因に苛めが疑われていた。
 その苛めの内容が発覚したのである。
 クラスの大方がグルと言うか黙認状態であった。
 問題はその苛めの内容である。
 SNSに前後を考えないで動画を公開する若者が後を絶たない。
 そして動画を撮ったのも公開したのも苛めの主犯ではない。傍観していた生徒である。
 五月の終わり位から苛めは始まった。
 最初は女の子の苛めから始まる。それに男子が引っ張られて一緒に寄って集って裸にしてしまう。
 段々それがエスカレートする。
 最初は体育館の倉庫だったがやがて教室で休み時間に全員の前で脱がしてしまう。
 槙坂真莉愛の女の部分を広げてほぼクラス全員が見てしまった。
 一回では済まない。何度も脱がされて他のクラスの生徒まで連れて来る。
 本人が申告しない限り教師に知らせるなど誰もしない。
 徐々に内容がエスカレートした。
 そうさせるのは社会にばら撒かれるSM動画である。
 縄が持ち込まれて縛ってしまう。それが吊るしに発展する。男子の数名が主体であった。女子もそれを煽る。
 ばら撒かれる犯罪動画の縛り方をよく研究する。それを槙坂真莉愛の躰で試すのである。
 それでも今月に入るまでは最期の一線は越えなかった。脱がす、見る、縛る、叩く迄である。
 だが男子数名はさらにエスカレートした。
 金曜日の最後の授業が終わったあと槙坂真莉愛をクラブ活動の実験室に連れ込む。主犯の男子と女子数名で計画していた。
 クラスの大方が一緒に入る。
 男子数名と女子の半数くらいは帰ってしまった。
 槙坂真莉愛は抵抗してもどうにもならないからやられる儘である。
 そして撮影している者が二人居る。
 うち一人は主犯の一人だがそれ以外に女子が一人撮影していた。
 これがSNSに公開されたのである。
 裸にされるのはこれまで通り。槙坂真莉愛は撮影していることにも気付いた。止めさせたいが何も言えない。
 やられてしまう儘である。
 主犯の男子二人は高手小手の縛りまで覚えてしまっていた。
 槙坂真莉愛は高手小手に縛られ作業台の上に寝かされる。
 さらに膝から脚首に縄を掛けられ天井に捻じ込んだ引っ掛け金具に通して片方ずつ脚を吊るされてX字開脚にされてしまった。
 もう女の部分は何回も見られている。
 今日は撮影されてしまう。
 だがそれだけではなかった。
 「今日はお○○この奥まで見せて貰うよ」
 最初に男子を巻き込んだ苛めの発起人の女子が宣告する。
 「・・・・・」
 槙坂真莉愛は恐怖に引き攣る。
 「処女膜破ちゃうから」
 主犯の男子が宣告する。
 「えーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーー。それはやめてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 槙坂真莉愛は泣き叫ぶ。
 「だーめ。もう決めちゃったの」
 また発起人の女子である。槙坂真莉愛が嫌いらしい。
 この女子が槙坂真莉愛を徹底して苛められっ子に突き堕としてしまったのである。
 男子がクスコを取り出す。
 「あーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーー」
 槙坂真莉愛は驚愕の表情で叫ぶ。
 「処女破ったらみんなで気持ち良くしてあげるから」
 発起人の女子は恐ろしいことを宥めるように言う。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーー」
 槙坂真莉愛は顔を振って泣き叫ぶ。
 「さあ。行くよ」
 男子はクスコを翳す。
 何人かから拍手が沸く。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーー。ゆるしてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 泣き叫んでもこの面々の興奮は止まらない。
 見ている者も止めたりはしない。
 女子が二人で両側から槙坂真莉愛の女の分部を開く。
 「あーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーー。まってーーーーーーーーーーーーーー。まってーーーーーーーーーーーー」
 槙坂真莉愛は狂ったように叫ぶ。
 男子がクスコを突っ込む。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 槙坂真莉愛から号泣の悲鳴が轟く。
 男子は螺子を回して一気に奥を広げる。
 クスコの金属は赤い血で濡れていた。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーん。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああはあーーーーーーーーーーーーーーーん」
 槙坂真莉愛は泣き続けた。
 発起人の女子がペンライトで中を照らす。
 順番に覗き込む。
 撮影していた以外の一人がスマホで中を撮って槙坂真莉愛の目の前に翳す。
 「どう。貴女のお○○この中よ」
 「あーーーーーーーーーーーーーーあはあん。あーーーーーーーーはん。あはん。あはん。あはん」
 槙坂真莉愛は唯々泣くばかりである。
 そして遂に輪姦してしまう。
 撮影を担当していた男子はここまでしか撮影しない。だが後ろで撮っていた女子は輪姦すところも撮ってしまう。
 
 越後湯沢。如月鬼堂の居間である。
 SNSは直ぐに削除されたが杉下一行の事務所は取得していた。それをメールで添付してくる。
 十時近くに起きた如月鬼堂はシャワーを浴びて朝食のラーメンを作っていた。
 珠洲から話は聞いたが例の組織の動画ではないと聞いてゆっくりである。
 「鬼堂先生。このようなところに波及すると社会的に締め付けが厳しくなりますよ」
 館山弁護士は危惧する。
 「そうだが。学校の苛めはキャンバスの中で解決して貰わんとな」
 如月鬼堂は憮然としている。
 「確かに防ぎようがありません」
 十時台の年配女性キャスターの名が付いた報道番組は内容を変更してこのニュースである。
 だが館山弁護士はの懸念以上にこの事件報道は連続拉致強姦事件に繋がる一連の事件が解決できない警察を追い詰めることとなった。
 
 連続拉致強姦事件の犯人六人のアジト。
 今日は冷房を効かせて焼肉である。
 「また邪魔が入ったな」
 印刷会社の社長はぼやく。
 「配信前で良かった。この報道が落ち着くまで待とう」
 葬儀会社の社長も効果が散漫になることを恐れる。
 「そうだな。それより館山と言う弁護士。専従班に乗り込んで捜査を動かしてロボットの図面を持ち出した奴を突き止めさせた」
 川口の会長は館山弁護士の行動を忌々しく語った。
 「福富を護るためか」
 葬儀会社の社長も忌々しい。
 「そうだろう」
 図面はロボットを骨組みにして外観を包むダッチワイフの制作メーカーで盗まれた。
 一人のスタッフがパソコンから盗み出して姿を消してしまったのである。
 専従班はこの男を追ったがマイナンバーを造る前の住基ネットカードの段階から他人の戸籍を使っていた。
 その男の出身地で写真を見せると人物がすり替わっていることが判明する。そして成り替わっていた人物は刑期を終えた殺人犯と判明した。
 さらにこの男は死亡届が出されていたのである。
 その男は今回の拉致拷問に加わっている。
 警察の手が伸びるのはそこまでであった。
 館山弁護士はアンドロイドの出所をこっちからリークして警察に設計図の行き先を調べさせたのである。
 アンドロイドの製造台数は限られている。一体ずつ行き先を突き止めれば福富麻次郎が関係ないことは証明された。
 たくさん売れる前で良かったのである。
 
 七月二十五日。
 越後湯沢。如月鬼堂の居間である。
 今日は真性M女性の館の樽常マネージャーが来ていた。
 「大宮に新しくハードSMクラブができたのか」
 「ええ」
 「何か問題か」
 「かなりハードの客が流れます。会員も行っているようです。それは良いのですが。大庭信一郎が現れたらしいのです」
 「うーーん。まあ。其処で問題は起こさないだろうがな」
 如月鬼堂も苦い顔である。
 「やっぱり大庭信一郎が連続拉致強姦事件の犯人六人の一人なのですかね」
 「確信はないよ。館山先生はかなり疑っていたが」
 充分に社会的地位のある人物でもある。確たる証拠なしに滅多なことは言えない。
 「どうします」
 「館山先生に言っておくよ」
 「はい」
 「客が流れるのが困るか」
 「いいえ。捌き切れていません。流れるのは仕方ありません」
 「危険なのは和歌山と其処か」
 「そうです」
 「大庭信一郎とこっちの会員に接点ができなければ良いのだがな」
 「そうですね」
 「葬儀会社の社長だ。館山先生がそれなりに疑いを匂わせたので危険な動きはしないと思うが」
 如月鬼堂は万一大庭信一郎が連続拉致強姦事件の犯人の一人でもそれなら危険な接触は避けると見ている。
 そして大庭信一郎が和歌山の岬ビューホテルにも関連していると情報は得ていた。
 
 群馬県の山奥で人の行かない部落の地下要塞。
 四人とも撮影も処分も終っていた。
 彼ら冤罪者の班も此処に住んでいる訳ではない。太陽の当たらない地下要塞に長くは籠れない。
 地下要塞の出口は麓の町の建物の中に在った。
 そして彼らが住むのは別の山に建つ企業の保養施設に見せかけた建物である。
 其処に逗留客の様に滞在する。
 警察の捜査が及んでも施設の地下に隠れられる。
 大方は管理人が対応して終わりである。
 彼らには女も提供される。この保養施設の職員のように働く女達である。彼女らも戸籍を持たない。
 この組織のオーナーに助けられているのである。


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