【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第四十五幕
現代のからゆきさん
この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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山下茉由は杉本金融に融資を申し込んで断られた。
既に他店の借入が大きいからである。
だが木村草太若頭補佐らのこれまでの様な罠に掛かった訳ではない。
報復の資金が必要なのである。
杉本金融で断られた山下茉由を木村草太若頭補佐の配下の組員が必要な金額を聞いて連れて来た。
山下茉由は此処で行われることを完全に了承している。
それでも座敷には客が二十六人とコンパニオンもそれだけ居た。そのど真ん中に回転するステージである。
覚悟が決まっていても瞬間たじろいでしまう。
青木学がステージまで手を引く。
「さあ。此処で全裸になって」
ステージに押し上げて青木学が要求する。
躰は震えていた。だが金は着いた時点で受け取っている。脱がなければならない。
覚悟を決めて呼吸を整えてワンピースの背中のファスナーを下ろした。肩から外して腰から抜き取る。
震える手で薄紫のブラを外す。
乳房は大きくはないが女を感じさせる程度の大きさはある。乳輪は小さく真っ赤な乳首が突起して美しい。
金を受け取ったことを再度自分に言い聞かせてストッキングを脱いでショーツも脱ぐ。
「ステージにお尻着いて股を開いて局部を皆様にお見せして」
青木学の要求と同時にステージがゆっくり回転し始めた。
宙に浮いた意識のまま山下茉由は腰を下ろして微妙に震える脚を開く。
「ピンクの部分を開いて」
青木学がさらに要求する。
山下茉由の躰は四面に掲げられたスクリーンに拡大されていた。カメラの位置もステージと同期して回転する。
客の目はスクリーンに拡大された山下茉由の股間に集中していた。山下茉由は周りの人達と違った色の世界を見ている感覚である。
山下茉由の躰は微妙に震え続けている。それでも呼吸を整えて心を無にして女の部分のビラビラを広げた。
閉じ合わせていた時は小豆色の二枚貝だったが広げると内部は薄橙の粘膜が広がる。
「もっと開いて」
青木学がまたさらに要求してしまう。
山下茉由には覚悟していても人権を?奪される命令である。だが承諾の上で来たと自分に言い聞かせる。
そして復讐には二千万を持って帰らなければならない。
仕方なくもっと小陰唇の横の皮膚を引っ張って夢中で広げた。
尿道の亀裂の下に膣口が小さく開いている。
汚れが気になって見たくないモニターに目をやった。
家を出る時には洗って来たのに膣口が広がって粕が確認される。
これを見られている。くらくらする恥ずかしさである。
ルーレットが回って一人目の会員が選出された。
小さな籠にクスコとロングスプーンを持って来る。
モニターには膣のお掃除と表示されていた。
山下茉由は恐ろしい恥ずかしめに血の気が引く。
気丈そうに見える素人娘。初めて受ける究極の辱め。それがスタイルも良く綺麗な女である。
全員がこの女を恥ずかしさに追い詰める事に強い興奮を持っている。
風俗で働いてない素人女にこそできる究極の愉しみである。
岡田弥一郎が拷問椅子を押してきて演台に載せる。
宇治原歳加年と弘枝で山下茉由をその上に固定してしまう。
腕は拷問椅子の背凭れの裏に左右合わせて手錠を掛ける。
膝を厳重に脚乗せ台に縛ってしまう。
会員は四十代やや小太り。山下茉由の女の部分に指を入れて濡れを確認した。
乾いてはいないのでそのままクスコを突っ込む。
「・・・・・」
山下茉由は悲鳴を上げそうなのを抑えていた。
顔は強く逸らせている。恥ずかしさの極致である。
会員は螺子を回して奥を広げる。ペンライトで中を照らす。
山下茉由の躰は恥ずかしさに確実に震えていた。
「見な。スクリーン。姉ちゃんの女の奥だ」
会員はその震えを見て態と詰るように言う。
山下茉由は気になるので一瞬それを見る。そして強く顔を逸らせた。
「いや」
瞬間顔は緋に染まった。
青木学がクスコにカテーテルカメラを接続する。内部がさらにくっきりスクリーンに反映された。
奥に子宮口とその周りの粘膜の盛り上がりが確認できる。
粘膜の盛り上がりはローズ色に近いがその周りは濁っていた。
「さあ。じっくり掃除するからね」
会員は山下茉由の羞恥心に追い被せるように言う。
そしてロングスプーンをクスコの奥に突っ込む。
「あ、ああーーーーーーーーーー」
濁った白い滑りを掬い出すところがスクリーンに映る。
「・・・・・」
山下茉由は恥ずかしさに声も出ない。
そして涙の玉が溢れていた。
宴会場は静まり返っている。そして無言のざわめきが山下茉由を包んでいた。
「あはーーーーーーーーーー」
堪らない息遣いを漏らす。
会員は取り出した滑りを黒い皿に載せて別のカメラに翳した。
山下茉由はどうにもできない恥ずかしさに息を潜める。
会員はさらに掬い出す。
「はあーーー」
山下茉由は潜めていた息を漏らしてしまう。
躰は客席から見られて分かてしまうくらいに震えていた。
それがじっくり見続ける宴席にも伝わる。興奮が立ち込めた無言の空気が山下茉由を強く圧迫していた。
会員は膣の中を掬い出し終わると浣腸器にバケツの水を吸い上げて水で膣の中を洗う。
二人目の会員が抽選された。
三十代の二代目社長である。
岡田弥一郎が山芋を擂って準備していた。
三十代の会員はスポイトで山芋の汁を尿道に流し込む。刷毛で膣の壁面に塗る。さらにクスコの角度を変えて膣天井部と下部に塗った。
「それでは彼女が痒みに堪えられなくなるまで待ちましょう」
青木学が休憩を宣言した。まだまだ先は長い。
山下茉由は今夜乳首を斬られ膣を焼かれる。躰に焼き印も受けなければならない。クリトリスも斬られてしまう。
総て承諾した上で二千万を貰って帰る。
杉本金融に借金はない。全額持って帰る。他に借金はもっとあるがそれは返さない。
金は復讐のために使う。
木村草太若頭補佐の取り分と終わった後の医療費は別途に木村草太若頭補佐に支払われていた。
山下茉由は二千万全額を持ち帰れる約束である。
以前からの借金は男に貢いだと言うより男の目指すスタートアップに協力して来た心算でいた。
だが男は何人もの女性から金を貢がせていたのである。
既に二人の女性が自殺していた。
それによって自分が騙されていたと知ったのである。
山下茉由は痒みに徐々に藻掻き出した。
「ううーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーー」
躰を捩り始めた。
「痒いか。まだ堪えられるな」
三十代の会員は当然のように言う。
「えーーーーーーーー。だめですーーーーーーーーーーーー」
山下茉由は痒みに腰を強く捩り出した。
青木学はドリルバイブと尿道バイブを翳す。
「あれを受け入れるか」
三十代の会員はそれを指さす。
「ああ。はい」
どうにも尿道と膣の痒みに堪えられない。初めて受ける恐ろしい事態である。
三十代の会員は自分の席のコンパニオンを呼ぶ。
尿道バイブをコンパニオンに渡す。
「少し酢に浸けて」
さすがに尿道は中和させてやる。
三十代の会員はドリルバイブを持つ。
コンパニオンが先に尿道バイブを挿入する。
「あーーーーーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーーーーーー」
続いて三十代の会員が膣にドリルバイブを突っ込む。
ローションの必要はない。膣の中は既にぐちゃぐちゃである。
「あはーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーーーーーーー」
スイッチが入ると山下茉由は直ぐに声を漏らす。
ドリルバイブは膣の奥まで侵入していた。振動だけするタイプである。
「あはああーーーーーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーー」
山下茉由は痒みから逃れるべく官能をストレートに受け入れてしまう。
何回か歴然と逝き顔を晒して失禁して失神してしまった。
白眼を剥いて躯姿を晒してしまう。
次の二人が抽選された。
今度は二人とも五十代。初老の紳士である。
多量の洗濯鋏が用意されていた。
それを失神したままの山下茉由の躰に鋏みつけて行く。
山下茉由は躰を洗濯鋏に鋏まれてもなかなか意識を戻さない。
乳房から膝上まで三十個くらい鋏まれていた。
最後に女の部分のビラビラを二枚合わせて鋏む。
一個。二個。
「う、うう、うーーーーーーーーーーーーーーーー」
ようやく意識を回復した。
会員二人は鞭を手にしている。
「あーーーーーーーーーー」
山下茉由は躰を鋏む無数の洗濯鋏に気付いて表情を強張らせて慄く。
そして鞭で叩かれると理解する。躰を硬くして身構えた。
一人目が乳房付近の数本を一気に横に跳ね飛ばす。
「ぐわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
山下茉由は強烈な悲鳴を上げる。
洗濯鋏は六個一気に飛んだ。
「あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーー」
痛みに躰を震撼させて悲鳴を上げる。
弾けた部分にはきっちり鋏んだ痕が残っていた。
「あはあーーーーーーーーーーーーーーー。ああ。あはあ。ああ。ああ」
山下茉由の躰はぶるぶる震えている。
二人目が同じように乳房の上から腹に向けて払い飛ばす。
「ぐふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
今度も一気に四つ飛んだ。
今度も乳首を鋏んだ一発以外くっきり鋏んだ痕が確認される。
「あ、ああーーーーーーーーーーーーーん。あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。いたいーーーーーーーーーーーーーー」
山下茉由は既に涙を溢れさせていた。
次は一人目の会員が左の太腿の洗濯鋏を膝から腰に掛けて脚の線に沿って払うよに飛ばす。
「あは、あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
山下茉由は大口を破裂させて悲鳴を上げさらに涙を溢れさせた。
六月十一日。
連続拉致強姦事件の犯人六人のアジトである。
暑くなったが麓の町がまだ陽炎にぼやける程ではない。
寿司桶の出前が届いて肉を焼いていた。
生ビールが丁度良い。
今日は医者の男は居ない。五人である。
「しかし岸元総理は自分がいまの座に蔓延ろうと民事党の将来を何処までも犠牲にするな」
運送会社の社長は呆れている。
「どうせ九月までだろ」
印刷会社の社長は冷ややかである。
「それより二〇二四年規制だ。知識階級の理想で消費者には出費と我慢の強制だ。宅配も路線バスも医療もガタガタになる」
運送会社の社長はやや怒りを剥き出す。
「そうだな。政治改革以前だ。岸元の定額減税も保険料の実質負担なしも全く説得力なし。少子化対策も無駄だ」
川口の会長である。
「何処まで賃上げと言っても実質経済は落ちて行くだけだ。円安と低所得層の収入が増えない限り改善はない」
運送会社の社長は怒りを込めて断言する。
「ところで木村草太がまた危ない動きを始めた。報復目的の女を和歌山に回した」
川口の会長は強い危惧を持っていた。
「報復は知ったことではないが。この間後始末をしたばかりだな」
葬儀会社の社長も怒りを示す。
「報復はさせるのか」
「させる。だが逮捕される前にこっちで確保しなければならない」
大阪京橋の病院。
山下茉由は利根川元教授の処置を受けて入院中である。
かなりのことを犠牲にして作った二千万は病室の金庫に入っている。
それでも宇治原歳加年ともう一人の中年の男に斬られた乳首は綺麗に治っていた。
おっぱいは以前に増して形良くなったかもしれない。
赤座元太と瀬尾将に入念に焼かれた膣とクリトリスも綺麗に治って感度もある程度戻っていた。
失ったのは子宮だけである。
利根川元教授は精一杯気を使って状況を説明していた。
かなりの権威を持っていた医師だと思う。
覚悟を決めていたと言っても酷い拷問であった。
それでも動けなくならないと言う要望は叶えてくれたとは思う。
あと一日、二日で退院可能らしい。
山下茉由は直ぐに報復の準備に掛かる心算でいた。
男が起業した工場を焼き払う。
男の名は富久山哲郎と言った。
低コストでより大きな家庭用電力が作れる太陽光発電を開発している。
これまでのような大型パネルを組まなくても良い。マンションや団地の窓の全面に貼る程度でエアコン一台分の電力が確保できる。
富久山は家庭の電気料金が抑えられて家計を究極に助けられると豪語する。
理想を掲げた企業である。
電力会社は収入減になってしまうが環境に貢献できる。SDGsに適っていると言えた。
成功すれば社会の為になって大きな利益が上がる。
ホストをやって起業資金を作っていた富久山の理想に山下茉由は傾倒してしまった。
富久山が自分で借りられる借金額が限界に来たので山下茉由は代わりに借金を申し込んで援助したのである。
事業が成功したら返す約束であった。
騙されたと知ったのは深見明菜と言う女性が自殺したことからである。
深見明菜は自殺するにあたって山下茉由に手紙を送って来た。
そこには自分は山下茉由と富久山哲郎に騙されたと恨みが綴られている。そして富久山の手口が詳細に書かれていた。
深見明菜も富久山の言う通りのやり方で山下茉由とほぼ同じくらいの借金を作っていたのである。
富久山は賃貸物件ながら工場を稼働させていた。
山下茉由はこれを全部焼き払う。
富久山はぎりぎりの資金。防災などには大方手が回らない。
ドローンを二十機ぐらい集める。それに火炎瓶をぶら下げて工場の要所に投下するのが第一次放火である。
続いて二次はドローンから火が上がった個所にガソリンを掛ける。
富久山は自宅を持たない。工場に寝泊まりしていた。
夜間は富久山以外誰も居ない。
そして工場の周りに民家などもなく孤立している。
関係ない人達に迷惑を掛けることもない。
また同じような開発を行う会社は他にもあった。環境への貢献はそちらに任せれば良いと思う。
ベッドに躰を沈めると膣の中をロングスプーンで掃除された恥ずかしさが蘇って来る。
信じられない恥ずかしめであった。
五十人を超える目がそれを見ていてスクリーンには鮮明に拡大されていたのである。
尿道口を剥き出しにされて直におしっこが出る姿を鑑賞されてしまった。
復讐の金の為と言い聞かせてもどうにも辛すぎる恥ずかしさである。思い出すだけで気が遠くなる。
浣腸は気が狂うような恥ずかしさの中で便を何回にも分けて絞りす。痛みに耐えられず垂れ流し続ける姿を見続けられながら出すしかなかった。
あれが全部録画されている。ガードを掛けて会員以外には配らない。コピーは不可能とされていた。
それでもそれを見続けられると思うと堪らない恥ずかしさが去来する。
洗濯鋏で躰中を鋏まれてそれを鞭で飛ばされた強烈な痛み。狂ったように悲鳴を上げ続けた。
だがその痛みはまだ序の口。躰中に抓んだ痕の痛みが襲ってくる。その上から鞭で叩かれてさらに泣き続けてしまう。
それだけでは済まない。その上から搾ったレモンの汁らしきを塗られ全身に強烈な沁みが襲って来た。失神していたと思う。
到底耐えられる痛みの沁み方ではなかった。
そのあと傷だらけと思う躰に蜜を垂らされ爬虫類に舐められてしまう。
強烈な不快感に気が狂いそうになる。復讐の為と言い聞かせる。何とか気が狂わないで済んでいた。
寝ているとあの恐ろしさが蘇ってしまう。
復讐の目的がなくてあのようなことをされたら気が狂っていたと思う。
鞭が躰のフロント面を叩いて来た。
叩いて来る会員の表情は残忍そのものである。叩かれる自分に何の配慮も持ってないと思う。
ただ性的虐待の満足感を叩きつけて来る。悪魔以外の何者でもない。
乳房、腰、太腿、さらに一番弱い女の部分の粘膜を叩かれた。
恐怖に震えて身構える。そこを興奮の絶頂を極めた表情で叩いて来た。
強烈な痛みが浸透して来る。一発でも耐えられない。堪える余地がなく暴れながら悲鳴を上げてしまう。
死ぬかと思うような鞭叩き拷問が続いた。苦しくて荒い息遣いに成って藻掻き震え続けてしまう。
女の部分の粘膜を叩かれた痛みが浸透して究極に襲って来た。どうにも堪えられず狂ったように暴れても堪えられない。
合計三十発は叩かれた。最後の五発が女の部分の粘膜狙いである。
二人のコンパニオンが手伝って両方から女の局部の小陰唇を両側から引っ張られた。
泣き喚いて許しを求めても会員の男は動揺しない。
三十人足らずで高い金を分担したからとことんやらないと気が済まないのだと思う。
クリトリスから尿道の亀裂付近をきっちり叩かれた。
最後は焼かれてしまうと分かっていてもこの時の痛みが耐えられない。
暫く狂ったように悲鳴を上げ続けていた。
漏らしてしまったあと意識が遠のいて判らない。
スタンガンを簡易にしたような物で衝撃を食らって意識が戻った。膣にまたあの忌まわしいクスコが入っているではないか。
コンパニオンの一人が鰻を掴んでいる。
朦朧としながらも思わず悲鳴を上げてしまった。
コンパニオンは山下茉由の悲鳴を聞きながら鰻の頭をクスコに入れてしまう。
狂ったように悲鳴を上げた。
鰻の頭が子宮頸部を突いて来る。
ぎゃーぎゃー泣き喚いた。
また僅かに漏らしてしまう。
コンパニオンはそれを見て鰻を離して逃げる。
そのまま鰻はクスコから抜けて演台に落ちた。
山下茉由は震えが止まらない。思い出しても強烈な不快感である。
六月十三日。
山下茉由は退院した。
昼前に病院を出る。既に利根川元教授の姿は病院になかった。
京橋から大阪、新大阪と乗換てのぞみ92号で東京に向かう。
座席に沈むと嫌な記憶が蘇る。
宇治原歳加年ともう一人。高枝斬り鋏を山下茉由の乳輪に当てていた。何故か宇治原歳加年の顔が蘇る。
医者らしき白衣の男と宇治原歳加年の席のコンパニオンが止血パットを持って構えていた。
既に病院の救急車が輸血の準備をして待機していたらしい。
二人が同時に乳輪を高枝斬り鋏みで抓み上げるように挟んで一気に斬り落とした。
断片的な記憶しかない。
胸から腹は血の海。局部麻酔と全身麻酔を掛けられた。
翌朝利根川教授の処置が終わったらしい。
意識を戻したのは二日後だった。
東京に戻ったらドローンをかき集める。一か所で何台も買うのは危険である。
半分くらいは通販で済んだ。
火炎瓶は自分で作れる。
ガソリンを撒く缶も規制品の缶をドローンから撒き散らせるように改造した。
中古の軽トラを購入する。
荷台をドローンの離発着用のヘリポートに改造した。
ドローンを飛ばせる場所に行って何度も訓練する。一度に十機飛ばすソフトも自作した。
自殺してしまった二人の女性の恨みも一緒に返す。
時間軸は少し戻る。
六月十三日。
木村草太若頭補佐は川口の会長から強いお叱りを受けた。
復讐後に山下茉由が逮捕された場合を考慮してない。
木村草太若頭補佐は山下茉由の見張りと後始末を依頼するしかないと悟る。
しかし費用は出せなかった。
次の獲物を生駒に回して提供する約束で片が着いたのである。
その日から東京に戻って来た山下茉由に三体のロボットが交代で見張りに付いた。
組織の派遣人を頼まなくて済むようになったのである。
六月十四日。
山下茉由は決行の日を六月十六日の深夜と決めた。
翌日は工場が稼働するので富久山哲郎は必ず工場に泊まる。
そして従業員は日曜日で居ない。
当日はドローンで所在を偵察する。
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