【SadoのSM小説】
人工知能管理者のSM帝國
その二


放浪する女だけの潜水艦


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 「ああ。はあ。ああーー。あはあー」
 それでも木下有紀路は反対側の乳房に流す。
 「ああーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーーーーーーー。はああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 顔の表情は泣いている。破裂する程ではない。眉間の皺が辛さに表情を歪めている。
 木下有紀路は続いて土手に流す。真っ赤な蝋涙が剃毛された土手を染めて流れる。
 「ああーーーーーーーーーーーーーー。ああはあーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーー」
 高島波琉は眉間に皺を緩く刻む。豊麗線は頬に強く浮き出る。妖艶な泣き顔である。
 緊縛師が横からクスコを抜き取る。
 木下有紀路はさらに女の部分に流すように掛ける。
 「あはあはあはあはあーーーーーーーーーーーーーーー。ああ。はあ。はあ。はあ」
 高島波琉は縛られた躰を斜めに捩る。怯えた顔を歪めて荒い息遣いを続けて堪える。
 木下有紀路は次の蝋燭に持ち替える。
 「ああーーー。もう。もう。ゆるしてーーー」
 高島波琉は美しい泣き顔で許しを請う。背中は恐怖に汗を掻き拷問椅子の背に濡れが確認出来る。
 木下有紀路はそれでも容赦はしない。蝋燭を土手の上辺りに持って来る。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーー」
 蝋涙は土手に被った蝋の上から被りその下に流れる。閉じた女の部分を上から真っ赤な蝋涙が包む。
 「ああーーあはああーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーー。ああ。はああ。はあ。はあ。はあ」
 高島波琉の白い顔は土色に染まる。顔からやや汗を噴いている。眉間には悩ましい皺を二重に刻む。歯を剥き出した表情でもこの美人顔はそそらせる。
 木下有紀路はさらに乳房に掛ける。蝋涙の掛かってない白い肌を塗り潰すように蝋涙を流してゆく。
 「ああ。あはあーーー。ああーーーーーーーーー。ああーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーー。あはん。あはあん。ああ。ああ」
 形良く左右に少し外を向いた丸い山形の乳房。それに円筒形の薄紅の乳首が尖っている。掴みたくなる乳房である。白く肌の肌理も美しい。
 木下有紀路の掛け方は乳輪まで蝋類に包みながら乳首は突き出している。
 もう片方は乳房全体にべったり被っている。
 木下有紀路は鞭を取る。先端が蝿叩き半分位のチップに成っている。長さ七センチ幅四センチくらいである。
 その部分は少し柔らかく撓る。
 木下有紀路は乳房の蝋涙に指で触れる。状況から鞭を畳みに置いて暫らく蝋涙が固まるのを待つ。
 「さあ。貴女は蛇を入れましょうね」
 木下有紀路は川村由紀に囁く。
 「えーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーー」
 川村由紀は驚愕の表情で喚く。
 「この間。沢蟹さんが入ったのでしょう」
 木下有紀路は優しく囁く。
 「だめ。だめ。だめ、だあめ。だめ」
 川村由紀は怯えた顔を引き攣らせて歯を震えさせながら拒絶する。
 「しょうがないわね。それじゃ次回」
 木下有紀路は脅かして愉しんでいる。
 川村由紀は歯をガタガタ鳴らして首を振る。
 木下有紀路は哂って鞭を拾う。もう一度高島波琉の乳房の蝋涙を確かめる。
 鞭の先端で乳房の上を撫でる。
 「・・・・・」
 高島波琉は怯えた表情で見返す。
 蝋涙からはみ出した乳首を叩く。乳輪の周りの蝋涙に僅かに皹が入る。
 「ううおおーーーーーーーー」
 高島波琉の躰は拷問椅子の上で揺れる。痛みに眉間に皺を強く刻み大口を開けて悲鳴を上げる。初めて受ける鞭の洗礼である。
 続いて被った蝋涙を叩き割る勢いで先端に狙いと力を込めて叩く。蝋涙は割れて一部が落ちる。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーー」
 拷問椅子に広げられた脚を反動で跳ね上げる様に揺する。そして大口を破裂させて悲鳴を絞り出す。
 「ううーー。あはあ。はあ。はあ」
 高島波琉の躰は震え荒い息遣いになる。
 もう片方の乳房の蝋涙も突起の頂点を叩いて割る。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 躰を逸らせて大口を縦に破裂させて悲鳴を轟かせる。乳房に被っていた蝋涙はほぼ形のまま落ちる。
 白い乳房が姿を現す。蝋涙は点の様に僅かに乳房に点在している。
 高島波琉は悲鳴を絞りだしているがそれ程の痛みではない。ショックが大きいのである。
 木下有紀路は拷問椅子のハンドルを回して股間の高さを上げる。それを狙って鞭を振り下ろす。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 顔の表情は強く破裂している。
 土手から下半分の蝋涙が落ちる。
 続いて土手に残った分を叩く。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 高島波琉は既に顔から涙を流している。
 木下有紀路はそれでも剥き出しに成った女の部分の粘膜を叩く。
 「ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐわわわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 躰を震撼させ大口を上に向けて悲鳴を轟かせる。
 目からは号泣するように涙が溢れ流れる。
 「あはあーーーーーーーーーーー。ああ。ああ。ああ。あは。あは。はあ。はあ。はあ」
 荒い息遣いに躰は震え続ける。
 「この程度では皆が満足しない。もう一人生贄を引っ張って来い。この間報告しなかった一人で良い」
 葛城修一が緊縛師に命令する。
 「どれに致しましょう」
 緊縛師はタブレットの様な小型の端末で写真の入ったリストを広げる。
 「どれでも良い。潰して良いものから選べ」
 葛城修一はそう命令して二人の戒めを解かせる。
 「お前らに少し面白いものを見せてやる。一緒に来い」
 ロボット兵が直ぐ後ろに付く。葛城修一の警護である。
 木下有紀路は高島波琉と川村由紀にバスロープを着せる。
 「連れて来たら皆で順番に鞭打ちさせてくれ」
 葛城修一は木下有紀路にそう言い残して二人を連れて自分の部屋に向かう。
 最上階の座敷の隣が大会議室である。葛城修一の部屋は公室と私室が南側にある。二人を首席公室に通す。
 机の横のソファーに座らせる。
 モニターの電源を入れてパソコンから動画を投影する。
 それは寂れた港の防波堤の映像である。
 「良く見ろあの黒い物体が潜水艦のセイルの上の部分だ」
 葛城修一が動画を静止して説明する。
 「ああ」
 川村由紀は落胆の声を漏らす。
 「これはAIが衛星画像を分析して発見した。軍は索敵しているがまだ見つけてない」
 「・・・・・・・」
 川村由紀は事態が分からない。心臓が強い鼓動を打っている。
 「女達は二隻の潜水艦から食料を運び込んだ。そしてこの島にたどり着いた」
 葛城修一は淡々と説明する。
 「此処は」
 「利尻島沓形だ。奴らはこの近くに爆撃で破壊されてない旅館を見つけた。其処でも食料を確保した」
 「・・・・」
 川村由紀は食料に少し安堵した。だが発見された事に胸騒ぎが隠せない。
 「軍が見つけるまではこのままだ。何れ食料は切れる」
 葛城修一は達観している。
 「それまではそのままにして下さるのですか」
 川村由紀は恐る恐る尋ねる。
 「軍が発見しなければな」
 葛城修一は哂っている。
 「食料が切れたら」
 川村由紀は怯えながら追及する。
 「投降を促すか。倒れた者を回収するか。抵抗すれば射殺だ」
 葛城修一は淡々と簡単な事の様に語る。そして次の動画を見せる。それは潜水艦で到着した女が女同士慰めあう姿である。
 「衛星の情報から無人飛行機を飛ばす。超小型の鳥の様に飛ぶドローンを出して観察するのだ。この映像は虫型のドローンからだ」
 「・・・・・・」
 川村由紀には女同士で性器を舐め合っている二人が誰だか分かる。そして詳細な情報に驚愕する。
 「まあ。軍が発見しなくて食料が尽きたらもう一度此処に呼んでやる。その時考えろ。お前らはロボットが部屋まで送って行く」
 葛城修一はそんな言葉を投げ掛けて帰そうとする。
 「すみません。何で私にまで見せるのですか」
 高島波琉は自分が呼ばれた事に警戒を隠せない。
 「うん。良い質問だ。お前らは仲良しに成った。どうせ話が回る。お前のところで止めろという事だ。それともお前は軍に密告するか」
 「絶対に言いません」
 「そう言うことだ」
 葛城修一はそのまま宴会場に戻った。
 
 宴会場では三十歳位の女が天井から手首を縛って吊るされていた。
 官僚二人が鞭を持って立っている。
 一人が乳房を狙って一本鞭を横に薙ぐ。
 「うおおーーーーーーーーーーーーー」
 女は悲鳴を上げて汗を飛ばす。次に躰を躱す。
 反対側の官僚が回り込む。きっちり躰を躱したその乳房を横に薙ぐ。
 「ぐうおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 女の顔は汗に塗れている。乳房には鞭の赤い筋が数本奔っている。太腿も蚯蚓腫れが顕著でそれが赤く滲んでいる。
 葛城修一が戻って来て席に着く。
 「この女は」
 「竹田玲奈よ」
 木下有紀路は二人の会話では敬語を使わない。
 「どうするのだ」
 「そうね。こいつは本当に蛇突っ込もうか」
 「それだけ」
 「えーー。少し考える」
 木下有紀路は静かな哂いを浮かべる。
 官僚らは交代して竹田玲奈の全裸の躰を叩き続ける。乗馬用の一本鞭である。相当に痛い。既に太腿の白い肌に鬱血が何箇所か見られる。
 木下有紀路はまた蝋燭をグラスに入れて点火する。和服姿だと二十六歳には見えない。
 官僚らは丁寧に接している。
 「そろそろこっちに移して」
 木下有紀路は緊縛師らに拷問椅子を示す。
 「ああーーー。いやあーーーーーーーーーーーー。いやよーーーーーーーーー。あはあーーーーーーん」
 竹田玲奈は蝋燭が解けているのを見て悲鳴を上げる。
 緊縛師が四人で暴れる竹田玲奈を押さえ付けて高手小手に縛る。そのまま拷問椅子に脚と腹を縛り付ける。
 木下有紀路はグラスの中に半分溶けた蝋燭を官僚らに渡す。
 官僚らは木下有紀路から丁寧に受け取る。
 竹田玲奈は恐怖に震える。
 官僚ら四人がそれを囲む。
 「ああーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーー」
 竹田玲奈は既に号泣している。
 官僚らはお互い合図して二人が乳房に掛ける。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーあーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーー」
 竹田玲奈は拷問椅子に縛り付けられた躰を暴れ続ける。
 「あはあーーーん。ああーーーーーーーーー。ああーーーーーーー」
 泣き喚く竹田玲奈の太腿の蚯蚓腫れを狙って残る二人が掛ける。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーー。あーーーあーーーあーーー」
 竹田玲奈の顔は目を剥き大口を破裂させている。
 「あーーあーーあーーあーーあーーあーー」
 泣き喚き続ける。
 木下有紀路は医療チームを呼ぶ。そして竹田玲奈のヒステリー状態が治まるのを待つ。
 竹田玲奈は高島波琉らに比べればAIの判定通り二ランクは落ちる。それでもスタイルは悪くない。それなりには可愛い。
 いま中庭に晒し者にされている椿原圭子と同じく見せしめ第二段である。
 手術台、麻酔設備、手術室の一式が運び込まれる。
 竹田玲奈は唯々怯え続ける。
 木下有紀路は白木の鞘に入った日本刀を提げて来る。
 竹田玲奈は瞬時に殺されると怯えた。
 蝋燭責めで竹田玲奈の拷問椅子は強く後ろに倒されていた。木下有紀路はその背もたれを少し上げて乳房を前に出す。
 木下有紀路は日本刀を鞘から抜く。
 一目で真剣と判る凄みである。それを竹田玲奈の乳房に当てる。真剣の重みがずしりと乳房の膨らみに載る。
 「い、い、いやあ。・・・・たすけ・・て・・え」
 竹田玲奈は怯えて震えながら命乞いする。
 木下有紀路は一度日本刀を鞘に納める。
 「はあ。はあ。はあ。はあ」
 竹田玲奈は強い鼓動を打ちながら荒い息遣いである。
 もう一度拷問椅子を後ろに倒す。股間は斜め上に向く。
 木下有紀路は医療チームに精神安定剤の投与を要求する。
 「脚をもっと広げて」
 今度は緊縛師に要求する。
 「無理です。開帳台の方がよろしいのでは」
 「脚に縄を掛けて外に引っ張って」
 緊縛師は左右二人ずつ掛かって竹田怜奈の脚を脚載せから外す。それを肘掛の下に通す。膝から脚首を縛る。それをロボット兵士に大きく外に低く引っ張らせる。
 「ああーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーー」
 竹田玲奈の股間は開くぎりぎりに開脚させられる。
 竹田玲奈は痛みに表情を歪めて堪える。
 土手の位置がやや高くなる。
 木下有紀路は日本刀を抜く。刃先で土手の陰毛を掃う。土手の黒い塊が空中に飛び散る。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 竹田怜奈の悲鳴が宴会場を劈く。
 土手の黒い塊は薄くなった。だが皮膚は露出してない。
 木下有紀路は黒い塊にローションを掛ける。日本刀の先端を斜めに土手の陰毛を剃る。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 竹田玲奈は恐怖に悲鳴を上げ続ける。
 木下有紀路は土手を大方剥き出しにして終了する。日本刀の刃先をタオルで入念に拭く。
 残りは緊縛師が両側から剃刀で剃る。
 木下有紀路は剃毛が完成したところでもう一度拷問椅子の背を立てる。
 高手小手に縛った肩を拷問椅子に固定するよう要求する。
 木下有紀路は日本刀を抜く。
 高手小手に縛られた竹田玲奈の乳首は縄と縄の間に突き出している。
 色は濃くバラの様に赤い。乳輪は二センチ位で乳首は円筒形に強く突き出している。縛る前の乳房は丸く体型に丁度よ良い大きさと弾力である。
 木下有紀路は日本刀の先端を乳輪の根元に載せる。
 「はあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈に甲高い悲鳴である。竹田玲奈の眉間に三重に皺が刻まれ大口を縦に破裂させる。
 木下有紀路はそれを振り被る。乳輪と白い皮膚の境目からすっぱり斬り堕とす。血飛沫が飛び散る。
 「ぐうああーーーーーーーーーーーーーーーーん。うわああーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーん」
 僅かに遅れて竹田怜奈の悲鳴が上がる。直ぐ泣き悲鳴になる。
 医療チームが麻酔を嗅がせる。
 そのまま手術台に移す。
 止血して縫い合わせるまで録画して公開する手順で進められる。
 処置が終わる。片方の乳首が斬り堕とされ縫った痕を見せる。竹田怜奈は号泣する。この場面も詳細に収録する。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーん。ああ。あん。あん。あん」
 そのまま顔を覆ってベッドに躰を二つ折りに泣き崩れてしまった。
 
 その後で病院に移され乳首を整形された。その包帯を開くまでが録画に公開される。
 竹田怜奈はそのまま元の部屋に戻された。良クラスのまま献身婦を続けさせるのである。
 献身婦にはSMコースも有る。
 良クラスは通常の献身婦なら一万円。SMコースは本番含めて三万円である。それ以外に客は保険に加入が義務付けられている。
 良上クラスの女だとそれより五割り増しとなる。
 怪我をさせた場合保険から補償が支払われる。国が管理する保健である。一回事故を起こすとその程度で保険の料率が大きく変わる。
 可クラスの献身婦は国が人数分で支払う。通常献身婦一人三千円と落ちる。SMの場合二万円からと成る。こっちは個人が支払う。保険加入も同等である。
 
 高島波琉と川村由紀は川村由紀の部屋でテレビを観ていた。二人は親友以上に一緒に行動している。
 高島波琉はアナウンサーとバラエティに出されている。川村由紀はドラマに出演する。
 どっちも全裸は当然の如く性器も公開と成る。もう諦めるしかない。
 竹田怜奈の拷問が放映されている。
 乳首を斬られるシーンに二人は抱き合って泣いてしまった。
 「あのままガラスの家の女性の様にされるの」
 川村由紀はその先が気に成る。
 「いいえ。同じ様にはしないと思う。これまでも全員対応は違うのよ」
 高島波琉は新政府と葛城修一、木下有紀路のやり方を充分理解している。そして川村由紀の扱いもかなりの例外と分かっている。
 「潜水艦のメンバーを軍が発見するか食料が切れるまで泳がすと言っていたけど」
 川村由紀の一番の心配事である。
 「貴女と同じ様にしたいのよ」
 「それでは全員命は助かるの」
 「それは無いと思う。何人かは犠牲になる」
 「抵抗するから」
 「それも有るけど。主席は女の価値で判断するのよ」
 「ああ」
 川村由紀は暗い表情になる。
 「でも自殺する人も考えられるよ」
 「そうね」
 川村由紀はさらに暗い表情になる。
 「貴女に説得を要求するかも」
 「無理よ。ねえ。軍が見つけたらどうなるの」
 川村由紀はそれが心配である。
 「多分停止命令が出る。もう出ているかも知れないよ。主席は思わせぶりに言ったのよ」
 高島波琉はほぼ事態が読めている。
 「どうして」
 「偵察して美人が多かったからよ」
 「なんと。そうなの。ところであの和服の女は何者」
 「元は工作員と言うかテロリスト。この国が世界戦争の終結整理戦闘の時に工作員として活躍したのよ」
 「それで主席の特別な女なの」
 「むしろ官僚の一人じゃないかしら」
 そのまま二人は食事に向かった。隣の棟に在る優、特優クラスの女性専用の最上階ラウンジである。
 もう二人だけなら一緒に行動して問題ないと主席の了解を得ている。
 
 八峰杏奈と大路江美は沓形発電所を調べた。
 「此処は使えないね。他の発電所から送られているのよ」
 「これは火力発電所の跡よ。他に水力発電所があるのよ。美佐都は鴛泊と言っていたよ」
 「こっちね」
 八峰杏奈は潜水艦のプリンターで印刷した地図を示す。
 「あとは太陽光もあるよ」
 「そうね。潜水艦からも電機は取れるし」
 沓形の町は完全に破壊されていた。そのまま北上して来た。
 さらに北に一キロ以上進んだ。小さな港が有って集落がある。民家は在るが大方が焼かれている。
 残った家に僅かな米の備蓄が発見された。ショッピングカートの様な物も有ったのでそれに載せて持ち出す。
 他の家も探した。もう五キロと備蓄が確保された。
 その日は此処までで諦めた。何台か車も有る。ガソリンが残っていて使える物もある。電気自動車は無かった。
 思い切ってその車を使うかは迷ったが見合わせた。
 ホテルに米を置いて防波堤に向かう。潜水艦の潜望鏡の前に立つ。潜水艦は潜望鏡を降ろしてセイルの天井だけ出す。
 八峰杏奈と大路江美は救命胴衣を着けて泳ぐ。潜水艦の潜行舵を伝ってセイルに入る。
 「畑や田圃を作れる土地は有るよ。人工衛星に判らない様にどう作るかよ。それとほんの僅かな大根畑は有ったけど。」
 小さな神社跡と残された鳥居。そして工場跡に続く道。雑草の生い茂る傍らに小さな畑が作られていた。
 この程度なら見付からないかもしれない。そんな思いも掠める。
 八峰杏奈は悩ましい。
 「どうせ耕運機は無いのでしょう」
 「いまのところは見付かってないよ。手漕ぎのボートは有ったけど」
 ホテルから潜水艦への移動には使えるかという考えである。
 「人の手で耕せば見つかりにくいのでは」
 渡邉麻衣はやや希望を模索する。
 「そうね。一か八か検討しましょう」
 女性らは何とか新政府に見付からないでこの島に暮らしたい。
 「此処の地形ならあちこちに小さな畑くらいは有るかも。雑草の間に作れば判らないよ」
 渡邉麻衣は何とか進めたい。
 「やりましょう。野菜は必要です」
 宇垣美佐都も賛成する。
 「他にも畑は有ると思う。もう少し探検しましょう」
 大路江美はまだ現存する可能性は有ると考えている。
 「そうね。いま存在する畑なら少しずつ収穫して栽培すればばれないよ」
 八峰杏奈も決断する。
 
 姉ヶ崎グランドシティ中央棟最上階。葛城修一の公室である。
 八峰杏奈らの行動は全部確認している。
 「ねえ。畑を見つけた様ね」
 「だから」
 「もっと長く食料が続く事にならない」
 木下有紀路は着物を脱いで腰布だけである。それも捲れて形の良い脚は丸出しに成っている。
 葛城修一の指は股間に侵入している。
 「その時期になったら絨毯爆撃とか。潜水艦を破壊するとか。方法はある」
 「そうなの。まだ畑は有るよ」
 「好きにやらせれば良い。いま回収は好ましくない。もっと行き詰まらせるのだ。それまで奴らは監視して暫らくは泳がせる」
 
 人工知能管理者のSM帝國 その二 放浪する女だけの潜水艦 完

 その三 女躰潮噴きと失禁 に続く。

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