【SadoのSM小説】
最期のSM小説家
第三十二幕


続犯罪連鎖


この物語はフィックションであり実在の人物機関とはなんらかかわりがありません。
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 中井静雄は直ぐに電流を切る。
 「ふふふ。婦警さんがお漏らしですか」
 中井静雄は嬉しそうに詰った。
 「おのれーーー」
 若井千奈美巡査長は怒りにわなわな震える。
 「恥ずかしいお姿は後日配信させて戴きます」
 中井静雄は愉しんでいた。
 「その前にお前は掴まるよ」
 若井千奈美巡査長は悔しさにハッタリである。
 「どうかな」
 中井静雄はそれを見抜いている。仲間の刑事に伝わっていれば一人で乗り込んで来るはずはない。
 「時間の問題よ」
 「それなら人質は二人です」
 中井静雄は南七香とのこのこ入って来た婦警が人質と言う。だが篭城する意志はない。
 「此処に篭城しても逃げられないよ」
 若井千奈美巡査長はここだけ自信を持って言う。
 「その時は自爆だよ」
 中井静雄もハッタリである。
 「お前もか」
 これまで何人かの犯人が自爆している。警察も甚大な被害を出していた。若井千奈美巡査長はハッタリとは受け取れない。
 「もうじき婦警さんの仲間の刑事が押し寄せて来るのだな。その前に婦警さんの悲鳴を愉しんでもう一人のように溶けて貰おう」
 中井静雄もまだスマホを流したのが功を奏したとまでは思わなかった。
 中井静雄はまた電流を流す。
 「あはーーーーーーーーー。あは。あは。あは」
 若井千奈美巡査長の躰はがくがく震える。
 中井静雄は電流を切った。
 「あはあーーーーーーー。はあーーーーーー。はあ。はあ。はあ」
 若井千奈美巡査長の躰は荒い息遣いにひくひく震えている。
 中井静雄は電流を入れては切り三回繰り返した。
 「もうお漏らしは期待できないな。そのクリップを引っ張り飛ばして悲鳴を愉しませてもらうぞ」
 中井静雄は次の愉しみに切り替える。
 二つの乳房を横に渡した銅線の両端を掴む。
 「行くぞ」
 中井静雄は若井千奈美巡査長の顔を見下ろして宣告する。
 「おのれーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長は歯を噛み締めて中井静雄を睨み返す。
 中井静雄はその表情を見ながら一気に引っ張る。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐううおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 強烈な悲鳴が上がった。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーーーー。ううおおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長は痛みに躰を固く強く揺すって藻掻き続ける。顔は汗を噴いていた。
 「次はこっちの二本だ」
 中井静雄は太腿から女の部分の粘膜までを鋏んだ二本の銅線を両手で一本ずつ掴む。
 「あーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長は恐怖に慄き震えた声で叫ぶ。
 「ふふ」
 中井静雄は期待を込めた。
 目つきが残酷になる。
 一気に引く。
 「ぐわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐぐわわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長の躰は迫り上がって固まる。そして強く揺すった。
 「ぐおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ぐおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長の躰はまた固まったように止まって悲鳴を上げる。そして強く跳ねるように揺すって藻掻く。
 「ぐおーーーーーーーーーーーーーーーー。うおーーーーーーーーーーーー。おーーーーーーーー。おーーーーーーーーー」
 なかなか悲鳴は治まらない。
 中井静雄はブジーで尿道口を突く。
 「ぐうーーーーーーーーーーーーーーーー」
 ブジーを抜くと僅かに潮が飛び出す。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長は強烈な痛みの上に恐ろしい屈辱である。
 「此処は婦警さんのDNAが残ってしまった。掃除をしても無駄らしい」
 中井静雄は全く動揺してない口ぶりである。
 「そうよ必ず捕まるよ」
 若井千奈美巡査長は願いを込めて言う。
 「まあそれまで婦警さんを玩具にさせてもらいますよ」
 中井静雄は南七香に使ったクスコを取り出す。
 「やめろーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長の叫びを無視して膣に突っ込む。
 「あーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーー」
 強引に抉じ開ける。
 中井静雄は長めのブジーを取り出す。
 ペンライトで中を照らして撮影しながら子宮口にブジーを突っ込む。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長の躰が大きく震撼して太腿の筋肉が怒張する。
 「ぐううーーーーーーーーーーーー。ううーーーーーーーーーーーーーーーー。うーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長の悲鳴はなかなか治まらない。
 「さあて婦警さんにしょんべん流し込むぞ」
 中井静雄は小さな開口器を取り出す。それを若井千奈美巡査長の広げた膣の奥の子宮口に差し込む。
 「ぐううーーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長の表情は究極に破裂する。
 中井静雄は変な道具を取り出す。
 ペットボトルを切って造った漏斗。その先端にカテーテルを繋いだ自家製の道具である。
 子宮を広げた開口器にそのカテーテルの先端を差し込む。
 「なにするーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーー」
 中井静雄は社会の窓からペニスを出す。ペットボトルの漏斗にペニスを落とし込んで小水を流し込む。
 「ああ。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。ああーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長は慌てふためき叫ぶ。恐ろしい行為である。
 中井静雄は次にそのカテーテルの先端を若井千奈美巡査長の尿道の亀裂に突っ込んでしまう。
 「あ、ああーーーーーーーーーーーーーーーーーー。やめろーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 中井静雄は若井千奈美巡査長の膀胱に自分の尿を流し込む。
 「ああーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーー。ああーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長は藻掻き叫び続ける。
 中井静雄がカテーテルを抜くと若井千奈美巡査長はどうにも堪らず自力で小水を押し出す。
 「おのれーーーーーーーーーーーーー。なんてことをーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長は小水を流しながらどうにも修まらない怒りの言葉を吐きつける。
 中井静雄はそれもカメラに収めた。
 「最後まで遊ぶぞ」
 中井静雄は猟奇になり切っている。こんな心算ではない。南七香を晒し者にして店に戻して終わる予定であった。
 侵入者のあった場合の準備はしていた心算である。それでも事態は中井静雄の予測にない最悪の状況となった。
 「やめろーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長も先輩に従って報告しなかったことに後悔している。いつ捜査がこの場所に及ぶか希望は薄い。
 このまま此処で殺されて溶かされてお宮入りかもしれないと思う。
 「婦警さんの乳首を斬り落とす」
 中井静雄は店で使うぺティナイフを取り出す。それを砥石で研ぐ。
 「やめろーーーーーーーーーーーー。もうーー」
 「それ以上罪を重ねるなか。はっはっはっはっは。もうここまでで充分死刑だよ。後は何処まで行っても同じだ」
 中井静雄は嘲け哂う。
 「おーーのれーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長はどうにもできない怒りに沸騰する。
 中井静雄は南七香に使った柄付きの小型ローターを取り出す。乳首を斬るのは後回しにした。
 「いい声で鳴いてもらおう」
 中井静雄は子宮に刺さっていた小さな開口器を抜く。
 若井千奈美巡査長の膣の奥を二本のローターで挟むように責める。南七香への責め方と同じである。
 「あーーーーーーーーーーーはあーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長は堪えられない。
 「あーーーーーーーーーーーやめてーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーーーー」
 中井静雄は左右交互にローリングさせる。
 「あーーーーーーーーーーーー。あはあーーーーーーーーーーーーーー。だめーーーーーーーーーーーやめろーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長は踏ん張って抵抗しようとした。
 中井静雄は時間がない。一気に責め落したいと焦る。この二人が来なければ店を捨てる必要はなかった。
 何としてもこの女刑事の恥を社会に撒きたい。
 「あはあーーーーーーーーーーーーーー。やめ、ろーーーーーーーーーーーーーーー。ああはああーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 既にクスコから膣液が流れ出ている。
 中井静雄はやや考え直してローターの先端の動きをゆっくりにした。さらにそれを局部で止める。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。あーはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長の股間が強く痙攣していた。そして藻掻くように躰を強く揺する。
 「あはあ。ああ。あはあ。ああ。ああ。ああ」
 若井千奈美巡査長の躰は強く痙攣を続けていた。
 若井千奈美巡査長は無念極まりない。
 中井静雄はやや納得した。そして電源の準備をする。
 若井千奈美巡査長の頭に電源から繋がった金属の輪を嵌める。
 クスコの縁に電源から繋がった鰐口を接続した。
 右の乳首の下に太い針を通す。
 「あーーーーーーーーーーーーーー」
 その針にも鰐口を接続する。
 これで死刑の準備はできた。
 もう一度ぺティナイフを持つ。
 「あーーーーーーーーーーーーーー。やめてーーーーーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長は乳首を斬られると判って断末魔の悲鳴を上げる。
 中井静雄は若井千奈美巡査長の左の乳輪にペティナイフの刃を当てた。
 「あーーーーーーーーーーー」
 中井静雄は一気に引き斬る。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 直ぐに止血パットを当てた。
 そのまま電流をながす。
 「う、ううーーーーーーーー」
 若井千奈美巡査長の躰は目を瞑ったまま振るえ続ける。
 中井静雄は十分待って電流を止めた。
 脈を診て死亡を確認する。
 中井静雄は松本真里菜巡査部長を溶かした液を抜く。下水に流したのである。そして新しい液を入れる。
 若井千奈美巡査長の遺体を投げ込む。
 中井静雄は最後の名残と南七香を強姦したくなった。
 「もうお前の中にザーメン残しても同じだ。婦警の侵入で此処を捨てるしかない」
 「やめてーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は抵抗する。大きく広げられた太腿の筋肉は怒張している。中井静雄のペニスは膣に侵入できない。
 「力抜け」
 中井静雄はビンタする。
 「いやだあーーーーーーーーーーーーー」
 中井静雄は指を突っ込む。
 「い、いいやあーーーーーーーーーーーーーーー」
 指は入ってしまう。
 中井静雄はもう一度突っ込む。
 南七香はまだ抵抗する。
 中井静雄はもう一度クスコを突っ込む。
 ブジーを掴んで先端を子宮口に押し込む。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーあはあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は強烈な悲鳴を上げる。腰を揺すって痛みに藻掻く。
 中井静雄はブジーを抜いてクスコも抜く。
 もう一度挿入する。
 今度はもう抵抗力はなく入ってしまう。
 「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 南七香は無念の悲鳴である。
 中井静雄はこれが最後と欲望の限りピストンして南七香の女の奥に果ててしまう。
 南七香は目を瞑って涙を滲ませていた。
 中井静雄はもう一度南七香を眠らせ深夜に南七香の店に運び込む。全裸のまま店の床に大股開きで磔にした。
 中井静雄は軽く荷物を纏めて車で空港に向う。
 
 中宮警視正ら専従班と長野県警はSM愛好会の会員に一人ずつ聞き込みを続けていた。
 長野県警と合同捜査も全員に辿り着くには時間が掛かる。
 犯行時間が長いので誰でもアリバイがある。会員以外に見せた者は殆んどいない。その中でも一緒に見た者にもアリバイがあった。
 南七香の動画の配信が止まったのでどうなったか如月鬼堂の代理人弁護士館山嘉朗から問い合わせがあっても捗捗しい回答ができない。
 
 宇佐美。如月鬼堂の居間。
 再び南七香の動画が公開された。強姦される部分である。
 「犯人はもう何も要求していませんね」
 「全く状況がわからないな」
 「捜査に当たっていた女性刑事が二人行方不明らしいです」
 館山弁護士が中宮警視正から聞いた内容を説明した。
 「犯人はそっちの対処に時間を掛けていたのか」
 「そうかもしれません」
 館山弁護士は南七香の動画の公開を直ぐに中宮警視正に通報する。向こうでも既に確認していた。
 暫くして今度は若井千奈美巡査長の動画が流れる。
 「これに時間をかけていたのではないですか」
 ようやく館山弁護士らは状況を理解した。
 「しかしこの婦警は何で犯人に捕まったのだ」
 「変ですね。犯行現場を突き止めたのなら警察が乗り込めます」
 「警察は行方不明の二人の行動を掴んでなかったのでしょう」
 「勝手に捜査したか。それでも連絡は入れているだろう」
 「そうですね」
 犯行現場が特定できず南七香の行方も判らない。その夜はとにかく睡眠を取ることにした。
 
 翌日二月二十六日。
 午前中は如月鬼堂も原稿を書きながらテレビの報道に注目している。
 長野の権堂に在る南七香の焼肉店に店長が出勤して南七香の途轍もない姿を発見した。
 直ぐに警察に通報して南七香は病院に運ばれる。発見されたとき南七香は意識を失っていた。
 館山弁護士らは病院に向う。
 既に土曜日。如月鬼堂はインターネットアダルト放送の日である。
 スタジオ入りして本多椿らと打ち合わせする。南七香の件には触れないと決めた。ロシアとウクライナの話題で行くことにする。
 
 権堂の周辺の聞き込みが行われて松本真里菜巡査部長と若井千奈美巡査長が聞き込みに来ていたことが判る。
 居酒屋やまにだけ地下店舗があることを突き止めてそこに向かったと推測された。
 居酒屋やまは施錠されて表はシャッターが下り裏も施錠されていた。
 経営者の携帯を調べても連絡は付かない。
 それでもまだ犯人、犯行現場と決まった訳ではなく一応礼状を取ってから踏み込む。
 踏み込んで先頭の刑事が階段の踊り場に差し掛かったとき床が落ちる。中井静雄がセンサーで開く仕掛けにしていったのである。
 「あーーーーーーーーーーーー」
 先頭の刑事は網の中に落ちた。そこに電流が流れる。
 「うおーーーーーーーーーーーーーーー」
 次の刑事が踊り場を飛び越えて階段から地下に降りる。懐中電灯でスイッチを探す。
 ブレーカーを落として電流を止める。
 網を外して刑事を救い出したが絶命していた。
 内部に誰もいないことを確認する。直ぐに鑑識が作業に掛かった。水槽の存在が判明する。その時には若井千奈美巡査長の躰は殆んど解けていた。
 直ぐに中井静雄が指名手配されたが海外に飛び立った後である。
 南七香が意識を回復して女性警察官の聴取で松本真里菜巡査部長と若井千奈美巡査長が殺されて水槽で溶かされたことが判明する。
 その後館山弁護士が付き添って他の面会は謝絶した。マスコミの取材も館山弁護士が対応する。
 「犯人は南さんの長野店の斜め前の居酒屋やまのオーナーでした」
 「ああ。そうです。話の内容から飲食店のオーナーと思えました。逮捕されましたか」
 「いいえ。海外に逃亡しました。亡くなった二人の女性警察官が報告なしに捜査を行ったので警察の対応が遅れました」
 「犯人は刑事さんらのスマホを川に流しに行きました」
 「それが捜査範囲を絞らせなかったのですね。ところで愛好会は犯人の要求通り審査中の希望者を全員通しましたが犯人はどう反応しました」
 「それダミーです。目的は私が女でかつ社長だからです」
 「ええーー」
 館山弁護士の表情が変わる。
 「コロナ過を愛好会のショーで会社の運転資金を繋いだ。その動画が愛好会の内部だけに配給されて外に出ないのが許せなかったと言うのです」
 「そんなことで犯罪を」
 館山弁護士はやれやれという表情である。
 「ほんとに酷い」
 南七香はまた嗚咽した。
 「しかし犯人は誰から動画を見せてもらったのかな。警察の捜査でもまだ判ってない」
 「あいつは私が店に出入りしているのに目をつけて調査したのよ」
 「これまでの犯人とはやや違うな」
 南七香の五つの店には館山弁護士が状況を確認した。誰も辞めたり何か言ったりしている者も居ない。そのまま長野店以外は営業されていた。
 
 インターネットアダルト放送の局は事件の解説を強く要求してくる。如月鬼堂は南七香の素性に触れないように解説した。
 「ウクライナはロシアの侵攻で戦火に塗れました。何とかならなかったのでしょうか」
 高島波瑠が全裸でニュースを読む。
 ここからは本多椿が打ち合わせのペースで進める。
 「鬼堂先生。ロシアに対して西側とウクライナの大統領の対応をどのように思われますか」
 「ロシアが独裁者の独断で暴挙に出たとしか言えません。全く不当な侵略です。心配なのはこれが第一次世界大戦のバルカンにならないかと言うことです」
 如月鬼堂はそう前置きして語った。
 まず私がウクライナの大統領なら国体を捨てて国民の生命を護る。
 軍がロシア軍の盾になって国民を他国に逃がすのが最善と思う。
 そして他の国は経済制裁などして核戦争の発火点にならないことだ。それよりも難民の対応に全力を尽くすべき。
 いつ世界戦争になるか、また核を独裁者が追い詰められて使ってしまうかそこが心配である。
 
 二月二十七日。
 宇佐美。如月鬼堂の居間。
 如月鬼堂は東京駅九時の特急で帰宅した。
 朝食は電車内で済ませる。
 居間には館山弁護士他愛好会の面々が待っていた。
 「なんともふざけた奴に大被害を蒙ったな。警察はおめおめと海外逃亡させた。なんと言うざまだ」
 「酷い犯人です。動機に全く意味がないです」
 館山弁護士も怒っていた。
 「会員を無条件に承認はダミーだったのだな」
 「そうです」
 「逃がしたのは専従班のチームワークエラーか」
 「そうです」
 「あの会員の中に連続拉致強姦事件の犯人が一人くらい居ないかと言った婦警がエラーの現況だったのだな」
 如月鬼堂は昨夜の放送と違って怒りを剥き出している。
 「その通りです。二人とも殉職にはなりましたが。中宮警視正は更迭です」
 「模倣犯と雖も連鎖反応の元凶は連続拉致強姦事件の六人だな」
 「奴等は警察がこの犯人でさえ捕まえられなかったと嘲笑っていることでしょう」
 館山弁護士も呆れている。
 「この先も防衛手段を考えないとな」
 如月鬼堂は困り果てていた。

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