【SadoのSM小説】
人工知能管理者のSM帝國
その二


放浪する女だけの潜水艦


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 二〇三十年夏至上元
 (この二十四節気は平気法によるものです)
 この物語は二〇二○年現在未来形です。
 川村由紀はくたくたに疲れた状態で朝を迎えた。精神的な疲れが大方である。部屋は快適で冷房は効いている。
 窓からは姉ヶ崎グランドシティの五十階建ての建物が二列連なっているのが見える。
 川村由紀の部屋から見えるのは姉ヶ崎でT字に成って旧久留里線に沿って連なる並びである。
 眼下には何処までも畑が続いている。農業は無人で総てロボットが耕運機を動かす。
 農地の先は荒れ果てた瓦礫の山である。ロボットによって徐々に開墾が行われている。
 テレビを点けると高島波琉が二ユース番組のアナウンサーを務めている。
 逃げた川村由紀の仲間達。その潜水艦の話題が報じられていた。
 それは川村由紀の胸を締め付ける。
 哨戒機と駆逐艦が追いかけて今だ見つからない。その内容を聞いてやや安堵した。
 「川村由紀さんは四国旧土讃線の善通寺付近で食料を求めて軍に捕まりました。潜水艦は食料が不足でどこかに上陸して食糧確保を行うと見られています」
 川村由紀は潜水艦の食料不足が心配である。上手く食料を確保して安全な場所に逃れてもらいたい。
 恐ろしい責めであった。沢蟹を膣と直腸に入れられて堪えられず白状してしまった。
 昨夜も酷い拷問であった。近日アダルト側のチャンネルで放送されるらしい。
 アダルトチャンネル側に切り替えてみる。
 こっちは高島波琉が全裸で同じニュースを読んでいる。
 全く同じスタジオである。
 一般チャンネルで着ている服は合成だろうか。
 一般チャンネルに戻す。よく見ると合成とは思えない。テーブルの下は何もない。ミニスカートで座る高島波琉のスカートの中は下着が覗く寸前である。
 川村由紀は街に出て食事に行こうと考えた。
 緊縛師が置いていったマニュアルに目を通す。
 とりあえずお金を降ろすべきと思った。そして隣の棟の最上階に在る優、特優ランク女性専用ラウンジに行く事にした。
 二十階までエレベーターで下がってATMの前に立つ。通帳を入れると顔認証が作動して引き出しOKと成る。
 当面の金だけ降ろした。
 此処ではカードは存在しない。現金のみでクレジットカードも電子決済も退化した。借金という概念も無い。
 新都市交通の横のコンコースを歩いて隣の棟に移動する。
 このラウンジもバイキングである。一人朝、昼食千五百円。夕食は二千円となる。
 無料のラウンジも二階に有る。マニュアルには優、特優ランクの女性は二十階より下に行かないよう忠告されている。
 先程テレビに出演していた高島波琉を見かけた。
 高島波琉も川村由紀に気付いた。手を上げてこっちへ来るよう呼びかけている。川村由紀はそう感じた。とりあえずそっちに行く。
 「川村由紀さんよね」
 「そうですが」
 「大変だったでしょう」
 「それはもう。でも貴女は」
 「心配しないで私も同じ様な立場なの。由紀さんと同じ様な動画も作られて放映されています」
 「ああ」
 川村由紀は溜息を漏らす。恐ろしい社会を実感するのみである。
 「下のラウンジ行きました」
 「いいえ。マニュアルに警告されていますから」
 「そう。それがいいです。私は特優なので強姦までされたら男は逮捕されます。でも触ったり、スカートを捲ったりセクハラ程度では許されてしまいます」
 「そんなに危険ですか」
 「今の体制に成って男はみんな狼です。スカートで歩くのも駄目です。スタジオに入ってから着替えます」
 高島波琉は川村由紀に危険を教えてくれたのである。
 「そうなのですね」
 「早く。パンツスーツとかを購入してください」
 「Gパンでも」
 「いいえ。その様な物は売っていません。主席が認めないものは製造されません。大方がスカートです」
 「私達の潜水艦の事が放送されていましたけど何かご存知ですか」
 「いいえ。原稿を読んでいるだけです。食事を済ませたら私の部屋に来てください」
 高島波琉はルームキーの番号を見せて急いで立ち去った。川村由紀と同じフロアである。
 川村由紀はこの場で聞いてはいけない事を聞いたと悟った。
 
 八峰杏奈らの潜水艦は朝に成って昨夜物資を運んだ潜水艦の後ろに停止する。セイルの上面を水面ぎりぎりに出す。そして偵察にドローンを発信する。
 昨夜見付けた桟橋に停泊している護衛艦を調査するのである。
 「周りは静かですね。何処か艦内に入れないかしら」
 八峰杏奈の言葉にドローンは艦橋を回って入口を探す。
 「有りました。ゆっくり中に進入します」
 操縦しているのは杉浦瑞樹である。長身でスマートだが顔は美人というより可愛い女と言える。
 一般に醜婦を誤魔化す意味でポチャという場合が多い。それではなく良い意味のポチャである。
 ドローンが操舵室に侵入するとロボット操艦で無いことは分かる。
 「大丈夫そうね。乗り込みましょう」
 八峰杏奈が宇垣美佐都を促して潜水服に着替える。
 「貴女はドローンで監視を続けてください」
 八峰杏奈は杉浦瑞樹にそう頼んで宇垣美佐都と二人で向かう。
 泳いで桟橋に這い上がり其処から乗り込む。停泊していたままの艦である。
 「この人が艦長だったのね」
 艦橋に写真が掲示されている。
 「女性なのですね」
 「多分、練習艦だったのでしょう」
 確かに新鋭艦とは思えない。
 「新政府が回収しないのですか」
 「普通の艦の設備ではロボット操艦で使えないからでしょう。改造するよりAI技術では新規に建造したほうが早いのでしょう」
 「そうですね。短期間に都市機能を回復するのですから」
 「もう少し民主的な人が実権を持ってくれたらよかったのに」
 「そうですね」
 その艦から得られるものはクリーニングされた自衛官の服と僅かな包帯などだけであった。食料は冷蔵庫が止まっていて腐敗していた。
 続けて佐世保市内の調査を進める事にした。
 
 姉ヶ崎グランドシティではまた一人の女が捕らえられた。
 シティ内は完全な監視社会である。女は集会を企画したというだけで逮捕された。
 その日の宴会は変更されてその女の拷問と成った。大会議室に変更して準備する。
 それまで女は自室に監視付きで待たされる。恐怖に怯え続ける時間である。
 この女は椿原圭子という。高島波琉らとは二ランク下がる。一般有料で働かされていた献身婦である。年は三十丁度になる。
 
 川村由紀は食事を終えて高島波琉の部屋に向かった。
 高島波琉は川村由紀をリビングに通す。窓からは東京湾が一望出来る。千葉市内から都内に向けて総て瓦礫の山である。
 ロボット部隊の片付けも時間の掛かる都心部は後回しにした。比較的整備しやすいところから計画森林にしているのである。
 「また一人。誰かが逮捕されたみたい」
 「反逆という事ですか」
 「そう。僅かな事で直ぐ。戦前の中国の様な監視社会よ」
 戦前とは太平洋戦争ではない。この度世界の大方滅ぼした核戦争より前という意味である。
 「ああ」
 川村由紀は事態を飲み込みつつある。
 高島波琉は川村由紀の尋ねた経過を説明した。潜水艦四席が川村由紀の仲間の潜水艦に撃沈された事などである。
 そのあとはお互い新政府への不満をぶちまけ合って意気統合した。
 川村由紀は八峰杏奈らが逃げ続ける事の難しさを感じずに居られなかった。そして新政府は捕らえるより撃沈する意向である事が分かった。
 「ねえ。今日の拷問実況中継よ」
 「・・・・・」
 川村由紀は恐ろしさに驚愕する。
 
 緊縛師が椿原圭子を迎えに来る。
 このとき椿原圭子は異常に暗い予感がした。
 大会議室では三十名程の大臣及び官僚らが列席していた。葛城修一主席を正面にして真ん中を広く空けて左右二列に座る。
 その後ろは護衛のロボット兵士が警護に囲んでいる。
 全員ではない半分位の人数である。本日コンパニオンも居ない。全部キャンセルと成った。
 テレビカメラが入り実況の準備も出来ていた。
 本日の拷問は緊縛師が補助で役人が担当する。
 幹部警察員二人が待ち構える。そこに緊縛師が椿原圭子を連れて来る。幹部と雖も官僚ではない。実行役である。
 着くなり緊縛師に押さえさせて全裸にしてしまう。
 椿原圭子は唇を噛んで堪える。
 「ああーーー。ひどい」
 テレビで観ている川村由紀が悲鳴を上げる。
 「当たり前のように裸を晒されてしまうのよ」
 高島波琉は悔し涙を溜めている。
 強固な権力に従わざるを得ないので裸でニュースを読むシーンを撮影した。それでも川村由紀と二人だけの今は悔しさが込み上げる。
 幹部警察員らは緊縛師に命じて竹竿に両手を広げて縛らせる。その竹竿を天井から吊るす。
 二名とも竹刀を持っている。
 行き成り乳房を竹刀で叩く。
 「うおおーーーーーーーーーーー」
 椿原圭子は反動に膝を蹴り上げて躰を震撼させる。
 「お前は女性同盟を呼びかけただろ」
 もう一人も竹刀で太腿を叩く。
 「うーーーーーーーーーーーーー」
 椿原圭子は叩かれた片方の脚を後ろに蹴り上げる。
 「これ相当に痛いよ」
 高島波琉は青ざめて観ている。
 警察員の二人は容赦なく叩き続ける。
 椿原圭子は顔から汗を噴き乳房も太腿も痣だらけにされる。二人の警察員は女の白い肌をずたずたにする事に加虐心が滾っている。
 「うおーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーーーーーー」
 椿原圭子が轟かせる絞りだすような悲鳴。これに二人の警察員は陶酔して責めまくっている。
 「残酷よ。こいつ等」
 高島波琉は怒りを吐き出す。
 「酷い」
 川村由紀も人事ではない。自分の仲間が捕まったらとことん拷問される。
 「誰と誰がお前の案に賛成した。名前を挙げろ」
 警察員は詰問に掛かる。
 「・・・・・・・」
 椿原圭子は何も答えられない。
 「そろそろ責めを変えろ」
 葛城修一が指示する。
 「山芋の汁を使って痒み責めで吐かせますか」
 警察員がお伺いを立てる。
 「この女に今それは使うな。一通り晒しものにしろ」
 葛城修一の言葉はテレビ放映には反映されて無い。
 「既に誰か他にも拷問されているかもしれないね」
 高島波琉は首脳の動きを警戒している。
 「どうして」
 「人数が少ないの。二班以上に分かれているかもしれないよ」
 「ああ」
 川村由紀は暗い表情で観ている。自分の時と比較して人数が少ないと分かる。
 警察員は緊縛師に次を要求する。
 緊縛師は椿原圭子の脚首に縄を掛けて脚を吊るし上げる。股間が大きく開いて女の部分が丸出しになる。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーー」
 椿原圭子は泣き悲鳴を上げる。
 もう片方の脚首も縄を掛けて引っ張り上げる。
 「ああーーーーーー。いや、あーあーーーーーーーーーーーーーーー」
 椿原圭子は堪らない辱めに悲鳴を上げて藻掻き暴れる。
 椿原圭子の躰は三本の縄で空中に吊るされた。恥かしい上に体勢が辛い吊るしである。
 アナルに浣腸液を注入する。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 椿原圭子はまた堪らず悲鳴を上げる。
 「此処では幾ら生活を保障されても女は性奴隷なのね」
 川村由紀は嘆きを漏らす。
 「でも大方が逆らわないよ。これだって密告した女が居るのよ」
 「ええ」
 川村由紀はもっと深刻な顔になる。
 浣腸液を注入し終わるとアナル栓を捻じ込む。
 さらに警察員は椿原圭子の女の部分を両手で強く広げる。それは拡大して画面に公開される。国民に見せて羞恥の烙印を押す目的である。
 「潮を噴かせて」
 警察員が緊縛師に要求する。
 緊縛師二人が吊るされた椿原圭子の太腿を左右から抱かかえる。あと一人の緊縛師が膣に深く指を侵入させる。
 「ああーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー」
 椿原圭子は髪を振り乱して喚く。
 緊縛師の指はプロである。悦びを与えるより一気に噴かせる。膣の奥深くを責めて膀胱を押し上げる。
 「うおおーーーーーーーーーーーー。おおーーおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーだめーーーーーーーーーー」
 椿原圭子の股間から潮が乳房の高さまで噴き上げる。
 「あーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 椿原圭子は表情を破裂させて喚きながらかなりの量を噴き上げる。
 「はあ。はあ。はあ。はあ」
 ようやく収まったが椿原圭子はぶるぶる震えている。
 警察員は透明で大きなボウルを持って来る。椿原圭子を吊るした真下にそれを設置する。
 椿原圭子は襲ってくる腹の痛みに表情を歪めている。
 「そろそろいいかな」
 警察員はそれを見てアナル栓に手を掛ける。
 「ああーーーーーーーー」
 断末魔の悲鳴である。
 警察員はアナル栓をぐりぐり揺すって抜き取る。
 ずずずーーーーーーーーーーーーー。ぶうーーーーーーーーーーーーー。
 大音響と共に椿原圭子のアナルから茶色い水が流れ出す。続いて塊の便が断続的にボウルに落ちる。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 羞恥に堪えられない悲鳴である。
 観ている高島波琉と川村由紀は顔を見合わせて無言である。そのまま怒りに画面を睨み続ける。
 緊縛師と警察員は次の拷問を話し合っている。
 
 八峰杏奈らは破壊された佐世保の街をドローンで偵察する。
 彼女らに必要に迫っているのは衣類。特に下着である。ホームセンターとか洋品店の残骸の中に残っていないか探している。
 見渡す限りコンクリートの残骸だらけである。
 「だめだねえ」
 「完全に街は破壊されているよ」
 佐世保駅の上を通過したドローンの映像。それを見て駅の跡と分かるにも時間が掛かる。そこまで破壊されているのである。
 「長崎に移動しましょう」
 宇垣美佐都が提案する。
 「潜水艦の食料は」
 杉浦瑞樹はせっかく確保した食料が気に成る。
 「戻ってこればいいでしょう」
 「そうよ。下着が無ければフェイスタオルで褌作るしかないよ」
 大路江美も同意見である。美人の言葉に褌とは色気が無い。そうは言っても全員が女である。
 艦は長崎に進路を取った。
 池島沖に差し掛かった。
 「爆音です」
 聴音器の杉浦瑞樹が叫ぶ。
 「機関を止めて海底に着底するのよ」
 艦は浅い深度で航行していた。長崎湾、さらに佐世保湾は浅い。静かに深度を下げて海底に着底する。暫らくそのまま待つ。
 「もう此処まで飛んでくるのね」
 「まだ見つかってないよ」
 「長崎湾に入るのは危険では」
 「佐世保はもっと危険よ。殆ど海底すれすれだった」
 「長崎湾を女神橋の手前まで行ってドローンを出しましょう」
 八峰杏奈の判断で艦は一時間待機して長崎に進路を取る。これまで哨戒機に出会う頻度が高くないとの判断である。
 橋の下でセイルの上端部を出してドローンを四機発信する。
 「出島の辺り。ショッピングモール。壊されているけど焼けてないです」
 宇垣美佐都が見つける。大方街は焼け野原である。
 「でも浅いからこの艦ではそこまでは行けないよ」
 「待って。直ぐ其処にボートが数隻いるよ」
 「其処まで橋の下から陸伝いに行けるかな」
 「もう少し近付いて潜水服で泳ぎましょう。五百メートルくらいです」
 宇垣美佐都の提案である。
 「誰が行く」
 「私が行くよ。美佐都と」
 「私ボート操縦出来ます」
 舵機を担当していた渡邉麻衣が名乗る。三十一歳卵形で細面顔の美人である。
 「潜水服は要らない。救命胴衣で行きましょう」
 八峰杏奈、宇垣美佐都、渡邉麻衣の三名で出発する。
 幸いエンジンの掛かるボートが見つかった。縦に長い湾内を約四キロ進む。右も左も破壊し尽くされ焼けた街の残骸である。
 ボートが数隻係留されている桟橋に着ける。直ぐ後ろに半分破壊されたショッピングモールが横に伸びている。
 下着などの確保が最優先である。
 幸い崩れてない店舗の奥から紐で縛ったショーツ、ブラ、タンクトップが見付かった。詰めるだけボートに積み込んで潜水艦に真っ直ぐ戻る。
 このボートの航跡が衛星に発見されてしまった。
 哨戒機が引き返して来る。
 「急いで。哨戒機が」
 セイルのハッチから物資を投げ込んで三名が中に入る。最後の八峰杏奈がハッチを閉めて潜行する。
 湾内に向けて哨戒機が爆撃を開始する。八峰杏奈らの艦の直ぐ後ろで爆弾が炸裂する。
 速度を上げて震度が浅いので南西諸島に向けて進路を取る。
 哨戒機が集って付近の索敵を続ける。
 「危なかった」
 「一千メートルくらい有るところに行って着底した方がいいよ」
 大路江美は慎重である。
 後方で暫らく哨戒機は爆雷を落としていた。
 
 椿原圭子は大会議室で駿河問いに吊るされている。
 手首を肩の後ろで縛り合わせ脚首は腰の後ろで縛り合せている。さらにその手首と脚首を纏めて縛っている。
 そこにフックが付けられている。それを天井から下がったフックに吊るされた状態である。
 腹が吊るしの一番下になる。躰は空中に五角形を描いている。そして首だけが肩の間から垂れ下がったべこの首の様にぶら下がっている。
 大型のガスコンロが運び込まれる。それを椿原圭子の吊るしの真下に置かれて着火された。
 「さあ女。白状しないと下から火で炙るぞ」
 椿原圭子は苦しい駿河問いの吊るしに藻掻き続ける。
 その時、高島波琉らのテレビ画面に臨時ニュースが文字で入った。
 『長崎で不振なボートの航跡発見。闘争中の潜水艦の関連か?哨戒機三機が付近を哨戒中』
 川村由紀に緊張が奔る。
 「どこまで潜水艦一隻追い詰めるのかな」
 「主席は世界中全部一掃する意思よ。姉ヶ崎グランドシティ以外一切人類が居ない様にすると宣言しているのよ」
 高島波琉が直接テレビで原稿を読んだ話である。
 「それじゃ到底逃げ続けられないね」
 川村由紀は暗澹たる思いである。
 椿原圭子は火で炙られ吊るされている躰を迫り上げる。火から逃れようと藻掻き続けている。
 顔からも躰からも汗が流れ出ている。
 警察員はまた竹刀を持ち出す。
 斜め下を向いた椿原圭子の乳房を薙ぐ様に叩く。
 「うお、おおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 椿原圭子の躰は後ろに跳ねる。大口を破裂させて悲鳴を轟かせる。
 もう一人の警察員は竹刀の先端にスキンを被せる。
 椿原圭子の躰の後方から片方の太腿を押さえる。そしてもう片方の太腿を緊縛師に押さえさせる。竹刀の先端を椿原圭子の女に挿入する。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴になる。
 警察員はその竹刀を持って椿原圭子の躰を押して振り回す。
 「ああーーああーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 緊迫した泣き悲鳴がサイレンの様に轟く。
 「ああーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴である。
 「ああーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーー」
 観ている川村由紀も堪らず叫んでしまう。
 椿原圭子の顔からは汗と涙が飛び散っている。
 「ひどい。酷過ぎ」
 高島波琉も堪らず声に出してしまう。
 「あれじゃ避けちゃうよ」
 川村由紀は悲痛な目でそう呟く。
 「ひどい。見せしめにしようとしているのよ」
 高島波琉も怒りを露にする。
 「ぐわああーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーー」
 椿原圭子の悲鳴はさらに腹の底から絞り出す様に強烈になる。
 緊縛師が二人両側から椿原圭子の肩を押さえる。残る一人の緊縛師が口に開口器を押し込む。
 乳房を竹刀で薙いだもう一人の警察員も竹刀の先端にスキンを被せる。それを口の開口器に突っ込む。
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