【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第五十四幕


長い残暑の惨劇


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 二千二十五年立秋上元。太陰太陽暦二千二十五年七月二日。
 (この二十四節気は平気法によるものです)
 二千二十五年八月二十四日。
 
 越後湯沢。
 如月鬼堂は10時47分着の上越新幹線で本多椿を伴って帰り着く。
 駅には珠洲が迎えに来ていた。
 「皆さん。難しい表情で御待ちよ」
 「うん」
 如月鬼堂も難しい表情である。
 居間には館山弁護士、野崎拓郎弁護士、野村未来也弁護士と紀弁護士が待っていた。
 「面会拒絶ですか」
 「そうです」
 紀弁護士も入れて貰えないらしい。
 「この連中は普通の警察力では解決できない」
 如月鬼堂は昨夜のインターネットアダルト放送でもそう言った。
 「カウンセラーが言いますには姉は弁護士事務所が刑事告発したことが正しいことは理解している。でも自分の怒りと絶望感は治まらないと言うのです」
 紀弁護士である。
 「関係者に会ってしまえば感情の起伏が押さえられないだろう。それを判っていて面会拒否して制御しているのだ」
 如月鬼堂はどうにもならない紀明日香の心情をそう理解した。
 「そうなのですね」
 野崎拓郎弁護士は納得したともしないとも言えない。
 「専従班の体制もあのままなのですね」
 野村未来也弁護士はもう役不足と思う。
 「誰も引き受けたくないでしょう。CIAやMI6クラスの対応が必要だ。日本は現状の体制のままなかなか腰を上げない」
 如月鬼堂は昨夜のインターネットアダルト放送で言ったことを繰り返す。
 「埼玉の陥没事故も無策です」
 館山弁護士も同意する。
 「あの事故は自治体レベルでは困難だ。まったくの見殺し。そして周辺には騒音と悪臭。抜本的対策も保証も希薄だ。自治体レベルで保証は難しい」
 如月鬼堂はこの件にも批判的である。
 「しかし先生。日本には警察以上の組織はないですよ。潜水艦は自衛隊の協力を要請しても陸上の犯罪は警察しか」
 館山弁護士は難しさを言う。
 「我々が刑事告発したのは間違ってない。この犯人は国家の力で抑えられてないのです」
 野村未来也弁護士は憤懣やるかたなきである。
 「四日前の神戸の殺人事件でも二日で犯人は逮捕された。大方が防犯カメラの追跡で片がつく。この犯人だけだ」
 「このまま続くのでしょうかね」
 野崎拓郎弁護士も困った表情に項垂れてしまう。
 「何処かきっかけが掴めれば国際的な部分は無理でも連続拉致強姦事件の犯人らだけでも逮捕の可能性はあるのじゃないか」
 如月鬼堂はそれでもどっかに可能性はあると見ていた。
 
 連続拉致強姦事件の犯人ら六人のアジト。
 暑い一日である。
 地域によっては水害に見舞われているのに埼玉はカンカン照りの毎日。
 冷房を効かして肉を焼いて生ビールがお水のように入って行く。
 「俺たちの模倣犯が動き出した」
 川口の会長は鉄板でシャトーブリアンをレアで焼いてつまんでいた。
 「手を貸すのか」
 医者の男は愉しみが欲しい。
 「しばらく様子を見る」
 川口の会長は慎重である。
 
 和歌山県。
 新宮市から五十キロ以上山間部に入った一軒宿。
 一度廃業になった旅館を買い取って改修した。SNSで女性三人以上のグループ五割引の宣伝を出して客を募る。
 極めて悪質な絡繰りがあっての営業である。
 だが泊まった女性グループは高感度なメッセージを残してくれていた。
 妥当な獲物が来るまでは普通におもてなしをする。
 旅館の運営は男三人と福富麻次郎の関連会社から購入した女躰ロボットの仲居二体である。
 今日は年配女性のグループ四名と女子大学生のグループ三名の二組であった。
 男女別の内湯と混浴の露天風呂がある。
 露天風呂は混浴にしないでグループ、家族単位で時間利用としていた。
 それは渓流の手前にあってやや高い位置である。
 料理は小上がりの座敷に用意する。
 古川久、小川純太、小崎信二、藪坂浩司の四人で結託した。
 そのうち古川久は旅館には出ない。
 さらに山の奥に入ると山小屋がある。
 其処に窓のない部屋を造った。黒い幕で四方を囲んで撮影設備も準備されている。拷問椅子や産婦人科診察台、十字架の様な大道具も用意した。
 古川久はこの山小屋から旅館と露天風呂を望遠レンズで見張る。
 四人は本日の女子大学生のグループの二人に眼を付けた。
 だが旅館では何も起こさない。
 夜中に乗って来た車に催涙ガスを噴射する装置をセットする。
 八月二十五日。
 三人の女子大学生が出発すると山小屋から操縦するドローンが尾行した。
 少し離れて小川純太と小坂信二が車で追う。その車にはもう一体女躰ロボットを積んでいた。
 仲居のロボットではない。
 もう一台。藪坂浩司が水槽を積んだボックスタイプのキャンピングカーで少し離れて付いて行く。
 安全な場所で催涙ガスを出して三人を眠らせてしまう。
 ロボットが車のドアを開けて催涙ガスを抜いた。
 横道に隠れたところで作業に掛かる。
 女子大学生を一人ずつキャンピングカーに運ぶ。
 麻酔を追加して全裸にする。シュノーケルだけ顔に着けて水槽に突っ込む。
 女子大学生が乗って来た車は女躰ロボットが運転して行く。
 女躰ロボットはマスクとサングラスをしていた。
 三人の衣類とスマホは車に積み込む。
 犬の尾行対策の心算である。
 女子大学生の乗って来た車はそのまま三人の内一人の住所である名古屋に向かった。
 防犯カメラの設置のない駐車場に乗り捨てる。
 女躰ロボットは積んで来た衣類とスマホを回収して川に流してしまう。
 このロボットの操作指示は山小屋から古川久が行っていた。
 藪坂浩司が運転するキャンピングカーだけが山小屋に向かう。
 小坂信二と小川純太は旅館に車を置いて後から山小屋に向かった。
 女子大生二人を山小屋に運び込む。
 あとの一人は外の水槽に投げ込んだ。水槽にはパイプジェルが張られていた。
 これで躰を溶かして川に流してしまう。
 残る二人を拷問にかける。
 両名とも湊女子大学の学生である。
 一人が葵紗椰、一人が脇坂成実という。
 どちらもそれなりに可愛い。
 だがスタイルは大分違う。
 葵紗椰は身長百七十くらいでスレンダーである。
 脇坂成実は身長百六十余りだがやや中肉中背に近い。でも裸にすればそのボリュームは良い。こっちの躰を好む者も居る。
 拷問は一人ずつ掛かった。
 脇坂成実からである。
 四人は用意していた忍者姿黒装束に着替えた。
 眠らせたままで一人ずつ洗っては輪姦す。
 これは撮影しない。
 撮影は配膳のロボットが幕の裏側で同じ忍者姿黒装束にサングラス姿で行っている。
 二台のカメラで片方がアップで狙う。
 終わってから編集を行うのである。
 四人が終わって膣を洗ってから小川純太がスタンガンで起こした。
 「あーーーーーーーーーーーーーー。なによーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実は拷問椅子に縛られた躰を暴れせて叫ぶ。
 「見てお分かりになるでしょう」
 古川久が覆面の上に付けたマイクで話す。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーー何で私がーーーーーーーー」
 脇坂成実は眠りから行き成り全裸に縛られてパニックである。
 「いやだあーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 大股開きを閉じようと藻掻くが縛りは固い。
 小川純太が点火してあった蝋燭を藪坂浩司と小坂信二に二本ずつ渡して自分も二本持つ。
 小川純太が拷問椅子の右に立って左の乳首から乳房に掛ける。
 「あーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 脇坂成実は初めて躰に受ける蝋涙に強烈な悲鳴になってしまう。
 「あ、ああーーーーーーーーーー。いやだあーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーー」
 まだ泣いてはいないが泣き声に近い悲鳴である。
 続いて小坂信二が拷問椅子の左側に立って右の乳首と乳房に流した。
 「あは、あは、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 脇坂成実は強烈に甲高い声で悲鳴を上げる。
 シャワーの湯より少し熱い程度である。
 躰に熱蝋が掛かる衝撃が大きい。
 続いて藪坂浩司が拷問椅子の斜め左から右の内腿に掛ける。
 「あーーーーーーーーーーーふぁあーーーーーーーーーーあ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーー」
 脇坂成実は強烈に暴れて悲鳴を上げた。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーー。なんでわたしなのーーーーーーーーーーーーーーー。紗椰と菜美は何処行ったの」
 ヒステリックに喚く。
 さらに藪坂浩司が手を伸ばして左の内腿に掛ける。
 「あはあふぁあーーーーーーーーーーーふぁあーーーーーーーーーーーー。ふふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実はさらに甲高い悲鳴になった。
 躰に真っ赤な蝋涙が被って行くのが恐怖なのである。
 最後に古川久が残っていた蝋燭を持つ。かなり芯は深く抉れて蝋が液状になっていた。
 拷問椅子の右側に大股開きの太腿の後ろに立って脇坂成実の女の部分を指で開く。
 小豆色の粘膜が広がって薄い緋色の粘膜が露になった。
 尿道の亀裂も単調な膣口もくっきりカメラに公開されてしまう。
 その映像は正面のスクリーンにも拡大されていた。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実は強烈に喚く。
 古川久は蝋燭を持ったまま暫く広げた女の部分の内側をカメラに公開する。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ひろげないでーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実はさらに強烈に喚く。
 古川久は薄い緋色の粘膜に蝋涙を細くソースを掛けるように流してしまう。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーふふぁああーーーーーーーーふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実はこれまで以上に強烈に甲高い悲鳴を上げた。
 「あーーーーーーーーーーーーあふぁああん。あふぁあん。あはん。ああん。ああ。あはあ。ああ。ああ。はあ。はあ。はあ」
 暫く荒い息遣いで涙を流す。
 小川純太がドテの黒い塊に金属の櫛を当てる。
 藪坂浩司が新しい蝋燭の炎で陰毛を焼く。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 陰毛は一気に縮れで溶けるように焼けてしまう。
 「あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーん。ああん。ああん。あはあ。はあ。はあ」
 脇坂成実は恐怖に凍った表情で震え喚き続けた。
 小坂信二がその上からローションを掛ける。
 そしてT字剃刀で残りを剃ってしまう。
 「あーーーーーーーーーーーー。あはーーーーーーーーーー。ああ。ああ」
 脇坂成実は荒い息遣いで震え喚き続けた。
 「二人は何処に行ったの。紗椰と菜美は!」
 自分以外はどうなったかが気になる。
 「紗椰とかはあんたの次に拷問だ。菜美とかはもう死んだよ。溶けて流れてしまった。はっはっはっはっは」
 また古川久が宣言した。あとの三人は喋ってはならない。旅館で接していたから声でばれてしまう。
 勿論この動画は編集する。連続拉致強姦事件の犯人らを真似て被害者の音声以外は字幕に変換してしまう。
 それでも撮影中に気付かれない方が良い。
 「やめろーーーーーーーーーーーーーーー。これをはずせーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実は泣き喚き暴れる。
 「無駄な抵抗ですよ。貴女の恥ずかしい姿は全世界に公開されてしまう」
 古川久は淡々と宣告した。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーー。うぐうーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実は無理と判っても恐怖から暴れずに居られない。
 「これを忘れていました」
 古川久はクスコを翳した。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実はまた泣き叫ぶ。
 古川久は構わず脇坂成実の女の部分に被った蝋涙を引っぺがす。そしてクスコを膣に突っ込む。
 「あがああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実が抵抗しても古川久は強引に押し込んでしまう。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 構わず螺子を回して奥を広げる。
 中をペンライトで照らすと薄い緋色の膣壁と薄紅色の子宮頸部と子宮口がモニターに拡大された。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実は泣き叫ぶ。
 珍しく脇坂成実の膣の奥は綺麗である。取り出す汚れはない。
 藪坂浩司が尿道カテーテルを翳す。藪坂浩司は医者である。
 この四人は最近知り合った。
 SNSで連続拉致強姦事件の犯人らについて素人の情報交換をしていたのである。それが意気統合して犯罪に繋がった。
 藪坂浩司は手術ミスで病院を追われた医師である。
 古川久は資産家の勘当息子で既に犯罪に手を染めていた。逮捕歴もある。
 多額の和解金で強姦を示談で済ませてしまう。
 それからいくばくかの資産を分けられて家を出た。
 小川純太はセクハラを訴えられて会社を辞職。その後建築業界で働いていたが仕事が辛くアルバイトを彷徨う。
 小坂信二は高校教員であった。
 生徒との関係が表沙汰になって職を追われてしまう。その後はラーメン店で働いていた。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実は尿道カテーテルを見て悲鳴を上げる。
 藪坂浩司は慣れた手つきで尿道の亀裂に押し込む。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実の悲鳴を他所に藪坂浩司の指で抓んだカテーテルの途中まで尿が流れ出す。
 小坂信二が尿瓶でそれを受ける。
 「あーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実の泣き悲鳴と共に尿は尿瓶に流れ出た。
 小川純太が幕の外からドリルバイブを持ち込んで来る。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーなにそれーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実もその先端が膣に突っ込まれると想像がつく。恐怖に喚き散らした。
 小川純太はドリルバイブの疑似男根にローションを塗る。
 藪坂浩司が浣腸器で脇坂成実の膣にローションを流し込む。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実はさらに泣き喚く。
 小川純太は嬉々とドリルバイブの疑似男根を脇坂成実の膣に突っ込む。
 「ぐおーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実はとことん泣き叫び続ける。
 小川純太は構わずスイッチを入れて始動した。
 「ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーー」
 ピストン運動だけのタイプである。
 「いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやだあーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実は頭を振って藻掻く。
 小川純太は脇坂成実が押し出すのを強く腰を落として押し続ける。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーーーーーーーーーーんがふぁああーーーーーーーーーいやあーーーーーーーーーーーー」
 脇坂成実は強烈な声を上げながら藻掻き抵抗していた。
 「がふぁああーーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーーだめーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーー」
 藻掻き続ける。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーふぁあーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 抵抗も僅かな時間で強烈な声を上げたあと白目を剥いてしまった。
 藪坂浩司が直ぐに麻酔を掛けてしまう。
 葵紗椰も縛って眠らせたままである。
 古川久を除いて今日の旅館の客を迎える時間となっていた。
 三人とロボット二体は旅館に向かう。
 続きは明日である。
 古川久はテレビのニュースやインターネットを確認する。
 今のところ三名の件は事件になってない様子である。
 
 連続拉致強姦事件の犯人ら六人のアジト。
 集まったのは夕方である。
 今日は火を使うのが面倒なので鰻と刺し盛りを注文した。
 樽酒を枡で飲む。
 「どうだ模倣犯は」
 葬儀会社の社長が昨日の続きを確認する。
 「いまのところ問題はない。福富の系列からロボットを買ったようだ」
 「もし逮捕されそうになったら逃がすか」
 印刷会社の社長である。
 「いいや。始末した方が良い。一人は医者だが使い道はない。そうだな」
 川口の会長は医者の男を横目で見る。
 「こいつは使えない」
 医者の男も断言してしまう。
 「温泉に来た客を罠に嵌めるのか」
 葬儀会社の社長はやや感心する。
 「被害者の車を名古屋まで運んだのは上出来だ」
 「一人くらい切れるのが居るのか」
 「古川という奴だ。資産家の勘当息子だが一度逮捕されて色々学んだようだ」
 「それで金があるのか」
 「そうだな。それを叩いて犯罪に走るのだ。こいつらよっぽど鬱憤が溜まっているらしい。あの旅館を開業しても儲けにはならない」
 
 八月二十六日。
 旅館は三組の客を送り出した。
 急いで部屋を掃除して山小屋に向かう。
 脇坂成実はあのまま拷問椅子に磔にしてあった。
 そして乳房と太腿にべったり蝋が被ったままである。
 小川純太が全員に鞭を配る。
 先端が長方形の革二枚縫い合わせた一本鞭である。
 藪坂浩司が左の太腿の蝋を叩き割る。
 べっちゃり液体状の物が被ったので綺麗に割れた。
 塊が落ちて破片が白く肌理の細かい肌に部分的に付着している。
 脇坂成実はまだ意識を回復しない。
 古川久が右の太腿の蝋涙を叩いた。
 これも大方が崩れ落ちる。
 まだ意識を回復しない。
 「上から花火で溶かすか」
 小川純太の残酷な思い付きである。



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