【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第五十四幕
長い残暑の惨劇
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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「や、め、てーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。い、いいたいーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーん」
躰は痛みと恐怖に震え続ける。
医者の男が乳房を横に並べて薙ぐ。
「がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は強烈に顔を振って大口を縦に破裂させて悲鳴を轟かせた。
「あふぁん。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁふぁああーーーーーーーーーーーーーん。あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
涙を零して荒い息遣いである。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長も逆側の立ち位置から横に二つ並べて乳房を薙ぐ。
「ぐがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。うぐうーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は強烈に躰を揺すって悲鳴を絞り出した。
「あふぁあん。あはん。あふぁあん。あふぁああん。あはん。あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
荒い息遣いで震え続ける。
医者の男が薙いだ鞭の痕は蚯蚓腫れが紅く滲んで白く肌理の細かい乳房の肌が無残である。
葬儀会社の社長が蝋燭数本に点火していた。
そのうち二本を運送会社の社長に渡す。
両脚をV字開脚に吊るされて丸出しになった股間を狙う。
「えーーーーーーーーーーー。なに」
藤原桂里奈は蝋燭の炎を見てヒステリックな声を上げる。
無毛にしてしまったドテから小陰唇に流すように掛けてしまう。
「あふぁあ、あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーー」
微温湯程度の熱さである。衝撃に悲鳴を上げてしまう。
「そんなに熱くはないですよ。SM動画では悲鳴を上げますがその蝋燭ではSM嬢なら無言で受けます。でもこの次は痛いです」
印刷会社の社長は淡々と宣告する。
「あふぁあ。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
藤原桂里奈はドテから大陰唇、小陰唇に真っ赤な蝋涙を流されて分厚く蝋涙を被っていた。震えながら荒い息遣いである。
医者の男が昔からある水絆創膏を持ち出す。
「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈はそれを見て悲鳴を上げる。蚯蚓腫れにいま塗られたら堪らなく沁みると判ったのである。
医者の男はまず産業廃棄物収集運搬処分業の社長の手に掛けて自分の手にも掛ける。
「ああ、あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は恐怖の悲鳴になる。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長は構わず乳房の蚯蚓腫れを掴むように塗る。
「あ、あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は直ぐには沁みないが強烈に躰を揺すって悲鳴を上げた。
医者の男は内腿の蚯蚓腫れに塗る。
「あーーーーーーーーーーーーーーあふぁああーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈の悲鳴はサイレンとなる。
「がふぁああーーーーーーーーーー。あがああーーーーーーーーー。あがあふぁああーーーーーーーーーーー。あがあああーーーーーーーーーーーーーー」
強烈に暴れて狂ったように悲鳴を上げ続けた。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーん。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーん。あふぁあ、あーーーーーーーーあーーーーーーーーーー」
藻掻き暴れ続ける。強烈に沁みるのである。
「あふぁああーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーー。あふぁあ。ああ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ。はあ」
暫く荒い息遣いで藻掻き続けた。
この間に葬儀会社の社長は焼印をコークスの火で熱くしている。
運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長は縄を解いて水につける準備をしていた。
医者の男は局部麻酔の準備をする。
既に浴槽が準備されて水が張られていた。
葬儀会社の社長は真っ赤に焼けた焼き鏝を取り出す。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈はそれを見て強烈な悲鳴を上げる。
葬儀会社の社長は焼き鏝を左の乳房目掛けて突き出す。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は表情を破裂させて悲鳴を轟かせる。
葬儀会社の社長は構わず押し付けた。
「がふぁああーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーあーーーーーーーー」
藤原桂里奈は瞬間固まった躰を振るえさせながら悲鳴を上げ続ける。
医者の男が局部麻酔を打つ。
運送会社の社長と産業廃棄物収集運搬処分業の社長が腕の縄を解く。
続いて脚を吊るした縄も解いた。
そのまま肩から腰を水に浸ける。
ここで字幕が流れた。
『今回は焼印までです。焼印は整形で治ります。次は子宮を撤去します。三日以内に金利を変更しなさい8%です』
「やれやれ同じ姿勢の一点張りだな」
如月鬼堂は処置なしと言う表情で言う。
「今度は段階的にじわじわですね」
本多椿は長引く予感である。
「今度は心理的揺さぶりですね。できない要求を承知で何処までも続けるでしょう。次かその次くらいに有名人に手を出すのではないでしょうか」
館山弁護士はそう懸念した。
「可能性はあるな。誰が犠牲者でも人一人に変わりはないが奴らは有名人を攫ってことを大きくしたいだろう」
「政府は潜水艦を使っているとそろそろ認識していますよね。そっちの捜査はしないのですか」
本多椿はどうしてまだ動かないと言う。
「やってはいるだろ。巡視船や自衛隊も協力して。だが潜水艦は潜ってしまえば遭遇しない限り発見は不可能だな。相手は警戒して動く。尚更だな」
十月十一日。
インターネットアダルト放送のスタジオ。
今夜の女性らは全員和装である。
「和歌山の凄惨な事件は警察が多大な犠牲を払って最後の被害者は開放されて一応の解決はしました」
高島波瑠が帯を解きながら読む。
伊達巻も解き下紐も解く。
着物も脱ぎ棄てる。
上半分の肌襦袢と湯文字姿である。
「連続拉致強姦事件の犯人らは高野悠乃巡査長の捜査現場からの拉致殺人に続いて和歌山県警職員の藤原桂里奈さんを拉致して脅迫動画を公開しました」
岡田有美も帯を解き着物を脱ぎ捨てた。
下は真っ赤な肌襦袢と腰巻である。
「連続拉致強姦殺害事件の犯人らは政府に不可能な要求を突きつけました。目論見は何処にあるのでしょうか」
高島波瑠は乳首が透けながらも上半身を包んでいた肌襦袢を脱ぐ。
「犯人らは二回目の動画で躰に焼き印と言う凶行に出ました。要求する8%の政策金利には如何なる目論見があるのでしょうか」
岡田有美も真っ赤な肌襦袢を脱ぎ捨てる。
「今度の事件で連続拉致強姦事件の犯人らは明確に殺人犯となります。これまでは模倣犯の事件以外は遺体は帰らず行方不明又は解放されていました」
本多椿も立って帯を解き着物を脱ぎ捨てた。
その下は裾までの長襦袢一枚である。
「鬼堂先生。どうして犯人らはこんな要求をするのでしょう」
その長襦袢も脱ぎ捨てた。下は純白の褌一枚である。
「まったく理解の行かない要求です」
如月鬼堂はそう前置きして以下のように答えた。
ただ社会を混乱させて高みの見物かもっと意外なところに目論見があるのか皆目解りません。
保守派高峰香苗内閣に反発して円高を目論むにも8%は法外です。
これでは円高になって物価が抑制されるか暴落。逆にインフレを助長するとも推測してしまう。
まったく対応できない要求でいつまでも犠牲者を出して次々に凄惨な動画を出し続けると思われます。
「物価高対策の要求ではないのですね」
本多椿はきっぱり確認してしまう。
「ないと思います。物価高対策なら二か月ごとに1%くらいずつ上げて行く方が確実です。
高峰香苗内閣で円安株高が予測されますがその反動とは思えません。
まあ高峰香苗内閣で物価高対策はスローガンだけで効果を生むことはないと思います。
二階から目薬の消費減税と給付で終わりですね」
如月鬼堂は話題をずらし始める。
「鬼堂先生。円高にすれば物価高は解消するのでしょうか」
本多椿は逆にそっちに進めた。
「究極に円高にすれば解決します。逆に暴落に期待したいです」
如月鬼堂は遂に暴走を始めて以下のように語る。
1$¥100を割れば輸出は全滅です。大手製造業は海外で生産を行う。逆に円高でそれを安く輸入すればよい。
ゾンビ企業の行き詰まりや卸売系が在庫のダボ付きで倒産を繰り返します。
ですが逆に人手不足解消になり、激安スーパーにバッタ商品が積み上がって物価も下げてくれる。
インバウンドは治まってホテル代は一気に下がります。これでようやく日本は正常化と言えると思う。
輸入価格は一気に下がってガソリンも建築資材も下がります。消費者を犠牲にした株高物価高には終わりを告げるべきではないでしょうか。
強い日本経済は必要です。原発も防衛も確りやるべきでしょう。
でもそれは1$¥100以下の円高で行われるべきです。
もう一度三十年位前の一月十万足らずの年金でも海外に移れば裕福に暮らせる。そんな円高が戻って欲しい。
これまで薄給の中から高い年金を引かれて来た高齢者世代の為にも円高が必須ではないでしょうか。
館山弁護士の心配する以上の暴発となってしまった。
十月十三日。
暑くも寒くもない良い気候である。
如月鬼堂は早く起きて露天風呂に浸かっていた。
珠洲と瀬里菜も全裸で入って来る。
瀬里菜が運んで来たアイスコーヒーを二重桶に載せて暫く寛ぐ。
バスタオルを巻いて部屋に戻ると杉下一行からメールが届き本多椿も九時に上がって行くとメールを投げて来ていた。
慌てて体を拭いて支度をする。
珠洲はサンドイッチを四人分準備に掛かった。
瀬里菜はサラダとトマトジュースを準備する。
本多椿には食事がまだなら八時半に来るよう連絡した。
「予定通り三日で来たな」
如月鬼堂は忌々しそうである。昨夜は早めに原稿を仕上げて送って時間の確保はしたがゆっくりしたかった。
「今度の愛好会は出演者が三人見つかったのですね」
「うん見つかった。だがプレイルームで行って修正した立体画像がステージで動くだけだ」
「でも生出演もあるのですね」
「それがないとな。会員が増えて戦術ダウンだが仕方ない」
「紹介者必須という基準でも入って来ますね」
「大分緩慢になった」
如月鬼堂は安堵している。熱海を拡大したがこれ以上キャパを広げる当てはない。
「パパ。テレビ」
瀬里菜が知らせた。速報である。
『七月の参議院選挙で当選した極右党参議院議員浅尾摩耶氏がコロンボでホテル客室から行方不明。親族及び党からの連絡に応答なし』
まだ朝の報道番組の最中に字幕が流れる。
アナウンサーが客室は施錠されたままであったと付け加えた。
「やれやれ次の犠牲者まで確保したか」
如月鬼堂はぼやく。
丁度九時で館山弁護士とテレビ会議が繋がる。
動画を再生すると予測通り和歌山県警職員藤原桂里奈の動画であった。
今回は産婦人科診察台に固定されて眠っている。
蚯蚓腫れなどは大方綺麗に消えていた。左の乳房に焼印された『淫女』という文字だけ残っている。
相変わらず忍者姿黒装束は四人である。
葬儀会社の社長が鞭を持つ。先端が四角い革の蠅叩きの様な鞭である。
眠っている藤原桂里奈の左に乳房をビンタする。
「う、うう、うぐう」
藤原桂里奈は重たい瞼を開いた。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーー」
霞む目で四人の忍者姿黒装束を見回す。
「藤原桂里奈さん。今日は十月十二日です。利上げがないので今日は貴女の子宮を撤去したします」
印刷会社の社長は淡々と抑揚のない声で宣告した。
「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。何で私がそんな目に遭うのーーーーーーーーーーーーーーー。私は刑事じゃないの!!」
藤原桂里奈はヒステリックな声で喚くように叫ぶ。
「職員でも刑事でもアダルト画像になってくれれば良いのです」
印刷会社の社長はさらに嘲るように言う。
「ふざけるなーーーーーーーーーーーーーー!私に関係ない!!」
藤原桂里奈は怒りの限り叫んだ。
「その前に究極の女の性を体験していただきます」
印刷会社の社長は当然のように宣告する。
「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は何をされるか判らないが叫ぶ。
運送会社の社長が尿道バイブを翳す。
「・・・・・」
藤原桂里奈には何だか分らない。
葬儀会社の社長はリモコンから伸びたアームの先端にL字にマイクロローターの突いたアイテムを翳す。
「いやあーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈はそれで膣の奥を弄られると感じ取って叫ぶ。
さらに産業廃棄物収集運搬処分業の社長がローターを翳した。
「ああ」
藤原桂里奈はそれでクリトリスを弄られると判ってしまう。
産業廃棄物収集運搬処分業の社長から診察台の左横に立って大股開きの太腿の向こう側からクリトリスの包皮を剥いてローターを僅かに当てる。
「あ、あーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやだあーーーーーーーーーーーやめろーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は拒絶の叫びを上げた。
だが刺激は強い。
医者の男が膣にクスコを突っ込む。
「あーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は一回広げられていても叫ぶ。
医者の男は構わず螺子を回して奥を広げてしまう。
さらに葬儀会社の社長がリモコンから伸びたアームの先に付いたマイクロローターをその奥に突っ込む。
「あーーーーーーーーーーーーーーーー。やめていやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈はもう既に堪えられない。
躰は僅かに産婦人科診察台から突っ張って浮き太腿の肉も張っていた。
内房のリゾート施設。建物の地下三十階。
海底の桟橋に潜水艦が一隻進入する。
極右党参議院議員浅尾摩耶を移送して来たのである。
桟橋からは医者の男の助手二人が受け取った。拷問部屋の下の階まで運ぶ。
全裸にして確り縛る。そのまま点滴をセットして終了である。
「三十歳の代議士にしては良い躰だな」
「そうだな」
二人は良く全裸を眺めて部屋に引き上げた。
拷問はまだ先である。
如月鬼堂は女の性を責めるシーンは長いので館山弁護士に断って早送りする。
そのうち葬儀会社の社長が尿道バイブを入れるシーンが流れた。
「あーーーーーーーーーーーーなにするのーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーー。いやだあーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は喚きながら躰を震撼させる。抵抗しながら抵抗にはなってない。
クスコの口からは膣液が多量に流れ出していた。
産婦人科診察台の脚元には半分濁った膣液が斑になった溜りができている。
「あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーん。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーふぁああーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
躰は直突っ張る。そして弾けた。
それでも三名の忍者姿黒装束は責め続ける。
さらに早送りをすると藤原桂里奈は白目を剥いた躯姿となっていた。
医者の男がビンタでい起こす。
「あふぁあ」
藤原桂里奈は一発で瞳が戻って周りを見回す。
「何回逝ってしまったのでしょうね。そして遂に完全根燃焼して失神してしまいました。三つのアイテムで女の性を満喫したことは確かです」
印刷会社の社長は淡々と押し被せるような内容を語る。
「やめろーーーーーーーーーーー。強引におもちゃにしただろーーーーーーーーーー。ふざけるなーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は大股開きの股間がぐしょ濡れ状態でも怒りを破裂させて叫ぶ。
「いくら怒っても駄目ですよ何度も逝ってしまってぐちゃぐちゃの状況です。これが全部明日には社会にばら撒かれます」
印刷会社の社長は淡々と詰る言い方である。
「おのれーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は狂ったように藻掻き産婦人科診察台を揺すって叫ぶ。
「永久保存版です」
「何でこんなことやるのーーーーーーー!8%にしてどうしようと言うの!」
「そこまで貴女は知る必要はありません」
「社会に不満ならちゃんと立候補して政治家になれば良いでしょ」
「ふぁっはっはっは。政治家に何ができる。政治家になって何の価値がある。不倫一つで直ぐ失脚や。硬い社会に幸せはない」
印刷会社の社長は窮屈な正論社会に悦びはないと言いたい。
「そんな!真面目にやらないからよ!」
藤原桂里奈はあくまで正論が正しいと信じてブチ切れる。真正面しか見ない女である。
「必要なのは金と権力。いまの政治家に権力はない。女は一人では不十分だ!いくつもの躰を貪って初めて悦びだ」
「そんな邪な」
「とんでもございません。我々は捕まって横縞な姿にはなりません。女は若いうちの価値だけの消耗品です。とことんその総てを公開してまいります」
印刷会社の社長は完全にふざけている。
「公開されてしまった人の人生はどうなるのよーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は被害者の怒りを叫ぶ。
「一部は終了させています。解放されたらもっと過激なAV女優か風俗で稼ぎまくれば良いのです」
印刷会社の社長は嘲るように言う。
「うぐう、ううーーーーーーーーーーーーーーーー」
藤原桂里奈は怒りに沸騰してしまった。
「足掻いても無駄です。これから子宮撤去です」
印刷会社の社長は強い口調で宣告した。
いい加減にしろと医者の男が麻酔を当ててしまう。
忍者姿黒装束が二人入って来て三人出て行く。
子宮摘出手術が公開された。
そして字幕が流れる。
『藤原桂里奈はもう子供は生めない。8%の利上げを実行しなさい。この次は乳首を斬り落とします。三日後に実行します』
「次の被害者のことは何も言ってないな」
如月鬼堂はこの先が読めない。
「何も読めないですね。これまで犯行の目的は確り述べていました」
本多椿もやや苛立つ。
「8%にして奴らに何か得があるのか。それとも最初からできないことを条件にして何処までも社会に劇場型犯罪の恐怖を植え付けるか」
「テレビ太陽のコメンテーターもそんなことを言っていましたよ」
館山弁護士が番組を見たのである。
「模倣犯が片付いたらそこから延長したな」
如月鬼堂は忌々しい。
「少し休み休みにやって貰わないと。これで番組が大方蹂躙されますよ」
本多椿も不満を言う。
埼玉県警専従班の会議室。
和歌山県警から捜査一課長と管理官が来ていた。
どっちの県警も防犯カメラの検証と検問を繰り返している。
「海上保安庁と自衛隊はいかがでしょう」
和歌山県警捜査一課長が中宮警視正に確認する。
「何も引っ掛かりませんよ。相手が潜水艦では」
中宮警視正も進展のなさに困り果てている。
「何処かの国が協力しているのでしょうかね」
「その可能性はかなり高いと思われます」
中宮警視正は大きな犯罪組織とは考えてない。
「検問にも防犯カメラの解析にも何も掛かりません。いったいどうやって被害者を運び去るのでしょう」
「警察犬の追跡が在るところから全く途絶えてしまいます」
「このまま藤原桂里奈も救出の望みは低いですね。模倣犯の解析は大方できています」
「高野巡査長から連続拉致強姦殺害事件の連中とその関連組織が動いたのでしょう。打つ手はないです。もう何年も振り回されています」
「検問とどこまでも防犯カメラを追跡以外に手段はないですな」
会議は全く進まない。
十月十六日。
越後湯沢。如月鬼堂の居間。
如月鬼堂は早く起きるだけは起きた。
今週のインターネットアダルト放送のスタジオが怖い。
今回は状況が掴めないのである。
他の話題で時間を潰すにも混迷する政局に何も見解は出せない。政局も一瞬先は闇である。
そして円安に怒っていた。
先週の言いすぎは館山弁護士に呆れられてしまったのである。
SNSを見ると先週の発言から今度の8%は如月鬼堂が裏で提案しているのじゃないかと誹謗中傷が走っていた。
館山弁護士は根拠なしでも誹謗中傷は沸きますと忠告する。
だが番組の視聴者で如月鬼堂の支援者らが挙って反論してくれていた。
今朝の食事は珠洲と瀬里菜が作っている。
如月鬼堂は朝食のラーメンを作る元気がない。頼んでしまった。
準備をして待っていたがまだメールは来てない。
「パパ。テレビ」
瀬頭が知らせた。
『自由国民党参議院議員。高司彩美参議院議員が会食会の帰りに行方不明。親族から自宅に帰らず音信不通で警察に側索願い』
速報が流れる。
「連続して来るのか」
如月鬼堂は舌打ちである。
「ねえパパ。これ政局の混乱に乗じてやってない。政治空白で日銀も動きようがないのじゃないの」
「もっと混乱させたいかだな」
「そうよ」
そこに本多椿が下の階のプレイルームから上がって来た。
「もっと大変な事態になりましたね」
「何を目論んでいるのか想像もつかないな」
「先週の見解の通りでは」
本多椿はブレなくて良いと思う。
「少数野党の政治家を攫って与党に騒がせるか」
「騒いでも無駄と判っているでしょ。まさか無謀な要求を通して混乱を招くのは避けるでしょう」
珠洲はそれも違うと言う。
「この連中も円安で困ることがあるのじゃないか」
如月鬼堂は円安を放置しているのが気に入らない。
「それならもっと現実的な数字ですね」
本多椿は如月鬼堂がそれは否定したと言う。
そして動画の配信がないまま館山弁護士とテレビ会議が繋がった。
「さらに被害者が増えましたね」
「館山先生は目的をどう思います」
「どうでしょう。女性総理が嫌だから嫌がらせに社会を騒がせているとも思えますが」
「それも考えたが。いま民事党で正しく保守党としての党を引っ張って行ける人物は他に居ない。奴らはリベラルとは到底思えない」
何処までも会議は纏まりそうもない。
最期のSM小説家 第五十四幕 長い残暑の惨劇 完
最期のSM小説家 第五十五幕 終わりなき劇場型の脅迫 に続く
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