【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第五十四幕


長い残暑の惨劇


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 明日は土曜日。インターネットアダルト放送のスタジオ。急いで起きるしかない。
 ベッドの上で体を半回転した。膝を引いて腹の下にする。手を着いて上体を起こす。ベッドに正座した形で何とか起きた。
 急いでシャワーを浴びる。
 強硬にうどんを茹でた。山菜うどんである。
 九時丁度にテレビ会議に向き合う。
 既に館山弁護士と本多椿が繋いでいた。
 被害者は山本栞菜である。
 最初に字幕が出た。
 『東大阪市職員。山本栞菜二十八歳。残暑の長い遅すぎた夏休みの惨劇です。永久保存版に加えてお愉しみください』
 山本栞菜は大股開きの逆さ吊るしにされている。床が板の間でこれまでの場所とは一致しない。
 一応胸部は高手小手に縛られている。だがやや雑な縛り方である。
 太腿の付け根の部分のフックを天井から下がった滑車のフックで吊っていた。
 髪は真下に垂れているが床には着かない。ショートカットである。
 まだ麻酔が効いていた。
 だが太腿の部分は縄ではない。ズボンのベルトの短い物で穴に金属が差し込まれて確り留められている。
 女の部分は上を向いて丸出しである。
 脚首は床の重りに縄で引っ張られていた。
 忍者姿黒装束は四人。
 上からのカメラが女の部分をアップにする。
 脚が八の字に広がった股間に薄紅色の小陰唇は細く二本大陰唇に挟まれてその姿を覗かせていた。
 小川純太と小坂信二がそれを広げる。
 小陰唇の内側は薄い緋色である。
 アップになった山本栞菜の膣口は膜らしきが渦の様に閉じていて処女のその部分らしい。
 絶賛の美人ではないが弄るに十分満足である。そしてスタイルは良い。乳房も容が良くそれなりにそそらせる。
 ここで動画の送りが切り替わった。一部カットした部分の時間差が生じたのである。
 三人の指が膣口を無理やり抉じ開けるように割り込む。
 「うぐ」
 空かさず藪坂浩司が麻酔を当てる。
 やや広がった膣口には血が滲み出ていた。抜いた指にも薄っすら血が付着している。
 ここでもう一回画面が切り替わった。
 山本栞菜は同じように逆さに吊るされているが時間の経過がありさらに吊るし直されたと思える。
 小川純太と小坂信二、藪坂浩司の三人で輪姦したのである。
 藪坂浩司が綺麗に洗った女の部分にクスコを挿入する。
 上からのカメラにレーザーで照らされて薄橙の波打った膣壁が露になった。奥には子宮口と回りの粘膜の盛り上がりがくっきり確認される。
 洗ったばかりで綺麗である。
 小川純太が籠に書類を挟む黒いクリップを入れて来た。
 そのまま小川純太は後ろに回って小陰唇に鋏付ける。
 小坂信二は乳首と乳房に鋏付けた。
 藪坂浩司は内腿に並べて鋏んで行く。
 まだ山本栞菜は眠ったままである。
 先に終わった小川純太が鞭を持って来る。
 先端が長方形の革二枚重ねた一本鞭である。
 最初に小川純太が構える。
 右の乳房には乳首とその両側に一本ずつ三本鋏んでいた。その乳首から左側の一本を叩く。
 ビシッ。
 クリップは飛ぶ。
 「うぐ、う、うう、うーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は痛みに意識を回復した。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 逆さに吊るされている恐怖と忍者姿黒装束を見て恐怖に震えた悲鳴を上げる。
 躰はブルブル震えていた。
 クリップの飛んだ乳房の皮膚には鋏まれた痕がくっきり抉れている。
 小川純太は二発目を構えた。
 「・・・・・」
 山本栞菜は恐怖に叫んだが声にならない。
 小川純太は続いて右の内腿を鋏んだ一本を叩く。
 「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は強烈に悲鳴を上げた。
 これもクリップが飛んだ痕に皮膚が波打つように剥けている。
 小川純太は小坂信二に鞭を渡す。
 「志津香。しずかはどこーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は恐怖に震えながら妹を呼ぶ。
 「呼んでも無駄だ。深く眠っている」
 古川久がもう居ないので藪坂浩司がマイクで宣告した。
 藪坂浩司は接客に出ていない。厨房に専念していた。
 三人とも妹にはあまり興味がない。縛って放置したままである。
 小坂信二も鞭を構える。
 「あーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は悲鳴のように叫ぶ。
 小坂信二は逆さになったクリトリスの直ぐ下。ドテに黒い塊の上から鋏んだ一本を叩き飛ばす。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は既に涙が溢れていた。
 小坂信二は右の乳首の右側に残った一本を叩く。
 「ぐふうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は強烈に躰を震撼させて泣き叫ぶ。
 小坂信二は藪坂浩司に鞭を渡す。
 藪坂浩司は小陰唇を鋏んだ右手前の一本を先端の革の角で叩く。
 持ち手の曲げた針金部分につっかけて飛ぶ。
 「ぐふぁああーーーーーーーーーーーーー。ふぁあ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ふぁあぁーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は強烈な悲鳴から甲高い悲鳴になった。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 そして泣き叫びながら失禁してしまう。
 「あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あ、ああ、ああーーーーーーーーーーーん」
 一夜溜まった失禁尿である。なかなか治まらない。
 ここでまた画面が切り替わった。
 掃除を行ったのである。
 山本栞菜は吊るされたままでクリップの残りも変わらない。
 藪坂浩司は二発目を構えた。
 「やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーー。もうやめてーーーーーーーーーーーーーーーーー。いたいよーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は恐怖に喚き散らす。
 藪坂浩司は左の内腿に並べて鋏んだクリップ五本を狙う。鞭の先端で革の横の部分を当てて強く払うように叩いた。
 最初の三本が飛んで四本目が僅かな抓みになってぶら下がる。五本目は僅かに鋏がずれた。
 「がああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーー。ふはぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は強い悲鳴から続けて甲高い悲鳴になる。
 藪坂浩司は小川純太に鞭を渡す。
 小川純太は右の内腿に残った四本を狙う。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。もうやめてーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は泣き叫ぶ。
 小川純太は鞭の先端の革を横に薙ぐようにクリップの根元を叩く。
 四本が一気に飛んだ。
 「があーーーーーーーーーーーーーふぁあーーーーーーーーーーーーー。あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーん。あふぁああーーーーーーーーーん」
 山本栞菜は躰を揺さぶって痛みに藻掻き泣き叫ぶ。
 大粒の涙が溢れ続けた。
 「あんたたちは何よ!この温泉は!」
 泣きながら怒りに叫ぶ。
 「旅館の奴らか。男は前部始末したよ。女は別の組織が持って行ったな」
 藪坂浩司は出鱈目ながらそう言ってしまう。
 「悪魔あ」
 山本栞菜はそれしか言いようがなかった。そして始末したという言い方からさらに恐怖が襲って震える。
 小川純太は次に小陰唇左側を鋏んだ二本を狙う。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。もうやめてーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜はさらに喚く。
 小川純太は小陰唇の根元からクリップを弾き飛ばす。
 一本が飛んで一本が僅かに粘膜を抓んでぶら下がった。
 「ふぁひゃあーーーーーーーーーーーーーーーー。ふぁはぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜の大口を破裂させた強烈に甲高い悲鳴が動画の画面を劈く。
 「あーーーーーーーーーーふぁん。あふぁあん。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あがあああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 痛みに藻掻き頭を振って暴れた。
 小川純太はぶら下がった一本を叩き落とす。
 「ふぃふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜はさらに甲高い悲鳴を上げた。
 そして僅かに失禁してしまう。
 クリップが飛んだ小陰唇には僅かに血が滲んでいた。
 「あーーーーーーーーーーーーーふぁあーーーーーーーーーーーーん。いたいーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーーーん」
 堪えられず泣き喚く。
 壮絶な光景である。
 小川純太は小坂信二に鞭を渡す。
 小坂信二は左の乳首から右側の一本を狙う。乳首の二本はまだ叩かない。もっと残酷な目論見がある。
 「あーーーーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーーーーーん。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜はさらに泣き叫ぶ。
 小坂信二はクリップの持ち手の針金部分を引っ張るように叩いた。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーー。ふふぁあああーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜はまた甲高い悲鳴になる。
 クリップは乳房の皮膚を僅かに抓んでいた。
 この間に小川純太はたくさんの蝋燭に点火する。
 小坂信二は乳房の皮膚に引っ掛かった一本を叩き落とした。
 「ふっふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜の躰は甲高い悲鳴と共に震撼する。
 小坂信二は次に左の乳首より左側に残った一本を狙う。また持ち手を引っ張るように叩く。
 クリップは引き千切るように飛ぶ。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐがふぁああーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーん」
 山本栞菜は強烈に暴れて藻掻き号泣の悲鳴を上げた。
 小坂信二は藪坂浩司に鞭を渡す。
 藪坂浩司は先程飛ばし切らなかった内腿の二本を掃う。
 「ふふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は痛みに大粒の涙を溢れさせた。
 内腿の皮膚も血が滲んでいる。
 藪坂浩司は最後に小陰唇に残った一本を見た。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。もういたくてーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜はさらに泣き叫ぶ。
 藪坂浩司は加虐心が滾っていた。
 鋏んでいるクリップの口を突き上げるように叩く。
 クリップは斜めにずれた。小陰唇をクリップの角が抓んでいる。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うぐう、うう、うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は強烈な悲鳴を絞り出した。
 「うがあーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーー」
 痛みに藻掻き続ける。
 壮絶な光景である。
 藪坂浩司は生唾を呑み込んで僅かに小陰唇を咥えたクリップを狙う。
 もう先はない。死ぬ前の最期の愉しみである。
 これが葵紗椰ならもっと良かったと思う。
 逃げられたのが残念である。
 確り狙いを定めて震える山本栞菜の小陰唇を抓んだクリップの口を叩く。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ふっふぁあーーーーーーーーーーーーーーーー。ふぁあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜の強烈に甲高い悲鳴が劈いた。
 小川純太が待っていたように芯の周りに蝋涙が溶けて溜まった蝋燭を二本ずつ配る。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーー。なにするのーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は火の点いた蝋燭を見て恐怖に叫ぶ。
 小川純太と小坂信二がそれぞれ左右の内腿に流すように掛ける。
 「ふぁああーーーーーーーーーーーーーーーあがーーーーーーーーーーーーーーーーーーあがーーーーーーーーーあがあーーーーーーーーー」
 山本栞菜はサイレンの様に切迫した悲鳴を上げた。
 藪坂浩司は前にしゃがんで両方の乳房に二本いっぺんに流す。
 「あがあーーーーーーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーーーーーあはーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は目を見開いて狂ったように叫ぶ。
 小川純太と小坂信二が残った一本ずつをアナルから小陰唇に流す。
 「がふぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーー。あがあふぁああーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は涙を振り飛ばし暴れ悲鳴を轟かせた。
 ここで藪坂浩司がガーゼでクロロホルムを当てて眠らせる。
 小川純太と小坂信二が滑車の縄を緩めて山本栞菜の躰を床に降ろす。
 藪坂浩司が高手小手の縄を解く。
 そしてドテから大陰唇に脱毛クリームを塗ってしまう。
 脚首は重りに繋いだままである。
 時計を見てまだ待つ。
 ここでまた画面が切り替わった。
 床に寝かされた山本栞菜を小川純太がスタンガンで起こす。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーー。いたいーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。い、いいたいーーーーーーーーーーーーーーーーー」
山本栞菜は意識を戻して泣き叫ぶ。
 起き上がって身構えた。
 脚は繋がれているが上半身は動く。
 「あ、ああーーーーーーーーーーん。もうやめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーん」
 脚を蹴って藻掻いて叫ぶ。
 「乳首を見ろ」
 藪坂浩司が指さして言う。
 「あふぁあ」
 深刻な痛みを放っていた。
 左から掴みとる。
 「うがああ、ああ、あふぁああーーーーーーーーーーーーー。あがあふぁあああーーーーーーーーーーーーーーー。ぐわーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は床を叩いて轟音の様な悲鳴を上げ続けた。
 藻掻きながら右も掴んで投げ捨てる。
 「ぐわああーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐうがふぁあああーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーー」
 片手で床を叩いて片手で乳首を擦る。
 「があ、ああ、あがああーーーーーーーーーーーーーーー。あがあああーーーーーーーーーーーーーーーー。があああーーーーーーーーーーーー」
 藻掻き暴れた。
 痛みは何処までも去らない。
 小川純太と小坂信二が片方ずつ腕を抑えて床に倒す。
 小坂信二が馬乗りになって乳房を揉む。
 「ぐがふぁああーーーーーーーーーーーーー。ぐうわああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あがああ、いたあいいーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は揉まれてさらに激痛である。
 「十分くらい我慢しろ」
 藪坂浩司が強く叱咤する。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーー。があーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は堪らず藻掻き叫ぶ。
 「揉まないといつまでも痛いぞ」
 藪坂浩司は言い放つ。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
 山本栞菜はまた号泣の涙を流す。
 そして小川純太が脱毛クリームを塗られている陰毛に櫛を当てて毟る。
 「あ、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。なによーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 山本栞菜は簡単に抜かれる陰毛に悲鳴を上げた。
 動画はここで制止して字幕が流れる。
 『山本栞菜は極上の美人ではなかったがそれなりにお愉しみいただけたと思う。スタイルは抜群である。
 最後に充分に遊ばせてもらった。
 我々は連続拉致強姦事件と呼ばれる先輩方の模倣犯と呼ばれる存在です。
 そしてマスコミの言う負け組という存在である。
 だから現代社会に報復する。
 連続拉致強姦事件の先輩方を見習って女性優遇社会に天誅を行う。これはその一環である。
 男の自由が全くない。僅かな遊び言葉がセクハラ。ナンパをすればストーカー。女から誘わなければ犯罪になる社会である。
 知識階級のモラル、コンプライアンスが法令を超えて規制する。本来コンプライアンスは法令順守なのに。
 護られるのは女だけである。
 女の言動は何でも許される。男の言動は直ぐに非難されてしまう。超女性優遇社会である。
 結婚しても男に徳はない。
 ほんの僅かなことで規制を強化する。我々は全く行動できない。だから非合法で対応する。
 残念ながら首謀者が先に死んでしまった。上手く宣言できないがこれで犯行声明とする』
 
 「先生この場所は」
 本多椿は何となく思う。
 「葵紗椰さんらが拉致される前に泊まった旅館じゃないのか」
 如月鬼堂は決め付けてしまった。
 「恐らく間違いないでしょうね」
 館山弁護士も同意見である。
 「これだと和歌山県警も動くな」
 「時間の問題で動きますね」
 「今日か明日ぐらいか」
 如月鬼堂はインターネットアダルト放送の前か後かが気になる。
 「いいや何度か捜査に入っています。それなりに此処から捜査協力を得ていますから慎重になるでしょう」
 館山弁護士は土曜日までに動きはないと見る。
 
 九月二十日。
 如月鬼堂は早く起きた。
 其処に瀬里菜が入って来る。
 「杉下社長からメール」
 当然のように言う。
 「もう一本出たのか。う、ううーーーーーん」
 堪らないと言う表情である。
 「それとね。館山先生から電話で九時までにお出でになるって。椿さんも」
 「了解」
 如月鬼堂は慌ててシャワールームに向かう。
 「朝はどうする。サンドイッチで良い」
 「うーーん。頼む」
 冷やし中華などを作る気力はないらしい。
 既にサンドイッチは珠洲が作っていた。
 如月鬼堂の疲れ具合を察知していたのである。
 そして瀬里菜がアイスコーヒーとトマトジュースを用意してから駅に向かう。
 館山弁護士と本多椿を乗せて来る。
 「先生。愛知県警はまだ動いていませんよ。和歌山全体に検問は行っていますが」
 館山弁護士は入って来るなり得た情報を報告した。
 「今日動くかどうかですね」
 本多椿もそのことが気になる。
 「山本栞菜さんはふたりで葵紗椰さんたちと同じ旅館に十七日に宿泊していたとのことです。もう一人は妹の神崎志津香さんです。行方は分かっていません。乗っていた車は白見の滝付近の路肩で発見されています」
 館山弁護士はさらに得た情報を続けた。
 「今日得られる情報を全部掴む必要があるな」
 如月鬼堂に緊張が奔る。
 「ええ。白井弁護士に収集させています」
 館山弁護士も抜かりはないと言う。
 そして動画を再生する。
 予期した通り高野悠乃巡査長の動画であった。
 その時館山弁護士の電話が鳴る。
 「うん」
 事務所の白井明菜弁護士からである。
 「鬼堂先生。和歌山県警が南紀望楼荘の捜査令状を取りました。休館日の案内が自動応答モードになっていたそうです」
 「瀬里菜。悪いがテレビに」
 如月鬼堂は珠洲と瀬里菜にテレビ報道に注意するよう頼む。
 「うん。大丈夫だよ」
 珠洲が答えた。
 二人ともカウンターの内側で別のテレビ放送を確認している。
 そのまま止めた動画を再生した。
 上からのカメラが床に大の字に磔にされた高野悠乃巡査長の躰を映し出す。
 三本でコの字に組んだ黒い鉄パイプで床に固定されている。
 両手首、肘、腰、両脚首、両膝と八か所を固定されていた。
 麻酔が効いたままである。



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