【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第四十五幕


現代のからゆきさん


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 男は三発目を構えた。
 本庄珠奈は日本人の女を叩きたいという男の言葉に恐怖感が拭えない。SMプレイと言うより憎しみを込めて叩かれている気がする。
 三発目は乳首を直撃して来た。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な痛みが染み渡る。
 「う、ううーーーーーーーーーーん。うーーーーーーーーーーーーーーー」
 躰を揺すって藻掻く。
 四発目は太腿に来る。
 太腿を二本揃えて叩きつけられた。
 「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 十字架を両手首で揺すって藻掻き苦しむ。
 それを見ている男の興奮が本庄珠奈にも伝わる。
 「い、いたいーーーーーーーーーーーーーー」
 さらに両脚を交互に揺すって藻掻く。顔は汗を噴く。涙が目頭に僅かに溢れかけた。
 
 越後湯沢。如月鬼堂の居間。
 GW中の人も稼働日の人もある。十連休が概ねだが愛好会のショーは後半としていた。
 あれから熱海店の他に生駒の改装も計画されている。
 どうであれ今回は古い店舗とプレイルームに分散しての開催となっていた。
 本日は準備のため主な面々が集まっている。
 大河内税理士、館山弁護士、杉下一行、福富麻次郎及び三店舗の店長と本多椿である。
 「あれから同じような動画が四本アダルト系の動画公開サイトに投稿されていました」
 杉下一行はUSBで持って来ていた。
 一本だけ確認して残りは早送りで済ませる。
 四本とも内容は最初の一本と同じ台本と思われた。ただモデルが代わっただけである。
 「同じ連中が一人ずつ機械的にサンプルを作っただけだな」
 「これでもマニアはダウンロードしますよ。まあ事件性はなさそうですね」
 「責め手に迫力はあるが全く同じ内容と言うところが何とも言えない。仕事だからやっていると言うところだな」
 「まあ。連続拉致強姦事件の連中には関係なさそうですね」
 この時点では如月鬼堂も杉下一行の言う通りと思った。
 
 R国。高級SMクラブ。
 本庄珠奈が虐められているプレイルームである。
 本庄珠奈は乳房、腰、太腿を真っ赤な蚯蚓腫れの筋だらけにされた。
 拷問椅子に移され痛みと躰の疲弊にぐったりしたままである。
 韓国人の男はビーカーにアルコールランプの火で蝋燭を溶かしていた。中身はSMクラブで提供するSM用の和?燭である。
 これを蚯蚓腫れだらけの本庄珠奈の躰に掛けるべく温度を整えていた。
 それを拷問椅子に磔にした本庄珠奈の躰に乳房から流す。
 「う、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 ソースを掛けるように右に左に線を引くように流して行く。
 「あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーー」
 蚯蚓腫れの上をなぞっている。
 本庄珠奈はサイレンの様に悲鳴を上げ続けた。
 男は腰まで掛けると女の部分を指で広げる。
 「あーーーーーーーーーーーーーーー。そこはやめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。だめ、いやあーーーーーーーーーーーー」
 泣き叫ぶ。
 男の指の間で尿道と膣口が露になっていた。
 容赦なく流し込む。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴になる。
 さらに太腿から内腿の蚯蚓腫れに掛けて行く。
 「あーーーーーーーーーーーーーーふぁあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーあがああーーーーーーーーーーーーーーー」
 内腿は強烈に沁みる。
 「あふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 太腿の表面が重なって叩かれて皮膚がザクロの様に割れた上から掛けられてしまった。
 「あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーー」
 本庄珠奈は涙を溢れさせてしまう。
 プロのSM嬢ではない。恐怖にぶるぶる震えている。
 男は本庄珠奈の躰に流した蝋涙にドライヤーを冷風にして常温の風を送って乾かす。
 さらに竹刀を準備していた。
 本庄珠奈を拷問椅子に磔にしたまま躰に被った蝋涙を竹刀で叩く。
 「う、ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 乳房の蝋涙は粉々に割れる。そして大きな塊が剥がれ落ちた。
 乳房と乳首が剥き出しに成った部分をもう一発叩く。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な痛みである。
 次は腰に飛んで来た。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 蝋涙の大方が砕けて落ちる。細かい残骸だけが肌に残っていた。
 次は太腿に来る。
 「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 内腿はかなり痛い。
 男は綺麗に成るまで全身を竹刀で叩き続けそうである。
 
 高級SMクラブの小勝明菜の泊められた部屋。
 「何度言ったら判りますか。私は出稼ぎに来たのではないです」
 小勝明菜はごね続けていた。
 「こっちは金払っているの。この国では合法なのよ。騙された云々は日本に帰ってから言え!!」
 一番マッチョな男は強い口調で言い被せる。
 「五人の客をSM嬢として相手をしたら一人二千ドルで払って日本に帰らしてやる。それ以外はいくら言っても駄目だ」
 小柄な男は説得口調である。
 「五人客を受けたら間違いなく帰してやる。日本に帰って警察でも何処でも行けば良い。もうやられちゃったのよ。動画も公開されている」
 背の高い男が宥める。
 「えーーーーーーーーー。動画を公開」
 小勝明菜は驚愕した。
 「普通はこのクラブのサイトだけだがお前を紹介した業者な。佐賀美野にそっくりな女がエスコートして来る業者だ。あそこは日本でも公開するのよ」
 一番マッチョな男が追い詰める。
 「日本でも宣伝しているのですか」
 「違うよ。アダルト系の動画投稿サイトに投稿するのだよ」
 「そんなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 小勝明菜は恐ろしい事態に慄く。最早絶望である。
 「お前言っとくが日本に帰ってから警察行けよ。この国の警察行ったら相手にされないばかりか他のクラブに売られてしまうぞ」
 小柄な男が注意口調で言う。
 まるで江戸時代の下っぴきが夜鷹を捕まえて吉原に売ったようなものである。
 小勝明菜も海外ではそんなこともあると想定はつく。否定はできない。
 「このままじゃ生きて帰れないぞ」
 「五人だけだ。今なら日本円に換金したら一人三十数万になる」
 「まあ。寝ながらもう一晩考えな」
 一番マッチョな男がそう言い置いて全員出て行く。
 小勝明菜は絶望のあまり床に倒れ込んでしまった。
 
 高級SMクラブ。本庄珠奈が虐められているプレイルームである。
 本庄珠奈は躰中竹刀で叩かれ蝋涙の破片を落とされた。蚯蚓腫れの上から素肌に竹刀叩きである。
 尋常な痛みではない。
 泣きに泣いた。
 韓国人の男はまだ許さない。
 レモンを何個か持ち込んでいた。
 それを真っ二つに切る。
 そのまま乳房の蚯蚓腫れの痕に擦りつけてしまう。
 「ぎゃああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぎゃあああーーーーーーーーーーーーーーーああーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 本庄珠奈は狂ったように喚き暴れる。鞭の蚯蚓腫れを竹刀で叩かれた上からレモンの汁を擦りつけられたのである。
 強烈に沁みる。
 「ぐぎゃああーーーーーーーーーーーーーーーーー。あはああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あがああーーーーーーーーーーーーー」
 もう堪えられる痛みではない。藻掻き続ける。
 「あがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 そして失禁してしまう。
 それでも男は太腿の蚯蚓腫れにも切ったレモンを当てて搾りながら蚯蚓腫れをレモンの切った断面でなぞる。
 「あがふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。がふぁああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーー」
 本庄珠奈は涙を溢れさせ藻掻き暴れ続けた。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーー。あがあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あがああーーーーーーーーーーーーーーー」
 男は極めて満足そうである。
 そのまま拷問椅子の戒めを解いた。
 本庄珠奈は瞬間これで終わらせてくれるかと思ったが束の間である。
 躰を持ち上げられてベッドに投げつけられた。
 プロレスラーがマットに投げつける如くである。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 そのまま押さえられて四の字固めにされてしまう。
 「うぐうううーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐふぁあああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 藻掻き男の躰をトントンするギブアップの仕草をしてもなかなか開放しない。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 本庄珠奈は藻掻き泣き続けた。
 男はここまでと満足を窮めて本庄珠奈をベッドに放置して帰る。
 幹部らしい女性が来て躰のケアをしてくれて部屋に運ばれそのまま眠ってしまった。
 
 五月八日。
 木内圭菜は連れて来られて五日目である。
 本庄珠奈と同じように国連職員佐賀美野にそっくりに作られたロボットに騙された。
 小勝明菜と同じように強引な説得に従うしかなかったのである。
 とにかく日本に帰ることが最優先。本庄珠奈と同じ結論に行くしかなかった。
 今日が初めての客である。
 客は松尾奈々代に最初に付いた中国人。
 同じように行き成り全裸に剥かれて生挿入、生中出しされてしまう。
 かなり痛くて既に泣いてしまった。
 続いてその男は木内圭菜の躰を抱き上げて拷問椅子に移す。
 縄で確り膝と手首を固定する。腰だけ拷問椅子のベルトで固定した。
 クスコを取り出す。
 「いやーーーーーーーーーーーーー。そんんなのーーーー。だめーーーーーーーーーーーーーーー」
 木内圭菜はクスコを見て叫び拒絶する。
 「?嘴,?就是我?的交易!(黙れ約束の範囲だ)」
 言葉は判らないが強硬姿勢である。
 男は一応ワセリンを塗って一気に突っ込んでしまう。
 「うふ、ううーーーーーーーーーーーーーーーん。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 木内圭菜は衝撃にまだ叫ぶ。
 螺子を回して一気に奥を広げる。
 カメラを接続してモニターに内部を公開してそれを指さす。
 「いやあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。いやああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 木内圭菜には到底耐えられない。
 男は既に蝋燭に点火していた。
 『見るだけじゃないぞ』
 男は日本語に翻訳したスマホを見せる。
 「・・・・・」
 木内圭菜にさらなる恐怖が奔った。
 男は肘掛けの横のハンドルを回して拷問椅子を後ろに倒してクスコの口を真上にする。
 蝋燭二本を手にした。既に芯の周りに蝋涙が液状に溶けていた。
 それを二本一気に流し込む。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 躰を硬くして拷問椅子を揺すって強烈な悲鳴になる。
 「だめーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 木内圭菜は泣き叫ぶ。
 『クラブのメニューの範囲内だぞ』
 また翻訳した内容をスマホで見せる。
 「そんなーーーーー」
 男はさらに二本流し込む。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーーーーーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーーーー」
 木内圭菜はサイレンの様な叫びを上げ続けた。
 男は蝋涙をクスコに流し終わって固まるまで待つ間にタブレットで店のプレイメニューを見せる。
 そこには恐ろしいプレイ内容が列挙されていた。
 「・・・・・」
 絶望と怒りが込み上げる。
 この内容で無事に帰れるのか不安になってしまう。
 此処から逃げ出したい。それは難しい。日本に逃げ帰るにも金もパスポートも取り上げられている。
 それで逃げたら此処の連中の言う通り警察に捕まえられて売り飛ばされるのではないかと思う。
 男は蝋涙の固まったクスコをそのまま抜く。
 大方蝋涙は取り出された。
 もう一度クスコを綺麗にしてワセリンを塗る。
 膣の奥に残った欠片をピンセットで取り出す。
 男は小袋に入れられた山芋の擂り汁を取り出した。それをクスコの奥に流し込まれてしまう。
 木内圭菜にはそれがどういうことか判らない。
 強烈に痒くなるとは想像もしてなかった。
 男は風呂に湯を流しながら時間を見計らう。
 やがて痒みが木内圭菜を襲い始めた。
 「うぐうーーーーーーーーーーーーーーーーー。かゆいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 木内圭菜は拷問椅子を揺すって藻掻く。
 男は片手の縄だけ解いた。
 『湯は準備してある。自分で縄を解いて酢を流し込んで山芋を中和して湯で膣を洗え』
 またスマホで翻訳した日本語を示した。
 既に木内圭菜は膣の中が強烈に痒い。
 股間を揺すって藻掻き続ける。
 右手は解かれても左手がなかなか外れない。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーん。ああ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。かゆいーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 藻掻き取り乱す。
 ようやく左手は外れた。
 膝の縛りを解く前に膣に指を突っ込む。
 猛然と掻き回した。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。あ、ああ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーー」
 どうにも痒みに堪えられない。
 酢で中和とスマホに表示されたのを思い出す。
 とにかく脚の戒めを解く。
 急いで拷問椅子から降りて酢の瓶の蓋を開けてそのまま膣に咥え込む。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 お尻を突いて倒れ込んで酢を膣内に流し込んだ。
 そのまま酢の瓶を持って浴室に駆け込む。
 湯に飛び込んで膣に指を突っ込んで膣の中を洗った。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーん。ああ。ああ。あはあ。はあ。はあ。はあ。はあ」
 暫く荒い息遣いを続ける。そしてようやく落ち着けた。
 浴室から出たらもう一度拷問椅子に磔にされる。
 まだ終了には時間が充分にある。
 男は電子鞭を片手に持って拷問椅子に大股開きに固定された木内圭菜に挿入して来た。
 挿入したまま電子鞭を乳房に当てる。
 「ぐわあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 痛みに木内圭菜の躰が震撼した。
 次は乳輪の直ぐ横に当てる。
 「ぐふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈に痛い。
 顔は恐怖に歪み汗を噴く。
 次は内腿に来た。
 「がふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 痛みに木内圭菜の躰は強烈に震撼する。
 それは膣の中に侵入した男のペニスに強い刺激を与えた。
 男はそれを遊んでいる。
 次は臍の横を擦られてしまう。
 「ぐうふぁあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 木内圭菜の躰は痛みにぶるぶる震える。
 散々電子鞭で甚振って興奮が高まり男は膣の中で果ててそのプレイは終了になった。
 木内圭菜には恐怖のプレイ時間であったがこの中国人は此処ではまだソフトの分類だったのである。
 
 五月九日。
 越後湯沢。如月鬼堂の居間である。
 朝は雨が残っていて関東は涼しい一日であった。
 報道番組は夫婦の遺体遺棄事件の主犯らしきが逮捕されてからようやく確信に近付いたニュース。
 さらに昨日のストーカー殺人事件の犯人が殺された女性に一千万以上次ぎ込んでいたニュースで蹂躙されていた。
 如月鬼堂には静かな一日である。冷房も暖房も要らない丁度良い日と言えた。
 客人なしで夕食の出前を頼んでビールを飲み始める。
 そこに館山弁護士とテレビ会議が繋がった。
 「海外出稼ぎのSM動画の一人ですが家族が騒ぎ出しました。木内圭菜と言いますが国連職員佐賀美野に誘われて日本を出発したと言うのです」
 「うむ」
 「連絡も付かないとのことです。そして国連職員佐賀美野はウクライナに居てその件には関わりようがないそうです」
 「そう言うことか。国連職員佐賀美野はそっくりに作ったロボットであの連中が関わっていたな」
 如月鬼堂はようやく連続拉致強姦事件の犯人六人の関りを認識する。
 「そのようです」
 「しかし奴らのこれまでの目的に一致しないな」
 「どうでしょうまだ何か隠されていませんかね」
 「今度は出稼ぎ斡旋に厳しくなっているからな」
 如月鬼堂は自分らの会合などに影響されたくない。強力な弁護士団が付いてなければ今どうなっているか分からないのである。
 集団乱交の催し物が摘発された時は震撼した。
 一番嫌なのは規制強化である。
 「とにかく情報収集します」
 館山弁護士も何となく嫌な予感がしていた。
 「ところでタワマンのストーカー殺人だが。あの男は自分で請求しないで弁護士を立てれば良かったのだよな」
 「まあ。女性がつきまといと言えば警察はその対処になってしまいますね。弁護士なら請求に行かず内容証明を送るだけです。結婚詐欺で刑事告訴する場合もあります」
 「まあ。金は大方戻って来ないな」
 「そうですね。内容証明に刑事告訴と書いて示談に応じて店を手放して返金して来ればかなりは戻ります」
 「要するに自分で行ったので体よくストーカーにされてしまったのだな」
 「そんな感じでしょうね」
 
 五月十日。
 連続拉致強姦事件の犯人六人のアジトである。
 朝はかなり涼しく午後も天気予報で夏日と言うほどには熱くない。
 テラスでバーベキューを焼く。生ビールのサーバーも出されてジョッキで配られていた。
 「タワマンのつきまとい刺殺事件と同じような奴が警察にストーカー扱いされていると相談して来た」
 川口の会長が切り出す。
 その男は女の店の開店資金に二千万渡した。
 小料理屋のカウンターで飲んでいた時向こうから近寄って来たのである。
 一か月くらい交際が続いた。
 男は六十歳。両親の遺産だけで生活して無職。結婚歴はない。小野寺健太という。
 女は今里栞菜といった。
 二十八歳である。
 今里栞菜は美容師。自分の店を持ちたいという話を始めた。
 よくある狡い女の出方である。
 小野寺健太は自分が力になれたら良いのだがと今里栞菜の意思を確かめたらそれなりの答えが返って来る。
 金を渡してしまったら今里栞菜の態度は豹変した。
 抱いたのは一回だけである。
 「こいつが報復したいと言うのか」
 印刷会社の社長はやや冷ややかな表情で言う。
 「そうだ」
 「これ弁護士に任せたら治まる話だぞ」
 「それじゃ面白味がない。なかなか良い女だ。報復を手伝って動画をばら撒いてやろう」
 「そいつに死ぬ覚悟はあるのか」
 「もうこの男には自宅以外何も残ってない。仕事も就けないようだ」
 「女の質は悪くないな」
 医者の男はやる気になる。
 
 R国。高級SMクラブのプレイルーム。
 小勝明菜に客が付いた。


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