鬼三のSM小説
女衒の國

この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。

その二十二 怪しき海底艦隊

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 鉛筆キャップでは森知治元巡査部長の小さめの尿道には痛いらしい。
 大佐の徽章を付けた参謀が小さな蝋燭に点火する。
 「あーーーーーーーーーーーーーー」
 森知治元巡査部長には逆さ吊るしの股間に火が点いた恐ろしい事態である。
 「冷やしてないので許してやるよ。せいぜい膣で酔ってくれ」
 天葛少将にしては一見穏やかである。
 「・・・・・」
 森知治元巡査部長もまだ穏やかな範囲と安堵した。
 最悪に恐ろしいのは舛田警視正である。
 大佐の徽章を付けた参謀がビールをクスコに流し込む。
 「・・・・・」
 そこで尿道に刺さった蝋燭の火を吹き消して抜く。
 その尿道にもスポイトで微量のビールを注入した。
 「あ、ああーーーーーーーー」
 森知治元巡査部長は強い感触にまた声を漏らしてしまう。
 天葛少将は若い将校を手招きして尿道バイブを渡す。
 「これが何だか判るか」
 天葛少将は腰を落として別のもう一本を森知治元巡査部長の逆さ吊るしの顔の前に翳した。
 「・・・・・」
 森知治元巡査部長は首を振る。判らないというのではない。恐ろしい責めを感じて震えたのである。
 逆さ吊るしの森知治元巡査部長の躰にアルコールが回りかけていた。
 若い将校は森知治元巡査部長の尿道の小さな亀裂に上から尿道バイブを差し込む。
 「う、う、うう、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 森知治元巡査部長は堪らない刺激に究極の声を漏らしてしまう。
 若い将校は振動する尿道バイブをゆっくり森知治元巡査部長の尿道の中をピストンさせる。
 「あーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーーーーーー。ふ、ふふぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 森知治元巡査部長は表情を絞り首を捩って藻掻く。
 「あーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 森知治元巡査部長は究極の責めに耐えられない。
 若い将校は天葛少将の表情を伺いながら同じペースで責め続ける。
 「あはーーーーーーーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 森知治元巡査部長は腰の動く部分を強く捩って藻掻き続けた。
 顔は柱の斜め横に下を向けて仰け反っている。
 その表情は色白の顔に紅が差して美しく艶めいていた。
 「はあーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーーー」
 森知治元巡査部長は微妙な逝き声を絞りだす。
 「はあーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー」
 森知治元巡査部長の躰は金属の十字架が軋むくらい強く反り返る。
 そして固まる。
 さらにそれが震撼していた。
 若い将校が尿道バイブを動かす股間部分は痙攣が確認される。
 「ふふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。はあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 森知治元巡査部長の表情も躰も薄く紅に染まり掛けてきた。
 数秒間の硬直の末に弾けてぶら下がってしまう。躰は震撼したままである。
 「ここまでだ」
 天葛少将の指示で将校が四人掛かって森知治元巡査部長の躰を十字架から降ろした。
 既に森知治元巡査部長の躰は苦しんでいる。急性アルコール中毒になり掛けていた。
 「う、ううーーーーーーーーーーーーーーーー。・・・・・・・・・・うーーーーーーーーーーーーーーー。・・・・・・・・うぐーーーーーーーーーーーー」
 森知治元巡査部長は床に転がって藻掻く。
 軍医が来る。
 四人の将校が担ぎ上げて台に寝かせた。
 軍医はバルーンカテーテルを森知治元巡査部長の尿道に挿入する。
 ビニールの排尿タンクを接続しておく。
 そして利尿剤を飲ませる。
 中佐の徽章二人が吉丘蓮実元中尉を連れて来た。
 「あの女の状態が判るか」
 天葛少将が吉丘蓮実元中尉に言う。
 「ああーー。アルコール中毒」
 吉丘蓮実元中尉は平佐和にアルコール中毒にされたコンパニオンらを思いだした。
 「平佐和先生が良くやるしつこい中毒じゃない。短い時間でこうなった」
 天葛少将は哂っている。
 近くの台に小さなビールの缶とクスコ、尿道バイブが残っていた。
 「・・・・・」
 吉丘蓮実元中尉は何をされたか何となく分かったが何も言わない。
 「お前もこうなるぞ」
 「・・・・・」
 吉丘蓮実元中尉は何を言っても無駄という表情である。
 天葛少将は森知治元巡査部長には小手調べで吉丘蓮実元中尉を本格的に責めたい。
 中佐の徽章が二人。竹刀の先端を床に着けて構えている。暴れた時の準備である。
 「同じように逆さ磔にしろ」
 天葛少将が若い将校らに命令する。
 今度は六人で掛かった。
 六人が押さえて大佐の徽章を付けた参謀が高手小手に縛ってしまう。
 吉丘蓮実元中尉はもう無駄な抵抗はしない。
 高手小手に縛った状態で金属の十字架に大股開きの逆さ磔にされてしまった。
 吉丘蓮実元中尉の下半身は金属の横の柱にほぼ百八十度に近く広げられて脚首、膝、太腿の付け根を縛られている。
 垂れ下がった髪の毛は床に先端が触っていた。
 大佐の徽章を付けた参謀が膣にクスコを挿入する。
 螺子を回して広げたが吉丘蓮実元中尉は何も反応しない。
 天葛少将は今度はビールではなくてウオッカの瓶を出す。
 十度のウオッカだが効果は充分に期待できる。
 「やれ」
 天葛少将が命令する。
 吉丘蓮実元中尉は瞬間天葛少将を見上げた。
 大佐の徽章を付けた参謀がウオッカの瓶からクスコに注ぎ込む。
 「う、ううーーーーーーーーーーーー」
 どぼどぼと入れられて吉丘蓮実元中尉もさすがに呻いてしまった。
 大佐の徽章を付けた参謀はクスコの中に注いだウオッカをスポイトで一部吸い取る。
 クスコで押し広げられた女の部分のびらびらを指で開いて尿道の亀裂にスポイトの先を差し込んで注入してしまう。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 さすがにこっちはきつい。悲鳴を上げてしまった。
 天葛少将はまた若い将校に尿道バイブを渡した。
 若い将校はウオッカを注ぎ込んだ吉丘蓮実元中尉の尿道の亀裂に尿道バイブの先端を突っ込む。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーー」
 さらに強烈な刺激が吉丘蓮実元中尉を襲う。
 「あーーーーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーーー。あははああーーーーーーーーーーーーーーー。あはあはあーーーーーーーーーーーー」
 吉丘蓮実元中尉の逆さ吊るしの顔は紅潮していた。
 若い将校は先ほどの森知治元巡査部長の尿道を責めた時と同じようにゆっくり上下させる。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 吉丘蓮実元中尉の顔は真っ赤に染まり躰は固まった。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴になる。
 だがここで軍医が制止してしまう。
 吉丘蓮実元中尉の躰はまた六人が掛かって床に降ろされ高手小手に縛ったまま台に乗せられた。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 吉丘蓮実元中尉の躰は藻掻き苦しんでいる。
 色白の躰に薄い紅がさして綺麗である。
 「輪姦せ」
 天葛少将は非情な命令を出す。
 「あはあーーーーーーーーーーー」
 吉丘蓮実元中尉は苦しそうに悶えていた。
 大佐から掛かる。
 吉丘蓮実元中尉は急性アルコール中毒の状態で二十人に輪姦されてしまった。
 無残な躯状態で倒れたままである。訓練された元工作員でなければ堪えられない。
 軍医は輪姦すのが終わってようやく処置に掛かった。
 その時。前路警戒の潜水艦から緊急信号を傍受する。
 軍医以外全員がモニターに着く。
 旗艦の艦橋に全員が居るが担当する艦はそれぞれ違う。
 「敵潜です。四十五ノットくらいで海中を進んでいます」
 前路警戒のイージス艦の担当が報告する。
 「哨戒機発信」
 天葛少将が指令する。
 後続の飛龍から六機が発艦した。
 「R国の艦ではありません。該当スクリュー音なし」
 中尉の徽章が報告する。
 「中国の艦でもないのか」
 「該当スクリュー音なしです」
 「敵艦がミサイル発射」
 「迎撃します」
 AIが自動戦闘に入る。
 前路警戒のイージス艦二隻が速度を上げて追尾を開始した。
 潜水艦は続けて後方にミサイルを撃ってくる。
 一発が旗艦蒼龍の上空で迎撃炸裂した。
 艦橋付近が真っ赤に染まる。蒼龍は煙の中を速度を上げた。
 「イージス艦のロケットが敵潜のスクリューを破壊」
 潜水艦は海底に着底してしまう。
 それでもミサイルを撃って来る。
 「左舷から魚雷」
 蒼龍は回避運動をする。
 潜水艦から直接放ったものではない。一度ロケットが海上に出て変化したものである。
 「バリヤー張ります」
 AIの自動操艦である。
 「海底に着底した艦から特殊潜航艇が発信します」
 今度は士官が報告する。
 次の瞬間爆発音が起こる。魚雷が艦に当たる直前に爆発したのである。
 「特殊潜航艇は」
 「逃げて行きます」
 「哨戒機が追尾しますが逃げ切られるでしょう」
 「全員は乗れまい。R国の艦隊と救難艦に対処して貰おう」
 「海底探査機を下します」
 将校が確認する。
 「良かろう」
 天葛少将も了解した。
 第二機動部隊はそのまま着底した艦にコンタクトを続ける。
 
 R国D市。中央棟最上階新天昇である。
 「第二機動部隊が中国軍らしき潜水艦に接触したよ」
 天葛少将からの報告を真紀子が伝える。
 「一隻だけだな」
 湯野中が報告内容を確認する。
 「スクリューを破壊して航行不能にして海底に着底したのか」
 平佐和も状況を見る。
 「そうよ。幹部だけが小型潜航艇で脱出したようね」
 「機動部隊がコンタクトしてくれているのでこっちの潜水艦隊が拿捕に向かっている」
 湯野中もR国側の状況を確認した。
 「哨戒機からだ。南シナ海に入って小型潜航艇を見失ったらしい」
 平佐和がやや落胆する。
 「恐らく自爆するでしょう」
 葛城義和は捕虜になることは無いと見ていた。
 「機動部隊の水中探査機の映像よ。潜水艦から泡が出ている」
 「味方の救助を待っているのか」
 「来ないでしょう」
 「そうだな」
 湯野中も葛城義和の見解に同意する。
 津梨清吉が河豚を捌いて刺身で出す。
 養殖の河豚でも毒はある。だが日本の様な厳重管理はしない。
 「ねえ。バイキングにも河豚出ているの」
 真紀子が突然市民のバイキングを気にする。
 「日本の店舗だけですよ。一般ラウンジでは扱いません」
 葛城義和が答える。
 「有料でしか食べられないのね」
 「そうです。R国では扱いません」
 「じゃ。これ貴重だね」
 そう言いながら真紀子は薄造りを数枚ネギに丸めて食べてしまう。
 「ああ。救難艦がチャンバー降ろした」
 真紀子が送られて来る映像を見て言う。
 「ロボットしか乗ってないチャンバーだ」
 「問題な報告がありますね。いかなるスクリュー音も該当しないようです」
 葛城義和は大きな疑問と捉えた。
 「それじゃ核戦争前に建造された艦ではないと」
 湯野中も訝しがる。
 「何とか自爆させないで艦を拿捕したいですね」
 「・・・・・」
 湯野中は難しい顔に成る。
 「接続したチャンバーが上がったぞ」
 レスキューチャンバーは救難艦の底から甲板に上げられる。
 ロボット兵が囲んでハッチを開ける。
 一人中国兵が出て来た。
 「うーん。一人だけか」
 その兵は甲板に倒れる。
 「うん。負傷しているな」
 乗員がストレッチャーで医務室に運ぶ。
 「中は死体ばかりらしい。中で銃撃戦を行った様子だと」
 「それなら引き上げ可能ですね」
 「直ぐに指令を出そう」
 
 天葛少将の指揮する第二機動部隊。蒼龍の艦橋である。
 「帰投進路」
 天葛少将はコンタクトを終了して帰還を宣言した。
 救難艦と潜水艦隊が着いたので後は任せればよい。
 天葛少将は利尿剤の効果を待ってカテーテルで尿を垂れ流している吉丘蓮実元中尉の表情を覗き見て参謀と一緒に森知治元巡査部長に近付く。
 こっちはかなり回復していた。
 「朝には娼国に着く」
 そう声を掛ける。
 「はい」
 バルーンカテーテルから受けるビニールのタンクは一杯になっていた。
 衛星兵が交換する。
 「中国の潜水艦と接触した」
 天葛少将は一応の事態を倒れていた森知治元巡査部長にも説明する。
 「そうですか」
 「どうだ。相当に辛いか」
 「辛いです」
 「まだ帝國に反抗するか」
 「いいえ。静かに暮らしたいです」
 「だがな献身婦は逃れられないぞ」
 「そうですね」
 森知治元巡査部長はもう拷問さえなければというところである。
 もう戻る日本の国体すらない。
 「機動部隊の直属になれ。陸に上がったら部屋も与えられて街も自由に歩けるぞ」
 「拷問はないの」
 「献身婦だけだ。それも出航の時だけだ」
 「はい」
 「提督それは駄目です。解放になるのは提督の女にする場合だけです。加重死刑囚の場合それ以外は申請できません」
 大佐の徽章を付けた艦隊参謀がそう説得する。
 「そういうことか」
 天葛少将は理解する。
 森知治元巡査部長は哀願するように天葛少将を見る。
 「・・・・・」
 「それでも良いか」
 「お願いします」
 とにかく舛田警視正の拷問と宴会場の拷問から逃れたい。
 天葛少将の申請は直ぐに通って森知治元巡査部長は天葛少将の住む姉ヶ崎に天葛少将と同じ区画に住居を貰えた。豪華な最上階である。
 ラドルフマレカル少将が岡村一美を拾ったのと同じ扱いとなる。
 
 南沙諸島の中国残存軍の海底基地。
 「娼帝國にパイロン24が沈められた。地球は奴らだけの物ではない」
 王双元外相が怒りの発表をする。
 コロシウム型の会議室である。
 今日も娼帝國から略奪したビールが配られていた。
 「娼国の機動部隊の前路を警戒する潜水艦に発見されてスクリューを破壊された。小型潜航艇で脱出したのは六名だけだ」
 王双元外相は損害を把握していた。
 「娼国の機動部隊を攻撃しましょう」
 大佐の徽章が発言する
 「潜水艦と水上艦でも簡単には行かない。娼国の機動部隊も潜水艦も性能が高い」
 王双元外相は状況もよく把握していた。
 「どうでしょう。人質と食糧交換を打診してそのタイミングで攻撃を仕掛けては」
 「少し検討しよう」
 この日も生け贄の女性が引き出された。
 
 中国の潜水艦は簡単に引き上げ曳航された。
 無人の小型救難艇が十数隻海中の沈没艦に密着接続する。
 そのまま十数隻の浮力で浮上させた。
 その状態で救難艦二隻がR国TSの港に曳航する。
 艦内から百十四人の遺体が出た。そして女性隊員二人の生存者が見つかったのである。
 遺体は総てもう一度イージス艦が持ち出して南沙諸島付近に水葬した。
 
 R国D市。中央棟七十二階の会議室。
 二人の女性隊員が先に尋問に移送された。
 男性隊員は銃弾を受けて負傷していたので娼国の病院に運び手術の後となる。
 会議室には真紀子らと津島、指宿、柿崎一行、鄭淑徳少将、戻った天葛少将が居た。
 「貴女方は軍人か」
 尋問は柿崎一行が行う。
 「違います」
 「戦闘員ではない。ならば何故乗っていました」
 柿崎一行はまだやんわり質問している。
 「看護師兼慰安婦です」
 女二人は口をそろえて答えた。
 二人の容姿からやや首を傾げたくなる。
 「日本人の人質はどうなっていますか」
 「日本人?」
 一人は躊躇った。
 「はっきり言っちゃおう。輪姦されて。拷問。一人自殺した」
 最初の部分は仲間に中国語である。
 柿崎一行もさもあらんと思いながら表情を変えた。
 だが軍人でもない。この二人を責めても仕方ない。
 「貴女方はどこから来ましたか」
 「海底の基地」
 女はボソッと答える。葛城義和らの予測の通りであった。
 「何処に在りますか」
 「人口の島。その下」
 片言日本語できっぱり答えてしまう。
 「入口は何処ですか」
 「判らない。潜水艦。乗ったまま」
 「この地図でどの辺りですか」
 「西南沙諸島。それしか」
 柿崎一行は複雑な表情で葛城義和を見る。
 「そこまででしょう」
 葛城義和も既に諦めていた。
 「私達どうなる」
 二人は不安に駆られて確認する。
 「まあ。こっちの人質と交換だな」
 「それ駄目。王双応じない」
 「王双」
 真紀子は怪訝な顔になる。
 「中国外相の王双か」
 「そう。昔外相」
 「貴女達とこっちの人質は交換しないと言うの」
 「私達じゃ駄目」
 女は強く首を振って否定する。
 「柿崎さん。西南沙諸島に開放するか食料と一緒に帰そう」
 葛城義和は価値がないと理解した。
 「駄目。帰りたくない。あそこ地獄。此処置いて」
 女は懇願するように言う。
 「それはできない。娼国とR国がシティを進出した国以外は受け入れない決まりだ」
 柿崎一行はきっぱり答えた。
 「ええーー。何でもする。此処置いて」
 「あの基地は地獄」
 もう一人も辛さを訴える。
 「此処に居たら一生鉄格子の中だ」
 「拷問される」
 「されないよ。食事も希望を聞いて貰える。酒も飲める。だが外には出して貰えない。屋上に日光浴だけだ」
 「それでも良いよ。此処に置いて。帰りたくない」
 二人の女は涙を流していた。



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