【SadoのSM小説】
人工知能管理者のSM帝國
その一


新たなる独裁政権


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 八峰杏奈も同意する。
 「そうよ」
 「有線誘導で一発ずつ確実に仕留めましょう」
 一度海底に艦を着底する。
 使い方は英語のマニュアルを分かる者が翻訳して何日も勉強した。
 使ってしまえば魚雷の補給は出来ない。貴重である。だが今が既に危険と判断するしかない。
 四隻は目測しながら包囲を少しずつ狭めてくる。
 もう一度ソナーを稼動する。
 海底から少し上昇して有線誘導魚雷を四本発射する。
 発射後そのまま直ぐ着底する。
 反撃を予期していなかった四隻は轟沈する。
 「高速スクリュー音です。水上艦も居ます」
 「着底して静かに」
 「爆雷が投下されました」
 「大丈夫。完全に探知はされてない。威嚇攻撃よ」
 爆雷は近い頭上で爆発する。艦は水圧で揺れ軋むが命中はしない。相当な広範囲に投射された。だが至近弾は無かった。
 やがてスクリュー音は去って行く。
 数時間着底したまま様子を見てメインタンクブローを掛けて上昇する。
 「此処を離れましょう」
 大路江美が提案する。
 「何処に行く」
 「他の国かどこかの島は」
 「駄目よ。大方が放射能汚染されている」
 「そうね」
 「北海道の近くまで移動しましょう」
 八峰杏奈はとりあえず新政府の手の付いてない方向に向かうことにした。
 「食料は四十二名なら半年近くは持つけど。その先を考えないと」
 大路江美は対策を考えるべきと提言する。
 
 「主席。追尾した潜水艦が四隻撃沈されました」
 海軍長官が報告する。
 「何だと!」
 「一ヶ月くらいの間に操艦技術を学んだのでしょう」
 「ううん」
 葛城修一は憤慨の表情である。
 「いまそんなに艦船を投入できません。海外に出た艦隊はまだ残存兵力の一掃を続けるしかありません」
 「偵察飛行をしろ」
 「使える滑走路がまだ成田、館山の二本だけです」
 「それで充分だ。何れ一昨日拷問した女の様に食糧確保に上陸する。そのうち発見出来る」
 「確かにそうですが。四隻撃沈が」
 海軍長官は不安を漏らす。
 「駆逐艦はあと何隻残っている」
 「いま女どもの潜水艦を追っている四隻を含めて十二隻です」
 「判った。交代で警備に就けろ。それと陸軍長官と警察長官はシティ内部の氾濫にいっそう警戒しろ」
 葛城修一は内部の氾濫も充分警戒している。女性の不満がまだまだ抑え切れてない。
 新しい日本の首都姉ヶ崎グランドシティの人口は約三百五十万である。五井から君津まで五十階建てが二列ほぼ旧内房線の線路に沿って二百メートル間隔に並んで建てられている。
 もう一系統五井から概ね旧久留里線及び旧いずみ鉄道跡に沿って二列並んで建てられている。まだ大原までは繋がっていない。
 大きな建物の残骸や山を避けて平地を辿って建てられている。
 中央棟のみ七十五階建てで姉ヶ崎に建っている。そして中枢機能は姉ヶ崎に集中している。
 二列に並んで建てられた高層ビルの二十五階を新都市交通の様な無人運転の小型の電車が走る。交通手段はこれだけである。
 それでも直接の移動は殆どない。その建物内で総てが賄える。
 
 その日も中央棟最上階の大会議室である。会食の後に余興が行われていた。
 今夜は単に余興である。
 葛城修一主席を正面に左右二列で六十名弱が椅子と小さなテーブルを斜め前に置いている。
 一人に一人全裸のコンパニオンが付いている。
 酒を飲みながら弄くり放題である。
 今夜の生贄が牽かれて来た。
 「嫌でございます。どうして私がまた」
 「主席のご要望だ」
 緊縛師三名で引っ張って来る。
 女は高島波琉という。二十九歳すっきりした姉さん顔の美人。長身だが躰つきは華奢と言えるくらいスリムである。
 他のコンパニオンは全裸なのにスーツ姿。脱がすのも余興である。女には全裸より脱がされる過程は尚のこと恥かしい。
 高島波琉は男に媚びる姿勢の無い美人顔である。辱めることにより加虐心が強く沸く。
 「何で。私ばかり」
 「女。ギャラは弾んでやるぞ」
 葛城修一が高島波琉に宣告する。国が払うのである。だが税金ではない。新政府は何人からも税金は取らない。
 「お許しください。献身婦だけでも辛いのです。こんな大勢の前でとても堪えられません」
 高島波琉は絨毯の床に膝を着いて許しを願う。
 「ならばテレビで出演だぞ。此処ならこの人数だ。テレビなら姉ヶ崎グランドシティ全部だ。三百五十万人に見られる」
 「ああーー。そんなご無体な。献身婦だけの人は」
 「それはランクが違う」
 「それでは優にランクされてしまった人は辛過ぎます」
 「金は格段に高いぞ。それに美しい躰は皆に提供せねばいかん。それが公共の福祉だ。これから新国家では義務だ」
 「そんな。人権無視ですよ」
 「それは戦争前の人権だ。これからは街を計画的に拡張して人も計画生産する。女の役割は献身婦か計画生産の子を生む専門だ」
 「それでは女は永遠に玩具ではないですか」
 「それが新国家の秩序だ」
 葛城修一はきっぱり宣告する。
 「そこで全部服を脱げ」
 緊縛師が脱衣籠を置いて命令する。
 「・・・・・・・」
 高島波琉は意識がふらふら遠のく様に思考が止まって動けない。立っている脚元が浮いているような錯覚を覚える。
 前のときは主席だけだった。コンパニオンは全部裸。でも違う自分は全体の見世物になる。
 「どうした。聞こえないのか」
 「・・・・・・」
 高島波琉はジャケットに手を掛けるがそのまま固まってしまう。
 「まあ良い。そのまま縛ってゆっくり剥いてやろう」
 「ああ」
 もっと恐ろしいことを言われている。どうすることも出来ない。理不尽に躰をとことん遊ばれる。
 緊縛師が両肩を押さえる。腕を持ち上げ肩を押して腰を落とさせる。
 控室で着替えさせられたミニスカスーツである。押されてしゃがむと一瞬下着が覗く。
 それを急いで片膝を着いて角度をずらして隠す。
 高島波琉はスクリーンにスカートの中が映ったのを確認した。これだけでも顔の表情が強張る。
 葛城修一はその表情を見逃さなかった。
 もう一人の緊縛師が手首を縛り合わせてフックを付ける。天井から下がったフックに引っ掛け引きずり上げる。
 「ああー」
 「スカートを切れ。二十ミリずつ段階的に」
 「なんでそんなことを」
 「お前の表情が変わったからだ」
 「・・・・」
 高島波琉は唇を噛む。
 コンパニオンの制服を流用したのである。二センチ切れば下着の先端ぎりぎりである。
 高島波琉は強張った表情でスクリーンを見ている。
 緊縛師はスカートに物差しを当てながら淡々と切り続ける。
 高島波琉はスクリーンと全裸のコンパニオンを弄り続ける主席の取り巻き官僚を交互に見る。
 恐ろしい時代になった。誰かが革命起こしてくれないかと思う。いつかきっとこの主席もフセインやカダフィの様に成るに違いない。
 高島波琉はそう自分に言い聞かせるしかなかった。
 
 その頃無人偵察機は日本本土全体に展開していた。
 八峰杏奈の潜水艦もセイルを海上に出していたのでレーダーで捕らえていた。
 「哨戒機です」
 「潜行しましょう」
 急速潜行して深度三百まで下がる。
 「私達を探しているのね」
 大路江美は危惧した発言になる。
 「上空を爆音が通過する」
 聴音器の杉浦瑞樹が報告する。
 此処は津軽海峡。深度は四百位が限界である。
 哨戒機は過ぎ去って行く。
 「下手に浮上出来ないね」
 大路江美は不安な表情である。
 「どこか安全な場所を見つけないとね」
 八峰杏奈はそうぼやきながらも当てはない。
 「何処にあるのですか。そんなところが」
 宇垣美佐都はそんな場所は無いと思っている。
 「放射能に汚染されてない島を探すしかないよ」
 大路江美はあくまで新政府が進出してない海外の島を主張する。
 「父島辺りはどうかしら」
 八峰杏奈は比較的核攻撃の無かった小さな島を考えている。
 「人が住んでいるのでは」
 杉浦瑞樹は原住民が居たらと不安である。
 「それならば話し合えばいいよ」
 八峰杏奈は当って解決方法は有ると考える。
 「そうね。新政府に加担して住んでいるとは考えられません」
 大路江美も賛同する。
 「どんな相手でも新政府よりましだわ」
 意を決して父島に進路をとる。
 
 高島波琉は全裸にされて高手小手に縛られ拷問椅子に載せられた。
 大股開きにされ拷問椅子の脚載せではなく脚首から膝まで三箇所縄を掛けられて天井のフックから引っ張られている。
 高島波琉の躰は拷問椅子に船の碇が斜めに寝かされた状態である。
 女の部分からアナルまで丸出しでスクリーンに拡大されている。
 高島波琉は羞恥に眩むように日照った表情で何も考えられない。
 「お前のショーツ染みが有ったぞ。これを会場に回すからな」
 「いやああーーーーーーーーーーーーん。いやあーーー。いやです。いやです。やめて」
 高島波琉は泣き声で抗議する。
 「まだまだもっともっと羞恥を晒して貰いますよ」
 緊縛師は滅菌包装したクスコを袋から破って取り出す。
 「ああーー」
 高島波琉は泣きそうな表情でそれを見る。女の奥まで晒されてしまう。堪らない辱めである。
 別の緊縛師がもう一本取り出す。こっちはアナル用の開口器である。
 高島波琉は恐怖の表情で慄く。
 緊縛師は手にワセリンを付けて高島波琉の膣に指を入れる。
 「いやああーーーーーーーーーーーー」
 嫌がり喚く高島波琉を無視して中を掻き回す。
 「ううーーーー。いやあーーーーーーーーー」
 ついでにびらびらを広げてピンクの部分をスクリーンに公開する。
 「いやああーーーーーーーーー。いやあ。いや。いや」
 高島波琉は悲痛に首を振って藻掻き拒絶する。
 緊縛師は一人がびらびらを広げたまま。一人が膣にクスコを挿入する。
 「ああーーーーー」
 高島波琉は表情を破裂させてそれを睨み悲鳴を漏らす。
 緊縛師は螺子を回して中を広げる。
 「・・・・・・・」
 中をペンライトで照らす。
 「あ、ああーーーーーーん。どうしてそこまで」
 高島波琉の羞恥に崩れた表情はとことんそそらせる。葛城修一も満足そうにその崩れた表情を愉しむ。
 続いてアナル開口器にたっぷりワセリンを塗ってアナルに挿入する。
 「ああーー。いやあーーーーーーーー」
 高島波琉は気が狂わんばかりの表情で叫ぶ。
 アナルも広げて中を公開する。
 「いやあーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーー」
 高島波琉は泣き声交じりで叫び続ける。
 「主席。奥に便がありますよ」
 緊縛師が悦ばしそうに葛城修一に報告する。
 「浣腸だな。この女なら見ものだ」
 葛城修一も笑っている。
 「なんですって。ここで、浣腸。だめーーーーー。だめです。だめ」
 高島波琉の声は震えて半狂乱である。
 一度クスコを二本とも抜く。
 そして直径十センチ位の浣腸器と新しいクスコとアナル開口器が運ばれる。
 「やめてーーーーーーーー。おトイレで。おトイレでさせてくださーーーい」
 高島波琉は切羽詰った声で表情を破裂させて抗議する。
 「駄目です。お姉さん。主席はお姉さんの羞恥の極限をお愉しみになりたいのです」
 「ああーー。そんな。ひどい。酷過ぎます」
 「諦めて。それが全身奉仕ですよ」
 緊縛師は軽い口調で言う。
 「だめーー。だめです。堪えられません」
 高島波琉は首を振って拒絶する。
 それでもアナルに浣腸器が挿入される。そして拷問椅子の前に透明で大きなボウルが置かれる。
 「ああーー。やめてくださいーーーーー。お願い。おトイレで。お願い。たすけてーーーーーー」
 高島波琉はどうにも堪えられない。断末魔に叫び続ける。
 官僚、役人らはコンパニオンを弄くりながら高島波琉の追い詰められた姿を愉しむ。興奮度が上がってコンパニオンを弄る手はさらに過激になる。
 あまりの責めに泣いている者。指で責められ潮を噴かされる者。堪えられずイカされてしまう者。狂乱の声が響き渡る。
 高島波琉の懇願も無視されて浣腸液は徐々に直腸の中に入って行く。
 高島波琉は恐怖の表情を凍らせて天井を見上げている。
 緊縛師は注入し終わるとアナル栓を捻じ込む。
 「ああーー」
 高島波琉は表情を引き攣らせて天井を見上げた顔を動かせない。
 最早どうすることも出来ない。絶対に見られてはならない物が透明なボウルに強制排泄される。
 もう逃れられない。
 「あまり崩さないで早めに塊を出させましょう」
 葛城修一の非情な言葉である。高島波琉の羞恥を出来るだけ拡大したい。加虐心を満足させたい願望が滲み出ている。
 「・・・・・」
 高島波琉は主席から出たあまりの言葉に反論する言葉さえ出ない。
 緊縛師は大きく広げられた太腿の反対側から股間に手を回す。アナル栓をじりじり上下に揺すりながら抜き取る。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 悲鳴の次に大音響が響く。アナルから茶色い水と断続的に長い便が途切れ途切れに捻り出される。それが透明なボウルに落ちる。
 「いやあーーーーーーーーーーーーー」
 悲鳴と共に高島波琉の目が開いたまま潤み出す。精神力が宿った美人顔に羞恥の涙が零れる。加虐心を満足させる最高のシーンである。
 緊縛師はアナルに水を注入して再度中を洗う。
 一度抜いたクスコと汚物は展示する。高島波琉を磔にした拷問椅子の後ろにテーブルを置いている。ボウルには臭い防止に透明な蓋を被せた。
 クスコには高島波琉の体内から付いてきたクリーム状の分泌物が確り付着している。
 官僚らは交代でそれを愉しそうに見る。
 緊縛師が官僚らの検分が終わるのを待ってそれを高島波琉の目の前に翳す。
 「あ、ああーーはあーーーーーーーーーーん。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 狂乱の悲鳴である。高島波琉は有り得ない羞恥の責めにまた涙を溢す。
 しかしこれだけでは済まされない。
 水の無い水槽にカメレオンが二匹運ばれる。
 「なにーー。それーーーーーーーーー」
 高島波琉はそれを見て驚愕の悲鳴を上げる。躰はぶるぶる震える。
 緊縛師は新しいクスコを滅菌包装から取り出して膣に挿入する。
 「ううーー」
 高島波琉は挙動の収まらない表情で緊縛師と周りを見る。
 アナル用の開口器も挿入される。
 「ちくしょーーー」
 高島波琉はどうにも出来ない怒りにわなわな震える。
 膣とアナルが奥まで広げられている。ペンライトに照らされて子宮口まで克明にスクリーンに映し出される。
 拷問椅子の前に台が置かれる。其処にカメレオンを載せる。
 「ええーー。いやーーーーー」
 股間の前にカメレオンである。高島波琉は恐怖に縮み上がる。
 「いや。いや。いや。いや」
 唇はぶるぶる震えている。
 緊縛師は膣の中に筆で蜜を塗る。アナルも膣と密着したあたりに塗りこむ。
 「こいつの舌で舐めさせて気持ち良くしてやる」
 緊縛師は真顔で言う。
 「いやあーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーー」
 高島波琉は狂った様に泣き叫ぶ。
 「これで逝き顔を晒す。何とも一生の恥だな」
 「やめてーーーーーーーーーーーーーー。きいくるいますよーーーーーーーーーーー。いやですーーーーーーーーーーーーーー」
 高島波琉はさらに泣き喚く。
 緊縛師はカメレオンを一匹ずつ持つ。膣とアナルを広げた開口器の口に向けて嗾ける。
 カメレオンはそれぞれ舌を伸ばして蜜を舐める。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーん。ああはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーん」
 高島波琉は一気に甲高い泣き悲鳴になる。
 一匹のカメレオンは子宮口の手前に舌を伸ばし膣の下部を舐める。もう一匹はアナル側からその裏側を舐める。
 「ああーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーん」
 気が狂いそうな恐ろしい責めである。女の一番敏感な部分をカメレオンの舌の先端が左右にスライドする様に舐め続ける。
 「ああーーはあーーーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。いやああーーーーーーーーーーーー」
 何処までも悲鳴は会場に充満する。
 官僚らはコンパニオンを弄りながら指に興奮した力を込めてその光景を見る。
 興奮にコンパニオンの膣の敏感な部分を急激に責める。コンパニオンらは高島波琉へのあまりにも凄い責めに青ざめている。
 残った一人の緊縛師がクスコの中にスポイトで蜜を追加注入する。
 「いやあーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああはああーーーーーーーーー」
 膣天井部の一番敏感な部分を舐める様に蜜を集中させる。
 「ああはあん。ああ。ああはん。ああーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。やめてーーーーーー。だめーーーーー」
 高島波琉の股間部分は微妙に震撼している。
 「あはあ。あはあーー。ああーーー。あはああーーーー。あーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー」
 遂にこれ以上ない恥を知りながらこの理不尽極まりない責めに逝き声と逝き顔を晒してしまった。これ以上の恥はない。
 「あはあ。はあ。あはあ。はあ。はあ。はあ」
 高島波琉の荒い息遣いと股間の痙攣はなかなか治まらない。
 「綺麗な逝き顔だったな」
 「はあ。はあ。はあ。はあ」
 高島波琉は収まらない息遣いのまま涙をポリポロ溢す。
 「酷い。酷い。ううん。ううん。うう」
 気丈に見える美人の崩れきった泣き顔である。座の面々は悦びに浸った。
 「最後に言っておく。お前は今日から女優だ。新国家では女優の仕事はいまの様な事だ」
 「・・・・・・・・・・・」
 高島波琉は言葉も返せない。怒りと恐怖にぶるぶる震える。時間が経てば逝き顔を晒した嫌悪に沈む。
 「今日の内容は録画されてテレビで放映される」
 葛城修一はさらに恐ろしい宣告をする。
 「ええーー。な、なんですって。何で私だけこんな目に」
 更なる驚愕である。
 「心配するな。順番に何人も放映される。破廉恥ガールシリーズとしてな」
 緊縛師が横から説明する。
 「だが、喜べ。今日のギャラは五百万だ。それに最上階の綺麗な部屋に住ませてやる」
 これも緊縛師が説明する。
 「そんな。お金より女の幸せは愛する人の子供を生んで家庭を円満に作ることです。そして意味のある仕事をしたいのです」
 高島波琉は無駄と分かっても言わざるを得ない。
 「そう言う時代は戦争と共に終わった。この世から結婚と言う概念は無くなるのだ。女に女優は最高の仕事だよ」
 葛城修一がダメ押しの宣告をする。
 高島波琉は地獄の一夜を終わってようやく部屋に帰された。
 ベッドに倒れこみ泣き続けた。
 悔しさと怒りが何処までも込み上げてくる。
 
 翌日高島波琉は役人と引越しロボットよって部屋を移動された。荷物は全部運んで貰える。高島波琉は何もしないで案内された部屋に向かう。
 其処は中央に近い最上階の2LDKであった。
 美室である。窓からは東京湾がほぼ一望出来る。爆撃で破壊されてなければ彼方に富士山も見えた筈である。
 一人用なので部屋数は多くないが、浴室、キッチンとも豪華である。湯に浸かって東京湾が見渡せる。
 政府銀行の口座に五百万振り込まれていた。銀行は一つだけである。戦争前に預金資産が有った者は証拠が有れば政府銀行に保証された。
 だが一つ新政府に逆らえば簡単に差し押さえされてしまう金である。
 高島波琉は戦争前のAV女優の様な立場でお金を貰って他の人より裕福に暮らして躰を求められない年齢まで堪えるしかない。
 革命を起こせる可能性すら低い。
 昨夜の様な遊びをされてそれが放映される。街の中を歩けない。だから最上階なのか。デリバリは取れる。だが国民支給のバイキングは到底行けない。
 高級店街に女性専用があった。そう言うことなのか。
 昨日まで知り合った人にももう合えないのか。そんな事はない。同姓なら受けるレベルは違っても同じ様な立場だと思う。
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